横山真人
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横山真人(よこやま まこと、1963年5月16日 - )は、オウム真理教元幹部。神奈川県出身。ホーリーネームはヴァジラ・ヴァッリィヤ。教団内でのステージは師長。教団が省庁制を採用した時は、科学技術省次官の一人となった。
[編集] 来歴
東海大学工学部応用物理学科卒業。在学中は太陽電池などのクリーンエネルギー開発を専攻した。1988年に麻原彰晃の著書を読んだことがきっかけで入信し、大学卒業後にメーカーへ就職するも1989年2月に会社を退職し、出家。
地下鉄サリン事件においては、唯一死者を出さなかった東京地下鉄丸ノ内線池袋行き列車でのサリン散布実行犯となった。地下鉄サリン事件、自動小銃密造事件で起訴されておりた。1999年9月30日の第一審では、地下鉄サリン事件では横山がサリンを散布した車両では死者を出さなかったが、地下鉄サリン散布計画の内容全体を熟知し関与したことを裁判所は重視し、横山は死刑判決を受けた。
その後、2003年5月19日の控訴審でも死刑判決を受けた。その後最高裁に上告したが、2007年7月20日に最高裁は上告を棄却。死刑が確定した。地下鉄サリン事件の実行犯で死刑が確定したのは初めて。