雪野五月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

プロフィール
ゆきのさつき雪野五月
本名	井上由起いのうえゆき
出生地	日本・滋賀県大津市
血液型	O型
生年月日	1970年 5月25日
現年齢	38歳
所属	賢プロダクション
活動
活動時期	1992年 -
デビュー作	少女C（素晴らしき日々）
声優：テンプレート\|カテゴリ

雪野五月（ゆきのさつき、1970年 5月25日 - ）は、日本の女性声優。賢プロダクション所属。京都府生まれ、滋賀県大津市出身。本名：井上由起（いのうえゆき）。旧名：雪乃五月、雪乃皐月（読みは同じ）。

代表作には『犬夜叉』（日暮かごめ役）、『フルメタル・パニック!』（千鳥かなめ役）、『トライガン』（ミリィ・トンプソン役）、『プラネテス』（田名部愛役）、『ひぐらしのなく頃に』（園崎魅音、園崎詩音役）など。

[編集] 人物紹介

[編集] 特色

正統派のヒロイン・おっとりした女性・妖艶な女性・気が強い女性・姉御肌の女性・母親・幼女など、女性役では様々なキャラクターを担当し、また少年役も担当した経験がある。『エクセル♥サーガ』の六本松壱式と六本松弐式、『ひぐらしのなく頃に』の園崎魅音と園崎詩音など、同作品内における演じ分けでも高評価を得ている。

『犬夜叉』（日暮かごめ役）以降は、『フルメタル・パニック!』（千鳥かなめ役）、『BLEACH』（四楓院夜一役）など、気が強い・あるいは姉御肌の女性役での出演が多くなっている。

『ロビーとケロビー』（ロビー役）では、これまでとは違う声質も使用した。

キャリア初期には、ナレーターとしてバラエティー番組のナレーションをすることもあった。

[編集] 経歴

『一休さん』や『めぞん一刻』の視聴がきっかけとなり、声優に憧れを抱くこととなる。声優になることに猛反対していた親や姉を説得して、滋賀県立石山高等学校卒業後に上京。

上京後、専門学校の東京アナウンス学院を1991年に卒業。1992年にNHK教育テレビで放送された洋画『素晴らしき日々』の少女C役で声優デビュー。1996年、『きこちゃんすまいる』（二の宮きこ役）でレギュラーデビューを果たした。

きこはあまり喋る役柄でなかったため、主演とはいえ番組内で声を聞くことは少なかったが、1997年には『中華一番!』（メイリィ役）でヒロインを担当。1998年には『たこやきマントマン』（レッド役）で主演し、『トライガン』（ミリィ役）でサブヒロインを演じるなど、次第に主要キャラクターを増やしていく。

2000年からは『犬夜叉』（日暮かごめ役）でヒロインを担当、知名度をより向上させることとなった。2001年には『サイボーグ009（2001年版）』（003役）、2002年からは『フルメタル・パニック!』（千鳥かなめ役）などでもヒロインを演じた。

2003年5月、芸名をそれまでの「雪乃五月」から「雪野五月」に改名。その後も『プラネテス』（田名部愛役）、『BLEACH』（四楓院夜一役）等、多くの作品に出演、『ひぐらしのなく頃に』（園崎魅音、園崎詩音役）では2役の演じ分けで評価を高めた。

[編集] エピソード

芸名は、学生時代に落語研究会で使用していた名前の一部と、母の名「五月」を合わせたもの。
『ひぐらしのなく頃に』では、魅音と詩音が同時に話すシーンを除き、別録りではなく演技の切り替えによる一発録りで対応している。
『犬夜叉』の声優陣の多くは、原作者を同じとする『らんま1/2』と重複しており、現場は半ば『らんま1/2』の声優の同窓会状態だったという。後に雪野はこれに対し、疎外感を感じていたことを示している^[1]。
4人兄弟の末っ子で双子の姉と兄がいる。
新山志保の死後、持ち役の一部を引き継いだ。
好きな音楽のアーティストに福山雅治を挙げている。
旅が趣味。
女相撲の出場経験あり。

[編集] まじめさ

まじめな性格の持ち主で、曲がったことが大嫌いと言われている^[2]。それが災いしてか、他人からは付き合いづらい所や冗談が通じない所もあると言われる。また軟派な男は嫌いで、まじめで誠実な人が好きだという。
かつては下ネタを嫌っており、1998年に『渋谷でチュッ!』にてゲスト出演した際にも公言していた。しかし、近年は下ネタに便乗した発言をすることもある。また声優としては、『クレヨンしんちゃん』や『女子高生』、『銀魂』といった下ネタの多いアニメにも出演している。