メジロラモーヌ
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メジロラモーヌ | |
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英字表記: | {{{英}}} |
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品種: | サラブレッド |
性別: | 牝 |
毛色: | 青鹿毛 |
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生誕: | 1983年4月9日 |
死没: | 2005年9月22日(22歳没) |
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登録日: | {{{登}}} |
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父: | モガミ |
母: | メジロヒリュウ |
母の父: | {{{母父}}} |
生国: | 日本(北海道伊達市) |
生産: | メジロ牧場 |
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馬主: | (有)メジロ牧場 |
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調教師: | 奥平真治(美浦) |
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競走成績 | |
生涯成績: | 12戦9勝 |
獲得賞金: | 3億1192万0100円 |
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メジロラモーヌは、日本の競走馬。中央競馬史上初の牝馬三冠馬である。1987年には日本中央競馬会顕彰馬に選出された。
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[編集] 戦績
1985年10月13日、東京競馬場の3歳新馬(ダート1400m)で小島太を鞍上にデビュー。2着に3秒近くの大差をつける圧勝であった。その後、騎手は柏崎正次に替わり、テレビ東京賞3歳牝馬ステークス(GIII)を制し、この年の優駿賞で最優秀3歳牝馬に選出された。
翌1986年、4歳初戦となったクイーンカップ(GIII)では4着に敗れる。しかし、鞍上に河内洋を迎え、桜花賞トライアルの4歳牝馬特別(GII)を勝つと、返す刀で本番の桜花賞(GI)も制した。なお、この勝利以降、2004年にダンスインザムードが勝利するまで関東馬が桜花賞を勝利することが出来なかった。
次走に優駿牝馬(オークス)のトライアル・4歳牝馬特別(GII)を選びこれに勝利すると、本番の優駿牝馬(GI)も制した。桜花賞、優駿牝馬での牝馬クラシック二冠馬は1976年のテイタニヤ以来であった。
夏場を休養にあてた後、秋初戦はローズステークス(GII)に臨み、これも勝つと、いよいよ日本競馬史上初の牝馬三冠制覇かとマスコミが騒ぎ立てる。そして迎えたエリザベス女王杯(GI)、桜花賞やオークスの展開とは違い、早めの競馬で第4コーナーでは早くも先頭に並びかける。それを見た関西テレビの杉本清アナウンサーも「河内、早いのか、これでいいのか」と実況する。直線ではスーパーショットの猛追を受けるが半馬身凌ぎ切り制覇し、中央競馬史上初の牝馬三冠馬が誕生した。また、桜花賞、優駿牝馬、エリザベス女王杯とそれらのトライアルレースを勝利したことから「完全三冠」とも言われた。しかし、河内の回想によれば、秋を迎えてからのラモーヌは「春ほどの出来ではなかった」と言う。
その後、年末の有馬記念(GI)に出走したが、最後の直線で不利を受け9着と惨敗。また、当時は古馬牝馬限定のGIが存在しなかったことや、牝馬限定の重賞でも重い斤量を背負うこと、メジロ牧場の基幹牝馬になれるという期待もあり、この有馬記念を最後に現役を引退した。
牝馬三冠のうち、メジロラモーヌが勝ったエリザベス女王杯はクラシック競走ではなく、正確に言えばクラシック二冠馬ということになる。日本競馬史において、「クラシック競走三冠を達成した牝馬」は、現在のところ1943年に東京優駿競走・阪神優駿牝馬・京都農商省賞典4歳呼馬を勝ったクリフジのみである。
[編集] 競走成績
年月日 | 競馬場 | レース名 | 格 | 人気 | 着順 | 距離 | タイム | 着差 | 騎手 | 斤量 | 勝ち馬/(2着馬) | 馬体重 | ||
1985 | 10. | 13 | 東京 | 3歳新馬 | 1人 | 1着 | ダ1400m(良) | 1:26.1 | 大差 | 小島太 | 53 | (ダイナボンダー) | 466 | |
11. | 3 | 東京 | 京成杯3歳S | GII | 1人 | 4着 | 芝1400m(良) | 1:23.9 | 0.7秒 | 小島太 | 53 | ダイシンフブキ | 466 | |
11. | 30 | 中山 | 寒菊賞(400万下) | 1人 | 1着 | 芝1600m(良) | 1:35.7 | 1 1/4 | 柏崎正次 | 53 | (フジノセンゴク) | 456 | ||
12. | 14 | 中山 | テレビ東京賞3歳牝馬S | GIII | 2人 | 1着 | 芝1600m(良) | 1:34.9 | 3 1/2 | 柏崎正次 | 53 | (ダイナフェアリー) | 458 | |
1986 | 1. | 26 | 東京 | クイーンカップ | GIII | 1人 | 4着 | 芝1600m(良) | 1:36.5 | 1.0秒 | 柏崎正次 | 54 | スーパーショット | 458 |
3. | 16 | 阪神 | 4歳牝馬特別(西) | GII | 1人 | 1着 | 芝1400m(稍) | 1:23.9 | クビ | 河内洋 | 54 | (チュウオーサリー) | 452 | |
4. | 6 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 1人 | 1着 | 芝1600m(良) | 1:35.8 | 1 3/4 | 河内洋 | 55 | (マヤノジョウオ) | 454 | |
4. | 27 | 東京 | 4歳牝馬特別(東) | GII | 1人 | 1着 | 芝1800m(良) | 1.50.8 | 1 1/2 | 河内洋 | 54 | (ダイナアクトレス) | 450 | |
5. | 18 | 東京 | 優駿牝馬(オークス) | GI | 1人 | 1着 | 芝2400m(良) | 2:29.6 | 2 1/2 | 河内洋 | 55 | (ユウミロク) | 456 | |
10. | 12 | 京都 | ローズS | GII | 1人 | 1着 | 芝2000m(良) | 2:01.3 | クビ | 河内洋 | 55 | (ポットテスコレディ) | 462 | |
11. | 2 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 1人 | 1着 | 芝2400m(良) | 2:29.1 | 1/2 | 河内洋 | 55 | (スーパーショット) | 464 | |
12. | 21 | 中山 | 有馬記念 | GI | 2人 | 9着 | 芝2500m(稍) | 2:34.6 | 0.6秒 | 河内洋 | 53 | ダイナガリバー | 466 |
[編集] 引退後
引退後は生まれ故郷のメジロ牧場で繁殖牝馬として余生を送ったが、気性や双子を受胎しやすいなどの体質に問題があり、母を彷彿とさせる産駒は出せなかった。2005年9月22日、老衰のため、北海道洞爺村のメジロ牧場で死亡。22歳だった。
しかし、メジロリベーラ(父シンボリルドルフ・三冠馬同士の配合で「十冠ベビー」として話題になる)等の後継となる牝馬も数頭出産しておりメジロラモーヌの牝系は存続している。牝系出身の主な活躍馬は曾孫(メジロリベーラの孫に当たる)に当たるフィールドルージュ(2008年川崎記念)である。
[編集] 血統表
メジロラモーヌの血統 (リファール系/Nearco 5×5.5=9.38%) | |||
父
*モガミ Mogami 1976 青鹿毛 |
Lyphard 1969 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Goofed | Court Martial | ||
Barra | |||
*ノーラック No Luck 1968 黒鹿毛 |
Lucky Debonair | Vertex | |
Fresh as Fresh | |||
No Teasing | Palestinian | ||
No Fidding | |||
母
メジロヒリュウ 1972 鹿毛 |
*ネヴァービート Never Beat 1960 栃栗毛 |
Never Say Die | Nasrullah |
Singing Grass | |||
Bride Elect | Big Game | ||
Netherton Maid | |||
*アマゾンウォリアー Amazon Warrior 1960 鹿毛 |
Khaled | Hyperion | |
Eclair | |||
War Betsy | War Relic | ||
Betsy Ross F-No.9-f |
[編集] 産駒
- メジロリュウモン(1989年:牡 父メジロティターン)
- メジロリベーラ(1990年:牝 父シンボリルドルフ)
- メジロテンオー(1992年:牡 父リアルシャダイ)
- メジロディザイヤー(1994年:牡 父サンデーサイレンス・種牡馬)
- メジロモンジュ(1996年:牡 父リンドシェーバー)
- メジロブレット(1997年:牡 父ティンバーカントリー)
- メジロフラックス(1998年:牝 父ラムタラ)
- メジログリーン(1999年:牡 父メジロライアン)
- メジロベッカム(2000年:牡 父ブライアンズタイム)
- メジロスノーシュー(2002年:牝 父エルコンドルパサー)
- メジロルバート(2003年:牝 父メジロライアン)
- メジロラスタバン(2004年:牡 父タニノギムレット)
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クモハタ - セントライト - クリフジ - トキツカゼ - トサミドリ - トキノミノル - メイヂヒカリ - ハクチカラ - セイユウ - コダマ - シンザン - スピードシンボリ - タケシバオー - グランドマーチス - ハイセイコー - トウショウボーイ - テンポイント - マルゼンスキー - ミスターシービー - シンボリルドルフ - メジロラモーヌ - オグリキャップ - メジロマックイーン - トウカイテイオー - ナリタブライアン - タイキシャトル - テイエムオペラオー - ディープインパクト |
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