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キャプテン翼 - Wikipedia

キャプテン翼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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キャプテン翼』(キャプテンつばさ)は、高橋陽一によるサッカー漫画。もしくはそれを原作にしたテレビアニメ。日本におけるサッカーの知名度や人気を飛躍的に高めた作品とも云われている。略称は「キャプ翼」(きゃぷつば)、「C翼」。

目次

[編集] 概要

サッカーが大好きで「ボールは友達」が信条の主人公・大空翼の活躍を描く成長物語。1981年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載が始まり1988年まで連載。アニメ化もされ世界的大ヒット作となり、日本のサッカー人気に大きく寄与した。Jリーグ発足に伴うサッカー人気により復活し、1994年から1997年まで『キャプテン翼 ワールドユース編』が連載される。その後掲載誌を「週刊ヤングジャンプ」に移し、ワールドカップ日韓大会開催に合わせる形で2001年から2004年まで『キャプテン翼 ROAD TO 2002』が連載され、2005年10月からは『キャプテン翼 GOLDEN-23』が連載中。最初は小学生だった翼たちも今ではプロ選手として各国で活躍している。

2007年11月までに出版された全シリーズの日本国内累計発行部数が、単行本・文庫本合わせて7000万部を突破した[1]。また、国外での累計販売部数は、正式に出版契約を交わしている翻訳本で約1000万部[2]


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


[編集] 登場人物

キャプテン翼の登場人物を参照

[編集] 漫画(本編)

[編集] キャプテン翼

1981年1988年、週刊少年ジャンプ連載、全37巻。

ファンからは「無印」と呼ばれ、以降のキャプテン翼とは分けて考えられている。【小学生編】【中学生編】【ジュニアユース編】からなる。

小学生編
南葛小に転入した天才サッカー少年大空翼が、生涯の師となるロベルト本郷に出会い、少年サッカーの全国大会に出場する。若林、石崎、岬、早苗、日向、若島津、松山、立花兄弟、三杉といった、土台を築くメインキャラはすでにこの時点で登場している。
中学生編
南葛中の三年生になった翼たちが全国大会三連覇を目指す。ストーリー的には翼を物語の中心からやや外し、最強の王者、南葛中をライバル達がいかに攻略するかに重きが置かれ、特に日向小次郎に関しての描写が色濃く、決勝までの読者を引き付ける流れや因縁の対決が注目を呼んだ。
ジュニアユース編
翼を中心に結成された全日本ジュニアユースがフランスでの国際大会に参加、世界の強豪たちと対決する。【中学生編】で戦ったライバル達が一つのチームにまとまり、ある種オールスターの様な盛り上がりを見せた。【小学生編】での人気キャラクターである岬や若林もメインキャラクターとして復活。

[編集] キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース

1993年、週刊少年ジャンプ短期連載、全1巻。

「無印」が終了して、しばらく音沙汰が無かったところに本短期連載が開始し、「キャプテン翼」が久々に復活した事により注目が集まった。全国高校選手権後に、全日本ユースとオランダユースの親善試合が行われるも、1戦、2戦とオランダユースに惨敗。3戦目では翼投入により息を吹き返した全日本ユースが猛反撃に出る。しかし、この試合ではオランダユース真のキャプテン、ブライアン・クライフォートは出場しておらず、その影を「ワールドユース編」への足がかりとしている。元々は独立したエピソードだったが、現在ではワールドユース特別編と位置付けられている。

[編集] キャプテン翼 ワールドユース編

1994年1997年、週刊少年ジャンプ連載、全18巻。

「無印」から3年後が舞台。一足早くブラジルでプロになった翼が帰国し、新たなエース葵新伍を加えた全日本ユースのキャプテンとして再び世界に挑む。物語後半では連載前からの因縁があったオランダユース戦を見開き2ページで試合結果だけを載せて終わらせたり、決勝戦も駆け足気味で描かれたりと急ぎ足での展開となった。エピローグの部分は単行本で大幅に加筆された。

太陽王子 葵の章
翼を目標とし、単身イタリアに渡った新たな主人公葵新伍の活躍を描く。【ジュニアユース編】での強敵だったジノ・ヘルナンデスが再登場し、葵の理解ある良き友人となる。
サッカーサイボーグ サンターナの章
ブラジル全国選手権で翼と、新たなライバルカルロス・サンターナが対決する。感情を無くしたサンターナに対し、翼はサッカーの楽しさを伝える事に苦心する。
アジアユース選手権の章
高校を卒業した岬、日向達サッカー黄金世代が、どのプロチームにも入団せずワールドユース優勝のため全日本ユース一本に絞ることを宣言する。が、若島津の離脱や主力選手の追放、ほかの選手も満身創痍の状況など前途多難な船出を迎えることになる。
ワールドユースの章
開催国であるブルンガ共和国が内戦状態になったことで中止になりかけたワールドユース大会を日本で急遽開催する。【ジュニアユース編】にて対戦したライバルチームも全て登場するが、それらの大半の描写が無く、数少ない描写も新登場チームの引き立て役・やられ役などが中心であった。

[編集] キャプテン翼 ROAD TO 2002

2001年2004年、週刊ヤングジャンプ連載、全15巻。

スペインリーグに移籍した翼、そしてかつての仲間たちもある者はJリーグで、ある者は海外リーグでしのぎを削る。目指すは日本のワールドカップ優勝。Jリーグでは中山雅史を始め、本作を読んで育った選手も登場する。各欧州チームに所属した翼、日向、若林、岬達日本人がチャンピオンズリーグで対決する様を描くはずだったと思われるが、結局リーガ・エスパニョーラエル・クラシコFCバルセロナレアル・マドリード)までで連載が終了。

[編集] キャプテン翼 GOLDEN-23

2005年10月より2008年5月まで週刊ヤングジャンプ連載された。

ワールドカップを見据えた内容となっている。翼たち海外勢を招集せずにマドリッド五輪出場を目指す日本代表、翼のいるバルセロナを柱に執筆している。「ROAD TO 2002」の一週間後からのストーリーとなっている。 今まで目立たなかった黄金世代キャラにもスポットを当て、活躍を描こうとしている。

[編集] 漫画(短編集)

[編集] ボクは岬太郎

1984年、フレッシュジャンプ5月号、6月号に掲載(前後編)。短編集に表題作として収録(のち「無印」文庫版7巻に収録)。

岬太郎が主人公の番外編。南葛小での全国大会制覇後の、転校先での活躍から、父とともにフランスへ旅立つまでが描かれている。また彼の母親、父親違いの妹も登場する。この作品において、試合に出られないチームメイトを気遣い、活躍の場を作ってゴールを決めさせるなど、翼とはまた一味違った岬の心優しい人柄が描かれ、岬人気を押し上げる要因になった。

[編集] キャプテン翼短編集 DREAM FIELD

本編のストーリーとは繋がらない番外編として描かれた短編作品を収録。

1巻
キャプテン翼2000 MILLENNIUM DREAM
2000年、週刊ヤングジャンプ増刊号掲載。
24歳の翼、日向、若林がオーバーエイジ枠でシドニー五輪日本代表に参加する。架空のゲームのストーリーという設定である。
キャプテン翼 ROAD TO 2002 Final Countdown
2002年、週刊ヤングジャンプ増刊号掲載。
日韓W杯に向けての最終テストマッチで、オランダと対戦する日本代表。今まで登場機会に恵まれなかったブライアン・クライフォートが満を持して翼と対決する。
キャプテン翼 GOLDEN DREAM
2004年、週刊ヤングジャンプ34号、35号掲載(前後編)。
FCバルセロナがアジアツアーで来日、長年の名コンビで親友同士だった翼と岬の究極の黄金世代対決を描く。
2巻
キャプテン翼 25th ANNIVERSARY
2005年、週刊ヤングジャンプ短期連載。25周年記念作品。
Jリーグ百年構想の一環により作られた、東京港沖の総合サッカー育成施設と巨大スタジアムを併設したJアイランドと呼ばれる人工島を舞台に行われる全日本対世界選抜戦を描く。世界選抜は「無印」~「ROAD TO 2002」で登場した世界各国の人気プレイヤーの中から、読者投票を元に編成されたオールスターチームである。
キャプテン翼 GOLDEN-23 JAPAN DREAM2006
2006年、週刊ヤングジャンプ増刊号掲載。
ドイツW杯に向けての壮行試合。“サムライブルー”日本代表対“GOLDEN-23”U-23オリンピック日本代表の夢の対決。

[編集] アニメ

[編集] テレビシリーズ

[編集] キャプテン翼(昭和版)

1983年10月13日 - 1986年3月27日、全128話。土田プロダクション制作、テレビ東京系で放送。【小学生編】・【中学生編】。

テレビ東京開局以来のヒットと称され最高視聴率21.2%を記録[1]。テレビ東京のアニメ視聴率記録としては現在も破られていない。

この土田プロ版が火付け役となって、翼ファン同人誌が多く作られコミケの肥大化をもたらした。東映まんがまつりで劇場版が立て続けに公開されたのもこの時期。連載雑誌本来の少年読者層ではなく、学生を中心とする若い女性を取り込んで「キャプ翼ブーム」を盛り上げた。当初、ナレーションは後に売れっ子となる武田広が担当していたが、小学生編の途中で降板し、村山明に交代している。

[編集] スタッフ
  • 原作:高橋陽一
  • チーフディレクター:光延博愛
  • キャラクター設定:岡迫亘弘
  • 美術監督:中野一朗
  • 撮影監督:森下成一
  • 音楽:飛沢宏元
  • 音響監督:山崎宏
  • プロデューサー:江津兵太(テレビ東京)、茂垣弘道、小平正夫
  • 製作:テレビ東京土田プロダクション

[編集] 主題歌
  • 『燃えてヒーロー』
    作詞:吉岡治、作曲:内木弘、編曲:飛沢宏元、歌:沖田浩之小粥よう子
    なお、歌詞に出てくる「チャンバ」という言葉の意味は、諸説あるものの未だ不明である(有名なものに「おばあちゃんの業界用語」説、「ポルトガル語新聞記者」説など)。また、テレビのオープニングでは流れなかった2番の歌詞がハチャメチャな事でも有名。
    映画「少林サッカー」にインスパイアされて製作された香港のTVドラマ「カンフーサッカー」の主題歌としても歌詞を中国語にして使われている。
  • 『冬のライオン』
    作詞:吉岡治、作曲:馬場孝幸、編曲:飛沢宏元、歌:沖田浩之
  • 『翼よ走れ! -キャプテン翼応援歌-』
    作詞・作曲:内木弘、編曲:高見弘、歌:キャプテン翼応援団(あねご他)
  • 『燃えてヒーロー』
    編曲:鷺巣詩郎、歌:竹本孝之
  • 『明日に向かってシュート』
    作詞:吉岡治、作曲:内木弘、編曲:飛沢宏元、歌:小粥よう子

[編集] ネット局
テレビ東京 木曜19:30枠
前番組 番組名 次番組
キャプテン翼(第1シリーズ)
テレビ東京 金曜18時台後半
不明
キャプテン翼(再放送)

[編集] キャプテン翼J

1994年10月21日 - 1995年12月22日、全47話。スタジオコメット制作、フジテレビ系で放送。【小学生編】・【ワールドユース編】。

Jリーグ発足後、いわゆるJリーグブームを追風に制作されたが、初代のようなヒットとはいかなかった。当初、全シリーズをリメイクする予定だったが視聴率が振るわず、【小学生編】終了後に放送時間が平日の夕方に移動になる。このため33話の最後に「―おわり」と表示され、一部ネット局では打ち切りとなり(後述)、34話は総集編「翼の夢 ワールドカップ」を放映後、35話から本来の製作目的であったワールドユース編となり、16歳の葵新伍がイタリアに征くストーリーになる。

38話からは-ワールドユース編-のサブタイトルが追加され、オープニングテーマのイントロのアレンジとバック映像が変更となる。しかしアジア予選でタイユースに勝利し、葵の回想による35話 - 46話の総集編「めざせ!2002年(最終回)」を放映した時点で番組打ち切りとなってしまった。

なお、原作の【中学生編】以降が初登場であるキャラは背景扱いだったり、未登場だったりする。また、【中学生編】以降、翼が呼び捨てにしている大半のキャラは「くん」付けで呼んでいる。

起用声優は翼以外一新されているが、翼も35話の中学3年生以降声変わりの形で声優が代わる。当時有名だった声優が多く声をあてていた。

ハイスクール!奇面組』以来続いたフジテレビ系放映のスタジオコメット制作のアニメ番組は、この作品を最後に終了した。

2006年にスーパービジョン/アートポートから全話収録のDVDソフトが発売。レンタル取扱もされている。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌
CDはポニーキャニオンよりそれぞれ発売。どちらの曲もエンディングはテレビサイズと異なりフェードアウトである。
  • 『Fighting!』
作詞・作曲:FACE FREE(宮路一昭・渡辺学)、編曲:大阪哲也、歌:FACE FREE(渡辺学)
  • 『男だろっ!』
作詞:及川眠子、作曲:高橋一路、編曲:矢賀部竜成、歌:山崎亜弥子

[編集] 放送局
  • 最高視聴率:14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
フジテレビ 金曜19:30~20:00枠(1994年10月 - 1995年9月)
前番組 番組名 次番組
金曜ファミリーランド
(19:30-20:54)
実質的な前番組は木曜19:00の
クイズ!年の差なんて
キャプテン翼J(1-33話)
フジテレビ 金曜17:30枠(1995年10月 - 12月)
ドラゴンボールZ(再放送)
※月曜~金曜 → 月曜~木曜
キャプテン翼J(34-47話)
クマのプー太郎
※水曜19:30枠より移動
実質的な次番組は「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-

[編集] キャプテン翼(平成版)

2001年10月7日 - 2002年10月6日、全52話。グループ・タック制作、テレビ東京系で放送。【小学生編】・【中学生編】・【ジュニアユース編】・【ROAD TO 2002】。

日韓共催になった2002 FIFAワールドカップを見越して製作されたが、かつてのようなヒットとはならず、ストーリーも大幅にカットされ、『翼』の特徴である超人的なサッカーは描かれなかった。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌
    • 最高視聴率:6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
テレビ東京 日曜17:20-17:50枠
前番組 番組名 次番組
キャプテン翼(第2シリーズ)
TXNニュース
(17:20-17:30)
FREEDOM
(17:30-18:00)

[編集] 映画

[編集] 東映まんがまつり上映作品

  • 『キャプテン翼 ヨーロッパ大決戦』 1985年7月13日公開
  • 『キャプテン翼 危うし!全日本Jr.』 1985年12月21日公開
  • 『キャプテン翼 明日に向って走れ!』 1986年3月15日公開
  • 『キャプテン翼 世界大決戦!! Jr.ワールドカップ』 1986年7月12日公開

いずれも【小学生編】から【中学生編】までの時期を舞台としたオリジナルストーリー。TVシリーズの2年目と同時進行のため、TVシリーズの方の作画が粗くなっていった原因でもある。 物語はいずれも翼たち全日本選抜チームが、外国のチームと対決するというもので、登場する外国選手は原作コミックとは名前は同じでも多少設定などが異なる。
『ヨーロッパ大決戦』は小学生の翼たち選抜チームが、ヨーロッパ選抜と対戦する。シュナイダーやピエールは、原作に先だって登場している。このエピソードはTVシリーズ【中学生編】の途中に再度オリジナルストーリーとして登場する。ヨーロッパ選抜とはその後の劇場版作品でも対戦。『世界大決戦!! Jr.ワールドカップ』は原作者が物語を書き下ろした南米選抜が登場する。

公開と同時に、中高生などの若い女性が劇場におしかけ、それまでの東映まんがまつりとはまったく様相が変わった興行となった。

[編集] ジャンプ・スーパー・アニメツアー'95上映作品

  • 『キャプテン翼 最強の敵! オランダユース』 (1994年11月から全国各地で順次公開)

【オランダユース編】が原作。テレビ版の「キャプテン翼J」に先駆けてJ.C.STAFFが制作した。ワールドユース編が舞台であるが、レギュラーキャストは「―J」の小学生編とほぼ同一であり、テーマソングもFACE FREEが担当している為、「―J」の番外編と混同され易い。

1995年にジャンプVIDEO(集英社)からビデオソフトが発売されている。

[編集] OVA

[編集] 新キャプテン翼

1989年7月 - 1990年7月、全13巻。

  • 【ジュニアユース編】。制作・アニメイトフィルム。
    最初の土田プロ版のTVシリーズ終了後、原作の進行を受けて制作された続編。VHSビデオとベータビデオで発売。制作会社は変わったが、作画監督と声優はそのまま引き継がれている。予約特典は声優の顔出しコメントのビデオだった。各地方局ではあるがTV放映もされている。
    2002年にDVDとして、BOXと単品(全4巻)でそれぞれ発売。
  • スタッフ

[編集] その他

  • 『キャプテン翼の消火作戦』(防災アニメ
  • 『キャプテン翼の交通安全』(交通安全アニメ
    最初のTVシリーズ時の制作。作画は当時の土田プロ。

[編集] ゲーム

キャプテン翼 (ゲーム)を参照。

[編集] アニメ版「キャプテン翼」放映国

他多数。正確な数は不明だが、原作者の高橋陽一曰く「サッカーをしている国ではだいたいやっている」とのこと。

[編集] 必殺技

『キャプテン翼』には攻撃、防御を問わず様々な技が登場している。中には現実離れしたものも多数ある。主なものを以下に挙げる。

タイガーショット
日向小次郎の必殺シュート。日向の爆発的なキック力から放たれる。コンクリートの壁を壊し、ゴールポストに当たるとボールが破裂するほどの威力がある。日向はこれをさらに改良してネオ・タイガーショットを編み出した。
雷獣シュート
日向小次郎が編み出したシュート。わざと地面を蹴って足を弓矢のようにしならせ、威力を増大させる。ゴール前で球がホップする。ゴールネットを突き破るなど、普通のキーパーには取れない。
イーグルショット
松山光の必殺シュート。鋭い低空ライナーのシュート。当初は「北国シュート」「荒鷲シュート」などいくつかの名前があったが、日向のタイガーショットにあやかり現在の名前になった。
隼シュート
新田瞬の天性のバネを利して放たれる必殺技。平たく言えば何の変哲もないロングシュートだが、その一級の切れ味から新田自身が自分のニックネームを付け「隼シュート」と名付けた。以降登場する多くの必殺シュートの基本パターン(只のロングシュートがプレイヤーの名前、異名等からあたかも特別な必殺技のような名前を付けられる)となった。
カミソリシュート
早田誠の必殺シュート。右足でければ右方向に鋭く曲がるカーブをかける。「俺のカミソリシュートは2枚刃よ」というセリフの通り、右足で放って逆にカーブをかける逆カミソリシュートもある。カミソリパスにも派生している。
ファイヤーショット
ドイツのカール・ハインツ・シュナイダーの必殺技。若林源三曰く、名前の通り実際に燃えている(ボールとシューズの摩擦熱か、ボールと空気の摩擦熱か、或いはボールとゴールネットの摩擦熱か。何れにしろ焦げ臭い匂いを放っている)。ワールドユース編では「ネオ・ファイヤーショット」にパワーアップしたようだが、本編で描かれる事は無かった。
反動蹴速迅砲
相手のシュートを蹴り返して威力を倍加させる中国の肖俊光の必殺シュート。相手のクリアを蹴り返す「反動蹴」という別バージョンもある。放つ際にボールの球筋がに見える。翼がこのシュートを打ち返した際には鳳凰が見えた。
レヴィンシュート
スウェーデンのステファン・レヴィンの衝撃力を重視したシュート。弾丸のように鋭い回転がかかっており、キャッチは非常に困難。若林源三やドイツのデューター・ミューラーの腕を一度は破壊した。
スカイウイングシュート
大空翼やカルロス・サンターナが放つシュート。ゴールネットを突き破り天空へと飛んでゆくシュート。原理は雷獣シュートと同じ。後にサンターナは後述の「トルネードアロースカイウイングシュート」に、翼は岬とのコンビ技の「閃光雷獣シュート」に昇華させた。
トルネードアロースカイウイングシュート
カルロス・サンターナの放つ「この世で最強のシュート」。アロー、トルネード、スカイウイングの3つのシュートの要素を組み合わされており、シュートを放つ脚を手で持ち弓矢のようにしならせつつ、なおかつ体を回転させて勢いを増し、スカイウイングシュートを放つという、天才サンターナならではの超シュートと言える。若林の渾身のセーブによって防がれるが、彼の両腕を負傷させた。
スカイダイブシュート
大空翼が自ら完成させた。ボールをキープしながら相手プレイヤーを全て抜き去りゴールに飛び込む。凄まじい技量が必要なはずだが、大空翼の師であるロベルト本郷は「味方を信用しない独り善がりな最低のプレイ」と罵倒したが、その試合中にチームメイトに体を押し込んでもらってゴールに入れてもらうという「味方を信用する技」に昇華させた(ただし実際のルールでは両方のバージョン共に、レッドカードを提示される(即時退場処分の)反則である)
ツインシュート
詳細はツインシュートを参照。
スカイラブハリケーン
立花兄弟の代名詞とも言える必殺技。兄弟どちらかが地面に横になり足を上にあげる。そしてもう一人がその足とドッキングして高く跳びセンタリングのボールにあわせる。センタリングの高さに関係なく発進が可能である。立花兄弟はどちらの役割も担うことは出来る。防御に使われる場合や、次藤が発射台になって左右の足から兄弟2人が同時に飛びツインシュートを放つ「スカイラブツイン」というバリエーションもある。
足には相当な負担がかかるため1試合で使える回数は限られている。二人の体の成長に伴いその負担に耐えられなくなり、プロになってからは事実上封印された。
実際のルールではレッドカードを提示される(即時退場処分の)反則技である。
顔面ディフェンス
キャプテン翼の世界の最大のガッツ技。どんなボールもクリアしてしまうが負傷率も高い。超人的な脚力を誇る必殺シュートを何回も止めてきたディフェンス技。主な使用者は石崎了であるが他の選手も使う(葵新伍・大空翼・森崎有三など)。
直角ディフェンス
赤井止也の得意技。葵新伍の直角フェイントを防ぐためのディフェンス。
直角フェイント
葵新伍の得意技。相手を抜く際に自分が先に動いてボールを忘れてしまうという致命的なミスもあった。
オーロラフェイント
スウェーデンのステファン・レヴィンの得意技。素早い動きで相手を幻惑し抜き去る。まるで分身して動いているように見えるフェイント。
パリ・エッフェル攻撃
フランスのエル・シド・ピエールとルイ・ナポレオンとの連携プレイ。相手のゴールをエッフェル塔の頂上に見立て、両サイドのロングパス回しでゴールに迫る。ジュニアユース・日本戦で使った。
ハリネズミドリブル
ドイツのヘルマン・カルツの得意技。低い姿勢で走り、近づく相手を吹っ飛ばす。
サンターナターン
ブラジルのカルロス・サンターナの得意技。相手の前で後ろを向き、素早くボールを相手の頭上に蹴り上げ抜く技。大空翼にこのサンターナターンと、その返し方を真似されてしまう。元オランダ代表デニス・ベルカンプも試合中に使用した。
オーロラカーテン
スウェーデンのステファン・レヴィンの得意技。オーロラフェイントのディフェンス版。素早い動きなのでまるで分身しているように見える。
リバウールターン
バルセロナのリバウールの得意技。

[編集] 「キャプテン翼」のドライブシュート

「ドライブシュート」という名称が世間一般に広く伝わったのは、この作品に寄るところが大きい。

主人公、大空翼が得意とするシュート。強烈な縦回転により、キャッチを試みたゴールキーパーや、シュートブロックに来た巨漢ディフェンダーごとゴールに押し込むほどの威力がある。その他、オーバーヘッドキックと組み合わせた「ドライブオーバーヘッド」や、2人同時にボールを蹴る「ツインドライブシュート」などバリエーションも多彩である。ストーリーが進むにつれ翼以外の一部キャラクターも使用するようになる。

[編集] 「キャプテン翼」での派生、強化版

ドライブパス
原作とテクモ版「II」から「V」に登場。ドライブシュートでパスを行う技。主な使い手は翼。
ドライブオーバーヘッド
原作とテクモ版「II」から「V」に登場。ドライブシュートでオーバーヘッドキックを放つ技。原作ではJrユース編の西ドイツとの試合で翼が決めた決勝ゴールとなり、テクモ版では「II」において、ドライブシュートが通用しないキーパーであるメオンに対抗するために、翼が試合中に思いついて即席で編み出している。主な使い手は翼、マウリシオ(テクモ版「IV」のみ)。
ミラクルドライブシュート
原作とテクモ版「V」に登場。ゴール手前でバウンドさせて弾道を変える技。主な使い手は翼。
フライングドライブシュート
原作にのみ登場。落下する角度を自由自在に変えることができ、どの角度からでもゴールを狙える、まさしく名前の通り「飛翔する」ドライブシュート。主な使い手は翼、三杉、ナトゥレーザ。ナトゥレーザはこれとミラクルドライブシュートを組み合わせ、若林相手にペナルティエリア外からのゴールを奪っている。
フライングドライブパス
原作にのみ登場。フライングドライブシュートでパスを行う技。主な使い手は翼。
スライダーシュート
原作とテクモ版「I」から「V」に登場。ドライブシュートの応用技で、キーパーの手元で急激に曲がり落ちるシュート。主な使い手はピエール、翼。元々はピエールが編み出した技なのだが、ドライブシュートの応用技であるが故に、ドライブシュートの使い手である翼にいとも簡単に真似されてしまった。ちなみにテクモ版では使用出来るのはピエールのみである。
サイクロン
テクモ版「II」から「V」に登場。ドライブシュートの強化版で、かつて伝説のエースストライカーと呼ばれていたジャイロが選手生命を掛けて編み出した「伝説のシュート」。ボールにバックスピンを掛けて真上に蹴り上げ、落下してくるボールにドライブシュートを掛けることで発動し、通常のドライブシュートよりも鋭角に曲がり落ちる。主な使い手は翼、ディアス、ジャイロ。
その威力により足首に凄まじい負担が掛かってしまうため、「III」にてキック力が不十分なままこの技を多用した翼は、足首を負傷した。またボールを一度高く上げなければならないので、その間隙だらけになってしまうという弱点がある。対抗策としてヒールリフトで蹴り上げ不意を突くことで隙を減らしたが、それでもボールが翼の足に着弾するまでの僅かな隙は無くならず、「V」においてクリスマンに破られてしまう。
なおロベルト曰く、ジャイロのオリジナルのサイクロンは誰も真似できるものではなく、上記の原理で発動させるものは翼が編み出した新しいサイクロンであるという。ジャイロのオリジナルのサイクロンは通常のドライブシュートより鋭角に曲がる点は同様だが、どのような原理で発動させるかは明らかにされていない。
ネオサイクロン
テクモ版「III」から「IV」に登場。サイクロンをディアスの前転シュートの要領で、かかとで放つ技。「III」においてサイクロンによって足首に掛かる負担を減らすために翼によって編み出され、「IV」ではディアスが心理面から揺さぶるためにサイクロンと共に真似される事になる。
その大振りな動作は体力を凄まじく消耗するため、トップ下として試合運びをしなければいけない翼が使用するのはプロとして感心できないとピピンに忠告され、後に十分なキック力を得てサイクロンの衝撃に耐えられるようになってからは封印される事になる。主な使い手は翼、ディアス。
バク宙サイクロン
テクモ版「IV」に登場。サイクロンを空中でバク宙しつつドライブオーバーヘッドで放つ技。サイクロンの究極進化系の1つ。主な使い手はディアス。
ブーストサイクロン
テクモ版「V」に登場。サイクロンを放つのに必要なボールの回転を味方の必殺パスで代用し、それをダイレクトでドライブシュートを撃つ事によってサイクロン特有の隙を無くした技。サイクロンの究極進化系の1つ。主な使い手は翼。

[編集] モデルになっている市町村

[編集] 補足事項

  • 作者曰く、1978年FIFAワールドカップをテレビで観戦したことが本作を描くきっかけとなったという。
  • 『キャプテン翼』というタイトルが最初に使われたのは作者の漫画家デビュー作となった読切短編である。この作品の主人公は「翼太郎」であり、連載版の大空翼とは性格なども全く異なっていた。
  • この作品の天才的なサッカーの才能を持ち、屈託することも無く常に前向きで明るい性格の主人公や、スポーツの楽しさ、友情の美しさを全面に押し出した爽やかなスタイルは、あだち充の『タッチ』と並んで、今までのスポ根物を終わらせたと評価されている[3]
  • シュートで選手を吹き飛ばしたり、ゴールネットを突き破ったり果てはコンクリートの壁を打ち抜いたり、ゴールバーよりも高くジャンプするなど、およそ現実とはかけ離れた演出や、様々な必殺シュートなどでも読者を魅了した。ただし、それらの描写の中には反則となるものも多いが、警告や退場処分などが与えられない場合も多い(ボール越しに相手を蹴ったり踏みつける、選手の体を足場にするなど)。
  • アニメにおいては、ドリブルで前進すると地平線の向こうからゴールが見えてくるという更なる独特の演出がある。
  • 【ROAD TO 2002編】以降はプロの世界に入っていくが、権利問題などの関係で実際の選手の名前は使用できないものが多いため、少しもじった名前で使用している。
  • 近年の日本サッカー躍進の影の立役者といわれる。この漫画の影響は日本だけにとどまらず世界中におよんでおり、「キャプ翼」の影響でサッカーを始めたというプロ選手が世界中に数多くいる。ちなみに日本人では中田英寿[1]川口能活[1]、世界的な名選手であるジネディーヌ・ジダン[2]アレッサンドロ・デル・ピエロ[2]などもこの漫画の影響でサッカーを始めたと語っている。
  • 上記の選手以外にも世界的にファンの選手が多く、アンドレア・ピルロアルベルト・ジラルディーノジャンルカ・ザンブロッタ[2]ジェンナーロ・ガットゥーゾ[2]ダビド・トレゼゲフェルナンド・トーレスフランチェスコ・トッティ[2]らが短編集にコメントを寄せ、フィリッポ・インザーギがW杯で来日した際の土産として単行本などを持って帰ったなどの逸話がある。また、翼の移籍したFCバルセロナは作者を招待・入場無料とし[要出典]、ライバルであるレアル・マドリード側が「なぜツバサをうちに入れてくれなかったんだ」との声明[2]を出すなど、世界のサッカーに与える影響も大きい。特にイタリア、スペインでの人気は日本と同じように高い。スペインでは非常に遅い動作のことを「オリベル・イ・ベンジ(キャプテン翼のスペイン版タイトル)のシュートよりも遅い」(アニメ版ではシュートを打ってから長い実況解説が入ることから)と表現することわざまで生まれたという。また、サッカーの試合でなかなかシュートを撃たないことも、「オリベル・イ・ベンジ」と表現する。
  • 主人公の大空翼がCFからMFに転向したことをはじめ、MFがゲームで最も重要なポジションと言う描かれ方だったため、Jリーグや日本代表においてはMF(特にトップ下やボランチ)にタレントが集まり、逆に(DFなど)他のポジションの層が薄くなるなど、現在のサッカーにおいて『中盤のタレントが飽和状態』という状況の原因を作り出したとも言われている[4]。この問題を憂慮した作者の高橋陽一は[5]、1999年からストライカーの少年を主人公とした作品、『-蹴球伝-フィールドの狼 FW陣!』を連載するも短期で打ち切りに会い、結局再度キャプテン翼に戻ってきた。その後週刊少年チャンピオンで『ハングリーハート WILD STRIKER』を連載し、アニメ化されるなど一定の人気を獲得した。
  • アニメでは、観客席の中にオバケのQ太郎がいたことがある。
  • 2006年5月(ワールドカップドイツ大会直前)から、キリンビバレッジの「NUDA」のCMに翼バージョンが登場した。CG等でなく原作調のアニメーションでリフティングを披露している。
  • また2006年11月から、TOYOTAの「翼を開こう」のCMに数秒の静止画で登場。「努力すれば夢はいつか叶う」モデルとして大空翼を採用している。
  • イラクサマーワで活動していた自衛隊が、テロの襲撃にあわないよう友好をアピールする目的で給水車に『キャプテン翼』のイラストを描いた(サマーワ「キャプテン翼」大作戦(外務省ホームページ)。
  • さいたま市大宮公園サッカー場NACK5スタジアム大宮)が当作品の中で行われた「中学生サッカー大会」の会場として取り上げられていたが、2007年の同競技場の座席増築工事完成を記念して、高橋がさいたま市の市政だよりに寄稿した。
  • 無印の連載当時、女性読者を中心に、本作を題材とした同人誌二次創作)がブームになった。しかしその多くはいわゆるやおいで、また一般的なパロディとも違い、高橋の画風を無視した内容が多かった。コミックマーケットなどの同人誌即売会で、一時期大勢力となり、即売会参加者が急増するほどの影響があったという。岩田次夫はこれを見て、むしろ少女漫画の将来の可能性を感じたという(言うまでもなく本作は少年漫画だが、その後も女性が中心になって、少年漫画の同人誌を作る傾向は続いている。後年、本作同様週刊少年ジャンプで連載されアニメ化された「SLAM DUNK」、「テニスの王子様」でも同様のことが起こっている)。

[編集] 脚注

  1. ^ a b c キャプテン翼の「洗脳」(上)、廉価版の漫画キャプテン翼帯より
  2. ^ a b c d e f g キャプテン翼の「洗脳」(中)
  3. ^ 「さらばわが青春の『少年ジャンプ』」(飛鳥新社
  4. ^ ストライカー育成にFWアニメスターを
  5. ^ キャプテン翼の「洗脳」(下)

[編集] 外部リンク


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