ふるさとZIP探偵団
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ふるさとZIP探偵団(ふるさとじっぷたんていだん)は、関西テレビで毎週土曜日朝10時 - 10時54分に放送されていたローカルバラエティ番組であり、旅番組。ここではリニューアル後の番組、「ZIP!」も紹介する。
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[編集] 概要
第1回放送は、1989年4月1日。兵庫県洲本市由良町から。新藤栄作が担当。ZIPコード656-25。明石海峡を船で渡り、由良町まで自転車で行ったようである。
1999年10月に「ZIP!」にリニューアルをし、2002年9月まで13年半に渡って放送され、放送回数は688回を数える。現在は「なつかしZIPアーカイブ」としてCS放送関西テレビ☆京都チャンネルにてノーカットで放送されている。尚、なつかしZIPアーカイブではオリジナルの「ふるさとZIP探偵団」には阪神・淡路大震災前の映像も有るため、その部分については放送を控えている模様。
[編集] 内容
番組内容は、謎のボスからZIPコード(郵便番号)の土地を探索する指令が出され、探偵と呼ばれるタレントが現地に行って探索するもの(番組の後期では郵便番号7桁の制度が出来、そのままではあまりに探索する範囲が狭められてしまうため、郵便番号ではなくモニターに表示されるスロットで府県・市町村・界隈名を決めて土地を探索するようになった)。指令の土地は、基本的に近畿地方から選ばれるが、一度高知県内が指令の土地になったことがある(1998年10月から半年間(?)は高知さんさんテレビにも同時ネットされていたため)。結局、謎のボスは最終回まで現れなかった。
[編集] 番組の終焉
1999年頃から探索する場所が尽くした為か、マンネリ化が見え始める。1999年秋に番組の支え役の冴木と桑原が降板し、新たに香田が出演し始め、翌2000年には大八木、小林が出演し始める。しかし、マンネリ化も目立ち、番組枠の見直しもあり、2002年9月に13年半の歴史に終止符を打った。
[編集] 出演者
[編集] 探偵
- 原田伸郎 第1回から最終回まで登場。
- 佐藤蛾次郎 原田と共に第1回から最終回まで登場。料理が得意であったため、自前の包丁セットを持参していたようだ。他人の家に上がりこんで冷蔵庫を勝手に開ける、またご飯をいただくといった行動を、他のメンバーは「蛾次る」と呼んでいた。
- 新藤栄作 自転車で探索を得意とする。初期はシティーサイクルであったが、中期頃になると輪行袋を使っての移動を行うようになる。しかし後に腰を痛めたとかで自転車に乗らなくなってしまった。また、自身が探索している放送回の最後に、「ミス○○」と称して、その土地の「美女」を紹介していたことがある。1998.6.6の和歌山・美山村(彼の故郷)の探索を最後に引退。桑原征平にバトンタッチ。
- 桑原征平 1998.5.9のリニューアル時から「駅長」として登場。新藤栄作が引退した時に、ボスから「駅長、探偵やってみるか?」と言われ翌週から探偵となった。初探索の福井・三方町では勢いあまって船から三方五湖に転落すると言うハリキリぶりだった。1999.9.25の「ZIP探偵団」としての最終回で引退。
- 香田晋 桑原の後任として登場(ZIP!より)。1999.10.16の天王寺が最初の探索だった。2000.3.25の倉敷探索を最後に引退。
- 小林千絵 探偵の中で紅一点。元アイドル(!)のプライドもなんのその、体当たりの探偵振りを見せてくれた。「行き遅れ」のイメージを自ら出していたが、出演期間中にめでたく結婚した。最初の探索は2000.4.8の河内長野。番組終了まで探偵を続けた。
- 大八木淳史 引退した香田晋の後、小林千絵と同時に探偵就任。「優しい巨人」のイメージでアピールしていた。最初の探索は2000.4.29の東大阪市・長瀬。番組終了まで探偵を続けた。
[編集] 事務員
- 冴木杏奈 第1回から「ZIP探偵団」終了まで事務員として活躍。
[編集] 主題歌
[編集] その他
- 放送の最後に、「番組に対するご意見をお寄せください」というクレジットが流されたが、意見を寄せると、年始に番組特製の年賀状が送られた。
- エンディングテーマ(「MORNING SELECTION」)の前に、その回に探索した土地の名産物、記念品などを3品程度、テレホンショッピングの形式で販売するコーナーが存在した(初期~中期)。
[編集] 前後番組の変遷
関西テレビ 土曜10時枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ふるさとZIP探偵団
ZIP! |
ファミりん
※10:00 - 11:30 |