ひぐらしのなく頃に祭
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ひぐらしのなく頃に祭 | |
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ジャンル | サスペンスアドベンチャー |
ゲーム | |
ゲームジャンル | サスペンスアドベンチャーノベル |
対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | フロンティアワークス アルケミスト (原作:07th Expansion) |
発売元 | デジタル・ゲイン(現:加賀クリエイト) |
キャラクターデザイン | rato |
メディア | DVD-ROM 1枚 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2007年2月22日 2007年12月20日(カケラ遊び) |
販売価格 | 限定版:9,975円(税込) 通常版:7,329円(税込) カケラ遊び:7,329円(税込) カケラ遊び・アペンド版:4,179円(税込) |
売上本数 | 14万397本(2007年9月14日時点) |
レイティング | CERO:D 17才以上対象 |
インタフェース | デュアルショック2対応 |
コンテンツアイコン | 暴力 |
キャラクター名設定 | 不可 |
セーブファイル容量 | 106KB |
キャラクターボイス | フルボイス (限定版・通常版:主人公は後半パートのみ) |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | あり |
オートモード | あり |
その他 | 限定版:#初回限定版を参照 カケラ遊び・アペンド版は初回起動時に 『ひぐらしのなく頃に祭』が必要 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『ひぐらしのなく頃に祭』(ひぐらしのなくころに まつり)は、同人サークル・07th Expansionが製作した同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』を原作とするプレイステーション2用サウンドノベル。2007年2月22日にアルケミスト/デジタル・ゲイン(現:加賀クリエイト)より発売された。
同年12月20日には、ユーザーからの要望を取り入れて大幅にリファインされた『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び』及び既存ユーザー向けの『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び・アペンド版』が発売された。
タイトルは『ひぐらしのなく頃に祭』と「な」及び「祭」を赤文字で表記する。
原作者は竜騎士07。新規シナリオも含め、竜騎士07が監修した(実際に執筆したのは叶希一)。
目次 |
[編集] 概要
2005年に同人ゲーム初の家庭用ゲーム機(発表の時点では機種未定)への移植が発表された際、史上初の試みとして注目を集めた。
しかし、移植先の機種が(2006年8月に)PS2に決定するまで長らく「機種未定」の状態が続き、その間に同人ゲームを原作とする『花帰葬』(プロトタイプ)・『MELTY BLOOD Act Cadenza』(エコールソフトウェア)が相次いで発売されたため、移植発表は先んじていたにも関わらず正式な「第1号作品」にはなれなかった。
当初の発売予定から大幅に延期された理由については作品の性質上、暴力・ホラー表現が多くコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)が2006年に新設した「Z 18才以上のみ対象」の区分に指定される恐れがあったからではないかと噂されていたが、後に公式サイトで「作品全体の倫理調整に時間がかかっているため」と説明された。
結局、2007年1月に「D 17才以上対象」(コンテンツアイコン/暴力)と発表され、18才未満販売禁止(及び、禁止と連動する一部自治体の青少年保護育成条例に基づく有害図書指定)は回避されている。恐らく、先述の倫理調整により「Z」区分に指定されるのを避け、1段階低い「D」区分の範囲で許容される限界まで持ち込むために、時間がかかったものと思われる。血の色が赤から青になっている他、残酷と思われる箇所の演出が変更されている。
キャラクターデザインは原作とは大幅に変更されているが、これは竜騎士07のデフォルメされた立ち絵が非常に癖が強く、万人受けしづらいと思われる事や、手の中指と薬指の境目が省略されたオリジナルのデザインに倫理的な問題があるからとされている(→「四つ」を参照)。シナリオについても選択肢をつけた都合上、一部変更がある。
[編集] 発売予定の変遷
当初の発売予定は2006年12月21日であったが一旦、発売日未定(「今冬」発売予定)となった後、2007年1月28日開催のイベント「ひぐらしのなく頃に祭×祭」[1]において正式な発売日が2007年2月22日と発表された。
[編集] 発売後
読者が選ぶエンターブレイン広告大賞2007にて、週刊ファミ通部門で銅賞[2]を受賞した。
[編集] スタッフ
- 原作:竜騎士07
- キャラクターデザイン:rato(キャラクター原案:竜騎士07)
- BGM:5zizz
- 主題歌・エンディング曲プロデュース:志倉千代丸
- 開発:フロンティアワークス/アルケミスト
- 発売:デジタル・ゲイン(現:加賀クリエイト)
- オープニングムービー製作:RMG
- 背景デザイン:メディア・ビジョン
[編集] 主題歌
- OPテーマ:嘆きノ森
- 『罪滅し編』EDテーマ:escape
- 『澪尽し編』OPテーマ:コンプレックス・イマージュ
- 『澪尽し編』EDテーマ:Friend
[編集] 登場人物
[編集] シナリオ
原作(Windows版)が各編とも基本的に選択肢の無い一本道のストーリーであるのに対し、本作ではオーソドックスなアドベンチャーゲームの形式を採用しており、序盤にプレイヤーが選択した行動によって中盤以降に10通りの展開へシナリオが分岐する。 これは原作のシナリオがすべて同時間軸上にあるので、一本のソフトにまとめる為にアレンジをされたためである。
中盤以降に分岐するシナリオは以下の通り。新シナリオ以外の7編は原作とほぼ同じであるため、各編の項目も参照。
[編集] 盥回し編
“たらいまわしへん”。
- 本作の新規書き下ろしシナリオの一編。最初からプレイ可能。綿流し祭の後に発生した殺人事件の捜査で、興宮署の刑事・大石は圭一を含む部活メンバー達が何か事情を知っていると見てか村の至る所で執拗に聞き込みを始める。しかし、圭一以外のメンバーは捜査に協力する気は無く、誰に尋ねても圭一に聞けと繰り返すばかりで…。
[編集] 鬼隠し編
“おにかくしへん”。
[編集] 綿流し編
“わたながしへん”。
[編集] 祟殺し編
“たたりごろしへん”。
[編集] 暇潰し編
“ひまつぶしへん”。
[編集] 目明し編
“めあかしへん”。
[編集] 憑落し編
“つきおとしへん”。本作の新規書き下ろしシナリオの一編。前半の展開は祟殺し編とほぼ同じだが、圭一が沙都子の叔父・鉄平に正面から勝負を挑む場面を境に大きく異なる展開を見せる。
- 沙都子への虐待をやめさせるべく正面から鉄平に挑むが、軽くあしらわれて己の無力さを痛感した圭一。そんな折、1年前に沙都子の兄・悟史が失踪したのは鉄平と何者かに殺された叔母の仕打ちが原因だと考えている詩音は、激情にかられて最も手っ取り早い「手段」を口にしてしまう。そこにレナも加わり、理由は違えど意気投合した圭一・レナ・詩音の3人はその「手段」を実行に移そうとするのだが…。
[編集] 罪滅し編
“つみほろぼしへん”。
[編集] 皆殺し編
“みなごろしへん”。
[編集] 澪尽し編
“みおつくしへん”。本作の新規書き下ろしシナリオの一編。「祭囃し編」とは少し異なる形の完結編として描かれている。発売前の情報から園崎魅音が話の中心人物と推測され、章題は「“みおんつくしへん”」の語呂合わせが由来ではないか、とも言われていた(実際は梨花と圭一の二人が中心)。
- その行動力で日増し村中に広まっていく圭一の評判。ある日、圭一は魅音から委員長の座を継承される。その後もなお村の生活を楽しむ圭一達だったが、各部活メンバーに次々と試練が訪れる。果たして、彼らはこの試練を乗り越える事が出来るのだろうか…。
[編集] 初回限定版
初回限定版「お持ち帰りぃ~セット」には以下の特典が同梱される。
- 外伝「羞晒し編」(ブックレット・70ページ)
- サウンドトラック(CD2枚組)
- 特製ポストカード(12枚)
[編集] 羞晒し編
“はじさらしへん”。新規書き下ろしの短編小説。のちにドラマCD化された。
[編集] カケラ遊び
2007年12月20日にユーザーからの要望を取り入れて大幅にリファインされた『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び』及び『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び・アペンド版』が発売された。主な改良点として
- テキスト表示の修正(フォントの変更、キャラクター名の表示)
- TIPSの音声再生対応
- シーンジャンプ機能の追加
- フローチャートの改良
- 前原圭一のフルボイス化
- 「お疲れ様会」の追加
- 「目明し編」エンディング曲を「you」に変更
があり、既に『ひぐらしのなく頃に祭』を所有するユーザーは、『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び・アペンド版』を追加購入し、初回起動時に前作DISCを認識させる事により、『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び』と同等の機能が提供される[1]。
[編集] お疲れ様会
特定のシナリオの終了後にフローチャートのシーンジャンプから入ることができるシナリオ。本編に出てきたキャラたちが、解決編を見ていない設定で事件を推理するという内容である。「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」は、本編の出題編にあったお疲れ様会を、コンシューマ版にあわせて修正されたものとなり、書下ろしとなったのは「盥回し編」「澪尽し編」となる。なお、「暇潰し編」のお疲れ様会ではナレーションとして声優の小林清志が出ている。
[編集] 関連書籍
- ひぐらしのなく頃に祭 オフィシャルガイドブック(エンターブレイン)
- 2007年4月14日初版発行 ISBN 9784757734918
- 叶希一の短編「言祝し編(ことほぐしへん)」、外海良基の描き下ろし漫画(4ページ)収録。
- ひぐらしのなく頃に祭 公式コンプリートガイド(角川書店)
- 2007年5月31日初版発行 ISBN 9784047072374
- 叶希一の短編「為崩し編(なしくずしへん)」収録。
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
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本編 | (ひぐらしのなく頃に)‥鬼隠し編 - 綿流し編 - 祟殺し編 - 暇潰し編 (ひぐらしのなく頃に解)‥目明し編 - 罪滅し編 - 皆殺し編 - 祭囃し編 (その他)‥ひぐらしのなく頃に礼 - ひぐらしのなく頃に祭 (映像作品)‥アニメ (ひぐらしのなく頃に未公開シーン集)‥蔵出し編 |
外伝 | (短編小説)猫殺し編 (漫画)鬼曝し編 - 宵越し編 - 現壊し編 |
関連作品 | (ゲーム)デイブレイク / 改 / ポータブル - Tactics - 携帯アプリ (文学賞・アンソロジー)大賞 / 語咄し編 (Webラジオ)猿回し編 - 皿回し編 - 皆回し編 |
登場人物 | 前原圭一 - 竜宮レナ - 園崎魅音 - 北条沙都子 - 古手梨花 - 園崎詩音 - 羽入 |
用語 | 雛見沢村 - 鹿骨市 |
音楽 | (原作)解サントラ (イメージアルバム)Thanks/you - かけらむすび - こころむすび - yours (アニメ)サントラ - ひぐらしのなく頃に - why, or why not - 奈落の花 - 対象a (映画) WHEEL OF FORTUNE(運命の輪)/ディオラマ |
製作 | 竜騎士07 - 07th Expansion |