孤高の人
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『孤高の人』(ここうのひと)は、新田次郎の小説作品。山と渓谷社の雑誌「山と渓谷」に連載されたものが、1969年に新潮社から出版された。 これを原案として、鍋田吉郎が原作を担当(途中から高野洋に交代)し、坂本眞一が作画する漫画作品が、集英社の「週刊ヤングジャンプ」で連載されている。
目次 |
[編集] 概要
本作は、登山家の加藤文太郎の生涯を題材にとった小説作品である。 漫画版は題名こそ同じものの、小説とは大きく異なった物語が展開されている。
[編集] 小説の問題点
本作はフィクションであるが、実際の登山記録(加藤の遺稿集「単独行」(たんどくこう)など)を元に作られており、登山が行われた場所、日時などにおいて多くのものが実際に行われたものと共通している。しかし、吉田富久(作中では宮村健)の描写が単独行と比較して著しく異なり、吉田氏が登山に誘ったことが原因で加藤が遭難死したかのような誤解を招く恐れのあるものとなっている。
[編集] 小説版
六甲山に登ったことをきっかけに徐々に縦走登山に熱中していく。ロック・クライミングに関しては小説中では批判的な目で見ている。 実在の加藤はロック・クライミングを苦手としていたようだ。 現実、小説、漫画でそれぞれロック・クライミングに対する考え方が異なっている。(漫画版では森文太郎)
- 外山三郎
モデルは加藤の上司の遠山雄三郎。作中でも加藤の上司として登場する。 加藤を登山の世界に引き込む。
- 藤沢久造
モデルはRCCの藤木九三。加藤に、より大きな山へ向かうきっかけを作る。
- 宮村健
モデルは登山家の吉田富久。加藤に憧れて一人で冬の北アルプスに登ったりしている。 小説の問題点にあるように、実際の吉田富久とは大きく異なる人物である。
- 志田虎之助
モデルは好日山荘の島田真之介。登山用品店の店員。加藤に登山に関するアドバイスを与える。
[編集] 漫画版
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[編集] 登場人物
- 森文太郎
- 無気力で、他人に対して心を閉ざしていた少年。最初は半分ヤケだったが、徐々にロッククライミングの世界にはまっていく。彼の過去にはある事件が絡んでいる。
- 宮本
- 森文太郎にロッククライミングをけしかけた。自身も才能を持つクライマーだが森文太郎の存在にあせりを感じていた。クライミング大会を経て、ようやく文太郎をライバルとして認められるようになる。
- 大西
- 横須賀北高校の英語教師。森と宮本を指導する。
- 白井
- 宮本の幼馴染み。宮本とは互いに憎からぬ仲だが、なかなか想いを伝えられないでいる。
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