シンザン記念
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シンザン記念 | |
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開催地 | 京都競馬場 |
施行日 | 2008年1月13日 |
格付け | JpnIII |
1着賞金 | 4000万円 |
距離 | 芝1600m |
出走条件 | サラブレッド系3歳(混合)(特指) |
負担重量 | 56kg、牝馬2kg減、収得賞金2000万以上は1kg増。 |
第1回 施行日 |
1967年1月15日 |
シンザン記念(シンザンきねん)は、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝1600mで施行する中央競馬の重賞(JpnIII)競走である。正賞は日刊スポーツ賞シンザン記念、日刊スポーツ新聞社が優勝杯を提供している。競走名は1964年に3歳(旧4歳)クラシック牡馬三冠を達成したシンザンから。
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[編集] 概要
1964年に3歳(旧4歳)クラシック牡馬三冠を達成したシンザンを記念して、1967年に重賞として創設された。1984年にGIIIに格付けされる。1980年と1994年に阪神競馬場で施行されたのを除き、創設以来、施行場及び距離条件は変更されていない。
3歳馬が年明け後に初めて迎える関西圏の重賞競走で、三冠馬の名前を冠した競走ながら創設以来クラシック競走の優勝馬を出す事ができず、不出世競走と言われ続けていた。
第9回優勝馬エリモジョージが天皇賞(春)と宝塚記念を制してから11年後に、第20回優勝馬フレッシュボイスが安田記念を制するが、ここからまた11年間GI優勝馬が出現せず、シンザン記念を優勝した競走馬はGIに勝てないと言う競馬ファンのみならず競馬関係者からもジンクスとして言われる様になったが、第31回優勝馬シーキングザパールがNHKマイルカップとモーリス・ド・ギース賞に優勝し、更には第36回優勝馬タニノギムレットが後に東京優駿(日本ダービー)を勝利して創設36年目にして初のクラシック優勝馬が現れている。
出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬(外国産馬含む)及びJRAに認定された地方所属の競走馬(5頭まで)である。
負担重量は別定重量で、56キロ、牝馬は2キロ減を基本とし、更に収得賞金額2000万円以上の出走馬は1キロの負担重量が課せられるよう定められている。2006年の番組改定において、3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57キロになるように現在の条件に変更された。
総額賞金は7,600万円で、1着賞金4,000万円、2着賞金1,600万円、3着賞金1000万円、4着賞金600万円、5着賞金400万円と定められている。
なお、例年北海道浦河町のシンザンフェスティバルにおいて一般公募で「ミスシンザン」に選ばれた2名の女性が、本競走の表彰式でプレゼンターを務めるため京都競馬場に来場している。
[編集] 歴史
- 1967年 - 京都競馬場の芝1600mの4歳(現3歳)限定の別定重量の重賞競走、シンザン記念として創設。
- 1980年 - 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝1600mで施行。
- 1982年 - 伊藤修司が調教師として史上初の連覇。
- 1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
- 1994年 - 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝1600mで施行。
- 1995年 - 混合競走に指定。
- 1996年 - 特別指定競走に指定。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
- 2004年
- JRA創設50周年記念競走シンザン記念として施行。
- 池江泰郎が調教師として史上2人目の連覇。
- 2005年 - 武豊が騎手として史上初の4連覇。
- 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告にともない、重賞格付けをJpnIIIに変更。
- 2008年 - 岩田康誠が騎手として史上2人目の連覇。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1967年1月15日 | タイギヨウ | 牡3 | 1:39.0 | 武邦彦 | 武平三 |
第2回 | 1968年1月15日 | ヒカリオー | 牡3 | 1:41.0 | 領家政蔵 | 田中好雄 |
第3回 | 1969年1月15日 | ファインハピー | 牝3 | 1:38.8 | 簗田善則 | 坪重兵衛 |
第4回 | 1970年1月15日 | ハイプリンス | 牡3 | 1:36.9 | 高橋成忠 | 佐藤勇 |
第5回 | 1971年1月24日 | フイドール | 牡3 | 1:42.3 | 松本善登 | 武田文吾 |
第6回 | 1972年1月23日 | シンモエダケ | 牝3 | 1:38.5 | 藤岡範士 | 田之上勲 |
第7回 | 1973年1月14日 | ディクタボーイ | 牡3 | 1:38.8 | 柴田政見 | 布施正 |
第8回 | 1974年1月13日 | ナニワライト | 牡3 | 1:37.0 | 清水英次 | 荻野光男 |
第9回 | 1975年1月12日 | エリモジョージ | 牡3 | 1:38.4 | 福永洋一 | 大久保正陽 |
第10回 | 1976年1月11日 | バンブトンシェード | 牡3 | 1:39.3 | 久保敏文 | 伊藤修司 |
第11回 | 1977年1月16日 | テンザンサクラ | 牡3 | 1:38.1 | 河内洋 | 松永善晴 |
第12回 | 1978年1月15日 | ラブリトウショウ | 牝3 | 1:37.0 | 小谷内秀夫 | 戸山為夫 |
第13回 | 1979年1月14日 | テルノエイト | 牡3 | 1:37.2 | 飯田明弘 | 清水久雄 |
第14回 | 1980年1月13日 | ノトダイバー | 牡3 | 1:38.4 | 加用正 | 北橋修二 |
第15回 | 1981年1月11日 | ヒロノワカコマ | 牡3 | 1:35.8 | 河内洋 | 伊藤修司 |
第16回 | 1982年1月10日 | シルクテンザンオー | 牡3 | 1:36.8 | 伊藤清章 | 伊藤修司 |
第17回 | 1983年1月9日 | メジロモンスニー | 牡3 | 1:36.7 | 清水英次 | 大久保正陽 |
第18回 | 1984年1月15日 | キタヤマザクラ | 牡3 | 1:36.3 | 小島貞博 | 戸山為夫 |
第19回 | 1985年1月13日 | ライフタテヤマ | 牡3 | 1:37.5 | 猿橋重利 | 安田伊佐夫 |
第20回 | 1986年1月12日 | フレッシュボイス | 牡3 | 1:37.3 | 古小路重男 | 境直行 |
第21回 | 1987年1月11日 | ヤマニンアーデン | 牡3 | 1:38.4 | 田島信行 | 池江泰郎 |
第22回 | 1988年1月10日 | ラガーブラック | 牡3 | 1:37.2 | 村本善之 | 大久保正陽 |
第23回 | 1989年1月15日 | ファンドリポポ | 牝3 | 1:37.4 | 西浦勝一 | 夏村辰男 |
第24回 | 1990年1月14日 | ニチドウサンダー | 牡3 | 1:36.0 | 増井裕 | 白井寿昭 |
第25回 | 1991年1月13日 | ミルフォードスルー | 牝3 | 1:35.7 | 河内洋 | 田中耕太郎 |
第26回 | 1992年1月19日 | マヤノペトリュース | 牡3 | 1:35.8 | 田原成貴 | 坂口正大 |
第27回 | 1993年1月17日 | アンバーライオン | 牡3 | 1:35.9 | 田所秀孝 | 鹿戸幸治 |
第28回 | 1994年1月16日 | ナムラコクオー | 牡3 | 1:36.8 | 上村洋行 | 野村彰彦 |
第29回 | 1995年1月15日 | メイショウテゾロ | 牡3 | 1:34.5 | 上籠勝仁 | 星川薫 |
第30回 | 1996年1月14日 | ゼネラリスト | 牡3 | 1:34.5 | 松永幹夫 | 山本正司 |
第31回 | 1997年1月15日 | シーキングザパール | 牝3 | 1:34.6 | 武豊 | 佐々木晶三 |
第32回 | 1998年1月18日 | ダンツシリウス | 牝3 | 1:36.8 | 四位洋文 | 山内研二 |
第33回 | 1999年1月17日 | フサイチエアデール | 牝3 | 1:34.6 | 武豊 | 松田国英 |
第34回 | 2000年1月9日 | ダイタクリーヴァ | 牡3 | 1:35.4 | 高橋亮 | 橋口弘次郎 |
第35回 | 2001年1月8日 | ダービーレグノ | 牡3 | 1:35.4 | 幸英明 | 高橋成忠 |
第36回 | 2002年1月14日 | タニノギムレット | 牡3 | 1:34.8 | 武豊 | 松田国英 |
第37回 | 2003年1月12日 | サイレントディール | 牡3 | 1:34.8 | 武豊 | 池江泰郎 |
第38回 | 2004年1月12日 | グレイトジャーニー | 牡3 | 1:35.4 | 武豊 | 池江泰郎 |
第39回 | 2005年1月10日 | ペールギュント | 牡3 | 1:35.7 | 武豊 | 橋口弘次郎 |
第40回 | 2006年1月9日 | ゴウゴウキリシマ | 牡3 | 1:34.4 | 石橋守 | 梅田康雄 |
第41回 | 2007年1月8日 | アドマイヤオーラ | 牡3 | 1:35.1 | 岩田康誠 | 松田博資 |
第42回 | 2008年1月13日 | ドリームシグナル | 牡3 | 1:35.4 | 岩田康誠 | 西園正都 |
[編集] 関連項目
フェアリーステークスは2009年1月に移設され、2008年は実施されない | ||
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