新白雪姫伝説プリーティア
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『新白雪姫伝説プリーティア』(しんしらゆきひめでんせつプリーティア)は、佐藤順一・成瀬かおり原作の漫画作品。それを原作としたTVアニメ。成瀬の作画により『月刊ふぁんデラ(後に廃刊)』(角川書店発行)に掲載された。単行本は全4巻。
美少年が多数登場する女性向けの作品だが、美しい作画・劇的な展開・テンポのよい演出で、男性にもファンが多い。
目次 |
[編集] ストーリー
元気で前向きな女子高生・淡雪姫乃は、小説家の父・薫と貧乏暮らしをしていたが、父の作品のファンで富豪の未亡人・夏江が父と再婚したことにより生活が一転、メイドたちに傅かれる日々が始まる。不慣れな豪邸暮らしに加え、夏江の連れ子・繭根と真綿も心を開いてくれず、シンデレラさながらの日々を過ごす。そんなある日、姫乃の前にリーフェナイツと名乗る7人の美少年が現れる。「災妃(さいひ)」のために世界が危機に陥っており、姫乃こそが世界を救う伝説の戦士「プリーティア」であると言う彼らに協力を求められた姫乃は、戸惑いながらも、戦いに足を踏み入れていく。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場人物
- 淡雪姫乃(あわゆき ひめの)
- 声:吉田小百合
- 本作のヒロイン。父親の玉の輿によってお嬢様となり、リーフェナイトに選ばれてからは立派なプリーティアを目指す。義姉である繭根に嫌がらせを受けていたが、明るくめげずに生き、後に他の家族にも呼びかけて和解し、絆を構築してゆく。
- 颯(はやて)
- 声:鳥海浩輔
- 風のリーフェナイト。姫乃が最初にプリートしたナイトで、姫乃がプリーティアになれる素質を秘めた存在であることを最初に感じ取る。街中で姫乃を凝視していたため、最初は変質者と間違われた。陰で姫乃のボディーガードをしている。自分が原因で、先代のプリーティアを災妃に変化させてしまったことをずっと悔やんでいたが、姫乃と出逢い、接する内に心を救われていく。
- 細(ささめ)
- 声:櫻井孝宏
- 音のリーフェナイト。プリーティアになる決心を姫乃にさせた人物。姫乃の能力を成長させるために協力した。現実世界ではラジオのパーソナリティーの仕事をしていて、実は真綿が密かにイヤフォン越しに想っていた男性。原作とアニメでは、展開及び好きな人が違う(原作:貴子→姫乃、アニメ:貴子一筋)。
- 蛍(けい)
- 声:成瀬誠
- 光のリーフェナイト。姫乃を陰ながら支える男性。普段はゲーム会社のプログラマーとして働き、敵の出現ポイントを予測するプログラムを製作したこともある。冷静に判断して行動することができる。原作とアニメでは、キャラクターデザインが大幅に違う。
- 豪(ごう)
- 声:森久保祥太郎
- 熱気のリーフェナイト。姫乃の相談相手で兄貴肌の男性。下に並ぶ三人の幼いナイト達の世話もしている。普段はカフェのウェイターとして働いている。
- 万年(まんねん)
- 声:矢島晶子
- 冷気のリーフェナイト。自分より小さい初や新のリーダーの役目をしている。淡雪家の敷地でよく3人で遊んでいる。蛍の仕事場に行った時、カップに触れるだけで蛍の飲んでいた物を凍らせてしまったことがある。
- 初(はじめ)
- 声:福圓美里
- 水のリーフェナイト。生真面目で少し流されてしまう一面があるが、しっかりするところはしっかりしている。ナイツは人間と異なり母体から生まれず自然に誕生する存在だが、万年と新と3人、温かく優しい姫乃に母性を感じ、絶対的な信頼を寄せている。
- 新(しん)
- 声:仲西環
- 植物のリーフェナイト。戦う際にある程度の結界を作ることができる。植物の状態や思っていることを把握する能力がある。原作では、力の使い過ぎにより消滅するも、成長を遂げ「白のプリーティア」となった姫乃の力で復活した。アニメでは唯一姫乃とプリートしなかった(というよりもプリートする尺がなかった)ナイト。
- 淡雪繭根(あわゆき まゆね)
- 声:雪野五月
- 夏江の最初の娘。プライドが高く、よく姫乃に嫌がらせをしていた。しかし徐々に姉として目覚めていき、最終的には嫌がらせをやめる(原作では悪戯はやめないものの打ち解ける)。原作とアニメでは、若干性格に違いがある。
- 淡雪真綿(あわゆき まわた)
- 声:神田朱未
- 夏江の2人目の娘。物静かでおとなしい性格のためか、内に秘めた熱い思いを隠している。細のラジオ番組に「シルク」(自分の名前が真綿なのに何故かシルク=絹。但し、原作では本名そのまま「真綿」)というペンネームで、はがきをよく投稿していた。
- 淡雪薫(あわゆき かおる)
- 声:うえだゆうじ
- 姫乃の父。夏江が薫作の恋愛小説の大ファンということがきっかけで、知り合い、後に結婚した。繭根と真綿にも父として親しく接するが、2人には(特に真綿には)実の親でないため抵抗されていた。
- 淡雪夏江(あわゆき なつえ)
- 声:井上喜久子
- 繭根と真綿の母。姫乃の戸籍上の義母。最初の夫を亡くし途方に暮れていた時、薫に救われ、妻となる。姫乃に実の子供と同じ愛情を注ぐ。繭根と真綿という名前は、薫の小説に登場した双子の名を貰って付けた。原作とアニメでは、性格が大幅に違う。原作では、心の不安を災妃に付け込まれ、乗っ取られて自らが災妃と化す。
- 美景(みかげ)
- 声:堀江由衣
- アニメのオリジナルキャラクターで淡雪家のメイド。姫乃によくアドバイスをしたり、共に遊びに出かけたりもした姉のような存在。しかしその正体は、災妃・フェンリル(=貴子)。
- 田中(たなか)
- 声:子安武人
- 夏江のお抱え運転手。夏江とは幼少期から大学まで同級生で、彼女に想いを寄せ続けて現在の地位に至るが、夏江は彼の想いを知らない。時折繭根の悪戯の巻き添えに遭う。ハゲが悩みの種である。
- 高斗弥生(たかと やよい)
- 声:田村ゆかり
- 姫乃の親友で、薫の弟子になりたがっている。なんでもないことをすぐ恋愛話に繋げ、挙句の果てには対象となる人物の内面の心情まで想像して言葉にし、姫乃に却下されることが多い。
- 災妃・フェンリル
- ナイツが生まれた世界・リーフェニアに封印されていた災いを起こす元凶の女性。リーフェを奪い尽くし世界そのものを破壊する目的で、現実世界に現れる。今の災妃の正体は、颯達と共に前の災妃を倒した先代のプリーティア・貴子。颯に恋をし、彼を心の支えに使命を果たしたが、颯からは想われていないことを知り、哀しみの余り災妃に変貌する(転身直後の戦闘で、要となるべきプリーティアを失ったナイトは、数人消滅している)。後に自分の本来の姿である「貴子」に戻り、リーフェニアで暮らす。原作とアニメでは、若干設定が違う。
[編集] アニメ版
WOWOWで2001年4月4日 - 6月27日まで放送され、後に地上波でも放送された。全13話。
[編集] スタッフ
- 原作:佐藤順一、成瀬かおり
- 総監督:佐藤順一
- 監督:佐山聖子
- シリーズ構成:金巻兼一
- エグゼクティブプロデューサー:春田克典、川村明廣
- プロデューサー:福良啓、大槻博文
- アシスタントプロデューサー:井出美恵
- キャラクターデザイン・総作画監督:小林明美
- モンスターデザイン:宇佐美皓一
- 美術監督:田尻健一
- 色彩設計:川上善美
- 音響監督:田中英行
- 音楽:大森俊之
- 音楽プロデューサー:関戸雄一
- 音楽ディレクター:二宮直樹
- 撮影監督:林コージロー
- 宣伝担当:飯田尚史
- 音響効果:今野康之
- 選曲:佐藤恭野
- 協力プロデューサー:海部正樹
- 録音:小原吉男
- 制作デスク:皆川護
- アニメーション制作:ハルフィルムメーカー
- 制作協力:角川書店、ASUKA編集部
- 製作:「プリーティア」製作委員会
[編集] 主題歌
- OP「White Destiny」
- 作詞:飯塚麻純/作曲・編曲:大森俊之/歌:石田燿子
- オープニングアニメーションは回を重ねるごとに効果音が増えていく。
- ED「Lucky Star」
- 作詞:飯塚麻純/作曲・編曲:大森俊之/歌:吉田小百合
[編集] 放映リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 運命の風 | 金巻兼一 | 佐山聖子 | 竹田逸子 | |
2 | トキメキを聴かせて | 佐山聖子 | 石山タカ明 | 赤田信人 | |
3 | プリーティアへの道 | 玉川達文 | 崎山知明 | ||
4 | 陽だまりの約束 | 成田良美 | 本猪木浩明 佐山聖子 |
平池芳正 | 服部憲治 |
5 | 闇の微笑 | 金巻兼一 | 西本由起夫 | 千葉道徳 | |
6 | 紅の秘密 | 金巻兼一 成田良美 |
紅優 | 藤本義孝 | 宇佐美皓一 |
7 | もう誰も守れない | 川崎ヒロユキ | 佐山聖子 | 玉川達文 | 竹田逸子 |
8 | 目覚めのとき | 成田良美 | 佐藤順一 | 平池芳正 | 服部憲治 |
9 | 届かない旋律 | 金巻兼一 | 島崎奈々子 | 石山タカ明 | 赤田信人 |
10 | 想いの果て | 川崎ヒロユキ | 真野玲 | 林有紀 | 早川淳一 |
11 | ガラスの瞳 | 成田良美 | 小林智樹 | 追崎史敏 | 門之園恵美 |
12 | ぬくもりをもう一度 | 金巻兼一 | 西本由起夫 | 宇佐美皓一 | |
13 | 白い雪の伝説 | 佐山聖子 | 竹田逸子 小林明美 |
[編集] 放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|
日本全国 | WOWOW | 2001年4月4日 - 6月27日 | 水曜 18時30分 - 19時00分 |
富山県 | チューリップテレビ | 2001年10月2日 - 12月25日 | 火曜 25時50分 - 26時20分 |
秋田県 | 秋田テレビ | 2001年10月3日 - 12月26日 | 水曜 25時55分 - 26時25分 |
京都府 | KBS京都 | 2001年10月4日 - 12月27日 | 木曜 18時30分 - 19時00分 |
兵庫県 | サンテレビ | 2001年10月5日 - 12月28日 | 金曜 17時30分 - 18時00分 |
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | 2001年10月11日 - 2002年1月3日 | 木曜 25時30分 - 26時00分 |
岐阜県 | 岐阜放送 | 2001年11月11日 - 2002年2月3日 | 日曜 07時00分 - 07時30分 |
日本全国 | KIDS STATION | 2001年11月15日 - 2002年2月7日 | 木曜 22時30分 - 23時00分 |
奈良県 | 奈良テレビ | 2001年12月3日 - 2002年2月25日 | 月曜 08時00分 - 08時30分 |
東京都 | TOKYO MX | 2004年9月3日 - 11月26日 | 金曜 18時30分 - 19時00分 |
WOWOW 水曜18:30枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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