GetBackers-奪還屋-
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『GetBackers -奪還屋-』(ゲットバッカーズ だっかんや)は、週刊少年マガジンに1999年から2007年まで連載された漫画作品。及び、TBS系列で2002年10月5日から2003年9月20日まで、土曜17:30から放送された、漫画を原作とするテレビアニメ作品。ゲーム化もされた。原作は青樹佑夜、作画は綾峰欄人である。
目次 |
[編集] 作品概要
奪られたら奪り返せ!奪還率ほぼ100%の奪還屋『GetBackers』の美堂蛮と天野銀次が裏新宿を中心に壮絶な奪還バトルを繰り広げる!
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場人物
[編集] 舞台・地名
- 新宿
- いわゆる「表」の街。本編ではあまり出てこない。
- 裏新宿
- 新宿の路地裏をずっと行った先にあると言われる、新宿の「裏側」とも言える日本のスラム街。この物語が展開する中心となる場。巨大な廃墟ビル・無限城を中心として、広大な廃墟の街が広がっている。GetBackersが拠点にしている喫茶店「Honky Tonk」もこの街にある。
- その内部は、夜逃げや死に切れない者たちが吹き溜まり、日々あらゆる犯罪と暴力が行われる完全な無法地帯と化しており、腕時計を奪うために腕ごと切断するなどの荒っぽい行為が日常的に行われている。
- 無限城
-
無限城を参照
- 軍艦島
- ACT.7「女神の“腕”を奪り還せ!」の舞台となった島。
- 表向きは金持ち向けのオークションの会場となっており、作中ではミロのヴィーナスの腕の披露会が行われ、世界中に中継放送された。しかしその裏では、オークションを利用した違法な物品の取引も積極的に行われている。
- 地下は広大に広がってしかも入り組んでおり、迷いやすい。無限城との関連も囁かれたが、仔細は不明。
- 地獄谷
- ACT.10「永遠の絆を奪り還せ!」の舞台となった場所。人里離れた森の奥深くにある。
- 鬼里人の本拠地。かつては、ここに魔里人と共に共存していた。最奥に蟲宮城を有する。
[編集] 用語
[編集] 作中に登場した裏稼業
- 奪還屋
- 依頼人の望むものを相手から「奪い還す」稼業。Get Backers、冬木士度など。
- 運び屋
- 依頼の品を「運ぶ」稼業。奪還屋や奪い屋から狙われることが多い。工藤卑弥呼、赤屍蔵人など。
- 仲介屋
- 依頼人と奪還屋などの裏稼業とを「仲介する」稼業。作中ではHEVN。
- 奪い屋
- 依頼の品を相手から「奪う」稼業。奪還屋とは異なり、奪い「還す」訳ではない。不動琢磨、工藤邪馬人など。
- 護り屋
- 依頼人とその品を奪還屋や奪い屋から「守る」稼業。弥勒兄弟など。
- 案内屋
- 作中において正確な記述はないが、依頼の品の場所まで「案内する」稼業。風鳥院花月など。
- 横取り屋
- 運び屋や奪い屋から依頼の品を「横取りする」稼業。卍一族など。
- 始末屋
- 依頼人の望む人物を「始末する」稼業。黒部兄弟など。
[編集] 武器・道具
- 毒香水(ポイズンパフューム)
- 工藤兄妹の魔術(呪術)の触媒(カタリスト)となる道具。
- 退化香
- 氷河で見付かった100万年前の猿の脳味噌が原料であり、吸い込むと思考力が著しく低下し、猿に逆戻りしてしまう。
- 火炎香
- 一度吸い込んだら最後、体内から発火してしまう。卑弥呼自らが吸って火炎放射の様に使う事も出来るが、体への負担も大きい。
- 時限香
- 決められた時間に匂いを発し、相手の体の自由を奪う。時間の調節も可能。
- 解毒香
- どんな毒でも解毒出来る。しかし他の毒香水とは違って、酷い悪臭。
- 忘却香
- 香りを嗅がせる事で、24時間以内の記憶を消去できる。ヒトヨモノワスレダケという、架空のキノコから作られた。
- 傀儡香
- 相手を自分の意のままに操れる。実は卑弥呼の体から発せられる匂い。
- 追尾香
- 特定の人間にしか分からない香りを付け、尾行に使用したり拉致された時に自分の居場所を知らせる事が出来る。
- 腐食香
- 触れるだけで物を腐食させる。相手の武器を腐食させるのに使う。
- 加速香
- 邪馬人が得意としていた毒香水。吸い込んだ分だけ自らのスピードを上げられるが、体への負担も半端なく下手すれば命に関わる。
- 催眠香
- 相手を深い眠りへ誘う。
- 不可視香
- 香りを纏えば、他人からその姿は見えなくなる。
- 炎滅香
- 炎を消す事が出来る。
- 爆炎香
- 吸い込むと体内から爆発するかの様に炎が起こる。無臭の為、どこに振り撒いたかの判別が難しい。あまりに威力が高い為、扱えるのはこの世にもあの世にも工藤邪馬人ただ1人。
- 蟲毒香
- 蟲が嫌う香りを発する。女郎蜘蛛に操られた人間達を解放するのに使った。
- 蟲滅香
- 僅かな量で数千の蟲を分解できる。別名を「欲滅香」といい、人間が吸い込めば一時的にインポテンツになる。
- 伝心香
- 香りに意思を込めて嗅がせる事で、相手に自分の意思を伝えられる。
- 赤死香
- アフリカの風土病エボラ出血熱の毒素から精製され、一度吸い込めば全身の穴という穴から血を噴き出す。しかし致死量まで使わなければ死ぬ事はない。
- 名もなき黒の小瓶
- 邪馬人が死んだ時にポケットに残されていた。生きた人間には効果がないが、ベルトラインの怪物には効果がある。
- メス
- 赤屍蔵人が戦闘に用いる為、体内に大量に隠し持っている。合計108本あるらしい。初期の頃、銀次に電磁石の要領で奪われたため、それからは非金属製に変えた。
- 飛針
- 筧十兵衛が戦闘に用いる特殊な針。針治療の要領で、傷を治す事も出来る。
- 楼蘭舞踏鞭
- 楼蘭一族の女が生涯切る事無く伸ばし続けた「龍髪」という、絹よりもしなやかで鉄よりも強い髪で作られた鞭。笑師春樹が使う。
- ストラディバリウス
- 音羽マドカが使用しているヴァイオリン。阿久津俊介に奪われたが、GBによって奪還された。
- 鬼魔羅(キメラ)
- 「神の力を宿す」と言われる心臓。元々は鬼里人の長・兜の物だったが魔里人が奪い、長老から士度に授けられた。物語終盤で魔女の心臓と同等に扱われることから、少なからず魔里人・鬼里人の一族は魔女の一族の血を引いていると思われる。
- 神の記述
- 人の運命をも変えるといわれるカード。本物は2~3組しか存在しない。その内、マリーアとルシファーが1組ずつ所持している。名称に対応する絵と、英語で名称が描かれている。『支配者(ドミネータ)』と呼ばれるカード使いとなると、自分の属性(ユニット)カードを用いて『高位現実(アパリアリティ)』を他人に見せたり、その中に引きずり込んだりする事ができるようになる。更に『支配者』が何人か集まって『神の記述』を持っていると、その影響下にある者を『ゲーム』の駒のように動かせる。カードが作り出す『領域(テリトリー)』には選ばれた人間しかする事が出来ず、また『支配者』でない者は、その世界で起こした行動の全てを無効化されてしまう。
- カードには、サタンやサリエル、雷神(トール)などの神話系や、飛針の使い手などオリジナル(?)の物、地獄の業火などサポートカード(?)も存在し、多種多様である。ちなみに蛮の守護カードは「邪眼の王」、銀次の守護カードは「雷帝」、卑弥呼の守護カードは「芳香の魔女」、花月の守護カードは「絃術師」、ヘヴンの守護カードは「仲介者」、十兵衛の守護カードは「飛針の使い手」、雨流の守護カードは「地獄の門番」、赤屍の守護カード(?)は「刃を持つ死神」、ルシファーの守護カードは「反逆の大天使」、護(ガブリエル)の守護カードは「真理の大天使」、翔(サリエル)の守護カードは「邪視の大天使」、レナ(レミエル)の守護カードは「黙示の大天使」、敏也(ウリエル)の守護カードは「裁きの大天使」、白虎こと西波羅白秋の守護カードは「西方の守護聖獣」、青龍の守護カードは「東方の守護聖獣」、朱雀の守護カードは「南方の守護聖獣」、玄武の守護カードは「北方の守護聖獣」となっている。
- 「神の記述編」と銘打たれたストーリーが連載されていた2002年当時、コラボレーション企画としてコナミから同名のTCGが製作、販売された。カードには「邪眼の王」や「雷帝の戦鎚」、「芳香の魔女」といったGBを髣髴とさせるものもあるが、ゲームとGBとの直接の関係は無い。
- 地獄の業火
- 「タワーズ・アート」でGBを襲った炎を暗示した。
- 邪眼の三姉妹
- 蛮が覚醒と同時に召喚したカード。京極丸典然を撃破した。
- 冥界の魔犬
- 雨流が花月を捕らえる際に使用した。地獄の番犬ケロバロスが描かれている。
- 背徳の都
- 護や翔が通っていた塾、「キューピッド・タワー」の崩壊を暗示した。
- マジックケープ
- 使用すると他人からは姿が見えなくなるカード。卑弥呼の「不可視香」と同じ効果を持つ。
- 呪縛の沼
- 相手の動きを封じるカード。使用者の手元にカードがある限り、効果は持続される。
- 死者の褥
- 銀次とはぐれたヘヴンが引いたカード。外人墓地を暗示した。
- スリーピング・ビューティー
- 仮死状態を創り出す。
- 冥界の衣
- 所持者のカードを守る異空間を創り出す、絶対防御のカード。
- トロイの木馬
- マリーアがヘヴンに潜ませていたカード。ルシファー側のゲームメイクを阻止する為に使われた。
- 契約の爪痕
- ルシファーを始め、五大天使達に刻まれた爪痕。敗北、または裏切りを行えばその爪痕によって心臓を抉り出される。
- 花園の麗龍
- 東方の守護聖獣・青龍との戦いで銀次を守ったカード。銀次を守って死んだ、春 龍華(チェン・ロンファ)の化身。
- 朧炎の鏡
- 火を属性として心を映し盗る魔鏡で、相手の技を奪う事が出来る。
- 親愛なる亡者
- 南方の守護聖獣・朱雀との戦いでピンチに陥った卑弥呼が、偶然使用したカード。死んだ兄、工藤邪馬人を呼び出した。
- 姑獲鳥
- 羽毛を被る事で姿形を自在に変え、敵の目を欺くカード。
- 天女の羽衣
- 洗脳された花月が「絃術師オルフェウス」としてルシファー側にいた時に、ルシファーから貰い受けたカード。効果は不明。
- 名称不明
- 雨流が領域を無限城に変えたカード。思い出の地を暗示したカードだと思われる。
- THE KEY
- ルシファーの潜む本拠地へ続く扉を開ける為のカード。
- 処刑場の丘
- 別名・ゴルゴタの丘。「神の記述」のエンディングを暗示した。
- 地獄門
- 魔法陣によって守られていた、ルシファーの牙城の門。マリーアでもカードだけではその先へは踏み入る事が出来なかった。
[編集] VOODOO CHILD(ブードゥーチャイルド)
呪術師(ブーディスト)が、堕胎された魔女の子供の魂を呪術により復活させる事により生み出される人間。作中では、工藤卑弥呼、工藤邪馬人、翳沼沙羅衣(呪術王)がこれに該当する。生み出された瞬間、体が愛と憎悪の二つに分かれる。それぞれの見た目はほとんど同じだが、向き合うと鏡に映したように正反対になっており、それ故に「鏡の中の自分」などと呼び合う事が多い。男は28歳、女は17歳の誕生日になると、体が一つに統合され、愛した者を殺してしまう。また、二人のうち片方が他人に殺されると、もう一人も死んでしまう。
工藤卑弥呼は魔女の血族の子を復活させた、「天国の扉(ヘブンズ・ドア)」を開く鍵としての特別な「VOODOO CHILD」である。
アニメではそうした諸設定を掘り下げない為か、「ラストチルドレン」に変更されているが、詳細は不明。「呪い」の宿命を背負っているとされるが、ブードゥーチャイルドとは異なり「呪い」の発動時期や内容には個人差がある。また、作中で蛮が卑弥呼の過去を「奪われた子供」と評したことがあるが、これが「ラストチルドレン」の素性を意味するものなのか、あるいは邪教集団の生贄にされかけたことを指し示しているのかは不明。
[編集] VOLTS(ボルツ)
天野銀次(雷帝)をリーダーとして、無限城下層エリア(ロウアータウン)を支配していた最強最悪のジャンクキッズグループ。
- VOLTS四天王
-
- 冬木士度
- 風鳥院花月
- MAKUBEX(マクベス)
- 来栖柾
[編集] アーカイバ
無限城を司る「神」とも言える存在。女言葉で話す。
「アーカイバー(倉庫)」の名の通り、かなりの量のこれから無限城で起こる事(MAKUBEXは「予言」と呼ぶ)が記録されており、何があってもその通りに、無限城の出来事は進んでしまう。それを唯一変える事ができるのは「雷帝」だけであった。
その正体は「ブレイントラスト」によって作られた巨大な自律機動型コンピューターの一種であり、無限城と裏新宿の秩序と運命の流れを彼らの理想どおりに「調整」する為の道具だった。無限城と裏新宿の存在するセカイそのものが、アーカイバによる世界のバックアップ(悪く言うなら作り物)だった。
[編集] 呪術師(ブーディスト)
呪術(ブードゥー)を使う者達。昔から魔女達とは敵対し続け、やがては「呪術王」達によって、魔女は殆ど滅ぼされた。
彼らが使う「呪い」は標的に死をもたらす強いものであるが、その分その代価として術者の生命が必要となる。よってその際、術者の代わりとなる生贄を使う。基本的に呪術による呪いは解く方法がなく、「呪い返し」という方法で術者がかけた呪いによる術者自身の死によってしか解く事はできない。
[編集] 聖痕(スティグマ)
無限城のバビロンシティの一端に触れた者の瞳に刻まれる模様。瞳は黄色くなり、黒の十字が浮かぶ。
バビロンシティにて「見てはいけないもの」を見ると刻まれ、氏家火生留と叶条夜は、来栖柾が作り出した「見てはいけないもの」の映像により刻まれた。例外的に、黒鳥院夜半は生まれた頃から宿していた。聖痕を刻まれた者は己の潜在能力を発揮し戦闘力が格段に上がるようで、花月は「戦慄の貴公子」と呼ばれるまでになった。花月と和解後の夜半の瞳からは、聖痕は消えていた。
聖痕(ステイグマ)とは、「グラウンド・ゼロ」で「創生の王」となる者を見定める「審判を下す者(ザ・ジャッジ)」の証だという。マリーアは蛮の母親役として、天子峰は銀次の父親代わりとして、花月と夜半、来栖柾は彼らを「グラウンド・ゼロ」へと導く呼び水だった。全てはアーカイバによって、遥か昔に定められ運命のまま歩み続けた蛮と銀次による血縁の戦いである「創生の王」を決める「悪鬼の戦い(オウガバトル)」へと向けたものだった。
なお、模様自体は天子峰の目として比較的早い段階から登場していたが、アニメ版では花月などにこの設定が反映されていなかったり、キャラクターデザインを担当した中嶋敦子がイラスト集『艶-中嶋敦子STYLE-』にて「天子峰の目がどうしてこうなっているのかわからない」という旨のコメントをしている(なお波児についてはどのアングルから見ても決して目を描かないよう指示されたとしている)ことなどから、アニメ版スタッフにも明かされていなかったことが伺える。
[編集] ブレイントラスト
銀次の母・天野博士を中心とする、様々なジャンルの最高権威が集合して結成された最強の頭脳集団。判明しているメンバーは、天野博士のほかウィッチクィーン(蛮の祖母)、鏡形而(加賀美京司)、来栖柾、間久部博士。
人類の「救済」の為、セカイを創り出すシステム「アーカイバ」を創りだし、クオリア計画を発動した。森羅万象の「クオリア」の統一。つまり人類の完全なる意思統一を目指した。戦争やテロなど様々な犯罪を抑制するだけでなく、人類を正しい道へと導く為に作られたシステム。それこそが無限城であり、このセカイを創り出している「源」だという。天野博士は息子の突然の事故死により、「世界のバックアップを造ろう」と考え、天才達を呼び集めアーカイバを作り、銀次の生まれた(出現した)もう1つの「セカイ」を創り上げた。だが、「クオリア創生計画」の下では人々が幸せに暮らしていけないと思ったウィッチクィーンと「造反者」によって起こしたテロにより、セカイの歴史と摂理が狂いだした。この修正の為に加賀美京司達を送り込んだが、彼らが帰還できなくなった為、セカイを初期化して一から作り直す為「創生の王」を選ぶプログラムを入力した。
なお、「ブレイントラスト」は「知能顧問団」の意。
[編集] アニメ
TBS系列で2002年10月 - 2003年9月に放映された。当初はIL編のラストを以って終了する予定だったが、予想以上の人気を誇ったため、それ以降のビーナス編、神の記述編の一部要素などのアニメ化も行われた。特徴として原作の魅力である多くの伏線が減らされている。また内容も原作のようなミステリアスな雰囲気ではなく、ややシンプルな構成となっており、蛮と銀次の絡みが強調されている。ただ、放映が夕方のため規制が厳しいため、お色気シーンや残虐なシーンは大幅にカットされている。主に原作14巻までをモチーフにしているが、原作にあったシーンの多くがカットされていたり、台詞が変えられていたり、削除されているのも多い。14巻以降のストーリーはアニメ化されておらず、アニメの後半はオリジナルストーリーになっている。また、アニメ化されなかった話の一部はドラマCDとして販売されている(「神の記述」編、等)。
なお、アニメーション制作は前番組『RAVE』から引き続きスタジオディーンが担当した。その関係で、37話では『RAVE』のケツプリ団に似た悪役が登場する。
[編集] 原作との相違点
- GBの年齢は蛮が煙草を吸う為、20歳に変更されている(原作は18歳)。銀次は、相方に合わせるという形でそうなったとの事。
- 女性キャラが全裸になったり、蛮が卑弥呼やHEVNにセクハラを行うシーンは大幅にカットされている。
- 原作14巻までを主にモチーフにしている為、それ以降の設定は描かれていなかったり、変更されている。
- 「ACT2.誓いの瞬間を取り戻せ!」はアニメ化されていない。
- 1年程度で終了した為、主要人物の過去の話は原作の様に深くは描かれていない。
- 夏実が初めてGBに出会うシーンがアニメ第1話のため、大幅に変わっている。
- アニメの第2話にあたる原作第1話前半のシーンが丸々削除されている。また、内容もやや変わっている。
- HEVNのグラフィックが原作と比べて大人っぽく描かれている。
- 赤屍が敵を細切れにして倒すシーンは規制の為か、全体的にカットされている。また、それ以外にも戦闘シーンの出血描写の多くが削除されている。
- 赤屍の武器であるメスや剣は細かく描かれておらず、光のようなものになっている(アニメ製作スタッフによると当初、メスは投げるのもNGだったとの事)。
- 馬車號造の口調が標準語に変えられている(原作では土佐弁)。
- 弥勒兄弟は夏彦、雪彦の2人のみ(他の兄弟は登場しない)。
- 蛮と工藤兄妹の設定や過去が一部異なっている。
- 波児とHEVNにそれぞれオリジナルの過去(いずれもシリーズ全体の根幹とは無関係)が設定され、それに基づくエピソードがある。
- 雨流の登場がアニメの最終章(2回目の無限城の話)に変わっている(原作では「神の記述」編)。
など
[編集] スタッフ
- 原作:青樹佑夜
- 漫画:綾峰欄人(講談社刊「週刊少年マガジン」連載)
- 企画プロデューサー:山村俊史 (TBS) 、野内雅宏(講談社)、小林潤香(バンダイビジュアル)
- 原案協力:菅原喜一郎、城戸雄介、村松充裕(講談社「週刊少年マガジン」編集部)
- シリーズ構成:面出明美
- キャラクターデザイン:中嶋敦子
- メカニックデザイン:村田俊治
- 美術監督:柴田千佳子(スタジオカノン)
- 色彩設計:松本真司
- 撮影監督:川口正幸
- 編集:松村正宏 (JAY FILM)
- 音楽:岩崎琢
- 音響監督:鶴岡陽太
- サウンドデザイン:山田稔
- 録音制作:楽音舎
- 音楽プロデューサー:関戸雄一
- 音楽ディレクター:廣井紀彦
- 音楽制作:オフィスウィズアウト
- プロデューサー:坂本香 (TBS) 、河野聡(バンダイビジュアル)、野口和紀(スタジオディーン)
- 監督:古橋一浩
- 助監督:元永慶太郎
- アニメーション制作プロダクション:スタジオディーン
- 製作:TBS、チーム奪還屋
- 著作:©青樹佑夜、綾峰欄人/講談社、TBS、チーム奪還屋
[編集] サブタイトル
- イニシャルはG&B(ギンジとバン)
- 錆びた絆を奪り還せ!
- プラチナ奪還作戦!
- 奪還屋VS運び屋!
- 暁の死闘 雷帝 VS Dr.J
- 神の旋律(しらべ)を奪り還せ!
- 獣変化ビーストマスター
- 響け、生命の音色(おと)
- 幻のひまわりを奪り還せ! 前編
- 幻のひまわりを奪り還せ! 後編
- 潜入、無限城・IL奪還作戦
- 未知なる少年、MAKUBEX
- 炸裂!風鳥院流絃術
- 新たなる四天王
- 闇に舞う楼蘭舞踏鞭
- 爆発!怒りの雷帝
- 集結!奪還チーム
- 激突!士度VS笑師
- 友よ…花月VS十兵衛
- バビロンシティから来た男
- 復讐の刃・蛮VS不動
- 覚醒!雷帝降臨
- 襲撃!ヴァーチャル軍団
- 最後の戦い! 銀次 VS MAKUBEX
- 無限の未来を奪り還せ!
- 湯けむり温泉奪還紀行!?
- 女子高生VS奪還屋
- 過去を失くした男
- 女神の腕を奪り還せ!
- 謎の刺客・弥勒兄弟
- ヘラとカイト
- 作戦開始!銀次VS弥勒
- 永久の女神を奪り還せ!
- GB解散!?敵は美堂蛮
- 命の炎を奪り還せ!
- 運命の子供たち
- 夏実がんばる!
- あなただけのリサイタル
- 銀次入院?病院だヨ!全員集合
- 逆襲の猿!
- さらば愛しき人よ
- 裏切りの代償
- 帰ってきた男…無限城、再び
- 最後の四天王
- 復讐鬼・不動逝く
- ブレイン・トラスト
- ベルトライン突入!銀次VS柾
- 宿命の対決、蛮VS赤屍
- ゲットバッカーズ
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 『揺らぐことない愛』
- 作詞:田村直美、作曲:田村直美、川本盛文、編曲:川本盛文/歌:田村直美
- レーベル:ジェネオンエンタテインメント
- 『薔薇色の世界』
- 作詞:キリト、作曲:アイジ、編曲:PIERROT & MASAHIDE SAKUMA/歌、演奏:PIERROT
- レーベル:UNIVERSAL MUSIC JAPAN
[編集] エンディングテーマ
- 『一秒のリフレイン』
- 作詞:乙葉、堂島孝平、作曲:堂島孝平、編曲:長谷川智樹/歌:乙葉
- レーベル:WARNER MUSIC JAPAN
- 『涙のハリケーン』
- 作詞:PANINARO 30、作曲:徳永暁人、編曲:清水俊也/歌:BON-BON BLANCO
- レーベル:コロムビアミュージックエンタテインメント
- 『Mr. deja vu』
- 作詞:YURI、作曲:オオヤギヒロオ、編曲:宗像仁志/歌:naja
- レーベル:コロムビアミュージックエンタテインメント
- 『CHANGIN' 』
- 作詞:西寺郷太、竹前裕、作曲:西寺郷太、奥田健介、小松茂、編曲:NONA REEVES、門倉聡
- 歌:NONA REEVES feat. YOU THE ROCK☆
- レーベル:コロムビアミュージックエンタテインメント
[編集] 放送局
前番組同様、TBS制作の全国ネットではない全日帯アニメとしては史上最大の22局ネット体制であった。
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | 東京放送 (TBS) | 2002年10月5日 - 2003年9月20日 | 土曜 17時30分 - 18時00分 | 制作局 |
近畿広域圏 | 毎日放送 (MBS) | TBSとは同時刻ながらも時差ネット | ||
中京広域圏 | 中部日本放送 (CBC) | 水曜 25時55分 - 26時25分 | ||
福岡県 | RKB毎日放送 | 月曜 26時25分 - 26時55分 | ||
北海道 | 北海道放送 (HBC) | 2002年10月13日 - 2003年9月28日 | 日曜 6時00分 - 6時30分 | 8日遅れ |
富山県 | チューリップテレビ (TUT) | |||
石川県 | 北陸放送 (MRO) | |||
愛媛県 | あいテレビ (ITV) | |||
青森県 | 青森テレビ (ATV) | 火曜 25時25分 - 25時55分 | ||
岩手県 | IBC岩手放送 | 月曜 24時50分 - 25時20分 | ||
宮城県 | 東北放送 (TBC) | 金曜 26時10分 - 26時40分 | ||
山形県 | テレビユー山形 (TUY) | 金曜 16時50分 - 17時20分 | ||
福島県 | テレビユー福島 (TUF) | 月曜 25時20分 - 25時50分 | ||
山梨県 | テレビ山梨 (UTY) | 火曜 25時25分 - 25時55分 | ||
長野県 | 信越放送 (SBC) | 金曜 26時00分 - 26時30分 | ||
静岡県 | 静岡放送 (SBS) | 金曜 26時15分 - 26時45分 | ||
岡山・香川県 | 山陽放送 (RSK) | 土曜 6時00分 - 6時30分 | ||
広島県 | 中国放送 (RCC) | 日曜 26時20分 - 26時50分 | ||
山口県 | テレビ山口 (TYS) | 日曜 25時45分 - 25時15分 | ||
高知県 | テレビ高知 (KUTV) | 木曜 16時25分 - 16時55分 | ||
長崎県 | 長崎放送 (NBC) | 土曜 7時00分 - 7時30分 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 (MBC) | 日曜 25時00分 - 25時30分 |
[編集] ゲーム
いずれもコナミより発売。
- GetBackers -奪還屋- (PS)
- GetBackers -奪還屋-〜地獄のスカラムーシュ〜 (GBA)
- GetBackers -奪還屋-〜メトロポリス奪還作戦!〜 (GBA)
- GetBackers -奪還屋-〜邪眼封印!〜 (GBA)
- GetBackers -奪還屋-〜奪われた無限城〜 (PS2)
- GetBackers -奪還屋-〜奪還だヨ!全員集合!!〜 (PS2)
- GetBackers -奪還屋-〜裏新宿最強バトル〜 (PS2)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
TBS 土曜17:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
RAVE
(TBS・MBS・CBC共同制作) |
GetBackers-奪還屋-
|
探偵学園Q
※火曜18:55枠から移動 |
毎日放送 土曜17:30枠 (同時間帯の遅れネット) |
||
RAVE
|
GetBackers-奪還屋-
(ここまでTBS制作アニメ枠) |
|
HBCテレビ 日曜6:00枠 | ||
RAVE
|
GetBackers-奪還屋-
|
三丁目の夕日
(再放送) |