地獄少女 二籠

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地獄少女 二籠
ジャンル	ホラー
テレビアニメ: 地獄少女 二籠
監督	大森貴弘
アニメーション制作	スタジオディーン
製作	地獄少女プロジェクト
放送局	放送局参照
放送期間	2006年10月 - 2007年4月
話数	全26話
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『地獄少女 二籠』（じごくしょうじょ ふたこもり）は、『地獄少女』の続編として2006年10月から2007年4月まで放送されたテレビアニメ。全26話。

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注意：以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。

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目次 1 概要 2 登場人物 3 スタッフ 4 声の出演 5 主題歌 6 サブタイトル 6.1 補足 7 放送局 7.1 備考 7.2 前後番組の変遷 8 関連項目 9 外部リンク

[編集] 概要

好評を博した前作の続編として制作された。

開始当初は骨女があいの過去を思いやる台詞があったくらいで、第一期の続編かどうかもまだ不明な、漠然とした「現代」であった。しかし、第二十四話で柴田一が自身の体験談を本として出版済みだった点及び、娘の柴田つぐみもやや成長後の姿で登場した点に加え、同話で飯合誠一が持っていた、1週間で地獄送りにされてこの世から消された人物の名簿の1ページに「平成元年生まれ。高校3年生 18歳」との記載があるため、物語の時代が本放送が行われた同じ2006年度であることが伺える。

ただし第一期と比べて、主に以下のような相違点が見られる。

1. 柴田親子と人面蜘蛛がレギュラーから外され、代わってきくりが登場する。
2. 三藁の描写が多くなり、それぞれの過去などが明らかになる。
3. 第一期では依頼者に渡されるのは輪入道の藁人形のみであったが、第二期では一目連や骨女の藁人形が渡される時もある。
4. あいの着物と一目連の服と骨女の服が若干変化。
5. あいが多少は感情を表に出すようになる（怒ったような声で話す、赤面する、など）。
6. 1期には存在した、依頼者が閻魔あいから藁人形を渡される際、死後地獄で苦しむ事を連想させるイメージシーンが、二籠からは無くなっている。
7. 「イッペン、死ンデミル?」と発言する時の演出が変化。
8. 物語の中盤に登場したゲストキャラが終盤になって再登場し、更に物語の鍵を握る人物となっていく。
9. 勧善懲悪調の話が多かった第一期に対し、各話のテーマや人間関係などもより複雑なものになっている。また、下記のようなどんでん返し調の演出回が増えている。
   1. 地獄流しを依頼した者が死に、代償として地獄へ流される（第五話など）。
   2. 地獄流しを依頼する動きを見せる人物を登場させて、実際に依頼するのは別の人物である（第五話など）。
   3. 地獄流しの依頼者（藁人形を受け取った人物）と、契約を成立させる者（糸をほどく人物）が異なる（第七話など）。
   4. 再度地獄流しを依頼しようとした人物が、別の人物のターゲットにされる（第八話）。
   5. 依頼者が藁人形の糸をほどく前に、ターゲットの死亡により依頼が取り消される（第十二話など）。
   6. 一人のターゲットに、二人の依頼人がいる（第十四話など）。
   7. 過去に地獄流しを依頼した人物が、ターゲットになる（第十七話）。
   8. ターゲットが自らの手で藁人形の糸をほどく（第二十話）。
10. 地獄送りの演出がバラエティ豊かになり、中には「闇に惑いし……」が能楽風や無声映画風になったり、一話分の尺を丸々地獄送りの演出に費やしたり…と、かなり凝った内容のものもある。ただし回数自体は、話の展開からかやや減少傾向にある。
11. 地獄に流される人物が一話につき一人とは限らない。以下はその例。
    1. 過去（三藁の回想）と現代で一人ずつ流される（第十九話）。
    2. 二十四人の人々が次々と地獄に流される（第二十四話）。

本作をもって「閻魔あいを主人公にした」物語は完結の形を取っている。ただし、最終回のラストシーンで新たなる展開を示唆する描写も見られ、2008年3月現在、公式ホームページにて第3シリーズ制作決定と発表されている（詳細は順次発表予定）。

[編集] 登場人物

詳細は地獄少女の登場人物を参照

[編集] スタッフ

• 原案：わたなべひろし
• 原作：地獄少女プロジェクト（スカパー・ウェルシンク、アニプレックス）
• 企画：清水賢治（スカパー・ウェルシンク）、勝股英夫（アニプレックス）
• 企画協力：丸山博雄（毎日放送）、佐々木朗（アニマックス）、内田康幸（キッズステーション）、尾山仁康、高木和義（中部日本放送）、松本智
• プロデューサー：阿部愛（アニプレックス）、林田師博（スカパー・ウェルシンク）
• アニメーションプロデューサー：飯島浩次
• シリーズ構成：金巻兼一
• 脚本：鈴木雅詞、高木登、高橋ナツコ、西園悟、広真紀、金巻兼一、川崎ヒロユキ
• キャラクターデザイン、総作画監督：岡真里子
• メカニックデザイン：小原渉平
• プロップデザイン：森下昇吾
• 筆文字：印玄
• 美術監督：小木斉之
• 色彩設計：松本真司
• 撮影監督：近藤慎与
• 編集：松村正宏（JAY FILM）
• 編集助手：三田沙弥佳　
• ビデオ編集：東京現像所（岸亮二、菊池亮）
• 音楽：高梨康治、水谷広実
• 音楽制作：ジャスト
• 音楽監督：原田扶美子
• 録音監督：はたしょうじ
• サウンドデザイン：山田稔（Ena）
• 録音制作：ダックスプロダクション（平田哲、稲葉順一）
• 監督：大森貴弘
• アニメーション制作：スタジオディーン
• 製作：地獄少女プロジェクト

[編集] 声の出演

• 閻魔あい：能登麻美子
• 一目連：松風雅也
• 骨女：本田貴子
• 輪入道：菅生隆之
• あいの祖母：松島栄利子
• 柴田一：うえだゆうじ
• 柴田つぐみ：水樹奈々
• 仙太郎：豊永利行
• きくり：酒井香奈子
• 紅林拓真：藤村歩
• 飯合誠一：日野聡
• 飯合蛍：大浦冬華
• 人面蜘蛛：柴田秀勝
• オープニングナレーション：小倉久寛

[編集] 主題歌

• オープニング：「NightmaRe」（作詞：山野英明 / 作曲：SNoW、進藤安三津 / 編曲：進藤安三津、藤田謙一/ 歌：SNoW）

• エンディング：「あいぞめ」（作詞：ああ（savage genius） / 作曲：Takumi（savage genius） / 編曲：西田マサラ / 歌：能登麻美子）

※主題歌以外の音楽に関しては地獄少女 オリジナルサウンドトラックを参照。

[編集] サブタイトル

• 表冒頭に○が付いている話は『地獄少女二籠セレクション』で放送した回。
• 人物の（）内は声の出演。

	話数	サブタイトル	脚本	絵コンテ	演出	作画監督	あいに復讐を 依頼した人物	依頼の対象と なった人物
○	第一話	闇の中の少女	金巻兼一	大森貴弘		岡真里子	恩田麻紀 （広橋涼）	神代瑛子 （浅野まゆみ）
○	第二話	うたかた	広真紀	大畑清隆	吉田俊司	石川洋一	倉吉弥生 （桑島法子）	犯人 （中村悠一）
○	第三話	愛しのけいちゃん	高橋ナツコ	小滝礼	筑紫大介	小谷杏子	坂入多恵 （あおきさやか）	花村弓枝 （森永理科）
	第四話	秘密	金巻兼一	わたなべひろし	神保昌登	野口和夫	八木沢修一 （遠近孝一）	翔貴（黒部一郎） （野島裕史）
○	第五話	地獄への暴走	川崎ヒロユキ	中山ひばり	株本毅	萩原弘光	山田麗音[1] （千葉一伸）	橋爪力也 （小野坂昌也）
	第六話	陽のあたる場所	高木登	名村英敏	孫承希	秋山由樹子 鈴木彩子	新田紀和子 （小林沙苗）	杉田宏久 （諏訪部順一）
	第七話	絆	金巻兼一 鈴木雅司	小滝礼	山口美浩	飯飼一幸	茂木恵美 （真堂圭）	茂木和子 （五十嵐麗）
	第八話	偽地獄通信	西園悟	藤原良二	吉田俊司	石川洋一	馬場翔子 （富沢美智恵）	栗山真美[2] （恒松あゆみ）
	第九話	あにいもうと	高橋ナツコ	中山岳洋		波風立流	須崎真帆 （神田朱未）	須崎幹夫 （森久保祥太郎）
○	第十話	曽根アンナの 濡れた休日	広真紀	わたなべひろし		菊地洋子	豊田八六 （利根健太朗）	根来哲郎 （千葉繁）
○	第十一話	遠い隣室	高木登	大畑清隆	筑紫大介	石川智美	天城志津子 （皆川純子）	立花今日子 （斉藤貴美子）
	第十二話	黒の轍	西園悟	名村英敏	神保昌登	金順淵 南伸一郎	伊藤道郎[3] （稲田徹）	亀岡一人 （西村知道）
	第十三話	Vの惨劇	川崎ヒロユキ	藤原良二	孫承希	石川洋一	久住喜八 （松山鷹志）	牧村達彦 （安元洋貴）
○	第十四話	静かな湖畔	金巻兼一	渡辺正樹	吉田俊司	萩原弘光	吉崎さやか[4] （松浦チエ）	柿沼敏也 （古澤徹）
	第十五話	この国のために	西園悟	中山岳洋		飯塚晴子 胡陽樹	菅野春美 （玉川紗己子）	菅野郁志 （立木文彦）
	第十六話	悪女志願	広真紀	名村英敏	神保昌登	波風立流	辺見蘭[5] （金月真美）	上月マツ （吉田美保）
	第十七話	沈黙のまなざし		藤原良二	吉田俊司	石川智美	千脇寧々[6] （間宮くるみ）	千脇穂波 （岩男潤子）
	第十八話	あのひとの記録	高木登	小滝礼	中野英明	飯飼一幸	武田公平 （島香裕）	武田美千代 （沢田敏子）
	第十九話	湯けむり地獄、 旅の宿	西園悟	大畑清隆	筑紫大介	金順淵	たみ （水沢史絵）	嘉平 （河本邦弘）
							湯元百合江 （ゆかな）	藍田伊智子 （水沢史絵）
	第二十話	乙女のアルバム	高橋ナツコ	名村英敏	中山岳洋	石川洋一	森内樹里[7] （喜多村英梨）	藤巻真里 （猪口有佳）
	第二十一話	紙風船ふわり	金巻兼一	藤原良二	吉田俊司	高橋英吉 萩原弘光	来生洋子 （成田紗矢香）	都丸誠 （寺島拓篤）
○	第二十二話	憧憬		中山ひばり	神保昌登	門智昭 南伸一郎	蓮江美鈴 （鵜飼るみ子）	水谷せり （清水香里）
	第二十三話	不信	広真紀	藤原良二	孫承希	飯塚晴子 金順淵	内藤源蔵 （宗矢樹頼）	小牧公彦 （園部好徳）
							小牧聡子 （AKIKO）	内藤源蔵 （宗矢樹頼）
	第二十四話	連鎖	西園悟	大畑清隆	中野英明	飯飼一幸	丸山貴美子 （小野涼子）	丸山将司 （鶴岡聡）
							尾崎温子 （宇乃音亜季）	尾崎茂樹 （伊丸岡篤）
							横峰絵里子 （木川絵理子）	尾崎温子 （宇乃音亜季）
							その他十数名	その他十数名
○	第二十五話	彷徨	高橋ナツコ	小滝礼	吉田俊司	石川智美	亜佐美 （松浦チエ）	中島幸恵 （宇乃音亜季）
							蓮江保晴 （河本邦弘）	飯合誠一 （日野聡）
○	第二十六話	あいぞめ	金巻兼一	名村英敏	大森貴弘 平向智子	岡真里子 萩原弘光	飯合蛍[8] （大浦冬華）	紅林拓真[8] （藤村歩）

[編集] 補足

1. ^ 依頼遂行直後に事故死。
2. ^ 地獄行きが嫌で契約しなかった元依頼者。
3. ^ ターゲットの病死により未遂。
4. ^ 第二十三話に再登場するが、事故に遭い死亡。
5. ^ ターゲットに刃物で刺され、依頼遂行直後に死亡。
6. ^ ターゲットの自殺により未遂。
7. ^ 交通事故に遭い、依頼遂行直後に死亡。
8. ^ ^{a b} あいが地獄流しを中止した為、未遂に終わり、拓真は現世に戻っている。

[編集] 放送局

放送地域	放送系列	放送局	放送期間	放送日時	備考
全国放送	CS放送	ANIMAX	2006年10月7日 - 2007年4月7日	土曜 19時30分 - 20時00分	リピート放送あり
東京都	独立UHF局	TOKYO MX		土曜 22時00分 - 22時30分	翌週土曜17:00 - 17:30にリピート放送あり （デジタルは第6話より16:9フルサイズで放送）
近畿広域圏	TBS系列	毎日放送		土曜 25時55分 - 26時25分	『アニメシャワー』第1部枠 制作協力・幹事局 （デジタルは16:9フルサイズで放送）
全国放送	CS放送	KIDS STATION	2006年10月10日 - 2007年4月10日	火曜 24時00分 - 24時30分	リピート放送あり
中京広域圏	TBS系列	中部日本放送	2006年10月12日 - 2007年4月19日	木曜 27時20分 - 27時50分	制作協力

[編集] 備考

オープニングアニメーション

きくりの部分が、第四話までと第五話以降では少し異なる。なお、きくりがあい達の前に初めて正装で現れた（全身が視聴者に知れた）のがその第四話だった。

リピート放送

本放送終了後もアニマックスでは度々リピート放送されている。TOKYO MXでも第二期から選んだ10エピソードを『地獄少女 二籠セレクション』と題し、2007年10月27日からリピート放送中。

[編集] 前後番組の変遷

毎日放送 アニメシャワー第1部
前番組	番組名	次番組
機動戦士ガンダムSEED DESTINY （再放送、第2部へ移動）	地獄少女 二籠	ラブ★コン
TOKYO MX 土曜22：00枠
-	地獄少女 二籠	天保異聞 妖奇士（再）

[編集] 関連項目

• UHFアニメ一覧

[編集] 外部リンク

• 「地獄少女」アニメ版公式ページ ※サイト内に各回の依頼者とターゲットの担当声優が記されているページがある。
• 「地獄少女 二籠」 (TOKYO MX)

表・話・編・歴 地獄少女 （カテゴリ）
作品	アニメ（第1期 - 第2期 二籠) - ドラマ - 漫画 - 小説 - ゲーム（朱蘰）
人物	地獄少女の登場人物
楽曲	逆さまの蝶 - NightmaRe - あいぞめ〜二籠 - The Cloudy Dreamer (Dream Catcher) - サントラ