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桃太郎電鉄シリーズの登場人物 - Wikipedia

桃太郎電鉄シリーズの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

桃太郎電鉄シリーズ > 桃太郎電鉄シリーズの登場人物

桃太郎電鉄シリーズの登場人物(ももたろうでんてつしりーずのとうじょうじんぶつ)は、ハドソンが発売したテレビゲーム『桃太郎電鉄シリーズ』に登場するキャラクターの一覧。

目次

[編集] 桃太郎と仲間たち

桃太郎伝説』の主人公桃太郎と、ともに戦う仲間たちは、PBSのマスコミ関係者として登場する。なお、人間でプレイする場合のデフォルトネームは「ももたろ社長」「きんたろ社長」「うらしま社長」「やしゃ姫」である。

桃太郎
桃太郎電鉄シリーズではニュースキャスターになっている。その月のターン開始時に緊急ニュースが飛び込んでくる場合があり、人気物件のトピックスを紹介や、海底から「ドジラ」(後述)が出現した、台風が発生したなどのニュースを「PBSNEWS」(JNNTBS)ニュースのパロディ)で伝える。
夜叉姫
スーパー桃太郎電鉄IIIから「PBSNEWS」での桃太郎のアシスタントを務める。決算の報告や、大型台風のリポーターを務めることもある。また『II』ではCOMキャラとして登場、やや強く、貧乏神のなすり付けを最優先する。『III』~『X』では、かぐや姫が同じ性格のCOMキャラとして登場。『桃太郎伝説』では鬼族の中で初のプレイヤーキャラクターである。
浦島
11』からは、浦島が「PBSNEWS」の報道スタジオで、台風などの臨時ニュースを報道する。『DX』等ではSリーグに登場する(キーパーは亀)。
金太郎
台風火山噴火の現地リポートや、東北三大祭の現地取材など、全国を飛び回り活動している。過去の作品ではモモスラの卵を蹴っ飛ばしたりしていた。足柄山在住。『DX』等ではSリーグに登場する(キーパーは熊)。

[編集] COMキャラクター

COMキャラクターとは、桃太郎電鉄において人間プレイヤーの代わりに操作するコンピュータの総称である。COMキャラと略されることが多い。桃太郎電鉄シリーズでは、コンピュータの思考別に様々なCOMキャラが用意されており、その中から一人~三人を選択し対人の場合と同様に対戦が行える(ただし携帯電話版ではコンピュータ対戦のみ)。

作品ごとに行われるシステムの増強にアルゴリズムが追いついていない傾向があり、特にカードの使いこなしは人間に比べて大きく劣る。また、弱く設定されているCOMキャラの共通点として、貧乏神のなすり付けを積極的に行わない点が挙げられる。そのため、長丁場になると、キングボンビーなどによって簡単に赤字に転落する。

まめ鬼(まめオニ)
階級は初段、初心者向き。
ただひたすらサイコロを振り(但し、1~3しか出ず、絶好調になってもサイコロは1個のままだが、1~6となり、他のプレーヤーにカードを配りはじめる)、目的地を目指す、マイナス駅にも平気で止まる特徴がある。非常に弱い(『X』~)先鋒クラス、カードは一切使用せず売買も行わない。
物件購入もいい加減。
赤鬼(あかオニ)
階級は二段、初心者向き。
桃太郎伝説』では敵キャラ。とても弱い。先鋒・次鋒クラス初めはカードを使わなかったが、まめ鬼登場後は使用するようになった。(『II』~『15』)また、カードについては進行形カードのみ使用。
売買は行わない上に物件購入もいい加減、目的地については目指す際、まめ鬼同様マイナス駅にも平気で止まる特徴がある。
馬鬼(うまオニ)
階級は三段、初心者・中級者向き。
『桃太郎伝説』では敵のキャラ。農林物件しか買わない。弱いが堅実(『II』~)次鋒・中堅クラス。カード使用については進行系と便利系の一部を使用。
目的地へは向かうものの、農林物件購入可能な駅に停車する事が多い。
餓鬼(ガキ)
階級は四段、中級者向き。
食品物件しか買わない。雷神ほどではないがかなりのいじわる。実力は中堅(『X』~)。カード使用については馬鬼と同じ。
馬鬼同様、目的地へは向かうものの食品物件購入可能な駅に停車する事が多い。
風神(ふうじん)
階級は五段、中級者向き。
進行系のカードを多用する、中堅クラスワープ駅も使用しカード売買も行う。目的地へは向かうもののカード駅に止まることが多い。物件購入については種類を問わず予算および収益率を計算して購入している。
雷神(らいじん)
階級は六段、中級者・上級者向き。
さるかわ・やまんばから引き継がれたCOMキャラ。便利系の中でもいじわる系カードを多用する(『X』~『12』)中堅・副将クラス、物件購入と行動、ワープ駅使用については風神と一緒。
阿修羅(あしゅら)
階級は七段、上級者向き。
最初のうちは目的地を確実にめざす、総合的に強めの性格である副将クラス。かぐや姫が消えたあとは、貧乏神が嫌いで、付いた際には目的地よりもなすりつけを優先する性格も引き継いだ。カード使用については進行系・便利系を問わず効率よく使用する。またほとんどいじわる系カードを使わない。作品によっては、いじわる系カードを手に入れると積極的に捨ててしまう(『II』~)。物件購入や行動、ワープ駅使用については風神とほぼ一緒。
目的地へは向かうものの貧乏神からは遠ざかる特徴もかぐや姫から引き継いでいる。
閻魔(えんま)
階級は名人、上級者向き。
正統派の最強COMキャラとして登場。『7』でより強いCOMキャラとして「さくま」が登場したが、閻魔も引き続き登場。(『II』~)カード使用については進行系・便利系を問わず効率よく使用する。物件購入や行動、ワープ駅使用については風神に似ている部分もあり阿修羅同様貧乏神を嫌い貧乏神対策も欠かさない。
さくま
階級は鉄人、上級者向き。
閻魔に負けず劣らずの最強COMキャラ。頭の良さに加え、運の良い要素がかなり追加されている。『11』『12』『15』では「風雲!さくま城」をクリアしないと他のモードで選択できない(『7』~)。物件購入や行動、ワープ駅使用などについては風神以上の実力者とほぼ一緒。
ちなみに、さくまのモデルは原作者のさくまあきら
むじゃ鬼(むじゃき)
コマンドの1つとしてうんちを落としてくる。絶好調となった場合、カードがなくても頻繁にうんちを落としてくる(『16』)。
ゆき鬼(ゆきオニ)
たいして強くはないが、マイナス駅に止まると度々福の神が現れる(『12』)。
さるかわ
いじわる系カードを多用するあなどれないキャラクター。『X』のみラッキー運が追加された(~『X』)。
いぬやま
コツコツと物件を買う堅実なキャラクター。『X』のみラッキー運が追加された(~『X』)。
きじた
冬のマイナス駅を気にせず、貧乏神が付いていても目的地にまっしぐらに進むキャラクター。『X』のみラッキー運が追加された(~『X』)。
かぐや姫
とにかく貧乏神が嫌いなキャラクター。付いた際には目的地よりもなすりつける事を優先する。『X』のみラッキー運が追加された(~『X』)。
はらだし
冬のマイナス駅を気にせず、貧乏神が付いていても目的地にまっしぐらに進むキャラクター。『V』までのきじたの性格である(『X』)。
やまんば
いじわる系カードを多用するあなどれないキャラクター。『V』までのさるかわの性格である(『X』)。

[編集] ボンビー

[編集] 貧乏神

誰かが目的地に到着した時点で最も目的地から離れた位置にいる人は、罰として貧乏神と行動する事を余儀なくされる。貧乏神がとりついたプレイヤーは、様々な悪行で散々な目に遭う(ただし本人に悪気はなく、良かれと思って行った行動が裏目に出ているに過ぎない)。また、貧乏神はキングボンビーをはじめ、様々なキャラクターに変身することが多い。貧乏神がついているプレイヤーは、他のプレイヤーと同じマスに到達するか、通過すると、そのプレイヤーに貧乏神をなすりつける事が出来る。これは、貧乏神が他のキャラクターに変身した場合も同様。

この貧乏神にはモデルの人間がおり、さくまあきらやデザイナーの土居孝幸と共に週刊少年ジャンプの読者投稿ページ「ジャンプ放送局」でレイアウト作業をしていたバナナグローブスタジオの榎本一夫(社長)である。『II』『III』でもCMに出演し、『II』ではダウンタウンと共演した。ちなみにそのCMで「お前の会社、倒産したんやってな」と言われているが、実際が倒産はしておらず健在である。

「おまもりカード(物件を売られるのを防ぐ)」、「あっちいけカード(他の人に貧乏神をつける)」、「貧乏神直撃カード(他の人に貧乏神を追いやれるが、相手が提示した金額を払えば追い返される)」など、貧乏神対策のカードも用意されている。

[編集] 貧乏神の悪行の一例

括弧内は登場する作品である。

  • 1~5件の物件を売る。「おまもりカード」を持ってる場合は、数回防ぐことができる。作品によっては他のプレイヤーに「その物件を半額で買ってくれ」と頼むこともある。
  • 物件のローンを組む。「クレジットカード」で買った場合と同じ(『II』~『DX』)。
  • 物件を2倍の値段で買ってくる(『X』)。
  • カードを2倍の値段で買ってくる。
  • オナラをする - 自分と同じ画面にいる他のプレイヤーを飛ばしてしまい、なすりつけがしにくくなる(『II』、『III』)。
  • くじ引き - サイコロでくじ引きをする。当たればカードがもらえるが、当てても当たらなくても参加料をとられる。
  • 瓦割り - 持っているカードを2~4枚破壊する(カードを3枚以上持っている場合に発生)。デビル系カードや「○○に行けカード」などといった妨害系カードも破壊して消すこともある。ちなみにモデルの榎本も空手の段を持っている。
  • 車掌の練習 - 車掌のマネをし、以下のようなイベントが発生する。何もしないケースもある。
    • 近くの駅名がある駅(物件駅・カード売場・港など)に連れて行かれる。
    • 車輌の連結に失敗し損害が出る(稀に、成功して損害が出ないこともある)。
    • どのマスにいても赤マスに止まったときと同じ損害が発生する。
    • 季節外れの大雪により復旧費用と称して金を取られる。
  • すでに増資した物件の増資ランクを1ランク下げる。
  • ある物件の、その年の収益率を0%にする。
  • 意味のない無駄遣い(本の自費出版、本社ビル建設・建替え、豪華なパーティーを開くなど)を行う。『11』以降に登場する本社ビルとは異なり、建設しても全く意味はない(『II』のPCエンジン版、『DX』、『HAPPY』)。
  • 目的地に寄付 - 有無も言わさず目的地に寄付してしまう。目的地に着いた場合援助金と一緒に手に入るが、寄付した人でなくても貰える(『HAPPY』、『Jr.』)。
  • トラベルチャンス - 「トラ○ル」の○の部分がスロットのように回転し、「ベ」で止まれば目的地の近くに行けるのだが、「ベ」で止まる確率は低い。大抵の場合は「トラブル」(目的地から遠ざかる、カードを落とす等)、「トラエル」(物件を食べるおかしな生き物を拾ってきてしまう。農林物件、水産物件、食品物件を食べる3種類が存在する)、「トラレル」(お金を取られてしまう)といったろくでもない事が起こる(『V』、『X』)。
  • 爆弾を拾ってくる - 爆弾は数ヶ月で爆発し、爆発すると画面内のプレイヤーは吹き飛ばされる。ただし途中でキングボンビーに変身した場合爆弾は消滅する(『III』、『DX』)。
  • 子会社設立 - 名前の最初の文字がルーレットされ、失敗すると損害だが、うまく自分の名前になったら莫大な収入が入る。しかし、当然ながら成功する確率は低い(『II』~『DX』『TOKYO』)。
  • バナー広告を打つ(『CHUBU』)。
  • 電子マネーのカードにチャージする(実際にはカードなどない)(『TOHOKU』)
  • リトルデビル・デビル・キングデビルを呼ぶ。(III、DX)
  • カード売り場まで連れて行く - 基本的に一番近いカード売り場だが、目的地に近づく場合や遠くなっても1、2マスの場合はわざわざ遠くのほうへ連れて行く。
  • 時は金なり - 貧乏神が指定した時間(秒単位)を当てる。成功するともう一回サイコロを振れる(『HAPPY』、『7』、『Jr.』)。
  • ルーレット - お題が提示され、それをルーレットで当てる。正解しても褒美はなく、間違えた場合罰金を取られる。
    • お魚ルーレット(魚へんの漢字を当てる。『11』、『12』)
    • 大統領クイズルーレット(『USA』)
    • 四字熟語ルーレット(『15』)
  • クイズ - あるテーマに沿ったクイズが出される。正解してもご褒美はなく、間違えた場合罰金を取られる。
    • 西日本の地図(『12西日本編』)
    • アメリカの州(『USA』)
    • 国旗(『G』、『15』、『16』)
    • 日本の都道府県もしくはその県庁所在地(『JAPAN』、『16』)
    • 世界の国の首都または通貨(『WORLD』)
  • スタンバイしているモモトラマン、金太郎を返してしまう(『HAPPY』)。
  • 自分の持ち金で、他人の物件を増資する(『12』、『G』、『15』、『16』)。
  • カードを伏字にする。『V』の世紀末イベントと同じく、カードの文字数だけ分かるようになっている(『16』)。
  • 財布を忘れた - 元の駅まで取りに行けば何もないが、「先を急ぐ」を選ぶと持ち金の4分の1が減る。ただし、減らないこともある(『X』~)。
  • 最後っ屁パネル - お金の絵をめくると持ち金10倍(過去は4倍)、貧乏神の絵をめくってしまうといくら持っていても持ち金が0になる。最後の年の3月のみ発生。
    • 最後の年の3月に持ち金がプラスになっていないと発生せず、また、プラスでも貧乏神が他のキャラクターになっている場合やその月に他のキャラクターになすりつけた場合などはこの悪行は発生しないという、大変珍しい悪行である。

[編集] キングボンビー

『II』以降で登場。4年目(PS2版以降3年目12月)以降に貧乏神が変身することで登場し、貧乏神以上に凶悪な悪行を行う。

『III』-『12』までは「メカボンビー」というロボットで退治することができた。また、『DX』以降は、使い捨ての「カプセルロボ」というものも何種類か用意されている。しかし、これらは『USA』で廃止された。なお、『15』『16』では「九死に一生カード」を使えば1回だけ攻撃を防ぐ事ができる。

『II』以降すべての作品に登場してきたキングボンビーだったが、携帯電話版『WORLD』ではついにハリケーンボンビーが登場したことにより、作中に一度も登場しないキャラになった。

さくまあきらによると、このキングボンビーの容赦ない性格のモデルは鳥嶋和彦であるという。

[編集] キングボンビーの悪行の一例

携帯版の悪行は記していない。括弧内は、登場するシリーズ/エフェクト

  • サイコロを10個振って、出た目の数に応じて持ち金を捨てる。年数が進むにつれ捨てる金額も大きくなり、サイコロを2・3回続けて振ることもある。(全シリーズ/光弾、のちに炎)
  • 手持ちカードを全て捨てる。(全シリーズ/竜巻)
  • 全てのマスがボンビラス駅(持ち金を大量に奪われる駅)で構成される「ボンビラス星」に連れて行かれる。(『HAPPY』-/発動前にエフェクトはなく、台詞の後光の柱に吸い込まれる)
  • 物件のローンを組み、その物件自体は他人にプレゼント。(『II』)
  • デビル系のカードを大量につける。『7』から『V』まではサイコロ1個を振って出た目分だけつけられたが、『X』以降はカード袋の空き分つけられる。(『7』-/雷)
  • ハワイや沖縄、グアムに飛ばされる。候補が目的地だった場合、それ以外の都市に飛ばされる(『III』-、グアムに飛ばされるのは『12』から/氷柱、大波)。
  • プレイヤーがサイコロを5個、キングボンビーがサイコロを10個振り、出た目の合計の大きさを競う。プレイヤーが負けると1ジャンルの物件を全て捨てられる。勝つ確率は極めて低い。(『DX』-/隕石)
  • メカボンビー格納庫に忍び込み、メカボンビーを破壊する(『HAPPY』)。
  • サイコロ2個の目の合計を当てる。失敗すると所有する対キングボンビー用ロボットを壊される。(『7』)
  • サイコロ10個の目の合計を当てる。失敗すると大金を捨てられる。(『12』『USA』)
  • パネルアタックを行う。1から6までの全ての目を、重複せずに続けて出したらセーフ。重複したらその時点で持ち金を捨てられる。ちなみに成功率は約1.54%(約64.8回に1回の割合で成功する)。(『V』-『15』/氷)
  • サイコロを爆破し、数ヶ月間サイコロコマンドが使えなくなる。(『15』『16』/発動時エフェクトなし、台詞の後サイコロが破壊される)
  • プレイヤーを気に入り、自分が目的地に着いてもなすりつけても、キングボンビーが付いたままになる。(『12』-)
  • ひとつ前の目的地に行く。(『12』『USA』)
  • ロボット研究所を破壊する。(『DX』)
  • サイコロを2個振って、出た目の数の物件を半額で売る。(『II』)
  • サイコロを2-4個振って、出た目の数の物件を捨てる。(『III』-『HAPPY』/雷)
  • 買い占めていた都市を半額で売る。(『II』)
  • 買い占めていた都市を捨てる(『III』-『HAPPY』/マグマ)。
  • 1兆円を捨てる。序盤(7年目まで)にしか発生しない。(『G』『15』『16』)
  • あみだくじを行う。8本のくじから1本を選び、「キ」「ン」「グ」「ボ」「ン」「ビ」「ー」の各文字が入った当たりを引いた場合はサイコロを5個振り、出た目に応じて他のプレイヤーにお金をあげる。何も書いていないハズレなら何もないが、ハズレは1本しか用意されていない。(『DX』-『V』)
  • サイコロを1個振って、出た目に応じた金額を取られる。(『15』)
  • スロットを行い、「キ」「ン」「グ」の文字を揃えさせられる。参加料を取られ、揃った文字によっては参加料が他のプレイヤーに渡されることがある。(『X』)
  • 1から4を順に引く神経衰弱を行なう。(『X』)
  • ほぼ全てのマスを赤マスにする。(『11』)
  • 4・5・6しか出ないサイコロを振って、出た目の月だけ動けなくなる。(『USA』)
  • 次の決算の時に全ての物件の収益率を0%にする。3月にしか発生しない。(『16』)
  • サイコロを3個振り、出た目の月の間カードが封印される。(『16』/鎖)

[編集] ミニボンビー

『II』以降で登場。

持ち金を少額、おこづかいとして奪っていく。奪う金額は『11』まではリトルデビルと同額であったが、『12』以降は年数が経つにつれて差が出る(ミニボンビーのほうが少ない)ようになった。『16』では希にカードを拾う事がある。

[編集] コマルン

『DX』『HAPPY』のみ登場。食品物件・農林物件を1件食べてしまう(食べないときもある)。桃太郎チームスタッフ(当時)の小丸がモデルとなっている。

[編集] ギーガボンビー

『7』、『Jr.』、『15』で登場。

キングボンビーに10カウントが設定され、悪行が1回行われる(ボンビラス星行き以外)ごとに1ずつカウントが減り、0になると発生する(なお、『15』では99年プレイで50年以上経つとキングボンビーにカウントがつき始める)。

その時点で『7』『Jr.』では全プレイヤーの持ち金とカード、物件を独占している駅のうち1つを食べてしまう(持ち金がマイナスの場合は0円になる)。なお、『7』では「ゴッドカード」を持っていれば持ち金は半分だけしか食べられなかった。また、『15』では持ち金、カードを全て食べた後、全プレイヤーに大損害を与える「とりかえしカード」を8枚送り込む。

悪行をし終えると消滅する(誰かが目的地に着くまで貧乏神がいなくなる)。また、「ハサン仙人」のところに行くとキングボンビーのカウントを10に戻してもらえる。

[編集] ブラックボンビー

『11』、『15』で登場。

目的地とマイナス駅以外のマス全て(目的地以外の物件駅・港・カード売場なども含む)を「デビルカード」などの損系カードしか引けないブラック駅に変えてしまう(ただし、「ゴールドカード」・「ダイヤモンドカード」も稀に引ける事もある)。また、変身中はカードも使用できなくなる。たとえ他のプレイヤーになすりつけてもその月はブラック駅の効果から脱出する事はできない。『15』では損害系カードを1度に2枚引かされることもある。

[編集] ハリケーンボンビー

『12』以降で登場。

物件を種類に関わらずふっ飛ばしてしまう。画面の圏内にいる者も巻き添えにされてしまう。数ターンが過ぎるか、持っている物件を全て失うと貧乏神に戻る。

携帯電話版『WORLD』ではキングボンビーの代わりに登場。初のソロデビューである。またその時貧乏神から変身する際に「伝説の破壊神」と表記されている。

[編集] ボンビーモンキー

『12』以降で登場。

登場したその場で借金・「デビルカード」などを無くしてくれる。次のターンからは新幹線カード・テレポートカード・ダイヤモンドカードなど便利なカードを3枚まとめてくれる。厳密に言うと変身ではなく、貧乏神の上に乗っかる形で登場する。貧乏が去る(猿)が名前の由来。

[編集] スペースボンビー

『USA』で登場。

サイコロを振り、その出た数字分、カード袋にプレート (SPACE) を貼る。プレートを貼られる前に有ったカードは無くなってしまう。プレートは数ヶ月間消えない。カード袋が全てプレートで埋まってしまうと、カードを入手することが出来なくなる。

[編集] ビリリンモンロー

『USA』で登場。

貧乏神がマリリン・モンローに変装して様々な悪行を行う。変装するのはそのターンだけ。「あたしの代表作知ってる~?」と言って、マリリンの主演映画をもじったタイトルを言い、それによって悪行が決定する。

これのみ実在のタイトル。プレイヤーの金で様々なブランド品を買ってくる。

  • 帰らざる金

元ネタは「帰らざる河」。プレイヤーの金を他プレイヤーに分配してしまう(額は均等ではない)。二人プレイのときは相手に全額あげてしまう。

  • ナイアガラ(ナイア~ガラ)

元ネタは「ナイアガラ」。「とうとうお金がナイアガラ」と言ってプレイヤーの金を0にする。持ち金がマイナスの場合は発生しない。なお各種攻略本では「ナイア~ガラ」となっているが、ミスなのか直前で変更したのかは不明。

  • 七ヶ月目の浮気

元ネタは「七年目の浮気」。次月より7ヶ月間、青マスに止まってもお金がもらえなくなる。

  • お暑いのがお好き

元ネタは「お熱いのがお好き」。お暑い所(メキシコシティアカプルコプエルトリコジャマイカ)のうちのどこかに飛ばされる。目的地となっている駅には飛ばされない。

[編集] ピヨピー

『G』、『16』で登場。

『G』ではプラス駅、マイナス駅、カード駅を、全て同じ色のマスにしてしまう。全てボンビラス駅・ナイスカード駅になる場合もある。また、変身中はカードの使用はできない。

『16』では、札幌の名産怪獣として登場。プラス駅、マイナス駅、カード駅を、全てスーパーカード駅にしてくれる。

[編集] ミサイルボンビー

『15』で登場。

プレイヤーの妨害をするカードを1ターンに2~4回使用してくる。使用するカードによっては全員に影響が及ぶ場合もある。

[編集] ハピネスボンビー

『16』で登場。

取り付いたプレイヤーの所持金などを他のプレイヤーに与えてしまう。また登場したターンにプレイヤーの便利系カードを破壊(すりつぶす)してしまい、その後、便利系カードを他のプレイヤーに与えてしまう。取り付いたプレイヤーにとっては悲惨であるが、取り付いていないプレーヤーにとっては逆にうれしいキャラクターともいえよう。

[編集] ゾンビボンビー

『16』で登場。

ゾンビのような登場で出てくる。プレーヤーが既に持っているカードを腐らせ、「ゾンビカード」などの捨てられないカードに換えてしまう。また登場したターンにプレイヤーに「ふういんカード」を使い、カードを使えなくする。

[編集] イレーザーボンビー

『16』で登場。

消しゴムのような容姿。プレイヤーが所有している物件の中で最も高額なもの(ただし桃太郞ランドを除く)を消し去る。

[編集] メカボンビー・カプセルロボ

厳密にはボンビーではないが、「ボンビー」の名称がついているためこちらで表記。対キングボンビー用の戦闘ロボット。「ロボット研究所」で購入することができる、勝てばキングボンビーは貧乏神に戻る。「USA」で全て廃止。

[編集] カプセルロボ

全て「DX」で初登場。メカボンビーよりも勝率は低いが、それよりも格安となっている。攻撃が1回当たるごとに100ポイントのダメージを与えることができる。以下の3体が存在する。
  • プチキャノン
砲で攻撃をする。カプセルロボの中では一番弱い。シリーズにより勝率は異なるが、15回に1回あるいは32回に1回の勝率といわれている。「USA」で廃止。
  • Bコロコロ
体当たりで攻撃をする。シリーズにより勝率は異なるが、10回に1回あるいは16回に1回の勝率といわれている。「11」で廃止。
  • ヤマトザムライ
日本刀で攻撃をする。カプセルロボの中では一番強い。シリーズにより勝率は異なるが、5回に1回あるいは8回に1回の勝率といわれている。「USA」で廃止。

[編集] メカボンビー

カプセルロボよりも高価だが、それよりも勝率は高い。以下の2体が存在する。
  • メカボンビー
「III」で初登場。ミサイルを使って攻撃をする。キングボンビーをモデルに作られている。攻撃が1回当たるごとに100ポイントのダメージを与えることができる。「11」で廃止。
  • メカボンビーRX
「DX」で初登場。メカボンビーの改良版。このキャラのみ必殺技が2種類存在し、「ヘッドパズーカー」が1回当たるごとに100ポイント、「ヒップパズーカー」が1回当たるごとに200ポイントのダメージを与えることができる。「USA」で廃止。

余談だが一部機種では、使うとメカボンビーかメカボンビーRXのどちらかが無料でもらえる「メカボンビーカード」が存在する。

[編集] 福の神

福の神(ふくのかみ)は支出の大きい冬のマイナス駅に止まるとたまに現れ、逆にお金をくれるキャラクターである。また、「福の神カード」を拾っても現れ、全員にお金を少額くれる。ただし福の神とはいえ、貧乏神と対抗することは全くしない。『12』以降は「福の神カード」は廃止され、カード駅に止まると突然現れるようになった。さくまあきらがモデルとなっている。スーパー桃太郎電鉄ではあまのじゃくと共に貧乏神に友達を紹介すると呼ばれ、鉄道クイズをだしていた。

[編集] 名産怪獣

名産怪獣(めいさんかいじゅう)は桃太郎電鉄15より登場しているキャラクターである。

特定のマスのイベントを終えたとき一定の確率で登場し、プレイヤーに良いことや悪いことなど様々なことを行う。

名産怪獣の一例
しりとり怪獣リンゴリラ(『15』)
弘前駅に停まると一定の確率で出現。プレイヤーとしりとり勝負を行い、ルーレットで「ゴリラ」に続く「ラ」で始まる言葉を選ばされる。最後に「ン」がつく言葉を選んでしまうとリンゴ爆弾をプレゼントされ、お金の損害を受ける。
男鹿半島怪獣ナマハーゲン(『15』~、TOHOKU)
2月に秋田駅の近くにプレイヤーがいると出現。急行系カードを駆使してプレイヤーにぴったり重なろうとする。もし重なってしまった場合お金やカードなどを奪ってしまう。携帯版の「TOHOKU」にも登場、行うことは変わらないが男鹿から出現する。原案はなまはげ
鉄器怪獣アイアンナンブ(『15』~)
貧乏神がついた状態で盛岡駅周辺に停まると登場。貧乏神と戦い、勝つと貧乏神はしばらく気絶して行動しなくなる。原案は南部鉄器
かまぼこ怪獣オダワラー(『15』~)
小田原駅に停まると一定の確率で出現。プレイヤーに圧し掛かって損害を与える。ただしその時に『16』で登場する引換券カードを持っていると被害を受けずに済む。
地震怪獣ウナギラス(『15』~
浜松駅に停まると一定の確率で出現。大地震を起こそうとするが、自分がナマズではなくウナギである事を指摘され、あっさりと退散する。その際、お詫びの印にプレイヤーにカードを置いていく。
真珠怪獣パールくん(『15』~)
鳥羽駅に停まると一定の確率で出現。周辺に「ミニパールくん」がばらまかれる。「ミニパールくん」がある駅に停まると換金できる「真珠カード」がもらえる。『16』では停まったときにすぐに換金されるようになった。
長崎怪獣サラウドン(『15』~)
神戸駅に止まったとき一定の確率で出現。サイコロを一つ振り、偶数だと何も起こらないが、奇数が出てしまった場合、強制的に長崎駅まで連れていかれてしまう。原案は皿うどん

[編集] スリの銀次

スリの銀次(すりのぎんじ)は、プレイヤーからお金を盗むキャラクターである。第1作目よりすべての作品に登場している。尚、新桃太郎伝説では改心してスリから足を洗っている。

プレイヤーが赤マス、黄マスかカード売り場駅(『15』以降)に止まると、時々スリの銀次が現れて持ち金を奪っていくというイベントが発生する。様々な姿に変装しており、変装ごとに持ち金の4分の1、半分、全部と奪う額が違う。シリーズ毎に変装する姿が違い、近作や携帯版では、時事ネタやその当時の流行に変装することが多い。『11』からは、「当たり年」というのがあり、この1年間は出現確率が高くなる上、青マスやカード売り場に止まった場合でも現れる。『DX』、『HAPPY』、『16』に登場する「パトカード」を持っていれば持ち金が奪われるのを防ぐ事ができる。また、『DX』『HAPPY』に登場する「スリの銀次カード」を使えば、使ったプレイヤーの指定した相手の持ち金を数ヵ月後に半分盗んでくれる(本人曰く「人の頼みはイヤとは言えないタチ」)。その際に相手の持ち金がマイナスだった場合、借金を半分肩代わりしてくれる。ある程度の義侠心はあるようだ。

[編集] スリの銀次の変装の数々

括弧内はモデルと、登場する作品である。なお、携帯電話版については表記していない。

[編集] ドジラ・モモスラ

時々「PBSNEWS」で速報が入り、海中からドジラが出現した、駅にモモスラが卵を産みつけたというニュースが入ることがある。ドジラの場合は1ヶ月で駅を襲い、モモスラの卵は約8~9ヶ月で成虫となり駅を襲う。卵がある駅は通過・停車ができない。これらの怪獣に襲われると、その都市の既に買われている物件が全て失われる。

かつてはドジラの小型サイズのミミラも存在した。ミミラの攻撃は防ぐことはできないが被害も小さく、金銭の損害で収まる。

『HAPPY』まではドジラはモモトラマン、モモスラは金太郎がそれぞれ退治していたが、『7』よりドジラ、モモスラ共にモモトラマンが退治するようになった。

ドジラは目的地や高額物件の多い主要都市(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・博多など)、モモスラは農林物件が多い都市(福島・鳥取・徳島・熊本・鹿児島など)によく発生していた。特に新潟はドジラ・モモスラのいずれも発生する可能性があった。

『X』からはモモスラがなくなり、ドジラはドジラースに変更された。ドジラース出現時にモモトラマンが現れない、または負けてしまった場合、ドジラースは周辺の都市も破壊してしまう。

『15』では名産怪獣の登場に伴いドジラースや、それを退治するモモトラマンが揃って廃止された。ドジラースのBGMは、一部の名産怪獣に転用されている。

ドジラ、モモスラ、ミミラのモデルは言うまでもなく、東宝映画のキャラクター、ゴジラモスラミニラから。モモトラマンはウルトラマンからである。

[編集] 記念仙人

記念仙人は、記念すべき出来事が発生したときに登場し、貴重なカードをくれるキャラクターである。『11』までは、希にしか登場しなかったが、『12』以降は様々な状況下で登場するようになった。『16』からはカードだけでなくお金をくれることもある。基本的には最初に到達した1人のみがもらえるが、一部のものは条件を満たせば全員がもらえる。

[編集] 記念仙人が登場する記念

  • 購入された物件数が (100/200/300/500/1000) 件に達する。
  • 借金がマイナス100億円になる。
  • 目的地に (30/50) 回目の到着。
  • 独占した駅が (10/30/50) 駅に達する。
  • 「ぶっとびカード」を (30/50) 回使用。
  • スリの銀次に (5/10/20) 回被害に遭う。
  • スリの銀次に盗まれた金額が(10億/100億/1000億)円を超える。
  • 青マスに (30/50/100) 回止まる。
  • 黄マスに (30/50/100) 回止まる。
  • 赤マスに (10/30/50/100) 回止まる。
  • 貧乏神が「売れる物件がないにょろ~」と (10/20/50) 回言う。
  • 全ての乗り物に乗る。
  • どれか1つのエリアの全ての物件駅に止まるまであと10になる。
  • あるエリアの全ての物件駅に止まる。
  • 全国(海外除く)全ての物件駅に止まる。
  • 進行系カードのサイコロの出目がすべて1になる。急行(周遊)カードだと発生しない事もある。

など

[編集] ショッカーO野

ショッカーO野は、特定の年に行われるレースイベントの司会者として登場する、実在するショッカーO野がモデルとなっているキャラクターである(さくまあきらの事務所で働いていた)。レースイベントはフィールド同様にサイコロを振って最初にゴールした人や出た目の合計が一番多い人の勝ちと言うのが基本だが、ルールは様々である。

『11』までは特定の年ごとに、イベントが強制的に開催され、ゲームを早く進めたい人にとっては不満だったが、『12』からは発生しない事もあり、CPUを除く最下位のプレイヤーが開催・中止を選択できるようになった。
レースイベントの数々
列車競争(『7』)
トンネル掘りレース(『V』)
指宿砂蒸し風呂ガマン大会(『V』『X』『15』)
わんこそば早食い大会(『X』)
大声大会(X九州編)
佐賀気球まつりレース(『X』~『12』)
大井川鉄橋建設レース(『11』『12』)
鈴鹿ブロロロレース(『12西日本編』)
銚子電鉄レース(『12』『G』)
ホットドッグ早食い大会(『USA』)
摩天楼ビル階段上り競走(『USA』)
ペーロン競争(『15』『16』)
花の東京一周レース(『16』)

[編集] ペペペマン

ペペペマンは、ある特定のプラス駅、マイナス駅、カード駅に止まるとたまに現れ、ペペペマン限定のカードをくれるキャラクターである。『V』から登場。しかしそのカードは使う価値のほとんどないカードばかりである。カードを入手した後の秘書のセリフは「なんて意味がないんだ!」が決まり文句である。

『11』以降はたまに父の「パパパマン」、母の「ママママン」、兄の「ニニニマン」、祖父の「ジジジマン」がペペペマンと共に「ペペペマンファミリー」として登場し、その時は「のぞみカード」や「千載一遇カード」などの上級格のカードをくれる。

「11」まで、彼のくれるカードは進行系カードに分類されていたが、持てる数の少ない進行系カードでは使わずに捨てられることがほとんどなので、『12』以降は便利系カードに変更された。

[編集] ペペペマンがくれる限定カード

1か8かカード
いちかばちかの語呂合わせ。使用すると1と8のいずれかの数だけ進める。
1374カード
意味無し (1374) の語呂合わせ。使用すると1、3、7、4からランダムに選ばれた数だけ進める。
どっち飛ぶ?カード
ルーレットで2つの都市が選ばれ、プレイヤーが選択してその都市まで行くことができる。ペペペマンなので目的地は選ばれない。
近距離カード
ペペペマンが現在地から20マス以内のどこかの駅に連れて行ってくれる。売値が高いので売られることがほとんど。
スタッカートカード
使うと10マス進めるが、進めない確率も高い。
三三七拍子カード
1回目に3マス、2回目に3マス、3回目に7マス進むことができる(具体的には使用すると3マスカード、7マスカードの順に変化し、7マスカードを使用すると消える。すぐに使用しなくてもよい)。ペペペマンがくれるカードの中では、比較的便利なカードである。

[編集] おいどん

「おいどん」は、桃太郎電鉄Xから登場。鹿児島が目的地の時に到着したプレイヤーに取り付き、そのプレイヤーに利益を与えてくれるキャラクターである。効果は次に誰かが目的地に到着するまで。貧乏神同様になすり付けで他プレーヤーに移る。

なお、『USA』ではメキシコシティで登場する。

  • おいどんの善行
    • 軍資金:サイコロを5個振って、出た目の数に応じてお金がもらえる。
    • 進軍しもっそ:もう一度サイコロを振る事ができる。進んだ後はもう一度善行が起こる。
    • 戦力を増強:プレイヤーの所持する物件を5~10件増資してくれる。
    • 城を調達:物件を1~3件ただでもらえる。
    • 名馬を調達:進行系カードを1~4枚もらえる。
    • 総攻撃:目的地まで連れて行ってくれる。

[編集] 大阪のおばちゃん

「大阪のおばちゃん」は、『桃太郎電鉄12』西日本編に出現。誰かが目的地の大阪に一番乗りして、なおかつ貧乏神がノーマルの状態のとき、貧乏神と入れ替わる状態で、目的地から一番遠かったプレイヤーにとりつく。常にママチャリに乗っている。

貧乏神をはるかに上回る強引かつ独りよがりな性格で、「金儲けのやり方を教える」と言ってはプレイヤーの意向を全く聞かず、いらぬおせっかいをする。それによってプレイヤーは自由な行動が出来なくなるが、まれに大人しくなるので、そのときは通常の行動が取れる。誰かが次の目的地に入ると、また貧乏神と入れ替わる。

大阪のおばちゃんの悪行
  • サイコロが振れない、カードが使えない

サイコロを振ろうと(カードを使おうと)すると、おばちゃんが自分のカードを使ってしまう。例:銀河鉄道カード、冬眠カード、千載一遇カードなど。カードの効果で目的地に近づいても、たいてい次のターンで台無しになる。

  • 青マス、カードマスの効果を無効にされる

青マスでは「ここにあるお金は偽札や」と言ってお金がもらえず(余談だが、青マスで収入が得られることに対する解釈にはばらつきがあるようだ。収入が倍になったときは「営業成績がアップした」というメッセージが出る)、カード駅ではカードがもらえない。

  • 物件が買えない、カードが買えない

物件を買おうとすると、「そんな高こうて儲けの少ない物件買ってどないするの!」とおばちゃんに止められる。カード売り場でも「カードの使い方も知らんと」と売買不可能になる。

[編集] カードキャラクター

カードを入手または使用する事によって登場するキャラクター。

  • 天の邪鬼(あまのじゃく)
「天の邪鬼カード」を使用すると出現。顔から手足が生えた鬼で、プレイヤーのサイコロの目が1か2しか出ないようにしてしまう。モデルは鳥嶋和彦
  • エンジェル/ミカエル
「エンジェルカード」を入手すると出現。プレイヤーに毎月一定額のお金を置いていく。稀にエンジェルが上位種のミカエルに成長し、貰える金額がさらに高額になる場合も。
  • リトルデビル/デビル/キングデビル
「リトルデビルカード」「デビルカード」「キングデビルカード」を入手すると出現。プレイヤーから毎月一定額の所持金を奪っていく。奪っていく金額はリトルデビル<デビル<キングデビルの順に高額になる。カードは捨てられず、ある程度の期間を過ぎるか、「おはらいカード」によって消滅する。『15』以降では近江八幡の製薬会社を所持していると特効薬が開発され、カードを入手してもすぐに消滅するようになる。
  • オナラマン
「オナラカード」を使用すると出現。メタンガス星雲からやってきた正義のヒーロー。オナラ(握りっ屁)でプレイヤーを遠く(画面ひとつ分程度)へ吹っ飛ばす。
  • 号泣馬
「豪速球カード」を使用すると出現。『HAPPY』で初登場。豪速球で相手のカード(初期はブロックカードのみ)を破壊する。モデルは『巨人の星』の星飛雄馬で、背番号は59。
  • つかうんだゾウ
「カードつかえカード」を使用すると出現。プレイヤーの所有するカードのいずれかを勝手に使う。
  • ツナミ男
「ぱろぷんてカード」を使用すると稀に出現。津波を起こして海沿いのカード売り場をしばらく使用不可能にしてしまう。
  • ばかもん親父
「ばかもんカード」を使用すると出現。プレイヤーを一喝してその月の行動をできなくさせ、旅をやりづらくさせる。
  • ベビキュラー
「ベビキュラーカード」を使用すると出現。ドラキュラの子供。他のプレイヤーから所持金を吸い取る。
「マルサカード」を使用すると出現。プレイヤー一人の脱税を暴き、莫大な追徴金を巻き上げる。ただしカードを使用した本人も対象となる。また、所持金がマイナスの場合は無効で借金を肩代わりしてくれる。所持金が0の場合はゴールドカードがもらえる。

[編集] その他イベントキャラクター

カードの神様
所持金マイナス時にカード駅に止まると出現。カードをさらにもう1枚引かせてくれる。モデルはすぎやまこういち
グッスリン
「冬眠カード」や「ぱろぷんてカード」等によって冬眠状態になった時に一定確率で出現。サイコロ勝負でグッスリンよりも大きい数字の目を出せば冬眠から起こしてくれる。あいこの場合は『HAPPY』まではもう一度振り直しになっていたが、『7』以降ではプレイヤーの負けとなる。なお、『おひるねカード』で眠った場合は出現しない。
電車伝助
プラス駅、マイナス駅、カード駅のいずれかに止まった時にごく稀に出現。線路を工事するため、もう一度サイコロを振って移動する事ができる。『USA』では代わりに同じ内容の黒服のエージェントが登場する。
忍者のっとりクン
『12』で初登場。伊賀上野駅に止まると稀に出現。他のプレイヤーが所有する物件を1件だけ2倍の金額で乗っ取る事ができる。

 『USA』はハリウッドに登場する。

ボビー
『USA』から登場する陽気なアメリカ人。プラス駅、マイナス駅、カード駅のいずれかに止まった時にごく稀に出現。カードを売ってくれる。モデルは元横浜ベイスターズロバート・ローズ(愛称がボビー)。


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