富山県
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富山県(とやまけん、英語表記:Toyama Prefecture)は、日本海に面する日本の県の一つ。令制国の越中国に相当する。
目次 |
[編集] 概要
北を日本海(富山湾)に、南を飛騨の山々に、東を親不知(飛騨山脈)に、西を倶利伽羅峠に挟まれた県である。
山間には、富山県から岐阜県に跨がる世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」や、山岳信仰で有名な立山連峰がある。
2008年4月現在「近世高岡の文化遺産群」と「立山・黒部 ~防災大国日本のモデルー信仰・砂防・発電ー~」を世界文化遺産に登録申請中。登録されると1つの県に3つの世界文化遺産を保有する県となる。
五箇山地方では楽器ささらを使ったこきりこ節が生まれた。方言で「新鮮」を意味する「きときと」と呼ぶ魚介類に加え、名水百選・平成の名水百選にそれぞれ4ヶ所選ばれるなど名水の産地として知名度が高い。魚津市をはじめ富山湾では蜃気楼が見える。 富山弁は、日本で最も古い言葉が、残されたものとされている。先出の「きときと」をはじめ『広辞苑』に収められてる方言もある。
松尾芭蕉は、富山県を「早稲の香や 分け入る右は 有磯海」と詠んでいる通り、古来より稲作が盛んな地方である。反面、日本海側有数の工業立県でもある。全体的に、石川県、岐阜県飛騨地方、新潟県頚城地方の、三方との交流が多い。
[編集] 県民性
保守的な気風が強い。貯蓄率は高く、「越中の一つ残し」と言われるほどである。また家を基準とした家長制度を非常に重んじ、男性は庭付きの一戸建てをもってようやく一人前として扱われる。そのため持ち家率や延べ床面積は全国一位。家建設費や教育費を捻出するために共働き率が高く、大家族傾向があるため世帯収入が一位。生活保護率は全国最低。
[編集] 地理
県の中部には、概ね複数の河川が形作った沖積平野の富山平野があり、山麓部には複数の川の扇状地が重なり合ってできた「複合扇状地」が見られる。
- 平野:富山平野、砺波平野、射水平野
- 河川:黒部川、片貝川、早月川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川
- 海:富山湾
- 山地:飛騨山脈(北アルプス)、両白山地、飛騨高地
- 山:立山、剱岳
- 丘陵:呉羽丘陵、宝達丘陵
- 島:虻が島、唐島、男岩
[編集] 自然公園
- 朝日県立自然公園
- 有峰県立自然公園
- 五箇山県立自然公園
- 白木水無県立自然公園
- 医王山県立自然公園
[編集] 歴史
[編集] 古代
- 縄文時代 氷見市の大境洞窟で新石器時代の遺物発見
- 大和時代 五畿七道のうち北陸道の一つとして存在する
- 北陸地方は、越国(高志国)であったが、645年 大化の改新の後、越前(こしのみちのくち)、越中(こしのみちのなか)、越後(こしのみちのしり)に三分割され、越中国となる。
- 701年 越中国の国司である佐伯有若の子、佐伯有頼によって立山が開山し、雄山神社が開かれる。
[編集] 律令時代
- 725年 僧侶行基によって国内最大の石仏である不動明王像が彫られ、真言密宗大岩山日石寺を開く
- 741年 能登国を越中国に併合する
- 746年 越中国の国司として、万葉歌人である大伴家持が赴任する。後に大伴家持が中心となり編纂した万葉集には富山県の風景や伝説を詠んだ歌が全4536首のうち337首収められている。
- 757年 越中国より能登国を分離する
- 810年 越中国に滞在した渤海国使首領である高多仏により、習語生等に対する渤海語の修習が行われる
- 863年 越中、越後で大地震が発生する(三代実録)
[編集] 鎌倉時代~室町時代
- 1183年 源義仲が石黒太郎光弘らを従えて越中国砺波山の倶利伽羅峠で平維盛を破る(倶利伽羅峠の戦い)
- 1299年 慈雲妙意によって臨済宗国泰寺派の本山国泰寺が開かれる
- 1355年 桃井直常、越中勢を率い入京し、足利尊氏・足利義詮を放逐する。
- 1390年 本願寺5世である綽如によって瑞泉寺が建立され、門徒による土一揆が増える。
[編集] 戦国時代
- 1467年 越中国守護である畠山持国の養子と実子の相続争いから応仁の乱に発展する。
- 1471年 本願寺8代目法主である蓮如によって勝興寺(土山御坊)が建立され、一向一揆の動きが強まる。
- 1493年 室町幕府10代将軍足利義材が下向し、放生津城主神保長誠の支援を受け5年間滞在する(越中公方)。
- 1506年 栴檀野の戦い(般若野の戦い)で一向一揆が越後勢を撃破。長尾能景が討死。
- 1520年 長尾為景、越後から侵攻し、越中守護代神保慶宗が戦死する。
- 1543年 神保長職が富山城を築城して椎名氏と抗争を開始(越中大乱)
- 1578年 月岡野の戦いで織田軍が上杉軍を撃破
- 1581年 上杉討伐のため織田信長の配下である佐々成政が一向一揆を平定し、越中を領する。
- 1582年 魚津城の戦い
- 1585年 豊臣秀吉が佐々成政を攻めて降伏させ、越中国婦負郡・射水郡・砺波郡を前田利長に与える。
- 1600年 関ケ原合戦へ尽力した功績により、徳川家康が土方雄久へ新川郡布市以南1万石を与える(布市藩)。
[編集] 江戸時代
- 1609年 前田利長、高岡城を築く
- 1622年 薬種商「茶の木屋」(中田家)が創業
- 1633年 神通川西岸、婦負郡一帯の開拓を目的とした「牛ケ首用水」が竣工する
- 1634年 前田利常が、将軍徳川家光より加賀、能登、越中の三国119万石を安堵される(うち越中国分は53万石)
- 1639年 前田家が、越中国のうち神通川流域を加賀藩から富山藩として分置し、支藩とする
- 1718年 将軍徳川吉宗に、鮎の鮨と鱒の鮨(鱒寿司)を献上する
- 1816年 富山藩が売薬業統轄の役所として「反魂丹役所」を設置する
- 1858年 安政飛越地震が立山地域で発生する
[編集] 明治時代(置県以前)
- 1871年8月29日 廃藩置県によって富山藩の領域(おおむね神通川流域)が富山県となる。
- 1871年12月31日 旧加賀藩領の礪波郡と新川郡を併せ、富山県を新川県に改称。
- 1872年9月27日 (旧暦) 七尾県射水郡を編入。旧越中国が新川県として一つの県となる。
- 1876年4月18日 新川県が石川県に編入される。
- 1881年12月19日越中国礪波郡出身の司法省役人、石崎謙が代表となって「分県丿議」(分県の嘆願書)を元老院議長寺島宗則に直訴提出する。
- 1882年9月越中の有志を代表して、越中改進党幹事の米沢紋三郎と入江直友らが上京し、内務卿山田顕義らに「分県之建白」を提出嘆願する。
- 1883年5月9日 太政官達により、佐賀県、宮崎県の分県とともに、旧越中国(越中4郡)を富山県として再び設置。この日を以て置県とする。
[編集] 明治時代(置県以後)
- 1883年6月7日 安田善次郎が富山県為替方となる。
- 1889年4月1日 市制・町村制施行により、富山市・高岡市発足
- 1889年7月30日 伏木港が特別輸出港となる
- 1894年2月1日 共立薬学校が開校する
- 1894年8月4日 日清戦争開戦に伴い、歩兵第7連隊が出兵する。
- 1896年 放生津の新湊汽船会社により、伏木港中国大陸間の定期航路を開始する
- 1897年5月4日 県内初の鉄道(中越鉄道の黒田~福野)開通
- 1899年3月20日 北陸線が富山駅まで延びる
- 1899年4月1日 北陸で初めての電力事業会社、富山電燈(現北陸電力)が富山市内に送電を始める
- 1904年2月11日 中国大陸航路の汽船奈呉浦丸がロシア帝国軍によって撃沈される
- 1904年5月9日 日露戦争により、第9師団に動員令発令される
- 1907年 石黒岩次郎によって米の新品種「銀坊主」発見される
- 1909年4月 神通大橋が竣工する
[編集] 大正~第二次世界大戦前
- 1913年 北陸線全線開通
- 1914年4月9日 歩兵第69連隊が朝鮮へ出兵
- 1916年4月1日 安田善次郎の寄付により、富山市立富山工業学校が開校
- 1918年7月23日 魚津町で主婦が米の移出阻止を求める(後に米騒動として発展)
- 1918年8月7日 米騒動を全国に打電した「高岡新聞」が発禁となる
- 1920年11月18日 伏木ウラジオストク間航路が開業する
- 1923年3月15日 富岩鉄道(現富山ライトレール)が設立
- 1923年9月1日 関東大震災により、富山県が震度4の地震にあう
- 1924年4月15日 馬場はるの寄付により、旧制富山県立富山高等学校(現富山大学)が開校
- 1930年 国勢調査人口で、石川県を抜いて北陸3県で最大の人口を擁する県となる(1980年国勢調査まで)
- 1933年10月8日 富山飛行場が開場する
- 1934年11月13日 神通球場(現富山中部高等学校グラウンド)で「日米対抗野球大会」が開催される
- 1935年1月 富岩運河が完成する
- 1935年8月17日 富山県庁新庁舎が竣工
- 1936年4月15日~6月8日 日満産業大博覧会、富山市で開催
- 1937年12月15日 富山県合同労働組合が解体される
- 1938年11月 不二越が軍共同管理工場になる
- 1942年9月14日 細川嘉六が体制批判論文を掲載し、検挙される
- 1944年1月18日 不二越など、県内の主な工場が軍事工場に指定される
- 1945年8月2日 富山大空襲により、富山市に甚大な被害が出る。
[編集] 日本の主権喪失期
- 1945年8月14日 ポツダム宣言受諾により、日本が主権を喪失
- 1945年10月28日 アメリカ第6軍が富山県に進駐
- 1945年12月20日 富山軍政部が電気ビルに設置される
- 1947年1月31日 GHQにより全国ゼネスト中止命令がなされ、同日、涙ながらに労働組合議長が中止宣言
- 1947年10月30日 昭和天皇が富山県に行幸
- 1951年5月1日 電力事業再編のなか、山田昌作らの尽力により北陸電力が設立される。
- 1951年9月8日 サンフランシスコ講和条約締結により、日本の主権回復
- 1952年6月12日 駐留米軍が富山県を離れる
[編集] 現代
- 1954年4月11日~6月4日 富山産業大博覧会開催
- 1955年4月14日 第一回全国チンドンコンクールが開催される
- 1955年8月4日 イタイイタイ病が初めて報告される。
- 1956年9月9日 富山天文台完成
- 1958年9月14日~9月17日 富山国体開催
- 1961年1月15日 黒部第四発電所操業開始
- 1961年2月19日 武見太郎の号令により、医師会と歯科医師会が全国一斉休診ストライキ
- 1963年1月 昭和38年豪雪で記録的豪雪。
- 1963年8月20日 神通川河川敷に富山空港開港
- 1964年5月 富山県の事業として、太閤山団地の造成開始
- 1968年4月21日 富山新港開港
- 1971年6月1日 立山黒部アルペンルート全線開通
- 1981年冬 五六豪雪で記録的豪雪。
- 1983年9月23日 第一回国際アマチュア演劇祭を開催
- 1984年4月28日 富山市ファミリーパーク(動物園)開園
- 1988年7月30日 北陸自動車道全線開通
- 1992年7月10日 ジャパンエキスポ、太閤山ランドにて開催
- 1992年7月1日 富山市民球場竣工
- 2000年 2000年とやま国体開催
- 2002年10月19日 この年ノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏が来県し、県知事など出迎える
- 2005年12月~2006年1月 平成18年豪雪。山地を中心に豪雪被害。
- 2007年3月25日 能登半島地震で震度5弱を観測。県内でも負傷者が出る。
[編集] 人口
[編集] 年齢構成
年齢5歳階級別人口
2004年10月1日現在推計人口
総計 [単位 千人]
年齢 | 人口 |
---|---|
0 - 4歳 | 49 |
5 - 9 | 51 |
10 - 14 | 49 |
15 - 19 | 54 |
20 - 24 | 58 |
25 - 29 | 66 |
30 - 34 | 82 |
35 - 39 | 68 |
40 - 44 | 64 |
45 - 49 | 67 |
50 - 54 | 82 |
55 - 59 | 93 |
60 - 64 | 79 |
65 - 69 | 67 |
70 - 74 | 65 |
75 - 79 | 54 |
80歳以上 | 68 |
年齢5歳階級別人口
2004年10月1日現在推計人口
男女別 [単位 千人]
- データ出典:第10表/都道府県, 年齢(5歳階級), 男女別人口-総人口
(総務省統計局)
富山県と全国の年齢別人口分布図(比較) | 富山県の年齢・男女別人口分布図 |
■紫色は富山県
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
総務省統計局 / 国勢調査(2005年) |
[編集] 行政
[編集] 歴代知事(公選)
詳細は富山県知事一覧を参照
- 初代 館哲二(1947年4月19日~1947年11月15日、1期)
- 2代 高辻武邦(1948年11月23日~1956年9月30日、2期)
- 3代 吉田実(1956年9月30日~1969年12月1日、4期)
- 4代 中田幸吉(1969年12月30日~1980年9月18日、3期)
- 5代 中沖豊(1980年11月11日~2004年11月8日、6期)
- 6代 石井隆一(2004年11月9日~、1期目)
[編集] 財政
- 財政力指数:0.37(17年度)
[編集] 県議会
詳細は富山県議会を参照
[編集] 経済
[編集] 産業
富山県は重工業の発達した工業県である一方、三次産業は大都市圏より盛んでない。
[編集] 一次産業
農地は減少傾向にあるが、耕作地における水田率は全国1位(95.9%)。砺波地区においては明治時代から続くチューリップの栽培が盛んであり、異彩を放っている。北部に占める富山湾の恩恵により、漁業も盛んであったが、近年定置網漁を除く、その他の漁業は衰退の傾向にある。しかし、国民のグルメ指向と輸送時間の短縮化により、従来は移送が不可能であったシロエビなど、今まで売れなかった商品が注目されている。
- 農業:米、砺波のチューリップ、福光の干し柿、入善のジャンボ西瓜
- 漁業 - 豊かな漁場である富山湾を有し発達している。他県に無い特色としては伝統的なブリ定置網漁、日本唯一の群泳ぐ海域を持つホタルイカ漁、保存技術の発達で可能になったシロエビ漁など
- 林業 - 山の大半が国立公園のため、あまり盛んではない
[編集] 二次産業
富山県は、日本海側最大の工業集積地であり、北陸工業地域の中核である。
立山の豊富な水資源と水力発電を利用して産業が発達している。特に電気料金は北陸電力が日本で最も安い電気料金を実現しており[1]多量の電気を必要とするアルミ精錬とその関連産業が栄えてきた。臨海部を中心として石油精製、重化学工業、各種電気製造が発達している。また、特定重要港湾伏木富山港により対岸貿易や、原材料輸入における大型の貨物の輸送が容易となっている。主に工業地は富山市から高岡市にかけて連続している。
医薬品の製造・販売(いわゆる置き薬)も歴史が長い。
- 製造業
- 合金加工 - アルミ(アルミサッシ生産シェア国内第1位 YKK AP、三協・立山HD、新日軽)、銅(製品国内シェア第1位)、鉄(フェロアロイ合金鉄シェア国内1位)、マグネシウム等。
- 工業機械 - 自動車部品、ベアリング(生産シェア国内第4位 不二越)、精密工作機械(タービン工作機械世界シェア25%、半導体ポリッシングマシン世界シェア1位)、産業用ロボット(世界シェア5位)
- 電気機器 - 電子部品(スイッチング電源国内シェア2位、3次元加速度センサー、抵抗器ほか)、家電製品、集積回路
- 造船 - 日本海側では数少ないドライドック設備有り
- 建設 - 総合建設業、鉄骨橋梁(川田工業)、各種プラント建設
- 化学工業 - 化学原料(塩酸、硫酸など)、化学肥料、ポリカーボネート製品、塩化ビニル製品、人工イクラ
- ファスナー - 世界シェア1位(YKK)
- 製薬 - 医療用総合医薬品製造、薬品原料(インドメタシンなど)、漢方薬、外用剤、各種研究施設多数。また、生産した家庭薬の配置薬業(置き薬)も江戸時代から有名である。
- その他 -製油、紡績、野球用バット
- 電力業-北陸電力、関西電力
[編集] 三次産業
- 情報処理業:企業向けネットワークサービス(インテック)
- 海運業:日本海沿岸国家との交易(鉱石、原油、工業製品、木材、中古車)
- 観光業:立山黒部アルペンルート、宇奈月温泉
- 金融:北陸銀行(ほくほくフィナンシャルグループを含めて地銀2位)
[編集] その他産業
- 海洋資源:企業製品向け海洋深層水の取水
[編集] 姉妹州省・提携州省
- 中華人民共和国、遼寧省 - 1984年5月9日友好県省提携
- ブラジル、サンパウロ州 - 1985年7月18日友好提携
- アメリカ合衆国、オレゴン州 - 1991年10月19日友好提携
- ロシア、沿海地方 - 1992年8月26日友好提携
[編集] 地域
伝統的に富山平野の中央部にある呉羽丘陵を境に東を呉東(ごとう)、西を呉西(ごせい)と呼んでいた。現在では市町村界によって区切った県東部・県西部という名称も使われている。おおむね呉東・呉西に一致するが、富山市呉羽地区は呉西でありながら県東部に属する。また、富山市婦負地区(旧婦負郡)は、気象庁の地方区分では県西部(西部婦負)に属しているが、行政区分との統一を図るため2006年3月1日より同市他地区と同じ県東部(東部南)へ管轄変更となる。
さらに、県東部を富山地区・新川地区、県西部を高岡地区・砺波地区に細分することがある。
- 以下の10市2郡4町1村がある(平成の大合併以前は9市18町8村)。町の読みは「ちょう」ではなくどれも「まち」。しかし、地元の人々の中で「ちょう」と読む人が多くいる。ちなみに自治体の数は日本で一番少ない。
[編集] 富山県東部(呉東)
[編集] 富山地区
[編集] 新川地区
[編集] 富山県西部(呉西)
[編集] 高岡地区
[編集] 砺波地区
[編集] マスコミ
[編集] 新聞社
- 補足
- 富山県は全国紙の発行本社が東京本社・大阪本社とそれぞれ別になっている。
- 読売新聞の北陸支社は東京本社の管轄で、当県と石川県向けに発行しているが、紙面の内容の大半は東京本社の内容をそのまま掲載している。(福井県は大阪本社管轄)
- 朝日新聞は、1989年まで大阪本社版が販売されていたが、現在は輸送上の問題から東京本社版が販売されている(名古屋本社の工場で印刷)。
- 毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞は大阪本社版が販売されている。(産経の県域版は掲載されてない)
- スポーツ新聞は、スポーツニッポン、サンケイスポーツは大阪本社版、日刊スポーツは名古屋本社版と東京本社版の両方が販売されている。スポーツ報知は東京本社発行版が販売(高岡市で現地印刷)されているが、公営競技など一部の記事は大阪本社で製作されたものを掲載している。他に中日スポーツ(中日新聞北陸本社で発行)も販売されている。
[編集] 放送局
※高岡市や砺波市、小矢部市など県西部では北陸朝日放送など石川県の、朝日町など県東部では新潟県の民放各局を受信している世帯がある。
- 富山エフエム放送(JFN系列)
- ラジオたかおか(コミュニティ放送)
- 富山シティエフエム(コミュニティ放送)
- 新川コミュニティ放送(コミュニティ放送)
- エフエムとなみ(コミュニティ放送)
- エフエムいみず(コミュニティ放送)
[編集] ケーブルテレビ
- ケーブルテレビ局の一覧#富山県を参照。
[編集] 交通
[編集] 空港
- 富山空港 (富山市)
[編集] 道路
[編集] 鉄道
[編集] 港湾
[編集] 富山県一の一覧
- 富山県で最も面積の大きい市町村 → 富山市(1,241.85km²、県庁所在地では日本で二位)
- 富山県で最も人口の多い市町村 → 富山市(420,966人)
- 富山県で最も面積の小さい市町村 → 舟橋村(3.47km²、日本一小さい)
- 富山県で最も人口の少ない市町村 → 舟橋村(2,838人)
- 富山県で最も高い山 → 立山(3,015m、北陸地方一高い)
- 富山県で最も大きい川 → 神通川(総延長:120km、総面積:2,720km²)
- 富山県で最も人口増加率が高い市町村 → 舟橋村(2007年現在)
- 富山県で最も大きい灯台 → 生地鼻灯台(30m、210,000cd)
- 富山県で最も郵便局の設置が遅かった市町村 → 舟橋村(1994年5月9日、日本一遅い)
[編集] 富山県初の一覧
- 富山県で初の合併で消滅した"市" → 新湊市(2005年11月1日)
- 富山県で初の国宝指定 → 瑞龍寺(1997年、現在も富山で唯一の国宝)
- 富山県で初の空港・飛行場 → 富山空港(1963年8月20日)
- 富山県で初の株式会社 → 戸出物産株式会社(1896年)
- 富山県で初の鉄道路線 → 中越鉄道(現・JR城端線)
- 富山県で初のチューリップ栽培者 → 水野豊造(1918年、現・砺波市)
[編集] 文化財
- 瑞龍寺 - 仏殿、法堂、山門
- 山町筋(高岡市)
- 相倉(南砺市)
- 菅沼(南砺市)
[編集] スポーツ
[編集] 富山県を舞台にした作品
[編集] 文芸
- 万葉集(歌集)現在の富山地域を詠んだ歌は、大伴家持が詠んだ歌223首。家持の部下や知人の詠んだ歌や富山県の伝説などを詠んだものを含めると337首。
- 長い道(1969年、柏原兵三)
- 劒岳 点の記(1977年、新田次郎)
- 螢川(1978年、宮本輝)
- 疑惑(1982年、松本清張)
- 風の盆恋歌(1985年、高橋治)
[編集] 映画
- 雪崩(1952年)ロケ地は黒部市。
- 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年)
- 黒部の太陽(1968年)舞台は立山町の黒部ダム。
- 父ちゃんのポーが聞える(1971年)
- 疑惑(1982年)舞台は高岡市の伏木富山港。
- 螢川(1987年)舞台は富山市。
- ファンシイダンス(1989年)
- 社葬(1989年)舞台は富山市。作中の立山連峰を抱いた富山大橋と市電が印象的。
- 少年時代(1990年)
- ホワイトアウト(2000年)舞台設定は新潟県だが、ロケ地は黒部ダムだった。
- 赤い橋の下のぬるい水(2001年)ロケ地は氷見市。
- 釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!(2002年)ロケ地は富山市など。
- 逢いたい(2003年)
- 8月のクリスマス(2005年)ロケ地は高岡市。
- かかしの旅(2006年)ロケ地は入善町など。
- 日本沈没(2006年)作中に魚津港が登場。
- キトキト!(2007年)舞台は高岡市。
- 劒岳 点の記(2009年公開予定)舞台は上市町や立山町など。
[編集] 漫画
[編集] テレビドラマ
[編集] テレビアニメ
- true tears(2008年)舞台は南砺市城端町をモデルにした「富山県麦端町」。城端町には、本作の製作会社であるピーエーワークスが本社を置いている。
- PERSONA -trinity soul-(2008年)舞台は射水市をモデルにした「富山県綾凪市」。
[編集] コマーシャル
- キリンビール(氷見市の鰤しゃぶ)
- 日本海味噌(春、夏、秋、冬など、四季折々の剱岳や立山)
- エースコック(「力うどん」、「もちもちラーメン」)ロケ地は富山市大沢野町で、CMに富山弁を用いている。ちなみに、富山県はこの商品の消費が日本一多い。
[編集] 音楽
- 交響詩「立山」(1972年、黛俊郎)
- 男・立山(祭小春)
- 風の盆(菅原洋一)
- 風の盆恋歌(1989年、石川さゆり)
- 富山米(1993年、電撃ネットワーク)
- 無言坂(1993年、香西かおり)富山市の坂がモチーフ。
- まいどハヤ(立山みゆき)「まいどはや」は富山弁で「こんにちは」や「ごめんください」という意味。
- はぐれコキリコ(1999年、成世昌平)
- 氷見の雪(2004年、原田悠里)
- たったひとつの幸福~立山こころの歌~(2007年、友香)
- 蒼の世界~宇奈月から響け大地の音~(2008年、Honey Grace)
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ [電気料金(一般電気事業者間比較)]電気事業便覧
[編集] 外部リンク
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北海道地方 | 北海道 |
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関東地方 | 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 |
中部地方 | 新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 山梨県 | 長野県 | 岐阜県 | 静岡県 | 愛知県 |
近畿地方 | 三重県 | 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 | 兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 |
中国地方 | 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 |
四国地方 | 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 |
九州地方 | 福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県 |
中央省庁の行政区分(八地方区分)による。 |
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市部 | 富山市 | 高岡市 | 魚津市 | 氷見市 | 滑川市 | 黒部市 | 砺波市 | 小矢部市 | 南砺市 | 射水市 |
中新川郡 | 舟橋村 | 上市町 | 立山町 |
下新川郡 | 入善町 | 朝日町 |