ワーナーミュージック・ジャパン
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ワーナーミュージック・ジャパン(Warner Music Japan Inc)は米国・ワーナー・ミュージック・グループ傘下のレコード会社である。
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[編集] 沿革
- 1970年 米国ワーナー・ブラザーズと日本の音響機器メーカーのパイオニア、日本の芸能プロダクションの渡辺プロダクションの合弁で「ワーナーブラザーズパイオニア」を設立。規格品番がWP(Warner Pioneer)からなのはその名残りである。通称「ワナパイ」。
- 1972年 社名を「ワーナー・パイオニア」に変更。
- 1978年 渡辺プロダクションが資本撤退。
- 1990年 パイオニアが資本撤退(米国本社でのディスク製造部門の撤退方針に伴い、パイオニアLDCを通じて販売元としての契約は継続。現在はジェネオン エンタテインメントが担当)。ワーナーブラザーズグループの100%子会社となる。
- 1991年 社名を「ワーナーミュージック・ジャパン」に変更。
- 1993年 マイカルハミングバードの事業を譲渡される。
- 2003年 関連会社のイーストウエスト・ジャパン、映像部門と合併し「ワーナーエンタテインメント・ジャパン」の一部門となる。
- 2004年 親会社の米タイム・ワーナーが音楽部門を分離・売却。それに伴い、ワーナーエンタテインメント・ジャパンも音楽ソフト部門を分離、再び「ワーナーミュージック・ジャパン」となる。
[編集] 現在の主な所属アーティスト
以下五十音順に並んでいる。
[編集] かつての主な所属アーティスト
- 藍美代子
- あいざき進也(→SMS[1])
- OUTSIDE SIGNAL(解散)
- ANGELA(angela)(→所属事務所内のインディーズ・レーベル→キングレコード)
- THEイナズマ戦隊(→日本クラウン)
- 今井美樹(フォーライフから移籍→EMIミュージック・ジャパン(旧:東芝EMI))
- X JAPAN
- 大滝純
- 大塚たけし
- 奥井亜紀
- 越智静香
- 笠原弘子
- 桂木文
- 華原朋美(ORUMOKから移籍→ユニバーサルシグマ→活動休止中)
- COLOR
- 狩人
- 河口恭吾(→日本クラウン)
- KICK THE CAN CREW(現在活動休止中)
- CURIO(解散)
- キリンジ(→東芝EMI→コロムビアミュージックエンタテインメント)
- 倉沢淳美
- クラムボン(→コロムビアミュージックエンタテインメント)
- 香西かおり(→NAYUTAWAVE RECORDS)
- 小林幸子(→コロムビアミュージックエンタテインメント)
- 小松政夫
- 小柳ルミ子(→SMS(ここまで[1])→ナベプロ独立と前後してワーナーに再移籍→ゼティマ)
- サーカス(アルファレコードから移籍→日本コロムビア→フリー)
- さだまさし(→テイチクエンタテインメント→フォアレコード)
- Sugar Soul
- 少年隊(→ポニーキャニオン→ジャニーズ・エンタテイメント)
- ジョー山中
- SBK
- スターダストレビュー(→ワンアップミュージック(→ゼティマ)→オークレコーズ(新星堂子会社)→Imperial Records)
- SOFFet(→rhythm zone)
- 吹田明日香
- 高山美図紀
- 武田久美子
- 竹中直人
- 竹村延和(トイズファクトリーから移籍→Childisc(自主制作レーベル))
- CHAGE and ASKA(→ポニーキャニオン→東芝EMI→ヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズ→ユニバーサルシグマ)
- 立見里歌
- CHARCOAL FILTER(→日本クラウン→解散)
- アグネス・チャン(→SMS(ここまで[1])→徳間ジャパン→ポニーキャニオン→日本クラウン)
- TWO-MIX(永野椎菜・高山みなみ)(→所属事務所内のインディーズ・レーベル→ジェネオンエンタテインメント(II MIX ⊿ Delta名義))
- DIR EN GREY(→Fire Wall Division)
- 中川勝彦(→NECアベニュー→「10th st2nd」というユニットでアルファレコード→1994年9月17日急逝。中川翔子の父)
- NANANINE(→自主レーベル→活動休止中)
- ナナムジカ(活動休止)
- 中森明菜 (→ユニバーサルビクター(旧:MCAビクター)→ガウスエンタテインメント(現:徳間ジャパンコミュニケーションズ)→ユニバーサルシグマ・歌姫レコーズ)
- HIGHWAY61(解散)
- 畠田理恵(→ポリスター)
- 花*花(活動終了)
- ヒデとロザンナ(コロムビアから移籍)
- 広末涼子
- 藤谷美紀
- Plastic Tree(→ユニバーサルミュージック)
- THE BLUE HEARTS(メルダック(現・徳間ジャパンコミュニケーションズトライエム制作室)から移籍→1995年7月解散)
- PENICILLIN(PIONEER LDC(現ジェネオンエンタテインメント)から移籍→omega A.T. music→HiBOOM(エイベックスのレーベル)→avex trax)
- 細川直美
- 槇原敬之(→ソニーレコード→ワーナーミュージック・ジャパンに復帰→東芝EMI→J-more(avex))
- 松本哲也
- media youth(活動終了)
- 森高千里(→ワンアップミュージック(→ゼティマ))
- 矢沢永吉(CBSソニー→ワーナー・パイオニア→EMIミュージック・ジャパン)
- 山本正之(ワーナーパイオニア時代、タイムボカン終了まで。ヤッターマン以降はビクターエンタテインメント)
- 横須賀昌美
- 恋愛信号
- Wyse
- 和田アキ子(RVC→ワーナーミュージック・ジャパン→テイチクエンタテインメント。RVCとワーナー時代の音源はホリプロが所持)
- 脚注
[編集] 社内レーベル(消滅したレーベルも含む)
- A.K.A. Records
- A'zip Music
- Atlantic Japan
- CUBE LOVES MUSIC
- Dream Machine
- eastwest
- ENTRANCE
- Futurista
- GARLAND
- Jupiter
- Moon Records
- NAT
- Organon
- PASION RECORD!(今井美樹のプライベート・レーベル)
- PHOTON
- PLANETS
- Real Note
- River Way(槇原敬之のプライベート・レーベル)
- Rhino
- root of style
- SPROUSE
- TRINITAS
- VYBE
- WEA
[編集] 備考
- 現在の経営陣やスタッフの中には、ソニー・ミュージックエンタテインメントグループ出身の者が多い。
- 長嶋茂雄とのポジション争いに敗れた元読売ジャイアンツ・西鉄ライオンズ内野手・難波昭二郎が引退後に社員として在籍し、営業や制作ディレクター等を務めた。営業部時代にはカタログ『WEA-WAY』第1号(1979年)の編集を担当した。