利用者:ヨッサン
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IP 219.112.198.200からログインユーザーになりました。よろしくです--ヨッサン 2008年5月14日 (水) 13:39 (UTC)
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[編集] ラーメタル人
遊星ラーメタルの住民。外見は地球人と大きく変わらない者がほとんどだが、地球人よりも遥かに長寿で、『1000年女王』漫画版の設定では100年で地球人の1年分、映画版の設定では1000年で1年分しか年をとらない。ただし、地球人である三食ラーメン堂の老夫婦・雪野夫妻はラーメタル人である弥生を赤子の頃から育て、彼女が大人の女性として成長していたことから成人するまでの間は地球人と成長速度は大差ないようだ。映画版の設定によれば、彼らにとって地球で暮らした1000年は地球人にとっての1日程度の感覚しかないとされる。
母星ラーメタルで過ごしているラーメタル人は、その苛酷な環境により1000年のうち999年と9ヶ月は「ベッド」と呼ばれる透明なガラス状の蓋がされた生命維持装置の中で冬眠することを余儀なくされている。長い冬眠の後、母星が太陽に近づく3ヶ月の間だけ活動し、この期間を彼らは「1000年に一度の春」、「つかの間の春」と呼ぶ。なお、TV版では冬眠の期間が800年、活動可能な期間が200年に変更されている。OVA作品『レジェンド』及び『宇宙交響詩-』では、「冬眠」の設定については触れられていない。
映画版では、死期が迫ると急激に老化する現象が見られた。これについて雨森教授は「心が顔に出るのかも」と推察している。映画公開後も続いた漫画版では、それを裏付けるように物語の終盤で弥生の部下である夜森の弁で「ラーメタル人は死期が迫ると心が顔に出る」と語られた。ただし、過去に犯した過ちなどで死期が迫った際に心の醜さが顔に出ても、それを償う行いをすれば先述の夜森のように元の顔のままで死ぬことができる。また優しい心の持ち主の場合、顔が醜くなることはない。TV版や後年のOVA作品では、「死んだ際に心の美醜が顔に出る」という設定はない。
[編集] 実態
漫画版では彼らが眠っている間、事故が起きないように「ベッド」は機械で制御され、そうした機械の管理をラーメタルに連れて来た地球人の子孫に行わせていた。TV及び漫画版においてラーメタル人は自分達が眠っている間、自分の星を支える労働力として地球人を奴隷として働かせるために、1000年周期で地球と接近する度に地球から労働力として地球人を自分の星へと連れ去っていた。ラーメタルより派遣される1000年女王は、TV版ではその労働力となる地球人を自分の星へと連れて来ることが母星から課せられた使命だった。連れて来られた地球人はラーメタル人と違い冬眠しないで働き続けることができるが、彼らに比べて寿命が短いため世代交代が行われ、雨森始がラーメタルで出会った地球人は1000年前に連れて来られた地球人の子孫達であった。彼らは長い年月のうちに独自の言語を使用しており、同じ地球人である始とは言葉が通じなかった。
[編集] 社会・文化
一族を統率し、氏族社会を束ねる存在として女王の存在があり、『1000年女王』ではラーレラ(TV版では主に「聖女王」と呼ばれる)、『レジェンド』、『宇宙交響詩-』では地球から帰還した1000年女王であるプロメシュームが統率していた。
『1000年女王』漫画及び映画版では市民の様子はあまり描かれてはいないが、TV版では地下都市に暮らす市民の様子が弥生の姉・セレンの回想で描かれている。 TV版ではラーメタルの宮殿で生活していた頃の弥生やセレンは古代ギリシア人や古代ローマ人のような服装をしており、そうした服装をした市民の存在も確認できる(26話)。都市は王宮を中心に広がっており、ラーメタル人が暮らす区画と地球人が暮らす区画に別れている。地球人の居住区は王宮から離れたところにあり、ラーメタル人が地球人の区画へ行くことは禁止されている。
TV版では、ラーメタル人には冠婚葬祭の習慣がなく、聖女王の命に背いて地球人の区画に来たセレンは出産や葬儀で多くの地球人が集まり、喜びや悲しみを共有することに感動していた。また、親が直接子供を育てるという習慣もない。藤川桂介による、TV版を基にしたノベライズ本によればラーメタル人には恋愛結婚による結婚式という習慣はないとされているが、漫画版では弥生の恋人であるドクター・ファラが始に対し「弥生との結婚式には出席してもらう」と発言しているため、結婚式は存在する。OVA『宇宙交響詩ー』では、作中のラーメタル人が婚約を発表したり、葬儀を行っているため地球人同様に冠婚葬祭の習慣が存在する。
[編集] メンタリティ
高度な文明や技術を持つ民族であることに誇りを持っており、地球人のことを「サル」と見下す傾向がある。また、TV版では聖女王は彼らをラーメタルにとって「捨て石」くらいにしか思っていなかった。
TV版で弥生は実の母である聖女王に対し、地球人の素晴らしさを説く際に「ラーメタル人にはない愛を持っている」ことを理由として挙げているが、彼らにも恋愛感情や肉親の情といった感情は存在し、セレンと弥生には姉妹愛があり、聖女王は最終回で弥生の死を嘆くなど、愛情表現をしている。作中では地球人が他者の喜びや悲しみを分かち合う姿に先述の通りセレンが感動していたり、他人のために自己犠牲も厭わない始の姿に弥生は地球人の素晴らしさを見出しており、TV版においてはこうした他者を気遣う心などは地球人のほうが優れているように描かれている。