中村昇
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中村昇(なかむら のぼる、1967年-)は元オウム真理教幹部。ホーリーネームはウパーリで、教団内でのステージは師長。教団が省庁制を採用した後は法皇内庁幹部だった。古参信者で1989年ごろには林郁夫とその家族の入信の世話をした。
1994年6月の松本サリン事件では村井秀夫、新実智光、遠藤誠一、端本悟、富田隆、中川智正らとサリンを噴霧させた。
サリンプラント建設、松本サリン事件、オウム真理教男性現役信者リンチ殺人事件、目黒公証人役場事務長拉致監禁致死事件の4事件で殺人や監禁致死などの罪に問われて逮捕、起訴された。
2001年5月30日の第一審では無期懲役判決。2003年9月25日の控訴審では検察側の死刑求刑に対し無期懲役判決が下された。量刑不当などを理由に被告側が上告するも最高裁に棄却され、2006年9月4日に無期懲役が確定し、現在服役中。
[編集] 関連事件
- サリンプラント建設事件
- 松本サリン事件
- オウム真理教男性現役信者リンチ殺人事件
- 目黒公証人役場事務長拉致監禁致死事件