小倉2歳ステークス

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小倉2歳ステークス
開催地	小倉競馬場
施行日	2008年9月7日
1着賞金	3200万円
距離	芝1200m
出走条件	サラブレッド系2歳（混合）（特指）
負担重量	馬齢重量
第1回 施行日	1981年8月30日（重賞格上）

小倉2歳ステークス（こくらにさいすてーくす）は、日本中央競馬会（JRA）が小倉競馬場の芝1200mで施行する競馬の重賞競走（JpnIII）である。

目次 1 概要 2 歴史 2.1 歴代の優勝馬 3 関連項目

[編集] 概要

1965年に小倉3歳ステークスとして創設され、2001年の競走馬の年齢表記を国際基準に合わせた関係で、小倉2歳ステークスに名称に変更したが、内容は創設当初のまま夏の小倉開催の2歳（旧3歳）チャンピオン決定戦の位置付けとして行われている。

出走条件は、サラ系2歳（旧3歳）の競走馬である。

この競走と同日に新潟競馬場では新潟2歳ステークス（JpnIII・芝1600m）が行われると言う事で翌年のクラシック競走を目指す栗東所属馬（関西馬）が遠征する事が大半で、美浦所属馬（関東馬）がこの競走に出走してくる事は滅多に無い。

長らく優勝馬からGI・JpnIレベルの馬が出なかったが、21世紀を迎えてからは、タムロチェリー、メイショウボーラー、アストンマーチャンなどを輩出するようになってきた。これは、2歳戦スタート時期繰り上げの影響も多分にあると推測される。

また、この夏の小倉競馬では九州産馬もデビューする事が多いので、九州産馬としては最も狙いやすい重賞レースのひとつと言える。

現在の優勝レイは黄色地に赤色文字で、 このインパクトある配色はJRAの全重賞中このレースだけのもの。

出走資格は、サラ系2歳（旧3歳）のJRA所属の競走馬（外国産馬含む）及びJRAに認定された地方所属の競走馬（フェニックス賞2着以内及び函館2歳ステークス1着馬）である。

負担重量は馬齢重量で、54キロ、牝馬は2キロ減量される。

[編集] 歴史

• 1965年 - 小倉競馬場の1200mの一般競走、小倉3歳ステークスとして創設。
• 1981年 - 一般競走から重賞競走に昇格。
• 1982年 - 小倉競馬場の改修工事により京都競馬場で施行。
• 1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け
• 1998年 - 小倉競馬場の改修工事により京都競馬場で施行。コウエイロマンが九州産馬としては17年ぶりの重賞制覇を飾る。
• 2001年
  • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「3歳」から「2歳」に変更。
  • 「小倉2歳ステークス」に名称変更。
• 2007年 - ICSCの勧告により、格付けをJpnIIIに変更。また馬インフルエンザの流行により、中央競馬所属馬のみで行われた。

[編集] 歴代の優勝馬

重賞格付け以後

回数	施行日	優勝馬	性齢	勝時計	優勝騎手	管理調教師	馬主
第1回	1981年8月30日	ホクトマツシマ	牝2	1:11.1	久保一秋	吉永猛	丹羽信雄
第2回	1982年9月5日	ダイゼンキング	牡2	1:09.9	田原成貴	中村好夫	大塚弘美
第3回	1983年9月4日	トーアファルコン	牡2	1:10.8	田島信行	服部正利	伊藤昭
第4回	1984年9月2日	ダイナシュペール	牝2	1:11.4	岩元市三	布施正	(有)社台レースホース
第5回	1985年9月1日	キョウワシンザン	牝2	1:11.8	樋口弘	吉岡八郎	浅川吉男
第6回	1986年8月31日	サンキンハヤテ	牡2	1:10.6	東田幸男	橋口弘次郎	河原サキノ
第7回	1987年9月6日	ポットナポレオン	牡2	1:11.1	松永昌博	橋田満	(有)ポット牧場
第8回	1988年9月4日	ダンデイアポロ	牡2	1:12.0	安田隆行	田中康三	勝野憲明
第9回	1989年9月3日	ハギノハイタッチ	牡2	1:11.2	安田隆行	松元省一	日隈広吉
第10回	1990年9月2日	テイエムリズム	牝2	1:10.3	河内洋	岩元市三	竹園正繼
第11回	1991年9月1日	ジンクタモンオー	牡2	1:10.4	村本善之	新井仁	林儀信
第12回	1992年9月6日	マルカアイリス	牝2	1:10.5	加用正	瀬戸口勉	河長産業㈱
第13回	1993年9月5日	ナガラフラッシュ	牝2	1:10.3	安田隆行	瀬戸口勉	ナガラ観光
第14回	1994年9月4日	エイシンサンサン	牝2	1:11.1	岸滋彦	坂口正則	平井豊光
第15回	1995年9月3日	エイシンイットオー	牡2	1:11.5	南井克巳	坂口正則	平井豊光
第16回	1996年9月1日	ゴッドスピード	牡2	1:11.3	石橋守	瀬戸口勉	近藤俊典
第17回	1997年8月31日	タケイチケントウ	牡2	1:09.6	常石勝義	中尾正	竹中健一
第18回	1998年9月6日	コウエイロマン	牝2	1:10.4	高橋亮	橋口弘次郎	伊東政清
第19回	1999年9月5日	アルーリングアクト	牝2	1:11.0	秋山真一郎	野村彰彦	日本ダイナースクラブ
第20回	2000年9月3日	リキセレナード	牝2	1:11.1	福永祐一	瀬戸口勉	後藤繁樹
第21回	2001年9月2日	タムロチェリー	牝2	1:10.6	小池隆生	西園正都	谷口屯
第22回	2002年9月1日	メイプルロード	牝2	1:09.8	芹沢純一	田所秀孝	(有)ターフ・スポート
第23回	2003年9月7日	メイショウボーラー	牡2	1:09.3	福永祐一	白井寿昭	松本好雄
第24回	2004年9月5日	コスモヴァレンチ	牝2	1:08.2	武幸四郎	加用正	岡田美佐子
第25回	2005年9月4日	アルーリングボイス	牝2	1:09.1	武豊	野村彰彦	(有)サンデーレーシング
第26回	2006年9月3日	アストンマーチャン	牝2	1:08.4	鮫島良太	石坂正	戸佐眞弓
第27回	2007年9月2日	マルブツイースター	牡2	1:09.3	和田竜二	中尾正	大澤毅

[編集] 関連項目

• 新潟2歳ステークス - 本競走と同じ日に施行される2歳馬の競走
• 小倉大賞典
• 北九州記念
• 小倉記念