地獄少女
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地獄少女 | |
---|---|
ジャンル | ホラー |
テレビアニメ | |
監督 | 大森貴弘 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | 地獄少女プロジェクト |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2005年10月 - 2006年4月 |
話数 | 全26話 |
小説: 地獄少女 うつろいの彼岸花 | |
著者 | 天羽沙夜 |
イラスト | 南野彼方 |
出版社 | エンターブレイン |
レーベル | ファミ通文庫 |
発売日 | 2007年1月29日 |
巻数 | 全1巻 |
小説: 地獄少女 恨の紋章 | |
著者 | 広真紀 |
イラスト | 田上俊介 |
出版社 | ホビージャパン |
レーベル | HJ文庫 |
発売日 | 2007年2月1日 |
巻数 | 全1巻 |
小説: 小説 地獄少女 | |
著者 | 石崎洋司 |
イラスト | 永遠幸 |
出版社 | 講談社 |
レーベル | なかよし文庫 |
発売日 | 2008年4月4日 |
巻数 | 全1巻 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『地獄少女』(じごくしょうじょ)は、2005年から2006年にかけて放送されたミステリーホラーテレビアニメ。また、それを原作にした永遠幸の漫画、テレビドラマ、小説、コンピュータゲーム。
本稿では特に断り無き場合、文中の“第一期”はアニメ『地獄少女』、“第二期”はアニメ『地獄少女 二籠』、“実写版”はドラマ版『地獄少女』を指す。
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目次 |
[編集] 放送形態について
- アニメ第一・二期共に全26話。
- アニメ第一・二期の幹事局は、どちらも近畿圏広域放送局である毎日放送(MBS)だが、関東圏では東京都域独立UHF局のTOKYO MXで放映されたため、UHFアニメと定義されることが多い。
- 地上波以外ではキッズステーションとアニマックスで放映。この他、インターネットによる動画配信も行なわれている。
- 2006年10月7日から翌2007年4月にかけてアニメ第二期『地獄少女 二籠』( - ふたこもり)が放映された。ネット局には第一期の各局に加え、中京圏広域放送局の中部日本放送(CBC)が加わっている。詳細は地獄少女 二籠を参照。
- 本放送終了後もアニマックスでは度々リピート放送されている。TOKYO MXでもプロデューサーが第一期から選んだ13エピソードを『地獄少女セレクション』と題し、2007年7月28日から同年10月20日まで放送した。(放送したエピソードについては別項を参照)
- 2006年11月4日から2007年1月27日まで、実写ドラマ版『地獄少女』が日本テレビと静岡第一テレビで放送された。詳細は地獄少女 (テレビドラマ)を参照。
- 2007年12月28日に公式Webサイトにてアニメ第3シリーズの制作が行われることが発表、2008年3月19日にはタイトルが『地獄少女 三鼎』( - みつがなえ)であることが発表された。本シリーズでは、原案のわたなべが自ら監督を務める予定である。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
最近世の中に、ある都市伝説めいた噂が流れていた。「午前零時にだけアクセス出来るホームページ『地獄通信』に憎い相手の名前を書き込み、送信ボタンをクリックすると、地獄に墜とせる」 。 しかし、それは噂ではなく真実だった。
怨みを持った者が『地獄通信』に書き込むと、その瞬間、セーラー服を着た長い黒髪の赤い瞳の少女が現れる。 その少女こそが「地獄少女」またの名を「閻魔あい」なのだ。彼女は依頼主に契約の証である藁人形を渡し、“地獄流し”へ至る方法 ―― 人形の首にかかる赤い糸を解けば契約は成立し、憎い相手は地獄へと流される[1]
―― を語る。但し、あいは“その代償として自分自身も死後は地獄で永遠に苦しむことになる”とも言うのだ。果たして、依頼主はその糸を解き、怨みを晴らすのか、それとも思い直して踏み留まるのか?
地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と。
[編集] 作品概要
本作品は企画自体は2003年頃から存在し、世に出す為の計画を練っていたが、内容が「憎い相手を地獄流しにする」といった過激な要素が基本にある事やオリジナルアニメの企画が通りにくい現在のアニメ市場の問題もあり、プロジェクトは滞りを見せていた。
最終的に、あるスタッフが幸運にも講談社の『なかよし』の編集者と会う機会を得てこの企画の話をした所、編集者が興味を持ち、アニメ化に先立っての漫画化が決定(後述)。その後アニメ化企画も息を吹き返し、『地獄少女』という稀有なキャラクターは世に送り出される事になった。
アニメは『恋風』、『学園アリス』のアニメ化等を手がけ、少女の心情を描き出す事では定評のある大森貴弘監督の下で制作され、主役の閻魔あい役には原案のわたなべひろしの「ささやくようなあの声が雰囲気に合う」という強い希望から能登麻美子を起用、プレゼンテーションの末、大阪の毎日放送、東京の独立U局である東京MXテレビ、CSのアニマックスとキッズステーションが放送することが決まり、2005年10月より放送開始、10月度の平均視聴率は関西地区(毎日放送)では約4%を記録(最高は6.0%)。深夜の放送では異例とも言える好調なスタートを切ることが出来た。
基本的なコンセプトは制作側が語っているように、『必殺シリーズ』の「法で裁けぬ、晴らせぬ怨みを依頼者から引き受け成敗する」というものであり、これ以外にもOPや、依頼人の名前が書かれた蝋燭に火が灯る場面の「貴方の恨み晴らします」というナレーションなどからも影響が窺える。しかし「依頼人自身も命に匹敵する代償を支払う」という本作独自の設定が、物語の終焉後もある意味不条理と思える複雑な感情を視聴者に残し、すっきりした結末は無いに等しい。これについて制作側は、「人を呪わば穴二つの言葉の様に、依頼者の人の命を奪うという願いには、それ相応のリスクが必要である」と語っている。
そして半年間の放送は各局とも概ね好評の内に終了し、2006年10月からは第二期『地獄少女 二籠(ふたこもり)』が放映された。また、この『二籠』からは新たに中部日本放送がネット局に加わった。
アニメ第一期放映当時から『特撮実写ドラマにも向いている』との声も少なくなかったが、それに応えるかのように2006年11月4日からは、日本テレビで実写ドラマ版(実写版)の放送が開始。開始に当たり、実写版で輪入道を演じる小倉久寛がアニメ『二籠』のナレーションを担当、またアニメ版の声優が実写版に出演するなど、実写版とアニメ版が連動した試みも行われている。
アニメに先行し、永遠幸作画による漫画版は『なかよし』2005年11月号から連載開始された。ファンシーな少女達が描かれる明るい作風の目立つ『なかよし』において、連載作品陣では異彩を放ちつつも相応の人気を獲得。その為、当初は隔月連載の予定だったものが2006年1月号より毎月連載となり、現在も連載中である。詳細は地獄少女 (漫画)を参照。
また2007年に入り、2社から立て続けにノベライズが発行されることが決定、オリジナル作品だけでなくゲームやアニメのノベライズを多数手がける天羽沙夜がファミ通文庫版を、本作で脚本を手がける広真紀がHJ文庫版を、それぞれ手がけており、2008年には石崎洋司がなかよし文庫版を手がけている。
『二籠』放送後には、地獄少女のキャラクターを使用した携帯電話用パズルゲーム『地獄少女ぱずるだま』の配信が開始、2007年9月にはオリジナルシナリオのアドベンチャーゲーム『地獄少女 朱蘰(あけかづら)』が発売されている。
[編集] 「地獄通信」
「地獄少女」の歴史は意外に古く、その起源は安土桃山時代後期まで遡ることができ、江戸時代中期頃にはその存在が文献に記述されていると言われている。彼女との接触を図る方法も、現在のインターネット時代以前(昭和中期頃)には、怨みを持つ者が新聞の尋ね人欄の空白欄を見つめると浮かび上がって来る宛先へ依頼の手紙を書き、ポストに投函することで「地獄少女」と接触を図れるというアナログな方法が採られていた。また、地獄少女が活動を開始した安土桃山時代後期から江戸時代前期にかけては「地獄絵馬」と呼ばれる真っ黒な絵馬の裏に恨みの相手を書き、その絵馬を神社に奉納させることで相手と接触を図っていた。
依頼人が怨みを持つ相手を特定できずとも(名前どころか顔を知らなくとも)、正確にそのターゲットを割り出し、引き受けてもらえる。中には、自分もろとも罪無き相手を地獄流しにする者もいるが、これも古くから時折あることだとされる(第一期第二十三話)。だが、地獄へ流せる相手は一貫して1人のみであり、何度も利用するのはもちろん、2人以上をまとめて地獄通信に送る事は出来ない。また、ターゲットが依頼人の幻影であっても引き受ける場合がある(実写版第六話)。ただ、地獄少女側もある程度の裁量の余地を持っており、依頼を断ったり、場合によっては依頼人が藁人形をほどく事を引き止めようとしたりすることもある。
依頼人が地獄少女から渡された藁人形の赤い糸を解くことで正式な契約がなされ、ターゲットは怨みの内容によっては、パラレルワールド(イリュージョン)で三藁たちによって恐怖を与えられてから地獄に流される。地獄へ流されたターゲットは、アニメ版、実写版では現世から消滅している(古い時代においては死体となって発見されている)。また、漫画版では「行方不明」と描写されている。
以上のように、「地獄通信」を利用することで怨みを持つ相手を地獄に流すことができるが、その代償として「依頼人自身も死後、地獄に流される」契約となっている。ただし、死後地獄へ落ちることが決まっている者(殺人を犯した者など)には(地獄少女側が一切関知しない)別途の代償が要求されるという。
[編集] 登場人物
詳細は地獄少女の登場人物を参照
[編集] テレビアニメ
- 第二期については地獄少女 二籠を参照。
[編集] スタッフ
- 原案:わたなべひろし
- 原作:地獄少女プロジェクト
- 企画:清水賢治(Wellthink)、勝股英夫(ANIPLEX)
- 企画協力:丸山博雄(MBS毎日放送)、佐々木朗(ANIMAX)、内田康幸(キッズステーション)、尾山仁康、松本智
- シリーズ構成:金巻兼一
- 脚本:鈴木雅詞、高木登、高橋ナツコ、西園悟、広真紀、福嶋幸典、金巻兼一
- キャラクターデザイン:岡真里子
- メカニックデザイン:小原渉平
- プロップデザイン:森下昇吾
- 総作画監督:相澤昌弘
- 筆文字:印玄
- 美術監督:菱沼由典
- 色彩設計:松本真司
- 撮影監督:近藤慎与
- 編集:松村正宏(JAY FILM)
- 音楽:高梨康治、水谷広実
- 音楽制作:ジャスト
- 音楽監督:原田扶美子
- 録音監督:はたしょうじ
- サウンドデザイン:山田稔(Ena)
- 録音制作:ダックスプロダクション
- アニメーションプロデューサー:飯島浩次
- プロデューサー:阿部愛(ANIPLEX)、林田師博(Wellthink)
- 監督:大森貴弘
- アニメーション制作:スタジオディーン
- 製作:地獄少女プロジェクト(スカパー・ウェルシンク、アニプレックス)
[編集] 声の出演
- 閻魔あい:能登麻美子
- 一目連:松風雅也
- 骨女:本田貴子
- 輪入道:菅生隆之
- あいの祖母:松島栄利子
- 柴田一:うえだゆうじ
- 柴田つぐみ:水樹奈々
- 柴田あゆみ:生天目仁美
- 仙太郎:豊永利行
- 人面蜘蛛:柴田秀勝
- オープニングナレーション:室井滋
[編集] 主題歌
- オープニング曲:「逆さまの蝶」(作詞:SNoW・山野英明 / 作曲:SNoW・進藤安三津 / 編曲:進藤安三津・藤田謙一 / 歌:SNoW)
- エンディング曲:「かりぬい」(作詞:三重野瞳 / 作曲・編曲:西田マサラ / 歌:能登麻美子)
※主題歌以外の音楽に関しては地獄少女 オリジナルサウンドトラックを参照。
[編集] サブタイトル
- 表冒頭に○が付いている話は『地獄少女セレクション』で放送した回。
- 人物の()内は声の出演。
話数 | タイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | あいに復讐を 依頼した人物 |
依頼の対象と なった人物 |
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○ | 第一話 | 夕闇の彼方より | 鈴木雅司 | 大森貴弘 | 則座誠 | 岡真里子 | 橋本真由美 (植田佳奈) |
黒田亜矢 (川上とも子) |
第二話 | 魅入られた少女 | 金巻兼一 | こでらかつゆき | 大関雅章 | 山川宏治 | 鷹村涼子 (清水愛) |
如月孝一郎 (一条和矢) |
|
第三話 | 汚れたマウンド | 広真紀 | 細田雅弘 | 井上善勝 | 岩下大輔 (羽多野渉) |
花笠守 (杉山紀彰) |
||
○ | 第四話 | 聞こえぬ叫び声 | 福嶋幸典 | 森下昇吾 | 千葉大輔 | 小谷杏子 | 菅野純子 (新井里美) |
本篠義之 (子安武人) |
第五話 | 高い塔の女 | 西園悟 | こでらかつゆき | 石堂宏之 | 服部憲知 | 浦野美沙里[2] (川澄綾子) |
海部里穂 (根谷美智子) |
|
第六話 | 昼下がりの窓 | 高橋ナツコ | 小島正士 | 吉田俊司 | 森本浩文 | 安田遥 (斎藤千和) |
戸高奈美子 (篠原恵美) |
|
○ | 第七話 | ひびわれた仮面 | 広真紀 | 若林厚史 | 則座誠 | 山本佐和子 | 来島薫子 (井上麻里奈) |
紅彩花 (雪野五月) |
○ | 第八話 | 静寂の交わり | 金巻兼一 | 森下昇吾 | 栗井重紀 | 富沢和雄 | 田沼千恵 (松岡由貴) |
石津吾郎 (速水奨) |
第九話 | 甘い罠 | 福嶋幸典 | こでらかつゆき | 林有紀 | 小谷杏子 森本浩文 |
春日由香 (佐藤利奈) |
森崎伸也 (石井康嗣) |
|
○ | 第十話 | トモダチ | 広真紀 | 大畑清隆 | 岡崎幸男 | 笠原彰 土橋昭人 森下昇吾 |
渋谷みなみ (石毛佐和) |
赤坂詩織 (豊口めぐみ) |
第十一話 | ちぎれた糸 | 金巻兼一 | 大畑晃一 | 吉田俊司 | 清水貴子 服部憲知 |
片岡雅哉 (小野大輔) |
稲垣隆史 (高木渉) |
|
第十二話 | 零れたカケラ達 | 高木登 | 後藤圭二 | 森本浩文 | 沢井茜 (田中理恵) |
深沢芳樹 (千葉進歩) |
||
○ | 第十三話 | 煉獄少女 | 西園悟 | 小島正士 | 小坂春女 | 服部憲知 森下昇吾 |
福本[3] (斎藤志郎) |
大河内[3] (声は無し) |
第十四話 | 袋小路の向こう | 高木登 | こでらかつゆき | 林直孝 | 小谷杏子 | 桐野沙樹 (小林ゆう) |
楠亮造 (広瀬正志) |
|
第十五話 | 島の女 | 広真紀 | 大畑清隆 | 岡崎幸男 | 杉本光司 土橋昭人 |
湊三奈 (浅野真澄) |
湊藤江 (岡村明美) |
|
第十六話 | 旅芸人の夜 | 福嶋幸典 | 大畑晃一 | 吉田俊司 | 服部憲知 森下昇吾 |
ユミ (谷井あすか) |
ユキ (矢島晶子) |
|
○ | 第十七話 | 硝子ノ風景 | 金巻兼一 | 名村英敏 | 則座誠 | 森本浩文 | ニナの人形[4] (南央美) |
ニナの父親[5] (声はなし) |
○ | 第十八話 | 縛られた少女 | 西園悟 | こでらかつゆき | 筑紫大介 | 服部憲知 森下昇吾 |
上川美紀 (下屋則子) |
下野芽衣子 (くじら) |
第十九話 | 花嫁人形 | 高橋ナツコ | 福田道生 | 岡崎幸男 | 土橋昭人 | 氏家祈里 (折笠富美子) |
氏家鏡月 (一城みゆ希) |
|
○ | 第二十話 | 地獄少女 対 地獄少年 | 広真紀 | 大畑清隆 | 林直孝 | 小谷杏子 | エスパー☆ワタナベ[6] (三木眞一郎) |
ジル・ドゥ・ロンフェール (福山潤) |
第二十一話 | 優しい隣人 | 福嶋幸典 | 大畑晃一 | 吉田俊司 | 服部憲知 森下昇吾 |
村井優子 (千葉紗子) |
関根良介 (大林隆介) |
|
○ | 第二十二話 | 悔恨の雨 | 西園悟 | 福田道生 | 小坂春女 | 笠原彰 | 末次吾郎 (伊丸岡篤) |
林紀子 (伊藤静) |
第二十三話 | 病棟の光 | 高木登 | 大畑清隆 | 岡崎幸男 | 土橋昭人 | 素性不明の男 (声はなし) |
桜木加奈子 (沢城みゆき) |
|
○ | 第二十四話 | 夕暮れの里 | 金巻兼一 | わたなべひろし | 筑紫大介 | 服部憲知 森下昇吾 |
なし | |
○ | 第二十五話 | 地獄少女 | 大森貴弘 | 小阪春女 | 笠原彰 清水貴子 |
|||
○ | 第二十六話 | かりぬい | 小島正士 | 大森貴弘 | 岡真里子 | 柴田つぐみ[7] (水樹奈々) |
柴田一 (うえだゆうじ) |
[編集] 放送局
放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
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東京MXテレビ | 2005年10月8日 - 2006年4月22日 | 土曜 17時00分 - 17時30分 | [8] |
毎日放送(幹事局) | 2005年10月8日 - 2006年4月8日 | 土曜 25時55分 - 26時25分 | 『アニメシャワー』枠内 (デジタルは16:9フルサイズで放送) |
KIDS STATION | 2005年10月4日 - 2006年4月4日 | 火曜 24時00分 - 24時30分 | リピート放送あり |
ANIMAX | 2005年10月7日 - 2006年4月7日 | 金曜 18時30分 - 19時00分 |
[編集] 備考
- 視聴率に関して
- 地上波幹事局の毎日放送では、深夜アニメとしては異例の高視聴率を誇った(最高4.9%)。
- 東京MXテレビでの第六話の取り扱い
- 第六話「昼下がりの窓」は、土曜夕方に放送していた東京MXテレビのみ特別番組と差し替えられ、後日深夜帯で放送された。理由については公式発表されなかった。
- 毎日放送での第二十六話エピローグの取り扱い
- 第二十六話「かりぬい」は、毎日放送での放送分のみ、エンディング後のエピローグがカットされた。理由については不明。時間こそ短いが作品世界の永続性を示しており、第二期制作決定の旨を告知する内容でもあった。ちなみに、その内容は、第一期の依頼人達が1カットずつ映し出された後、シリーズが続く旨が表示されるというもの。当然ながらDVD版では最終巻の最終話ED後に収録されている。
- 総集編
- 2006年1月11日のキッズステーション放送分は、他局との放送調整のため今まで放送された内容のダイジェスト版に当たる「地獄少女・総集編」が放送された。この回に限り放送回数にはカウントされず、東京MXテレビが2006年10月7日に放送するまでは、他局での放送も無かった。なおこの総集編は、DVD第四巻の特典映像として収録されている(セル版のみ。レンタル版には未収録)他、GyaOでも配信されている。
[編集] 前後番組の変遷
毎日放送 アニメシャワー第1部 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
鋼の錬金術師
(再放送) |
地獄少女
|
|
TOKYO MX 土曜17:00枠 | ||
地獄少女
|
学校の怪談(再)
|
[編集] 漫画
詳細は地獄少女 (漫画)を参照
[編集] テレビドラマ
詳細は地獄少女 (テレビドラマ)を参照
[編集] 小説
文学 |
---|
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
- 地獄少女 うつろいの彼岸花
- 天羽沙夜:著・南野彼方:画。エンターブレイン・ファミ通文庫刊。
- 2007年2月9日初版発行 ISBN 9784757733329
- 同じ中学校で冬休みの前後に起きたふたつの事件と、それぞれの事件に巻き込まれた末に地獄通信へアクセスした女生徒2名にまつわるストーリーが描かれる。
- 地獄少女 恨の紋章
- 広真紀:著・田上俊介:画。ホビージャパン・HJ文庫刊。
- 2007年2月1日初版発行 ISBN 9784894255103
- 同級生を地獄へ流したことに悩み、県立高校へ転校して来た鶴木清香と同じクラスになった松宮渉。同級生失踪事件の真相を告げて姿を消した清香を追って渉は単身上京するのだが…。
- 小説 地獄少女
- 石崎洋司:著・永遠幸:画。講談社・なかよし文庫刊。
- 2008年4月4日初版発行 ISBN 9784063733211
- 旧家に生まれた故のしがらみに翻弄され、地獄通信に救いを求めた少女の話、同じ中学校からの何度もの地獄流しの依頼に不信感を持ったあい達が魔界からの使者・黒魔女の企みを知り、それを挫こうとする話の二話を収録。青い鳥文庫『黒魔女さんが通る!!』の著者による本だが、両者に繋がりがあるかは不明。
[編集] ゲーム
- 地獄少女 朱蘰(あけかづら)
- コンパイルハート制作・発売のニンテンドーDS用アドベンチャーゲーム。2007年9月27日発売。詳細は地獄少女 朱蘰を参照。
- 地獄少女ぱずるだま
- コナミネットDXにて配信されているiアプリ用パズルゲーム。「対戦ぱずるだま」を地獄少女風にアレンジしている。
- 地獄少女 恋々花札
- コナミネットDXにて配信されているiアプリ用ゲーム。キャラについては閻魔あい、三藁、柴田親子、きくり達が登場し、勝ち抜き戦のストーリーモードとさくっと対決できる対戦モードの2通りで遊べる。
[編集] 雑記
- 河鍋暁斎の地獄絵がオープニングに使われている。
- 2006年9月29日から渋谷のZERO GATEにて本作品と連動した喫茶店・冥土カフェ「地獄少女」が運営された。当初は1ヶ月間限定だったが、好評だったため12月3日まで期間を延長した。
[編集] 関連項目
- UHFアニメ一覧
- もえたん - TVアニメ8話にて地獄少女のネタが登場。
- 千之ナイフ - 公式サイトにて画風が酷似していることを指摘(ただし、地獄少女の名前は出してはいない)。
- 天保異聞 妖奇士 - 同じくアニプレックス製作で、MBSで放送されたアニメ。地獄絵を描いた河鍋暁斎が少年時の姿で登場。
[編集] 外部リンク
- 「地獄少女」アニメ版公式ページ ※サイト内に各回の依頼者とターゲットの担当声優が記されているページがある。
- 「地獄少女」アニメ版 (TOKYO MX) ※現在は「地獄少女セレクション」のサイトになっている
- 地獄少女ぱずるだま
- IT media ホラーアニメ「地獄少女」に迫る(監督とプロデューサーへのインタビュー)
- 地獄少女:深夜に咲いた名もなき“花” ヒットの秘密 (まんたんウェブ)(スタッフへのインタビューを元にした記事)
[編集] 脚注
- ^ 余談だが“地獄流し”の用語が最初に使われているのは『ゲゲゲの鬼太郎』である。
- ^ 本姓は田村。
- ^ a b 回想内での依頼者とターゲット。大河内は回想内でのみ登場。
- ^ 生命をもたない人形のため契約不可。
- ^ 存在のみ示唆されている。
- ^ 本名:わたなべひろし。なおこの回この以降より、OPクレジットのわたなべの箇所に契約の印が追加されている。
- ^ 最終的に依頼拒絶。
- ^ 本放送は全話超額縁放送。2007年7月28日から同年10月20日まで放送した『地獄少女セレクション』デジタルでは16:9フルサイズで放送
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作品 | アニメ(第1期 - 第2期 二籠) - ドラマ - 漫画 - 小説 - ゲーム(朱蘰) |
人物 | 地獄少女の登場人物 |
楽曲 | 逆さまの蝶 - NightmaRe - あいぞめ〜二籠 - The Cloudy Dreamer (Dream Catcher) - サントラ |