志村妙
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志村 妙(しむら たえ)は、空知英秋作の漫画『銀魂』に登場する架空の人物。アニメ版の声優は雪野五月。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
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[編集] 人物
身長168cm。体重49kg。新八の姉。通称「お妙」。10月31日生まれ、18歳。
父の遺した『恒道館道場』の復興のため、スナック『すまいる』でキャバ嬢のバイトをしている。普段は清楚な雰囲気を漂わせている弟思いの優しい姉だが、怒るとたちまち凶暴化する。また、とても女性の台詞とは思えないような言葉と持ち前の怪力を駆使したりする、ある意味男勝りで男前全開な女性。あまりにも凶暴かつ過激なため、当初は「ゴリラにでも育てられたの!?」と銀時に言われた。しかし武家の娘らしい芯の強さと女性らしい面もあわせ持っている。胸があまり大きくないのを気にしており、胸のことに言及する者は残らず血祭りに上げる。剣術の他にも打撃技や柔術のような寝技、薙刀なども使いこなす。
真選組局長・近藤勲から一方的かつ執拗にストーカー被害を受け、ことこどく返り討ちにしているが、柳生編の一件については恩を感じているようである。 いつしか真選組の隊士たちから「姐さん」呼ばわりされている。幼馴染みであり同性である柳生九兵衛からも深い愛情を向けられていた。現在は普通の女友達として付き合っている。よく銀時と一緒にいるためさっちゃんからは一方的に恋敵(ライバル)扱いされている。好きな男性のタイプは「目と眉の近い人」で真面目な人を好む素振りを見せている。
料理のセンスは壊滅的で、全て黒コゲ料理にしてしまう程の腕前である。得意料理は本人曰く「卵焼き」だが、銀時曰く「かわいそうな卵」。その不味さは健康にも被害をおよぼし、記憶喪失(銀時&近藤)・視力低下(新八)・下痢(柳生敏木斎)などを引き起こした。アニメでは、口に入れて噛んだ際に卵焼きを噛んでいるとは思えない音を出す。これ以外の料理も全く作れない上、どれも黒コゲで非常に危険。なお、寿司を握ってもなぜか黒焦げになってしまう(本人曰く焼きおにぎりで、銀時曰く焼死体、近藤&土方曰く暗黒物質[ダークマター])。ちなみに「新しい料理に挑戦」と称し、黒焦げの出し巻き卵を銀時や神楽に食させようとし、泣かせた。新八は慣れからか、平気そうだった。
貧乏なのに高級アイスクリームの破亜限堕津(ハーゲンダッツ)が好物(アニメでは「破亜限堕取(バーゲンダッシュ)」とされている)。銀時に大きな信頼を寄せている理解者でもあるが、いい加減な部分は嫌っているらしく、彼の人間性に対する言い草は基本的に散々。道場復興や跡継ぎに関しては新八に比べ格段に思い入れがあるが、最近はストーカー対策の方が道場復興より優先されつつある。
[編集] 過去
幼くして両親を亡くし姉弟2人で育ってきたからか、新八のデートを尾行するなどしたため、銀時に「ブラコン」と称された。父親が健在であった幼少時には新八に女装させて遊んでいたが、その度に父親に怒られていたらしい。この頃から九兵衛とは仲が良く、彼女の実の性別も知っていて、本来は泣き虫で大人しい性格だった九兵衛をイジメっ子からいつも助けては一緒に遊んでいたため、彼女から女の子としての憧れを抱かれていた。金貸しの社長に新八が人身売買されそうになった時に九兵衛に救われるも、その時に彼女の左目を負傷させてしまったことに重い責任を感じたお妙は、彼女に「九ちゃんの左目になる」と約束し、九兵衛から「妙ちゃんを守る」と約束された。
[編集] 3年Z組銀八先生
弟の新八と同じ3年Z組の生徒として登場。こちらでも近藤からのストーカー被害を受けているが、やはり全て撃退している。
[編集] 関連項目
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メディア展開 | アニメ |
登場人物 | 坂田銀時 | 志村新八 | 神楽 | 志村妙 | 真選組 | 鬼兵隊 |
ゲーム | 万事屋大騒動! | かぶき町銀玉大争奪戦!! | 万事屋ちゅ〜ぶ | ボクのかぶき町日記 | 銀玉くえすと |
関連項目 | 空知英秋 |