中山牝馬ステークス
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中山牝馬ステークス | |
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開催地 | 中山競馬場 |
施行日 | 2008年3月16日 |
格付け | GIII |
1着賞金 | 3900万円 |
距離 | 芝1800m |
出走条件 | サラブレッド系4歳以上牝馬(国際) |
負担重量 | ハンデキャップ |
第1回 施行日 |
1983年3月20日 |
中山牝馬ステークス(なかやまひんばすてーくす)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝1800mで施行する中央競馬の重賞(GIII)競走である。正式名称はローレル競馬場賞中山牝馬ステークス、中山競馬場と友好関係にあるアメリカのローレルパーク競馬場との交換競走でローレルパーク競馬場から寄贈優勝杯が贈呈されている。
尚、ローレルパーク競馬場ではJRAハンデキャップ(JRA Handicap)が交換競走で施行されている。
目次 |
[編集] 概要
1983年に5歳(現4歳)以上の牝馬限定のハンデキャップの重賞競走、中山牝馬ステークスとして創設、第1回から現在と同じ中山競馬場の芝1800mで施行された。
1984年からグレード制施行によりGIIIに格付け、1988年のみ中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行された。
1993年には混合競走に指定、外国産馬の出走が可能になり、更に2006年には国際競走となり、外国調教馬も出走可能になった。
中央競馬における数少ない古馬の牝馬限定の重賞競走だが、ハンデキャップ競走であるが為、GI優勝馬及び上位クラスの牝馬は重ハンデを課せられるので、やむを得ず牡馬との混合戦へ出走する場合も少なくない。しかし2006年に新設された古馬の牝馬限定のGI競走ヴィクトリアマイルの前哨戦に位置付けされるようになった。
出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の牝馬の競走馬(外国産馬含む)及び外国調教馬(5頭まで)。
負担重量は、ハンデキャップ。
総額賞金は7,460万円で、1着賞金3,900万円、2着賞金1,600万円、3着賞金980万円、4着賞金590万円、5着賞金390万円と定められている。
現在の優勝レイは、赤色の地に銀色文字となっている。
[編集] 歴史
- 1983年 - 中山競馬場の芝1800mの5歳(現4歳)以上牝馬限定のハンデキャップの重賞競走、中山牝馬ステークスとして創設。
- 1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
- 1988年 - 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行。
- 1993年 - 混合競走に指定。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「5歳以上牝馬」から「4歳以上牝馬」に変更。
- 2004年 - 蛯名正義が騎手として史上初の連覇。
- 2006年 - 混合競走から国際競走に変更。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1983年3月20日 | ダンシングファイタ | 牝5 | 1:51.3 | 中野栄治 | 元石孝昭 |
第2回 | 1984年2月26日 | メジロハイネ | 牝4 | 1:52.7 | 的場均 | 大久保洋吉 |
第3回 | 1985年2月24日 | シャダイコスモス | 牝7 | 1:48.8 | 加藤和宏 | 二本柳俊夫 |
第4回 | 1986年2月23日 | ユキノローズ | 牝4 | 1:49.6 | 郷原洋行 | 佐々木猛 |
第5回 | 1987年3月1日 | カツダイナミック | 牝4 | 1:48.8 | 大崎昭一 | 和田正道 |
第6回 | 1988年2月28日 | ソウシンホウジュ | 牝4 | 1:47.2 | 柴田善臣 | 古賀末喜 |
第7回 | 1989年2月26日 | リキアイノーザン | 牝4 | 1:50.6 | 本田優 | 清水出美 |
第8回 | 1990年2月25日 | ジムクイン | 牝4 | 1:50.2 | 大塚栄三郎 | 八木沢勝美 |
第9回 | 1991年2月24日 | ユキノサンライズ | 牝4 | 1:47.6 | 増沢末夫 | 鈴木康弘 |
第10回 | 1992年3月1日 | スカーレットブーケ | 牝4 | 1:47.6 | 柴田政人 | 伊藤雄二 |
第11回 | 1993年2月28日 | ラビットボール | 牝6 | 1:49.7 | 内田浩一 | 池江泰郎 |
第12回 | 1994年2月27日 | ホッカイセレス | 牝4 | 1:47.6 | 安田富男 | 伊藤正徳 |
第13回 | 1995年2月26日 | アルファキュート | 牝5 | 1:49.4 | 松永昌博 | 松永善晴 |
第14回 | 1996年2月25日 | プレイリークイーン | 牝6 | 1:48.2 | 菊沢隆徳 | 池江泰郎 |
第15回 | 1997年2月23日 | ショウリノメガミ | 牝6 | 1:49.3 | 武豊 | 武邦彦 |
第16回 | 1998年3月2日 | メジロランバダ | 牝5 | 1:49.8 | 横山典弘 | 池江泰郎 |
第17回 | 1999年2月28日 | ナリタルナパーク | 牝4 | 1:48.4 | 佐藤哲三 | 大久保正陽 |
第18回 | 2000年3月11日 | レッドチリペッパー | 牝4 | 1:48.5 | 横山典弘 | 松田博資 |
第19回 | 2001年3月10日 | エイシンルーデンス | 牝5 | 1:49.5 | 柴田善臣 | 野元昭 |
第20回 | 2002年3月9日 | ダイヤモンドビコー | 牝4 | 1:45.4 | O.ペリエ | 藤沢和雄 |
第21回 | 2003年3月15日 | レディパステル | 牝5 | 1:46.7 | 蛯名正義 | 田中清隆 |
第22回 | 2004年3月13日 | オースミコスモ | 牝5 | 1:46.1 | 蛯名正義 | 中尾正 |
第23回 | 2005年3月12日 | ウイングレット | 牝4 | 1:49.7 | 田中勝春 | 宗像義忠 |
第24回 | 2006年3月12日 | ヤマニンシュクル | 牝5 | 1:47.8 | 四位洋文 | 浅見秀一 |
第25回 | 2007年3月11日 | マイネサマンサ | 牝7 | 1:50.2 | 蛯名正義 | 中村均 |
第26回 | 2008年3月16日 | ヤマニンメルベイユ | 牝6 | 1:48.4 | 柴山雄一 | 栗田博憲 |
[編集] 関連項目
フェアリーステークスは2009年1月に移設され、2008年は実施されない | ||
GIII 競走 | JpnIII 競走 | J・GIII 競走 |
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