ローズステークス
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ローズステークス | |
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開催地 | 阪神競馬場 |
施行日 | 2008年9月21日 |
格付け | JpnII |
1着賞金 | 5200万円 |
距離 | 芝・外1800m |
出走条件 | サラブレッド系3歳牝馬 |
負担重量 | 54kg |
第1回 施行日 |
1983年10月30日 |
ローズステークスは、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場の芝外回り1800メートルで施行する3歳牝馬限定の競馬の重賞競走(JpnII)。秋華賞トライアルのサブタイトルが付いており、第3着までに入った馬には秋華賞の優先出走権が与えられる。優勝馬主に関西テレビ放送より賞杯が贈られることから、「関西テレビ放送賞」の冠がついている。競走名はバラに由来。
[編集] 概要
1983年に京都競馬場の芝2000メートルの重賞として創設。翌1984年にはGIIに格付けされた。例年10月に施行されていたが、1996年にそれまで3歳限定だったエリザベス女王杯が古馬に開放されるとともに、新たに3歳牝馬限定の秋華賞が新設されたのに伴い、施行時期が約1か月繰り上がり施行場も阪神競馬場に移った。なお2006年は阪神競馬場の馬場改修のため中京競馬場に場所を移して行われた。
3歳牝馬重賞路線の変更に伴い1995年限りでサファイヤステークスが廃止され、またそれまで3歳牝馬限定だったクイーンステークスが2000年より古馬混合となり施行場・時期ともに変更となったため、秋華賞の前哨戦としては唯一の3歳牝馬限定の重賞となり、その位置付けは同じくトライアルに指定されている紫苑ステークスよりも大きく、有力馬の多くは当競走を経由して秋華賞に出走している。
2007年より芝外回り1800mに変更された。また同年は馬インフルエンザの流行により、中央競馬所属馬のみで行われた。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1983年10月30日 | ロンググレイス | 牝3 | 2:03.5 | 河内洋 | 小林稔 |
第2回 | 1984年10月14日 | ロングレザー | 牝3 | 2:03.4 | 河内洋 | 長浜彦三郎 |
第3回 | 1985年10月13日 | タケノハナミ | 牝3 | 2:02.2 | 岩元市三 | 藤原敏文 |
第4回 | 1986年10月12日 | メジロラモーヌ | 牝3 | 2:01.3 | 河内洋 | 奥平真治 |
第5回 | 1987年10月25日 | マックスビューティ | 牝3 | 2:04.0 | 田原成貴 | 伊藤雄二 |
第6回 | 1988年10月23日 | シヨノロマン | 牝3 | 2:01.6 | 武豊 | 庄野穂積 |
第7回 | 1989年10月22日 | シャダイカグラ | 牝3 | 2:01.5 | 武豊 | 伊藤雄二 |
第8回 | 1990年10月21日 | カツノジョオー | 牝3 | 2:00.6 | 田島良保 | 中村均 |
第9回 | 1991年10月20日 | リンデンリリー | 牝3 | 2:01.4 | 岡潤一郎 | 野元昭 |
第10回 | 1992年10月25日 | エルカーサリバー | 牝3 | 2:00.2 | 柴田政人 | 田中良平 |
第11回 | 1993年10月24日 | スターバレリーナ | 牝3 | 2:00.2 | 河内洋 | 長浜博之 |
第12回[1] | 1994年10月23日 | ヒシアマゾン | 牝3 | 2:00.0 | 中舘英二 | 中野隆良 |
第13回 | 1995年10月22日 | サイレントハピネス | 牝3 | 2:01.2 | 橋本広喜 | 藤沢和雄 |
第14回[2] | 1996年9月22日 | ヒシナタリー | 牝3 | 2:02.6 | 角田晃一 | 佐山優 |
第15回 | 1997年9月21日 | キョウエイマーチ | 牝3 | 2:01.6 | 松永幹夫 | 野村彰彦 |
第16回 | 1998年9月27日 | ファレノプシス | 牝3 | 2:04.4 | 武豊 | 浜田光正 |
第17回 | 1999年9月26日 | ヒシピナクル | 牝3 | 2:00.8 | 河内洋 | 佐山優 |
第18回 | 2000年9月17日 | ニホンピロスワン | 牝3 | 2:00.3 | 福永祐一 | 田中耕太郎 |
第19回 | 2001年9月16日 | ダイヤモンドビコー | 牝3 | 2:01.9 | 松永幹夫 | 藤沢和雄 |
第20回 | 2002年9月15日 | ファインモーション | 牝3 | 2:00.1 | 松永幹夫 | 伊藤雄二 |
第21回 | 2003年9月21日 | アドマイヤグルーヴ | 牝3 | 2:01.5 | 武豊 | 橋田満 |
第22回 | 2004年9月19日 | レクレドール | 牝3 | 1:59.0 | 安藤勝己 | 池江泰郎 |
第23回 | 2005年9月18日 | エアメサイア | 牝3 | 2:00.1 | 武豊 | 伊藤雄二 |
第24回[3] | 2006年9月17日 | アドマイヤキッス | 牝3 | 1:58.2 | 武豊 | 松田博資 |
第25回[4] | 2007年9月16日 | ダイワスカーレット | 牝3 | 1:46.1 | 安藤勝己 | 松田国英 |
- ^ 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2000mで施行。
- ^ この年から秋華賞の新設により10月から9月へ開催変更。
- ^ 阪神競馬場の改修工事により中京競馬場の芝2000mで施行。
- ^ この年から芝1800mの外回りへ変更。
[編集] 関連項目
GII 競走 | JpnII 競走 | J・GII 競走 |
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日経新春杯 | 京都記念 | 中山記念 阪神大賞典 | 日経賞 | 大阪杯 |
アメリカジョッキークラブカップ | 弥生賞 | フィリーズレビュー スプリングステークス | ニュージーランドトロフィー |
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