うまかろう安かろう亭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
うまかろう安かろう亭(うまかろうやすかろうてい)は、かつてオウム真理教の関連会社であるマハーポーシャが開いていた豚骨ラーメン店チェーン。
目次 |
[編集] 概要
主にラーメン屋、定食屋を営業しており、一部には喫茶店(うまかっちゃん)、カレー屋(運命の時)を出店していたが、ラーメンのメニューの内容やカレーのメニューの内容は有名店のコピー的なものとなっていた。また、アストラルドリンクという独特の飲料なども提供していた。
[編集] オウム真理教との関係
当初はオウム真理教との関係を隠して営業していたが、地下鉄サリン事件以降、オウム真理教の関連企業であることが報道されるようになると、一転してオウム真理教関連のビラや書籍を置くようになった。
店内には、村井秀夫が首班となって開発したとされる空気清浄機であるコスモクリーナーが設置されていた。
一連の事件により麻原彰晃が逮捕された直後、うまかろう安かろう亭の店舗では開き直ったかのように深夜遅くにオウム真理教の歌を店外にまで聞こえるほどの大ボリュームで流していた。
[編集] 従業員
従業員はすべてオウム真理教の信徒でまかなわれており、店での労働を「ワーク」と称する修行の一環として行っていたため、人件費は殆どかかっていないことが特徴。この経営スタイルは、パソコン店でも同じように行われていた。
ただし、税務上の問題から、従業員には「一定の賃金を支払った」とする形にはなっており、そこから布施という体裁をとることで、教団に還元させるシステムだった。
[編集] 独特のメニュー
- アストラルドリンク - 教団独特の飲料
- でっち上げ定食 - 定食のひとつ
- ハルマゲ丼 - 春巻き丼のこと
- ポアカレー - チキンカツカレーのこと
[編集] かつて存在した店舗
- うまかろう安かろう亭(ラーメン・定食屋)
- 高円寺店 - 東京都杉並区
- 阿佐ヶ谷店 - 東京都杉並区
- 亀戸店 - 東京都江東区
- 錦糸町店 - 東京都墨田区
- 小岩店 - 東京都江戸川区
- 中野店 - 東京都中野区
- 江古田店 - 東京都練馬区
- 吉祥寺店 - 東京都武蔵野市
- 京都市中京区主税町
- イタリアンうまかっちゃん(喫茶店)
- カフェテリア運命の時(カレー店)
- 西永福店 - 東京都杉並区