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松本市 - Wikipedia

松本市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松本市
まつもとし
日章旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県 
団体コード 20202-9
面積 919.35km²
総人口 227,042
推計人口、2008年5月1日)
人口密度 247人/km²
隣接自治体 塩尻市安曇野市 大町市
岡谷市上田市波田町
下諏訪町木曽町長和町
山形村朝日村筑北村
木祖村青木村
岐阜県:高山市
市の木 あかまつ
市の花 れんげつつじ
市制施行 1907年5月1日
松本市役所
所在地 〒390-8620 長野県
松本市丸の内3番7号
電話番号 0263-34-3000
外部リンク 松本市公式ホームページ
くるくるネットまつもと

松本市位置図(長野県)

:市 / :町・村
■Templateノート 解説) 日本の市町村pj

松本市(まつもとし)は、甲信地方の中部、長野県中部(中信地方)に位置するである。国から特例市国際会議観光都市に指定されている。2005年4月1日梓川村四賀村奈川村安曇村の4村を新たに編入した。

目次

[編集] 概要

国宝松本城を中心とする旧城下町である。幸にも戦災を免れた事から、旧開智学校重要文化財)などの歴史的建造物が多く残る。他に戦災を免れた中規模の旧城下町としては、金沢市川越市などがある。

キャッチフレーズは「文化香るアルプスの城下町」、「三ガク都(楽都、岳都、学都の三つのガク都。音楽、山岳、学問で有名なため)」などがあるが、前者が多く使われ、後者はほとんど見られない。

日本で最も古い小学校のひとつ開智学校の開校、改正高等学校令に基づく全国9番目の官立旧制高等学校である松本高等学校の招致など、教育に熱心な面がある。また、小沢征爾ら一流の音楽家の集うサイトウ・キネン・フェスティバルの開催、全国に(一部海外にも)広がるスズキ・メソードや花いっぱい運動の発祥、映画テレビドラマなどのロケ支援を市が行うなど、文化を尊重する気風がある。

県庁所在地ではないが、FM長野本社、日銀松本支店、松本空港信州大学本部、陸上自衛隊松本駐屯地などがあり、さながら県中部に位置する「副県都」のような存在になっている(2007年10月までテレビ信州本社も松本市にあった)。国立大学機構が1県1学の県に於いて本部が県庁所在地以外に置かれているのは、青森県弘前大学沖縄県琉球大学のみである。また特に日銀の存在は松本市をして、長野市とともに複眼構造を為すことにより、県の経済の中心に押し上げる役割も持っている。

商業販売額は長野市に次いで県内二位だが、松本パルコなどの人気の高いアパレル商業施設を抱え県内各地から消費者が訪れることや、市街地型複合店舗の立地数が県内では最多である。

又、工業生産額が安曇野市上田市に次いで県内で三位であり、県内工業の拠点の1つである。また、信州大学本部の存在や毎年恒例のサイトウ・キネン・フェスティバルの開催もあって、長野県の工業、商業、観光、文化、教育の一大拠点となっている。

近年高層マンションの建設が相次いでおり、この中でいかに城下町の景観を守るかが課題になっている。2008年4月から「市都市景観条例」が改正され、松本城周辺の建築物の高さ規制が厳しくなることから、現在マンション建設を前倒しする動きが見られる。これに対し、周辺住民の反対意識は強く、既に完成した縄手通りのマンション建設には建設反対運動が起こった。

編入された安曇村(上高地)
編入された安曇村上高地

[編集] 名称

中心市街地は古くは深瀬郷(深志郷)、捧庄(ささげのしょう)または庄内、信濃府中または信府あるいは信陽などと呼ばれていた。 捧庄、庄内の由来は国衙比定地とされる市東部にあった八条院領の荘園で、現在市内にある本庄、庄内という地名はこの名残であると考えられる。「信府」は国府が置かれたことに由来する「信濃府中」の略称、「信陽」はそれを漢文調にしたものである。以上の地名は現在ほとんど使われていない。

現在、最も人口に膾炙するのが深志で、太古の松本盆地が湿地帯であったことを示すとされる「深瀬郷」が転訛したものであり、現在でも社名、校名などに使われている。

[編集] 「松本」や「筑摩」について

松本は松本市の数々の呼び名のなかで最も新しいものである。

現在の市名である松本の由来は諸説あるが、通説では武田氏の侵攻により落ち延びた嘗ての信濃守護職・小笠原長時の三男小笠原貞慶が1582年に旧領を回復した際に「待つ事久しくして本懐を遂ぐ」と述懐し改名したとされる(小笠原氏は長らく信濃府中奪還という本懐を抱いており、それが叶ったことから、待つ本懐を→松本懐→松本 と略され松本となった)。他に、小笠原宗家(府中)が分家(松尾)とのお家騒動に勝利したことを記念したとする説があるが、内訌は約50年前に片付いており、この説は時代的に合わない。「松本」という氏姓は松本市の「松本」地名よりも遥か昔から存在するが相関はなく、松本市に松本氏が多いということはない。市役所等によって「広報まつもと」のようにひらがなで表記されることもある。

また、松本市周辺や松本地域松本平筑摩(筑摩野とも)などと呼ばれる。前身の松本町東筑摩郡に属していたため、旧筑摩県名の由来にもなった。

[編集] 地理

日本で三番目の高さを誇る穂高岳
日本で三番目の高さを誇る穂高岳

松本市は、長野県の中央からやや西の所にあり、県庁所在地長野市から南西へ75km、東京特別区から西北へ240kmに位置している。2005年の合併後の市域は、西の飛騨山脈(北アルプス、西山、3000m級)から、東の筑摩山地美ヶ原、東山、2000m級)までと広大であり、長野県内では最も広い(全国の市では二十位)。旧松本市(松本駅周辺など)は、二つの山脈(山地)の間にある松本盆地の中央部、複合扇状地上に位置する(標高約600m)。

では、上高地方面から流れ出す梓川が市の西部を流れ、奈良井川が市を二分するように横断している。また、市街地には清流である女鳥羽川が横断している。女鳥羽川はもとは現在の大門沢川のルートを流れていたと考えられるが、江戸時代はじめに人工的に流路が変えられ今の姿になった。山では、合併に伴い日本百名山の山が多数松本市に編入され、岳都(学都、楽都とならび松本市のキーワードとなっている)の側面が強くなった。松本市には標高第三位の穂高岳や第五位の槍ヶ岳があるが、市街地からは手前の常念山脈に隠れて見えないため、市民には常念岳美ヶ原のほうが親しまれている。中部山岳国立公園八ヶ岳中信高原国定公園が市内にあり、前者には特別天然記念物ライチョウが生息する。また、景勝地の上高地も市内にある。

市内には多数の扇状地が形成されている。また、松本市はフォッサマグナの上にあり、市西部には糸魚川静岡構造線が通っている。市内には地震関連のテレビ番組などでもよく紹介され、30年以内のマグニチュード6・5以上の地震発生確率が25.21%と全国で最も高い断層牛伏寺断層」が通っている。市域は5000万年前は海底にあった。

森林面積は74,000haで、市域全体の約81%を占める。また、平成の大合併により山間のと合併したため、人口密度が大幅に低下した。(合併前:県内二位→合併後:県内二十一位)

地形(代表的な山には標高を掲載した)
梓川
梓川

[編集] 気候

旧松本市は、中央高原型(5d)の内陸性気候が顕著に現れる所にあり、大半の学校教育用の地図帳で、中央高原型気候の都市の例として扱われている。そのため、松本測候所は、中央高原型の代表として直達日射観測も行っている。基本的には平野部は降水量が少なく日照時間が多い。上高地乗鞍高原美ヶ原などの山岳地帯は若干降水量が多く日照時間は少なくなる。市内では安曇地区豪雪地帯に指定されている。

[編集]

の寒さは厳しく、特に早朝は零下10度以下まで冷え込むことも度々あり、冬日が多い。しかし晴れの日が多く日中は零度を越すことが多いので真冬日は比較的少ない。また、寒い長野県内でも暖かいほうである。はそれほど多く降らず、10cm程度の積雪が年に数回、30cm程度の積雪が年に1回あるかないかである。それも真冬よりもときおり春先に降雪を見ることがあり、このような場合長野県北部の積雪の方が少ないことがある。これを「上雪(かみゆき)」と呼ぶ。

[編集]

はかなり暑くなるが直射熱、輻射熱による即太陽的な要素が強く、朝夕はかなり温度が下がり熱帯夜はほとんどない。残暑も短く秋の訪れは早い。全体的に冬と夏、での寒暖の差が激しいのが特徴である。また、晴れる日が多く日照時間は全国でもトップレベルである(全国の観測点で4位)。その反対に、雨は少なく全体的に乾燥している。梅雨の影響も少ない。松本平は山に囲まれているので日中でも風速7~8m/sの強い風が吹くことが多く、このうち飛騨山脈(北アルプス)から吹いてくる風をアルプス颪(おろし)と呼ぶ。半面台風は中部山岳を避けることが多く、あるいは中部山岳に当たると勢力が弱まるので、台風の風による被害は少ない。

市中心部を流れる女鳥羽川薄川は有史以来たびたび氾濫し、市内を幾度も浸水させている。中でも1959年台風7号は大きな被害をもたらした(詳しくは女鳥羽川を参照)。松本市で観測した極値は、最高気温が38.5℃(1942年8月2日)、最低気温が-24.8℃(1900年1月27日)、最大の一日の降水量が155.9mm(1911年8月4日)、最深積雪が78cm(1946年3月3日)。

[編集] 天気予報区分

市全体が長野県中部(単に中部と呼ばれる)に入る。2006年3月1日から長野県中部の内の細かな気象区分が改正され、旧松本市・四賀・梓川地区は松本地域に、安曇・奈川地区は乗鞍・上高地地域に属する。

松本市(中央高原型(5d))の月平均気温・降水量
  • 標高 610m
  • 北緯36度15分 東経137度58分
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 全年
気温 (℃) -0.6 -0.2 3.5 10.4 15.7 19.6 23.3 24.3 19.5 12.8 7.1 2.0 11.5
降水量 (mm) 31.1 42.5 73.5 86.8 92.5 135.9 132.6 95.8 162.3 89.4 52.9 23.3 1018.5

[編集] 隣接自治体

新松本市は、市域が広いため14市町村が隣接している。

  • 塩尻市安曇野市波田町山形村朝日村とは平地続きになっているため、非常に密接な関係にある。
  • 山を隔てて隣接している岡谷市下諏訪町を含む諏訪地域とは平地続きではないが塩尻市を経由する形で国道や電車が通っているため、松本市内に住み諏訪地域の学校や企業に通勤、通学する人もおり、やや密接な関係にある。
  • 大町市、新高山市上田市筑北村長和町青木村とは山を隔てて境界の端同士で隣接しているが、これらの自治体と隣接していることは、市民の間で認知度がさほど高くない。大町市については一部が松本盆地にあり、平地続きになっている。そのため地理的に近く、安曇野市などを経由して往来しやすいために密接な関係にある。
  • 木祖村木曽町とも山を隔てて隣接しているため、あまり密接な関係ではないが、木祖村、木曽町の人々は松本市内へ買い物へ訪れることも多い。

以下の表は隣接自治体の位置関係表

北西: 安曇野市大町市 北: 東筑摩郡筑北村 北東: 上田市小県郡青木村
西: 東筑摩郡波田町山形村岐阜県高山市 松本市(中心部) 東: 小県郡長和町
南西: 東筑摩郡朝日村木曽郡木祖村木曽町 南: 塩尻市岡谷市 南東: 諏訪郡下諏訪町

[編集] 地域

[編集] 松本市内のエリア

松本市の中心部
松本市の中心部
松本市の中心部
松本市の中心部
松本市本町
松本市本町
弘法山から遠望
弘法山から遠望
寿豊丘の風景
寿豊丘の風景

代表的なエリアは、松本パルコ、花時計公園を核に若者向けの店や飲食店の立ち並ぶ中央一丁目(中央の西側、俗地名では伊勢町狭義の松本など)、大型店を中心に同じく若者向けのスポットの集まる深志一丁目(深志の西端、俗地名では狭義の松本)。俗地名とは住居表示などで正式な住所からは廃止された旧町名や小字である。小字の一部は今も登記簿等では正式な地名である。

いずれにしても狭義の松本(松本駅周辺)が最もにぎわっている。

これまでに記述したところ程ではないが、縄手通りがあり銀行支店などのオフィスが集まる大手三丁目(俗地名では大名町など)、再開発により近代的な商店街の立ち並ぶ中央二丁目(俗地名では本町など)、松本城や市役所のある丸の内もにぎわっている。

四賀地区・梓川地区・安曇地区・奈川地区以外の住居表示未実施区域では大字がつく。

※は住居表示実施区域

  • 松本地区
丸の内※、大手※、中央※、深志※、開智※、北深志※、城東※、女鳥羽※、※、美須々※、※、沢村※、蟻ヶ崎 (丁目)※、大字蟻ヶ崎 (地番)蟻ヶ崎台※、城山※、新橋※、宮渕※、宮渕本村※、城西※、※、白板※、巾上※、中条※、鎌田※、両島※、征矢野※、笹部※、南原※、石芝※、井川城※、高宮北※、高宮東※、高宮中※、高宮南※、高宮西※、宮田※、芳野※、双葉※、南松本※、出川町(いでがわまち)※、並柳※、出川(いでがわ)※、神田※、庄内※、筑摩(つかま)※、本庄※、埋橋(うずはし)※、(あがた)※、清水※、元町
大字島内
大字島立
  • 新村地区
大字新村
大字和田
大字神林
大字笹賀、大字空港東
野溝木工※、野溝西※、市場※、平田東※、平田西※、大字芳川小屋、大字芳川野溝、大字芳川平田、大字芳川村井町
大字今井
  • 寿地区
寿北※、寿中※、寿南※、寿台※、大字松原、大字寿小赤、大字寿白瀬淵、大字寿豊丘
梓川
安曇
奈川
地区
(昭和・平成の合併前の単位)
住所
(※は住居表示実施区域)
概要
中山地区 中山台※ 高台にある住宅地。
大字中山 田畑が多く住宅は少ない。弘法山古墳がある。俗地名は北中島、西越など
岡田地区 大字岡田町 住宅と田畑が混在する地域。国道143号が通っている。北国西街道の岡田宿があった。
大字岡田伊深 森林が中心の地域だが、ふもとには住宅が多い。松本トンネルがある。
大字岡田下岡田 森林の中に住宅があるエリア。俗地名では塩倉、神沢、老根田など。
大字岡田松岡 学生が多く住む住宅地。国道143号が通っている。
里山辺地区 大字里山辺 住宅と田畑が混在。古代から「束間の湯」の名で知られた美ヶ原温泉がある。俗地名は荒町、西荒町、薄町、林、御母家、湯の原など。
入山辺地区 大字入山辺 森林と田畑が中心。美ヶ原がある。俗地名では桐原、南方など。
内田地区 大字内田 崖の湯温泉があり、森林と田畑が中心の地域。俗地名では牧ノ内、松山など
本郷地区 浅間温泉(丁目)※ 浅間温泉があり、旅館と住宅が混在している。俗地名では薬師堂、御殿山、堀道など
大字浅間温泉(地番) 森林になっている。住宅はほとんど見られない。
横田※ 住宅地。新浅間温泉もある。
大字三才山 森林。美鈴湖、浅間温泉国際スケートセンターがある。
大字稲倉 山間地で住宅は少ない。
大字洞 山がちで住宅は少ない。女鳥羽川が流れる。俗地名では山城、北洞など。
大字原 山がちで住宅は少ない。女鳥羽川が流れる。俗地名では穴田、宮地など。
大字水汲 住宅地。サイトウキネンフェスティバルの会場の一つ長野県松本文化会館が有る。
大字大村 住宅地だが山がちで、東側は住宅がない。俗地名では雪中など。
大字南浅間 住宅地。女鳥羽川沿いにある。大村の一部から分立して出来た。
大字惣社 住宅地。信濃国府跡地に比定される地域
梓川地区 梓川上野 山がちで住宅は少ない。俗地名では花見、寺家、田屋、中、八景山など。
梓川梓 住宅と田畑が混在する。俗地名では杏、下立田、上立田、下角、上角など。
梓川倭 住宅と田畑が混在する。俗地名は氷室、横沢、岩岡、北大妻、南大妻など。
四賀地区
全体的に山がちで住宅は少ない
反町 俗地名では桜池、矢満田、松原、青木など。
刈谷原町 保福寺川が流れる。北国西街道の刈谷原宿があった。俗地名では大門など。
七嵐 松本市四賀化石館がある。俗地名では新切、上宮、宮平など。
赤怒田 俗地名では小瀬、和平、中木戸など。
殿野入 俗地名では花見、宿、三ッ屋など
金山町 俗地名では金山沢など。
保福寺町 上田につながる保福寺街道の保福寺宿があった。俗地名では大田、宮前、入など。
中川 俗地名では坂下、中屋敷など。
穴沢 俗地名ではくるみ沢、みそ入沢など。
取出 俗地名では上木戸、下木戸、二股など。
板場 俗地名では沢屋など。
会田 北国西街道の会田宿があった。俗地名では山王、宮本、岩井堂(信濃三十三観音霊場の岩井堂に由来)、細原など。
五常 俗地名では日向、堂平、滝ノ沢、扇平、五輪平など

[編集] 電話

  • 市外局番:松本MA 0263
  • 収容局:松本東館局、村井局、浅間局、信濃今井局、西松本局、入山辺局、南松本局、四賀局、梓川局、奈川局、乗鞍高原局、上高地局、島々局

[編集] 郵便

[編集] 都市圏

2005年国勢調査での昼夜間人口比率は110.04%で、地方の中規模都市では上位にランクする。このことから昼間には周辺から多くの人が来市することがわかる。

松本市の都市圏は様々な定義があるが、主だったものとしては松本都市雇用圏(45万)、松本地域(43万)の2つが挙げられる。圏内には上高地安曇野など 全国的に有名な観光地があり、リンゴ栽培などの農業のほか精密機器などの工業も非常に発達している。現在、松本市は、都市圏人口百万人を目指している。

[編集] 人口

[編集] 年齢構成

松本市と全国の年齢別人口分布図(比較) 松本市の年齢・男女別人口分布図
紫色は松本市
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
総務省統計局 / 国勢調査2005年

松本市の年齢5歳階級別人口
2006年2月1日現在推計人口
総計 [単位:人]

年齢 人口
0~4歳 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g10.png画像:g01.png画像:g01.png 11,211
5~9 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 11,362
10~14 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g10.png 10,957
15~19 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g10.png 11,055
20~24 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png 12,530
25~29 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g50.png画像:g03.png 15,260
30~34 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g05.png画像:g01.png 18,628
35~39 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g50.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png 16,733
40~44 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png 14,577
45~49 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g30.png画像:g01.png画像:g01.png 13,202
50~54 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g30.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png 13,677
55~59 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g50.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png 16,838
60~64 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g30.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png 13,894
65~69 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png 12,574
70~74 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g10.png画像:g01.png画像:g01.png 12,035
75~79 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g05.png画像:g01.png 10,599
80歳以上 画像:g01.png画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png画像:g30.png画像:g05.png画像:g01.png 13,619

松本市の年齢5歳階級別人口
平成18年2月1日現在推計人口
男女別 [単位:人]

年齢
5,805 画像:g50.png画像:g05.png画像:g03.png 0~4歳 画像:r50.png画像:r03.png画像:r01.png 5,406
5,788 画像:g50.png画像:g05.png画像:g03.png 5~9 画像:r50.png画像:r05.png画像:r01.png 5,574
5,658 画像:g50.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png 10~14 画像:r50.png画像:r03.png 5,299
5,702 画像:g50.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png 15~19 画像:r50.png画像:r03.png画像:r01.png 5,353
6,591 画像:g50.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png 20~24 画像:r50.png画像:r10.png 5,939
7,873 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png 25~29 画像:r50.png画像:r10.png画像:r10.png画像:r03.png画像:r01.png 7,387
9,747 画像:g50.png画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png 30~34 画像:r50.png画像:r30.png画像:r05.png画像:r03.png画像:r01.png 8,881
8,531 画像:g50.png画像:g30.png画像:g05.png 35~39 画像:r50.png画像:r30.png画像:r01.png画像:r01.png 8,202
7,451 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png 40~44 画像:r50.png画像:r10.png画像:r10.png画像:r01.png 7,126
6,687 画像:g50.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png 45~49 画像:r50.png画像:r10.png画像:r05.png 6,515
6,909 画像:g50.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png 50~54 画像:r50.png画像:r10.png画像:r05.png画像:r03.png 6,768
8,330 画像:g50.png画像:g30.png画像:g03.png 55~59 画像:r50.png画像:r30.png画像:r05.png 8,508
6,716 画像:g50.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png 60~64 画像:r50.png画像:r10.png画像:r10.png画像:r01.png画像:r01.png 7,178
5,924 画像:g50.png画像:g10.png 65~69 画像:r50.png画像:r10.png画像:r05.png画像:r01.png画像:r01.png 6,650
5,428 画像:g50.png画像:g03.png画像:g01.png 70~74 画像:r50.png画像:r10.png画像:r05.png画像:r01.png 6,607
4,519 画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png 75~79 画像:r50.png画像:r10.png 6,080
4630 画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png 80歳以上 画像:r50.png画像:r30.png画像:r10.png 8974


[編集] 人口推移

松本市の人口推移
[単位:人] 5年おきの人口は太字になっている(近代の人口のはじめである1898年についても同様)。

人口
江戸時代 画像:b10.png画像:b10.png 2万弱(町人:12,000、武家人:7,000超)
1898年 画像:b30.png画像:b01.png 30,743
1900年 画像:b30.png画像:b05.png画像:b01.png画像:b01.png 37,593
1905年 画像:b30.png画像:b03.png画像:b01.png 34,121
1907年 画像:b30.png画像:b01.png 31,866(市制施行)
1910年 画像:b30.png画像:b05.png 35,225
1915年 画像:b30.png画像:b10.png画像:b01.png 41,233
1920年 画像:b50.png 49,607
1925年 画像:b50.png画像:b10.png画像:b03.png 63,427(松本村を編入)
1930年 画像:b50.png画像:b10.png画像:b10.png画像:b01.png画像:b01.png 72,165
1935年 画像:b50.png画像:b10.png画像:b10.png画像:b03.png 73,353
1940年 画像:b50.png画像:b10.png画像:b10.png画像:b03.png 72,793
1943年 画像:b50.png画像:b10.png画像:b10.png画像:b03.png画像:b01.png 74,010(中山村神田区を編入)
1945年 画像:b50.png画像:b10.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b01.png画像:b01.png 76,532
1950年 画像:b50.png画像:b30.png画像:b05.png画像:b01.png 86,005
1954年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b01.png 141,734(島内村他12か村を編入)
1955年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png 145,228
1960年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png 148,709(塩尻市内田、同市崖の湯を編入)
1965年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b03.png画像:b01.png 154,131
1970年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b10.png画像:b03.png 162,931
1974年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b03.png画像:b01.png 183,761(本郷村を編入)
1975年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b05.png画像:b01.png 185,577
1980年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png 190,056
1982年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b03.png画像:b01.png 194,204(塩尻市洗馬の一部を編入)
1985年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b03.png画像:b01.png 194,204
1990年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png 199,453
1995年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b05.png画像:b01.png画像:b01.png 205,523
2000年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b10.png 208,970
2005年 画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b50.png画像:b30.png画像:b10.png画像:b05.png画像:b03.png画像:b01.png画像:b30.png 228,805(梓川村他3か村を編入)
松本市と全国の年齢別人口分布図(比較) 松本市の年齢・男女別人口分布図
紫色は松本市
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
総務省統計局 / 国勢調査2005年

[編集] 歴史

松本市の歴史を参照のこと

[編集] 行政

[編集] 広域行政

松本市は松本広域連合の構成員のひとつであり、救急・消防業務、地域開発などの業務を周辺市町村と共同で行っている。現時点では歴代広域連合長をいずれも当時の松本市長が務めている。

松本市、波田町山形村で構成する松本西部広域施設組合では松本市島内にあるゴミ処理場や併設された温水プール・ラーラ松本を、また松本市山形村朝日村中学校組合では、朝日村内にある鉢盛中学校を、それぞれ共同で運営している。

波田町との間では図書館業務の一部を共同で行っている。

[編集] 財政

[編集] 機構

[編集] 二役

※歴代首長については松本市の歴史を参照のこと

[編集] 部局

  • 総務部
  • 政策部
  • 財政部
  • 市民環境部
  • 健康福祉部
  • 農林部
  • 商工観光部
  • 建設部
  • 教育部
  • 上下水道局

[編集] 行政委員会

[編集] 地域自治区・地域審議会

2015年3月31日まで設置

[編集] 庁舎

  • 本庁 丸の内3番7号
  • 本郷支所 浅間温泉2丁目9番1号
  • 四賀支所 会田1001-1
  • 梓川支所 梓川梓2288-3
  • 安曇支所 安曇1061-1
  • 奈川支所 奈川2356-6
  • 今井出張所 大字今井2231‐1
  • 入山辺出張所 大字入山辺1509‐1
  • 内田出張所 大字内田2203‐1
  • 岡田出張所 大字岡田517‐1
  • 神林出張所 大字神林1557‐1
  • 寿出張所 大字寿豊丘424
  • 笹賀出張所 大字笹賀2929
  • 里山辺出張所 大字里山辺2930‐1
  • 島内出張所 大字島内4970‐1
  • 島立出張所 大字島立3298‐2
  • 中山出張所 大字中山3738‐1
  • 新村出張所 大字新村2179‐7
  • 芳川出張所 大字芳川野溝945‐1
  • 和田出張所 大字和田2240‐31

[編集] 警察・消防

[編集] 所轄警察署

松本警察署

[編集] 所轄消防署

松本広域消防局 - 丸の内消防署(同庄内出張所)、芳川消防署(同神林出張所)、渚消防署、本郷消防署(同山辺出張所)、梓川消防署(同安曇出張所)、明科消防署

丸の内と芳川の2消防署時代は、其々、北署・南署と称した(改築前の芳川消防署の備品には、南署と書かれた物も残っていた)。

[編集] 環境への取組み

[編集] 立法

[編集] 国政

衆議院小選挙区長野県第2区(松本市、大町市、安曇野市、長野市の一部、東筑摩郡、北安曇郡、上水内郡)

[編集] 県政

長野県議会の選挙区は松本市選挙区(定数6)

[編集] 市政

[編集] 司法

[編集] 国の施設

[編集] 独立行政法人等

[編集] 医療・介護

[編集] 医療圏別医師数

相澤病院
相澤病院

長野県人口10万人当たりの医師数を医療圏別に見ると松本が298.6、長野が162.2、上田小県が141.9、佐久204.2などとなっている。長野県内では松本以外いずれも全国平均の206.3を下回っており、松本医療圏が充実していることがうかがわれる。ただし医師数が多いのは松本地区と梓川地区に集中しており、安曇地区、四賀地区、奈川地区ではそれぞれわずか1~2人しかいない。(2006年12月末)

[編集] 病院一覧

[編集] 地域間関係

[編集] 外の地域との関係

総じて、太平洋側の東京名古屋の両市への傾斜が大きく、首都圏中京圏との繋がりが深いといえる。鉄道でも、中央本線を通じて、両地域からの特急列車が乗入れしている。又、東海3県の私立大学も、松本で地方入試を行うものが多い。

一方で、しなの鉄道線(旧信越本線)沿線や、日本海側との繋がりはさほど強くない。特に、県庁所在地の長野は日本海側とのつながりが深く、風土も同じ県内にある松本よりも日本海側に近い部分が多いため、後述の通りで事あるたびに対立して来た。

[編集] 松本と長野との対立関係

松本市民が長野市民に対して、長野市民が松本市民に対して持っていると思われる対抗意識は、現在では一部の者たちの間だけとなっており、対立意識の存在すら知らない者の方が多い。

松本が長野に対してアドバンテージを持っていた時代(政治的には明治維新まで、経済的には大正時代まで)には長野側も対抗意識を持っていたが、政経両面で長野が松本を追い抜いたころから次第に長野側の対抗心は薄れていった。しかしながら、かつて長野市のアンケート調査によれば、県内で移住したい都市の中で松本を挙げる長野市民がもっとも多かったという記録もある(二位は上田市)。このことから、対抗意識とまでは行かなくても、長野市民が松本にあながち何の関心も持たないというわけではないことが判る。

松本と長野は、対東京の有様も対照的である。長野からは長野新幹線(以前は信越本線)で上野駅東京駅へ、松本からは中央本線新宿駅へアクセスしているため、東京都区内での宿泊地や居住地でも異なる様相を呈している。

前長野県知事の田中康夫は、「長野県」ではなく「信州」という呼称を多用するが、それは彼の地盤が松本であるためである。

[編集] 筑摩県の廃止と対立の始まり

1871年12月31日明治4年旧暦11月20日)から1876年(明治9年)8月20日の約4年8ヶ月間、筑摩県が設置され、松本にはその県庁が置かれた。しかし火災により消失し(放火説もある)、松本など筑摩県の信濃国部分は長野市(当時は上水内郡長野町)を県庁所在地とする旧長野県に編入された。 それ以降の松本では、事あるごとに「分県・移庁」を持ち出したり、長野町に無いものを設置しようと運動を起こしたり、長野町にあるものを奪還する運動が起きた。同時に工業経済)や教育軍事など政治以外の分野で長野市を圧倒することをモットーに掲げ、旧制高校や日銀、帝国陸軍歩兵50連隊の誘致、長野よりも早い市制施行の実現(失敗)などに心血を注ぎ、長野県全体をリードする存在になった。

しかし戦後になると状況は一変し、県の商工業の中心は長野市に移っていった。しかし、松本市には信州大学本部や陸上自衛隊松本駐屯地が置かれ、工業生産額でも長野市を上回り、工業、教育、軍事(防衛)の中心であり続けた。

[編集] 市制の申請から実現までの過程

東筑摩郡松本町 が長野県では2番目となる市制を施行し、松本市となったのは1907年(明治40年)の事だが、松本町 が市制施行申請を内務省(戦後解体されて自治庁→自治省。現総務省)に提出したのは13年も前の1894年(明治27年)。13年もの歳月を経て市制施行に至ったのには長野県内のいわゆる「南北戦争」が関係している。

前述の通り、県庁を失った松本町は、「人口3万人以上」という市制施行要件を満たしたことから、1889年の市町村制施行以来、長野県下のどの自治体も実現していなかったへの昇格を計画し、内務省に申請した。ところが、長野町など東北信の町村から「県庁所在地の長野町が県内初の市制施行をするべきであって、松本町が先というのは不可解である」というクレームがついた。さらに、内務省も松本町民の県税の滞納、警察署の焼き討ちなど、過去の事例をかんがみて、申請を却下した。

3年後の1897年(明治30年)には長野町が内務省に市制施行申請をし、問題なく認可され市制施行(全国43番目)となったため県内初という野望は絶たれた。その後も松本町は粘り強く申請をし続け、10年後にようやく市制施行が認可され(全国61番目)、松本市となったのである。

全国に目を向ければ、県庁所在地よりも先に市制施行を実現した例として、青森県弘前市福島県会津若松市埼玉県川越市熊谷市川口市山口県下関市宇部市などが挙げられる。

[編集] その後

現在において移庁論や分県論はほとんど聞かれない。ただ長野オリンピック誘致や新幹線建設など北重視の県政への不満もあり、長野県知事選等の県政選挙の際に行われる世論調査では中南信において「南北格差」を不満にあげる者が多く、その傾向は南にいけば行くほど高まっている。(2000年の長野県知事選においては下伊那地方の約80%が不満を表明)

南信において北に偏っている長野市よりも、松本市への親近感をもつ住民が多く、移庁論に似た感情をもつ住民は少なくないが、政治的話題になることは少なく、議会等において討論されることはなくなっている。

その後の分県、移庁騒動は次の通り。

  • 1890年 - 松本市への移庁建議書が県議会に提出
  • 1933年 - 県議会に県庁の松本市移転の意見書案が提出
  • 1948年 - 長野県庁別館が焼失。分権論が高まり急遽設置された県議会委員会で分県案が可決されるも、本会議で欠席者が出たため議決できず。
  • 1962年 - 長野県庁舎の新築を機に、松本市への移庁論が再燃するも立ち消えに。

[編集] 産業・経済

就業人口割合は第一次産業第二次産業第三次産業= 6.85% : 24.74% : 68.40% となっている。(2005年国勢調査

[編集] 農業

  • 農業産出額 154億2000万円 (農林水産省「平成17年生産農業所得統計」)

[編集] 工業

  • 製造品出荷額等 5,113億1000万円 (経済産業省経済産業政策局調査統計部「平成17年工業統計表」)
  • エレキギター生産量は日本一である。

[編集] 工場を置く主な企業

[編集] 商業

  • 卸売業年間販売額 9237億700万円 (経済産業省経済産業政策局調査統計部「平成16年商業統計表」)
  • 小売業年間販売額 3133億0600万円 (同上)
  • 卸売販売額の占めるウェイトが大きい。

[編集] 主な商業施設

松本パルコ
松本パルコ

[編集] 商店街

  • 石芝商店街(石芝)
  • 寿台中央商店街(寿台)
  • 西堀商店街
  • 東町商店街
  • 裏町商店街
  • 新明町商店街
  • 新伊勢町商店街(中央)
  • 松原ショッピングモール

[編集] 本社を置く主な企業

[編集] 支店・事業所・営業所を置く主な企業

[編集] 金融業

中央銀行
郵便貯金銀行
政策金融機関
都市銀行
地方銀行
第二地方銀行
信用金庫
信用協同組合

[編集] 主な宿泊施設

東横イン 松本
東横イン 松本

[編集] 名産物

[編集] 姉妹都市・提携都市

[編集] 国内

姫路市との姉妹都市提携30周年記念の道祖神
姫路市との姉妹都市提携30周年記念の道祖神

[編集] 海外

1958年(昭和33年) - 姉妹都市提携。
1989年(平成元年)11月17日 - 姉妹都市提携。
1995年(平成7年)3月21日 - 友好都市提携。
1972年4月20日 - 姉妹村提携(2005年4月1日編入された安曇村より継承)

[編集] 教育

[編集] 高等教育

[編集] 高等学校

公立

県立高校の通学区は第4通学区

私立

[編集] 中学校

市立
  • 清水中学校
  • 鎌田中学校
  • 丸ノ内中学校
  • 旭町中学校
  • 松島中学校
  • 高綱中学校
  • 菅野中学校
  • 筑摩野中学校
  • 山辺中学校
  • 開成中学校
  • 女鳥羽中学校
  • 明善中学校
  • 信明中学校
  • 会田中学校
  • 梓川中学校
  • 奈川中学校
  • 安曇中学校
  • 大野川中学校
学校組合立
国立大学法人立
私立
  • 才教学園中学校

[編集] 小学校

市立
  • 開智小学校
  • 源池小学校
  • 筑摩小学校
  • 旭町小学校
  • 田川小学校
  • 鎌田小学校
  • 清水小学校
  • 島内小学校
  • 中山小学校
  • 島立小学校
  • 芝沢小学校
  • 菅野小学校
  • 芳川小学校
  • 寿小学校
  • 岡田小学校
  • 山辺小学校
  • 今井小学校
  • 開明小学校
  • 明善小学校
  • 本郷小学校
  • 二子小学校
  • 並柳小学校
  • 会田小学校
  • 五常小学校
  • 中川小学校
  • 錦部小学校
  • 梓川小学校
  • 奈川小学校
  • 安曇小学校
  • 大野川小学校
国立大学法人立
私立
  • 才教学園小学校

[編集] 専修学校

  • 松本調理師製菓師専門学校
  • 松本理容美容専門学校
  • 国際福祉専門学校
  • 松本国際工科専門学校
  • いずみ商業専門学校
  • 松本経理ビジネス専門学校
  • 丸の内ビジネス専門学校
  • 松本衣デザイン専門学校
  • リバティー洋裁専門学校
  • 国際スズキメソード音楽院
  • 松本蟻ヶ崎学園

[編集] 特別支援教育

[編集] 各種学校

[編集] 学校教育以外の施設

[編集] 児童福祉施設保育所

  • 里山辺保育園
  • 小宮保育園
  • 旭町保育園
  • 寿東保育園
  • 堀米保育園
  • 神田保育園
  • 島内保育園
  • 幸町保育園
  • 中条保育園
  • 東部保育園
  • 桐保育園
  • のばら保育園
  • 南郷保育園
  • 白板保育園
  • 南松本保育園
  • 宮田保育園
  • さくら保育園
  • 笹部保育園
  • 渚保育園
  • 神林保育園
  • 村井保育園
  • 柏木保育園
  • 岡田保育園
  • 平田保育園
  • 野溝保育園
  • 内田保育園
  • 新村保育園
  • 島立中央保育園
  • 入山辺保育園
  • 中山保育園
  • 寿保育園
  • 和田保育園
  • 今井保育園
  • 並柳保育園
  • 中川保育園
  • 錦部保育園
  • 双葉保育園
  • 安曇保育園
  • 乗鞍保育園
  • 奈川保育園
  • 梓川東保育園
  • 梓川西保育園

[編集] 公共職業能力開発施設

[編集] 施設

[編集] 図書館

  • 松本市中央図書館
  • 南部図書館
  • あがたの森図書館
  • 西部図書館
  • 寿台図書館
  • 本郷図書館
  • 中山文庫
  • 島内図書館
  • 空港図書館

[編集] 美術館・博物館・記念館

松本市美術館
松本市美術館
日本浮世絵博物館
日本浮世絵博物館

[編集] 公会堂

まつもと市民芸術館
まつもと市民芸術館

[編集] 体育施設

[編集] 公園

[編集] ダム

美鈴湖
美鈴湖

[編集] 交通

[編集] 空港

信州まつもと空港 - 大阪福岡札幌

[編集] 鉄道路線

松本駅(お城口)
松本駅(お城口)

中心駅は松本駅

特急「しなの」(名古屋方面、長野方面)や特急「スーパーあずさ・あずさ」(甲府東京方面)が乗入れする。

いずれも太平洋側の東京名古屋を結ぶ要衝でもあるので、東京と名古屋の両都市への傾斜も目立つ。「スーパーあずさ」、「あずさ」のうち、大糸線へ直通するものを除く全ての列車は松本駅が始終点となっている。

東京(新宿駅)まであずさで2時間半ほどかかるので、沿線自治体が中心となって、中央東線超高速化実現期成同盟会が結成されている。松本~新宿間を2時間以内で結ぶことを目標にしているが、今のところ進展はなく、物理的な見地からも実現可能性に対する懐疑がある。

東日本旅客鉄道
松本電気鉄道

1924年1964年には、松本駅前から浅間温泉へ至る全長5.3kmの路面電車松本電気鉄道浅間線が存在した。

[編集] 道路

高速道路
一般国道
県道
有料道路
道の駅
その他の主要道路
賑わっている街路

[編集] バス

HIMRワンステップ松本電気鉄道所有車両HM-HU1JMEP
HIMRワンステップ
松本電気鉄道所有車両
HM-HU1JMEP

[編集] 橋梁

[編集] 観光

松本城
松本城
旧開智学校
旧開智学校
旧制松本高等学校
旧制松本高等学校
松本市旧司祭館
松本市旧司祭館
涸沢より望む常念岳
涸沢より望む常念岳
美ヶ原高原
美ヶ原高原
松本日光 放光寺
松本日光 放光寺
深志神社
深志神社
松本市立博物館
松本市立博物館
松本市時計博物館
松本市時計博物館
松本市考古博物館
松本市考古博物館
中町蔵の会館
中町蔵の会館
松本市はかり資料館
松本市はかり資料館
四柱神社
四柱神社
源智の井戸
源智の井戸
浄林寺
浄林寺
松本神社
松本神社
牛つなぎ石
牛つなぎ石
縄手通り商店街
縄手通り商店街
ガマ侍(縄手通り)
ガマ侍(縄手通り)
弘法山古墳 遊歩道
弘法山古墳 遊歩道

[編集] 自然景勝地

[編集] 旧跡・観光スポット

[編集] 温泉地

[編集] 社寺

寺院
神社

[編集] 城跡

[編集] 文化財

番号 種別 名称 所在地 所有者又は管理者 指定年月日 時代区分
1 城郭建築 松本城天守 丸の内4-1 国(管理団体:松本市) 昭和27年3月29日 江戸時代
番号 種別 名称 所在地 所有者又は管理者 指定年月日 備考
1 洋風建築 旧開智学校校舎 開智2 松本市 昭和36年3月23日 明治時代
2 金工 孔雀文磬 丸の内4-1 松本市 昭和34年12月18日 鎌倉時代
3 書跡 宋版漢書 開智2-6-23 松本市 昭和55年6月6日 宋時代
4 神社建築 筑摩神社本殿 筑摩2973 筑摩神社 昭和5年5月23日 室町時代
5 民家建築 馬場家住宅 内田エリ穴357-6 松本市 平成8年12月10日 江戸時代
6 彫刻 木造釈迦如来及び両脇侍像 内田2573 牛伏寺 大正3年8月25日 平安時代
7 彫刻 木造十一面観音及び両脇侍立像 内田2573 牛伏寺 大正3年8月25日 平安時代
8 彫刻 木造大威徳明王像 内田2573 牛伏寺 大正3年8月25日 平安時代
9 彫刻 木造薬師如来坐像 内田2573 牛伏寺 大正3年8月25日 平安時代
10 神社建築 若宮八幡社本殿 筑摩三才3210 若宮八幡社 昭和28年8月29日 安土桃山時代
11 神社建築 大宮熱田神社本殿 梓川梓4419 大宮熱田神社 昭和24年2月18日 室町時代
12 神社建築 大宮熱田神社 若宮八幡宮本殿 梓川梓4419 大宮熱田神社 昭和24年2月18日 室町時代
13 彫刻 木造阿弥陀如来及び両脇侍像 梓川上野1918 真光寺 昭和12年8月25日 鎌倉時代
14 洋風建築 旧松本高等学校本館及び講堂 県3-1-1 松本市 平成17年6月 大正時代
番号 種別 名称 所在地 所有者又は管理者 登録年月日 時代区分
1 治山治水 牛伏川階段工 内田内田山6114-261 長野県 平成14年9月3日 大正時代
2 住宅 塩原家住宅主屋 今井上耕地5990 個人 平成16年3月29日 大正時代
3 住宅 塩原家住宅米蔵 今井上耕地5990 個人 平成16年3月29日 明治時代
4 産業一次 塩原家住宅蚕屋 今井上耕地5990 個人 平成16年3月29日 大正時代
5 住宅 塩原家住宅門 今井上耕地5990 個人 平成16年3月29日 大正時代
6 住宅 原田家住宅主屋 入山辺南方582 個人 平成11年10月28日 明治時代
7 産業三次 松本館旧館 丸の内7-39 松本館 平成16年3月29日 昭和時代
8 産業三次 松本館便所棟 丸の内7-39 松本館 平成16年3月29日 昭和時代
9 学校 松本深志高等学校管理普通教室棟 蟻ヶ崎3-8-1 長野県 平成15年4月8日 昭和時代
10 学校 松本深志高等学校講堂 蟻ヶ崎3-8-1 長野県 平成15年4月8日 昭和時代
11 住宅 山崎歯科医院 丸の内3-12 個人 平成8年12月26日 明治時代
12 寺院建築 無量寺本堂 会田岩井堂3111 無量寺 平成17年11月10日 江戸時代
13 寺院建築 無量寺鐘楼堂 会田岩井堂3111 無量寺 平成17年11月10日 江戸時代
14 寺院建築 無量寺宝物殿 会田岩井堂3111 無量寺 平成17年11月10日 江戸時代
15 寺院建築 無量寺土蔵 会田岩井堂3111 無量寺 平成17年11月10日 江戸時代
16 寺院建築 無量寺衆寮 会田岩井堂3111 無量寺 平成19年11月10日 江戸時代
17 治山治水 釜ヶ渕堰堤 安曇4460付近 国(国土交通省) 平成14年9月3日 昭和時代
  • 市内の国指定史跡一覧
番号 種別 名称 所在地 所有者又は管理者 登録年月日 時代区分
1 城跡 松本城 丸の内4-1 国(文部科学省) 昭和5年11月19日 戦国時代
2 古墳 弘法山古墳 出川町丸山1000 松本市 昭和51年2月20日 古墳時代

[編集] 祭事

[編集] 作品

[編集] 映像系作品

テレビドラマ
映画
アニメ

[編集] 民話

[編集] 出身有名人

(五十音順)

[編集] ゆかりのある有名人

(五十音順)

[編集] 名誉市民

  • J・ブラッケン・リー(ソルトレークシティ市長歴任)
  • アルバート・R・オルピン(ソルトレークシティ姉妹都市提携委員長)
  • アール・J・グレート(ソルトレイクシティ市長歴任)
  • 笠井喜彦(ソルトレイクシティ在留邦人)
  • 寺沢国子(日刊邦字新聞ユタ日報社長)
  • 金子小一郎(藤沢市長歴任)
  • 戸田康英(松本城主戸田家の直系)
  • 吉田豊信(姫路市長歴任)
  • E・ジャコブ・ガーン(ソルトレイクシティ市長)
  • 鈴木雅次日本大学名誉教授)
  • テッド・L・ウィルソン(ソルトレイクシティ市長)
  • パルマー・A・デポーリス(ソルトレイクシティ市長)
  • 降旗徳弥(松本市長歴任)
  • 元仲辰郎(高山市長歴任)
  • 葉山峻(藤沢市長歴任)
  • 鈴木鎮一(市に才能教育研究会を創立)
  • 戸谷松司(姫路市長)
  • 平田吉郎(高山市長歴任)
  • 和合正治(松本市長歴任)
  • ディーディー・コラディーニ(ソルトレイクシティ市長)
  • P・L・ジン(カトマンズ市長)
  • 日下部尚(高山市長)
  • 堀川和洋(姫路市長)
  • 上條信山(書道家)
  • 小澤征爾(指揮者)
  • 田村一男洋画家
  • 山本捷雄(藤沢市長)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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