ピーマン
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?ピーマン | ||||||||||||||||||||||||
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ピーマン |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Capsicum annuum cv. grossum | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ピーマン、甘唐辛子 | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
bell pepper |
ピーマンはナス科の一年草、およびその果実。学名はCapsicum annuum cv. grossum であり、トウガラシの栽培品種に分類される(cv.は栽培品種を表す)。果肉は種子以外ほとんど空洞である。
日本の店頭で食用として販売されるものは、明治初頭にアメリカから伝わったイスパニア種を品種改良した中型で緑色のものが多い。
緑色は、未成熟の果実のためであり、成熟すると赤色や黄色に変わる。北米では大型の成熟した様々な色のものが流通する。
「ピーマン」の呼称はフランス語でトウガラシを指す piment (発音は「ピマン」と「ピーマン」との中間) が起源と考える説と、スペイン語でトウガラシを指す pimiento (ピミエント)がなまったという説の両方がある。ピーマンを意味するフランス語は poivrons (ポワヴロン)である。
目次 |
[編集] 栽培
ピーマン自体もトウガラシの品種の一つであり、これをさらに改良されたものが栽培されている。
カラーピーマンは特定の品種を成熟するまで成長させた果実。
ピーマンの一種アナスタシアには、赤、緑、黒のものが存在する。
パプリカは肉厚で果実の部屋数が3–4に分かれた綺麗なベル型の品種である。
高温を好み、多湿と乾燥には弱い。
日本では5月頃に植え付けされ7月から10月頃にかけて収穫されるのが一般的である。生産量の日本一は茨城県(2006年)。
[編集] 日本で栽培される品種
- 大型
- カルフォルニアワンダー, ラージベル
- 中型
- 獅子, 京波, ちぐさ
[編集] 食材
種以外の周りの果肉を食する。カラーピーマンの様に、成熟した果肉には甘みがある。未成熟の果肉には、独特の青臭い風味と苦味がある。
苦味成分はアルカロイドの一種。特に子供はこの味を好まないことが多く、ニンジンなどと共に子供が嫌いな食材の筆頭に上げられることも多い。
味覚の敏感な幼少期は、この苦味を大人よりも強く感受する。それゆえ、成長するにつれ食べることができるようになる子供は多い。青臭さは火を加えることにより軽減される。
ビタミンAとビタミンCを多く含むため、夏バテの防止などに効果が高い。ビタミン成分は緑色のときよりも熟して赤や黄色になったときの方が増加する。
また、フラボノイドが含まれており、これがビタミンCの熱による破壊を軽減していると考えられている。このため、レモンよりも遥かに多くのビタミンCの摂取が可能である。
家庭で保存するときには、密閉を避けて7–8°C程度の場所に置くのがよい。それよりも低温の場所に長時間置くといわゆる低温障害を起こし、果肉の張りが失われる。
日本の一般家庭で広く普及したのは、第二次世界大戦後の1950年代以降である。
代表的な料理
- チンジャオロース
- 生のまま刻んでサラダとして食べる
- 網などで焼いたり
- フライパンで炒めた後、砂糖醤油に付けて食べる
- 野菜炒めに入れる
- スープなどに入れて煮込む
- 衣をつけて揚げたり
- みじん切りにしてチャーハンに入れる
- 酢に漬けてピクルスにする
- ファルス: 空洞部分に挽き肉などを詰めて焼いたり煮たりする
[編集] 芸術
- 『ごめんねピーマン』
- ピーマンが嫌いな子供を主人公にした童謡。
- 『おかあさんといっしょ』で使われているタンゴ調の楽曲。作詞:井出隆夫、作曲:越部信義。