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ロマンシング サガ -ミンストレルソング- - Wikipedia

ロマンシング サガ -ミンストレルソング-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロマンシング サガ -ミンストレルソング-
ジャンル コンピュータRPG
対応機種 プレイステーション2
開発元 スクウェア・エニックス
発売元 スクウェア・エニックス
人数 1人
メディア DVD-ROM 1枚
発売日 2005年4月21日
価格 6,800円
対象年齢 CERO:A
  

ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』は、スクウェア・エニックスから発売されたプレイステーション2コンピュータRPG。日本国内では2005年4月21日に発売。リメイク元の旧作と区別するため、ファンの間では「ミンサガ」「ミンスト」などと呼ばれている。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

1992年に発売されたロマンシング サ・ガのリメイクアレンジで、基本ストーリーや世界観、8人のキャラクターのうちから主人公を選ぶフリーシナリオシステム、イベントランクなどは共通するが、システム面においては過去のシリーズからの要素が集約されており、ストーリー以外はほぼ完全な新作となっていて、サガシリーズ10作目とも言える。プロデューサーの河津秋敏によれば、1999年発売のサガ・フロンティア2の頃からリメイクを構想していたという。企画の段階から、旧作の世界観やストーリーは維持しつつも、キャラクターや背景などは一新する方向性で開発は進められ、キャラクターデザイン・デフォルメ等身・フルボイス・クラスシステム・マップアビリティなどの新要素が話題を呼んだ。

[編集] 主なスタッフ

[編集] 旧作からの主な変更点

[編集] シナリオ面

旧作からマルディアスを舞台にした設定は引き継いでいるものの、細部で設定が変更あるいは追加されている部分もある。容姿や年齢は旧作とは大きく異なるキャラクターもいる。以下に主なものを記す。

  • 旧作では最大6人パーティでプレイできたが、ミンサガでは最大5人パーティとなっている。キャラクターにアテレコによるボイスがつき、要所にムービーが挿入されて、イベントの演出がより大きくなっている。また今作は映像が3D表示になっている。
  • キャラクター、イベントがいくつか新規で追加されている。また既存のイベントにも、展開や結末に変更が加えられたものが一部存在し、新たな選択肢が加えられたイベントもある。
  • 一部のキャラクター名、地名が変更されている。これはSFC版で容量のためにやむなく文字変更したものを元の設定に戻したものである。
  • ディステニィストーンが全て入手できるようになった。なお、ダイヤモンドやエメラルドは旧作(WSC版)と異なる経緯で手に入れることになる。なお旧作では「デステニィストーン」と表記されていたが、これも上記と同じく容量による文字数の関係であった。
  • 最終盤におけるラスボスの場所を知るためのイベント(通称「三地点イベント」)の条件が変更されている。具体的には、前作ではイベントごとの「善行値」の数や一部イベントにおけるプレイヤーの行動によって決まっていたが、ミンサガでは神々ごとに「信仰値」が隠しデータとして存在し、特定の神々に対する信仰値の数値バランスによって決定されるようになっている。
  • クリアデータを引き継いで2周目以降のプレイを開始することが出来るようになっている。2周目以降でしか発生しないイベントや、周をまたいで状況が受け継がれるイベント・要素もあり、全てのイベントを発生・終了させるには3周以上の周回を要し、エンディング後に行われる全キャラクターのフリートークを見るためには、全キャラクターをクリア(最低でも8週)させる必要がある。

[編集] システム面

今作では旧作にないシステムが数多く投入されており、旧作とは比較にならないほど複雑なゲームシステムになっている。

  • ジュエル
旧作からの最も大きな変更点は「ジュエル(宝石)」の扱いで、旧作では単なる通貨の単位であったが(旧作では「10000金=1ジュエル」というレートの共通通貨)、今作では金とは全く異なるものになっており、ダンジョン・フィールド・バトルなど様々な面で欠かせない「スキル」を覚えるために必要な通貨的な役割を担っている。「ジュエル」はイベントのクリアやスキルの使用、モンスターとの戦闘に勝利することで得ることが出来る。一方で武器・防具・アイテムなどの購入には従来どおりの「金」を使用し、「金」も「ジュエル」と同じくイベントによる報酬やモンスターとの戦闘に勝利することで得ることができる。しかし「ジュエル」とはまったく関わらない別の通貨となっている。なお前作では金9999でカウントストップとなりそれ以上は一旦ジュエルに両替しなくてはならないシステムだったが、今作ではジュエルの位置付けが変更されたことに伴い、両替無しで金10000以上を保有することができるようになっている。
  • スキル
今作では「スキル」「光術法スキル」「サーチスキル」のように、技能ごとにスキルレベルが設定されており、主に町にある修練所においてジュエルを払うことでレベルを上げることができる。レベルが上がると戦闘中に少ないバトルポイントやライフポイントで技が使えたり、移動系の技能の性能が上がったり、場合によっては新しいクラス(後述)に就くことができるようになったりと、様々な恩恵が受けられる。スキルはそれぞれレベル0からレベル5まであるが、高レベルのスキルになると通常戦闘の獲得ジュエルでは到底賄い切れないほど多額のジュエルが必要になる。なおゲーム開始直後は「刀スキルだけ取得」といった個別のスキル取得が出来ず、「海賊の修練」のようにクラスごとのスキルを「まとめ買い」する必要がある。
  • クラス
今作では一定のスキルレベル条件を満たし、修練所で認定を受けることで「海賊」「ローザリア重装兵」といったクラス(専門職)に就くことができる。クラスに就く事でクラスごとの特殊能力に当たる「クラス特性」が得られ、例えば「海賊」の場合には素早く行動ができるようになる・「ローザリア重装兵」の場合は敵からの物理攻撃を軽減できる、などの恩恵を受けることができる。一方で戦闘時には、そのクラスに必要なスキルと同じ攻撃技を使った場合に武器耐久力(EP)やライフポイントの消費が軽減される効果もある。また前作ではゲーム開始時に父母の職業を決めることにより初期能力設定を行っていたが、本作では代わりに自身のクラスを決めることで初期能力設定を行うことになっている。なお本作には「伝説のクラス」と呼ばれる、多くのスキルをレベル3以上にした場合に就くことができる上級クラスが存在するが、それらのクラスは「シーフ」「聖戦士」など、すべて前作の初期能力設定時に登場する選択肢となっており、前作へのオマージュとなっている。
  • マップアビリティ
今作では3Dになったことで、移動中のマップに様々な仕掛けが用意されている。これらの仕掛けに対応したマップアビリティが用意されており、隠された宝箱や薬草・鉱石などを発掘する技能・見つけた薬草や鉱石などを採取する技能・宝箱の鍵や罠を解除する技能・通常では超えられない壁や大穴や仕掛けを越える技能などがある。また敵のいる所では、敵から身を隠す技能・不意打ちに対応する技能・敵とアイテム交換の交渉ができる技能などもある。これらの技能は修練所で金を支払うことで修得でき、対応したスキルレベルが上がるとマップアビリティの精度も向上する。
  • 鉱石・薬草
今作では鉱石や薬草はフィールド・ダンジョン上で採取することが出来るようになった。鉱石は鍛冶屋で武器や防具の補強の素材に、薬草は薬局で薬の調合の素材にそれぞれ利用できる。薬局では調合レベルが設定されていて、調合レベルが高くなるとより高度なアイテムを精製することができるようになる。なお鉱石や薬草は店に売って資金の足しにすることも可能である。
  • 補強
上記の鉱石を鍛冶屋に持っていくことで、武器や防具の補強ができるようになっている。補強に使う素材にはそれぞれ特徴があり、補強することで特徴に沿って武具の能力が変更される。また素材には「適材」があり、適材によって補強された武器を戦闘中に何度も使うことで新たな武器に変化する場合がある。補強された武器は攻撃性能が強くなる場合もあるが、逆に性能が劣化する場合もあり、また武器の耐久力が鍛冶屋でしか回復できなくなってしまうなど、使いどころはやや難しい。なお鍛冶屋にはあらかじめ補強素材がいくつか用意されており、それらを使って補強することもできる。また素材がない場合でも、武具自体を「強化」することもでき、また武器の場合は戦い方に合わせた「モード調整」を行うこともできる。なおグレイのみ、この「補強」システムに関連したイベントが用意されている。
  • ショップレベル
本作では全ての商店が、「水晶商会」「青竜堂」「大洋商店」の3つの系列に分かれており、それぞれの系列ごとにレベルが設定されている。ショップレベルを上げることで買値・売値が変化し、アイテムの売り切れが少なくなったり未発売のアイテムが店頭に並んだりといった効果が出るようになる。なお系列ごとのレベルには限界があるため、一つの系列の店でのみ売り買いをしてもショップレベルはある程度のところで頭打ちになってしまうので、最終的には多くの系列でバランスよく取引する必要がある。
  • ギユウ軍
旧作ではシナリオの進行度が全くの非公開データとなっており判別する方法が限定的だった上にゲーム進行におけるFAQもあまりなかったため、今作では「ギユウ軍」の子供たちがFAQを兼ねてある程度のシナリオ進行状況を教えてくれるようになっている。但し直接的にシナリオ進展度を教えるのではなく、FAQのメッセージの公開度を通じて間接的にシナリオ進展状況を知ることができるようになっている(シナリオが進むほどFAQの個数も増える)。

[編集] バトル面

戦闘システムも前作から刷新・複雑化しており、戦闘時にはバトルポイント(BP)を消費しながら技や術を繰り出す・ヒットポイント(HP)のほかにライフポイント(LP)がありLPがゼロになると強制的に戦線離脱となる・戦闘終了後にHPが全快する・フォーメーションを組んでも遠近問わず同じ武器での攻撃ができる(ただし武器ごとに適正な距離があり行動順と威力に補正がかかる)、など後年のサガシリーズに近いものとなっている。

  • 閃き
前作では武器ごとに武器レベルがありレベルに応じた特殊技が用意されていたが、一度武器を外すと武器レベルがゼロになり取得した技が全て失われるといったデメリットがあった。これを受け本作ではシステムが見直され、特殊技は武器の種類ごとに用意され、敵との対戦中に武器を使うことで技を「閃く」ことで取得できるようになっている。閃いた特殊技はストックされ武器変更時にも失われることはない。閃く技は相手が強力な敵であるほど強力なものを閃く可能性が高く、また使用する技によっても新たに閃きやすい技とそうでない技が存在する。なお「閃き」のシステム自体はSFC版の後作に当たるロマンシング サ・ガ2から逆輸入している。
  • フォーメーション
本作では前列・中列・後列の位置が設定されており、前列では剣や斧などの短距離系武器に、中列では槍などの中距離系武器に、後列では弓などの長距離系武器に、それぞれ攻撃・速度補正が加算される。また位置によって敵からの攻撃のされやすさに違いが発生しやすく、また後述する陣の発生にも影響してくる。なお今作ではフォーメーションが3×5の組み合わせとなっており、旧作では出来なかった「全員前列」や「全員後列」といったこともできるようになっている。
  • 連携
本作では行動順によって、次の攻撃をするキャラクターと連携攻撃をする場合がある。連携攻撃が出た場合、攻撃時の計算式に補正がかかるため、概ね一人ずつで攻撃した場合よりもダメージが高くなる。連携は条件を満たせば一人でも出すことが可能で、敵も同様に連携攻撃を繰り出してくる場合がある。連携の条件には人数のほかに攻撃方法も関係しており、攻撃方法によっては絶対に連携できない攻撃の組み合わせもある。なお「連携」のシステムはサガ フロンティアシリーズからの逆輸入となっている。
上記のフォーメーションと連携の組み合わせによって発生する特殊な事象で、敵により高いダメージを与えることができる。陣は「挟撃陣」「白馬陣」「魔陣」「三柱陣」「龍陣」「聖獣陣」「天輪陣」の7種類があり、フォーメーションの位置関係と行動順と使用する技の種類によって発動する。発動後は陣に対応した神への信仰値が上昇する。陣自体は「龍陣」を除き全て序盤から発動することは可能だが、「龍陣」だけは終盤のイベントを経ることで初めて発動できるようになる。
  • 恩寵
本作では神々ごとに恩寵値がマスクデータとして設定されており、戦闘中に一定の条件を満たすことで神の恩寵が発生する場合がある。発生条件は発動する恩寵によって様々であるが、神の恩寵が起こるとプレイヤーに様々な恩恵が発生する。恩寵発生後は対応する神への信仰値が減少するため、神々への信仰値の数値調整に利用することもできる。
  • 合成術
旧作では術法の威力が武器技に比べて見劣りするものであったため、今作では術法が旧作に比べ全体的に強化されている。また今作では特定のクラスに就く事で、覚えている術同士を合成させることができるようになり、組み合わせによっては術の威力を更に向上させたり、全く新しい術法を生み出したりといったことが可能になっている。
  • 無足・加撃・奥義
武器の技を出している際に、時折「無足」「加撃」「無足・加撃(奥義)」の表示が発生する場合があり、この時には技の名前も変化して通常よりも高いダメージを与えたり通常とは異なる攻撃方法を行ったりといった効果が発生する。またこの攻撃が出た場合は通常よりも連携攻撃が発生しやすくなる。

[編集] プレイのコツ

他のサガシリーズと同様、ミンサガもシナリオ・戦闘等の自由度が高いために、漠然と戦っていると敵が強くなりすぎて手詰まりに近い状態になる可能性がある。本作では戦闘時の行動によって能力の上昇がある程度決められており、例えば斧ばかり使っていると力は上がるが素早さは殆ど上がらず、術だけ使っていると知力や精神など術関連の能力は上がるが力関連が上がりにくい、といった状態に陥る場合があるため、プレイヤーは戦闘時に攻撃方法を考えながら戦う必要がある。

また旧作と違いバトルで得られる金額が少量に設定されており、単にクリアするだけなら旧作と同様に沢山のイベントをクリアする必要は無くバトルを繰り返して各キャラを鍛えるだけでもよいが、高価な術や防具を入手するためにはイベントをクリアして褒美などを受け取ったほうが得策である。またバトルは回数・ランクがカウントされており、戦闘回数を重ねすぎてしまった場合はクリアしていないイベントも一方的に終了してしまう場合もあるので、イベントのクリアを優先したい場合は極力バトルを避ける必要がある。今作では<忍び足>と<ステルス>という特定の敵を避ける能力が追加されており、それを駆使することで旧作より容易に敵を回避できるようになってる。とはいえイベントボスキャラの強さは固定されているので、ある程度キャラを育てておかないとイベントをクリアすることは出来ない。

[編集] 登場人物

[編集] 8人の主人公たち

※()内は年齢とデフォルト状態でのクラス。今作ではゲーム開始時の命名時に主人公たちはデフォルトで名前が設定されている。

アルベルト(17歳・辺境警備兵)
声:浦田優
ローザリア王国の国境にある、イスマス城城主ルドルフ侯爵の息子。正義感溢れる実直な性格だが、温室育ちのため世間知らずな面もある。弟思いの姉ディアナをもつ。モンスターの襲撃に遭って両親・姉を失い、自分の生きる意味を探し始める(実は姉に関しては死んでいない)。アルベルト以外でスタートした場合、落城したイスマス城の中にたたずんでいるのを発見すると仲間に出来る。イスマス城に行かず放置していた場合でも、ディアナを仲間に加えると自動的にクリスタルシティーのパブなどに出現するようになる。ナイトハルトに会いに行くためには必須のメンバー。初期イベントが最も多い。
アイシャ(15歳・薬草摘み)
声:小林由美子
広大な草原ガレサステップに遊牧民として暮らす、タラール族の族長ニザムの孫娘。実は人間ではない。性格は明るく天真爛漫で、持ち前の抑えきれない好奇心から各地を旅する事になる。タラール族特有の赤毛と緑の瞳が印象的なおてんば娘。イベントではタラール語を話す場面がある。移動に馬を使用できる。特徴的なエプロン姿(民族衣装)をしており、萌えキャラとして人気がある。
ジャミル(22歳・シティシーフ)
声:吉野裕行
マルディアス最大の都市・エスタミルを拠点に、相棒のダウドと共に盗賊業に励む盗賊。楽天的な性格だが、群れることを嫌う。幼なじみのファラが攫われた事件を機に、昔からの夢であったディステニィストーンを求める旅に出る。片目を覆う前髪、エルフのような耳など特徴的かつ旧作とは大幅に異なる容姿。但し、服装はあまり変化していない。プレイヤーキャラ以外の場合、会話の内容によってはゲームから消えてしまい、二度と出てこなくなる。
クローディア(22歳・森の番人)
声:皆口裕子
斜陽の大国・バファル帝国の皇女。バファルでの政変から逃れるため、赤子の頃に迷いの森の魔女オウルに預けられ育てられる。本人は自分の出生の秘密を知らず、森の番人として生きていたが、バファル帝国親衛隊のジャンとの出会いによって再びバファルでの政治争いに巻き込まれていく。人嫌いであり、エンディングでは自分を運命から解放してくれたことについて感謝する一方で、もう自分をパーティーには誘わないでと言う。
ホーク(36歳・海賊)
声:石塚運昇
サンゴ海にある海賊たちの根城「パイレーツコースト」を拠点とする海賊。ゲッコ族のゲラ=ハを相棒に、海を通りがかる商船を襲っている。略奪行為はするものの、無益な殺生はしないことを信条とする。海賊のあり方を巡って同業のブッチャーと対立する。自身の名前を呼ぶときは、「キャプテン・ホーク」と名乗る。旧作から外見が一新しており、ジャック・スパロウに近い容姿になっている。ゲッコ族から財宝の地図を譲り受けている。普段はウソの露天に突っ立っている。出現位置がウソのみなので、仲間にするのは容易。
シフ(32歳・バルハル戦士)
声:土井美加
一面を雪で覆われた地、バルハラント。その辺境にあるガトの村に暮らすバルハル族の女戦士。突然現れたモンスターの大群の発生原因を突き止めるために旅に出る。バルハラントを出る際、族長のガトから彼女の父親の形見である「竜の目」と呼ばれる宝玉を託される。船で遭難したアルベルトを救助し、一緒に行動することになる。
グレイ(26歳・剣士)
声:千葉一伸
マルディアスに眠る財宝を求め、各地を旅する冒険者。性格は無口で一見すると冷徹に見えるが、実は心の中に強い信念を持っており、自分の信じた道は絶対に揺らぐことはない。今作ではふとしたことで手に入れた古刀に込められた念に導かれ、その刀を鍛えていくことになる。旧作では素性が不明だったが、今作では少しだけ素性が明らかになり、元帝国軍人だったという設定のようだ。クローディアの護衛をジャンから依頼される。設定上は主人公キャラ中2番目の高身長(187cm)だが、移動時はなぜか他のキャラよりも低身長の姿で描かれている。初期イベントはガラハドとミリアムと一緒に行動するが、船で移動後にパーティーを解散することになる。そのときにミリアムと一緒にエスタミルに行くように選択すると、ガラハドから「ミリアムみたいなのが趣味なのか・・・」と言われてしまう。
バーバラ(30歳・旅芸人)
声:篠原恵美
大陸を繋ぐ道「ニューロード」を旅する旅芸人の踊り子。ふとした出来事から「ディステニィストーン」を得、その運命に巻き込まれることになる。彼女専用のストーリー展開は少ない。旧作から容姿が一変しショートヘアに。また、踊りがタンゴからフラメンコに変化している。移動に馬車を使用することが出来る。出現するパブが多い。

[編集] 他の登場人物

※()内はデフォルト時のクラス。■は仲間にできるキャラクター。なお本作では(特にクジャラート関係の人物において)一部キャラクターの名前が旧作とは違うものになっている。

■詩人(詩人)
声:仮屋昌伸
世界各地を旅している吟遊詩人。各地に伝わる伝説を語り継いでおり、本作のナレーションも担当している。なぜか世界中のパブに必ず立っていて、パブで仲間と別れるときには仲間への別れの通告役を担ってくれる。イベントにまつわる伝説の弾き語りやギユウ軍のまとめ役なども行っているが、その正体は…。
アコースティックギターエレキギターのツインギターを常時持ち歩いており、オープニングや戦闘中などに演奏することもある。今作ではパブで一曲聞かせてもらった後に仲間になることもあり、楽器を鳴らすことにより仲間全員の戦闘能力を強化する固有技「武装弦楽祭」を持っている。全キャラ中で唯一最初から「伝説のクラス」に就いている。なお旧作では「ハオラーン」という名前を持っていたが、今作では名前がただの「詩人」になっている。
■ナイトハルト(ローザリア軽騎兵)
声:加藤雅也
ローザリア王国皇太子。病床の国王に代わってローザリア王国を司っている。漆黒のを纏い、『カヤキス・レビタ(黒い悪魔)』の別名を持つ。優しい面と権力者としての横暴な面を持っている。今作ではイベントの進行によっては一時的ではないパーティメンバーとして仲間にできるようになった。旧作の漫画ではサルーインに内通している裏設定があったが、今作ではサルーインとは無関係な野心家という扱いである。
サ行の発音が不明瞭で、台詞の棒読みが多いので、別名「棒読み殿下」とプレイヤーに呼ばれている。ディアナに求婚しており、エンディングでは一緒に暮らしている場面を見ることが出来る。
■ダーク(アサシン)
声:藤原啓治
新キャラクター。記憶を失って世界をさまよっている怪しい身なりの男。条件を満たすことで2周目以降に仲間にすることができるようになる。記憶を取り戻すと性格が変わり、口数も多くなり、同時に性格に応じたスキルレベルも自動的に上がる。育て方によって2種類の人格に分かれ、最終的な人格によってそれぞれ固有のイベントが用意されており、展開によっては名前そのものが変更される。
■ガラハド(ローザリア重装兵)
声:松本大
ミルザに剣とその身を捧げた大柄な聖戦士。欲深だった前作とは一転して、敬虔で正義感にあふれた熱血漢になっている。ミルザを信仰しており、パブには出現せずクリスタルシティーのミルザ神殿にたたずんでいる。伝説の武器「アイスソード」を一目見た時から欲しがっており、イベントで入手した後はアイスソードを片手にアルツールの道端に立っている。グレイを主人公にした場合は、最初からグレイと行動を共にしている。
旧作とは容姿が全く異なり、ハゲになってしまっている。それゆえ彼のことを「ガラハゲ」と呼ぶファンも多い。アイスソード絡みの話は旧作と同様、非常に印象的で重要ななシナリオとなっているが、台詞一つでアイスソードを強奪できた前作とは異なり、今作ではアイスソードを奪おうとすると戦闘になり、アイスソードから強力な「吹雪」を発してくる。
■ミリアム(クラスなし)
声:後藤邑子
ガラハドと同様にグレイの冒険仲間である。思い込みが激しく自己中心的な性格の魔術師で、少々無鉄砲な行動をとるのが欠点。スタイルには自信があるらしい。北エスタミルに常駐している。デフォルトではクラスに就いていないが魔法を得意とし、最初から火の術法を会得している。
■ディアナ(ローザリア軽騎兵)
声:雪野五月
ローザリア王国イスマス城主ルドルフの娘。男勝りな性格で、剣術を好む。ナイトハルトと婚約するも、直後にイスマス城が襲撃され、行方不明になる。離れ離れになったアルベルトを探して旅をしている。ただ片方を仲間にすると特定の条件を満たさない限り片方がいなくなるので、二人を引き合わせるのは困難。
■ダウド(クラスなし)
声:飯田利信
ジャミルの幼馴染であり、エスタミルを根城にする盗賊仲間。自身の力不足を気にしている。ジャミルが主人公の時のみ仲間にできるが、ゲームの進め方によっては、夜に暗殺者として襲ってくる。
■シルベン(クラスなし)
迷いの森に住む。その正体は…。クローディアでゲームを始めた場合の初期メンバーであるが、イベント次第で後に離脱する。またイベントによっては主人公たちの前に登場し、ディステニィストーンについて語ることもある。なお装備を変更することは出来ない。
■ブラウ(クラスなし)
迷いの森に住む。クローディアでゲームを始めた場合の初期メンバーであるが、やはりイベント次第で後に離脱する。シルベンと同様、装備を変更することは出来ない。
■ゲラ=ハ(ゲッコの騎士)
声:岡野浩介
二足歩行できるようになったトカゲであるゲッコ族の戦士。ホークの手下であり、ホークを主人公にしたときの初期メンバーである。見た目に寄らず礼儀正しく、人間と共生したいという考えの下で人間の仲間を探している。ゲッコ族は概して声が甲高く「か」音が「きゃ」音になる習性を持つが(例:「海賊」→「きゃい賊」)、ゲラ=ハに関してはこうした習性が見られない。なおホーク以外の主人公で始めた場合も、特定のイベントをクリアするためには仲間にする必要がある。
■エルマン(旅商)
声:阪口大助
バーバラの旅芸人一座のマネージャーで、バーバラの初期メンバー。戦闘はあまり得意ではない。旧作では眼鏡を掛けていたが、今作では眼鏡が無くなり、代わりに特徴的な帽子を被っている。
■ジャン(帝国正騎士)
声:佐々木健
バファル帝国親衛隊に所属する騎士。クローディアを調査するため迷いの森に赴いたり、ローバーン公の身辺調査を行ったりと諜報活動を主にしている。彼の行動によってクローディアが危険な目に合ったり、自身がローバーン公の罠にはまったり、クローディアの出生の秘密を主人公にばらしそうになったりと、危なっかしい面を多く持つ。グレイとは旧友の仲だが、本人には否定されている。今作ではボイス面で非常に滑舌の良い喋り方をする。
フェル6世
バファル帝国の皇帝。皇位継承問題の渦中にいる人物。実はクローディアの実父であり、クローディアを主人公にした場合はイベントで特別な台詞を言うことがある。
コルネリオ(ローバーン公)
声:加藤雅也
バファル帝国皇帝の義弟。ローバーン領主。バファル帝国皇位継承に絡んでよからぬ噂が絶えず、妻であるマチルダと共に様々な謀略を仕掛ける。
■パトリック(クラスなし)
声:岡野浩介
バファル帝国財務大臣。その割には大雑把な性格。国庫の金塊を盗んだ疑いをかけられ、謹慎処分を受ける。メルビルの下水道から私邸の中庭に入ることが出来る。今作では仲間にできるようになった。
ネビル
バファル帝国の近衛隊長。皇帝に固く忠誠を誓っている。ローバーン公を疑っていて、ジャンに調査を命令する。
モニカ
声:後藤邑子
バファル帝国の騎士。ジャンとは腐れ縁。不誠実をとても嫌い、前作同様彼女とのイベントでは選択肢によって強制的にゲームオーバーにされることもある。仲間には出来ない。遭難したアルベルトを助ける。
オウル
声:津田匠子
メルビルの南に広がる広大な森「迷いの森」に住むと言われている魔女。人々は、彼女が迷いの森に迷い込んだ人々を惑わせて二度と出られなくしていると考えている。クローディアの育ての親。ゲーム開始後しばらくすると寿命が来て死亡する。クローディアに同行し最後を看取ればそのときに彼女の杖と帽子を手に入れることが出来る。
■テオドール(城塞騎士)
声:山本満太
騎士団領ミルザブール城主であり、「騎士団の剣」とうたわれる老騎士。熱血漢で騎士団の誇りにこだわりが強い。一時的に仲間になるが、ボスと戦うより前に彼の装備品を外しておくことがシステム上可能である。また裏技でずっと連れ回すことも可能であるが、イベントで彼が二人登場するなどの不具合も発生する。戦闘時には初期BPが非常に高いがBPの回復が極端に遅い、という極めて独特な性質を持つ。
ハインリヒ
騎士団領オイゲンシュタット城主であり、「騎士団の盾」とうたわれる老騎士。テオドールのよき友であり、彼と比べると冷静である。騎士団会議で議長を務める。血縁関係はないが目覚しい輝きを見せるラファエルを後継者にする。
■ラファエル(クラスなし)
声:保志総一朗
騎士団領オイゲンシュタット城主ハインリヒの従者。騎士見習い。若い娘の憧れの存在だが、コンスタンツと恋に落ちている。イベント関連で仲間に出来るほか、彼の試練に協力すれば恒久メンバーとしても扱える。
コンスタンツ
声:皆川純子
騎士団領ミルザブール城主テオドールの娘。ラファエルの恋人。イベントでは騎士団の鍵やお守りをくれる。ゲーム最終盤にはナイトハルト殿下に援軍を求める使者として活躍する。
フラーマ
声:幸田夏穂
騎士団領バイゼルハイムに住む女魔術師。100年前エロールに姉妹で誓いを立て、ディステニィストーン「火のルビー」を守っている。騎士ではないが、騎士から一目を置かれている存在(名誉騎士)。イベントの進行具合によっては様々なアイテムをパーティーに提供してくれる。今作ではのような衣装を身に纏っている。
■フリーレ(城塞騎士)
声:幸田夏穂
今作で初登場。バイゼルハイムのフラーマの姉で、姉同様、エロールの誓いによってディステニィストーン「邪のオブシダン」の守護者をしている。彼女に挑んだ直後にメンバーに空きがあれば仲間にすることも可能。仲間に誘えるのはその時限りであり、仲間にしても一度仲間から外すともう現れない。
■竜騎士(竜人)
今作で初登場。騎士団の祖と親交を結んだ伝説の竜。イベント・戦闘時を通じて言葉を発することはない。イベントで仲間にすることができ、展開によっては新たな武具や陣形を取得できるが、一方でイベントによってはナイトハルトに殺されてしまう場合もある。毎ターン自動的にリヴァイヴァ状態(倒されてもLPのある限り自動的に復活する状態)である・武具は装備できず代わりに「ジェミニスター」による攻撃を行う・生まれながらの属性防御が高い、など竜騎士独特の戦闘能力を持つ。なおジェミニスターによる技は非常に連携しやすいため、攻撃の起点として非常に強力である。
■ファラ(クラスなし)
声:雪野五月
ジャミルの幼馴染であり、彼の仕事の分け前を貰って母親と生活している。借金のカタに身売りされたり、母親が突如発狂したりとかなりの苦労人。今作では旧作とは逆に、ジャミル以外の主人公でのみ仲間にできるようになった。
ウハンジ
クジャラートの最高権力者。エスタミルを支配しており風見鶏と呼べるほど情勢を読み政策を調整することに長けているが、国内外の関係も評判もあまりよくない。女癖が悪く、そのことで度々主人公たちに足元をすくわれる。SFC版のアフマド、WSC版のドマファに相当するキャラクター。途中で殺すことも出来るが、生かしておいた場合は後に彼の依頼を解決するイベントが発生するようになり、成功すれば貴重な報酬が期待できる。
トゥマン
声:黒田崇矢
クジャラート第二の都市タルミッタの太守。政敵ウハンジを陥れることと、クジャラートの国威発揚を狙って、水竜への生贄の儀式を復活させようとする。SFC版のハルーン、WSC版のルーハンに相当するキャラである。
ブッチャー
声:吉野貴宏
サンゴ海を仕切る海賊の親玉。襲った船は必ず皆殺しにする主義で、サンゴ海海域を通過する船から恐れられている。ホークと何かにつけ対立し、険悪な関係にある。後にメルビルを襲撃する。ホークが主人公の場合のみ、開始直後とメルビル襲撃時に専用のイベントが用意されている。
■海賊シルバー(竜人)
声:高橋美佳子
今作で初登場。かつてバファル皇帝から風のオパールを奪った伝説の海賊。旧作までは伝承の中の人物扱いだったが、今作ではイベントによってパイレーツコーストで仲間にできるようになった。可憐な少女というその姿は、旧作までのファンを驚かせた。今作では、一部イベントの解決が遅すぎるとパイレーツコーストに行けなくなるため、その場合は仲間にすることはできなくなる。
ウェイ=クビン
声:内田文吾
不老不死の研究を続ける邪悪な魔道士。ディステニィストーン「魔のエメラルド」を所持している。仲間にすることはできない。今作では戦闘に勝つことでエメラルドを手に入れることができるようになったが、主人公が強くなりすぎていると前作同様に戦闘を避けて逃げてしまうので、その場合はディステニィストーンを入手できなくなる。
ガト
声:篠原大作
バルハル族の村の長。シフに雪原に出現したモンスターの掃討を命じる。またシフが主人公の場合はシフに「竜の目玉」を託す。
ニザム
声:篠原大作
ガレサステップの遊牧民タラール族の族長で、アイシャの祖父。ナイトハルトの圧力に負けローザリアの保護下に入ることを了承するが、世界の危機が迫っていることを察知して一族を伝説の地底湖の町へ移動させた。
マリーン
声:西原久美子
新キャラクター。海神ウコムのしもべ。ウコムがらみの事件で、主人公に助けを求める。イベントでは人を当てにするが、その割には無責任なようで戦闘等は全て主人公たちが行うことになる。イベントが起こる時期になると港町で主人公を追いかけ回し半ば強制的にイベントに突入させることから、プレイヤーからはモンスターとは別の意味で恐れられている。
アルドラ
1000年前ミルザの仲間であった女魔術師。サルーイン討伐に赴くミルザの追っ手を防ぐ役割を担って戦死した、という伝承が伝わるが…?名の由来はおおいぬ座のη星アルドラ
シェリル
声:皆川純子
世界各地の酒場をさまよっている美女。自分の関わった人間は不幸になるという思いから人を避けている。右手にはディスティニーストーンであるダイヤモンドの指輪をはめており、指輪を外すことで彼女の真の姿が表れる。彼女のイベントをクリアするためには、複数回ゲームをクリアする必要がある。
四天王
1000年前のサルーインとの戦いにおいて、サルーインが生み出したモンスターだが、サルーインのしもべとして戦わずエロール側に寝返っており、現在もサルーインとは独立した存在。水竜(声:江川央生)・タイニィフェザー(声:あおい洋一郎)・アディリス(声:津田匠子)・フレイムタイラント(声:黒田崇矢)の総称。それぞれが神にも匹敵する力を持つ。今回生態系イベントというモンスター数を調節するイベントが追加され、旧作と違い四天王を召喚するアイテムはこのイベント解決時にもらうようになった。このイベントに関連してミニオンに乗っ取られた裏四天王のイベントが追加された。
ミニオン
声:泉尚摯
サルーインが生み出した邪悪なしもべ。ワイル(策謀)、ヘイト(憎悪)、ストライフ(闘争)の三人。各地に破壊と混乱を招く悪の手先。世界各地で暗躍し、世の中を混乱させようとする。

[編集] その他のキャスト

[編集] マルディアスの神々

マルディアスの神々も参照のこと。

※()内は対応する術法・陣形・恩寵で、これらの術・陣形・恩寵を利用することで、その神への信仰心が変化する。

エロール(光、天輪陣、光神の恩寵)
声:仮屋昌伸
太陽神であり、同時に神々の父でもある。本作では天界のエロール神殿にいるとされているが…。恩寵ではピンチになった味方キャラのLPを回復させる。
ニーサ(土、白馬陣、地母神の慈愛)
声:ふじたれいこ
大地の女神でエロールの妻。地底人からの唯一の信仰の対象。本作ではディステニィストーン「地のトパーズ」を取ろうとする際に、神託を下す。地底のイベントをクリアすることで、地底人が主人公達を「ニーサの戦士」として崇めるようになる。恩寵ではピンチになった味方全体のHPを大幅に回復させる。
ウコム(水・風、竜陣、海神の怒り)
声:
海を生み出した神。マルディアスの黒海でディステニィストーンの一つである「闇のブラックダイア」を所持しており、イベントで主人公達に拍手と賞賛を浴びせる。恩寵では敵全体に雷でダメージを与える。なお、本作では各々の神の神殿が世界中に概ね1つずつ建てられているが、ウコム神殿だけは世界に2つ(水中神殿も含めれば3つ)存在する。
シリル(気・水・風、魔陣、樹神の保護)
声:
森の神。特定の神殿を持たず、自身はイベント時を除き、迷いの森の奥深くで沈黙を保っている。恩寵では不利な状況下で味方全体のディフェンス能力を上昇させる。
エリス(幻・気・光、挟撃陣、獣神の黙示)
声:
獣の女神であり銀の月の女神。普段はエリスと同様、迷いの森の奥深くに潜んでいる。普段は喋ることはないが、イベントでは主人公達に進むべき道程を示し、クローディアが主人公の場合には特別な台詞が用意されている。恩寵は獣系の敵全体を退却させる。
アムト(幻・気・光、挟撃陣、月神の癒し)
声:
愛と月の神。アムト神殿ではウハンジに関わるイベントが用意されている。恩寵はピンチのときに味方全員の体力と状態異常を回復する。
ミルザ(気、聖獣陣、戦神の激励)
声:
エロールによって神に加えられた戦士。騎士達の間でで絶大な信仰を集める。恩寵はピンチの時に味方全員のBPを回復させる。
デス(邪、三柱陣、冥王の祝福)
声:酒井敬幸
三邪神の長兄。死者の国冥府の主。どのような悪人であっても命などかけがえのないものを差し出せば取引に応じるが、死や魂を冒涜するものには何者にも容赦しない。今回は煉獄という場所が設定され、重要度が増した。今作でもバトルすることは出来るが、実は素のラスボスより強くなっているので注意が必要。容姿は前作から一変し、半人半獣で上半身は骸骨になっている。恩恵は魔族・不死系・一部ボス系以外の敵を全て即死させる。
シェラハ(闇、三柱陣、闇王の嘲笑)
声:皆川純子
三邪神の末娘。普段はディステニィストーンで力を封じられているが、イベントによって闇の力を解放させる。1周目のプレイでは出会うことは適わず、周回を重ねることでその姿を目にすることができる。シェラハの姿は2つ(俗世の姿を含めると3つ)あり、戦闘時は禍禍しい巨大妖魔の姿をしているが、移動時は黒衣を纏ったロマのような姿をしている。イベントによりシェラハ神殿内部で戦うこともできるが、やはり素のラスボスよりも強力である。恩寵では魔族・不死系・一部ボス系を除く敵全ての能力を減少させる。
サルーイン(邪・闇、三柱陣、破壊神の憎悪)
声:堀川仁
三邪神の一柱でデスの弟、シェラハの兄。破壊を司る神であり1000年前人間の騎士ミルザに封じられたことを怨んでいる。サルーインとの戦いの目に主人公が口にする台詞は、各主人公の性格を良く反映したもので印象的。1回ゲームクリアした後に10個のディスティニーストーンを手前の部屋に奉納すると、戦闘能力が格段に強化された状態(いわゆる「真サルーイン」)となる。恩寵では敵全体に大ダメージを与えるが、無論サルーインとの戦闘時には絶対に発生しない。

[編集] ディステニィストーン

ディステニィストーンはかつてサルーインを封じるために使われた10種の宝石の総称であり、本作で登場する術の系統のそれぞれに存在する。反属性に対する耐性を持ったアクセサリ的防具であるものが多い。SFC版、WSC版を経てミンストレルソングで遂に全種類のディステニィストーンが入手可能になった。 本作品ではいくつかのディステニィストーンは入手しなかった場合サルーインに奉げられたことになり、サルーインの能力が上昇する。2周目以降は自ら捧げることもでき、意図的にサルーインを強くすることが可能である。

火のルビー
バイゼルハイムの魔術師フラーマが所有している。特定イベントをクリアすると与えられる。
水のアクアマリン
クリスタルレイクの洞窟にある。放置しているとナイトハルトの依頼によって回収されてしまい、取得できなくなる。
風のオパール
伝説の海賊キャプテン=シルバーがワロン島に隠している。
土のトパーズ
カクラム砂漠の地下にあるニーサの祭壇に供えられている。
魔のエメラルド
イナーシーに浮かぶ魔の島に住む魔術師ウェイ=クビンが持つ。プレーヤーが強くなりすぎていると取得できない。
幻のアメジスト
ゲームの序盤で旅の吟遊詩人からバーバラの手に渡る。
気のムーンストーン
ジャングルの奥地に建っている二つ月の神殿(ピラミッド)の奥に隠されている。特定イベントのクリアに必須。
邪のオブシダン
バルハラントにある氷の城の地下に眠っている。
光のダイアモンド
世界を放浪しているシェリルという女性が指にはめている。取得するためには複数回ゲームをクリアする必要がある。
闇のブラックダイア
旧作ではサルーインに破壊されたことにされているが、今作では黒海の底にある海底神殿の最深部に安置されている。

[編集] 音楽

メインの作曲に伊藤賢治が復帰し、旧作のアレンジ版と新規作曲の両方を担当している。

テーマソングには山崎まさよしの『メヌエット』が起用された。

ロマンシングサガ -ミンストレルソング- オリジナルサウンドトラック

  • DISC1
    1. メヌエット (Minstrel Song Edit)
    2. オーバーチュア
    3. オープニングタイトル
    4. 正義の希望 -Albert-
    5. 風を感じて -Aisha-
    6. お宝はすべてイタダキさ! -Jamil-
    7. 無垢なる守り人 -Claudia-
    8. 我が戦友(とも)、レイディラック -Hawk-
    9. 果敢なる勇 -Sif-
    10. 絶対自由 -Gray-
    11. 情熱の瞳、魅惑の舞 -Barbara-
    12. ナイトハルトのテーマ
    13. 幻想迷宮
    14. 戦いの序曲
    15. 勝利!
    16. イスマス城襲撃
    17. 閉じられた心
    18. 宮殿のテーマ
    19. The Soul of Fire
    20. 騎士の誇り
    21. 称号獲得
    22. クリスタルシティ
    23. Jazzyな気分で
  • DISC2
    1. Minstrel Song
    2. おやすみなさい
    3. 闇への誘い
    4. 熱情の律動
    5. 迷いの森
    6. 船旅
    7. おまえらカンベンしてください!
    8. 俺たちゃ海賊
    9. 下水道
    10. 魔の島
    11. Chaos Labyrinth
    12. 脱出!
    13. 不可侵領域 -四天王ダンジョン-
    14. 神々への挑戦 -四天王バトル-
    15. レクイエム
    16. 傷心のアイシャ
    17. 孤独のテーマ
    18. 消せない痛み
    19. A Piece of Courage
    20. Happiness Tears
    21. 巨人の里
    22. 邪聖の旋律
    23. 涙を拭いて
    24. おれたちゃ海賊
  • DISC3
    1. 最終試練
    2. Believing My Justice
    3. Mysterious Glitter
    4. 呼び醒まされた記憶 -The Battle with Sherah-
    5. 冥府
    6. 死への招待状 -The Battle With Death-
    7. ラストダンジョン
    8. 邪神復活
    9. 復活の舞台へ
    10. 決戦!サルーイン -The Battle with Saruin-
    11. たったひとつの願い
    12. 永久(とわ)なる想い
    13. エンドタイトル
    14. メヌエット(Ending Edit)
  • DISC4
    1. ローザリアの窓辺から
    2. 騎士団領の窓辺から
    3. フロンティアの窓辺から
    4. ワロン島の窓辺から
    5. リガウ島の窓辺から
    6. ガレサステップの窓辺から
    7. バルハラントの窓辺から
    8. クジャラートの窓辺から
    9. 鉱山の窓辺から
    10. 海の見える窓辺から
    11. バファル帝国の窓辺から
    12. オアシスの窓辺から
    13. 漁村の窓辺から
    14. 不安
    15. 衝撃
    16. 悲愴
    17. 無問題
    18. いきなりチャールストン!?
    19. 予兆
    20. プレッシャー
    21. 疾走
    22. 不可視
    23. それなりにロマンシング
    24. 退屈な日々
    25. 生けるものの性(さが)
    26. 終焉
    27. ジングルA
    28. ジングルB
    29. 深遠
    30. 悪寒
    31. 期待
    32. おかしな二人
    33. 困惑
    34. 危機
    35. 進撃
    36. 決意
    37. 永遠の別れ
    38. 運命の出会い
    39. 抜足!差足!忍び足!!!
    40. フラメンコに誘われて
    41. 大海原を駆けろ!
    42. 永久なる想い(Piano Solo Version)

ロマンシングサガ -ミンストレルソング- 特典CD バトルミュージック・コレクション

  1. 必殺の一撃
  2. バトル1
  3. バトル2
  4. 七英雄バトル
  5. ラストバトル
  6. 四魔貴族バトル1
  7. 四魔貴族バトル2
  8. ラストバトル
  9. Battle#4
  10. Battle#5
  11. 神々への挑戦
  12. 呼び醒まされた記憶
  13. オーバーチュア 〜オープニングタイトル〜
  14. ポドールイ

[編集] リメイクへの賛否

旧作から大幅な変更が加えられたことについては、大きく評価が分かれている。特にキャラクターデザイン及びポリゴンモデルに関しては賛否両論で、特に本作で新たにキャラクターデザインを担当(後にアートディレクターと修正)した直良有祐が槍玉にあげられた。『アルティマニア』などの記述を信じるなら実際のデザインはチームで行い、直良はそれを清書したものと考えられる。またオリジナルのシステムに、派生ゲームのシステムを組み込んだため、複雑なシステムになっている。

[編集] 外部リンク


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