ミクロネシア連邦
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- ミクロネシア連邦
- Federated States of Micronesia
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(国旗) (国章) - 国の標語 : Peace Unity Liberty
(英語: 平和、連帯、自由) - 国歌 : ミクロネシアの愛国者
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公用語 英語 首都 パリキール 最大の都市 パリキール 独立
- 日付アメリカ合衆国の信託統治領から
1986年11月3日通貨 アメリカ合衆国ドル(USD) 時間帯 UTC (+10)(DST: なし) ccTLD FM 国際電話番号 691
ミクロネシア連邦(ミクロネシアれんぽう)は、太平洋のミクロネシア地域に位置するオセアニアの国。マリアナ諸島の南東、パラオの東、マーシャル諸島の西、パプアニューギニアの北ないし北東にある。地理的には、カロリン諸島と呼ばれる。首都は、ポンペイ島のパリキールである。
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[編集] 国名
正式名称は、Federated States of Micronesia。略称、FSM。単なる Micronesia は、この国を含むさらに広い地域全体の公式名称であるが、しばしば、この国を指す言葉としても用いられる。
日本語の表記はミクロネシア連邦。通称ミクロネシア。英語での発音はマイクロニージアである。
[編集] 歴史
紀元前4000年〜紀元前2000年にはフィリピンやインドネシア地方から渡ってきた定住者がいたといわれている。また東側のポンペイ州やチューク州にはギルバート諸島やソロモン諸島からツバル、キリバスを経由してやって来た一団もいたのではないかと推測されている。
ポンペイ島では、12世紀から14世紀頃にかけてシヤーウテール王朝が支配していた。コスラエでは14世紀から19世紀中頃まで王朝があった。
1525年にポルトガルの探検隊がヤップ島本島とユリシー島を「発見」。1529年にスペインの探検隊がカロリン諸島を「発見」し、大航海時代にはスペインを中心とした国の中継点となり、1595年にマリアナ諸島とカロリン諸島がスペインの領土と宣言したものの、キリスト教の布教以外に実際に統治はなかった。コスラエには、1824年にフランス船が入港したのがヨーロッパとの最初の接触であった。その後スペインは1886年に支配権の確立を目的とし要塞建設などを開始した。
1869年、ドイツが貿易の拠点をヤップ島に開設し、スペインがそれに対し1885年に軍隊を派遣したが、結局スペインは1899年米西戦争に敗れ国力が疲弊していたこともあり、ドイツにパラオを含むカロリン諸島を売却した。ドイツはこの地を「ドイツ領ミクロネシア」として植民地化した。
1914年より第一次世界大戦が勃発し、日本が赤道以北のドイツ領ミクロネシアを管理下に置いた。日本はそれ以前よりドイツ領ミクロネシアとの経済関係を強化しており、ミクロネシアの経済は日本との貿易に依存していた。1920年、国際連盟は日本にミクロネシアの統治を委任し、日本の「委任統治領南洋諸島」として南洋庁の下に置かれた。この期間、日本人居住者は85,000人を超え、日本人事業家が経済を活発化させたためミクロネシアは貿易黒字が続くという状態であった。
第二次世界大戦が勃発すると、世界最大級の環礁に囲まれたトラック諸島などは天然の要塞として日本軍の太平洋における最重要拠点のひとつとなった。1944年2月、アメリカ軍はこの地域の日本軍基地に対して徹底的な攻撃を開始した。日米両軍の多くの血が流され、日本軍は3万人の将兵を残したまま撤退した。
1947年、国際連合はミクロネシア地域を6つの地区に分け、アメリカ合衆国を受任国とする国連信託統治領とした。1965年アメリカはミクロネシア議会の発足に合意、1970年代後半より自治独立の交渉が始まった。1978年7月、ミクロネシア憲法が起草されたが、6つの地域のうちマーシャル諸島とパラオでは住民投票で否決されたので、その結果残りのポンペイ、チューク、ヤップ、コスラエの4地区が「ミクロネシア連邦」を構成する州となり、1979年5月この憲法が発効した。
1986年11月3日にミクロネシア連邦は、国防と安全保障をアメリカに委託した自由連合盟約国として、事実上独立した。1990年12月に国際連合安全保障理事会は正式に信託統治の終了を宣言した。
独立までの経過については信託統治#太平洋諸島も参照。
[編集] 政治
大統領制をとっている連邦国家で、政党はない。大統領の任期は4年で、各州出身議員の間から互選されるという紳士協定による輪番制。
連邦議会は一院制で、4年任期議員4名(各州1名)、2年任期議員10名(チューク州5名、ポンペイ州3名、ヤップ州1名、コスラエ州1名)。
米国とミクロネシア連邦の間で締結されている自由連合盟約により、安全保障及び一部外交上の権限はアメリカ合衆国が保持している。
[編集] 地方行政区分
ミクロネシア連邦は、4つの州からなる。
国旗の4つの白い星は、これらの州を表している。
[編集] 地理
ミクロネシア連邦は、フィリピンの東に浮かぶカロリン諸島に属する607の島からなる。島は3000kmに渡って広がっている。
[編集] 経済
漁業とココナッツとキャッサバが主産業で魚を日本中心に輸出し生活必需品をアメリカ中心に輸入しているが貿易額は赤字を記録している。IMFに加盟。歳入の5割がアメリカからの援助額で2003年から20年間で13億ドル援助する予定で漁業・農業・観光による自立経済を目指している。
[編集] 国民
住民はミクロネシア系が多い。また、ポリネシア系の住民もいる。日系人もおり、現在の大統領であるマニー・モリは日系4世である。
言語は英語が公用語であり、また共通語として使われている。その他チューク語、ヤップ語、コスラエ語、ポンペイ語、ウリシ語、ウォレアイ語、カピンガラマンギ語、ヌクオロ語などが使われている。
現在では数が減ってきているが、特に高齢者の中には綺麗な日本語を話せる人もいる。また、日本語から入ってきた単語も少なくなく、日本人の姓を使っている人もいる。
宗派宗教としてはキリスト教が圧倒的に有力であり、ローマ・カトリックとプロテスタントがだいたい半分程度である。ただし土着の精霊信仰も色濃く残っており、近年はキリスト教によって抑圧されていた儀式の復活も積極的に行われている。
[編集] 文化
日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
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[編集] 関連項目
- ミクロネシア連邦関係記事の一覧
[編集] 外部リンク
- 政府
- ミクロネシア連邦政府 (英語)
- 日系機関
- 旅行
- ミクロネシア連邦 - ウィキトラベル
- ミクロネシア政府観光局 (日本語)
- その他
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