X (漫画)
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『X』(エックス)は、CLAMPによる漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品である。現在は休載中である。
目次 |
[編集] 概要
漫画版は1992年に『月刊ASUKA』(角川書店、現『月刊Asuka』)誌に掲載開始。不定期に連載の中断・再開を経て2008年現在、未完。ラジオ番組『ミッド☆ナイト あすかチャンネル』(TBSラジオファンタジーワールド枠)内で漫画版のキャラクターストーリーを基にしたラジオドラマも制作・放送された。
アニメ版は1996年に劇場版が公開。主題歌に『X JAPAN』の『Forever Love』を使用するなど話題も大きかったが、監督の個性が強く出すぎたため、原作ファンの評判はあまり良くなかった。その後、テレビ放送版が2001年10月からWOWOW(ノンスクランブル放送)で放送されたが、WOWOW放送で視聴者が限られていた事もあってか、あまりヒットせず、また劇場版同様、原作ファンの評判もあまり良くなかった。テレビ放送版は『X 運命の選択』の題名でゲーム化もされている。
漫画版、劇場版とテレビ版では大まかな設定を共有するものの、それぞれが微妙に異なる設定とストーリーをもって展開される。
[編集] あらすじ
東京を舞台に、人類の存続を求める天の龍と、汚染されたそれではなく、自然のあふれる地球に帰したがっている地の龍の戦いを描いている。
この作品の魅力は主な登場人物のほとんどが美少年・美少女であること、東京という親しみやすい場所を劇の舞台に選んだこと、さらに東京の有名なスポットが劇中では意外な形で描かれていることなどである。
また、『東京BABYLON』や『破軍星戦記』、『CLAMP学園探偵団』など、作者のCLAMPが過去に発表した作品で登場した人物がこの劇中にも出演している(=クロスオーバー作品である)こと、一部のキャラクターの名前がCLAMPの知人・飼い猫・仕事関係者などから取られているなど、CLAMPお得意のスターシステム型のエンタテインメントが図られており、昔からCLAMPを知っているものにとっては楽しみがいがある。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 連載休止の原因
この作品では世紀末を題材にしていることから、東京のビル群が倒壊したり、登場人物がバラバラになって死ぬなどショッキングな描写が多い。
漫画情報誌『ぱふ』2004年7月号のインタビューでは、連載休止の原因は阪神淡路大震災や神戸連続児童殺傷事件やその他の猟奇的な事件が起こった事や、それに付随する論争、世相により、4人が予定しているエンディングを載せることが現時点では内容及び描写上難しいと出版社が判断した為という。しかし、4人は結末は必ず書きたいと発言しており、出版社との交渉を継続している(実際、これまでにも内容をめぐって幾度に渡り交渉が持たれて来た)。 しかし、連載が休止された時期は地震や事件から数年経過しており、その時期には新たな作品の連載が始まっている。また他にも休載中の作品があるため、手を広げ過ぎたなどと批判の声も高まっている。
[編集] 登場人物
コミックスカバー折返しでは、各キャラクターがタロットカードの大アルカナにたとえられており、巻数とタロットの数字は対応している。
声優は、劇場版声優/テレビ版声優の順である。なお、ラジオドラマ版は概ね劇場版と同じ声優である。
[編集] 天の龍
「七つの封印」とも呼ばれる。天の龍が残れば、人々は生き延びるが地球は環境破壊などにより蝕まれ続ける。
- 司狼 神威(しろう かむい)
- 声:関智一/鈴村健一
- 天の龍の一人で主人公。高校1年生。母の遺言で沖縄から東京に帰ってくる(神威が小さい頃から父はいない母子家庭)。幼馴染の封真と小鳥を誰よりも大切に思っている。『結界』をまだ創れない。
- 短気で粗暴な性格に見えるが、本当は口下手で優しい少年。綺麗な顔立ちをしていて、体格がやや小柄。戦闘能力は高く強いが、精神的に脆い面を併せ持っている。
- タロットは「魔術師(1)」。
- 『地の龍』の『神威』として目覚めた封真により、目の前で丁の夢見通りに小鳥を惨殺されて、一時廃人状態になるが、昴流により救われる。
- 以降は『七つの封印』として行動し、空汰・嵐・譲刃と共にCLAMP学園内で生活を共にする。
- 有洙川 空汰(ありすがわ そらた)
- 声:山寺宏一/真殿光昭
- 天の龍の一人。高野の秘蔵っ子で、高野山の開祖に匹敵する『力』を持つという。結界は立方体。
- 3歳の時に高野の星見に従い両親から引き離され、高野へ連れてこられた。星見に「愛する女のために命を落とす」と予言され、嵐をその運命の女性と見定め、命を預けると宣言する。
- 社交的な性格で、ムードメーカー的存在。関西弁を話す。天の龍の中で司令塔のような役割を果たすこともある。
- タロットは「戦車(7)」。
- 鬼咒 嵐(きしゅう あらし)
- 声:篠原恵美/柚木涼香
- 天の龍の一人。伊勢の隠し巫女。伊勢の霊力総てをその身に隠す。隠し巫女が袴を着るのは『非常事態』の時のみ。掌からご神体である刀を出す。母親もかつて伊勢神宮の巫女であった。結界は四角錐。
- 道行く人が振り返るほどの美少女。理知的でしっかり者に見えるが、世間知らずでウブなところがある。CLAMP学園に転入する以前は、セーラー服を着ていた。
- 幼くして母と生き別れ、食に困難するまでの生活を送っていた所を、伊勢神社の老婆に拾われた。
- 空汰の想いに戸惑いつつも徐々に惹かれていき、異性としての関係を持つ。
- タロットは「節制(14)」。
- 猫依 護刃(ねこい ゆずりは)
- 声:野上ゆかな/佐久間紅美
- 天の龍の一人。埼玉県秩父市にある三峰神社の孫娘。眷属神『犬鬼』を使役する。地の龍の一人、草薙にそうとは知らず好意を抱く。結界は円柱。
- 天の龍・最年少。前向きで元気があり、美味しい物(特に甘味)が大好き。
- 漫画、及びTVアニメ版では、一度は『犬鬼』を失ったが、諦めずに戦う意志を示すと同時に新たな『犬鬼』が彼女の元に現れた。以前の『犬鬼』は成犬であったのに対し、現在の『犬鬼』は子犬の姿をしている。
- タロットは「力(8)」。
- 皇 昴流(すめらぎ すばる)
- 声:宮崎一成/杉田智和
- 天の龍の一人。陰陽師の最高峰・皇家当主。地の龍、桜塚星史郎を追い求める。初出は『東京BABYLON』。結界は星型。
- かなりの実力者だが、周りとはあまり協力をしたがらない。
- 姉の敵である星史郎との激闘の末、彼を意外な形で倒し、その後唯一星史郎の遺体から回収できた左目を封真から受け取り、桜塚護となる。劇場版では脚本の都合上序盤に星史郎と戦い相討ちで死亡している。
- 原作では星史郎を倒した後守るべきものがなくなり、結界を張れなくなった為天の龍の資格を失い、封真によって星史郎の空席を埋めるべく地の龍のひとりとなった。
- タロットは「吊された男(12)」。
- 夏澄 火煉(かすみ かれん)
- 声:小山茉美/沢海陽子
- 天の龍の一人。火を操る異能者。征一狼に好意を持っている。結界は十字架型。お水系の職業に就いてい る。
- その能力を気味悪がった母親に虐待を受けていた過去を持つ。
- タロットは「正義(11)」。
- 蒼軌 征一狼(あおき せいいちろう)
- 声:田中秀幸/森川智之
- 天の龍の一人。出版社(角川書店)勤務。心優しい『風使い』。妻子持ち。
- タロットは「教皇(5)」。
[編集] 地の龍
「七人の御使い」とも呼ばれる。地の龍が『結界』を総て破壊し尽くせば、人が造った建造物は崩れるが、変革が訪れ地球は生きながらえる。
- 桃生 封真(ものう ふうま)
- 声:(成田剣/諏訪部順一)
- 地の龍の一人。刀隠神社の跡取りで高校2年生。神威の添え星として生まれ、神威が天の龍となることを決めた時に、もう一人の神威として覚醒した。
- 神威として目覚めるまでの封真は、寡黙だが家族思いで優しい青年だった。劇場版では東京タワーでの決戦で神威に首を切られ死亡したが、テレビでは神威の結界によって元の封真に戻った。
- 麒飼 遊人(きがい ゆうと)
- 声:井上和彦/古屋道秋
- 地の龍の一人。区役所に勤める公務員。初出は『破軍星戦記』。ちょっと軽そうな『水使い』。
- 当初はアメリカンクラッカーのような暗器を使用していたが、中盤にて水使いであることを明らかにした。しかし、火煉に言わせれば、『ちょっと派手な水芸』とのことである。
- ※劇場版ではその術を浅黄笙悟に譲ったため、暗器使いという設定である。
- タロットは「悪魔(15)」。
- 八頭司 颯姫(やとうじ さつき)
- 声:三石琴乃/桑島法子
- 地の龍の一人。ハッカー。都庁の地下にある彼女が設計・製作したスーパーコンピュータ・獣(ビースト)と一体化して情報を操る。過去に、秘密結社フリーメーソンで『セフィロト』の研究をしていた。遊人に好意を持つ。
- コンピューターに愛される少女であり、彼女の攻撃は都心に張り巡らされたコードなどを、獣から指示して暴れさせる為、破壊場所に直接は赴かない。
- タロットは「隠者(9)」。
- 志勇 草薙(しゆう くさなぎ)
- 声:中田譲治/相沢正輝
- 地の龍の一人。陸上自衛隊員。草木や動物と話ができる。本作の連載休止までに、地の龍らしい行動(結界や建造物の破壊)は一切見せていない。譲刃以外見えないはずの犬鬼の存在に気づき、譲刃と親しくなっていく。だが、譲刃が天の龍であるため、その関係に戸惑いを感じ始めている。尚、原作版は心優しい性格だが、劇場版では性格が大きく異なっている。ちなみに劇場版では、何故か封真によって殺された。
- タロットは「星(17)」。
- 桜塚 星史郎(さくらづか せいしろう)
- 声:古澤徹(ラジオドラマの少年時代の星史郎は中井和哉)/かわのをとや
- 地の龍の一人。皇家と双璧をなす暗殺者集団・桜塚護の力を継ぐもの。封真曰く皇 昴流の願いは星史郎しか叶える事ができない。劇場版では脚本の都合でか、序盤に昴と戦い相討ちで死亡してしまっている。初出は『東京BABYLON』。
- 地の龍の中でも群を抜いて、積極的に『結界』を破壊していた。
- 昴流との戦いで北都の術のため死亡。彼の空席は昴流が埋めた。
- タロットは「死神(13)」。
- 那吒(なたく)/塔城 霞月(とうじょう かづき)
- 声:松本梨香(ラジオドラマの、子供の頃の霞月は本井英美)/くまいもとこ
- 地の龍の一人。サンシャイン60の地下にある塔城製薬の研究施設で、30年以上を費やしたプロジェクト『女体を通さずに生まれる生命体』により作り出された人造人間。ただし完全にゼロから生まれたわけではなく、幼くして病死した塔城製薬会長の孫娘の遺伝子情報と父親の身体をベースとしている。性別と感情を持たない(生前の記憶は断片的に残っていた)とされている。銀座での火煉との戦いで、自分の願いを叶えた為封真によって殺される。
- タロットは「月(18)」。
- 玖月 牙暁(くづき かきょう)
- 声:ラジオドラマ版は緒方恵美/上田祐司
- 地の龍の一人。FOUR SEASONS HOTELに長期滞在客として宿泊している。『地の龍』の『夢見』。夢の中で北都に傷ついた心を癒されていた。映画版には登場しない。
- ドラマCDでは心の海に溺れそうになった桃生小鳥を引き上げ、救い出す。
- 『約束の日』までは夢の中で待つことを強いられている。
- タロットは「運命の輪(10)」。
- 浅黄 笙悟(あさぎ しょうご)
- 声:関俊彦(映画版のみ)
- 地の龍の一人。映画版オリジナルキャラクターで水使い。映画版制作が決定された時点で本編に玖月牙暁が登場していなかったので(出ていても「夢見」が丁、庚、小鳥に続き4人目となるため、話が混乱することが予想されていた)、彼が代役として立てられた。火煉と戦うが、ほぼ瞬殺だった。
- 後に正式なCLAMPキャラクターとしてフィードバックされ、『ツバサ』にてコミック初登場となる。
[編集] その他
- 丁(ひのと)
- 声:皆口裕子/久川綾
- 国会議事堂の地下で暮らしている『夢見』。地球存亡のため、神威に助けを求める。見た目は中学生の譲刃より幼い幼女で、空汰曰く『実年齢よりはるかに若く見える』。後に、「裏」丁に成り代わられ、『天の龍』を陥れようとする。
- 目が見えず、声を出すことも歩くこともできないため、彼女の声は頭の中に直接伝わる。
- 夢見で神威に殺されることを予言していたが、「裏」丁はそれを否定している。
- タロットは「女教皇(2)」。
- 庚(かのえ)
- 声:高畑淳子/幸田夏穂
- 丁の妹で東京都知事秘書。夢見ではないが、他人の夢に入り込む能力を持つ。丁の為と言い、都庁の地下を拠点に『地の龍』を集める。姉である丁とは正反対に、20代の容姿をしている美女。封真によって殺害される(ただし2003年1月号においての話なのでコミックには収録されていない)。
- タロットは「女帝(3)」。
- 桃生 小鳥(ものう ことり)
- 声:岩男潤子/能登麻美子
- 神威の幼馴染で封真の妹。心臓に持病を持つ病弱美少女。植物や鳥と話ができ、潜在的に『夢見』としての能力を持っていた。『地の龍の神威』として覚醒した兄の封真によって惨殺され、神威を一時的に廃人化させるほど心に深い傷を負わせた。
- 劇場版では、神剣を宿していることが判明、『地の龍』となった封真から神剣を抜き取られ、絶命。
- ※劇場版、アニメ版では持病の設定は無かった。
- タロットは「恋人達(6)」。
- 砕軌 玳透(さいき だいすけ)
- 声:ラジオドラマ版は森川智之/谷山紀章
- 10歳の頃から丁に仕え、密かに想いを寄せる。伊勢付きの『風使い』一族の一人。征一狼の甥。「丁姫を守って死ぬ」という願いを持っていたため、願い通り丁をかばう形で封真により殺害される。
- 生真面目で融通が聞かない性格で、当初は神威と仲が悪かったが、後に和解する。
- 蒼氷・緋炎(そうひ・ひえん)
- 声:アニメ版は河原木志穂
- 丁に仕える女官。両親に倣い、丁を『姫』と呼ぶ。
- 「裏」の丁には彼女達さえ、気付いていない。
- 桃生 鏡護(ものう きょうご)
- 声:ラジオドラマ版は沢木郁也/石井康嗣
- 封真・小鳥の父親。刀隠神社の神主。神剣を守るために命を落とす。
- タロットは「皇帝(4)」。
- 桃生 紗鵺(ものう さや)
- 声:根谷美智子(TVアニメ版のみ)
- 封真・小鳥の母親。小鳥が10歳のとき、斗織に代わり『神剣』を生み出すために命を落とす。
- 斗織とは高校生の頃に知り合い、その当時から彼女を心から愛しており、彼女の為に刀隠に嫁いだとまで言う。
- タロットは「愚者(0)」。
- 司狼 斗織(しろう とおる)
- 声:池田昌子/井上喜久子
- 神威の母親。紗鵺とは高校で出会った。『地球』の影贄となり失敗して命を落とす。
- ※劇場版では、理由は明かされていないが、炎の中で神剣を神威に託してから命を落とす。
- タロットは、妹の時鼓と共に「塔(16)」。
- 真神 時鼓(まがみ ときこ)
- 声:ラジオドラマ版は戸田恵子/渡辺美佐)
- 斗織の妹。神威のためにもう一本の神剣を生み出して命を落とす。小鳥たちの通う高校の保健医だった。真神家は、重要人物などの『影贄』となり、総ての厄災を受けその人物を守ることを生業とする。原作では何者かにさらわれてしまうも、誰にさらわれたかは結局不明のままである。
- 映画版では登場せず。
- タロットは、姉の斗織と共に「塔(16)」。
- ※ドラマCDでは司狼斗織、真神時鼓はともに神威の回想にて登場。
- 瀬川 景一(せがわ けいいち)
- 神威のクラスの委員長。頑なな神威の数少ない友達の一人。地震で両親を亡くした。
- その後は、CLAMP学園の寮で生活している。
[編集] 他作にも登場したことのある人物
- 皇 北都(すめらぎ ほくと)
- 声:雪乃五月(テレビ版)
- 初出は『東京BABYLON』。皇昴流の双子の姉で既に故人となっている。『東京 BABYLON』には北都(OVA版の声優は伊藤美紀)のほか昴流(声:山口勝平)、星史郎(声:子安武人)も登場している。
- 妹之山 残(いものやま のこる)
- 初出は『学園特警デュカリオン』。『CLAMP学園探偵団』の主人公。
- 鷹村 蘇芳(たかむら すおう)
- 初出は『破軍星戦記』。『CLAMP学園探偵団』にも登場。
- 伊集院 玲(いじゅういん あきら)
- 初出は『20面相におねがい!』。『CLAMP学園探偵団』にも登場。
[編集] 神剣とは
刀隠神社で、女体から産まれ、剣を産んだ女性は、体が四散して死亡する。 神剣はご神体として扱われる。
詳細は依然として不明な点が多いが、塔城製薬の研究によると、大部分が人体と同じ物質で構成されている生きている剣とのこと。
[編集] 結界とは
- 結界石
- 高層ビルや環状線を呪術的な結界に見立てたもの。
- 全てが破壊されれば大規模な災害が発生し、文明が破壊され、人類が滅ぶとしている。
- 保護=天の龍の目的、破壊=地の龍の目的。
- 天の龍の結界
- 天の龍は異空間「結界」を作り出すことができる。
- 「結界」内の建造物が負ったダメージは術を解いた時に無効化されるので主に「結界石」の保護に使われる。
- ただし、結界を作り出した術者が戦闘等で死亡したり、瀕死状態に陥った場合、ダメージが反映されてしまう。
- また一人の術者につき1つの結界しか張ることができないが2人協力することにより一箇所に2重に張ることも可能である。
- 結界が張られた主な場所
- サンシャイン60、中野サンプラザ、池袋の高層ビル群、靖国神社、井の頭公園、山手線(皇居を中心に仏手の形に敷かれた絃状結界)、レインボーブリッジ、銀座の時計台、都庁(現存)、東京タワー(現存)
[編集] 漫画版概要
- 制作:CLAMP
- 連載:『月刊ASUKA』
- 単行本:『あすかコミックス』
- 第1巻が1992年8月17日に発行され、第18巻まで発行されている(2002年9月17日現在)。
月刊Newtype10月号増刊「CLAMP Newtype〈PLATINUM〉」 に「18.5巻」として、コミックス未収録パートが掲載された。(2006年9月25日発売)
[編集] Music Video版
作品名:X2(ダブル・エックス) 監督:りんたろう 作画監督:結城信輝 「X」を史上初のアニメ・ビデオ化。音楽は大人気アーティストX(後のX JAPAN)が担当。 曲は『紅』、『X』『エンドレス・レイン』など。 CLAMPのXのイラストのスライドショーやオリジナルアニメがプロモーションビデオとして 使われている。
[編集] ラジオドラマ版概要
原作のキャラクターストーリーを基に制作され、TBSラジオ『ミッドナイト☆あすかちゃんねる』内で放送された。また、CD化されたものが販売される際に、レコード店流通版(ビクターエンタテインメント)と書店流通版(角川書店)の2種類が存在したが内容は同一である。また、ドラマ内で使ったBGMを収録したサウンドトラックもある。
- 『X キャラクターファイル1 YUZURIHA & SORATA』1996年6月21日発売
- 『X キャラクターファイル2 SEIICHIRO & KAREN』1996年7月24日発売
- 『X キャラクターファイル3 SATSUKI & SUBARU』1996年8月21日発売
- 『X キャラクターファイル4 NATAKU & ARASHI』1996年9月20日発売
- 『X キャラクターファイル5 KUSANAGI & KAKYOU』1996年10月23日発売
- 『X キャラクターファイル6 YUTO & SEISHIRO』1996年11月21日発売
- 『X キャラクターファイル7 FUMA & KAMUI』1996年12月18日発売
[編集] 劇場版概要
- タイトル: X -エックス-
- 製作:角川歴彦
- 企画:田宮武、大川七瀬
- 原作:CLAMP(月刊 ASUKA /あすかコミックス)
- 脚本:渡辺麻実、大川七瀬、りんたろう
- キャラクターデザイン:結城信輝
- 音楽:清水靖晃(サントラ盤:ビクターエンタテインメント)
- テーマ音楽監督:YOSHIKI
- 主題歌『Forever Love』(作詞/作曲:YOSHIKI、歌:X JAPAN)
- 配給:東映
- アニメーション制作:マッドハウス
- 監督:りんたろう
- KADOKAWA SHOTEN PRESENTS/X 製作委員会/角川書店/丸紅/セガ・エンタープライゼス/マッドハウス/バンダイビジアル/ビクターエンタテインメント/ムービック
[編集] テレビアニメ版概要
- 原作:CLAMP(月刊ASUKA連載/角川書店あすかコミックス刊)
- 企画:安田猛、井上伸一郎、川城和実
- 企画協力:瀬川圭一
- プロデューサー:丸山正雄、水野丈一、小森伸二、鈴木路子
- キャラクターデザイン・総作画監督:兼森義則
- 美術監督:池田祐二(スタジオワイエス)
- 撮影監督:白井久男(スタジオコスモス)
- 音響監督:本田保則
- オープニング/エンディング:りんたろう、川尻善昭、阿部恒、安部貴哉
- 音楽:佐藤直紀
- 音楽制作:ビクターエンタテインメント
- 音楽プロデューサー:佐々木史朗
- 音楽ディレクター:福田正夫
- 制作担当:篠原昭
- 制作デスク:齋藤優一郎
- アニメーション制作:マッドハウス
- 監督:川尻善昭
- 製作:角川書店、バンダイビジュアル、ディーライツ、マッドハウス、キャラアニ.com
[編集] 主題歌
- オープニング『eX dream』 作詞:Julian Lewis 作曲/編曲:西村麻聡 歌:美勇士
- エンディング『secret sorrow』 作詞/作曲:小泉恒平 編曲:chokkaku 歌:小泉恒平(ビクターエンタテインメント)
[編集] 放送リスト
- 第零話「予兆 - AN OMEN」
- 第01話「再会 - A REUNION」
- 第02話「夢見 - A NIGHTMARE」
- 第03話「約束 - A PLEDGE」
- 第04話「影贄 - A SACRIFICE」
- 第05話「宿命 - A DESTINY」
- 第06話「高野 - KOUYA」
- 第07話「電脳 - CIVER」
- 第08話「添星 - GEMINI」
- 第09話「陰陽 - ONMYOU」
- 第10話「犬鬼 - INUKI」
- 第11話「境界 - BORDER」
- 第12話「選択 - ALTERNATIVE」
- 第13話「帰還 - RETURN」
- 第14話「集結 - GATHERING」
- 第15話「守護 - GURDIAN」
- 第16話「虚無 - SLAUGHTER」
- 第17話「苦悶 - WISH」
- 第18話「新生 - NEWBORN」
- 第19話「煉獄 - INFERNO」
- 第20話「恋歌 - RIPPLE」
- 第21話「流浪 - CURRENT」
- 第22話「背信 - BETRAYAL」
- 第23話「天地 - EARTH」
- 第24話「伝説 - LEGEND」
WOWOW 水曜18:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
X -エックス-
|
音のサマ
|
[編集] その他
CLAMPの歴代作品のキャラクターが登場する『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』で、本作からは空汰、嵐、笙悟、護刃、草薙、星史郎、火煉、神威、封真、昴流、那吒、牙暁、遊人、颯姫、玳透、霞月などが登場している。緋炎・蒼氷は小狼・黒鋼の刀として名前のみ登場。
関連項目:ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の異世界 東京 (砂の国)