ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』(ガイキング れじぇんど おぶ だいくうまりゅう)は、2005年11月12日から2006年9月24日までテレビ朝日において放送されたロボットアニメ。「ガイキングL.O.D.」や「ガイキングLOD」等(いずれも発音は「ガイキング エル・オー・ディー」)と略称される。制作は東映アニメーション。
2006年4月からはBS朝日などで放送開始(詳細なデータは別項を参照の事)
目次 |
[編集] 概要
かつて東映アニメーション(当時社名は東映動画)が制作したロボットアニメ『大空魔竜ガイキング』を原典とし、主役メカであるガイキングと大空魔竜、一部のキャラクター名称以外、人物、世界観、ストーリーを一新した完全オリジナル作品となっている。
2002年ごろから企画はあったものの一時凍結しており、2004年に東京国際アニメフェア2004でパイロットフィルムが公開されるもののその後何の動きもなく挫折していたのかと思われたが、2005年11月にようやくテレビシリーズが決定した。ファンからは久しぶりの東映ロボットアニメということもあって、本作は注目を浴びた。
前番組の『ボボボーボ・ボーボボ』がスポンサーなしの状態での放映が限界になったため(他にも様々な理由があったが、詳しくは『ボーボボ』の項を参照のこと)、急遽この番組枠で放送されることになった。そのため、僅か3ヶ月で企画を立てなければならなかったというエピソードがある。当初は穴埋めとして2クールの予定だったらしい。
放送開始直後は関東ローカルで朝10時50分という微妙な時間だったため、知名度は高くなかった。しかし、翌年の3月以降(朝6時30分に放送時間変更後)は作品のクオリティがあがり、アニメファンの人気をつかんでいった。また、4月からBS朝日でも放送を開始、BSアンテナ・チューナーがある家庭に限られるものの、全国で視聴することができるようになった。
大張正己、山下高明、西田達三、今石洋之、大塚健、金田伊功など一流アニメーターが大勢参加し、13話、31話、38話などは特にクオリティが高い。話もリメイクロボットアニメでは近年では珍しい正統派を目指した作品で、作画のクオリティもあいまって、恵まれない放送環境にもかかわらず、超合金やフィギュア、はてはファンブックまで発売され、現在も本作品関連の商品が発売予定になっているほどの人気ぶりとなっている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] あらすじ
中学生の少年ツワブキ・ダイヤは卓越した運動能力を持ちながらも、周りの人たちからは変人扱いされていた。5年前、ダイヤは父と小型船で海に出て、洋上に燃え上がる黒い炎を目撃。その中から現れた巨大な怪獣によって父や船員たちは海中に沈められてしまった。ダイヤにも怪獣が迫るが、その時、巨大な機械の竜が出現し、ダイヤを守ってくれた。しかし生還したダイヤのこの話を誰も信じなかった。それでもダイヤは来るべき日に備え、トレーニングを重ねていた。
そして、ついにその時が来た。ダイヤの住む町に、あの時と同じ怪獣が現れたのだ。そしてダイヤを助けた巨大な機械竜も姿を見せる。竜の名は「大空魔竜」。魔竜の頭が飛び出し、それを胴体としてスーパーロボット「ガイキング」が完成。ダイヤは大空魔竜に乗っていた少女「ルル」の導きによってガイキングのパイロットとなり、怪獣を撃破する。大空魔竜の船長「キャプテン・ガリス」から地上世界を狙う勢力「ダリウス軍」の存在を知らされたダイヤは、母と友に別れを告げ、異世界ダリウスへと旅立つ。地上を守る為、そして怪獣に攫われたと思われる父を救う為に。
[編集] 登場人物
[編集] 大空魔竜隊
- ツワブキ・ダイヤ:田中真弓
- 本編の主人公。13歳。ガイキング(大空魔竜)に選ばれた少年。5年前に海で大空魔竜に救われ(父親はその時行方不明になった)、それ以来いずれ現れる怪獣(ダリウス軍の鉄獣)と戦う為に体を鍛え続け、陸上選手の記録すら打ち破る体力の持ち主となった。しかし周囲からは「怪獣」のことを信じてもらえず、逆に「怪獣小僧」と呼ばれて敬遠。そしてダリウス軍の襲来に際しガイキングに乗り込みこれを撃破。その後ルルの誘いに乗り、父を助ける為に大空魔竜のクルーとしてダリウス界に赴くことになる。性格は非常に前向きで努力家、心優しき熱血漢だが、逆に思い込んだら一直線な性質がトラブルの種になることもある。また優しい性根と責任感が災いして追い詰められると脆さを出してしまう事もあり、リトルリーグの投手をしていた時にデッドボールを恐れる余り押し出しで負け投手になった過去がある。胸に秘めた炎は大空魔竜クルーの中で最も強く、ガイキング搭乗時には黒髪がオレンジと赤の2色になる。最終話では意志を持つ黒い炎と化したプロイストを自身の炎の力で大空魔竜のブリッジから追い出し、その時も髪の色が変わった。人より3倍(たまに5倍)飯を食い、絵も極端に下手、ネーミングセンスは最低(「カニキング」「カイキンク」などが彼の発案)。父の指導によりサバイバル技術は高い(修行の為山ごもり等でその技術は遺憾なく発揮されている)。艦内ではシズカの下で整備士見習いとして働いていた。同年代のルルに淡い恋心を抱いているらしく、彼女と親しいディックが帰って来て以来、どこか嫉妬心のようなものも垣間見せる。大空魔竜乗員番号47番。漢字で書くと石蕗 大哉(つわぶき だいや)。38話でやっと面と向かって父親と再会、その後プロイストの決戦に臨みこれを倒したが、最後の最後で甦ったプロイストの暴走・自爆を大空魔竜のブリッジから叩き出す事で阻止した。決戦後ダリウス人の安息の地を探し宇宙に旅立ったルルたちと一度別れ、その後は修行三昧の生活を送っていたらしい。そして五年後、たくましく成長しルルを助けるべく再びガイキングに乗り込む。
- ハヤミ・ナオト:進藤尚美
- ダイヤの親友。極度に気弱な性格な眼鏡の少年。「怪獣小僧」と陰口を叩かれるダイヤの言動に半信半疑だったが、友人として心底大事に思っている。3話でダリウス界へと向かう大空魔竜を岸壁から見送った。格闘ゲームの腕前は「癖のあるキャラを使っても楽勝で勝てる」程(ダイヤ談)。魔竜が来る以前からそれ絡みで周囲から警戒され、ダイヤ達が一時地上に帰還してからも危ない目に沢山遭遇している。32話で半年振りに再会したが、ダイヤと一緒に地上に来たピュリアの事を若干怖がっている。行きがかり上大空魔竜に乗り込むが、ゾルマニウムを持てない、料理を焦がす、三バカに内緒で乗せて貰ったバンザを暴走させてしまったりと失敗ばかりだったが(バンザの件は炎の力が無ければ動かす事は出来ない)、偶然医務室で出会ったロンゴと知り合い、二大魔竜との戦闘での傷が悪化し倒れた彼の代わりに咄嗟の判断で大空魔竜の舵輪を操った(1話でダイヤのフレイムグリッターに触れて強烈な赤い炎を燃え上がらせたので、潜在的な炎の力は彼に匹敵する可能性もある)。この事を契機に、ルルによる判断と共に離脱を余儀なくされたロンゴからバンダナとグローブを、ダイヤからグリッターを受け取り、48人目のクルーとなる。メカニックの方にも詳しく、サコン等と共にダリウスコア奪還と一般人の救助を手伝った。最終話では5年後逞しい青年に成長、ピュリアとは結構いい関係となる。
- ルル・アージェス:川上とも子
- メインヒロイン。13歳。大空魔竜のナビゲーターで、ガイキングの合体、戦闘ナビゲーションも務める少女。乗員番号7番。5年前、幼かったダイヤの資質を見抜いた。邪悪な黒い炎を察知する能力があり、占いも得意としており折り紙も得意。占いの的中率はとても高く、本編終了後のおまけコーナー「ガイキング占い」でもメインで出ている上、本編にも絡むこともある。性格はかなり活動的で、胸を触った成人男性を投げ飛ばすなどそれなりの体術も身につけている模様。6話のガイキング占いの影響で、脚本担当の長谷川圭一氏により「性格が腹黒くなった」と言われているが、ルル役の川上ともこ氏は「ルルは黒くないもん!」と否定している。同年代のダイヤを意識している様で、彼にデートに誘われ赤くなったり、励ますときも「勝って、もう一度私をデートに誘って! (7話)」などと言ったりしている。しかしディックにもキスをされたりデートをしたりしてるなど、少々優柔不断気味。子ども扱いされる事には激しく反発する一面も持ち、胸囲に関しては年かさにしてはかなり大きい方らしい。24、25話での大空魔竜アイドルコンテストでは見事アイドルの座を射止め、自らの歌白いリボンを披露。ちなみに「アージェス」は「ANGEL」からきている。27話で自分の実父がガリスである事を知ると同時にプロイストの洗脳によって彼を母エルトリカの仇と思い込み、操られるままに殺そうとするが、ガリスが自分をかばった事で真実の記憶を取り戻す。その事で一時大空魔竜を降りることも考えたが、父から大空魔竜艦長を託され2代目キャプテンに就任。その証として髪をバッサリショートカットに切り、コスチュームもローサの服に似た衣装(色はピンクベース)に一新する。発想に優れており、彼女等が驚くような戦法を取りもする。37、38話でディックの件で一時戦闘不能になるがローサの激励で立ち直り、キャプテンとして勝利を収める。5年後父親の血筋が色濃い姿となり、又もや衣装を一新、髪型もツインテールとなり、ダイヤに協力を申し込む。
- キャプテン・ガリス:大川透
- 大空魔竜艦長(キャプテン)。元ダリウス軍の科学長官で、本名はドーベル・アージェス。軍の地上侵攻政策に反対し、密かに大空魔竜をはじめとする三大魔竜を建造し、ダリウス軍に強制的に協力させられていたサコン、ダイモン、フランクリン、エルトリカを助け共に脱走し大空魔竜のクルーにするが、エルトリカは身重だった事もあり彼女と産まれて来るルルのことを考え安全な所に住まわせていたが、久方振りにルルとエルトリカに会いに行く所でプロイストに尾行されエルトリカを殺され、娘であるルルの心を傷つけてしまった事を悔やみ、常に仮面を付けている。趣味は帆船の模型造り。基本的に冷静沈着で、女性に対しては子供でも紳士的に対応する。同時に熱い心を併せ持ち、ダイヤに期待を寄せる。何故か仕草や行動が彼の父親に酷似しており、その為、ダイヤも艦長が実父ではないかと思っていた。艦長としては有能かつクルーの信頼も絶大な物があるが、時々突拍子もない事を言い出して副長を始めとしたクルー(と視聴者)を唖然とさせることがある(いずれも彼なりの深謀遠慮が働いている、と取れないこともないが)。武器は伸縮が利く携帯用の棍で、人間大のハイパー鉄獣エルカゲスと互角以上に戦う程の腕前を持つ。スカルハーケン投棄の余波からルルをかばった時に地面の破片を背中に喰らい大怪我をし、長期戦線離脱を余儀なくされた。その戦闘指揮の手腕はディックの父ロバーツや敵のプロイストなどから一目を置かれるほど。38話でブライ、シオンと共に赤いゼルガイヤーに乗艦し、大空魔竜の増援としてやって来た。そして艦長職をルルに譲り、「仮面の科学者プロフェッサー・ガリス」とでも名乗ろうか、と冗談めかしていた。実際に5年後は大空魔竜が戦闘中にもかかわらずブリッジにいなかった(自室で船の模型を作っていた)ので艦長職からは完全に退いたようだ。あえて仮面を外さないのはローサが仮面を気に入っているかららしい(例によってどこまで本気かは不明だが)。仮面はかなりの種類を持っており、外行き用のも存在する。ガイキング占いでは寒いギャグを披露した。
- ローサ・ベルニコフ:半場友恵
- 大空魔竜副長。乗組員からは規律に厳しいことで恐れられている。眼鏡の似合う知的な美人だが、怒るとガリスですら逆らえない。乗員番号11番。シズカとは個人的にも親しいようで、ダイヤのことで相談したりしている32歳。婚期を逸しているとも言われるが、面と向かってそれを言える強者は魔竜クルーには存在しない。元物理学者で、地殻空洞説を学会に発表し世間から白眼視され、ガリスにクルーとして遊園地でスカウトされた過去を持つ。いつも持っているのは閻魔帳ではなく日記であり、ストレス解消の一環で事細かく綴っていて「ダイヤが入って以来食料の減りが激しい」とか「ガイキングの損耗が激しく補給がきつい」等色々苦労がある様子。ちなみにガリスにスカウトされた時の事を「遊園地で白馬の王子様に出会った」と記しており、意外に乙女チック。遊園地フリークで、メリーゴーラーンドなどのアトラクションに乗りつつボリューションプロテクトのための力学計算などを行っていた変な人。子供の頃は物理学者も目指していたが、アイドルになる事も夢見ており、大空魔竜のアイドルコンテストの際には自ら立候補している。普通のアイドルは無理があると思ったのか、演歌アイドルに転向などしたが結局その座はルルに譲った。パーティの時にも着物を着けて出席したので日本好きか日系の血が入っているのかもしれない。ガリスやルルが戦えない時は彼女が大空魔竜の指揮を取る。ネーミングセンスはダイヤと同等。38話で戦意喪失したルルに叱咤激励をし立ち直らせた。そしてその時通信したガリスを再び白馬の王子と称し彼に対して恋愛感情があることもにおわせた。5年後では彼女も髪形をショートカットに変えた。ガイキング占いではカラオケで96点を取っている。
- ピュリア・リチャードソン:木内レイコ
- 大空魔竜艦載機スティンガーのパイロット。15歳。元ガイキングのパイロット候補で、当初は大空魔竜に選ばれたダイヤを快く思っていなかったが、やがて。その行動力や覇気を認める。その後も相変わらずダイヤとのケンカは絶えないながら、同時にほのかな想いを抱いている。出会ってからしばらくの間はダイヤからは名前を「リチャードさん」と思われており、言われると怒っていた。ダイヤ曰く「女の欠片もない」「何かがシズカさんの半分も無い」。乗員番号23番。魔獣に父親を殺されており、深い憎しみを持つ。アイドルコンテストにも名乗りを上げ『GAIKING』を25話で熱唱するハードロック系アイドルを目指したが、ルルにその座を明け渡す。衣装の内にはパーティドレスも持っている。ナオトのようなタイプは「見てるだけでも駄目」で「シケたツラ見てるとイライラする」らしいが、38話で頑張るナオトを見て見直す。全てが終わった5年後はダイヤの故郷にてダイヤやナオトと一緒につるんでおり、ナオトと良い関係になっている。5年の間にシズカにも負けないほどの何かを身につけたが、男勝りの姉御肌は相変わらずで、修行を終えて帰ってきたダイヤを不意打ちしようとしたが返り討ちに遭い海に落下した。21話ではピュリアちゃん占い(ガイキング占いのピュリア版)の司会、27話から29話では戦闘不能でガイキング占いの出来ないルル対策の代替コーナー「ガイキングクイズ」の司会を務めた。
- リー・ジェンシン:草尾毅
- 大空魔竜艦載機サーペントのパイロット。中国系の孤児で中国拳法「真龍拳」の達人。以前は弟分シンを目の前で失った事もあり、他人とあまり関わろうとせず一人だけ浮いていた感もあったが、ダイヤを仲間と認めた後は色々アドバイスするようになり、人間関係に対してもやや積極的になる。ダイヤに中国拳法の型を教えており、後にガイキングの必殺技「真龍ハイドロブレイザー」として実を結ぶ。乗員番号14番。18歳。19話で結成された艦載機のチーム「コンバットフォース」のリーダーに。好みのタイプは「大人の女性」だそうで、アイドルコンテストではローサ副長に肩入れした。彼自身もれっきとした大人だが、その常識人さ故か、不遇な目に合うことも少なくない。漢字で名前を書くと李 剣星(りー じぇんしん)。31話で自らのトラウマを克服、バルキングに搭乗。その後、大空魔竜が地上に行った後はダリウス界に残り、彼らの味方となったヴェスターヌと共にバルキングで戦闘。彼女を助け、ダリウス大帝の欺瞞に気づかせるきっかけとなったのも彼であり、仲間に加わると同時に恋人或いはそれに極めて近い関係になっている(最終回一つ前の「ガイキング占い」では2人ともパジャマでTVを見ている絵が出てくる)。銃の腕は大空魔竜のクルーでナンバーワン。38話ではプロイストを倒す為命を捨ててガイキング・ザ・グレートの合体を成功させようとする程の覚悟を見せた。その際ヴェスターヌに助けられ「こりゃ浮気は出来ないな」と微妙な発言を残す。5年後もバルキングに搭乗し、宇宙怪獣と交戦していた。ガイキング占いではヴェスターヌとかなり関わったネタで登場する。
- ディック・アルカイン:鈴木達央
- 17話より登場。右目に眼帯をした男(失明しているわけではない)。大空魔竜艦載機キルジャガーのパイロットだったが、乗っ取りを企てガリスと賭けをし敗北。下船して空中都市ザンガイルに身を潜めていたが、登録は消されていなかった。ザンガイルでダイヤとルーレットの賭けを行うが、アクシデントもあって勝負はダイヤが勝利。敗北を認め大空魔竜に再び乗艦する。幼少の頃からとても勘が良く、8歳でチェスの世界チャンプになる程だった。母親が父ロバーツに追い出され、ロバーツが再婚を繰り返すのを見て反発。父親が嫌いなギャンブルにのめり込むが、連戦連勝で虚しさを感じていた時期にダリウス軍と遭遇、大空魔竜、そしてルルに助けられて彼女を慕うようになった。無類のギャンブル好きで、賭け事の類なら負け無しの強運と勘の良さを持っており、一方でイカサマの類は激しく嫌う。女性に対しては非常に紳士的で、プレゼントなどの社交辞令も欠かさないので一部を除き女性クルーからの人気は高い。また絶対に女性に暴力を振るわず、ピュリアが殴りかかった時は無抵抗で殴られるままになっていた。ただし例外としてプロイストは女性と認めていない(理由としてプロイストが女性ではない可能性もある・後述)。その一方でルルにキスをする等、軽い一面もあり、ピュリアやローサからの評判は非常に悪い。前述の通り父親に対して確執があり、父を助けようとしているダイヤに突っかかる事もあった。決め台詞は「バッドラック」。乗員番号も死を意味する44番で、一部のクルーからは死神と呼ばれ恐れられる。初対面のときにルルに怪我の手当てをしてもらい、それ以降彼女の苗字「アージェス」に引っかけて天使(エンジェル)と慕っている(一度彼女が大空魔竜から降りようとした時は自分も付いて行こうとしたほど)。普段は普通にダイヤを名前かミスターあるいはミスター・ガイキングと呼ぶ事もある(ノーザのこともミスター・ノーザと呼んだ)が、これは彼なりの敬意の印のようである。白兵戦では長剣を使用。本編ではルルとデートした事もある。カジアーツ氷原の戦いにてドヴォルザークヘッドの攻撃からキルジャガーでツワブキ父子を庇う(37話)。しかし、運悪くコクピットに当たってしまい、死を悟った彼は『ルルの夢(?)』をダイヤに託し「グットラック」と言う言葉を最後に爆発の中に消える。その後大空魔竜内で早急に治療を受けたため、幸運な事に命は取り留めた(39話で少し登場する)。ガイキング占いではクールな性格とは言えないキャラクターになっている。
- ダイモン:大友龍三郎
- 大空魔竜機関長。乗員番号3番。52歳。昔は大空魔竜の機械関連を一手に引き受けていたようだが、現在は艦載機についてはシズカに一任しているようである。クルーからは「ダイモンじいさん」と呼ばれる。艦長職に憧れている。ダリウス軍に機械関連で協力させられていたところをガリスに助けられ、以後メンバーに。昔、流しのミュージシャンをしていたが、小学生の縦笛に負けて挫折した過去を持つ。(ただし、この時はリミテーション・シンドロームという精神病にかかっていたため、本当のことかどうかは不明)その過去から作詞や作曲などをこなす意外な才能がある。脱走の時にはバルキングに搭乗した(28話参照)。実は本編以前からダイヤの事をルルから聞いており、それ故二話で彼の名前を聞いたとき反応した。ガイキングクイズではふんどし一丁姿が拝める。
- 名前は旧作の「大文字博士」より。
- フジヤマ・シズカ:雪野五月
- 目を前髪で隠したメイド姿の姉御肌機関士。ドックの責任者でもある。ダイヤを気に入り、戦士としての心構えや艦内の裏道などを教える。かなりの怪力で、非常に重いはずのゾルマニウム板を数枚、何事もなく、顔色一つ変えず持ち上げ片手で振り回し(6話)、重そうなダンベルを通風孔に潜り込んでいたダイヤに向けてストレートに(これも片手で)一瞬のうちにぶん投げ(17話)、戦闘においては片手でドロイド兵を引き裂けるほど(31話冒頭)。故に男性たちではキャプテンですら抵抗できない。ローサと個人的にも親しいようで、通信で相談しあったりしている。かなりのナイスバディの持ち主(7話では水着姿が拝める)。サコンとは古女房、ないし押しかけ女房みたいな関係で色々世話を焼きたがる(23話参照)。元々は名うてのライダーで、スティンガーの先任パイロットでもある。漢字にすると藤山 静。乗員番号13番。23歳。戦闘時にはどこかで見たような斧を2本使うようだ(14話で発見「なにやっとんじゃワレ~」とちょっとヤクザ風なジョークあり)。セーラー服アイドルになろうとしたが、ルルに及ばないことを悟り辞退する。ナオトの事は「ちょっとタイプかも」らしい(細身が好みなのだろう)。見せない眼はかなり細目。最終話でサコンに迫り終には結婚したのか、双子の赤ちゃんをもうけていた。ガイキングクイズでは回答役としてピュリアと共演、37話ではガイキング占いの司会を務めた。細田監督イチオシのキャラクター。
- ロンゴ:園部啓一
- 大空魔竜操舵士。乗員番号16番。25歳。日に焼けた逞しい体、ごつい顔に刈り込んだ鬚と、いかにも船乗りという風貌をした無口な海 (?) の男。大空魔竜の舵は力だけでは動かせず(艦内一の怪力を持つシズカですら不可能)、彼以外に大空魔竜の舵を取れる人間はいなかった。同じブリッジクルーのせいか、アイドルコンテストではダイヤやディックと並んでルルに肩入れした。31話の二大魔竜との決戦時に左脇(恐らく肋骨。高い確率で命にかかわる部位である)を負傷、医務室にて激痛に苦しんでいる所、ばったり会ってしまったナオトに事実を口止めし、無茶を承知で操舵をしていたが怪我が悪化して倒れてしまう。その戦闘後、操舵が出来ることが判明したナオトに後を託し、誓いの証として愛用の青いバンダナとグローブを渡す。その後は大空魔竜内(医務室?)のベッドから通信で、ナオトへ操舵に於いてのイロハを教えていた。38話でサコン達の救援に向かうナオトの為、舵に復帰。最終話でも変わらず大空魔竜の操舵を担当している。
- ヤンマ:竹本英史/ハッチョ:草尾毅/ブビィ:大川透
- ピュリアの子分たち。小型戦闘機バンザやカニタンク(クラブバンカー)などを操縦するパイロット。いつも3人一緒に行動しており、『三バカ』と呼ばれている。元泥棒で、声マネ、スリ、ハッキングなどができるが、ピュリアの子分になってからは封印している。炎の力も3人で一人前の量らしい。ピュリアの事を姉御と呼び、ダイヤに命を助けられてからは彼の事をダイヤの兄貴と呼ぶ。ピュリアに散々コケにされるナオトに親近感を抱き(加えて舎弟欲しさに)大空魔竜艦内を案内し、自分たちを「アニキ」と呼ばせる。5年経った後もピュリアと一緒に生活しており、ダイヤたちの住む街で漁師として働き生計を立てている。乗員番号はヤンマ27番、ハッチョ28番、ブビィ29番。
- パイロン:茶風林
- 大空魔竜給仕長。乗員番号6番。団子っ鼻にドジョウ髭の「いかにも」な外見と声で語尾に「~アル」とつけて喋る。アイドルコンテストではリーを拉致して「ゴミ70kg」として裏取引に使おうとした。曰く「キョーコちゃんを応援しない奴はゴミと同じ」だそうだ。不意を討ったとは言え生身なら艦内でも最強クラスのリーをあっさり拉致出来るあたり、実は結構強いのかもしれない。
- アベヤ・キョーコ:前田愛
- パイロンの手伝いをしている女性。厨房のアイドル的な存在だが、かなり腹黒。ぶりっ子をして大空魔竜アイドルの座を狙ったが、話し合いの末辞退した。フラフープが特技。24話と25話では顔の形がかなり変わっている。
- フランクリン:岸尾大輔
- 大空魔竜医療班長。乗員番号3番。古参メンバーの一人。フランケン顔の大男で、腕は確か。ダイヤに良く「フランケン」と呼び間違えられ、その度に「フランクリンだ…」と訂正する。ダリウス軍に協力させられいてたがガリスに助けられた。昔デザイナーか医者をするか悩んだあげく、医者の道を選んだが、デザイナー業は趣味として未だに忘れていない。ダリウス脱走時にライキングに搭乗したが(28話参照)、その折に顔などに傷を負った。胸の球体を自ら引きちぎり死の寸前だったノーザを治療するなど、医師としての腕は確かな様子。声質は若本規夫氏を意識しているらしい。
- 修理班長:福原耕平
- 大空魔竜の修理班長。乗員番号15番。フルネーム不明。シズカの雄叫びをダリウス軍の襲撃と勘違いしていた(23話)。
- オペレーター:進藤尚美
- 大空魔竜のオペレーター。姓名は不明。戦闘時のレーダー索敵などを担当。
- サコン:田中秀幸
- 本名サコン・シロウ。乗員番号2番。35歳。本編当初より大空魔竜の閉鎖ブロックに篭り、大量の本に埋まりながら姿を見せなかった謎の科学者であり、ダイモンやフランクリンと共に古参初期メンバーの一人。クルーには「先生」と呼ばれる。大空魔竜の危機に際して数々の妙案を考案し、救ってきた。知的な雰囲気の整った顔立ちをしており、引き篭もり気味で外に出ない(閉鎖ブロックにいるのも単に外に出たり世話を焼かれたりするのが嫌だからである、強固にしているのは実はシズカ対策)という割には、スリムで格好良い男。だが、服のセンスはあまり良くない。とてつもなくズボラで、研究に打ち込みすぎて過労死寸前になることもある。シズカに色々面倒を見てもらっているが、本人は多少辟易気味なれど感謝しているとのこと。ダリウス軍に協力させられていたところをガリスに救われクルーになる。脱走時にはガイキングを操縦した(28話参照)。決戦後シズカに脅迫まがいに迫られ観念したのか、5年後、彼女との間に、シズカそっくりな子供を二人もうける事となる。
[編集] 大空魔竜隊を支える人々
- ダイヤの父:大川透
- 海洋学者。フィールドワーク派なのか中々精悍な風貌の持ち主で、どことなく旧作の主人公を彷彿させる。本編前日の数年前海へ出たときに怪獣(ダリウス軍の鉄獣)に襲われ、消息不明だった(その時ダイヤは大空魔竜に助けられ、ルルと会っている。また鉄獣を目撃)。その知識を利用せんとダリウス軍に捕らわれていると思われていたが、実はダリウス大帝直属の仮面科学者「ドクター・ツー」として箱舟計画に協力していた(偽名と仮面は身元を隠すためのダリウス17世の配慮で)。息子ダイヤにサバイバルの知識を与え、またダイヤの所属するリトルリーグの監督をしていた事もある(旧作の主人公、ツワブキ・サンシローは元プロ野球選手)。今の境遇の為ドクターワンからツワブキと呼ばれる事はあまり良しとしない。ダリウス17世と共にダイヤ等にダリウスコアの制御キーを渡そうとするがプロイストに捕まる。38話で無事救助されダイヤとの再会を果たし、最終話では地上に戻り改めて箱舟計画に協力する。なお、妻とともに作中ではついにフルネームは明かされなかった。
- ダイヤの母:半場友恵
- 父は必ず生きていると信じて疑わず、周りから変人扱いされる息子を暖かく見守り、旅立つ彼をナオトと共に見送った。魚港で働いている。ダイヤが旅立った後は地上での大空魔竜支援組織NEXからダイヤの活躍を教えてもらっている。最終話では空港で夫と息子に再会。5年後も健在である。
- ブライ:宗矢樹頼
- 数少ないダリウス人の大空魔竜の支援者。ダリウス大帝が地上侵攻を目論んでいるという真実を知っており、大空魔竜に武器や食料などを運ぶ。38話で赤いゼルガイアーで艦隊を率いて大空魔竜の救援に訪れる。
- シオン:野中藍
- ブライの娘。13歳。ダリウス軍に潜入し、反乱の機会を伺っていた。21話で軍の鉄獣や戦艦を奪い、大空魔竜と合流しようとするが、それ自体がプロイストの罠で危なく殺されるところだった。ブライやガリスと共に38話で大空魔竜の救援に訪れる。
- シンバ
- 大空魔竜支援者の一人。
- チェリー:乃村健次
- ダリウス人で大空魔竜を支援しているNEXの部長。元は無限艦隊所属の戦闘機パイロットだったが、ドロイドにその座を取って代わられリストラされてしまう。ナオトやダイヤの母に近況を伝えていたが、ダイヤとピュリアが地上に戻って来た時、ナオトを引き合わせた。通常は変装用のマスクをつけており、地上では「倉田」と名乗っている。携帯の着信音は「GAIKING」。NEXがダリウスに付いたことにより大空魔竜に一時乗り込んだが、アメリカ海軍の船で降りた。
- ベン:竹本英史
- チェリーの部下でNEXメンバーの一人。地上では「芝」と名乗っている。チェリー同様NEXの裏切りで大空魔竜に乗り込んだ後、アメリカ海軍の船で降りた。
- シズカの母:小山茉美
- シズカの母親。かなりの資産家のようで、家は和風の造りでかなり大きい。シズカが異世界に居る事を知っている。
- ※小山は旧作にヒロイン「フジヤマ・ミドリ」役で出演していた。
- ジャン:平田広明
- ダリウス人で自称冒険家。大空魔竜をハイジャックして地上に行かせようとした事もあり、大空魔竜のクルーやルルは彼に不信感を持っていたが(このときルルの胸をうっかり触ってしまい彼女に投げ飛ばされた)、本来義賊の様な面もありダリウス軍から物資を盗み、一般の人に分け与えていた。38話でピンチだったダイヤを愛機のレシプロ(複葉の水上艇)で救い、ダイヤの父を大空魔竜に無事送り届けた、尚結局ダイヤとの約束どおり地上に行って寿司を食べたかどうかは不明。
- エルトリカ・アージェス:豊嶋真千子
- 本編ではすでに故人。ルルの実母でガリスの妻。彼女も元々地上人で科学者でもあった、ガリスと共にダリウスから脱走しルルを産む。その後孤島でルルと生活していたが、プロイストからガリスを庇い射殺される。
- ロバート・アルカイン:柴田秀勝
- NEXの会長。ディックの父親で、古くから大空魔竜に協力していたものの、ガリスが戦線を離脱したことを聞いてダリウスにつく事にした。良くも悪くも冷徹な人物で、ディックも含め家族なども自分が伸し上るための駒位にしか見ていなかったが、ガリスに対してはかなり買っていて、ディックに対しても案外協力している為、ディックに対して息子と言う事を認めていた様でもあった。戦いが終わってからはどうなったかは本編では描かれていないのである。
- ※ちなみに声を担当している柴田も小山同様旧作に大文字博士役として出演。
[編集] ダリウス軍
- ダリウス17世:大友龍三郎
- 異世界ダリウスの支配者で、身長数十メートルに達する鋼鉄の巨人の姿で現れる正体不明の人物。16世の代までは一貫して人類と地上への不干渉と移民計画を重んじていたダリウスであるが、当代になって地上侵略に切り替えた。これは環境破壊や戦争などを繰り返す地上人に見切りをつけたせいだと後に17世は語っている。実子であるプロイストには親心ゆえかなり甘い所も見せる。絶対的権力を持つ独裁者ではあるが、一方でダリウスの民全ての平和と繁栄も考えている(ここが選民思想の強いプロイストとは正反対である)。「ゼーラの門が開いた」(移住可能な惑星を発見した)事を知り、プロイストやダリウス人民の為、他の星に移住する計画箱舟計画を極秘で進めていたが、プロイストは地上征服・地上人抹殺計画であるFDオペレーション以外の選択肢を認めなかった。その暴走を止めるべく大空魔竜クルーにダリウスコアの制御キーを譲渡しようとするがその時現れたプロイストが逆上・暴走、その意志に反し彼女の手によって人生の終焉を迎える。普段の巨人の姿は王の居城であると同時に最強兵器である超巨人キングダリウス17世であり、その内部に居住空間や箱舟計画の研究所などを収納していた。最終回ではその真の正体はゼーラ直系のDNA統率者(種のDNAの管理者のような物か? 大帝自身の肉体は純血のゼーラ人の細胞を培養して作られたクローンの類のようである)で、彼もプロイストも、そして、歴代のダリウス大帝全てがダリウスの民を見守る為に作られた存在だったと言う事が明らかになる(肉体は機械が組み込まれているとは言え一応生体ではあるが、プロイストと同様の存在とすれば生物学的な意味で人間かどうかはかなり怪しい。しかし、ゼーラの純粋なDNAを保持しているという説明からすれば、純血のゼーラ人は元々あのような能力を持っており、それを強化されていただけかもしれない)。単なる支配者ではなく言わばダリウスの民を守るために作られた人造神で、旧作のダリウス大帝に近い存在であったことになる(大帝もプロイストもそうした存在であったにも関わらず、プロイストが選民意識に凝り固まった自己中心的な性格に育ってしまったのは明らかに17世の教育の失敗といえようが、彼としては人工培養のクローンであるとは言え、まぎれもなく自分の娘であるプロイストに人造神ではなく一人の人間として幸せな人生を送って欲しいとの密やかな願望があったのかもしれない)。人としての大帝の体に埋め込まれた大型のフレイムグリッター状の機器には初代からの全大帝の精神が封じられており、大帝を継ぐ者はこれを受け入れた時点でそれまでの大帝全員と精神を融合させることになる。肉体が死んだ後、最後の力を振り絞ってプロイストとの精神融合をサコンに懇願するも、この事実を知り完全に逆上したプロイストにより精神の入れ物を破壊され、内部に保全されていたであろうその精神も失われた。
[編集] ダリウス四天王
- ノーザ:岸尾大輔
- ダリウス四天王の一人で北方将軍。19歳。巨人師団司令官。右頬に傷がある剣の達人で、自らの身長よりも巨大な剣を軽々と振るう。ダイヤに「狼のような眼をした男」と言わせるほどの闘争心を誇る。当初の愛機はノーザ・ドルマン。後にバレオンに乗り換える。騎士道精神を持ち合わせているものの、高慢で、自らに勝てるものはいないと自惚れと自信に満ちていたが、度重なるガイキングとの決闘で敗北後、降格処分され、プロイストが次大帝として正体を現してからはその指揮下に入る。貴族出身と思われていたが、実はプロイストの生体細胞をクローニングした生体予備パーツであり、記憶操作されていた(クローン体である割にはオリジナルであるはずのプロイストとまったく似ておらず、クローン施設に並んでいた他の試作クローン体は彼と同一固体をしていた事から推測すると、ノーザの姿がプロイスト本来の姿である可能性もある)。裏切り防止の為、胸には恐らく生まれたときから鉄球型の器官が埋め込まれており、プロイストの意に添わない行動をした場合には激痛を与えられる。また、鉄球を取ると生きていけない。真実を知った後、性格が若干丸くなり、嫌っていたサスページすら励ましたりもした。この頃は自分を一人の人間として見てくれるダイヤとの戦いに執念を燃やしており、味方であるプロイストの攻撃から彼を守るほど。それが原因で幽閉、30話でプロイストに洗脳されてライキングで出撃。ダイヤの「真龍拳 烈火破砕掌」で正気に戻り共闘、死を覚悟して鉄球の呪縛を打ち破る。その後、フランクリンの施術によって一命を取りとめ、ライキングの正パイロットとして大空魔竜と共に戦う。相変わらず憎まれ口を叩くが、その表情は初期の悪役然としたものからそれなりにヒーローらしいものへと変化していた。37話でダイヤの為に無謀な戦いをしようとするディックに名前を聞く(彼にとって名前を覚えることは、相手に対する敬意を表す意味合いがあるようである)。38話ではプロイストと決着を付けるため生身での一騎打ちを挑み、かつて自身との戦いでダイヤが見せたそれを髣髴とさせる闘志をもってこれに勝利する(が、キングダリウスの出現により寸前のところ止めを刺せず)、決戦後、己を弄んだプロイストへの復讐を成し遂げて虚脱し、抜け殻になるかと思われたが、ケインの諫言により再び生きる意志を再燃、移住計画に協力する。
- ヴェスターヌ:進藤尚美
- ダリウス四天王の一人で西方将軍。22歳の美女。鉄獣兵団司令官。元ダリウス軍随一の特殊工作員で「ダリウスの雌豹」と呼ばれていた。ダリウス17世への忠誠心は四天王随一で、高潔な軍人でもある。後に軍総司令官になるが、それはプロイストの時間稼ぎのための策だった。四天王の中ではじめて、大空魔竜のクルーであるリーと直接の接触をしている。次代帝となったプロイストから格別の寵愛を受けているが、彼女自身は非道な策を多用するプロイストを内心良く思っていない。武器は主に手首に装着しているビームウィップなど。28話でプロイストの策を妨害した事で幽閉されるも、30話でプロイスト曰く「最後のチャンス」として黒い炎の洗脳を施され、大地魔竜を操って大空魔竜と戦う。が、魔竜はリー率いる白兵戦部隊によって占拠され、彼の真龍拳を受けて、その腕の中で正気を取り戻す。ドボルザークの姿を見て、己の過ちを既に悟っていたことを涙ながらにリーに告白し、バルキングを託す。以後は大地魔竜の艦長となり、大空魔竜と共に戦う(大空魔竜が地上に行った時はダリウス界に残って、リーと共にダリウス軍と戦っていた)。最初にリーに助けられた事から彼の事を気にかけており、大地魔竜の艦長となって以降はいい仲になった(最終回一つ前のガイキング占いでは2人がパジャマ姿でテレビを見ている絵があった)。第38話ではリーがダイヤのために死ぬ気だと一瞬で看破し、助けに入って寸でのところで無事彼を救出、最終決戦後、異世界全体に真実と移住計画の宣言を伝える。
- サスページ:田中秀幸
- ダリウス四天王の一人で南方将軍。23歳。魔獣軍団司令官。妖艶な姿をしており、性格は非常に陰険で卑劣、且つ卑屈。戦闘よりも策略に長けている。男だが女性的な口調で、無形態スライム「ブルル」を飼う。見掛けによらず家は貧しく、一兵卒から自身の能力や策謀を使いつつのし上がり、司令官の地位を獲得した叩き上げの軍人(と言えば聞こえはいいが、作中の手並みを見る限り戦場での武功だけで出世したとは思いにくい)で、出世のためなら手段を選ばない為、他の四天王からは警戒されていた。次大帝プロイストが正体を現した時に真っ先に忠誠を誓うポーズをするが、プロイストからはあまり信用されておらず、軍に自分の居場所が無くなる事を恐れていた。そして、29話で二大魔竜を手に入れたプロイストの発言で彼女にも疑念を持ち、彼女を謀殺する事を決意。その後ノーザ、ヴェスターヌを次々と陥れ(この辺りの手並みは見事の一語に尽き、彼の出世してきた経緯を窺わせる)、さらには命がけの芝居で忠誠心をアピールしてプロイストの信頼を得てバルキングで出撃。途中までは上手くサスページの思惑通り進むが詰めを誤り、プロイストによってリモートコントロールされたバルキングのエネルギー供給源にされてしまう。最期はガイキングに敗北、炎の中で自らがダリウスの王となる妄想を描き、狂気の笑みを浮かべつつ燃え尽きた。しかし、誰も彼の死を弔う者は無く、唯一ブルルだけが彼の墓標代わりに見送っていた。
- プロイスト:竹本英史
- ダリウス四天王の一人で東方将軍。無限艦隊の司令官にして機械兵士ドロイドの指揮官。金属製の仮面を被り、鎧をまとった正体不明の怪人物。四天王の中では最も冷静で、熱くなるヴェスターヌを諌めて軍を引かせたこともある。他の四天王からはドロイドだろうと思われていたのだが、実はダリウス大帝の直属の部下であり、査察の任務を帯びていた。その真の姿は…。39話で一時的にこの姿で登場(恐らく新四天王の臓器を安定させる為の処置か)。そして、その鎧のパーツは彼女の墓標代わりとなった。一人称は「私」
- 次大帝プロイスト:池澤春菜
- 18話から登場した、プロイストの正体。ダリウス大帝の実子で、その後継者という立場とガイキングを一度は倒した功績をもってダリウス四天王の統率者、つまり、ダリウス全軍の司令官に納まる。見た目は美しい女性だが、本人は自分の事を「性別を超越した存在」と語る(クローン体であるノーザが男性である以上、プロイストも本来は男性である可能性が高い。その場合ディックがプロイストを女性扱いしなかったのも筋が通るが、一方で同じプロイストのクローン体であるニキータとテルミナは女性タイプなので、男性と女性臓器が必要=両性具有なのかもしれない)。体から噴出す黒い炎、飛翔など様々な超能力(に見えるもの)、完全に人間レベルを超えた身体能力など、恐るべき戦闘力を誇り、死神のような鎌を武器とする。その黒い炎はガイキングパート3を上空高く弾くほど。黒い炎による催眠術の類も使え、ルル、ノーザ、ヴェスターヌを操って利用した。仮面を被っていた時と違い豪快な作戦を良く使う。冷酷非情な性格で、勝利の為なら味方や民衆をも平然と犠牲にする。優秀で美しく自分に従順な人材を好む反面、一般人民や兵士を愚民と称し切り捨てる事も辞さない極度の選民主義者(このあたりが父親であるダリウス17世とは決定的に違う)。普段は優雅に振舞うが本質的には凶暴で残虐、そして邪悪。父親のダリウス大帝の事を親として大変慕っているものの、その忠告を聞き入れたりすることはあまりない。感情が昂ぶったり戦闘時は瞳と髪の色、耳の形が変わり、言葉遣いや行動が極めて荒い物となる。地球(地上)の文化を嫌悪しているが、地上の作曲家であるドボルザークと代表曲『新世界』だけは気に入っており、戦闘中にかけたりする上、秘密兵器の超魔竜の名称にも名付ける程。ガリスの妻エルトリカを射殺した張本人。ダリウス原理主義者・選民主義者である彼女はガリス達がダリウスを裏切った以上に、ガリスと地上人のエルトリカがルルを産んだ事が許せず、彼女を「呪われた子」と呼ぶ。大帝の継承者、生まれながらの王と自らを呼称し、異常なほどに自尊心が高い。生体部品(クローン)であるノーザや新生四天王を人間ではなく文字通り部品としか思っておらず、それどころか守るべき民さえただの虫けら程度にしか考えていなかったが、最終話に於いて歴代のダリウス大帝、そして、自分自身もゼーラ人を守り、DNAを管理するために造られた存在に過ぎなかったことが明かされ、今までの自分の全てを否定されることとなる。31話の決戦後、自身を除く前四天王体制が崩壊した事を契機に、自らの生体部品であるニキータ、テルミナ、バニシューム、ヒガントを新生四天王とした。また、大帝の押し進める箱舟計画絡みの事で、若干疑心のような物を抱き、自分の事を理解してもらう為に会いに行くが、折悪しく彼が大空魔竜クルーと接触していた事で逆上・暴走してダリウス17世を死に至らしめた。そして父を失う苦しみをダイヤに与える為にダイヤの父を誘拐、ファイナルドボルザークに人質として埋め込むもののまんまと奪い返され、直後ノーザと決闘し腹部を貫かれた。虫の息のまま父の愛機キングダリウスに乗り込み最後の戦いを挑むも敗北、極大巨人キングダリウス18世も頭部を残して完全破壊される。自身も虫の息だったが四天王を贄として復活、直接大空魔竜に乗り込み黒い炎を体に纏い怪物か悪魔然とした姿になってダイヤたちを殺そうとするが、サコンから大帝の秘密と遺言を聞き、真実を知って更に逆上。憎悪の炎を暴走させ、自爆しかけたが、ダイヤの赤い炎によって大空魔竜ブリッジから叩き出され、自らも作り物だった事を思いつつダリウス17世を恨みながら溶岩の中に消えていった。一人称は「わたくし」、怒ったときは「俺」
※旧四天王のネーミングの由来は、「『ノー(ス)』ザ」「『ヴェスタ(ン)』ーヌ」「『サ(ウ)ス』ページ」「プロ『イ(ー)スト』」と東西南北の英語読みから。
[編集] 新生ダリウス四天王
- ニキータ:雪野五月
- 32話から登場した新生四天王の一人で、ノーザの後任である北方将軍。巨人師団司令官。最終話で恐らくプロイストの腹部の臓器のパーツになった。
- テルミナ:斎藤千和
- ニキータらと共に登場した新生四天王の一人で、サスページの後任である南方将軍。魔獣軍団司令官。ニキータと同時に、同じ言葉を話すことが多い。プロイストの左胸の臓器の再生パーツになった。
- バニシューム:平田広明
- 新生四天王の一人で、ヴェスターヌの後任である西方将軍。鉄獣兵団司令官。プロイストの首パーツの部品となった。
- ヒガント:園部啓一
- プロイストの後任である東方将軍。無限艦隊司令官。バニシュームと同時に、同じ言葉を話すことが多い。ヒガントは左目のパーツになった。
彼ら4人はノーザ同様プロイストのクローン成功体で、顔立ちはほぼ同一であるが髪型と髪色は違う。4人とも次大帝の生態部品として生を受けた存在だが、ノーザと違い機械的で、完全なる忠誠を誓っている。戦場では四天王そろって巨人兵ガレアンに乗って戦うが、38話でキングダリウス18世に吹き飛ばされた。最終話で瀕死だったプロイストの部品になり、短い一生を終えた。
※新生四天王のネーミングの由来は「ニ『キータ』」「テル『ミナ(ミ)』」「バ『ニシ』ューム」「『ヒガ(シ)』ント」と、ド直球日本名である。
[編集] 北方五騎士(ノーザン・ファイブ・ナイト)
- ケイン:織田優成
- ノーザに従う北方五騎士の一人で当初は一番の新人だった。ダリウスというよりも、ノーザ個人に対する忠誠心が強く、軍規に背いてでも助けようとした。そのため、ノーザからの信頼も厚く、彼の離反後は共に大空魔竜側につき、天空魔竜の艦長席に座る。プロイストに対しては登場当初からいい感情は持っていなかった。ノーザとの付き合いも結構長い為か、見るだけでその機嫌が分かる様子。38話ではノーザの代わりにライキングに乗り込んだ。最終話でプロイストへの復讐を終え虚脱したノーザを叱咤し、新たな人生を踏み出すきっかけを作った。
- リック:園部啓一
- 北方五騎士の一人。右目が義眼のスキンヘッド。11話で独断で大空魔竜と交戦し、ノーザに粛清される。
- ミーシャ
- 北方五騎士の紅一点。11話でリックと共に大空魔竜と交戦し、同様に粛清される。
- コドル:乃村健次
- 北方五騎士の一人。18話でノーザを見限りプロイストの指示に従うが、捨て駒にされて死亡。
- ウーラ:川津泰彦
- 北方五騎士の一人。18話でノーザを見限りプロイストの指示に従うが、捨て駒にされて死亡。
※北方五騎士のネーミングの由来は、本編5名の脚本家「ケイン=(長谷川)圭一」「リック=(三条)陸」「ミーシャ=隅沢(克之)」「コドル=古怒田(健志)」「ウーラ=三ッ浦(孝)」から。
[編集] その他の敵
- ブリーザ:丸山詠二
- 7話に登場。白髯の老武人でノーザの前任の北方将軍。誇り高きダリウスナイトの一人で、正々堂々とした戦いを好む。ガイキングと決闘したが、サスページの妨害で傷つき決闘は中断。彼を退けた後、ダイヤと再戦を誓い基地に戻る途中、「巨人師団に敗北があってはならない」とノーザによって粛清される。愛機はブリーザ・レンテス。後にダイヤとの戦いを経験したノーザが彼の粛清を回想するシーンがあり、このときのノーザはかつての行いに何か思うところがあるようであった。
- レベッカ・カトリーヌ:長沢美樹
- 西方将軍ヴェスターヌ配下の諜報員。地上人になりすまし大空魔竜に単身乗り込んだ。情報収集の最中、アイドルコンテストのゲストとして招かれ赤っ恥をかいたのち、大空魔竜の情報を持ち帰ったつもりが、サコンに見破られて情報を爆破され、「あちちちちー!」と叫んで退場した。本来は彼女も何かしらの役で再登場する手はずだったが、尺の問題で削られてしまった悲運の人。
- ドクターワン:中江真司
- 箱舟計画の責任者。ダリウス17世の命令で箱舟計画を進める。仮面で顔を隠している。
- ドクターツー:大川透
- ドクターワンと共に箱舟計画を進める仮面の科学者。その正体はダイヤの父親。息子ダイヤの事を思いながらもダリウス人の為にダリウス軍に協力していた。
[編集] 登場メカ
[編集] ガイキング
上半身のPART-1、下半身のPART-2、大空魔竜の頭部であるPART-3が一直線に合体して完成する身長70メートルの人型ロボット。ただし操縦にはガイキング(大空魔竜)に素質などを認められなければいけない。ダリウス側からは「赤き炎の戦闘巨人」と呼称される。容姿及び武装は前作ガイキングから引き継がれたものも多いが、今作オリジナルの武器も多数搭載されている。最も強度が強いのは、PART-3である大空魔竜頭部であり、ハイドロブレイザー等の必殺技を使う際の要にもなる。操縦は基本的に操縦桿を用いるが、腕部は操縦者の動きをトレースさせる事が可能である。
2体の試作巨人「バルキング」「ライキング」が存在しているが、支援機としてスティンガー、サーペント、クラブバンカーが配備され、またそれぞれとの合体機構もあるため本機が最も汎用性が高い。また、試作巨人と比べて性能が抑えられているが、ガイキングだけに搭載されている緊急装置のフェイスオープンを使用することでそれらと対等の性能を発揮する事が出来る。
ガイキングPART-3部分がライキングPART-1、バルキングPART-2と合体する事で、究極形態「ガイキング・ザ・グレート」になる事もできる。
[編集] 武装
- ガイキングランス/ガイキングアックス/ガイキングシールド
- シズカの指示で大空魔竜の尾部より背部カタパルトを通じて射出される携行武器。アックスはシールドに収納する事が可能で、初使用時には左腕のコネクターに直接装着していた。
- カウンターランス
- ガイキングランスにカウンタークロスを接続した炎の巨槍。ガイキングの超高熱を伝導させる事が可能となった。
- パンチャーグラインド
- いわゆるロケットパンチ。前作ではカウンターパンチと呼称されていた。今作では必殺武器の一つに数えられる威力を持つ。射出された腕部は自力では戻ってこない為、物語序盤では基本的に使い捨てられていたが、以降はゼクターフックあるいは艦載機によって回収している。
- デスパーサイト
- 眼部から放つ熱線。連続照射が可能で、複数の敵を横薙ぎにしたりもできる。
- キラーバイト
- 腹部の牙で接近して噛み付く接近戦用の武器。
- ゼクターフック
- 肩から発射され、パンチャーグラインドの回収や敵を絡め取ることができるアンカーフック。
- ボルトパライザー
- 頭部の二本角を敵に接触させ放つ強力な電撃。接近戦で絶大な効果を発揮する。
- カウンタークロス
- 膝に装備された十字剣。投げつけたり、手に持っての斬撃にも使用出来る万能武器。投げてもブーメランの様に手元に帰ってくる。今作のガイキングのメイン武装でもある。
- ザウルガイザー
- 胸部から放つ超音波砲。分子結合を乱すことで敵の装甲を脆くする。青と赤の2色の光条が二重螺旋状に放たれるのが特長。
- ハイドロブレイザー
- 腹部の大空魔竜の口からハイドリュートフレアを放出する最強の必殺技。
- 真龍ハイドロブレイザー
- リーに伝授された真龍拳の奥義「龍の型」をダイヤが応用した新必殺技。ハイドロブレイザーを両手で小さな球状に圧縮して放つ。「投げる」というモーションを取るので通常のハイドロブレイザーより攻撃方法に幅が増えている(28話では隠し球として使用しプロイストの不意を突いた)。ノーマル状態でも使えるがフェイスオープン時と比べると攻撃力は落ちる。
- フェイスオープン
- 前作でも同名のギミックがあったが、今作ではガイキングの隠された緊急用特殊戦闘形態。発動すると、ガイキングの顎に赤熱化したスリットが浮かび上がり、胸部装甲が剥がれ排熱プレートが現れる。その直後に全身をハイドリュートフレアが包み込み、一部の装甲を除き黒色化したシルエットとなる。全火力を放出する事で通常の4倍の戦闘力を発揮し、生半可な攻撃はその火力の前に融解してしまうことから間接的に防御力も強化される。また、発生される超高熱をバリアとして使用することも短時間なら可能。しかし、乗り手にも4倍の火力が要求されること、発動中のコックピット内は超高温状態に陥ることから、乗り手の命を奪いかねない危険を孕んでいる。
- 初使用の後、シズカの発案によってコクピットにリミッターボルトと呼ばれる安全装置を増設。フェイスオープンの使用限界時間を確認できるようになり、規定時間以内であれば「クローズドフェイス!」の掛け声で強制終了できるよう対処が施された。発動中はデスパライザー電撃波を用いた武器及び、ザウルガイザーの使用は不能となる。また動力中枢に負担をかけるため、完全なメンテナンスが行えない場合は通常形態でもエネルギー系の武器が使えなくなる。連続使用も可能だが、ある程度炎の力が回復するまで使用できない上に操縦者の命を危険にさらす可能性があるため、本編では対ファイナルドボルザーク戦での切り札として使用したのみである。
[編集] 合体バリエーション
- スカイガイキング
- ガイキングの背部にスティンガーを装着した長距離高速飛行形態。見た目では、単にスティンガーがくっ付いただけだが、飛行機動性能と武装は格段にアップしている。
- バスターガイキング
- ガイキングの右腕にサーペントを装着した重砲撃形態。竜のような形をしたエネルギーで複数の相手を一掃する「サーペントバスター」が必殺技。ただし右腕を投棄しなければいけないことと、合体に際して時間がかかるのが欠点。
- ダイバーガイキング
- またの名を「カニキング(ダイヤ命名)」。ガイキングの胴体部にクラブバンカーを装着した水中戦形態。大空魔竜の口にダイビングのレギュレータ状のパーツを咥えているのが特徴。だがその形状故、キラーバイト・ハイドロブレイザーが使えなくなるのが欠点だが、腹部から魚雷などを発射可能なので火力は強化されている。必殺技は、背中にあるクロー部分から突風(水中で使用することで渦巻となる)を発射し敵を押しつぶす「ストリームサイクロン」。
- スカイバスターガイキング
- ガイキングにスティンガー・サーペントを装着させた形態。
- トリプルガイキング
- リー命名。またの名を「スカイバスターカニキング(こちらはダイヤ命名)」。ガイキング、スティンガー、サーペント、クラブバンカーが4体合体した形態。三体の必殺技を使いこなすほか、搭乗者全員の炎の力を合わせることで炎を纏った状態での体当たり攻撃を行うことができる。
- カイキンク
- 32話に登場。ダイヤ命名。ガイキングPART-3に地上製のPART-1・PART-2を合体させた形態。ただし地上製ゾルマニウム鋼の強度が不十分な上に武装が施されていないため、本来のガイキングより戦闘力が低い。そのため次の戦闘で破壊されてしまった。カラーリングは白銀。
- スペリオルスカイガイキング
- ガイキング背部にスペリオルスティンガーを装着した形態。ただし本編中では登場せず、カイキンクと合体した「スペリオルスカイカイキンク」として登場。必殺技は突撃中に纏った炎のエネルギーを敵に叩きつける「スペリオルブースター」
[編集] ガイキング・ザ・グレート
31話から登場したガイキングの究極最強形態。ライキングPART-1、バルキングPART-2、ガイキングPART-3が三角形のフォーメーションを取り合体、更にハイドリュートフレアが集まって形成された強固なヘルメットを頭部に装着する事によって完成。そのパワー、機動力、破壊力は凄まじく、通常のガイキングの10倍の力を持つ。だが乗り手にも常人の10倍の炎の力が必要で、理論上最強だが乗りこなせる者はいなかった。その為、ガリスとサコンの二人だけの秘密として封印されていた。この合体を見る限り、ガイキング・ライキング・バルキングの各パーツは同一規格と推測される。しかし、合体の際にバルキングPART-2が変形している為他の組み合わせでの合体は不可能と思われる(ただし設定上では互換性はある、とファンブックで述べている。現に海外製の玩具ではある程度の互換性があり、オリジナルの合体が可能になっている)。合体自体は『グレート合体』のように1号ロボに2号ロボ(+3号ロボ)を鎧のように合体するのではなく、それぞれのパーツの組み合わせで合体する方式をとっている。
背部のG-ウイングで大空を自由に飛翔することができ、最大出力でダリウスの首都を持ち上げるほどの推力をもつ。前述の通り、操縦には10倍の炎の力を必要とするため、操縦者の炎の力が尽きると合体を維持できなくなり、瞬時に分離してしまうのが欠点といえる。そのため、グレートへの合体は最後の手段として使われることが多い。前作ガイキングの強化型がヒール的な外見だったのに対して、こちらはヒーロー的な外見をしている上に、合体ソングまでも存在する。
38話で見せたグレートの分離からガイキングへの再合体、その際のヘルメット破壊はいわゆる『グレート合体』の代名詞である「勇者シリーズ」定番のクライマックスシーン「グレート合体の追加パーツ排除」「フェイスマスク破損」のオマージュと取ることも出来る(なお、それと同様に「ED(OP)曲名と同じ(またはそれを含む)最終回のサブタイトル」というオマージュがあるが、本作品の最終回タイトルも旧ガイキングOPの歌詞を意識している)。
[編集] 武装
- ギガ・パンチャーグラインド
- パンチャーグラインドに追尾機能が追加され、タービンからの熱風でガイキング本体に戻ってくる事も可能。粉砕力も向上している。
- デスパーサイト
- 両腕から巨大な剣のように放出。片手だけでも周囲の小山を切り裂く切れ味を誇る。
- ボルトパライザー
- 頭部の角の間からデスパライザー電撃波を放つ攻撃。直接角を刺さずとも充分ガイキングのボルトパライザーを凌駕する。
- バーニングデストーム
- 両腕から放出される火炎竜巻。ライキングのライトニングデストームを受け継いでいる。
- ギガンタークロス
- 両足に装着されている十字剣。二つの剣を合わせて一つにする事も可能。
- ハイドロブレイザー・ギガバースト
- 一つにしたギガンタークロスを、ハイドロブレイザーと共に発射する。使うとギガンタークロスを使い捨てることになるため、一度の戦闘で一回しか使用できない。
- フェイスオープン・ザ・グレート
- ガイキング・ザ・グレートにもフェイス・オープン機能があり『フェイスオープン・ザ・グレート』の掛け声で発動時し、二回ボディ(大空魔竜ヘッドの外部装甲とその内側の放熱板)を吹き飛ばしザ・グレート以上の装甲と機動力を得る。理論上は、ノーマルガイキングの40倍もの炎のエネルギーを発揮できるが、その分この形態は数秒しか持たない。
[編集] バルキング
大地魔竜の頭部であるPART-3とPART-1、PART-2で構成された、装甲と攻撃力重視の赤い巨人。ガイキングを上回る火力とパワーを誇る。別名「灼熱の重巨人」。サコン曰く「誰も受け付けない悪魔の機体」。3体の中でもっとも攻撃力に優れる。プロイストが改造したクラウングリッターでダリウス人でも操縦が可能だが、対応スーツに限界時間があるのが弱点。31話で大地魔竜がリーとダイモンが率いる白兵戦部隊に占拠された事で、バルキングも大空魔竜側の戦力として用いられる事になる。同話でリーが搭乗、そのまま正式パイロットになる。最も強度が強いのは脚部のPART-2で、これはガイキング・ザ・グレートのパーツにもなる。ちなみに名称由来はバルカン砲のバル。
[編集] 武装
- ハイドリュートカノン
- 背中に装備された二門の大砲。分離して戦斧になる。
- グランドアックス
- ハイドリュートカノンを斧として使用。投擲攻撃も可能。
- ギガンタークロス
- 通常は肩部に装着。高速回転しフリスビー状に攻撃する。
- コロナブラスト
- 両腕の指に内蔵された破壊光線砲。
- 速射ミサイル
- 脚部から発射するミサイル。
- エンドレスバーン
- 全身の重火器を一斉掃射する必殺技。
- ミラクルドリル
- 大地魔竜の巨大ドリルを腕に装備。その大きさはバルキングをも上回る。基本構造が同一規格故にガイキングも使用可能。
[編集] ライキング
天空魔竜の首のつけねにある髑髏型のエンブレムであるPART-3にPART-1、PART-2を一直線に合体する事によって誕生する青い巨人。デスパライザー電撃波による攻撃と飛行能力を重視した機体でスピードはフェイスオープン時のガイキングよりも速い。細い体躯と背中の巨大な翼が特徴で、他の巨人には無いバリアも装備されている。武装や火力も他の巨人と遜色が無いが、武器は主に破壊力よりも切断機能に特化している。地上人専用のプロトタイプ故に暴走する可能性が高く、脱走時に使用したフランクリンは負傷してしまう。後にプロイストに洗脳されたノーザが搭乗するが、31話で正気に戻り造反した為、大空魔竜側の戦力として用いられる事となる。最も強度が強いのは上半身のPART-1で、これはガイキング・ザ・グレートのパーツにもなる。ちなみに名称由来は稲妻、雷鳴の「ライ」で、ライキングとバルキングという名前を合わせると、ライバルになるからでもある。
[編集] 武装
- ゼクタービームレン
- 二の腕の中から鞭状のビームを発射。
- デスパライザー電撃波
- ゼクタービームレンで捕らえた機体とパイロットに電撃のダメージを与える。
- カウンタークロス
- 肩部に装着されて、手裏剣風に使用。
- ザウルガイザー
- ガイキングと同型の超音波砲。
- デスパーサイト
- 両眼に加えて両手の五指、合わせて全12門の砲門がある。
- カウンターパンチ
- ガイキングのパンチャーグラインドに比べ単純な打撃力は十分の一程度と劣るが、特殊兵装イオノシグナー装置を使うことにより腕部を空中に固定しデスパーサイトを放つ事で擬似オールレンジ攻撃ができる。
- ライトニングデストーム
- 両手を組み両肩のタービンから放つ強烈な超電流旋風。
- スカルハーケン
- 縮小携行できる大鎌。鎌状の雷刃を形成して斬り付ける他、ハーケンその物を相手に投擲する使い方もある。
- エレクトロブレイザー
- 最強技。胸部から放つ電撃光波流。ノーザは「エレクトロ・グレイザー」と呼称。
- ジャイアントカッター
- 天空魔竜から射出されたギロチン。
[編集] 大空魔竜【だいくうまりゅう】
2隻の試作型戦艦「大地魔竜」と「天空魔竜」を参考にして建造。「大空魔竜」という名は、この2隻の艦の名から付けられたものである。全長500メートルにも及ぶ竜型巨大戦艦(ガイキングにしろ大空魔竜にしろ旧作より一回り大きい)。陸海空と様々な状況に対応でき、二大魔竜の武器も搭載可能な万能型巨大戦艦である。メイン格納庫は6つ存在し、ガイキングPART-1、PART-2、スティンガー、サーペント、クラブバンカー、キルジャガーを格納している(なお、キルジャガー復帰前まではバンザ三機が格納庫の1つを使用していたが、復帰に際し、尻尾の方に追いやられた)。カタパルトにはグラビティレーンと呼ばれる装置を使用し、重力を制御してガイキングパーツ及び艦載機を射出する。なお、腹部に予備の発進口が存在し、メインカタパルトが使用不能状態及びクラブバンカーの発進にはコチラが使用される。乗員は48名。元々は戦闘用の船に居住用の様々な部屋を増設している為、内部は複雑に入り組んでいる。最大搭乗人数は250人程度。当初はロンゴしか操作できなかったが、ある事を契機にナオトが代行操縦することになる。最終回では宇宙空間から大気圏を突破し一度海へ落下。両前足に大地魔竜のミラクルドリルを、腹部には天空魔竜のジャイアントカッターを装備しているパーフェクト大空魔竜と呼ばれる姿で、成長したダイヤの呼び声に答えるかのように姿を現す。声はリー役の草尾毅。
[編集] 武装
- ドラゴンカッター
- 魔竜の翼部から迫り出す曲刃。
- ゾルマニウム貫通弾
- 対空砲
- イリュージョンプロテクト
- 光学迷彩
- ボリューションプロテクト
- 艦体を丸めて敵の攻撃から身を守る防御形態。前作のそれと似ているが、それに加えて背びれ部分にバリアを発生させる。プロテクト状態で高速回転して対象を破壊する「絶叫コースターアタック」という攻撃技にも用いられる。前作における火車カッターに近い。
- ゼウスミサイル
- デスクロスポイントを作り出せる超巨大外付けミサイル。
[編集] 強化形態
- スペリオル大空魔竜
- 大空魔竜の頭部にスティンガーを合体した強化型。前作の「ヴォーグアイ」に近い。
- パーフェクト大空魔竜
- 大空魔竜にジャイアントカッターとミラクルドリルを装備した姿。
[編集] 艦載機
- スティンガー
- ピュリアが操縦するエイ型サポートメカ。元はシズカの愛機。空中、水中活動可能。武器は上部二門のミサイル、底部にある二門のビーム砲と、機首に装備した簡易型デスパーサイト。尾部がマジックハンドになっている。ガイキングの背中に合体し、「スカイガイキング」になる。ダイヤ曰く「糸の切れたタコ」。
- スペリオル・スティンガー
- スティンガーに強化改造を施した改修機。機体下部に折りたたまれた、合体時用の黄金の牙が特徴。大空魔竜の頭部に接続し、スペリオル大空魔竜となる。この形態では大空魔竜はキラーバイト、デスファイヤーなどの新たな追加武装が使用可能。尚、ガイキングとも合体し「スペリオルスカイガイキング」になることも可能。
- サーペント
- リーが操縦する首長竜型サポートメカ。水上、水中攻撃型で迎撃装備が充実している。また、飛行も可能。主な武器は尾部のビーム砲と腹部の迎撃用サブロック48基。ガイキングの右腕に合体し、「バスターガイキング」になる。
- キルジャガー
- ディックが操縦する豹型サポートメカ。ゲットマシンに似た飛行形態からジャガー形態に変形する。ディックの眼帯をあしらったかのように右目にバイザーのような装飾が施されている。ガイキングとの合体機能は持たないが、強力な武器の数々、彼の卓越した操縦技術もあり、ガイキングに匹敵する戦闘力を誇る。豹形態ではサーフェスグランダーという特殊なバリアを反発させ、海上や空中を疾走する。武器は伸縮自在の尾部ゼクターテイルと肩部内蔵型機関砲バルカンストーム、両眼から放つザウルガイザー。ガイキング(または大空魔竜)が放ったハイドロブレイザーを吸収、増幅して放つデスファイヤーは、ハイパー鉄獣をも破壊する。37話でガイキングを庇い中破。声はプロイスト(仮面)役の竹本英史。
- バンザ
- ヤンマたちが乗り込む小判鮫型小型戦闘機。上部にファンを搭載し、VTOL機能がある。武装は底部ミサイルと口の部分から放つ大型ミサイル。緊急時にはスティンガーの機体下面に張り付く。また、張り付いたメカを自由に操縦することも出来ることから、ルルの発案で13話ではリー、ピュリアがガイキングPART-1、PART-2の外部コックピットとして使用した。
- クラブバンカー
- 蟹型水陸両用戦車(飛行も可能)。眼が高感度カメラになっており、防御能力も高く、探査や偵察にも使用される。ダイヤに「カニタンク」と呼ばれて以降、その名前の方が浸透しつつある。ガイキングの腹部に合体し、
カニキングもとい「ダイバーガイキング」になる。 - マイクロバンカー
- サコンの開発した、無人操作可能な小型のクラブバンカー。色はグレーで何機か配備されている。またもやダイヤに「子ガニタンク」と呼ばれた。
[編集] 大地魔竜【だいちまりゅう】
26話から登場したガリスによって建造された三大魔竜の一隻。甲殻竜型地上戦用で、前足の巨大な爪に2本の巨大なドリル「ミラクルドリル」を装備。強大な戦力を誇る為、その力を恐れたガリス自らが氷河の奥深くに封印したが、プロイストが探し出し、封印された操縦装置クラウングリッターをダリウス人の黒い炎でも使用できるように改造して戦線に投入。半機獣な人工知能が搭載されており、無人でも航行可能。31話でリー、ダイモン率いる白兵戦部隊が占拠、以後は大空魔竜側の戦力となる。三隻中、唯一地中を移動することができる。空中に飛行することも可能だが、地上戦用の戦艦のため、他の二隻に比べると空中での戦闘能力は高くないと思われる。艦長はダリウスを離反したヴェスターヌが務める。声はプロイスト(仮面)役の竹本英史。
[編集] 武装
- ミラクルドリル
- 前部に搭載された巨大なドリル。3つに分離して先端2パーツがガイキング、バルキングの武器になる。
- 誘導ビーム砲
- 機体両後部に搭載された2門のビーム砲。ビームの軌道を変える特性を持っている。
[編集] 天空魔竜【てんくうまりゅう】
27話から登場。ガリスによって建造された三大魔竜の一隻。青い翼竜型戦艦。大空魔竜を大幅上回る飛行性能を持ち、スカイガイキング以上の速度を有する。腹部に巨大なギロチン「ジャイアントカッター」を装備。ガリス達がダリウス軍から脱走する際に使用され、その力を恐れたガリスによって天空島に封印されていたが、プロイストの策略でガリス自らの手で封印を解かれた(その解放のキーワードは彼の妻の名だった)。31話でサコンとシズカが率いる白兵戦部隊が占拠、以後は大空魔竜側の戦力となる。大地魔竜同様、半機獣な人工知能が搭載されており無人航行も可能。艦長はノーザのサポート役ケインが担当する。声はガリス役の大川透。
[編集] 武装
- ジャイアントカッター
- 腹部に搭載された巨大な刃。分離してライキングの斬艦刀になる。
- 雷光ビーム
- 嘴から発射されるビーム。雷光のように見えるがビームである。
[編集] ダリウス軍の使用兵器
- ゼルガイアー
- ダリウス軍の主力戦艦。艦の先端に巨大な衝角を備えている他、連装砲、ハイドリュートカノン、ローグリュート冷凍砲、バイオボム等を装備している。
- グロテクター
- 旧作にも登場した、ダリウス軍の誇る怪魚型巨大戦艦。1から4まであり、4隻でデスクロスポイントを生成することが可能。デザインは旧作とほぼ同じだが、魚の頭部があるべき場所に巨大な眼球が配置されており、ややグロテスク度が増した。
※戦艦や空母などの巨大戦力はすべて6文字。最後が必ず「ー」で終わる。
- 鉄獣【てつじゅう】
- ヴェスターヌが率いる鉄獣兵団の戦力。無人操縦のロボット兵器で、主に獣人の形態をしている。名前はすべて5文字で最後に「ス」がつく。神話系のモンスターをモチーフにしている。
- ハイパー鉄獣
- 14話から登場する鉄獣を強化したロボット兵器。ガイキングを上回る戦闘力を発揮する。弓矢を武器とするケンタウロス型のケルドロス(14話)、防御力に長けたミノタウロス型のギガミノス(15話)、パワー自慢のザイクロス(17話)、空戦を得意とするカイザロス(17話)が登場。18話ではこの4体の長所を集めた最強のハイパー鉄獣グラネウスが送り込まれ、ガイキングを氷付けにした。プロイストの近衛兵として人間サイズ(大型も存在する)の暗殺用ハイパー鉄獣エルカゲスも作られた。
- 魔獣【まじゅう】
- サスページが率いる魔獣軍団の戦力。バイオボムによってダリウス界の生物を巨大・凶暴化させた生物兵器。様々な特殊能力を持つ。名前はすべて濁点を含む3文字。地上の実在動物をモチーフにしている。
- ドロイド
- 人間サイズのロボット兵士。歩兵から戦艦の艦長まで幅広く登用されている。士官級以上のボイスコマンド以外は逆らうことは無い。ドロイド配備条例発動後、ダリウス兵は技術者や巨人兵のパイロット、諜報部員等を除き殆どがドロイドとなっている。
[編集] 巨人兵
ノーザが率いる巨人師団の戦力。ダリウス巨人とも。人型のロボット兵器で、ガイキングと同様に人間が乗りこんで操縦する。基本的にはガイキングと同じ系統のテクノロジーで作られており(もっともガイキング他にはガリス・サコンという2人の天才科学者の手が入っているわけだが)、ガイキングが地上人の赤い炎で動くのと同様、巨人兵はダリウス人の黒い炎の力で動く。そのことからダリウス軍ではガイキングのことを「赤き炎の戦闘巨人」と称する。巨人兵のパイロットはダリウス軍では騎士の称号を与えられており、いずれもプライドが高い(兵士のほぼ全てがドロイドであるダリウス軍にあって、事実上唯一の人間の実戦部隊である事も無関係ではないだろう)。名前はすべて4文字。どこかに必ず「ン」が入る。
- ゼルンガ
- ノーザ直属の部下「北方五騎士」用の量産型巨人兵で、比較的炎の力が弱くても操縦できる。各個人によりカラーリングや外見、装備、武器が異なる。38話で久々に登場する。
- ブリーザ・レンテス
- ブリーザが駆る騎士型巨人兵。使用武器は剣。
- ノーザ・ドルマン
- ノーザの愛機でもある炎の巨人。ガイキングを上回るパワー、スピードを持つ。剣が武器。一度ガイキングに敗れた後、改装され、ガイキングのフェイスオープンと同等の性能を引き出せるようになり、13話で再びガイキングに挑むが敗れ去った。
- バレオン
- 16話から登場した強化型ノーザ・ドルマンに代わるノーザ専用機。武器は二本の剣。飛行翼も兼ねた防御用マントをまとっており、ガイキングのフェイスオープンにあたるチェストブレイク機能も搭載している。旧ガイキングに登場する北の将軍キラーがモデル。
- ガレアン
- 新四天王が操る巨人兵。非常にシンプルなデザインで、カラーリング以外の形状や機能は四機とも同一。武装はビームソードとビームバルカン。スペック上ではバレオンを上回るが、新四天王の黒い炎の力は前四天王より劣るため、総合的にはノーザ・ドルマンと同じくらいの強さ(二体がかりならガイキングやライキングともほぼ互角)である。息の合った攻撃でガイキング達と戦う。
[編集] 超魔竜
- 超魔竜ドボルザーク
- 31話から登場。帝都を崩壊させた三大魔竜を見た幼き日のプロイストが夢想し、後に大空魔竜と二大魔竜を戦わせる事によって手に入れた赤き炎のデータを注ぎ込んみ完成させた巨大竜型戦艦巨人。その頭部は前作のガイキング後期型が使用した超兵器ヘッドに酷似。通常時はPART-1からPART-500に及ぶ弾頭弾サイズのパーツに別れており、プロイストの命令によって合体する。機体そのものは内部の巨大な赤き炎を包む外装でのみで構成、そのパワーは通常時のガイキングの約8倍。真の力を発揮する際には尾を8本に増やし、近づく敵を全て粉砕する。グロテクター1隻を破壊するだけで単機でデスクロス現象を発生させる事も可能。三大魔竜や三大巨人をも圧倒するが、ガイキング・ザ・グレートに撃墜された。しかし、破壊されたのは未完成品である。破片は完全に壊れていなければ自己増殖・再結合して、ハイパー鉄獣以上の鉄獣を生み出す。また既存の鉄獣にも変形が可能で、そのパーツ自体に決まった形は無く、局面によって自由に形や大きさを変える事ができると推測される。37話から改修された機体が戦場に投入される。
- 武装
- 速射ミサイル
- デスファイアー:大空魔竜等と同一の武装だが、威力は段違いである。
- オメガデスライト:両腕から十字状の巨大な電撃を発射。
- 武装
- 魔炎超魔竜ファイナル・ドボルザーク
- 37話に登場。火力や装甲こそドボルザークに劣るものの、自己修復機能を強化し尚且つ味方の機体も修復できる光波を装備。ただし中心部の心臓を破壊することによって崩壊させることができる無人機。普段の頭部はガイキング(フェイスオープン時)によく似た形状。本来は超兵器ヘッドを開放する事でドボルザーク並の火力になったのだがプロイストはダイヤ父子をいたぶる為にわざと三味線を弾いていた。
[編集] 極大巨人キングダリウス18世
38話に登場。王のみが操れるダリウス軍の最強兵器にして大帝の居城でもある。ダリウス17世の姿として現れていた巨人像そのものである(もっともその巨像もキングダリウスの頭部部分でしかなかったが)。当初の名前はキングダリウス17世で、17世の死後、追い詰められたプロイストが拝借し、戦闘形態にした。この時キングダリウス18世と改名している。パワーはガイキング・ザ・グレートと同等。巨体ながらスピードもある。フェイスオープン・ザ・グレートを発動したガイキング・ザ・グレートの一撃で大ダメージを受け、ザ・グレートの体に押さえつけられた状態のまま、飛来したガイキングパート1&2と再合体をしたガイキングのハイドロブレイザーをゼロ距離で受け、撃破される。
- 武装
- ダリウスブレイザー:口から吐く破壊光線。
- この他にも手から黒色の光弾や巨大な光の槍を打ち出す。
[編集] 用語
- ハイドリュート
- 大空魔竜やガイキングなどのエネルギー源になる物質。固体時は赤のやや強いピンク色。これを精製して生み出される炎が「ハイドリュートフレア」。ダリウス戦艦の艦首やバルキングにも「ハイドリュート・カノン」という武器が装備されていることから、ダリウス界ではごく一般的なエネルギー物質だと思われる。
- ゾルマニウム
- 前作でも登場した、ガイキングや大空魔竜の装甲に用いられる超金属。大空魔竜内部には体積を1/20に圧縮したゾルマニウムの板が多数用意されており、これを再形成してガイキング、大空魔竜の修復や整備に用いる。これを必要な形に加工するのに切断や溶接といった通常の作業は不要で、パンチャーグラインドのような複雑な形状の物でも一発形成が出来るようである。シズカはこの板を5~6枚平気で持っていたが、普通の男なら持ち上げられて1, 2枚がいいところらしい。
- 赤い炎
- 地上人の中に燃える炎。ルルはダイヤの中に燃える大きな赤い炎を見て彼にフレイムグリッターを手渡した。ガイキングや大空魔竜、その他のサポートメカを動かすために必要な力である。実際にガイキング他のメカを動かすエネルギーとなるのは前述のハイドリュートだが、乗り手の炎の強さ次第で引き出される力は大きく違ってくるようである(故に、ガイキングはダイヤ以外にはまともに動かせなかった)。プロテクトの為三大魔竜や三大巨人は赤い炎がないと動かせないようになっていた。しかし、後にプロイストが黒い炎を赤い炎に変換するスーツを開発し、大地魔竜と天空魔竜がダイヤたちの前に立ちふさがることになる。
- 黒い炎
- ダリウス人の中に燃える炎。ルルが感知することが出来、敵の接近を察知することができる。ガイキングがダイヤの赤い炎の力で動くように、ダリウス軍の巨人兵は乗り手の黒い炎の力で動く。ノーザをはじめとする巨人兵団の騎士たちにとっては「炎の強さ=騎士としての資質」であり、強い炎の力を持つか持たないかと言う事は、例えば騎士道を知るか否か、と言ったような重要な評価基準であるようだ。
- ダリウス界
- 地球の中心にある異世界。ダリウスコアの力で異空間に作られた世界で、「核にもうひとつの惑星がある」と例えられる。ここでの大空魔竜隊は軍の情報操作でお尋ね者にされているが、一部の民間人たちは真実を知っており、援助する者達も存在する。
- ダリウス人
- 地上人に似た種族。元々は他の惑星からやって来た異星人である。外見上の違いは髪や肌の色であるが、体のどこかしらに紋様(刺青やペインティングかもしれない)があるのも特徴。黒い炎を発する。
- ダリウス軍
- ダリウス17世が支配する軍隊。巨人、鉄獣、魔獣、無限艦隊の四つの師団が存在。司令官が次々と造反し続けた為、プロイストが選任した新生四天王で増強したが、それ自体プロイストの言いなりの傀儡の為彼女の独裁状態に成り果てている。
- アークホーランド
- 軍本部が置かれている帝都がある大陸の名前。名前の由来は、旧作の敵である「暗黒ホラー軍団」から。
- デスクロスポイント
- ダリウス軍が地上に侵攻するために空けた次元の穴。グロテクター4隻を以って生成することが出来る。地上に出現したダリウスの兵器群は大空魔竜が討ちもらした残存兵力らしい。この穴を塞ぐのも大空魔竜の使命である。強力な炎の力があればデスクロス現象を引き起こすことも可能。
- バイオボム
- サスページが用いた遺伝子改変兵器で、ダリウス界に生息する獣を戦闘用魔獣に変える力を持つ。本来の姿に戻す術は皆無。
- ローグリュート
- 特殊な炎を持つ鉱石。普通の物質と比べ希少価値が高い。生成したエネルギーは炎の力を凍結させ、並みの炎の持ち主では凍死する程の威力を持つ。
- ウィンダリウム
- ガイキングの熱伝導率を360%あげて、ローグリュートの凍結を無効化する鉱石。古代ダリウス神殿の壁画に使用されていた。
- 真龍拳
- リーが身に付けた拳法で気の力(炎の力)を操る。後にダイヤに伝授され、球状の気を練り上げる「龍の型」をガイキングでの戦闘に応用「真龍ハイドロブレイザー」として完成させた(初披露はノーザとの決戦である13話)他、リーもヴェスターヌの黒い炎の洗脳を解くために生身で炎の衝撃波を放つ「烈火破砕掌(れっかはさいしょう、正確な漢字表記は不明)」の奥義を使用した。
- NEX【ネクス】
- アメリカ屈指の大企業。アメリカ政府に対し絶対的影響力を有する。ヘリコプターや巨大な輸送船などを所持している。会長の意向により大空魔竜への支援を行っていたが現在はダリウスに付く。戦いが終わった後どうなったかは不明である。主な任務は隠蔽工作と、大空魔竜のクルーの家族へのケア(監視)。
- ゼーラの門
- ダリウス界が崩壊した場合に予め宇宙に新天地を探す為に送り込んだ装置。だが、2000年間開いたことはなかった。開くという事はダリウス人が移住できる惑星があったという事。
- 箱舟計画
- ゼーラの門が発見した惑星に行くための移住計画。
- FDオペレーション
- プロイストの最終作戦。ダリウス人の中でも容姿や能力が優秀な人間のみを選び、ダリウスコアの力でファイナルデスクロス現象を起こして(FDとはファイナルデスクロスの略称)地上へ行こうとするが、大空魔竜とダイヤの奮闘によって阻止された。
- ダリウスコア
- 異世界ダリウスを維持するエネルギーの源。帝都に保管されていたがFDオペレーションに利用する為、プロイストが強奪した。
- ファイナルデスクロス
- 大規模なデスクロス現象。これが行われるとダリウス界は崩壊し、地上にも甚大な被害が出る。
- 鮮血の儀式
- ダリウス騎士が相手を好敵手と認めた場合、或いは確実に殺すと言う意思を示す為に行う儀式で、決闘に赴く前に生贄を捧げる事。
- 宇宙怪獣
- ゼーラの門付近にいる凶暴な怪獣で正式名称宇宙大怪獣。ノーザとリーが戦っていたのはどこかで見たようななりをした宇宙大怪獣トリプルイーグル(旧作のダブルイーグルのもじりであろう)と言う怪獣。
[編集] ガイキング占い
番組終了時のオマケコーナー。基本的に司会はルルで回答者がダイヤ。ピュリアが司会を務めたこともある。おみくじ形式の2つのくじのどちらかを基本的にダイヤが選ぶが「リーやノーザの場合もあり」、大抵酷い目に合う。ディックが登場してからは彼も弄られる。21話では冒頭にこのコーナーをやった(ルル占い)。その際、ピュリアの目が担当である佐藤元氏漫画家時代の連載漫画(当時)「爆笑戦士SDガンダム」のキャラクター「かみーゆ」と同じキラキラ目になっているところがある。27話 - 29話そして37話は話の内容からルルが明るく司会する事は不自然だとスタッフが判断した為、27話 - 29話はピュリアが司会の「ガイキングクイズ」が行なわれ、37話はシズカが司会を代行した(回答者はサコン)。単なるお遊びにも見えるコーナーだが、時折本編に絡む場合もある(特に6話の影響でルルは腹黒いキャラになったといわれている)。 尚、週刊少年ジャンプで連載していた「太臓もて王サーガ」にて、このガイキング占いのネタを扱った所、それを見た東映スタッフがそのページを切り抜いて東映アニメーションの廊下に飾っているとの事。
[編集] スタッフ
- プロデューサー:梶淳(テレビ朝日)、櫻田博之(東映アニメーション)
- シリーズ構成:三条陸
- 原案:エムケイ
- 脚本:三条陸、隅沢克之、長谷川圭一、古怒田健志、三ツ浦孝、井上敏樹
- 音楽:手塚理
- 製作担当:額賀康彦
- メカニックデザイン:大塚健
- サブメカニックデザイン:佐藤元
- メカニック作画監督:渡部圭祐、土橋昭人、NamYeulBaik、袴田裕二、石田慶一、大塚健、榎本雅紀、加野晃、牟田口裕貴、田村勝之、梨澤孝司、金阪秀行、井上善勝、大張正己
- キャラクターデザイン:山崎健志、山崎展義
- サブキャラクターデザイン、キャラクター総作画監督:直井正博
- キャラクター作画監督:直井正博、水川弘理、成松義人、坂本聖一、梨澤孝司、高橋晃、山崎展義、高瀬言、今木宏明、手島勇人、石田慶一、西田達三、石川修、山崎健志、井上善勝、まさひろ山根、大坪幸麿、大籠之仁、渡部圭祐、椛島洋介、阿部美恵子、石野聡
- 美術デザイン:中村光毅→本多敬
- 美術:中村光毅、吉田智子、清水まこと、秋山健太郎
- 色彩設計:辻田邦夫
- シリーズディレクター:細田雅弘
- 演出:細田雅弘、大塚隆史、高山秀樹、広嶋秀樹、中村哲治、山田徹、佐々木真哉、泉明宏、中島豊、古賀豪、芝田浩樹、古田泰三、久城りおん、三塚雅人
- コンテ:入好さとる、康村鯨、うえだひでひと、中島豊、細田雅弘
- ドッキングアニメーション:大張正己、愛姫みかん、牟田口裕貴、大籠之仁、まさひろ山根
- イラスト:羽山淳一
- アイキャッチ:渡部圭祐
- 動画チェック:斉藤玲子、増子正二、横倉愛、田中敏美
- デジタル動画チェック:大谷美樹
- 特殊効果:太田直、丘野河童、福田直征、飯島理恵
- 色指定:田宮みなみ、和田秀美、小日置知子、田中文子、石川愛美、星野望、鈴木仁子、早川恵、森川有希、長田節
- 検査:長田節
- 背景:デザインオフィス・メカマン、マジックハウス
- デジタル撮影:ACCプロダクション、ファルコン、ティニシムラ、エースクリエイション、ディーズラボ
- 編集:後藤正浩
- 編集助手:牧信公
- 録音:立花康夫
- 録音助手:松田悟
- 選曲:芽原万起子
- 音響効果:今野康之、古谷友二(スワラプロダクション)
- 記録:梶本みのり
- 演出助手:小川孝治、田中雅史
- 製作進行:高橋正平、内藤真一、堀越圭文、岡島雄二、渡部哲平、飯野徹也、飯野裕貴、菅野芳弘
- 仕上進行:馬場厚成
- 美術進行:御園博→高久博
- 設定制作:田中雅史、小川孝治、林雅之
- 協力プロダクション:プラム、ジェイ・シー・エフ、J-FOX、ダンガン・ピクチャーズ
- アシスタントプロデューサー:鷲田正一
- 宣伝:千葉晶子
- 録音スタジオ:タバック
- オンライン編集:TOVIC
- 音楽協力:テレビ朝日ミュージック、東映アニメーション音楽出版
- 製作協力:東映
- 製作:/tv asahi、東映アニメーション
[編集] 主題歌
OP
- 『GAIKING』
- 作詞:YOFFY/作曲:IMAJO/編曲:大石憲一郎 & サイキックラバー/歌:サイキックラバー
- 発売元:コロムビアミュージックエンタテインメント(規格番号:COCC-15827)
- 29話から後期OP仕様に変更。最終話ED。
挿入歌
- 『ガイ!ガイ!ガイキング!』(5話、30話)
- 作詞:YOFFY/作曲:YOFFY/編曲:大石憲一郎、サイキックラバー/歌:サイキックラバー
- 発売元:コロムビアミュージックエンタテインメント(規格番号:COCC-15827)
- ※OP「GAIKING」のカップリングとして収録。
- 『その名はガイキング・ザ・グレート』(31話、35話、38話)
- 作詞:青木久美子/作曲:小杉保夫/編曲:大石憲一郎/歌:串田アキラ
- 発売元:コロムビアミュージックエンタテインメント(規格番号:COCC-15915)
- ※後期ED「Oh!my god」のカップリングとして収録。
- 『白いリボン』(25話)
- 作詞:柚木美祐/作曲・編曲:池田森/歌:ルル(川上とも子)
- 発売元:コロムビアミュージックエンタテインメント(規格番号:COCX-33928)
- ※アルバム「ガイキング全曲集『大空魔竜ガイキング』『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』」内に収録。
ED
- 1.『ボクニデキルコト』(1~26話)
- 作詞:MIZUE/作曲:徳永英明/編曲:坂本昌之/歌:徳永英明
- 発売元:ユニバーサルミュージック(規格番号:UMCK-9136)
- 2.『Oh!my god』(27~38話)
- 作詞:青木久美子/作曲:YOFFY/編曲:大石憲一郎/歌:サイキックラバー
- 発売元:コロムビアミュージックエンタテインメント(規格番号:COCC-15915)
[編集] サブタイトル
- 大空魔竜が来た!
- 俺が選ばれた戦士!?
- 旅立ち・・・さらば母さん!
- 行くぜ! ダリウス突入作戦
- おれたち悪者!?
- どうする!? 出撃不能!!
- 激突! 誇り高き決闘
- 史上最小の強敵
- 明日に向かって撃て!
- ルルの危機! 海底の恐怖!!
- 激震!! 将軍ノーザ襲来!
- 命がけ!? 禁断の逆転技
- 衝撃! キャプテンは父さん?!
- 遊園地バトル! ローサの休日
- 危険な逃亡者!! 父さんの手がかり!
- 包囲網突破! リーと女豹
- 敵か味方か!? 危険な新戦力!
- 超兵器! ダリウスの切り札
- 新皇帝の罠! ガイキング処刑!!
- ミニミニマシン! 秘宝争奪猛レース!!
- 占い的中100%!? ズバリ言うルル!!
- 燃えろ三バカ! 奪われたガイキング!!
- サコン脱走!? 静に迫る暗殺部隊!!
- 戦場を駆けるピンクのカバ!! アイドルは誰だ?
- 地獄に堕ちたクルーども! アイドルは君だ!!
- 悪夢の序曲! よみがえる大地魔竜!!
- 暴かれた黒い過去! ガリス哀しみの仮面!!
- 罪と罰と呪いの子! 愛憎の天空魔竜!!
- 食らえ必殺のフルコース! 最後に笑うサスページ!!
- 二代目は13歳! 総力戦だぜキャプテン・ルル!!
- 見よ! 讃えよ! ひざまづけ! 荒神グレート降臨!!
- 武器ナシ弾ナシ親友アリ! 二人ぼっちの地上戦!!
- さよなら純情! ちょい不良ハートに火をつけろ!!
- NEXのはらわた!! 狼の街に天使の接吻を・・・
- 大虐殺! 大展開!! 神よ、帝都が沈む・・・
- 再会・裏切りの父! こんなに愛しているのにぃぃッ!!
- 息子よ
- みんな、燃えろ
- 君の地球・君の未来
[編集] 放送局
- テレビ朝日:2005年11月12日~2006年9月24日
- 放送時間:毎週土曜 10:50 - 11:20(#1 - #13)/毎週日曜 6:30 - 7:00(#14 - #39)
- BS朝日:2006年4月4日~2007年1月21日
- 放送時間:毎週火曜 19:00 - 19:30 (#1 - #31) /毎週日曜 16:30 - 17:00 (#32 - #39)
- 琉球朝日放送:2006年5月14日~2007年3月4日
- 放送時間:毎週日曜 6:00 - 6:30
- 愛媛朝日テレビ
- 放送時間:毎週土曜 6:30 - 7:00
- 関西でのテレビ朝日系列である朝日放送では放送されなかった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
テレビ朝日 土曜午前アニメ枠前半(2005年11月 - 2006年2月) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
|
食彩の王国(→9時55分から移動)
|
テレビ朝日 日曜6:30枠(2006年3月 - 9月) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
いきいき!夢キラリ(→土曜6時に移動)
|
ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
|
BS朝日 火曜19時台前半 ( - 2006年10月) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
徹子の部屋(→21時30分に移動)(2006年4月 - )
|
ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
|
BS朝日 日曜16時台後半 (2006年11月 - ) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
不明
|
ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
|
-
|