中田清秀
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中田 清秀(なかた きよひで)は、オウム真理教の元幹部。ホーリーネームはジョーティス・パタトヴァチャ・ウパスータカ。愛知県出身。省庁制が採用された後は、「建設省」に所属した。
[編集] 来歴
名古屋市で生まれた。中学卒業後は、武闘派暴力団で有名な柳川組に所属した。柳川組の解散後は各地の暴力団を転々とした後、名古屋の暴力団「小車誠会清田会」の会長代行になる。そして、1984年に銃刀法違反で逮捕され、1987年まで服役した。出所後まもなくオウム真理教に入信した。
元暴力団員という経歴から、不動産の購入の時に相手を恫喝して交渉を有利に進めたり、拳銃の調達をしていた。彼自身はオウムを「全宇宙オウム連合麻原一家」と評している。
1995年4月に、脱会信者を連れ戻す際に恐喝したとして逮捕された。しかし、裁判では無罪になった。
その後、教団を脱会し、数人の脱会信者とともに「中田グループ」を形成、土地の転売等で生計をたてている。