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なるたる - Wikipedia

なるたる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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なるたる』は、鬼頭莫宏による漫画、及びそれを原作としたテレビアニメ。「月刊アフタヌーン」(講談社)1998年5月号から2003年12月号に連載された。単行本は全12巻で発刊されたものの絶版となり、終わり近くの巻などはオークションで高額になる場合がある。2007年にオンデマンド出版のコミックパーク(受注生産の紙媒体)やYahoo!コミックなどの電子配信で復刊された。また、作者の公式サイトにおいて再販が決定したことが告知された。

英語圏でのタイトルは「shadow star」、アジア圏でのタイトルは「星星公主」である。

なお、タイトルは「骸なる星 珠たる子(むくろなるほし たまたるこ)」の意味。

目次

[編集] 作品解説

オムニバス形式で描かれた冒険活劇である。主人公の動機や敵組織との対立構図などは分かりやすい物だが、物語中盤以降では様々な人物の動機や心情を話の主題として描かれている事も多い。それらに伴った周囲の変化がもたらす様々な事象によって主人公は世界の命運を担っていく。セカイ系作品として挙げられる事が多い。

緻密な設定とメカ描写、また後述する様々な竜の子や竜骸、成竜のデザイン等は定評があり、またそれらを目的として物語を追っていた読者もその結末には様々な解釈を生み出す物であった事から、先のセカイ系作品のうち破滅的な終末を描いた作品の筆頭として名高い『新世紀エヴァンゲリオン』や『最終兵器彼女』等と比較される事が多い。

作者によると、一話の時点で8割は流れが決定していて、ラストの展開も当初からあったという。本作では、残酷な描写が多く見られるが、これは意識的ではなく、病んでいた当時の作者の精神状態が反映されたのかもしれないと語っている。

[編集] 作品のテーマ

キャッチコピーは「未来に贈るメルヘン」、アニメ化に際しては「夢はでっかく地球サイズ」というものである。鬼頭氏の描く華奢なシルエットを持つ子供達、特に主人公であるシイナを初めとする少女達の活躍や心情、そしてそれらの死に至る描写も過剰に描かれたメルヘン、ひいては童話である。しかし表紙絵等に見られるファンシーな雰囲気は後になるにつれて姿を見せなくなり、生と性に対する作者のエゴとも取れる描写も多分に見受けられるようになる。また性の陰湿さや暴力性、単純な快楽としての面を描く一方、生を授ける為の営み、愛情の確認行為としても描かれる等、「性=生」という図式を、死と合わせて描いている。それについての意図は、12巻での作者の巻末カバーのコメントに見ることが出来る。

[編集] あらすじ

小学6年生の玉依シイナは小学校最後の夏休みに祖父母の住む島に行き、海でおぼれかけて、星の形をした変わった生き物『ホシ丸』に助けられ出会う。ホシ丸は少年少女の意識とリンクし、変幻自在の能力を発揮する「竜の子」の一体であった。他の「竜の子」の持ち主(リンク者)との出会いのエピソードを挟みながら、シイナは「竜の子」を用いて世界をリセットしようとするリンク者たちの一派との戦いに巻き込まれて行く。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


[編集] 登場人物

[編集] 主人公近辺の人物

玉依シイナ(たまい しいな) 竜の子:(原作終盤で明かされる)
本作品の主人公にしてヒロイン。小学6年生の少女。スポーツチャンバラの教室に通っている、料理が得意な明るい少女。大事な物ははらまきとペキンナベ。本人曰く「どんな料理もこれ一個」で作れるらしい。
父親と二人暮らしで、母親とは別居中。なお、本名は漢字表記の「秕」であるが、母親(後述の玉依美園)との確執と、本来よくない意味を持つ言葉であるという理由から、自分の名前を書く際にはカナ表記(「シイナ」)にしている。
田舎である祖父、祖母の住む島に里帰りした際に竜の子「ホシ丸」と出会い、数々の出会いを経験し、様々な思惑と出来事に巻き込まれていく。
他の「竜の子」の持ち主とは違い、ホシ丸とリンクできない。その理由は原作終盤にて明かされる。
物語中盤から中学生に進学し、同時に髪型もショートカットに変更する。
アフタヌーン誌上で行われた人気投票で、応募総数111票の内30票の得票数を得て1位になった。

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佐倉明(さくら あきら) 竜の子:エン・ソフ
中学2年生の少女。シイナとはスポーツチャンバラ教室の体験入学の際に出会った。
同級生とソリが合わず、不登校に陥っている。対人恐怖症で、人と接するのが苦手。両親は食事屋むつを営んでいる。自身もエン・ソフと呼ぶ竜の子の交信者であったことから、シイナと共に多くの出会いを経験する事になる。

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玉依俊二(たまい しゅんじ)
シイナの父親。元木航空にて運輸等のセスナを使った業務をこなす良き父親。
操縦センスは一流で、元は航空自衛隊に所属していた。よって人脈の広さも相当なもので、テストパイロットや模擬演習に指名されることもしばしば。後に元木航空に納入されたSu-27 フランカーのパイロットとして活躍する。

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鶴丸丈夫(つるまる たけお) 竜の子:(原作終盤で明かされる)
シイナが田舎の島から帰路につく際、セスナに同乗していた青年。竜の子についてもいろいろ認知している。
異常な性欲の持ち主で、数々の女性との間に子供を多く作ってきた。しかし面倒見のいい人間で、シイナを見守る数少ない人物でもある。便利屋に近い事で生計を立てている。

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古賀のり夫(こが のりお) 竜の子:ヴァギナデンタータ
鶴丸と共にセスナに同乗していた人物。造形が生業で、様々な人形や竜の子に似た模型を作り上げており、個展も幾度か開いている。女性的な容姿・服装だが男性である。竜の子ヴァギナデンタータで鶴丸を様々な形でサポートしている。竜の子の名前「ヴァギナデンタータ」はラテン語で「歯のある膣」の意味である。これは精神医学用語でもあり、命名については様々な解釈の余地がある。
毒舌家で人見知りが激しいが、鶴丸とは常に行動を共にし、あけすけに接している。鶴丸に対しては同性でありながら恋愛感情とそれを実現出来ない故に生ずるコンプレックスを抱いている。

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貝塚ひろ子/ひろこ(かいづか ひろこ)
シイナのクラスメイトで親友。3つ編みが特徴的な女の子。シイナの作るご飯が大好き。

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玉依美園(たまい みその)
別居中のシイナの母親で名づけ親。シイナに対し母親とは思えぬ冷たい態度を取っている。当のシイナ自身とも折り合いが悪い。臨時軍用気球研究会議という国家機関の科学者を勤めている。

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[編集] 黒の子供会

須藤直角(すどう なおずみ) 竜の子:無名(涅 見子は「トリックスター」と呼んでいる)
竜の子を保持する交信者達を束ね、独自の考えに沿って動く謎の組織黒の子供会の頭目。
性欲どころか食欲すら切り捨て、どこか悟ったような雰囲気を持っている。自分の意思を表に出さない乾いた人間で、人の命を奪うことにも全く容赦がないが、竜の子を使用することは他の黒の子供会のメンバーと比べて少ない。
小森朋典(こもり とものり) 竜の子:プッシュ・ダガー
黒の子供会の一員。佐倉明を気に入り、自身の考えとナイフを託すも、ホシ丸とエン・ソフと戦闘になり、ホシ丸から廃材の一撃(アニメではプッシュ・ダガーもどき)を食らい重傷を負う。

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小沢さとみ(おざわ さとみ) 竜の子:アマポーラ
黒の子供会の一員。何者にも屈しない強く気高い心を持つ反面、人を殺す事に強い憧れを抱く少女。変人揃いの黒の子供会のなかでは、比較的まともな思考の持ち主である。
家柄と成績、さらにはプロポーションすら求められるお嬢様学園である万朶学園高等部の百合組に在籍している。

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高野文吾(たかの ぶんご)竜の子:ハイヌウェレ
黒の子供会の一員。メカフェチでミリタリーマニア。竜の子の力を使い、拳銃から重火器まで幅広く作成していた。思いやりがある反面、いかな指示も任務と割り切り的確にこなす冷酷さも併せ持つ。
涅見子(くり まみこ) 竜の子:シェオル
黒の子供会の一員。竜の子シェオルを保持する、ひどく浮世離れした少女。シェオルという立派な竜の子とリンクしているが、シェオルを表す事はなく能力も使わない。
家では常に裸でおり、外出時にも下着を着用せず、常に何かに向けて対話している。そんな彼女の目的とシェオルについては一切が謎である。彼女の謎が明らかにされるとき、この物語、ひいては星とについての謎も明らかになる。

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[編集] その他

ロバート・フランクリン 竜の子:タラスク
アメリカ人。進行形の神経疾患を患っている。延命治療のために在日米軍の病院に預けられていたが、実は竜の子とリンクしたことからリンク者のサンプルとして政府に命を長らえさせられていた。その後事実を知った母・ジェーンと共に日本へ逃げてきたが、ジェーンが事故を起こした後タラスクと共に逃げ出してしまう。
ジェーン・フランクリン
ロバートの母でアメリカ国防情報調査庁分析技術員。難病を患うロバートに高度な治療を受けさせるために彼を米軍の病院に預けるが、政府がロバートを竜の子のリンク者であったためサンプルとして生かしていると知って息子を連れて日本に逃亡してきた。だが日本についた直後、ひき逃げ事故を起こしてしまう。
福山京児(ふくやま きょうじ) 竜の子:ホウキ
シイナと偶然出会い、竜の秘密を教えることになる。友人を助けるために奔走していたが、竜の子に魂を渡し自身が竜となる。竜の子を念土と呼んでいた。
宮子巽(みやこ たつみ)
国家機関「臨時軍用気球研究会議」副局長。交信者が人間である竜の子の軍事利用(通称日乃レポート)を画策し、秘書である佐藤明希と共に様々な場所で暗躍する。黒縁眼鏡が特徴的な野心家。

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佐藤明希(さとう あき)
臨時軍用気球研究会議の秘書。宮子巽の右腕として、仕事を的確にこなす大人の女性。
玉依実生(たまい みしょう)

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[編集] 設定関連

[編集] 竜の存在

[編集] 竜の子

竜骸とも呼ばれる、本作品でのキーファクター。ホシ丸やエン・ソフ、トリックスターといった星型のものから、ハイヌウェレのような人形をイメージしたもの、アマポーラのような不定形等様々である。それは母たる地球から生み出された星の記憶と言われ、有した能力も重力下において自由に空を飛び、自身に取り込んだ物体の分子配列をコピーすることによりその物体を生み出す事が可能な不死の存在。戦闘するに当たっては、基本的には武器などを生み出して攻撃するが、鬼やプッシュ・ダガーのように直接打撃を行うものも存在する。

一部を除き、心身未発達の人間と交信(チャネリング、またはリンク)することで交信先の人間の意のままに操ることが出来るようになる。なぜこれらの力を持ちながらそのような行為に及ぶのかは本編の見所であり、後述する成竜にも関わってくる事柄である。

また、ホシ丸、エン・ソフ、トリックスター等、星形をした竜の子が多く登場するが高野が4巻にてホシ丸を「未発達の竜の子」と称していたり、5巻にて京児の竜の子が最初は星形をしていたりとすることから、全ての竜の子の基本形は星形なのではないかと思われる。

[編集] 竜の子一覧

ホシ丸
シイナが祖父母の島の海底で出会った星形の竜の子。その後は鞄の振りをしてシイナをサポートする。ほかの竜の子と異なり、感覚の共有などができないような性質があるように描かれる(この謎は物語終盤で解決される。詳細は上記「登場人物」を参照)。装備は金属棒が主で、かなり貧弱。アニメ版では金属棒の代わりに、小森朋典の竜の子、プッシュ・ダガーの形をした塊を生成して武器としている。
エン・ソフ
佐倉明の竜の子。ヘブライ語で「万物の始原」。明自体が竜の子を利用することを嫌うことから殆ど出番が無く終わった。
ヴァギナデンタータ
のり夫の竜の子。かなり大型の竜の子。鶴丸にはよく「オグル」と呼ばれるが、毎回のり夫が訂正している。
鬼のような姿をした竜の子。物語に登場する竜の子の中では何故か飛行をせず、武器を使わずに攻撃する。
トリックスター
須藤直角の竜の子(直角は名前をつけていないが)。ホシ丸、エン・ソフ同様に星形の竜の子だがマシンガン等の武器を使う。
プッシュ・ダガー
小森朋典の竜の子。イカのような、ナイフのような形状をしており、自身そのものを武器として攻撃する。
アマポーラ
小沢さとみの竜の子。花のような形状をしているが、後に人型へと姿を変える(最終巻では元に戻る)。高野の影響を受けてか、ハンドガンからマシンガン等様々な武装を持つだけでなく、毒ガスまで使いこなす。
ハイヌウェレ
高野文吾の竜の子。髪の毛のような翼、翼のような巨大な腕を持つ天使の形状をした竜の子で、高野自身が兵器にかなり詳しいために数多くの武装を持つ。3種類のガトリング砲や、自在に弾頭を使い分けるミサイルランチャーで自衛隊を壊滅させ、本木航空の機体を合計4機、死者2名を出している、シイナにとっては因縁深い相手。
タラスク
ロバート・フランクリンの竜の子。ドラゴンのような形状。アメリカ軍によって管理されていたが街中へ逃げ出す。武器は使わず羽や足のみで軍の車やヘリコプターを破壊した。母親のジェーン・フランクリン曰く、ロバートの強いものへの憧れから生まれたドラゴンのハリボテ。
ホウキ
江角ジュンの竜の子。ホウキのような形状しており、リンク者は魔女のようなスタイルで飛行する。最初のころはホシ丸のような星形であった。エピソード最後に、魂を取り込み成竜になる。
シェオル
涅見子の竜の子。姿形は一切不明だが、原作では保持者の意思に従い地中を通して移動させたり、何もない場所に物体(弾力性のある壁など)を作り出すことができる。詳細は上記「登場人物」を参照。

[編集] 成竜

先の竜の子がであるのに対して、成竜と区分されるこれらの竜は、太古から人間達に想像上の生物として、伝記や童謡で西洋では「ドラゴン」、東洋では主に「龍」と語られてきた物に他ならない。星の記憶である「竜の子」や「竜骸」は力を保持した容器に過ぎず、これらが成竜を迎えるには交信した生物の魂を己の体の内に入れる必要がある。生物の魂を己に迎え入れて初めて成竜と呼ばれる。体長も様々だが10メートル程に成長し、強大な力も有するが、大部分は地球の様々な場所で眠りについている。

また、成竜は己の内にある星の意思とは他に、元の交信者の姿を象った乙姫の意思を主に行動する。

[編集] 乙姫

成竜に魂を移す以前の竜の子の交信者そのものの姿をしている。偶然にも成竜を見る事がかなったとしても、人の前には決して姿を現す事のない生前の交信者の魂の依り代。その姿は白く、幾本もの朱色のラインが幾何学的に、まるでボディペインティングのように描かれている。言葉を交わす事はないが、生前の記憶を元に行動する節も多々見受けられる。


以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] サブタイトルリスト

  • 第1巻
    • 第1話 それは星のカタチ
    • 第2話 虚空の姫
    • 第3話 カミソリの向かうところ
    • 第4話 災いは光の内
    • 第5話 黒の1号
  • 第2巻
    • 第6話 ナイフの向かうところ
    • 第7話 柱に血を捧げて
    • 第8話 夢魔の夜
    • 第9話 鳩首その1・黒の子供会
    • 第10話 鳩首その2・臨時軍用気球研究会議
    • 第11話 残暑
    • 第12話 1/365の憂鬱
    • 第13話 天使のお遊戯
  • 第3巻
    • 第14話 影は少年の歩幅で
    • 第15話 叫びの重さ
    • 第16話 渾沌の住人
    • 第17話 小森朋典とその家族について
    • 第18話 彼の言葉は真実
    • 第19話 宮子、疾走
    • 第20話 はじめてのおつかい
  • 第4巻
    • 第21話 戦う者に華の芳を そして死ぬ者に
    • 第22話 クーデター完遂せず
    • 第23話 ホモ・デメンスに向けて
  • 第5巻
    • 第24話 足首のないお人形
    • 第25話 忘れ物の贖い
    • 第26話 冷たい玄関
    • 第27話 魚の命、人の命
    • 第28話 今、あなたのためにできること
  • 第6巻
    • 第29話 私の目は被害者の目 私の手は加害者の手
  • 第7巻
    • 第30話 花を包む その心に
    • 第31話 そして、虚言
    • 第32話 古賀のり夫の閨
    • 第33話 その価値
    • 第34話 春
    • 第35話 警告はありふれた事件
    • 第36話 虚飾の花園
    • 第37話 穏やかな同席者
    • 第38話 満ちるコップ
  • 第8巻
    • 第39話 枯れてゆく遺恨
    • 第40話 火神の車
    • 第41話 有限の力
    • 第42話 羊
    • 第43話 それぞれの事情
    • 第44話 家出人 二人
  • 第9巻
    • 第45話 ロシアの母
    • 第46話 日本の子供
    • 第47話 落ちる夢
    • 第48話 黒白
  • 第10巻
    • 第49話 週末の始まり
    • 第50話 蝕む光
  • 第11巻
    • 第51話 袋の中の帰宅
    • 第52話 わたしのからだはひとつのしま
    • 第53話 地下に眠る夏
    • 第54話 呵責
    • 第55話 捜す人、捜される人
    • 第56話 人の還る場所
    • 第57話 そしてくる日
    • 第58話 二人の長い旅の前の 二人の短い旅の前の
    • 第59話 星に魅入られた子
    • 第60話 飛翔するモノ達
    • 第61話 二人で飛ぶ
  • 第12巻
    • 第62話 夏の冬
    • 第63話 13年間の死
    • 第64話 父
    • 第65話 あのやさしい私をよぶ声
    • 第66話 能事終われり
    • 最終話 骸なる星 珠たる子

余談だが、第62話「夏の冬」における本誌掲載分の扉絵で猫耳バンドに猫の手をあしらった手袋を身にまとったシイナが描かれている。これはシイナの声を担当していた真田アサミが代表作であるデ・ジ・キャラットでじこ役で有名な事をパロディ化した可能性が高い。

[編集] アニメ

2003年7月7日から同年9月29日までキッズステーションにて、2004年1月から同年3月までTBSで放映された。全13話。原作全12巻の前半部分に当る6巻までと、7巻の第34話「春」の前半部分のみがアニメ化された。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

  • 原作:鬼頭莫宏
  • 企画:添田弘幸、成澤章、小鷹正敏、梶原進、白根英路
  • 監督:飯野利明
  • シリーズ構成:小中千昭
  • キャラクターデザイン・総作画監督:太田雅彦
  • 竜骸・メカニックデザイン:橋本敬史
  • 美術監督:伊藤聖
  • 撮影監督:土田栄司
  • 音響監督:中川達人
  • 音楽:上田益
  • プロデューサー:笹木理加、尾川匠、山田聡、服部尚、寺田英美
  • 制作プロデューサー:早川均
  • アニメーションプロデューサー:長谷川康雄、児だま智士
  • 制作協力:スタジオ九魔
  • アニメーション制作:プラネット
  • 製作:なるたる製作委員会、キッズステーション

[編集] 主題歌

  • OP「日曜日の太陽」(歌:THE NEUTRAL、作詞・作曲:三木茂、編曲:THE NEUTRAL、中村修司)
  • ED「回路」(歌:biniou、作詞:青木千春、作曲:安岡洋一郎、編曲:biniou&杉内麗音)

[編集] 放送リスト

  1. それは星のカタチ
  2. 災いは光の内
  3. 黒の1号
  4. 影は少年の歩幅で
  5. 天使のお遊戯
  6. 彼の言葉は真実
  7. 戦う者に華の芳を、そして死ぬ者に
  8. 目を閉じるな
  9. 魚の命、人の命
  10. 今、あなたのためにできること
  11. 見えない地平
  12. わたしの目は被害者の目、わたしの手は加害者の手
  13. 未来の子ども達へ贈る

※第8話「目を閉じるな」は原作第21話「戦う者に華の芳を そして死ぬ者に」の後半部分を、そして第13話「未来の子ども達へ贈る」は原作第29話「私の目は被害者の目 私の手は加害者の手」の最終部分と原作第34話「春」の前半部分の内容を含む。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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