広瀬健一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
広瀬 健一(ひろせ けんいち、1964年6月12日 - )は、オウム真理教元幹部。東京都出身。ホーリーネームはサンジャヤ。教団内でのステージは師長。教団が省庁制を採用した後は、科学技術省次官の一人となる。
[編集] 来歴
1983年3月、早大学院卒業。1987年3月、早稲田大学理工学部応用物理学科を首席で卒業。早稲田大学大学院理工学研究科応用物理学専攻修士課程修了。修士課程では学会に『高温超伝導の二次元』という論文を出し、当時の世界のトップサイエンスであるとされた。大学院在学中の1988年3月頃、オウム神仙の会に入信。企業での研究職が内定していたが、これを辞退して1989年3月頃に出家信者となった。
1990年2月の衆議院選挙で埼玉5区から出馬するも、397票で落選した。
[編集] 事件への関与と裁判
1995年3月20日の地下鉄サリン事件には、林郁夫、林泰男、豊田亨、横山真人とともに実行犯としてサリン噴霧に関与した。自動小銃密造事件にも関与し、以上2つの事件で起訴された。
2000年7月17日の第一審、2004年7月28日の控訴審ともに死刑判決を受け、弁護側が東京高裁での判決を不服として2008年6月現在上告中。