RD 潜脳調査室
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RD 潜脳調査室 | |
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ジャンル | SF |
テレビアニメ | |
原作 | プロダクションI.G/士郎正宗 |
監督 | 古橋一浩 |
シリーズ構成 | 藤咲淳一 |
キャラクターデザイン | 上山徹郎 |
アニメーション制作 | プロダクションI.G |
製作 | 日本テレビ |
放送局 | 日本テレビ |
放送期間 | 2008年4月8日 - 放送中 |
話数 | 全26話 |
コピーライト表記 | ©2008 プロダクションI.G・ 士郎正宗/NTV・VAP・IG・DNDP |
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『RD 潜脳調査室』(アールディー せんのうちょうさしつ)は、プロダクションI.G・士郎正宗共同原作のテレビアニメ作品。なお、「RD」は「Real Drive」の略とされる。
目次 |
[編集] 概要
2061年、発達したネット社会において誕生したセキュリティ「メタリアル・ネットワーク」(Meta-Real Network 略称『メタル』)により発生する事件を調査する「電脳ダイバー」波留真理と仲間たちが様々な事件に挑む。
プロダクションI.Gと士郎正宗による『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズと共通の設定が登場するが、『攻殻』の続編ではなく、世界観を継承し、更なる“その先の世界”を見せる作品を目指す、言わば“姉妹編”的作品となっている[1]。
本作ではED主題歌後にCパートが挿入される。また、次回予告は行われず[2]、解説コーナー「あなたにリアルドライブ!」が放送される。
[編集] 登場人物
- 波留真理(はる まさみち)
- 声:森功至
- 本作の主人公で、元フリーダイバーの老人。1980年4月1日生まれ。
- 2012年に行った観測実験中に『海が燃える』現象に巻き込まれ、その影響で50年近くもの間意識を失っていた。電脳化しているがリアルでは81歳の老人であるため車椅子での生活をしており、ミナモやホロンの介助が必要。
- 『海が燃える』現象でアイランド全域が停電になった際に、ミナモと共に事件を解決したために電理研の特殊調査員として働くこととなる。メタルへのダイブの際には姿が50年前の物となる。
- 「真理」という名前のせいで女性に間違われることが多い。ミナモ達も本人に会うまでは女性だと思い込んでいた。その影響からサヤカとユキノは今でも波留のことを「ハルマリさん」と呼んでいる。一人称は「僕」。
- 蒼井ミナモ(あおい ミナモ)
- 声:沖佳苗
- 本作のヒロインで15歳の中学生。2045年7月21日生まれ。
- 『海が燃える』現象でアイランド全域が停電になった際に、波留のサポートをしたことから波留のバディとなる。
- バディとして波留の役に立ちたいと強く思っており、その勤めをしっかりと全うしている。好奇心が強く、一旦興味を持ったことには最後まで首を突っ込みたがる傾向がある。不安定な足場をローラーブレードで走り抜けたり、格闘のプログラミングをされたアンドロイドの動きについていくなど、身体能力は高い。ただし、オーストラリア内陸部で育ったため水泳は苦手のようだ。ピーマンが嫌いで、話し方はやや幼い。義体化・電脳化はしていない。サヤカからは「にゃも」と呼ばれている。
- 蒼井ソウタ(あおい ソウタ)
- 声:高橋広樹
- ミナモの兄。2039年2月14日生まれ。名前の漢字表記は「颯太」。
- 電理研のインターンであり、波留の事務所の生活面の管理を担当している。無駄が嫌いな性格で家事全般を得意とする。両親が仕事で不在のことが多いため、実質的にミナモの保護者に近い立場にある。
- 電脳化はしているが義体化はしていない。体術の心得があり、プライベートでは生身の肉体で義体に対抗するスキルを研究している。
- ホロン
- 声:川澄綾子
- 波留の介助および秘書を行う成人女性型アンドロイド。2060年1月25日製。
- 電理研で使用している成人女性型アンドロイドの一つで、同型のものは多数存在するが、ホロンの場合はサポート用にカスタマイズされた別注品である。高い格闘能力を有し、ある程度の心得のあるソウタを負かしたり、趣味(本人は否定)でメタル内での格闘大会に参加するなどしている。
- 場の空気を読まずにデータや分析結果を延々と述べ、ソウタをも辟易させるなど、ロボットらしい一面も持っている。
- 久島永一朗(くしま えいいちろう)
- 声:藤原啓治
- 電理研の統括部長。1978年10月7日生まれ。
- 波留の旧友であり、彼に対し様々なサポートを計らっている。メタリアル・ネットワークの開発者でもある。義体化しているため外見は50年前とほとんど変わっていない。また、書記長の次期候補に名を連ねている。
- 蒼井衛(あおい まもる)
- 声:松山鷹志
- ミナモとソウタの父。電理研管理部技術課長として、部下からも慕われていたが、メタルへの介入に対する措置として行ったシステムダウンの責任をとらされる形で、一研究員に降格される。立場上多忙で家に帰ることが少なく、ミナモと顔を合わせることも少なかった。妻の名はミズホ。
- 神子元サヤカ(みこもと サヤカ)
- 声:渡辺明乃
- ミナモのクラスメイト。ボーイッシュな外見でスポーツ万能。怪談に弱い。
- 伊東ユキノ(いとう ユキノ)
- 声:野中藍
- ミナモのクラスメイト。ぽっちゃりした体型で怪談好き。
- エリカ=パトリシア=タカナミ
- 声:鶴ひろみ
- 人工島の運営機関である評議会の書記長を務める女性。人工島の初代プリンセスでもあり、ソウタと肉体関係を持っている。
- アユム、ユージン
- 声:矢尾一樹、浜田賢二
- 波留の事務所の真上で「ドリームブラザーズ」というダイビングショップを経営する兄弟。電理研と契約を結ぶ専属ダイバーでもある。
[編集] 用語
- メタリアル・ネットワーク
- 今から40年前に久島が開発した電脳空間。人間の記憶や意識を情報化することで様々なことを行うことが出来、リアルとオーバーラップするもう一つの現実でもある。
- 市民の間には「メタル」という欲望を発散するだけの娯楽として定着しているが、メタルの急速な普及や技術の発展が風俗メタルなどの欲望の具現化によるものといっても過言ではない。
- 人工島
- 大部分がメガフロートの海上ハブ都市。2061年の人口は5万人。2012年にアジア連合の出資により建設が開始された。北マリアナ諸島のマニャガハ島をモデルとしている。
- 電子産業理化学研究所
- 通称「電理研」。メタルを構築し運営・管理を行い、メタルで起こる事件の調査をおこなうこともある。
- 『海が燃える』現象
- 波留真理が2012年に遭遇した現象。その名が指すとおり、海水が赤ワインのように真っ赤に染まる。この現象が確認された結果、建設途中であった人工島は全壊し、人工島の完成を30年遅らせることとなった。
- 通信分子
- 人工島におけるメタリアルの環境インフラ整備のために使用されるナノマシン。その名の通り分子レベルの微小なもので、触れるだけで通信が出来るのも通信分子の存在があればこそなせる業といえる。
- 接続バイザー
- 擬似的にメタリアルネットワーク内の情報を、視覚や聴覚を通して利用できる装置。劇中でミナモが授業中に装着しているタイプは宇宙飛行士などが装着しているヘルメットに似た外観で、利用者の感情が絵文字として表示される。
- 義体化
- 肉体を機械的に補完する技術の総称。いわゆるサイボーグ化を意味し、義手・義足の延長線上にあるものとしてこのように呼ばれる。『攻殻機動隊』シリーズと共通の設定だが、本作の時代では機械的な素材を中心とした義体化と、有機的な素材を中心とした義体化の二通りがある。後者の方がより高度かつ高価な技術である。
- アンダーデコイ
- メタリアルにダイブする際、身に着ける安全装置。「デコイ」とは通常「囮」の意。
- ブレインダウン
- メタル利用中に、電脳から意識が消失し昏睡状態に陥る原因不明の症状。単に意識が喪失するブラックアウトとは異なり、メタルより意識をサルベージする以外対処法はない。波留はブレインダウンの第一認定者である。
- 託体
- ダイブ中の安全保障のためにメタル利用者の身体を預かること。託体を専門に行う業者は『託体屋』と呼ばれ、メタルへの長期ダイブや施設オリジナルのメタルへのダイブのために利用される。現代でいうインターネットカフェのように簡易的な託体機能しか持たない施設も存在する。これも『攻殻機動隊』シリーズと共通の設定。
- 評議会
- 人工島の運営を担当している機関。人工島を建設したアジア連合から出資を受けている。
- 書記長
- 人工島の最高責任者。現在の書記長は5代目にあたる。任期や選考方法などの詳細は不明。
- エイシア
- 人工島で流通している通貨。通貨記号は横棒を一本追加し、ドルと同様の二重線とした「A」。具体的な通貨価値は不明だが、「500,000.0-エイシア」ともなるとかなりの高額らしい。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ中でも同名の通貨が登場する[3] 。
- LMC
- 特殊調査員
- アンティーク・ガル
[編集] スタッフ
- 原作:プロダクション・アイジー/士郎正宗
- 原作協力:クロスロード
- 監督:古橋一浩
- 企画:奥田誠治 (NTV)、平山博志 (VAP)、石川光久 (Production I.G)
- プロデューサー:中谷敏夫 (NTV)、笠原陽介 (NTV)、植田泰生 (VAP)、和田丈嗣 (Production I.G)
- シリーズ構成:藤咲淳一
- キャラクターデザイン:上山徹郎
- フューチャービジュアリスト:竹内敦志
- プロップデザイン:尾崎智美
- フューチャースーパーバイザー:アニリール・セルカン
- 美術設定:成田偉保(KUSANAGI)、杉山晋史(Studio Wyeth)、竹田悠介(Bamboo)
- 美術監督:一色美緒(Studio Wyeth)
- 色彩設計:広瀬いづみ
- 特殊効果:村上正博
- 撮影監督:田中宏侍
- 編集:今井大介(ジェイ・フィルム)
- 音響監督:山田知明(ライズスピリット)
- 音響効果:山谷尚人(サウンドボックス)
- 音楽:平野義久、タニウチヒデキ
- 音楽制作:千石一成、茶ノ前香
- 音楽協力:日本テレビ音楽、バップ
- 協力:株式会社ビーイズム、株式会社ウィルコム、クラッチプレイヤーズ 有村伸一郎
- アシスタントプロデューサー:小林三紀子
- アニメーションプロデューサー:中武哲也
- 制作:Production I.G
- 製作著作:『RD 潜脳調査室』製作委員会(日本テレビ、D.N.ドリームパートナーズ、バップ、Production I.G)
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 『Wanderland』
- 歌 - 9mm Parabellum Bullet
[編集] エンディングテーマ
- 『片膝の汚れ』
- 歌 - LAST ALLIANCE
[編集] サブタイトル
話数 | サブタイトル | 英題 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | ウラシマドライブ | island | 藤咲淳一 | 古橋一浩 | 金子拓 | |
2 | 少女 | impact | 古橋一浩 | 佐々木奈々子 | 浅野恭司 | |
3 | リダイブ | identity | 河野利幸 | 近藤圭一 | ||
4 | 欲望の環礁 | inside | 初見浩一 | 高橋英樹 | ||
5 | スーマラン | item | むとうやすゆき | 矢萩利幸 | 大久保徹 | |
6 | ラブ・レター | if... | 山本秀世 | 井川麗奈 | ||
7 | 手と手で | i am a dog | 後藤みどり | 吉原正行 | 藏本穂高 | 田畑昭 |
8 | ノー・フレンド | ideal | 櫻井圭記 | 佐々木奈々子 | 金子拓 | |
9 | 職 | I/O | 藤咲淳一 | 長沼範裕 | 浅野恭司 | |
10 | 至高の話手 | intelligence | 櫻井圭記 | 吉原正行 | 川面恒介 | |
11 | 純正律 | intent | 川島正弘 | 初見浩一 | 小村方宏治 |
[編集] 放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
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関東広域圏 | 日本テレビ | 2008年4月8日 - | 火曜 24時59分 - 25時29分 | 制作局 |
北海道 | 札幌テレビ | 2008年4月15日 - | 火曜 25時28分 - 25時58分 | 7日遅れ |
中京広域圏 | 中京テレビ | 2008年4月23日 - | 水曜 26時09分 - 26時39分 | 15日遅れ |
日本全域 | ANIMAX | 2008年5月9日 - | 金曜 22時00分 - 22時30分 | 31日遅れ |
福岡県 | 福岡放送 | 2008年5月19日 - | 月曜 25時29分 - 25時59分 | 41日遅れ |
近畿広域圏 | 読売テレビ | 月曜 25時59分 - 26時29分 | 41日遅れ (MONDAY PARK枠内) |
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長野県 | テレビ信州 | 2008年7月19日 - | 土曜 25時55分 - 26時25分 | 3ヶ月遅れ |
日本全域 | GyaO | 2008年4月9日 - | 毎週正午更新 | 1週間無料 |
ShowTime | 2008年4月16日 - | 毎週水曜夕方更新 | 1週間無料 |
[編集] あなたにリアルドライブ!
ミナモ役の沖佳苗がMCを務める本作の解説コーナー。内容についての解説よりは、携帯サイトの告知や関連商品の紹介が多い。
[編集] コミカライズ
[編集] 本編コミカライズ
月刊マガジンZにて2008年6月号から連載開始。作画:宮野桃太郎。
[編集] スピンオフ作品
『直感少女☆ミナモ 〜RD 潜脳調査室〜』というタイトルでモバイルサイトcomic.jpで配信中。1話は無料で配信している。作画:吉川博尉、発行:マッグガーデン。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組
日本テレビ 火曜24:59枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
RD 潜脳調査室
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