ステイヤーズステークス
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ステイヤーズステークス | |
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開催地 | 中山競馬場 |
施行日 | 2008年12月6日 |
格付け | JpnII |
1着賞金 | 6400万円 |
距離 | 芝3600m |
出走条件 | サラブレッド系3歳以上(国際) |
負担重量 | 3歳52kg、4歳上57kg、牝馬2kg減(2005年12月3日以降の牝馬限定を除くGI級優勝馬2kg増、牝馬限定GI級およびGII級優勝馬1kg増、2005年12月2日以前のGI級優勝馬1kg増) |
第1回 施行日 |
1967年10月8日 |
ステイヤーズステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場芝3600mを舞台にして毎年12月の初旬に行われる中央競馬の重賞競走(JpnII)。1994年度からスポーツニッポン新聞東京本社寄贈の優勝トロフィーをかけて行われている。正式名称はスポーツニッポン賞ステイヤーズステークス。
[編集] 概要
中山競馬場でかつて行われていた日本最長距離ステークス(芝4000m、芝外回り→内回りコース各1周)が廃止されて以降、現在はこの競走が日本の平地競走における最長距離の競走である。(GIの最長は春の天皇賞の3200m。また障害競走の最長は中山グランドジャンプ(J・GI)=旧・春の中山大障害相当=の4250m)。
3600mの距離は、芝内回りコースを2周。最長距離なので、スピードやスタミナ配分に注意しなくてはならず、特に競走中盤のスピードの出しすぎは禁物といわれており、騎手の手綱捌きの比重が高い競走である。
近年では、同じ週に阪神競馬場にワールドスーパージョッキーズシリーズが行われるため、リーディングジョッキーがこのレースに騎乗することはほとんどない。
有馬記念のステップレースとなりうることも意識し、中山開幕週の土曜日のメインレースに設定されることが多い。しかし、有馬記念にはジャパンカップや天皇賞出走組が大挙出場することもあり、ステイヤーズステークス優勝馬が好走することは少ない。
[編集] 歴史
- 1967年: 前年まで準オープン特別として行われていた同名の競走を重賞に昇格させる形で創設。
- 1984年: グレード制導入時はGIII競走として施行。
- 1997年: GIIに格上げ。それまでのレース体系では活路を見出せないステイヤーの目標となる。同時に、ハンデキャップ競走から別定戦に改められる。
- 2005年: 国際競走となる。
- 2007年: JpnIIに格付けされる。
[編集] 歴代優勝馬
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1967年10月8日 | リコウ | 牡6 | 3:53.8 | 横山富雄 | 小西喜蔵 |
第2回 | 1968年5月5日 | ニウオンワード | 牡5 | 3:54.5 | 森安重勝 | 尾形藤吉 |
第3回 | 1969年10月10日 | アタックブルー | 牡5 | 3:51.2 | 藤本勝彦 | 藤本冨良 |
第4回 | 1970年9月27日 | コンチネンタル | 牡5 | 4:02.6 | 津田昭 | 野平富久 |
第5回 | 1971年12月26日 | 開催中止 | ||||
第6回 | 1972年12月29日 | ジーガー | 牡5 | 4:02.0 | 大和田稔 | 二本柳俊夫 |
第7回 | 1973年12月23日 | トーヨーアサヒ | 牡5 | 3:49.4 | 増沢末夫 | 古山良司 |
第8回 | 1974年12月22日 | エクセルラナー | 牡4 | 3:50.6 | 嶋田潤 | 藤本冨良 |
第9回 | 1975年12月20日 | トウショウロック | 牡5 | 3:51.9 | 加賀武見 | 阿部正太郎 |
第10回 | 1976年12月25日 | ホッカイノーブル | 牡4 | 4:01.7 | 田中清隆 | 野平祐二 |
第11回 | 1977年12月24日 | ランスロット | 牡5 | 3:56.4 | 柴田政人 | 高松三太 |
第12回 | 1978年12月23日 | フジノハイハット | 牡4 | 3:49.2 | 柴田政人 | 久恒久夫 |
第13回 | 1979年12月22日 | サクラエイリュウ | 牡4 | 3:51.4 | 森安重勝 | 尾形盛次 |
第14回 | 1980年12月14日 | フジノハイハット | 牡6 | 3:47.7 | 柴田政人 | 久恒久夫 |
第15回 | 1981年12月13日 | ピュアーシンボリ | 牡6 | 3:52.7 | 小島太 | 野平祐二 |
第16回 | 1982年12月19日 | ピュアーシンボリ | 牡7 | 3:50.4 | 小島太 | 野平祐二 |
第17回 | 1983年12月18日 | ブライトシンボリ | 牡4 | 3:46.8 | 郷原洋行 | 野平祐二 |
第18回 | 1984年12月9日 | カネクロシオ | 牡4 | 3:50.2 | 蛯沢誠治 | 成宮明光 |
第19回 | 1985年12月8日 | ホッカイペガサス | 牡5 | 3:53.3 | 柴田政人 | 野平祐二 |
第20回 | 1986年12月7日 | シーナンレディー | 牝7 | 3:52.7 | 蛯沢誠治 | 清水美波 |
第21回 | 1987年12月19日 | マウントニゾン | 牡5 | 3:47.9 | 嶋田功 | 森安弘昭 |
第22回 | 1988年12月11日 | スルーオダイナ | 牡5 | 3:46.3 | 岡部幸雄 | 矢野進 |
第23回 | 1989年12月10日 | スルーオダイナ | 牡6 | 3:47.3 | 岡部幸雄 | 矢野進 |
第24回 | 1990年12月8日 | ドクタースパート | 牡5 | 3:45.6 | 的場均 | 柄崎孝 |
第25回 | 1991年12月7日 | メイショウビトリア | 牡5 | 3:44.1 | 岡部幸雄 | 伊藤雄二 |
第26回 | 1992年12月12日 | アイルトンシンボリ | 牡4 | 3:47.8 | 岡部幸雄 | 畠山重則 |
第27回 | 1993年12月11日 | アイルトンシンボリ | 牡5 | 3:51.4 | 柴田政人 | 畠山重則 |
第28回 | 1994年12月10日 | エアダブリン | 牡4 | 3:41.6 | 岡部幸雄 | 伊藤雄二 |
第29回 | 1995年12月9日 | ステージチャンプ | 牡6 | 3:47.1 | 蛯名正義 | 矢野進 |
第30回 | 1996年12月7日 | サージュウェルズ | 牡6 | 3:50.5 | 和田竜二 | 岩元市三 |
第31回 | 1997年11月29日 | メジロブライト | 牡4 | 3:48.7 | 河内洋 | 浅見秀一 |
第32回 | 1998年12月5日 | インターフラッグ | 牡6 | 3:58.8 | 岡部幸雄 | 工藤嘉見 |
第33回 | 1999年12月4日 | ペインテドブラック | 牡4 | 3:46.2 | 横山典弘 | 鈴木康弘 |
第34回 | 2000年12月2日 | ホットシークレット | 騸5 | 3:45.6 | 柴田善臣 | 後藤由之 |
第35回 | 2001年12月1日 | エリモブライアン | 牡4 | 3:43.3 | 横山典弘 | 清水出美 |
第36回 | 2002年11月30日 | ホットシークレット | 騸6 | 3:45.6 | 岡部幸雄 | 後藤由之 |
第37回 | 2003年12月6日 | チャクラ | 牡3 | 3:48.2 | 後藤浩輝 | 安達昭夫 |
第38回 | 2004年12月4日 | ダイタクバートラム | 牡6 | 3:44.8 | M.デムーロ | 橋口弘次郎 |
第39回 | 2005年12月3日 | デルタブルース | 牡4 | 3:47.7 | O.ペリエ | 角居勝彦 |
第40回 | 2006年12月2日 | アイポッパー | 牡6 | 3:43.4 | O.ペリエ | 清水出美 |
第41回 | 2007年12月1日 | マキハタサイボーグ | 騸5 | 3:44.9 | 吉田豊 | 新川恵 |
GII 競走 | JpnII 競走 | J・GII 競走 |
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