RAVE (漫画)の登場人物
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真島ヒロの漫画およびアニメ作品『RAVE(レイヴ)』に登場する、架空の人物について説明する。
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[編集] ハル&フレンズ
2代目レイヴマスターのハルと行動を共にし、戦った人々。一時的な仲間は記載しない。なお年齢は、戦争が終わった0067年9月9日の時点とする。
- ハル・グローリー
- 声:関智一/少年期:川澄綾子
- 本作の主人公。
- 生年月日:0050年7月7日 年齢:17歳 身長:168cm 体重:55kg 血液型:B型 出身地:ガラージュ島
- シンフォニア六世のゲイル・グローリーと、ガラージュ在住のサクラの長男。幼い頃に父が行方不明、母も他界した為、姉のカトレアと共にガラージュ島で育つ(亡きシンフォニア王国国王の末裔であり、仮にシンフォニア王国がその後も存在したならば、本名はハル・シンフォニア・グローリー7世となる)。
- 正義感にあふれ、悪を憎んで人を憎まない。悪い奴らは放っておけない性格だが頭に血が上ると周りが見えなくなる。少々シスコン気味で、「…って姉ちゃんが言ってた!!」が口癖だったが中盤以降はあまり言わなくなる。動物に変な名前をよくつけるのが特徴。ガラージュの伝統舞踊だという踊り(というより踊り全般)は下手。首に提げているシルバーアクセは、銀術師リゼの作品で父とお揃い。
- 16歳の時、プルーとシバとの出会いがきっかけで二代目レイヴマスターとなり、DC(デーモンカード)打倒のためガラージュを旅立つ。各地に散ったレイヴを収集する一方、キング、ドリュー、ハードナー等と戦い、勝利した。最終決戦でルシアを撃破するも、エンドレス共々、エリーの魔導精霊力によって姿を消す。
- その1年後、星の記憶によって一命を取りとめて復活、記憶を取り戻したエリーと結婚した。
- また単行本のおまけ漫画の主人公として息子のレビンが登場している。(初期は両親が伏せられていたが後にハルとエリーであると判明する。)
- 連載終了後発行されたファンブックの人気投票では、いかにも主人公らしく1211票…2位とは200票以上の票差で一位だった。
- レイヴ
- 魔石ダークブリングに対抗するべく創られた聖石。レイヴの項目を参照。
- TCM(テン・コマンドメンツ)
- レイヴを埋め込んだ、十個の姿に変わる大剣。テン・コマンドメンツの項目を参照。
- 新TCMレイヴェルト
- ハルにはTCMの最後の剣が使えないことを知ったムジカが、新たに作り上げたTCM。テン・コマンドメンツの項目を参照。
- プルー
- 声:ゆきじ
- レイヴの使い。
- 生年月日:不明 身長:40cm 体重:2.6kg 血液型:不明 出身地:不明
- 犬(リーシャ談)。出身、年齢、性別等は一切不明。リーシャに飼われていたが、大戦ではシバと共に「レイヴの使い」として戦う。大破壊の時にシバをかばって、レイヴとともに姿を消した。その後、グリフの島を経て、ガラージュ島でハルに釣上げられた。以後はハルと行動を共にする。ハルは当初「しゃぶ太郎」と名づけた。
- 「プーン」という声で鳴き、常に小刻みに震えている。武器は円錐形の角(鼻?)で、レイヴ以外では唯一DBを壊すことが出来る。他にも自身の振動で他者の出血を止めたり出来る(傷の悪化を防ぐだけであり、完全に治すわけではない)。闘争のレイヴでパワーアップする。飴が大好き。お湯に入るとふやけてしまう(この時に鼻?をひねると更にふやける)が、寝ると元に戻る。このように生態は不明で、ハルに魚、エリーに虫、ムジカに猫(チワワ)、ゴウに宇宙人、シュナイダーに河童、アスラに小鼠と間違えられた。
- 「コミックボンボン」連載の『プルーの犬日記』では主役を張る。『哲也-雀聖と呼ばれた男』や『GetBackers-奪還屋-』に登場したこともある。真島ヒロのRAVEに続く連載作品『FAIRY TAIL』にも登場している。
- 人気投票では、886票で4位だった。
- エリー(リーシャ・バレンタイン)
- 声:川澄綾子
- 本作のヒロイン。
- 生年月日:0000年1月1日 年齢:17歳 身長:160cm 体重:45kg 血液型:不明(おそらくO型) 出身地:シンフォニア王国・エリー村
- 魔導精霊力(エーテリオン)を使えるただ一人の少女。ヒップホップタウンでハルと出会い、仲間となる。明るく元気で、どこか天然ボケ。しかし記憶を取り戻す度に、その使命の重さから物憂げになることが多くなった。ギャンブルが大好きで、天運の持ち主。ジークに雷を喰らわされてからは雷を恐怖する。何故か生き物(犬、魚、鳥)を「虫」と呼ぶ。
- 「エリー」という名は、左腕に書かれていた刺青の「ELIE」に由来(当初は魔導精霊力実験の被験者用のナンバリングと誤解されていたが、後にある場所を示す座標であったことが判明する)。50年前レイヴを生み出したリーシャ・バレンタインに似ているとは、当初から作中でよく指摘されていた(時折リーシャの記憶がよみがえり魔法を使ったり、言動が変わったりすること等が度々あったため)が、後に本人であったことが判明する。
- 出身はシンフォニア領のエリー村で、賭博好きの父と優しい母の元で育ったが、両親が他界し、家計が苦しかった為、踊り子となった。踊りに天賦の才を発揮し、一躍有名となった。生まれつき使えた魔法が魔導精霊力と確認され、ホーリーブリングを精製する為に、城に入る。ホーリーブリング精製後、50年後に出現するエンドレスを倒すべく、「エリー」と名乗り国王マラキアに連れられて各地を巡り、その後ソング大陸にある魔導精霊力研究所の地下で眠り続けた(この時15歳)。国民には魔導精霊力の多用で死去したと公表された。その墓地はシンフォニア大陸にあり、ジークハルトの骸骨が結界魔法で守り続けていた。
- 50年後に目覚めたが、魔導精霊力の影響で記憶を失い、再び「エリー」と名乗るようになる。旅を続ける内に、徐々に記憶を取り戻し、ハルとジークハルトと共に過去のシンフォニアに行った際、魔導精霊力の制御力と共に記憶を取り戻す。
- 最終決戦においてエンドレスを倒す為に魔導精霊力を開放し、再び記憶を失うが、1年後、ハルが復活した際に記憶を取り戻し、ハルと結婚し、エリー・グローリーとなる。
- 尚、RAVEの名の由来はリーシャ・バレンタインの姓と名の、始めと終わりの文字を取ったものである。50年間自分自身を封印したために外見上は16歳のままだが、実はハルたち旅の仲間の中では一番高齢ということになる。作中では明かされなかったが、ハルから自分が死んだ場合の3代目レイヴマスターとして任命されている。
- 人気投票では、979票で3位だった。
- ガンズトンファー(M-644)
- トンファー型の銃。改造をしたが単発式にしてしまい新しいのを買った。魔法の媒体としても使われる。
- 時空の杖
- 魔導精霊力を最大限開放する杖。反乱軍・ユーマの家の地下に封印されていた。エリーが魔法を使うきっかけとなる。
- ハムリオ・ムジカ
- 声:森久保祥太郎/少年期:天野絵里香
- 盗賊団「銀の律動(シルバリズム)」の頭領。
- 生年月日:0048年5月20日 年齢:19歳 身長:174cm 体重:61kg 血液型:O型 出身地:ソング大陸・パンクストリート(育ちはブルースシティ)
- 鍛冶屋ガレイン・ムジカの孫。左額に3連につけた銀の丸ピアスと、胸に下げた銀のドクロのシルバーアクセが特徴的。外見はかなり男前だが女に弱く、尻軽である。
- パンクストリートに家族と暮らしていたが、ランスにより滅ぼされ、瀕死の所を銀術師リゼに拾われる。その後、ブルースシティで育ち、リゼの弟子として若くして銀術を会得した。リゼの死後、盗賊団銀の律動(シルバリズム)の頭となり、リゼの「シルバーレイを壊してくれ。」という遺言に従いシルバーレイを探す。
- パンクストリートでハルと出会い、トレモロマウンテンでハル一行に加わる。ドリュー戦の時に、リゼの悲願であったシルバーレイをレイナと共に破壊した。最終決戦を前に、ハルの「テン・コマンドメンツ」に最終形態である第10の剣が存在しない事を知り、自らの魂を込めてTCM第10の剣「聖剣レイヴェルト」を完成させた。
- 作中を通して「ムジカ」と呼ばれているが、ムジカは名字である。ガレイン・ムジカ以外は彼を名前で呼ばない。
- 武器は銀で、主に槍に変化させるが、自由に操る事が可能(これは、ハルを錬金術師にしようとした没設定の名残である)。シルバーレイの破壊後はレイナの銀と交わり、絆の銀「シルバーレイ」となり以後ムジカの愛用の武器となる。「FAIRY TAIL」のモブキャラとして彼の姿が確認できる。
- 本編では、ハルとエリーをくっつかせようとしていた。(32巻など)
- 人気投票では、523票で5位だった。
- グリフォン加藤(グリフ)
- 声:志賀克也
- 謎の生物。
- 生年月日:0063年9月29日 年齢:3歳 身長:45cm 体重:2g 血液型:不明 出身地:不明
- ゼリーのような体に2本の腕と無数の脚が生えている。タンチモの運転手として、エリーにタンチモと共に雇われる。その後はマッパーとして行動を共にした。産まれてから僅か3年しか経過していないが地理にとどまらず幅広い知識を持っている。かなりの女好きで、よくエリーの入浴シーンや着替えを覗こうとする。切られても二つに分裂するだけで(その時は名前も分裂させ、片方がグリフォン加で、もう片方が藤である)、また元に戻る(六時半頃は駄目らしい)。中盤以降分裂することはなかったものの、実際には自分の意思で分裂したり合体したりと言ったことが可能らしい。寝る時浮遊する。元はある島(アニメではグリフォンカ島と言う名)の暴走生物という族の総長だったが、プルーとの出会いで足を洗う。本作や続く連載作の「FAIRY TAIL」ではグリフらしき生物が数多く登場するが別人である。
- タンチモ
- 声:田中総一郎
- 馬らしき生物。
- 生年月日:0062年4月15日 年齢:5歳 身長:198cm 体重:325kg 出身地:どっかの牧場
- グリフと共に馬車を引く馬として、エリーに雇われた。何度か一行とはぐれたり、死んだりしている。「ワァーォー」と鳴き、頭が高速で動いている。手に持っているカードを持ち替えると、自動運転になったり戦闘体制になったりする。何故か非常食格納庫(プルーが入れる大きさ)が付いている。人参が好物。
- ジャヴァ・レット・ダハーカ
- 声:室園丈裕
- 竜人の王の末裔。
- 生年月日:0044年12月4日 年齢:22歳 身長:177cm 体重:80kg 血液型:不明 出身地:魔界・ブレイア村
- 言葉遣いが古臭く、一人称は「ワシ」。魔界のブレイア村で育ち、同郷のジュリアと恋仲になる。しかし嫉妬心から、同郷のジェガンに村を滅ぼされ、ジュリアをも奪われた。額の傷はその時にジェガンにつけられたもの。半竜化後、ジェガンとの再戦の為、王宮守五神となる。
- ハルと戦い敗れ、弱点を探すという名目で仲間となる。プルーのことをしゃぶ太郎と呼ぶ。逆にエリーからは(当初)「ワニさん」と呼ばれていた。後にジェガンや竜化したジュリアと再会し、一度は敗れるも、二度目の対戦でジェガンを破り、ジュリアを竜人の姿に戻した。リベイラでハル達と合流し、以後最後まで行動を共にした。最終決戦では戦王ウタを相手に竜王と化し力尽きるが、星の記憶によって九死に一生を得る。戦後自らの力を高める為、単身旅路に出ている。
- 武器は使わず、拳法と竜人技を駆使して戦う。DBも「邪道」と言う理由で使わなかった。「FAIRY TAIL」のモブキャラとして一コマだけ彼らしき人物の姿が確認できる。
- ジュリアとの恋人という関係のためか、ジュリアにハル一行のことを話したり、ベルニカを「ベルちゃん」と呼んだりした際に酷く怒られていた。レッド自身は、人間の状態は酷く男前に描かれており、人魚編でもそう思わせる描写があった。
- 人気投票では、375票で6位だった。
- ジュリア・ライン・ドラグーン
- レットの恋人。
- 生年月日:0045年4月22日 年齢:22歳 身長:162cm 体重:51kg 血液型:不明 出身地:魔界・ブレイア村
- レットとは恋人同士であったが、ジェガンによりレットが死ぬ幻影を見せられて、以後催眠術によってジェガンに従った。解竜の儀を社で行えなかった為、失敗し黒竜と化していた。二度目のレットとジェガンの対戦で、エリクシル改によって竜人に戻り、瀕死であったレットをエリクシル改の口移しで救う。
- リベイラでハル達の仲間となり、以後、最終決戦まで同行した。男勝りな性格で、レットはいつも尻に敷かれている。酒豪。レットの回想シーンでは大人しめだったが、竜化した影響なのか、死亡したと思い込んでいたレットが記憶を美化していたのか、竜人に戻ってからはなぜか姉御肌で豪快な性格になっていた。
- 戦後はルビーの経営するカジノでバニーガールとしてバイトしている。『プルーの犬日記』にもルビーの経営するカジノのバニーとして一コマだけ出演している。また「FAIRY TAIL」のモブキャラとして彼女らしき人物の姿が確認できる。
- 武器は使わず、投げ技や関節技などの体術で戦う。また、レットと同じ技も使用することもある。
- 本編では、ムジカ同様ハルとエリーをくっつかせようとしていた。(32巻など)
- 人気投票では、156票で9位だった。
- ルビー
- 声:ゆきじ
- 空中カジノ「エーデルレイク」のオーナー。
- 先代オーナーであったパールの子。ペンギン型の亜人。パールがドリューに謀殺された後、カジノを継ぐが、ドリューに騙されて資金援助をしていた。
- ハル達がエーデルレイクに来た時に、ドリューに騙されていた事を知り仲間になる。膨大な資産を持っていたが、リリスに騙されて破産する。戦後は再び0からカジノを作って経営する。口癖は「…ポヨ」。怖い事があると失禁してしまう。宝物の収集家でもある。また魔法の才能があるらしく、愛剣を受け継いだ縁もあってダルメシアンに師事した。しかし、自分の作戦をべらべら喋ってしまう等少々ドジなところもあるが、ドリューとの戦いからは、仲間にも負けない勇気を持って、敵に立ち向かっていくこともあった。『プルーの犬日記』にゲスト出演した際にはRAVEの戦後に経営していたエーデルレイクの支店「ゴールドレイク」をプルーのいるリンゴ村に設立するも、リンゴ村の奇妙な住民によって一日で閉店してしまう。あまりの衝撃からか、「もうこんな漫画には出ない」と泣きながら去っていった。また「FAIRY TAIL」のモブキャラとしてそれらしき姿が確認できる。
- 人気投票では、主要人物の一人であったにも関らずやレイナ(12位)やルシア(13位)に抜かされ、14位だった。
- ベル・ホーリー
- 風属性の魔法剣。床や天井などの障害物を越えて、真上、真下に瞬間移動できる。普段は鑑定用の鐘。 以前は蒼天四戦士のダルメシアンが使っていた。
- ジークハルト・シーザー
- 声:菊池正美
- 大魔導・エレメントマスター。
- 生年月日:不明 年齢:27歳 身長:181cm 体重:63kg 血液型:AB型 出身地:不明
- 青い長髪に青い目。右の瞼から頬にかけて命紋(フェイト)を入れている。美形。自然を扱うエレメントの魔法や宇宙魔法を得意とする。帝国皇帝の落胤で、時の民としてミルディアンで育った。時の障害となる魔導精霊力を持つエリーを殺害する為にソング大陸へ旅立つ。また同じく時を歪ます存在であるキングを殺害する為にDCとなり、六祈将軍(オラシオンセイス)と同格の扱いとなる。目覚めた直後のエリーの殺害を計るが、後に生きていることを知って再襲撃、ハルに敗れて姿を消す。
- シンフォニアで再会し、考えを改め味方となる。味方でありながらもハルやエリーとは別行動を取り、別の場所にて別の視点から物語の核心に迫り、間接的な手助けに徹する。ミルディアン帰還後は同胞である時の民との対立を強いられる。時の民の一人でもある六祈将軍の重鎮ハジャを、七日間にも及ぶ長期戦の末、撃破。その際に魔導士としてハジャを超えたことで、「超魔道」になる可能性があることをミルツに言わせた。
- ハルやエリーと一緒に過去に飛ばされた際に全ての真実を知り、二人を現代に戻す為に単身過去に残り、リーシャの墓前で死しても尚、高度な結界魔法で墓を守り続けた。エリーに惚れていたが、想いを告げる事はなかった。
- 連載開始前から既に設定が出来上がっていた旨が、単行本中の作者コメントで明かされている。その為、早い段階から登場した上、言動の一つ一つが伏線として慎重に描写されている。
- なお、『FAIRY TAIL』には彼と同じ姿をした「ジークレイン」というキャラクターが登場するが、名前と外見が似ているだけの全くの別人であり、性格も正反対の人物である。
- 人気投票では、986票で少年漫画には珍しくヒロインを抜かし2位となる。連載中の時のマガジンの人気投票にも、一度名前が載った事がある。
- エレメント
- あらゆる自然の力を操る魔法。かつては時を守るため、この能力によって生じた雷でエリーを殺そうとした。以後この時のトラウマでエリーは雷を恐怖するようになる。宇宙魔法もエレメントのジャンルの一つ。
- 宇宙魔法
- 「暗黒の楽園(アルテアリス)」「七星剣(グランシャリオ)」と言った高等魔法。ハジャやニーベルも使用していた。
- ボニー
- 人語を話す人面ヒトデ。
- 生年月日:0025年3月3日 年齢:52歳 身長:12cm 体重:310g 血液型:不明 出身地:ミルデスタ
- 人魚の国ミルデスタで生まれ育つ。ハルの誕生日プレゼントとして、エリーから送られた。シーフェアリー号の航行を司る。海の地理に詳しく、その地理知識はグリフを脅かす。よくレイゼンビーやプルーに食べられ吐かれる。戦後はルビーのカジノでルビーの助手をしているようである。その関係で『プルーの犬日記』でもルビーのカジノに登場した。
- シュダ(爆炎のシュダ)
- 声:関俊彦
- 六祈将軍の一人。
- 生年月日:0037年8月19日 年齢:30歳 身長:180cm 体重:70kg 血液型:A型 出身地:不明
- 元は大陸一の賞金稼ぎ。DC創設者として懸賞金を懸けられたゲイルを倒す為にDCに入るが返り討ちにあう。その後、特別部隊を率いる六祈将軍となる。六祈将軍となった後にガラージュを襲撃した際にかつて自らを半殺しにしたゲイルの息子・ハルに出会い、後にソング大陸で決着を付け敗戦。その時に右腕を自ら切断し、左目を失明する。ハルとの敗戦後、ゲイルに会い、神剣「天空桜」を譲り受け、家族を守って欲しいと哀願される。ゲイルの死を知らせるためガラージュを訪れ、その際ハルの姉カトレアと懇意に(カトレアの元恋人ブランチがカトレアをよく泣かしていたと知ると、興奮して斬殺しようとしたほど)。
- ハルとの再会後暫くは彼らと一定の距離を置いていたが、リベイラでの舞踊大会以後はハル達と行動を共にする。最終決戦時は仲間のためならば命をも捨てるという覚悟だったものの、それではゲイルを超えることができないことを悟り、戦いを生き抜き、ゲイル、そしてハルを超えることを目標とする。
- 右腕に装着している義手は作者によればそこらのジャンクショップのオヤジが作ったとのことであるが、剣を握ったりといった一通りの動作が可能であることから実はかなりの技師が製作しているのではないかと思われる。何度か形が変わっているので闘いの都度新しいものを製作してもらっていると思われる(実際に義肢は何度も作り直しをするものである)。幼い頃は、大陸一のバレエの踊り手であったという。
- 六祈将軍の中では他五人より弱小として扱われ、それを裏付けるように一番最初にやられてしまったが、後に成長して再登場。後釜として新たに六祈将軍に加わったディープスノーを討ち、最終戦では四天魔王のメギドをも破っている。物語初期のライバルにもかかわらず、主人公一行のインフレについていけたという珍しいキャラクターとして挙げられることもある。
- 人気投票では、360票で7位だった。
- 炎天下
- 斬った物の切り口から発火させることが出来る妖刀。
- 天空桜
- ゲイルから譲り受けた神剣。四天魔王のメギドが放つ獄炎を切り裂くほどの力を持つ。
- DB・フルメタル
- 鋼鉄のDB。フェーベルに譲る。
- DB・ヴァルツァーフレイム
- 炎のDB。触れるだけで相手が死ぬまで踊り続ける炎を起こせる。水につけると消える。ハルに破壊される。
- 六星DB・バレッテーゼフレア
- 爆炎の六星DB。指定した空間に大小自在の爆弾を設置する。自分がその空間を認識しているほど威力が増す。後にパワーアップし相手の動きを封じる能力が付き、威力もケタ違いに上がった(発動時にダメージが数値で表されるが、初期は9999までの表記だったものが強化後は5桁の数値を示している)。ルシアに破壊される。漢字表記は「踊る爆炎」。
- ベルニカ
- 魔導士の少女。
- 生年月日:0048年7月8日 年齢:19歳 身長:159cm 体重:47kg 血液型:AB型 出身地:イーマ大陸南方・ソラフィーユ村
- 魔導精霊力を人工的に生成する事を夢見る両親のもとに生まれ、両親の死後は医師ジェリーボーンに育てられる。両親の遺志を継いで修行を重ね、代わりに超上級魔法「絶対回避魔法」を習得する。治癒の魔法も得意とするようで、ハルが腕を壊した際に直していた。かなりおっとりした性格で、ハルの事が好き。体力がなく、ジュリアに「ヘタレ女」と言われてしまう。愛称は「ベルちゃん」。BG(ブルーガーディアンズ)のルナールに請われ、世界の平和を取り戻すべくBGに加わる。しかし、ハードナーの真意を知って一転、ハルの仲間となる。最終決戦時、自爆攻撃によって死に掛けるが、星の記憶の力により一命を取り留める。ハルの結婚式では妬き気味の表情を見せながらもムジカに言い寄られているような描写があった。また『FAIRY TAIL』のモブキャラとして彼女らしき人物が登場しムジカらしき人物と腕を組んでいる描写がある。
- 絶対回避魔法
- あらゆるものを回避する超上級魔法。魔導精霊力実験の結果、偶然誕生した。
- 人気投票では、224表で8位だった。
- ニーベル
- 幻影魔導士。
- 生年月日:不明 年齢:推定10~12歳 身長:不明 体重:不明 血液型:不明 出身地:不明
- 時の都ミルディアンに住んでいるが、出身は別の地である。ジークハルトを尊敬しており、同居していたと思われる。まだ少年だが、ムジカに「未来の大魔導」と言わせる。時の民の方向性に疑問を持ち、ジークハルトがエリー殺害を目論んだ時は、彼に諫言している。その後、ミルツに時の民の不条理を問いただすが、逆に反逆者となり街を追われる。ジークハルトが捕まった時に、彼を助ける。時の民がハルの味方となった後、個人的にハル達に同行。ムジカの聖剣レイヴェルト作成にも立ち会う。最終決戦時、禁断魔法「最後の齢(ラスト・エイジス)」で命を散らしたかに見えたが、星の記憶によって命を救われる。「最後の齢」使用時にはミルツやジークの技を使用していたことから、本来の魔道の才の高さが伺える。
- 33巻にてジュリア如く「男前」のジークハルト、ムジカに懐いた事から将来を危ぶまれる描写もあった。
- 人気投票では、103票で10位だった。
[編集] シンフォニア王国
50年前のシンフォニア王国で活躍した人々。
- マラキア・シンフォニア・グローリー五世
- シンフォニア王国最後の王。
- ハルの祖父。レアグローブ国が世界征服を目論むと、小国ながらこれを阻止せんとする。DBを使うレアグローブに対抗する為にリーシャの魔導精霊力に目をつけ、ホーリーブリング精製を行わせる。
- その後、予言者サガ・ペンドラゴンにより、50年後にエンドレスが世界を滅ぼすという事実を知り、世界を救う為にカームと名乗って、リーシャを50年間眠らせる計画を実行した。大破壊後も生き残るが、レアグローブ王シャクマに呪殺される。死の直前、子のゲイルをさらったエバーマリーにゲイルを託した。温厚な性格で名君であった。計画を前に「大戦を生き延び子孫を残す」命紋をいれた。マラキア(Malacia)の名は「無風」を意味するロシア語で、偽名のカーム(Calm)は同じ意味の英語である。
- リーシャ・バレンタイン
- 聖石レイヴの製作者。
- エリーの項目を参照。
- シバ・ローゼス(剣聖シバ)
- 声:西村知道/青年期:遠近孝一
- 初代レイヴマスター。
- ガラージュ島の生まれで、剣の腕は天賦の才であった。子供が出来た親友ボトーンの代わりに、【シンフォニア】の傭兵となり、王国騎士団の八番隊に配属される。兵士のトーナメントで13回優勝しているが、上司への反発が激しく、ガラージュ帰還を思い立った。その前夜、リーシャと会い、彼女を城から解放せんとするが拒まれる。その翌日、リーシャにホーリーブリングを託され、同時に彼女の死を伝えられ、世界の為に戦う決心をする。シンクレアの消滅に失敗し、大破壊を起こしてしまう。その時にレイヴが各地に散ってしまった為、50年間探し続けていた。ガラージュ島に帰島後、レイヴが使えなくなり、その力はハルに受け継がれる。その後はカトレアの世話になっていたが、余命1年足らずと知った折にアルパインからの手紙を受けて、単身デルハリアへ向かった。アリスの薬によって最盛期に若返り、真実のレイヴをかけてハルと戦って敗れ、薬の副作用で死亡。すぐ感動する為よく泣く。
- 死に際にエリーの正体に気付き、リーシャそのものであるエリーに言葉を託して息を引き取った。
- レイヴ
- 魔石ダークブリングに対抗するべく創られた聖石。レイヴの項目を参照。
- TCM(テン・コマンドメンツ)
- レイヴを埋め込んだ、十個の姿に変わる大剣。テン・コマンドメンツの項目を参照。
[編集] 蒼天四戦士
若き日のシバと共に戦ったシンフォニア王国の最強戦士たち。大戦でことごとく戦死し、唯一生き残ったアルパインによって動物にその魂を宿らせて各地に散ったレイヴを守っていた。ある特定の場所を出ると、存在が薄れてしまう。各人の名(クレアは姓のみ)は犬の品種に由来。
- アルパイン・スパニエル
- 声:家中宏
- 蒼天四戦士のリーダー格。大戦に従うが、矢傷を受けて重傷を負う。世間には死亡したとされていたが、大破壊後も生き残り、デルハリア山脈の洞窟で、各地に散ったレイヴを守る為に、戦死した他の【四戦士】の魂を動物に憑依させ、自身は真実のレイヴを守っていた。ハルの最後の試練として、ガラージュにいたシバを呼び寄せた。最終決戦後はハルとエリーの結婚式にも出席している。シバとは終始親友で、四戦士きっての美男子だった。
- 十文字槍
- ディアハウンド
- 声:中嶋聡彦
- 大戦で戦死したが、トレモロマウンテンの熊に魂を宿らせて、知識のレイヴを守っていた。シバの50年に渡る旅を肯定し、ハルに大戦の戦没者の墓を見せるが、ハルの優しさ溢れる言動に、彼をレイヴマスターと認め、知識のレイヴを託し、昇天した。四戦士一の大男で、大雑把な性格だが、政治力もある。趣味は恋愛小説を読むこと。
- レガ・ホーリー
- 戦斧。
- クレア・マルチーズ
- 声:中島麻実
- 四戦士中で唯一の女性。大戦でシバをかばって戦死。その魂を鳥に宿らせてラーバリアで闘争のレイヴを守っていた。出身はアクアパレスで、そこの住民であるレミを身代わりに立てていた。ジンの塔での決戦時に、エリーにレイヴを預けると昇天した。シバに好意を持っていた模様。
- ラズ・ホーリー
- 二刀短剣。
- ダルメシアン
- 声:岡野浩介
- シンフォニア王国の軍師。大戦で戦死した後、トド(セイウチ?)に姿を変えて、サザンベルクの深海で、未来のレイヴを守っていた。ドリューに敗れたハルを救い、ルビーに魔法を教えた。ドリュー戦後、ハルに「神の剣」を見せ、レイヴの存在に疑問を投げかけるが、ハルの熱い意志を確認し、昇天した。いつもパイプを銜えている。いくつかの魔法剣を所持していた模様。
- ベル・ホーリー
- 魔法剣。普段は鑑定用の鐘。
[編集] その他
- ハッシュ・アンセクト
- 王国騎士団8番隊隊長。
- 配属されてきたシバに指導する。常にシバを目にかけ、影ながら見守っていた。負傷で戦線に立てなくなった後はリーシャが封印した時空の杖を守る。後の解放軍リーダーであるユーマの父。
- ロッペン
- 王国騎士団隊員。
- アルパインの部隊に配属された兵士。レアグローブのリーシャ暗殺犯を捕えるのに活躍した。大戦で戦死したが、蒼天四戦士の墓守として、デルハリア山脈で豹に姿を変えて、アルパインと暮らしていた。最終決戦後、昇天したらしい。新規配属当時、アルパインの性格を勘違いして、派手な豹柄の鎧を着ていた。
- マガジン掲載時には名前と「墓守=豹柄の鎧の兵士」であることがわかる部分はカットされており、単行本収録時に再追加された。
- ガレイン・ムジカ
- 声:長島雄一
- 伝説の鍛冶屋。
- 50年前のシンフォニアでも既に「ソング大陸一の鍛冶屋」として名を馳せていた。初めはシバの目(志)を気に入らずに剣を打つことを断るも、その後改心したシバを見て剣を打つことを決意。そしてテン・コマンドメンツを打つこととなる(但し、ガレインはレイヴを使えないのでかなり無責任に渡すこととなる)。その後も鍛冶屋として素晴らしい功績を挙げていたようで、「伝説の鍛冶屋(ブラック・スミス)」と呼ばれ、その名は武器にゆかりのないミルディアンにも届くほどにまでなった。自分の打った剣をDCのランスに乱用され、目の前で家族を惨殺される。自分のせいで家族全員が死亡したと自己嫌悪に陥り、酒に溺れ、DCの犬と化す。しかし、その15年後に現れた二代目レイヴマスターとの出会いで再び自分を取り戻し、その直後に孫ハムリオの生存を知る。ハルとの別れの後はDCで面識のあったビスを弟子として迎え入れているようだが、その腕はいまひとつのよう。5つのレイヴが揃った後、ハムリオにテン・コマンドメンツについて記した帳面を渡す。口癖は「はむ…(用法としては「ふむ」の変形)」。
- ヘビオ
- ガレイン・ムジカの弟子。
- ムジカが若くしてシンフォニアに招かれた時にも同道した。その気味悪い風体は師からも気味悪がられていた。「銀の律動の副頭ヘビ・シルベットの祖父か」と推測されるが真偽は不明。
[編集] デーモンカード
- ゲイル・レアグローブ(キング)
- 声:玄田哲章
- DCの初代最高司令官。
- レアグローブ王であったシャクマの子。ハルの父ゲイルと知り合い、同じ名前と生年月日ということで意気投合し共にDCを立ち上げる。ゲイルの脱退後はDBを集め、悪事に手を染めていった。一時帝国の一斉検挙に遭い、妻子を失う。ハードコアに逃れDCを再興、悪の一大組織とする。DBにより世界を牛耳ろうとするのは表向きで、前の一斉検挙の原因を作った、ゲイルをおびき出し殺害する事が最終目的だった。ゲイルの息子ハルからは「おまえだって悪くない」と告げられ、長きに渡る争いの被害者として認識された。ジンの塔でグローリー親子に敗れて、DC本部を自爆させ、ともに自殺した。人間では唯一DB大量精製作業であるエンクレイムが出来る。
- DB・ブラックゼニス
- 暗黒物質の最上級DB。一瞬で物体を消滅させる暗黒物質(ダークマター)を放つ。漢字表記は「漆黒弾」
- DB・ゲート
- 魔界の門の最上級DB。魔界との入り口を開けることができる。キングがこれで王宮守五神を呼び出したが、全滅したため捨てられ、ブルーに壊された。漢字表記は「魔界門」
- DB・デカログス
- 十剣の最上級DB。テン・コマンドメンツと同じ能力を持つ。
- 裏DB・モンスタープリズン
- 怪物化の裏DB。己の体と魂を怪物の中に閉じ込め、自ら怪物となって破壊の限りを尽くす。怪物化すると力が上がり、口からビームを出す。また傷を負っても血は流れず徐々に再生する。
- DB・ワープロード
- 瞬間移動のDB。人やものを瞬時に送ったり呼び寄せたりできる。
- DB・エンド・オブ・アース
- オーバードライブ(大破壊)を起こす究極のDB。ゲイル・グローリーの体のなかに埋め込まれて10年かかって完成した。DC本部のみを吹き飛ばす勢いにとどめられた。
- ルシア・レアグローブ(金髪の悪魔)
- 声:保志総一朗
- DCの二代目最高司令官。
- キングの息子。ハルと同じ日に生まれた。幼い頃にDC一斉検挙に遭い、眼前で母を殺され、砂漠の監獄メガユニットの地下66階に閉じ込められていた。眼の下と額の切り傷はその時のものである。
- キングの死後、脱獄。父の跡を継ぎ、新生DCの総統となる。その後ハルの宿敵となり、一度は完敗するものの、幾度と無くハル一行に壊滅的なダメージを与え続けた。その姿から金髪の悪魔の異名を持ち、自らDBマスターを称している。その最終目的はエンドレスの力を使って平行世界を滅ぼし、現行世界に帰還すること。絶望感に支えられた目的意識であり、生まれた世界を否定せずにはいられない人生を過ごしており、ハルとの再戦時に本音をぶちまけている。全てのシンクレアを揃え、エンドレスと一体化するが、ハルにまたしても敗れ、後事を託して消滅した。ハルはルシアに対しても、場合によっては仲間になれる筈だと考えていたが、ルシアは最後まで和解を拒み、その結果として選んだ消滅であった。
- 尚、本作で最初にエリーの唇を奪った人物でもあり、終始エリーに対して屈折した愛情を抱いていた。
- 名前の由来は特に無く(作者は邪悪な感じの名前にしたかったと語っている)、ルシファーをもじった訳では無いとの事。
- シンクレアの力により純粋な悪を持つ人間であり、ハルとは正反対の存在である。
- シンクレア・ディストーション
- 歪みのマザーDB。空間を歪め、全ての物質を消滅させる能力を持つ。ディストーションの項目を参照。
- DB・デカログス
- 十剣のDB。テン・コマンドメンツと同じ能力を持つ。デーモンカードを継いだ際にハジャから手渡された。ルシアにとっては父キングの形見でもあったが、ハルとの戦いで破壊される。
- DB・ネオ・デカログス
- ハルによって破壊されたデカログスを、10個のDBで強化した魔剣。その力はテン・コマンドメンツを上回り、ハルは第10の剣レイヴェルトと完全体のレイヴを手に入れることでようやく互角に戦うことが出来た。
- シャクマ・レアグローブ
- 旧レアグローブ王。
- 超魔導。キングの父でルシアの祖父であるが、ルシア本人は実の祖父であることを知らず、本人の口からルシアへも明かされることが無かった。
- DBを使用して世界征服を目論んだが、小国シンフォニアに抗され、結局オーバードライブによって国は滅んだ。同じく難を逃れたシンフォニア王マラキアを呪殺し、超魔導として隠遁していた。
- 世界最強の魔導士であり禁呪などの大魔法を難なく使う。その魔力は時の民が数十人がかりで発動できる空間歪曲による瞬間移動の魔法をたった1人でこなすほど。かつての弟子である六祈将軍ハジャに請われて、新生DCに参入、敗れた六祈将軍ジェガンを粛清する。シンフォニアでハル一行を襲撃。エリーを捕えようとするが、エリーの魔導精霊力に圧倒され、最後はハルによって止めを刺され力尽きて消滅した。
- ハジャとは師弟関係なれど、二人で会話をする場面は省略。ハジャから魔力について褒め称えられた際も返事無し。そもそも途中までまともな発言自体が無く、「むううん」等の唸り声を発してばかりだった。本格的に喋ったのは、シンフォニアでのハル一行との戦闘時のみ(ここでは途端に雄弁と化す)。
- 古代禁呪・セーマ(星座崩し)
- 宇宙より隕石を降らせる古代の禁呪魔法。
- 古代禁呪・ヴァルナー(天涯海角)
- 空中の飛空挺を飲み込むほどの大津波を発生させる古代の禁呪魔法。
- エンドレス
- 忘却の王。
- DBそのものにして全てのDBの母たる存在。かつて時空操作により、平行世界が発生したときに生み出された「歴史が元に戻ろうとする力」。平行世界を滅ぼすべくルシアに力を与える。性質自体は闇でも悪でもなく、回帰を志向する自然な作用でもある。が、邪念を抱く者達としばしば利害が一致する都合上、彼らとの結び付きが強い。
- エンドレスの項目を参照。
[編集] 六祈将軍
読みは「オラシオンセイス」。キングに選ばれた、DCの最高幹部。普通6人置かれるが、滅多に揃う事はない。ハジャ以外は、自然を操る六星DBを所持している。
- ハジャ(無限のハジャ)
- 声:上別府仁資
- 六祈将軍の一人。DC参謀。
- ミルディアン出身で、超魔導シャクマの弟子。胸部に無限に魔力を生成する六一式DBを持ち、その開発に着手したイゴール博士を、口封じの為に体内に閉じ込めていた(額に逆さに付いた鼻と口はイゴールの物)。
- DCに最も忠実に働いていたが、当初から裏切る手筈で、後に実行に移す。時の民と共に時を支配しようとした為、ジークハルトと対戦。七日間に及び戦い続けるが、最終的には時の民の長老ミルツとも袂を分かち、ジークに敗北、自爆した。この世で唯一魔導精霊力に近い威力を持つ超魔法「クロノス」の入手が真の目的であった。
- 師匠のシャクマとDCを引き合わせたのは彼だが、いずれ抜け出して壊滅させる予定のDCを、なぜわざわざ強化させたのかは不明。
- 六一式DB
- 人工的に作られた魔力のDB。キルキラ・イゴール博士によって開発された。無限の魔力を与える力があり、ハジャの魔力を常に最大にする。
- レイナ
- 声:ゆかな
- 六祈将軍の一人。
- 六祈将軍の紅一点で、キングの側近。銀術師グレンの娘で、自身も銀術師。エメラルド色の髪を持ち、いつも露出度の高いドレスを着ている。
- 父がシルバーレイを盗んだ罪で殺された為、冤罪をかけたエルナディア国王と容疑者のリゼを恨んだ。キングの力を借りて国王を殺害、DCに加入する。DC崩壊後もシルバーレイを探し続けた。新生DCの元で女戦士(アマゾネス)隊を率い、鬼神総長オウガのシンクレアを奪おうと目論む。その最中、シルバーレイの所在を掴み、父の仇であると判明した金術師オウガをムジカと共に倒した。ムジカの力を借りてシルバーレイを破壊するが、シルバーレイ共々爆死した。彼女の死後、女戦士隊はDCを離脱し、最終決戦においてハルたちを援護した。
- 六星DB・ホワイトキス
- 空気の六星DB。空気中にある物質を集め別の物質に作り替える能力を持つ。攻撃には不向きに見えるが、錬銀術と組み合わせることで威力を発揮する。
- ジェガン(龍使いジェガン)
- 声:神奈延年
- 六祈将軍の一人。
- レットやジュリアと幼馴染で竜人。ジュリアに惚れていたが、ジュリアはレットの恋人だった為、レットから奪い、村を滅ぼした。ジュリアに催眠をかけ、解竜の儀に失敗した後も、常に側に置いた。レットとの対決では一度目は勝利し、二度目は敗北。改心するが、漂着した町リストドームとその住民ごとシャクマによって殺された。いつも巨大な黒竜(ジュリア)に乗って移動する。寡黙。兄は帝国の将軍ジェイドで、リストドームで再会する。
- 六星DB・ユグドラシル
- 樹の六星DB。全ての力を吸収し触れた相手を樹に変える。さらに様々な植物を自在に出現させ操ることが出来る。
- ユリウス・レイフィールド
- 声:笹沼晃
- 六祈将軍の一人。
- 美形の将軍で壮絶なナルシスト。ジークを勝手に「美のライバル」としている。優秀な魔導士らしいが、戦闘ではあまり目立った活躍はない。顔を攻撃されるとたとえ相手が女性であってもキレる。休暇中に一般の舞踊大会に参加していたりと、さほど非道な性格ではなかった。
- 後にエリーの舞踊に感銘を受けてDCを離脱し、ハル一行に一時的に加勢。その後は解放軍にレイゼンビーと共に加わる。戦後はハルの結婚式にも参加し、シュダと共に六祈将軍の数少ない生き残りとなる。シュダ曰く「六祈将軍一のバカ」。また、レイナには嫌われていたようである。
- シュダやレイナと同じく、ハル達の味方となった六祈将軍にもかかわらず、先の二名と違い、転向以降は強敵との戦闘が一度もまともに描かれなかった(唯一の機会はブルーガーディアンズのルナール戦だが、内容を省略された挙句、完敗)。
- ほとんどギャグキャラクター的な扱いだった。
- 六星DB・アマ・デトワール
- 氷の六星DB。氷の魔法剣を創造したり、人を微量の氷で行動停止させたり出来る。漢字表記は「星屑の氷」
- ベリアル(悪魔候伯ベリアル)
- 声:田中総一郎
- 六祈将軍の一人。
- 魔界出身のため、四天魔王との折衝役をつとめた。一度目の対決ではハルを圧倒するが、二度目はキレたハルに一撃で倒される。残忍な性格で、人の苦しむ姿を見るのが好き。いつも蝙蝠のボイボイを連れている。見た目によらず、202歳という高齢者でもある。
- 作者によると、六祈将軍の中で一番ザコらしく、一番最初に倒されそうな印象を読者に与えかねない為、あえて終盤までしぶとく生かしておいたとの事。されど長期間活動した割には、他の六祈将軍のようにハル一行の誰かと深く関わるような場面も無く、四天魔王メギド登場時には完全な格下に扱われる等、存在感を発揮する機会に恵まれなかった。更には使い魔のボイボイに関しても、主のべリアル敗北後、ハル一行の中に紛れ込みながら、目立った功績を得られずに終わった。
- 名前の由来はソロモン72柱のベリアルと思われる。
- 六星DB・ジ・アース
- 大地の六星DB。地面を自在に変形させる能力を持つ。土や岩といった小規模なものではなく大地そのものを操るもので、地形まで変えてしまう。真の力は出ずに終わった。
- ディープスノー
- 声:織田優成
- 六祈将軍の一人。
- 産まれて間もない頃に、ハードコアでイゴール博士によって人間の潜在能力を100%引き出す五六式DBを埋め込まれた。キングに息子同然に育てられたが、悪の道に染まらせる事を懸念してDCを離脱させた。その後は帝国に所属し、北の将軍にまで地位を上り詰めた。
- DC壊滅後の闇の覇権争いを鎮めるという建前で、監禁中のルシアを一時解き放ち、その力を利用するよう、他の帝国将軍達に提案。即却下される。これは密かにDC再興を狙う策略であった。ルシアが自力で新生DC総帥になるとDCに帰還し、離脱したシュダの代わりに六祈将軍となる。帝国兵をDCに引き入れ、残党を駆逐した。元六祈将軍のシュダと対戦して敗れ、改心してDCを再度離脱した。五六式DBを埋め込まれた者は肉体が常人と比べて2.5倍の速さで成長(老化)するため肉体年齢は25歳だが実年齢は10歳。そのため長寿は望めない体だったが、エンドレス消滅後に五六式DBも力を失い、常人通りの成長に戻ったとされている。自分を生体兵器としかみなさなかったイゴール博士を嫌っていた模様。
- 名付け親でもあるキングを父と仰ぎ、尊敬していた。DCを離脱させれた事でキングが自身の力を恐れていたと思い込んでいたが、敗れた際にそれは間違いであった事をシュダに指摘され、涙を流した。
- 六星DB・ゼロ・ストリーム
- 流動の六星DB。水・風、さらには血液といった流れがあるもの全てを操る。使用には高い精神力が求められる。漢字表記は「無の流動」
- 五六式DB
- 人工的に作られた潜在能力のDB。キルキラ・イゴール博士によって開発された。人間の本来持つ潜在能力を限界まで引き出すことができる。使用者は常人の2.5倍の早さで年を取る。
- シュダ(爆炎のシュダ)
- 元六祈将軍。
- シュダの項目を参照。
[編集] 王宮守五神
キングの護衛を務める5人の魔人。ゲートによって魔界から召喚される。その力は一人で魔人千人に匹敵するという。キングがエンクレイムを行う間の足止めとしてハル達と対峙。全員、名前の前に「マ」を付けると別の名前になる。これはジンの塔にいた魔人全てに共通していて、塔の名称のジンも「魔人」から来ている。王宮守五神も六祈将軍も、どちらもキングの部下であるが、実力は六祈将軍の方が数段上(両グループを束ねるキングも、それを認めている)。
- ルチアングル(角殺のルチアングル)
- 声:有馬克明
- 王宮守五神の隊長。
- トランスペアラントを使い、全方位からの攻撃をすることから角殺の異名をとる。幻想空間・魂の宮殿でハル達を分断させた。常に無表情で丁寧な言葉遣いをしており、感情がないと偽っているが(少なくとも恐怖の)感情は持っている。塔のような兜が突いた異形の鎧をまとう。どんな武器を使っていたかは不明。ムジカに倒される。
- DB・トランスペアラント
- 透明化の上級DB。自分を含むあらゆる物質を透明にする事が出来る。
- ラカス(反撃のラカス)
- 声:上別府仁資
- 王宮守五神の一人。
- 持ち前の読心術とリズムカウンターを用いたカウンター攻撃を得意とする。常にノッてるが話のテンポは悪い。レットと戦い消耗していたハルを襲うが、ルーン・セイブで心を封印したハルに破れる。口癖は「ですよね?隊長」。
- DB・リズムカウンター
- 反撃のDB。相手の技を受ける事でそのリズムを憶え即座に同じ攻撃で反撃出来る。
- リオネット(影使いリオネット)
- 声:岡野浩介
- 王宮守五神の一人。
- 王宮守五神で最も残虐な男(らしい)。語尾は「~あーる」。シャドードールを使い、戦いを有利に進めるが、ブルーにDBを破壊されエリーのガンズトンファを喰らい倒れる。不思議な生物に弱い。
- DB・シャドードール
- 影のDB。自らを影にすることで敵の攻撃を避け、自由に形を変え手攻撃する。また、相手の影を操り動きを止めることもできる。
- ロン・グラッセ(針使いロン・グラッセ)
- 声:田中総一郎
- 王宮守五神の一人。
- 超怪力とニードルペインで戦う。常に激しい殺人衝動に駆られている。ソラシドのサイコキネシスで強化した十字架剣に破れる。能力的には王宮守五神で1番下で、近々降格予定だったらしい。
- DB・ニードルペイン
- 針のDB。ロンが槍で地面を突くと、無数の槍が地面から突き出し相手を襲う。
- レット(竜人レット)
- 声:室園丈裕
- 王宮守五神の一人。
- ジャヴァ・レット・ダハーカの項目を参照。
[編集] 四天魔王
魔界に君臨する、最強の支配者。その実力は魔王のドリューをはるかに凌ぐ。大魔王の器を持つルシアに惚れ込み、DCの傘下に入る。本来かなりの実力を持つという設定だったが、一部はストーリーの展開上、実力を出し切れずにそそくさと片付けられた。魔界の住民は必ずしも人間の敵とは限らない由が作中で度々語られているが、にもかかわらず、なぜ魔界の支配階級たる彼らが人間界に侵攻し、人間界と魔界を合わせた並行世界全体の消滅を望んでいたのかは、最後まで明確に描かれなかった。あくまで六祈将軍に代わるグループにして、新生DCの最終戦力というだけの扱われ方である。
- メギド(獄炎のメギド、溶岩のメギド)
- 四天魔王の一人。
- 獅子の顔をした巨漢。ベリアルの説得に応じ、ルシアに拝謁。その技量を認め、DC傘下に入る。四天魔王の中で最初に姿を現し、他の三者よりルシアに近侍した。獄炎と呼ばれる炎を操る。
- たった一人でハル達を全滅の危機に陥れた魔王ドリューの事を「未熟」と一蹴し、六祈将軍ベリアルに向かって「二秒」で消せると脅し、エンドレスの動きを止めてルシアを救出した際は、ルシアを上回る実力ではないかとハル達に恐れられ、ルシアの求めに応じて用済みとなった新生DC本部を軽々と壊滅させた。このように各場面で大物振りを見せ付けておきながら、最終決戦時に披露したのは炎の操作という一芸のみで、あまつさえ六星DBを失って力が半減していたシュダに剣の一撃で敗れ去った。
- アスラ(漆黒のアスラ、魔石王)
- 四天魔王の一人。
- 体がDBでできた「生きたDB」。体中に全てのDBを纏っており、全てのDBの力を発動することができ、2つのDBを同時に発動することも可能。魔石精製の儀(エンクレイム)も単独で行える。シンクレアの内の一つを所持していたが、ルシアに献上(戦闘で使用する事は無かった)。シンクレアが一つに融合された後、魔石兵を率いて人間界のアルムダウンを攻めた。通常は小柄でまともに喋れず、「ホム」と呟くのみだが、戦闘時は大柄で饒舌。小柄なままでもDBを操ったり、優れた身体能力を発揮したり出来るので、大柄に変身する利便性や理由は謎。
- 最終決戦時、エリーをDBに閉じ込め、さらい、ハルに追撃される。戦闘ではDBを駆使し優位に立つが、レイヴェルトの力によりDBを破壊され敗れ、消滅した。ほぼ全てのDBを使用できるものの、一部の能力はオリジナル使用者より劣っていた(これはドリューが述べていたように、DBは使用期間と効力とが比例する為であると考えられる)。
- ジェロ(絶望のジェロ)
- 四天魔王の一人。
- 四天魔王で唯一の女性。エルボト、パンクストリートの町を凍てつかせた。最終決戦時にジュリアらと大戦。膨大な魔力と不死身の体で圧倒するが、ニーベルとベルニカに動きを封じられ、ジュリアの炎によって消滅した。骨が氷で出来ているために外からの衝撃には無敵だが、内部に対する高温には耐えられなかった。
- ウタ(永遠のウタ、戦王)
- 四天魔王の一人。
- 軍事大国バラニア連邦を一人で滅ぼした。武器は超巨大な大剣だが、本気の際は手放し、素手で挑む。戦いを楽しむ傾向がある。最終決戦時にレットと対戦。神竜の力を得たレットに圧されたため、自らも戦鬼と化し、圧倒する。しかし竜王の姿となったレットに敗れ、消滅した。作者曰く四天魔王の中では一番の実力。
[編集] その他
- フェーベル
- 声:遠近孝一
- DCの部隊員。
- シュダの部下。本作最初の悪役。元々はDCの下っ端に属しており、シュダの部隊に配属されていた。ガラージュに攻め込んだ際にシバを襲うがハルに返り討ちにされる。シュダのDB「フルメタル」を譲り受けた後に、ハルの家(とナカジマの羽)をぶっ壊したが、テン・コマンドメンツで武装したハルにあっさり敗れる。その後、シュダに見放され、ガラージュに置き去りにされたことでDCをクビになり、カフェ「つぼみ」で雑用として働いているようである。また、画面の端々で彼女とデートしている姿が確認される。
- DB・フルメタル
- 鋼鉄のDB。体を金属に変換させる能力を持つDB。打撃や爆発などの衝撃が効かなくなる。漢字表記は「鋼鉄」
- ルーガス70(機械人間)
- 声:杉野博臣
- DCの部隊長でシュダの部下。DCが開発したサイボーグ。普段は無表情だが、悪口(特に「ザコ」)を言われると怒り出す。プーシャと連携してムジカと戦うが、あっさり敗北する。負けた後も要塞ラプソディアの自爆装置を操ってムジカを妨害した。読みは、「ルーガスセブンティー」で、「スティーブン・セガール」のアナグラムとなっている。
- プーシャ(接着人間)
- 声:石川ひろあき
- DCの部隊長
- シュダの部下。女が好きで危ない性格の持ち主。レイナのファン。ルーガス70と連携してムジカと戦うが、あっさり敗北する。
- DB・グルーティアー
- 接着剤のDB。瞬間接着剤を噴射する。直接攻撃能力は無いが、瞬時に硬化し体に付くと取ることは困難。硬化後は形をある程度操れる。
- ジョーコ
- ヒップホップタウンのドッグレース場の社長。
- DCの下っ端だが、その財力からドッグレース場の社長となった。プルーを囮にしてハルをおびき出した。DB・スモークバーを使いハルを圧倒するが、最後はプルーにDBを破壊され敗北する。その後原作の扉絵ではホームレスになった姿が見られたが、アニメではシュダに処刑された模様。
- DB・スモークバー
- 煙のDB。自分の体を煙にして攻撃をかわすことができる。その成分は一酸化炭素であるため、相手を覆うことで窒息させることもできる。密室での戦いで真価を発揮する。必殺技は「CO・ヘヴン」。風が弱点。漢字表記は「煙酒場」
- ランス(獣剣のランス)
- 声:一条和矢
- DCの第17部隊総隊長。
- 残忍な性格で人を斬るのが趣味。15年前のムジカ家惨殺事件の張本人。勝つためには手段を選ばず、人質・騙し討ちなど何でもする。最後はハルに破れ、帝国軍に捕まり終身刑になった。帝国崩壊後の行方は不明。
- 獣剣
- ガレイン・ムジカの最後の作品。振り下ろすことで幻を発生させる。ハルによって破壊された。
- DB・リアルモーメント
- 現実化のDB。幻を一瞬だけ現実に変えることができる。必殺技は「百獣の牙」。ハルによって砕かれた。
- ビス(ネジ噴射男)
- 声:杉野博臣
- DCの部隊員。
- ランスの部下。「デブ」と呼ばれるのを極端に嫌う。何度かハルやムジカと戦うが、あまり良い活躍をしないままランスに斬られた。「ブタ」は彼にとっては褒め言葉らしい。ランス逮捕後にDCをクビにされたようで、その後はガレインの弟子として入門している。
- ネジ式散弾銃
- ビスの頭のネジを飛ばして敵を金具で壁に打ち付ける技。
- クランキーマン
- ビスが使う4連のドリル。ムジカにはあまり通用しなかった。
- ゴウ・ロックウェル(怒槌のゴウ)
- 声:松本大
- DCの部隊長。
- 映画撮影が趣味で、映画監督としての腕は一流。映画のために5年間スカ村に雨を降らし続けていた。(自分が寝ぼけて殴り飛ばした)ローザがハルにやられたと思い込み、ハルと戦う。戦っている間も映画のことばかり考えている。その後改心し、スカ村の復興を手伝う。ローザと共にジークハルトの手紙を受け取りハル達を支援した。扉ページなどに登場したポスターからかなり大物の映画監督らしく、後にユリウスらを俳優としてスカウトし、現在も映画製作を行っているようである。
- DB・アングリーブリッツ
- 雷のDB。衝撃に連動して稲妻を発生させる。ゴウはハンマー「怒槌(いかづち)」に付けている。必殺技は「雷感謝祭(サンダーダンクフェスト)」。ブルーの鼻(?)で砕かれる。漢字表記は「怒の雷」
- ローザ・スプラッシュ(女優ローザ)
- 声:長沢美樹
- DCの部隊員。
- ゴウの彼女。女優でもあり、ゴウの映画に主に主演として出演している。男を強制的に踊らせる曲を流して、ハルの動きを完全に封じた。エリーと戦うが、自分を助けたエリーの心に打たれ改心した。その後ゴウと正式に結婚しガラージュに夫婦で移住した模様で、RAVE0077では娘のローズが登場している。
- 踊る狼
- 剣と銃の合体武器。剣にはチェーンが突いており手元で操作可能。ガンズトンファーを喰らいコントロール不能になってしまう。
- シュナイダー(Dr.シュナイダー)
- 声:石川英郎
- 暗殺者。
- 裏世界では名の通った暗殺者でDCに雇われた。洞窟内で迷っていた医師を装いハル達に近づいた。超スピードとかぎ爪を武器に戦うようだが、ハルのシルファリオンの前に破れる。
- グネット
- 声:巻島直樹
- ジンの塔の管理人。
- キングが不在の間ジンの塔の魔人軍を統率する。コンパスコードでハルの動きを封じるが、TCMを投げつけられ倒れる。
- DB・コンパスコード
- 磁力のDB。磁力を操り、磁界を支配することで、物体同士をくっつけたり引き離したりすることができる。
- ザーシップ
- ジンの塔の魔人兵。
- 頭が悪く、始めは味方を攻撃してしまった。サブマリーンソイルを使うが、攻撃の瞬間を突かれ敗北。後で地中からハルを狙うがゲイルにとどめを刺される。
- DB・サブマリーンソイル
- 地底潜行のDB。地中を水であるかのように移動出来る。
- シンガン
- ジンの塔の魔人兵。
- グネットの補佐役。最後はハルに組み付き、自爆した。
- 機銃歯弾
- 自分の歯を飛ばす。
- ソプラ(沈黙のソプラ)
- DCの女戦士部隊副隊長。
- レイナの部下。ランジュの相棒。女戦士部隊を率いて鬼神を攻めた。ヌンチャクを使った格闘戦が得意で、リバーサリーの鬼をほぼ一人で倒した。レイナの死後、女戦士部隊ともどもDCを脱退した。後にジークハルトの手紙を受け取り、ハル達を援護した。
- DB・サウンドキャンセラー
- 消音のDB。一時的にすべての音を消すことが出来る。これでランジュのユーズドサウンドを回避する。相手の声をキャンセルすることも出来る。
- ランジュ(騒音のランジュ)
- DCの女戦士部隊副隊長。
- レイナの部下。ソプラの相棒。ソプラと共に鬼神を攻める。幼さ、個性的なDB、コンビプレー等、貴重な要素を併せ持っていたが、出番は少ない。レイナの死後はDCを脱退、後にジークハルトの手紙を受け取り、ハル達を援護した。
- DB・ユーズドサウンド
- 音のDB。数えた時間の分だけ大声が出せる。
- レディ・ジョーカー
- 新生DCの参謀。ルシアの側近であったが見せ場も無いままにルシアに殺される。
- キルキラ・イゴール
- DCの研究員。
- かつてDCの支部が置かれていたハードコア山脈で人工DBの研究をしていた。五六式DB・六一式DBを生み出すが、ハジャにより口封じのため封印されていた。魔法が使えるが「魔法」という言葉は嫌っている。
- ブランチ
- DCの部隊長。
- 都会人を気取っているが、ハルと同じガラージュ島出身。昔、ハルの姉カトレアと付き合っていたが、彼女を暴力で泣かせてばかりいた為、ハルに追い払われた。
- 上官であった六祈将軍ユリウスの戦意喪失後は、代わりに当時DC傘下であったブルーガーディアンズに取り入ろうとする。六つの盾のコアラに脅され、舞踊大会で自分とペアを組んでいたナギサを拷問。それでもナギサが口を割らない事に焦り、半狂乱に陥っていた所をムジカに殴り飛ばされる。ナギサとエリーを取り逃がした罰として、コアラによってサイボーグに改造される。最後は体内に仕掛けられた爆弾を起動され、ハル達を逃がした上で爆死する。ハルはブランチを昔から嫌っていたものの、彼の死に様には心を打たれ、今までの戦いを回想する場面では、犠牲者の一人として笑顔のブランチを思い浮かべている。
- DB・エスケープ
- 逃げ足のDB。逃げ足が早くなる。作中で存在は明かされないが、逃げ足が異常に早いという表記はある。
[編集] ドリュー幽撃団
夜を支配する男パンプキン・ドリュー率いる闇の組織。拠点は持たず、戦艦クリーチャーで移動しつつ行動する。旧DCと比べると、トップの力は同等でありながら、組織力(構成員全体の力)では劣る為、小勢力という立場を強いられてきた。一度DCが壊滅した後に始まった闇の覇権争いではブルーガーディアンズ、鬼神などに並ぶ巨大な勢力となる。DCの復活に伴い鬼神と同盟を結んだ。
- パンプキン・ドリュー(夜の支配者)
- ドリュー幽撃団の総帥。名前の通り、普段は南瓜型の兜を身に着けている。
- 闇の覇権争いの為の資金調達のためパール・ルビーに近づき、パールを殺害、ルビーの処遇を巡ってハル達と対立する。その正体は魔界の王の一人で、身分を隠し人間界に来た。
- かつて互いに差別的な関係にあった亜人と人間とが暮らせる町オルベスクを建設し、その町の町長を務めたが、亜人と人間との共存は当時叶うことはなく、差別的な人間から「光の裁き」と呼ばれる虐待を受け続けた。ドリューが初めて出会った人間は、亜人とも臆さず接する純朴な男児だったが、その彼もまた成長した頃には暴徒の中に加わっており、気付いたドリューは失意のどん底に落とされる。人間の手で暗黒の牢獄へ幽閉された折にシンクレア「ヴァンパイア」の主に選ばれる。以後、人間と光への復讐を全てに生き、自らを闇に染めることで力を増大させていった。
- 過去にキングや鬼神らとも闘っているが、決着はついていない。
- ハルとの一騎打ちでは造作も無く圧勝し、ハルが仲間達と団結して再挑戦した際には、彼ら全員を一人で相手取った。敗戦後は闇の力も失い、静かに暮らしているようである。
- 作者によれば、「最終決戦時にも生き残っていたため、ジークから50年前の手紙を受け取った人物の一人として出そうかと考えたが、特に助けに来る理由もないために登場しなかった。」とされている。文庫版ではさらに詳細が明かされ、ハードナーとの闘いで登場する予定もあったとされている。しかし、ハードナー戦には既にベルニカという魔道士がいた事でその案もお蔵入りとなっている。
- 宵の剣
- 闇の魔法がかかった剣。この剣で切られた傷は簡単には治療できず夜が深くなるにつれ痛みを増す。光の中では効果が弱まるため治療が可能。
- 漆黒丸
- 宵の剣を越える闇の剣らしいが、見せ場もなくハルのグラビティコアで折られる。
- シンクレア・ヴァンパイア
- 引力のマザーDB。真の力を極めたドリューは斥力も操る。ヴァンパイヤの項目を参照。
- フランケン・ビリー
- 声:高塚正也
- ドリュー幽撃団の団員。
- 短気な性格で我慢が利かない。過信や油断もあり、ムジカにあっさり敗北した。クリーチャーでは左前方・巨人島(トロルエリア)を守備する。このキャラクターは一部デザインを変更され「FAIRY TAIL」にもレギュラー出演している。
- DB・ジャイアント
- 巨大化のDB。体の一部分を大きくすることができる。漢字表記は「巨人」。
- リリス・ニーナ
- 声:立野香菜子
- ドリュー幽撃団の団員。
- 悪知恵が働き、口も良く回る。ルビーを騙し、全財産を奪い去った。クリーチャー右方・誘惑の牢(テンプテーションエリア)でセリアと戦い敗北する。
- DB・ノアズ・ウインド
- 風のDB。自らを風に変えることが出来る。漢字表記は「方舟の風」。
- クッキー(粉砕クッキー、クッキーゾンビ)
- ドリュー幽撃団の団員。
- 15年前に処刑された魔界の殺人鬼。ドリューのネクロマンシーで蘇ったゾンビ。クリーチャー左方・墓の道(トゥームエリア)でハル達を迎え撃つが、自らの能力で壁を砕いてしまい、日の光を受けて消滅した。
- DB・オールクラッシュ
- 粉砕のDB。触れたもの全てを粉々に砕く。処刑前から長年愛用していたことからか、自分の意志で地面・服などの「砕かないもの」を選べるようである(真の力?)。漢字表記は「粉砕の一撃」。
- オロチ(毒霧のオロチ)
- ドリュー幽撃団の団員。
- クリーチャー右前方・毒の街(ポイズンエリア)を守るドリュー幽撃団最強の戦士。レットと互角の体技を持つがジェガンに瞬殺される。
- DB・デス・ポイズン
- 毒霧のDB。吸い込むと一瞬で死に至る猛毒の霧を出す。有色のため安全な場所が分かってしまう。
- マミー(狼博士マミー)
- ドリュー幽撃団の団員。
- 115年もの間、狼を研究し人造の亜人・ウルフを作っていた。ムジカもウルフVer.320として改造する。ウルフVer.320の自滅に怒り、裏DBで自ら戦うが、エリクシル改により元の姿に戻ったムジカに倒され死亡。アリスとは学生時代ライバルで、いつも彼に負けてばかりいたらしい。
- 裏DB・ボーンナイト
- 骨化の裏DB。肉体を闇に捧げ破棄する代わりに骨の騎士の力を手に入れることが出来る。骨の騎士は電撃が使えるようになる。ただし、二度と元には戻れない。
- 人狼(ウルフ)
- 声:葛城政典
- ドリュー幽撃団の兵隊。
- 狼博士マミーが人間をベースにして作り出した亜人。片手は銃になっている。クリーチャー後方・森の丘(ウッドエリア)で集団でハル達に襲いかかった。
- ウルフVer.320
- ドリュー幽撃団の兵隊。
- ドリューに捕らえられたムジカをベースにして狼博士マミーが作り出した人狼の最高傑作。ハルの問い掛けに混乱し自らの胸を引き裂くが、アリスの「エリクシル改」によって回復し、元の姿に戻った。
[編集] 鬼神
オウガの率いる鬼族の闇の組織。アルバナ大陸に本拠地を置く。DCの半壊を機に闇の覇権争いでのし上がってゆく。DCの復活に際してドリュー幽撃団と同盟を結ぶ。
- オウガ
- 鬼神総長。
- 金術師であり、エルナディアからシルバーレイを盗んだ真犯人。女(を従えるの)が好き。金術とラストフィジックスで無敵の防御力を誇るが、ムジカとレイナの「絆の銀」で消滅した。名前の由来はオーガ。
- シンクレア・ラストフィジックス
- 物理無効化のマザーDB。あらゆる物理攻撃のダメージを無効化する。ラストフィジックスの項目を参照。
- ゴブ
- 鬼神参謀長。
- 魔亜冥土砲の整備などを任されている。常にブツブツと何かをつぶやいている。ソプラとランジュを圧倒するものの、ムジカに一蹴される。その後はランジュのパシリとして使われてるらしい。名前の由来はゴブリン。
- DB・スカイハイ
- 物体浮遊のDB。人や物を空中で操る事の出来るDB。複数同時も可能。
- ヤンマ
- 鬼神工兵長。
- 魔亜冥土砲の製造を進める。エリーと戦い、苦手な雷で翻弄するが、エリーストライクで倒された。名前の由来はオニヤンマ。
- DB・ドーブレビスタ
- 透視のDB。あらゆる物体を通過し遠くの物を見たり、透視した映像を写し出すことが出来る。空間だけでなく、相手のステータスを見ることも出来る。破壊されずに残っていたために後に一度だけレットが使用している。漢字表記は「千里眼」。
- ゴッコ
- 鬼神砲兵長。
- オウガに全幅の信頼を寄せているが最後は魔亜冥土砲で消されかける。ヤンマの千里眼を嫌う。スルー・ザ・ウォールを使いレットと戦うが、逃げる壁を壊され倒された。名前の由来は鬼ごっこ。
- DB・スルー・ザ・ウォール
- 壁抜けのDB。壁・床・天井を自在に行き来することが出来る。また、相手を壁の中に引きずり込むことも出来る。漢字表記は「壁抜け」
- ガワラ
- 鬼神遊撃隊長。
- 巨大な魚に乗り、部下と共にシャオラン周辺を見張っていた。ストーンローゼスでハルを苦しめるが、最期は人魚の力を借りたハルに倒される。名前の由来は鬼瓦。
- DB・ストーンローゼス
- 石化のDB。触れた箇所を石化させる能力を持つ。石化した部分が砕かれた場合、石化が解けても治らない。漢字表記は「石の薔薇」
[編集] ブルーガーディアンズ
ハードナー率いる大空賊。元は、現解放軍大頭のユーマ・アンセクトとハードナーによる小規模空賊であったが、ある事故を境に決別。100万以上の兵を持ち、「欲しいものはどんな手を使ってでも手に入れる」というハードナーの教えの下、見境なく略奪と殺戮を繰り返す。拠点は持たず巨大空中要塞アルバトロスで移動しながら活動している。DC壊滅後の闇の覇権争いでは事実上トップとなる。後にDCの傘下となる。同時期に傘下に下った四天魔王や超魔道シャクマが最後までDCに付き従ったのに対し、ブルーガーディアンズはあくまで船長ハードナーの目的達成を優先し、そのせいで裏切り者としてDC二代目キングのルシアに潰された(どうして一時的にDCと組んだのか明確にされていない)。
- ハードナー(不死身の処刑人)
- ブルーガーディアンズ船長。
- 巨大な空中要塞アルバトロスを操り容赦ない殺戮を繰り返していた。表面上の目的は、エンドレスを魔界に閉じ込めた上で、魔界ごとベルニカの魔導精霊力で滅ぼす事。真の目的は、魔界に召還したエンドレスと融合することで並行世界を滅し、妻子を失った日(記憶)を忘れる事。件の日から左腕をマシンガンに改造し、各地を放浪する内にシンクレアの一つ「アナスタシス」の主となり、ブルーガーディアンズを再建した。
- 当人の戦闘力はそれほど高くないようで、シンクレアによって得た効果のほうが強大すぎ、力を過信しすぎたために、次第にシンクレアの効果を失っていった(ドリューやオウガがシンクレア以外にも独自の戦闘術を秘めていたのに対し、ハードナーが元から扱えるのは通常の剣技のみ)。
- ハルとの決戦後、親友であったユーマから娘の生存を明かされ、空賊から足を洗うことを決意。直後にルシアに襲われるも、魔界の緑人によって一命をとりとめた。
- 妻子との別れを契機に豹変、元親友と対立、従えている幹部数が六人等、意図的にDCのキングと類似の設定となっている。
- 作者によれば、「ジークから50年前の手紙を受け取った人物の一人として登場させる予定であったが、要塞が巨大すぎたために描けなかった」らしい。
- エグゼキューソナースソード
- 処刑剣。剣先が円く「斬る」ことのみを目的としている。
- シンクレア・アナスタシス
- 再生のマザーDB。自分の体から生物・建造物に至るまで再生する。アナスタシスの項目を参照。
- DB・レジヲ・ウェイヴ
- 通信のDB。子機と親機があり、離れている相手と通信が出来る。ハードナーはこれで常にアルバトロスと連絡が取れるようになっている。
- ルナール
- ブルーガーディアンズの副船長。
- ネイティブアメリカン風の女戦士。ハードナーには絶対の忠誠を誓っている。ブルーガーディアンズの構成員の中で最も早期に姿を現した。相当な実力の持ち主で、元六祈将軍ユリウスをして「化け物」と言わしめている。趣味が日焼けサロンと書かれていることから、地肌は元々黒いわけではないらしい。
- 強い割には戦闘描写が省かれ、ハードナーの忠臣の割には彼に対する想いが殆ど描かれず、露出度が高い女キャラの割にはサービスカットが無い。作者は、本来ユリウスとのバトルを描いた後にシュダが彼女を倒すという構想であったが、話の尺の都合上カットせざるを得なくなってしまったと語っている。これについては文庫版のあとがきでも「消化不良すぎる」と反省していた。
- 名はフランス語で狐の意味。
- DB・ライトニング
- 閃光のDB。自分を閃光と化して光速の移動・攻撃が可能。漢字表記は「閃光」
- ディマンシュ
- ブルーガーディアンズが連れる「怪物」。超巨体と口からの光線で絶大な破壊力を持つが、ブルーガーディアンズには忠実に従い、体内のスピーカーで操作される。ユルルングルに絞め殺された。名はフランス語で日曜日の意味。
[編集] 六つの盾
読みは「シックス・ガード」。空賊ブルー・ガーディアンズの幹部たち。もともとは六祈将軍に対抗して集められた戦士達である。ハードナーの命を受け、ハルらを攻撃する。
- ルカン
- 六つの盾のリーダー。
- ジュリアと戦いアシッドルールで圧倒するもののジュリアの策に嵌まり、酸から元の体に戻れなくなり死亡。服は特注品で酸では溶けず酸をよく通す。名はフランス語で鮫の意味。
- DB・アシッドルール
- 酸のDB。装着者の体から酸を発し、触れた物をすべて溶かすDB。また、自分の体を酸(液体)に変えることも出来るが戻る際にも力を使わなくてはならない。強い空気抵抗の中で液体化すると体が弾け飛んでしまう。漢字表記は「酸戒」。
- ジラフ
- 六つの盾の一員。
- レオパールを手なづけているが、使えないとしてあっさり処刑してしまう。ツイスターの力でムジカを追いつめるがムジカの不屈の闘志(友情パワー)の前に敗れる。
- DB・ツイスター
- ねじれのDB。どんなに硬いものでも触れるだけで捻ることが出来る。触れただけで相手を骨折させることが可能。シルバーレイを捻ることはできなかった。
- レオパール
- 六つの盾の一員。
- 六つの盾の紅一点。ハル・ムジカ・レットとも互角にわたり合う。そのスピードはハルのシルファリオン以上(とはいえこの時のハルは腕を損傷していた)。ジュリアを圧倒するがナギサ・エリーに敗北。ジラフによって処刑される(といっても、「レイヴ de アート」で作者が「今頃ジラフと仲直りしている」と語っており、死亡した訳ではないらしい)。名はフランス語で豹の意味。
- DB・ドレスアップ
- 装着のDB。金属・炎・風、などなんでも身にまとうことが出来る。ただし魔法はまとえないらしい。
- リエーヴル
- 六つの盾の一員。
- 兎の被り物を着けた厳つい中年男性。ジュリアを「ボインちゃん」と呼んで服を剥こうとする。ジュリア・ハルに立て続けに首を折られる。名はフランス語で野兎の意味。
- DB・ハードブレス
- 息のDB。強く息を発することが出来るようになり、相手を吹っ飛ばしたりする。また、息を調節すれば、衣類だけを吹き飛ばすことも可能。この息は臭いらしい。
- コアラ
- 六つの盾の一員。
- 子供の外見をしている。その外見からは想像もつかない非情な面を見せる。ムジカ・エリー・ハルに何度も敗れる。アルバトロスに進入したハルたちを奇襲するが、直後ルシアに殺される。
- DB・マーシナリー
- 機械のDB。身近にある金属から機械を製造、改造、また直したりすることも出来たり、その操縦すらも出来るようになる。
- シアン・ヴィヴェラン
- 六つの盾の一員。
- 太った大男。眠りながら本能のみで戦う夢遊拳を使う。相手の気配を感知して戦う為、そこを突かれてレットに倒された。名はフランス語で狸の意味。
- DB・ダックスドルミール
- 睡眠のDB。七時間の間相手を眠らせることが出来る。また、自分を眠らせることもできる。自分の場合は自由に起きられる。
[編集] 帝国
- ジェイド
- 声:室園丈裕
- 西の将軍。
- 竜人でジェガンの兄。ディープスノーによる帝国壊滅を生き延び、DCらの目を掻い潜りながらレイヴ使いに会い、志の高さを確かめる為に各地を放浪。最終決戦時には、ハルの心を「天よりも高し」と評しハル一行の戦いを援護した。旅の途中ジェガンと再会し和解するが、直後に目の前でジェガンを殺される。妻と二人の子持ちだが、妻も竜人かは不明。
- ワダ
- 東の将軍。
- 太った東洋人風の男。DC復活後にディープスノーらに本部を襲われ殺される。
- ブランク
- 声:中嶋聡彦
- 南の将軍。
- 四将軍では最年長と思われる黒人風の男。軍人の町カザンに何百人もの部下がいるが、ルシアに全滅させられた。DC復活後にディープスノーらに本部を襲われ殺される。
- ディープスノー
- 北の将軍。
- ディープスノーの項目を参照。
- スレイド
- 声:藤本隆行
- 帝国軍の少尉。
- ゲイル・グローリーの元部下。マリールーズ支部に勤めている。ゲイルの密告でキングを逮捕する事を請合ったが、彼の意に反してキングの家族や部下を殺害した。その後中佐に昇格するも、元DCとしてゲイルも逮捕しようとした所を脱走したキングに殺される。
[編集] 皇帝護衛部隊
読みは「インペリアルガード」。皇帝を守る役目を担う最強の帝国兵たち。帝国の崩壊後はDCにつき、ディープスノーの配下となる。各人の命名はジェームズ・ボンドを演じた俳優達から由来。
- レイゼンビー(白炎のレイゼンビー)
- 皇帝護衛部隊の一員。
- 自称「白炎ヒーローレイゼンビー」。直情的且つ単純な性格で、DCにレイヴマスターを「悪」だと吹き込まれていた。何かと漢字表記をしたがる。腕が4本(但し2本はカラクリ)あり、見た目(ハル達曰く「濃ゆ」)の通りハルとムジカを圧倒するかなりの怪力。粘着する炎「ボンドファイア」を使う。炎の使い手であるが、同じ炎使いのシュダにあっさり敗北する。DCに騙されていたことを知った後は、BG戦でハル一行に同行、その後はユリウスと共に解放軍に参加する。
- ダンスがそれなりに上手く当初はダンス大会にエリーと一緒に出る予定だった。ブランチに下剤を飲まされて以降苦渋の日々を辿る。ハルには助けられた恩義からか敬意を込めて「マスター」と呼び、勝手にライバル視している。
- 本来は他の皇帝護衛部隊メンバー同様の噛ませ犬キャラの予定であったが、予想以上に活躍するキャラクターとなってしまったと語られている(仲間に加わって以降、本格的な戦闘参加は無く、主にギャグキャラの役回り)。
- ボンドファイア
- 振り払っても体にまとわり付いて剥がれない炎。その為に一度この炎に襲われると通常の方法で逃れることは難しい。しかし、炎に対する耐性を持ったシュダや竜人には全く通用していなかった。技名はDBではない。使用時にウルトラホワイトスーパーファイヤキャノン○○(使用するたびに違う)と叫ぶ。
- ダルトン(繭篭りのダルトン)
- 皇帝護衛部隊の一員。
- 鉄の様に硬い殻で覆われ羽が生えた昆虫の様な姿。強靭な糸を吐いて繭を作り、敵を拘束したり自分の複製を作ったりできる。奇襲でTCMとムジカ達を繭に絡めてから単身かつ丸腰のハルを倒そうとしたが、繭と糸の逆用で動きを封じられ殴り倒される。レイゼンビーに助けられた後で複製を作って再度襲撃したが、シュダのバレッテーゼフレアに複製諸共呆気なく倒された。皇帝護衛部隊の中では実力は一番下。
- ムーア(月輪のムーア)
- 皇帝護衛部隊の一員。
- チャクラムを武器に使うメキシカン系の姿。ディープスノーの指示でハルらを襲撃するも、シュダにチャクラムを見極められ妖刀「炎天下」によって止めを刺される。
- サイレントチャクラム
- 音の聞こえないチャクラム。
- インビジブルチャクラム
- 目に見えないチャクラム。
- ブロスナン(金眼のブロスナン)
- 皇帝護衛部隊の一員。
- 鎧で身を固め、大剣を振り回す巨漢。目から破壊光線を放つこともできる。ディープスノーの指示でハルらを襲撃するも、シュダの妖刀「炎天下」によって止めを刺される。
[編集] 結界騎士団
第一部終盤で一時的にハル達と手を組み、王宮守五神と対決。作者によれば第二部でも引き続き仲間として同行するという構想が存在したが、さほど存在感を発揮できず、取りやめたという(代わりに仲間に加わったのが、王宮守五神の一角として敵対したレット)。三人の名前は音階から着ている。
- ソラシド・シャープナー
- 声:野島健児
- 結界聖騎士団長。
- レミの兄で極度のシスコン。超能力者でサイコキネシスや遠くの出来事を感じ取る能力が使える。サイコキネシスは右手が無事でないと使用できない。
- 超能力者という広がりのある設定を持ちつつも、第二部以降の出番が得られなかった。
- 聖なる十字架
- 十字型の剣。手裏剣としても使える。サイコキネシスで操ることで、高速で予測不能の動きをする「翼のはえた十字架(エアリアル・クロス)」をうてる。
- レミ・シャープナー
- 声:有島モユ
- 結界の巫女。
- ソラシドの妹。「レミ・マルチーズ」という偽名を名乗り、肌を焼き髪を染めてクレア・マルチーズの子孫を装って身代わりをしていた。クレアと同じアクアパレス出身。
- 作中での見せ場は少ないが、アニメ雑誌のピンナップにてエリーと並んで水着姿を披露しており、欲求不満を解消できる。
- フーア(フー)
- 声:天田益男
- 結界聖騎士団員。
- 侍の風貌をした二刀流の使い手。見た目に似合わず結構家庭的で料理・裁縫などを得意とする。それなりの実力者と思われるが、ルチアングルにあっさり敗北した。
[編集] 解放軍
DCやBGに抵抗する民間武装勢力。メンバーの殆どはユーマが拾い育てた戦災孤児である。ユーマと養子達の姓「アンセクト」はフランス語で昆虫の意味。
- ユーマ・アンセクト
- 解放軍のリーダー。
- 太り気味の大柄な男。その性格は典型的な頑固親父タイプ。メンバーからは「パパ」と呼ばれている。息子たちの失敗ごとや口答えなどに対しては容赦なくビンタを喰らわせる。父から受け継いだ「時空の杖」を守り続けた。名前は繭から。
- ガンズアクス
- 銃と斧が一体化した武器。ガンズトンファーよりも一撃一撃が強力。解放軍の信号弾もこれを使って発信される。
- ナギサ・アンセクト
- ユーマの娘。
- 自分のことを認めてもらうために単身DCに近づきユリウス暗殺を企てるもハル一行の手によって失敗する。その際に自害を試み、一命を取り留めるが、直後にブルーガーディアンズに拉致される。解放軍のアジトを吐かせる為に、ダンスでペアを組んでいたブランチから拷問を受ける。実はリベラルファミリアの墜落事故の際に死亡したハードナーの妻ソフィアの遺児で、墜落現場でユーマに保護される。ユーマの意向もあって、実父が彼ではなくハードナーである旨は知らされずにいる。名前は蛹から。
- ミツ・アンセクト
- 解放軍のナンバー2。
- 銃弾を受け止める事が出来る。名前はミツバチから。
- ナナホシ・アンセクト
- 解放軍のナンバー3。
- 銃弾を受け止める事が出来る。名前はナナホシテントウから。
- チャドク・アンセクト
- ユーマ、ミツ、ナナホシがハードナーとの対決に向かう際に船を任された。
- 「プルーの犬日記」に登場する“毛虫”ロージーを元にしたキャラクター。名前はチャドクガから。
- ユリウス
- 解放軍の一員。
- ハードナーとの戦いの後、解放軍に加わる。
- ユリウスの項目を参照。
- レイゼンビー
- 解放軍の一員。
- ハードナーとの戦いの後、解放軍に加わる。
- レイゼンビーの項目を参照。
[編集] ソング大陸
[編集] ガラージュ島
ガラージュ島に住んでいる、若しくは住んでいた人々。ガラージュ島の人々の名前は、花などの植物にちなんだ名前。ゲイルのみ違うのはシンフォニア出身だから。また、ガラージュ島出身者は全員黒髪である(シンフォニア王家の末裔であるゲイル・ハルは銀髪)。
- カトレア・グローリー
- 声:雪乃五月
- ハルの姉。
- 幼い頃に父が旅立ち、数年後には母が他界した為、ハルの面倒を見ながら二人で暮らしていた。島ではブランチと付き合っていた事があったが、散々泣かされた為、別れた。ハルが旅立った後はナカジマとシバの三人(?)で暮らしていた。その後、シュダによって父ゲイルの死を知らされ、涙した。シュダとは、シュダ曰く「オレはお前(ハル)の義兄になるかもしれん…」という関係らしい。気丈な性格で、ハルの道徳心は殆ど彼女の教育である。プルーを一発で犬と見破った。
- ゲイル・グローリー
- 声:森川智之
- ハルの父。
- シンフォニア国王マラキアの子。大破壊から逃れた父によってエバーマリーの養子となり、星跡の洞窟で暮らしていた。青年になると帝国に入り、中佐まで昇格する。その後、帝国を去り、親友のキングと共にDCを設立するが、意見の対立により脱退。ガラージュに漂流し、サクラと出会って結婚する。数年後、DCがDBを利用して蛮行を働いている事を聞きつけ、DBを破壊する為にレイヴを探す旅に出るが見つからなかった。結局キングの元を訪れるも拒まれ、帝国の力を使ってキングを止めようとするが、帝国が殺戮を行った為、キングの恨みを買い、目の前でサクラを殺され、体内に大破壊のDBのタネを埋め込まれる。その後、サクラの遺体をガラージュに送り、自身は大破壊の影響が最も少なくて済む砂漠に留まった。
- DCのキングと同名のせいで、息子のハルからキングと同一人物ではないかと疑われていた。ハルの噂を聞きつけるとジンの塔へ行き、誤解を解いて一致団結してキングを倒す。その脱出途中にハルをかばって落石で命を落とした。享年45。
- 世界でも指折りの強さ(公式設定でキングやシバに準じる程)を誇っていた。ハルと同じ銀髪で、若い頃の顔はまさにハルそっくりである。
- 色即是空
- ゲイルの愛剣。空のエネルギーを収束し放つ必殺技・「空束斬」が使える。
- サクラ・グローリー
- 声:菊地祥子
- ハルの母。
- ガラージュに流れ着いたゲイルと結婚し、ハルとカトレアを生んだ。ゲイルが旅に出て、5年間音沙汰無かった為、単身マリールーズに赴きゲイルと再会するが、キングによって斬殺された。遺体はゲイルによってガラージュに届けられた。
- ナカジマ
- 声:岡野浩介
- アカペラ島の出身で、後サンバシティで薬品会社に務めた。人面ヒマワリの様な顔と両腕がグローリー家の外壁にくっついている姿。ハルとエリーが結婚した後はレビンの家にも現れた。周りについているのは花びらではなく、本人曰く羽で、一つ一つに番号がつけられている。好物はセミとラーメン。友人にはビリーやメカジマ、チキチータ吉本などよくわからない者が多い。アカペラ島には島の門番的役割をしている父パパジマと母ママジマがいる。因みにパパジマの職業はカブト虫とのこと。RAVEに続く連載作品「FAIRY TAIL」には彼をプリントしたTシャツが出回っていた。。
- ゲンマ
- 声:稲田徹
- カフェ「つぼみ」の2代目オーナー。
- ボトーンが傭兵になろうとしていた時に生まれた。島に流れ着いたゲイルとは親友。どんな些細な事でも「でひゃひゃひゃ」と笑う。なお、笑い上戸になった原因は赤ん坊の頃にシバの顔を見てかららしい。
- ボトーン
- カフェ「つぼみ」の初代オーナー。
- ゲンマの父シンフォニア兵に志願しようとするが、ユリの妊娠を聞き、断念した。シバの親友だった。故人。
- ユリ
- ボトーンの妻。
- ボトーンが傭兵に志願しようとした時にゲンマを妊娠した。故人。
- シゲ
- ハルの友達。
- カフェ「つぼみ」で働いている模様。
[編集] パンクストリート
- リゼ
- 声:山野井仁
- 銀術師。
- ムジカの師匠であり、育ての親でもある。銀術で作られた船シルバーレイを兵器として利用されることを恐れ、破壊しようとするも、志半ばで他界。その遺志は弟子のムジカに受け継がれている。
- ヘビ・シルベット
- 声:岡野浩介
- 盗賊団「銀の律動」の副頭。
- 実はムジカに銀術を仕込まれた銀術師で、生物学に長ける。ムジカに自分がいない間銀の律動を任されているも、資金管理等の能力には欠けるようで、合流した際には資金不足に陥っていた。最終決戦時にはジークの手紙を受け取り、再びハルたちを援護した。
[編集] スカ村
- ラザーニャ
- 声:手塚ちはる
- 「ホテル スカ」の女将。
- 夫は出稼ぎに行っているために女手一つでチーノを育てている。元々彼女の名前は「ディープスノー」とされるはずであったが、雨のエピソードで雪の名前はおかしいということで変更され、ディープスノーは別のキャラクターとして登場した。おまけ漫画「RAVE0077」ではガラージュ島に住んでいた。
- チーノ
- 声:立野香菜子
- ラザーニャの息子。
- ハルが現れるまで青空を見たことが無く、雨を降らせる悪魔としてカエルをいじめていた。その後、ハルの活躍によって笑顔を取り戻す。エリーのことを「良い体した姉ちゃん」と呼ぶ。また「RAVE0077」ではレビンの前に頼れる兄貴として登場しているも、何故かナカジマを気に入り、ナカジマの子のコジマを嬉しそうに受け取っていた。後にコジマも成長して父・ナカジマのようにチーノの家の壁に張り付いているらしい。
[編集] ブルースシティ
- メロディア
- 声:立野香菜子
- ムジカの元彼女。
- ムジカと別れた後の日数を今も数え続けている。
- アルフレッド・デ・コーン
- ブルースタウンのバー「でこーん」の店長。
- 額部分が異様に長い。店がつぶれてしまったのか、「FAIRY TAIL」では全く同じ外見の人物が居酒屋の店主として登場していた。
[編集] ケツプリ団
自称大強盗団。ケツプリ山脈なる彼らの尻そっくりな山脈に住む3人が結成した悪の組織であるが、殆どの作戦は未遂または失敗に終わる。一定の知名度はあるのか、画面の端には「ケツプリくん」なる漫画が置かれていた事がある。何故か人気があり、ファンブックでは彼らとグリフの宿敵プリン軍団との対決を描いた小説が発表された。PlayStationゲーム「プルーのだいぼうけん」では第一ステージのボスとして登場し、見事に悪人(?)としてプルーの前に立ちはだかる。
- ワンダフル・ゴッチ
- 声:一条和矢
- ケツプリ団のリーダー。
- 自称悪人であるが、その行動は全く悪に向いておらず、いつも失敗に終わる。DBの名前を聞いたときには腰が抜けて動けないほどであった。ハルたちとは奇妙な友情関係にある。実は親子代々泥棒を続けているようで、脱獄と投獄を繰り返す日々であるようだ。子分達からの呼称は「アニキ」。最終決戦時のジークの手紙を受け取った人物の候補として持ち上がるも、彼らが戦闘機を持っていないことや話の緊張感の都合上カットされている。
- カレン・ボーグ
- 声:矢部雅史
- ケツプリ団の子分A。
- 痩せた(ただし尻はアニキやマルコ同様大きい)出っ歯の男。爆発物の扱いが得意。
- マルコ・ベルンジュ
- 声:稲田徹
- ケツプリ団の子分B。
- 太った坊主頭の男。
[編集] アルバナ大陸
[編集] マリールーズ
- エミリア・レアグローブ
- キングの妻。
- ルシアを設ける。マリールーズにDC本部があった時、一斉検挙にあい、帝国軍に射殺された。「デカログス」第十の剣「ダーク・エミリア」は彼女の名から取ったものである。設定では、デーモンカードには所属していない。
[編集] シンフォニア大陸
[編集] デバコ
- アリス
- 薬剤師。
- エリクシルの発明者であり、シンフォニア近くのデバコという村の森の中で医者をやっている。ハルたちが最初に訪れた際には体が入れ替わる薬を飲ませて遊んでいた。508歳のその奇異な姿と行動から最初はハルたちから信用されなかったが、実は何百年も一人で薬剤の研究を行っていた大変な努力家でもあり、エリーの骨折を薬で治して見せたり、一目見ただけのムジカをヘビースモーカーと見破っていたりもした。シバやガレイン・ムジカ、アルパインといった王国戦争の面子とは友人らしく、真実のレイヴを賭けたシバの闘いを断腸の思いで見届けた。村では森に住む変態ジジイとして有名なようで、妙な薬を飲まされるといった噂が飛び交っているらしい。
[編集] アカペラ島
- サガ・ペントラゴン
- 大予言者。
- 50年以上前から予言者として君臨しており、黙示録の著書としても有名。見た目はナカジマと同じく人面ヒマワリ型であるが、歳を取っているためか枯れている。予言には『ポイ』なるよくわからない力を使い、これがないと予言が出来ない。予言をする際は、ナカジマ同様ゴル状態になり、その際にはグダグダと余計な長話を始める。それでも、彼の予言はハル一行に大きな影響を与え、最終決戦時までその情報は重宝されていた。予言は良いことも悪いことも全て伝える主義。かつてシンフォニア人は彼の予言の下で暮らしていた。また、50年前のシンフォニアでは人の姿をしており、自由に人型としても行動可能な模様。
- ソニア
- サガの屋敷のメイド。
- 50年以上前からサガに仕えている。花の知識は豊富。50年前のシンフォニアでは、サガ同様人の姿をしていた。その時には足に命紋を入れている。サガとソニアはアカペラ島民では数少ない人型が確認できる人物であり、50年前のほか、エンドレスとの最終決戦の勝利を人型となって確認している。
- ディーディー
- 植物のモンスター。
- サガのポイを奪った。大ゴマを使ってそれらしく登場するが、実際はプルーの足元にも及ばないほど小さい。プルーによって一瞬にして踏み潰され、あっさり『ポイ』を返却する。登場したのもわずか7コマである。
- パパジマ
- ナカジマの父親。
- アカペラ島の門番のように街の入り口付近に張り付いている。ハルたちが訪れた後に転職し、現在の職業は本人曰く「カブト虫」。
- ママジマ
- ナカジマの母親。
- パパジマと同じく街の入り口付近の壁に張り付いている。二人とも息子のナカジマがガラージュのグローリー家にいることは知っていたようで、ハルに「息子によろしく」と言っていた。
[編集] サザンベルク大陸
[編集] ミルデスタ
海底にある人魚の集落。人魚(特に女性)の持つ魔力に目を付けた鬼神に荒らされ、大勢の人魚達が拉致されたが、ハル達によって解放される。
- セリア
- 人魚。
- 岩に挟まって動けなくなっているところをハルに助けられ一目惚れする。助けてもらったお礼にミルデスタへ招待するも、鬼神の手によって壊滅状態にあった村を見てハルたちに助けを求める。以後、鬼神とその連合軍であったドリューの闘いまで同行。その闘いが終わった後、別れ際にハルに口付けをするが、ついにその想いを伝えることは無かった。人魚という種族の特性上、水中であれば海魔法が使用でき、一時的に人間同様足をつけて行動することも可能である。
- フレミア
- 人魚。
- セリアの姉でミルデスタの女王。
- クルドア
- 人魚。
- シンディ
- 人魚。
- モナ
- 人魚。
- ユーラ
- 人魚。
- ユニコーン渡辺
- 謎の生物。
- グリフにそっくりだが自分がプルーに似てると思い込んでいる。角が一本ある為、最初は鬼神の料理番をしていたがグリフの説得でハル達に付いた。武器はフライパン。鬼神との戦いの後は、ミルデスタで犬として生きていく事を決意した。
[編集] イーマ大陸
[編集] リストドーム
- ジアナ
- 彫刻家。
- 瀕死のジェガンを介抱したのが縁でいい仲になりかけるがシャクマによってジェガンと共に殺されてしまう。
- グロック
- 農夫。
- 石ばっかり見ているジアナを「そのうち石と結婚する羽目になる」とからかう。恐らくシャクマに殺されたと思われる。
[編集] 星跡の洞穴
- エバーマリー
- ゲイル・グローリーの育ての親。
- 好物はリンゴ。元々は結婚をしていたが、前妻も再婚後の妻も結婚後まもなく他界し、その後はリンゴ泥棒として世界中を旅していたが、ある日泥棒に入った家で見かけた赤ん坊を愛おしさあまりにさらう。その赤ん坊こそゲイルでありシンフォニア王によって捕まった際に里親を依頼される。ゲイルを里親として引き取った後、かつて星の記憶のあったとされる星跡の洞穴へ移住し、ゲイルと二人で暮らす。ちなみに、ハルも赤ん坊の頃に家族と共に訪れたことがある。星跡の住家はエンドレスによって破壊されてしまい、リベイラでしばらく暮らした後に、帝国のジェイドと行動を共にし、最終決戦後はガラージュでハルたちと一緒に暮らしているようである。作者曰く、「物語が完結して一番幸せな運命となった人物」であるらしい。
[編集] リベイラ
- ユルルングル
- 大蛇。
- 50年前にリベイラで暴れていたが、リーシャの舞で鎮められた。エリーを狙ってBGが攻めて来た際、リーシャの再来であるエリーを守ろうと現れ、BGの怪獣ディマンシュを食べてしまう。更にエリーの頼みで、ナギサを連れ去ったBGの船を追う手助けをした。
[編集] その他
- パール
- ルビーの父親。巨大カジノ「エーデルレイク」の初代オーナーであるが、資金援助を持ちかけたドリュー幽撃団の要求を拒んだことからドリューに殺害される。
- ミルツ
- ミルディアンの長。ミルディアンの最高権力者であり、その一言が時の民の行動一つ一つを大きく動かしている。
- ヒルデ
- ミルディアンの住民。
- フリッカ
- 時の民。
- ジェリー・ボーン
- ベルニカの医師。
- アニス
- 飛竜。
- アクィー
- アルシェラ・レアグローブ
- ルシア・レアグローブの先祖。
- 現行世界唯一人の生き残りとなった女性で、星の記憶を操る力を持っていた。平行世界を作った原罪(オリジナルシン)。
- レビン・グローリー
- ハルとエリーの子供。
- RAVE0077の主人公。もしもシンフォニア王国が存続していれば、レビン・シンフォニア・グローリー8世になっていたかもしれない少年。
- コジマ
- RAVE0077第6話で誕生したナカジマの子供。「やめてー」としか喋れない。直に地面に生えていたが、鉢に植え替えられ、第8話でチーノに引き取られる。その後、成長してチーノの家の壁に張り付いているらしい。
- ツブ
- 画面の端々に現れる妖精のようなもの。4歳。
- 全く作中の活躍は無く、時折ナレーション役やつっこみとして登場し、手塚治虫作品におけるヒョウタンツギのような役割を担っている。それでも、ハル一行に影ながらずっと同行していたようであり、ハルの結婚式にもさりげなく登場している。実はシマヒロのRAVEは彼の見た戦いを元に描かれているが、口伝なのか、人物の姿は後述の通りほぼ別人と化している。
- ツヨシ
- 画面の使用されていないコマに現れる三日月の顔をしたバイトアシスタント。
- 太陽のソレイユは先輩に当たる。
- 時折コマを無駄遣いして長く居座ることもある。
- ソレイユ
- 画面の使用されていないコマに現れる太陽の顔をしたバイトアシスタント。
- ツヨシの先輩であり、交代時には「お疲れ様でした~」等といわれている。
- ツヨシとソレイユは本編には全く関与しないキャラクターであり、その活躍頻度や出現率はツブを遥かに下回る。
- 主に昼夜の切り替え時に現れている。
- シマヒロ
- 人気雑誌「ガジン」の看板作家。
- ハルたちの冒険をそのまま漫画化したノンフィクション物語「RAVE」を連載している。しばしば話が現実に追いついてしまうことがあるようで、たまにオリジナルの話やいい加減な設定を作ってしのいでいるようである。本人たちに配慮しているのかいないのか、漫画内の登場人物はルビー以外は相当歪曲した姿で描かれており、当の本人たちを笑いと困惑の渦に巻き込んだ。モデルはいうまでも無く作者本人。
- ツキノリ・アキ
- 「ガジン」編集者でシマヒロの担当。
- 作中のルビーを相当気に入っているようで、言葉遣いを真似ていた。女性好きの面もあり、エリーに近づいた際にはハルにボコボコにされている。モデルは作者の担当。
- 米吉
- 作中に登場したゲーム「米吉ファイター」の主人公(であり唯一のキャラ)。ゲーム自体が「敵キャラ、自キャラ全て同じキャラ」という斬新かつ画期的なシステムを持ったシリーズであり、ハル曰くクソゲーだが、エリーはこのゲームが得意の模様。流派はぷるぷる神拳という拳法で、奥義「女は婆さんだけじゃ脚」はゲーム中でも難易度Eの荒技である。作中で少なくとも4まで作られていることが判明しており、扉絵でゲームセンターに人が群がっていることや、携帯機に移植されているところからも意外な人気シリーズのようである。
[編集] 『プルーの特攻日記』の登場人物
RAVE初のスピンオフストーリーとして発表された読みきり作品。RAVE以前のプルーの活躍について記された話であるが、全体的にギャグマンガ的に描かれている。単行本6巻に収録。以下は作品に登場したキャラクター。
- プルー
- 本作の主人公。グリフに飴を貰ったのが縁で暴走生物の特攻隊長となる。プリン軍団の戦艦に特攻を仕掛け爆破(?)。以後、行方不明になった後ハルに釣られた。
- グリフ
- 暴走生物初代総長。現在より目つきが悪く、言葉遣いも乱暴だった。プルーに「様」をつけて呼ぶのは自らの命を犠牲にして(?)プリン軍団を倒したプルーに対する敬意であり、それまでは呼び捨てだった。
- リサ
- 猫。暴走生物隊員(ハチマキには「猫」とだけ書かれている)。常に涙を流しており、言葉遣いからすると雌だと思われる。さりげなくプルーが犬だということが分かった。後にデザインを一部踏襲し、プルーの犬日記にて「民子」という名前で登場する。
- みかん
- 芋虫。暴走生物遊撃隊長。常に首を振っており、作者曰くタンチモと被ったとのこと。
- 鉄平
- 暴走生物親衛隊長。球体に顔と細長い手足、毛虫のような何かがついた外見で背中に「18」と書かれている。作者にもこいつが何なのかよく分からないらしい。
- プリン軍団
- プリンの顔をした連中。超ド級戦艦で理由もなく島を潰そうとするとっても悪い奴ら。GBAソフト『RAVE~光と闇の大決戦~』では、プルーを始末するためにキングが魔界から送り込んだ刺客という設定が付加された。また、PlayStationソフト『プルーのだいぼうけん』では2ステージ目のボスとして登場し、グリフとの因縁に決着を付けている。
[編集] ガジン版RAVEの登場人物
前述の作者の分身シマヒロによって描かれた劇中劇として登場するノンフィクション物語。登場したのは1回だけにもかかわらず、作者自身が原作内で行ったセルフパロディーということもあり、単行本巻末に載せられているイラストコーナー「レイヴ de アート」にはボツ志願の投稿者を中心にガジン版RAVEを題材にしたイラストが多数掲載された。以下は登場したキャラクター。
- ハールー
- レイヴマスター。ハルに該当する。かなりの高齢であり、「姉さんが言っておったわい、生前に・・・」が口癖。
- プルーン
- プルーに該当するレイヴの使い。犬ではなく白い虫(しかも滅茶苦茶リアル)。「ぴくぴく」の代わりに常に「カサカサ」という音をたてている。また泣き声も「プーン」の代わりで「ブーン」という羽音を立てている。怖い外見だが巷では可愛いと評判らしい。
- セクシーエリーン
- エリーに該当するギャンブル大好きマシンガン少女。常にビキニの水着を着、体をくねらせ、妙にアダルトな顔つき。「死刑ね」が口癖。
- ムジコ
- ムジカに該当する盗人で、頬かむりに大きな袋のステレオタイプなコソ泥スタイル。股間に「銀」と書かれた玉をつけており、銀を操る。
- ゼット
- レットに該当する竜人間で、下半身が竜。拳法の達人。一人称は「朕」で好物はラーメン。
- グリフォン一也
- グリフ(グリフォン加藤)に該当する生物。グリフより人間に近い外観だが何故か手錠をかけられている。グリフ曰く「怖い」。
- 尻プリン団
- ケツプリ団に該当する一味。その名の通り尻がプリン。決め台詞は「オラの尻を食え」。登場したのは一人だけであり、オリジナルのように3人なのかは不明。
- ルチャ
- ルシアに該当する金髪の悪魔。学ランにふかわりょうのような髪型、人のよさそうな笑顔が特徴。ハルとルシア、ゲイルとキングの生年月日がそれぞれ同じという設定と矛盾する点には突っ込んではいけない。
- ドリーユ
- ドリューに該当。名前のみ登場のためルックスは不明。
- リリク
- ドリーユの手下でリリスに該当。やはり名前のみの登場。
- ルビー
- 作中で唯一、オリジナルに忠実に描かれている人物。話の展開を察するに、オリジナルと同じく破産の運命を辿るようである。
[編集] 家系図
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??? |
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マラキア・シンフォニア・グローリー五世 | ||||||||||||||||||||||||
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サクラ・グローリー |
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ゲイル・グローリー | |||||||||||||||||||||||||||
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エリー |
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ハル・グローリー |
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カトレア・グローリー |
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シュダ? | ||||||||||||||||||||||||||
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レビン | ||||||||||||||||||||||||||||||