新潟駅
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新潟駅 | |
---|---|
万代口 |
|
にいがた - Niigata | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所在地 | 新潟県新潟市中央区花園1丁目 |
電報略号 | ニイ |
駅構造 | 高架駅(新幹線) 地上駅(在来線) |
ホーム | 2面4線(新幹線) 4面7線(在来線) |
乗車人員 -統計年度- |
36,849人/日(降車客含まず) -2007年- |
開業年月日 | 1904年(明治37年)5月3日 |
乗入路線 4路線 | |
所属路線 | ■上越新幹線 |
キロ程 | 303.6km (大宮起点) |
◄燕三条(40.1km)
(-km)-►
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所属路線 | ■信越本線 |
キロ程 | 220.6km (篠ノ井起点) |
◄越後石山(4.1km)
(-km)-►
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所属路線 | ■白新線 |
キロ程 | 0.0km (新潟起点) |
◄-(-km)
(5.0km)東新潟►
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所属路線 | ■越後線 |
キロ程 | 83.3km (柏崎起点) |
◄白山(3.1km)
(-km)-►
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世界測地系: 新潟駅(にいがたえき)は、新潟県新潟市中央区花園一丁目1番1号にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。
上越新幹線の終点であり、本州日本海側の鉄道網の中心駅でもある。鉄道以外の公共交通機関も含めた新潟都市圏のターミナルの1つである。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
在来線ホームは万代口駅舎と南口駅舎の間の地上部にあり、単式ホーム1面1線、島式ホーム3面6線を持つ。各ホームは南口への連絡通路を兼ねる2本の跨線橋と1本の連絡地下道で連絡している。普通列車に関しては、ホームを効率的に運用するため、方面別の振り分けは特に決まっていない(3代目新潟駅が開業された1958年頃は、ホームを方面別に振り分けていた)。
新幹線ホームは南口駅舎の高架部3階にあり、島式ホーム2面4線を持つ。11・12番線は主に日中の列車が発着する。また、早朝・夜間は発着とも13・14番線のみが使用される。上越新幹線の終点であるため熊谷駅以北の駅で唯一、通過本線を持たない。
社員配置駅。みどりの窓口は万代口、西口、東口の3か所にある。指定席券売機は万代口に3台、東口に1台設置されている。駅弁も販売されている。ただし、CoCoLo万代地下改札口、万代口お客様相談室、新幹線東口インフォメーションコーナーはジェイアール新潟ビジネスに業務が委託されている。
全ての改札口にSuica対応自動改札機が設置されている。新幹線は当初はモバイルSuica特急券のみだが、2009年以降に長岡までのSuicaFREX定期券も対応する予定。(そのため、Suicaをふれてくださいの所にモバイルSuica特急券をふれてくださいのと書いたシールを張っている)。改札機は万代口に8通路、CoCoLo万代地下口に3通路、在来線東口に3通路、在来線西口に4通路、新幹線東口に3通路、新幹線西口に2通路、在来線乗換口(東口側、西口側あわせて)に6通路の計29通路設置されている。
[編集] のりば
1 | ■信越本線 | 新津・東三条・長岡方面 |
■磐越西線 | 新津・五泉・喜多方・会津若松方面 | |
■■白新線・羽越本線 | 豊栄・新発田・村上方面 | |
■越後線 | 内野・吉田方面 | |
2・3 | ■信越本線 | 新津・東三条・長岡方面 |
■磐越西線 | 新津・五泉・喜多方・会津若松方面 | |
■■白新線・羽越本線 | 豊栄・新発田・村上方面 | |
■越後線 | 内野・吉田方面 | |
快速「ムーンライトえちご」 | 長岡・新宿方面 | |
快速「べにばな」 | 豊栄・新発田・米沢方面 | |
特急「北越」 | 長岡・金沢方面 | |
急行「きたぐに」 | 長岡・金沢・大阪方面 | |
4・5 | ■信越本線 | 新津・東三条・長岡方面 |
■磐越西線 | 新津・五泉・喜多方・会津若松方面 | |
■■白新線・羽越本線 | 豊栄・新発田・村上方面 | |
■越後線 | 内野・吉田方面 | |
6・7 | ■信越本線 | 新津・東三条・長岡方面 |
■磐越西線 | 新津・五泉・喜多方・会津若松方面 | |
■■白新線・羽越本線 | 豊栄・新発田・村上方面 | |
■越後線 | 内野・吉田方面 | |
快速「SLばんえつ物語」 | 新津・五泉・喜多方・会津若松方面 | |
特急「いなほ」 | 村上・酒田・秋田・青森方面 | |
快速「きらきらうえつ」 | 村上・酒田・象潟方面 | |
11・12 13・14 |
■上越新幹線 | 長岡・高崎・東京方面 |
[編集] エントランス部
駅のエントランスは、大きく分けて南北に2か所ある。
[編集] 万代口
元々のエントランスで、北側にある1番線に面しているのは「万代口(ばんだいぐち)」。南口開設に際して区別するため、万代橋(現表記は「萬代橋」)側にあることから、この愛称が付けられた。
万代口1階には、みどりの窓口、券売機の他、コンビニエンスストア(NEWDAYSミニ)、待合室、旅行センター(びゅうプラザ)、飲食店、立食いそば店等がある。他、駅ビル「CoCoLo万代」(地下1階にもフロアあり。連絡地下道に直結する改札口が設置されている)がある。駅舎の外壁部はかつてクリーム色のタイルが張られていたが、経年劣化により損傷が激しくなったため、2004年にタイルを撤去して再塗装された。
待合室内にはマルチビジョンやインターネットコーナーの他、ラジオサテライトスタジオなど、新潟日報・新潟放送の制作機能の一部を内包するメディアステーションbananaがある。新潟放送の一部のラジオ番組はここから放送されている。またJR東日本新潟支社、JR貨物新潟支店が万代口駅舎の西側部分に置かれている。他、支社ビル1階には内科医院が入居している。
[編集] 南口
上越新幹線開業前に整備されたのが南口。新幹線ホーム下にあたる高架部の2階にあり、東西2本の自由通路に東口・西口の2箇所と、地平部の中央口の、計3箇所にエントランスがあり、新幹線東口・在来線東口と新幹線西口・在来線西口の、計4つの改札口が設けられている。東口・西口それぞれに、みどりの窓口、券売機、コンビニエンスストア(NEWDAYSミニ)、軽食店等が設置されている。
東口は東側自由通路、西口は西側自由通路によって、万代口側・南口側双方に通じている。
この他2000年6月30日、南口駅舎から南口駅前広場に直通する「南中央口」が設置されている(新潟駅周辺立体化事業進捗まで暫定設置)。南口駅舎の中央部に駅出入口があり、階段・エスカレーターで1階に繋がっており、管理用道路を横断した先に、南口側の駐車場、更にロータリーへと通じている(駅舎入口付近には駅レンタカーの事務所も設けられている)。なお2007年12月1日から南口駅前広場の整備工事進捗に伴い、駅舎と南口ロータリーの間は迂回路の通行を要するため、利用の際には注意が必要である。
[編集] 立食いそば店
在来線の1番線、2・3番線、6・7番線と新幹線の13・14番線、西口改札前に5店舗あるのは日本レストランエンタプライズ(NRE)の「新潟庵」。2007年までは同社が小嶋屋(十日町市、十日町小嶋屋)のブランドで「NRE雪中庵」を運営していた。4・5番線は三新軒運営でブランド名はない店であったが、2007年末で閉店。
万代口改札外の立食い店は、万代口1階の「やなぎ庵」(トッキーが運営)、CoCoLo万代地下1階の「さぢみ」の2店舗。共に特徴があり、「やなぎ庵」には中華麺とチャーシュー、メンマなどラーメンの具材に、冷した和風のつゆをかけた「冷しラーメン」がある。一方の「さぢみ」は手打ち風(機械打ち)のコシの強いうどんで知られ、生地は注文の状況に合わせてその場で打ち上げられている。
[編集] 自由通路・駅ビル等
駅の東西に2本の自由通路が架かっており、万代口側と南口側を結んでいる。東側自由通路には駅ビル「CoCoLo本館」「CoCoLo東」、西側自由通路には「CoCoLo西」「ヨドバシカメラ新潟店」がある。
東側自由通路は万代口側の複合ビル「ガレッソ花園」と、南口側のバスプール、更に「チサンホテル&コンファレンスセンター新潟」を内包する複合ビル「プラーカ」1・2に直結している。通行できるのは歩行者のみで、終電~始発の間(0:30頃~4:30頃)は閉鎖される。
西側自由通路は24時間通行可能。歩行者の他、自転車の通行も可能となっている。通路内では危険防止のため、自転車は押して歩くよう呼びかけるアナウンス(BGM:新潟市民歌『砂浜で』)が、昼間時間帯に放送されており、新潟弁での放送もある。また、南口側の駐車場に通じる連絡階段が設けられている。
東側自由通路と西側自由通路の相互間は、南口駅舎2階の南側部分で連絡している。経路は(東側通路から)CoCoLo東、在来線東改札口を経由してインフォメーションセンター角を左に折れ、新幹線コンコースを南側に迂回、トイレ、南口ATMコーナー、ゲームセンターの横を通り、西改札口とヨドバシカメラA館横を抜けた先が西側通路となる。
なお、新潟駅内の駅ビル施設の愛称は、2004年10月1日、JR東日本新潟支社管内の駅ビルを運営する「トッキー」「越後ステーション開発」の2社が合併したのに伴って(存続会社はトッキー)「CoCoLo(ココロ)」に統一された。旧称は、万代・東・西が「パティオ」(トッキーが運営)、本館が「セゾン・ド・ニイガタ」(越後S開発が運営)。尚、CoLoLo万代(旧パティオ万代)のうち地下1階は旧「名店デパート」。
南口側、駅舎とロータリーの間の地平部では現在、南口駅前広場の移設工事が行われているが、この箇所にはかつて、国鉄新潟鉄道管理局時代からの車両基地である「新潟運転所」が置かれていた。現在は移転し、車両は新潟車両センターと新津運輸区に留置されている。また運転所移転後には一時遊休地となった後、駐車場として供用されていた。
CoCoLo本館に2006年9月中旬、新潟高度情報学園が経営する新潟県初の駅ナカの保育園「新潟えきなか保育園」がオープンした。
なお自動体外式除細動器(AED)が、万代口改札横など駅構内数箇所に設置されている。
[編集] 駅弁
新潟三新軒の他、新津駅の業者である三新軒と神尾商事神尾弁当部、かつて新発田駅で調製・販売をしていた新発田三新軒の商品が購入できる。
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[編集] 三色だんご
この他、新潟都市圏のキオスク、NEWDAYSで売られている「三色だんご」も名物として知られる。詳細については新津駅の「三色だんご」の項を参照。
[編集] 利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 36,894 |
2001 | 37,185 |
2002 | 37,404 |
2003 | 37,612 |
2004 | 36,300 |
2005 | 37,050 |
2006 | 36,769 |
[編集] 駅周辺
[編集] 万代口側
万代口側は従前からの市街地。旧駅舎時代の市街地は現・流作場五差路付近が南端だったが、1958年の新潟駅移転後は開発が一気に進み、1964年の新潟国体までの間に急速に市街地化した。旧市街地の古町へはバスで5分強。
- 新潟県道33号新潟停車場線・国道7号(東大通・萬代橋通り)
- 国道7号(明石通)
- 弁天町共同ビル
- ガレッソ花園
- 東横イン 新潟駅前
- オセオ弁天
- タリーズコーヒー 新潟駅前店
- 新潟三井物産ビル
- アニメイト新潟店
- 石丸電気新潟店
- 三井住友銀行 新潟支店
- 帝石ビルディング
- 北越銀行 新潟駅前支店
- だいし海上ビル
- 第四銀行 新潟駅前支店
- 新潟中央郵便局
- 万代シテイ - 徒歩約7分。バスは各路線で「万代シテイバスセンター前」「万代シテイバスセンター南口」「弁天一丁目」下車。なお、17系統はバスセンター6番線に停車。
- ミナミプラザ
- 萬代橋・やすらぎ堤
- 信濃川ウォーターシャトル
[編集] 南口側
新潟地震以降、1960年代後半から急速に市街地化したのが当時「駅裏」と呼ばれた駅南地区。当初は住宅地としての開発が主だったが、新幹線開業直前の1982年5月に南口が設けられると市街地化が急速に進んだ。このような経緯から、南口周辺は住宅地と商業地が混在している。
- プラーカ新潟 - 南口すぐ(但し3棟のうち、プラーカ1の2・3階と2の店舗部分は閉鎖)
- 新潟市道<けやき通り>
- 年末年始は、歩道に植栽されたケヤキ並木にイルミネーションが施される「NIIGATA光のページェント」が実施される
- 新潟市道<弁天線>
- 新潟県道51号新潟黒埼インター笹口線<笹出線>
- 新潟駅南センタービル
- 新潟米山郵便局
- 第四銀行 南新潟支店
- ひもろぎビル
- ドン・キホーテ 新潟駅南店
- 新潟県スポーツ公園 - バスで約15分
- 新潟市鳥屋野運動公園野球場 - バスで約15分
また、2009年2月頃に、ビックカメラ新潟店(仮称)が開店予定で、立体駐車場も整備される予定である。
[編集] バス
万代口バスターミナルからは主に新潟交通とその子会社に当たる新潟交通観光バスの市内中心部路線、高速バスが発車する。万代口発の近郊路線の一部は東大通沿いのバス停から発車する。南口発の路線は、全て南口バスプールからの発車となる。
逆に新潟駅に到着するバスのうち「新潟駅前」行(表示上は「新潟駅」)のバスは、市内線と新潟空港線が万代口ロータリー内、空港線以外の郊外線と高速バスは東大通沿いの帝石ビルディング前が降車場となる。「新潟駅南口」のバスは全て南口バスプール内が降車場。
また、新潟駅周辺から発着する新潟交通グループの一般路線バス全路線でバスカードが使用できる(観光循環バスを含む)。また、県内高速バスの全路線及び県外高速バスの会津若松線で新潟県内高速バス共通カードが使用できる。
尚、駅周辺の立体交差化事業の計画では、バスターミナルは駅舎高架下に設置される予定となっている。
[編集] 万代口バスターミナル
ロータリー寄りの1番線は欠番。頭端部には新潟交通のバス案内所が設けられている。
- 2番線
- 3番線
- 4番線
- 【高速】東三条駅前
- 【高速】燕駅前・弥彦
- 【高速】巻
- 【高速】新飯田
- 【急行】免許センター
- 【特急】サントピアワールド
- 5番線
- 【高速】糸魚川駅前(頸城自動車と共同運行)
- 【高速】高田駅前・直江津駅前(越後交通、頸城自動車と共同運行)
- 【高速】長生橋経由 長岡駅前・県立近代美術館(越後交通と共同運行)
- 【高速】北長岡経由 長岡駅前(越後交通と共同運行)
- 【高速】東バイパス経由 長岡駅前(越後交通と共同運行)
- 【高速】十日町車庫(越後交通と共同運行)
- 【高速】柏崎駅前(越後交通と共同運行)
- 【高速】五泉・村松駅バスターミナル
- 【高速】津川営業所・上川役場前
- 6番線
- 7番線
- 600 西小針・坂井経由 内野営業所
- 601 西小針経由 新潟大学前
- 602 西小針・新潟大学経由 内野営業所
- 603 【快速】西小針・坂井経由 内野営業所
- 604 【快速】西小針・新潟大学経由 内野営業所
- 607 西小針経由 信楽園病院
- 8番線
- 11 信濃町経由 西部営業所
- 11A <西循環線>信濃町先回り 新潟駅
- 610 有明経由 内野営業所
- 611 有明経由 五十嵐一ノ町
- 612 有明経由 信楽園病院
- 9番線
- 620 大堀経由 内野営業所
- 621 大堀・文理高校前経由 内野営業所
- 623 大堀経由 信楽園病院
- 630 寺尾経由 内野営業所
- 631 寺尾経由 上新町
- 632 寺尾経由 信楽園病院
- 640 大堀経由 流通センター
- 641 大堀経由 流通センター・西警察署前
- 10番線
- 11番線
- 12 浜浦町経由 西部営業所
- 12A <西循環線>浜浦町先回り 新潟駅前
- 12B 浜浦町経由 信濃町
- 19 なぎさ荘・水族館前
- 12番線
- 9 水島町・県庁前経由 美咲合同庁舎
- 9A 水島町・県庁前経由 西部営業所
- 200 古町・昭和大橋・県庁前経由 曽野木ニュータウン
- 210 古町・昭和大橋・県庁前経由 曽川・嘉木
- 220 古町・昭和大橋・県庁前経由 酒屋車庫
- 230 古町・昭和大橋・県庁前経由 小須戸神社前
- 13番線
- 万代口ロータリー内
- 市内線・新潟空港線等降車場
[編集] 東大通バスのりば
- 14番のりば(三越ブラザービル・東大通ビル前)
- 15番のりば(住友生命ビル前)
- 800 平島・新潟ふるさと村経由 大野
- 802 平島・ときめき経由 大野
- 810 平島・ふるさと村・大野・大通ニュータウン経由 白根・潟東営業所
- 811 【急行】新潟バイパス・ふるさと村・大野経由 白根・潟東営業所
- 820 平島・ふるさと村・大野・味方経由 月潟
- 821 平島・ふるさと村・大野・味方経由 潟東営業所
- 830 平島・ふるさと村・大野経由 木場学校前
- 16番のりば(同)
- 500 西跨線橋経由 女池愛宕
- 501 西跨線橋経由 江南高校前
- 帝石ビル前
- 高速バス・近郊外線降車場
- この他万代シテイバスセンター、古町、市役所前発着の路線(木戸・大形・石山・亀田方面)は、郊外から市内方面へ向かうバスからの下車は「駅前通」(第四銀行 新潟駅前支店前)または「明石一丁目」(石丸電気前)、市内から郊外方面へ向かうバスへの乗車は「明石一丁目」(新潟中央郵便局前)が最寄となる。また河渡・松浜・南浜方面へは万代町通沿いの「万代町」が最寄となる。
[編集] 南口バスプール
- 1番線
- 520・522・570 弁天橋・南長潟・イオン新潟南SC経由 南部営業所
- 521 弁天橋・南長潟・早通経由 南部営業所
- 530 【りゅーとリンク】弁天橋・南長潟・市民病院経由 曽野木ニュータウン
- 531 【りゅーとリンク】弁天橋・南長潟・市民病院経由 大野
- 532 【りゅーとリンク】弁天橋・南長潟経由 新潟市民病院
- 540 弁天橋・南長潟・亀田駅前経由 大江山連絡所前
- 2番線
- 510 笹出線・江南高校前経由 女池愛宕
- 512 笹出線・江南高校前経由 新潟市民病院
- 3番線
- 8 【りゅーとリンク】笹出線経由 県庁
- 8A 【りゅーとリンク】<中央循環線>笹出線・県庁経由 新潟駅前(万代口)
- 8B 【りゅーとリンク】笹出線経由 県庁前・美咲合同庁舎
- 4番線
- 5番線
- 6番線・7番線
- 臨時バスのりば
- 【臨時】東北電力ビッグスワンスタジアム、新潟市産業振興センター、新潟テルサ他(イベント開催時等に運行)
[編集] 歴史
[編集] 概略
[編集] 新潟駅設置に至るまで
現在の新潟市域で最初に開業した鉄道駅は、当時の中蒲原郡沼垂町竜が島に設けられた沼垂駅(ぬったりえき、現・貨物駅)で、1897年(明治30年)11月20日に開設された。
当時、信濃川を挟んで西側の新潟市と、東側の沼垂町とは鉄道の敷設で壮絶な誘致合戦を繰り広げたが、当時の信濃川の川幅は約1kmと広く、鉄橋の建設に莫大な資金がかかることがネックとなったことから、信濃川右岸、萬代橋付近にある沼垂町流作場(りゅうさくば、現在の中央区万代・弁天にあたる)に「新潟駅」を設けるという折衷案で一旦は合意した。しかし、北越鉄道は地代が高い事を理由にこれを事実上拒否し、沼垂町竜が島に設けた「沼垂駅」を終着駅とした。新潟市側ではこれに対する反対運動が起こったものの、政府の認可が下りたことから紛糾を極め、市側の「鉄道同志会」の構成員の一部が行動を過激化。沼垂駅を評価する人を襲撃する騒ぎを起こし、更には同年11月16日の鉄道開業予定日を控えた11月11日の早朝、沼垂駅構内の機関庫と貨物庫、新栗ノ木川の鉄橋に爆弾を仕掛け、爆破する騒動にまで発展した。幸い損害は軽度で済み、開業が4日遅れただけで、運行等には大きな支障はなかった。その後も市民の鉄道誘致運動が続き、それが結実して1904年5月3日、現在の弁天一丁目、弁天公園・新潟東映ホテル付近にあたる位置に開業したのが、初代の新潟駅である。
それからの新潟市は、市街地に最も近い新潟駅を中心に発展を遂げてゆく。1925年に策定された「新潟市都市計画」では、架け替えを予定していた萬代橋を経由する路面電車(のちの新潟交通電車線にあたる)を駅前に乗り入れるという計画も盛り込まれた。そして1935年には、木造2階建ての2代目駅舎に建て替えられた。
[編集] 現在地への移転
第二次世界大戦後の混乱が落ち着いた頃、手狭になった新潟駅の移転新築と、新潟市内の国鉄路線網の整理が計画された。沼垂駅を出発した新津・新発田方面からの列車は、沼垂の市街地を南西に大きく迂回して新潟駅に到着するという、線形の悪さによる時間ロスの大きさが、かねてから問題となっていたのだ。
そこで当時、信越本線と越後線を結んでいた貨物支線上に新しい新潟駅の駅舎を建設し、3路線をこの駅に統合することとなった。駅舎は地上2階・地下1階、広さは旧駅の約6倍、地下商店街も設置されるというもので、当時としては大規模な計画だった。1956年1月10日に着工。建設地は水田などに近い湿地帯だったため、施工は慎重を期して行われ、工事費4億円、2年の工期を経て、1958年4月29日に3代目駅舎が完成した。なお、初代駅舎時代に計画されていた新潟交通の路面電車だが、戦後はトロリーバスの計画に転換するなどして、駅舎が現在地に移転したこの58年まで工事申請を更新し続けたものの、結局実現には至ることはなかった。
しかし、新駅舎は開業から間もなく度重なる災害に襲われた。1961年には駅舎内にあった国鉄新潟支社の仮庁舎から出火し、支社部分をほぼ全焼するという火災に見舞われた。これを機に駅舎は1964年に開催される新潟春季国体に合わせ、地上4階建・一部6階建に増築されることとなり、改築工事は1963年に竣工した。これが現・万代口駅舎の原型である。
だが1964年、国体が終了して間もない6月16日に新潟地震が発生。元々水田だった新潟駅付近では液状化現象が発生し、駅舎・ホームが損壊。更に駅東側の道路に掛かる笹口跨線橋(現・東跨線橋)が倒壊して気動車を押し潰し、周辺の白山駅や万代駅などでも、路盤陥没や津波による冠水などの被害を受けて、数日間にわたって路線網が寸断された。
[編集] 新潟駅周辺の立体交差化
その後、新潟駅を中心とする路線網は徐々に整備された。1982年に上越新幹線が開業。在来線も、新潟駅を起終点とする3路線が1984年までに全て電化され、駅構内の設備・店舗なども徐々に充実して、新潟駅は新潟市の玄関口としての体裁を整えながら現在に至る。
だが、新潟駅周辺は、鉄道路線を境に南北の市街地が分断されており、元々の出入口である万代口側に対して、今も開発途上である南口側との発展の不均衡さ、万代口側は狭隘で、一方の南口側は駅舎から遠く、共に使い勝手のよくない駅前広場、踏切・跨線橋といった鉄道を横断する道路・歩道が不足していること、駐車場に転用されるなどしたまま、未だ具体的な転用方法のない旧日本国有鉄道清算事業団所有地の存在、そして築40年を超えた万代口駅舎の老朽化など、多くの問題を抱えているのもまた事実で、新潟市の玄関口というに相応しい駅舎を整備することが求められていた。
このため、新潟県・新潟市・JR東日本新潟支社などでは、新潟駅を改築し、駅周辺のJR線を高架化、ペデストリアンデッキの設置など南北の駅前広場の再整備、バスターミナルを線路下に移設して統合化、更に駅周辺に線路南北を横断する幹線道路などを整備するという、大掛かりな「新潟駅周辺整備事業」構想の具体案を2003年に発表、2006年1月に都市計画が決定し、2006年7月に国土交通省より事業認可が下りた([1])。これにより新潟駅は、在来線が3面5線の高架ホームとなり(新幹線ホームは現状のまま)、信越・白新線の新潟~上沼垂信号場間、越後線・新潟~白山間にも改良が行われる予定となっている。
この立体化事業の一環として2007年7月、南口駅前広場の暫定移設工事を先行して開始した。これは2009年9月に県内で開催される「トキめき新潟国体・トキめき新潟大会」に対応するための措置である。
[編集] 羽越本線高速化
- 詳細は当該項目参照
調査では在来線と新幹線を対面乗換できるようにする案が有力視されている。新潟駅付近連続立体交差事業の在来線高架工事のときに対面乗換の工事を実施した場合の費用負担などはこれからの議論となるが、2013年には暫定使用できるという県会議員の発言がある。
既に立体交差化事業がこの案を前提として設計を変更し、万代口側に設置予定であった在来線の相対式ホーム(1番線)を島式(1・2番線)とし、代わって新幹線ホームと隣接する南口側に「5番線」を設けることになった。この5番線を新幹線側と合わせて島式ホームにし、新幹線ホーム・11番線の反対側に乗り換え専用の「10番線」を設置して、乗り換え時間の短縮を図るというものである(但し10番線は「いなほ」発着時間帯以外は閉鎖し、通常通り11番線のみで客扱いを行う)。なお、詳細な建設計画は未定。
[編集] 年表
- 1904年(明治37年)5月3日 - 北越鉄道 沼垂~新潟間延伸開業時に開業。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 北越鉄道国有化、国有鉄道の駅となる。
- 1935年(昭和10年)4月1日 - 2代目駅舎に改築。
- 1943年(昭和18年)11月1日 - 信越本線貨物支線が関屋駅まで開業。
- 1951年(昭和26年)4月5日 - 信越本線貨物支線 亀田~万代間が開業。
- 6月25日 - 新潟~関屋間の旅客営業を開始。
- 1956年(昭和31年)4月15日 - 白新線が開業。
- 1958年(昭和33年)4月29日 - 新潟付近を現在のルートに変更、現在地に移転開業。3代目駅舎供用開始。
- 1961年(昭和36年)1月14日 - 国鉄新潟支社仮庁舎が火災により焼失。
- 12月22日 - 駅舎部分の増築が完了、4階建てとなる。
- 1962年(昭和37年)5月20日 - 構内電化。
- 1964年(昭和39年)6月16日 - 新潟地震で被災、駅舎・ホームが一部損壊。
- 1965年(昭和40年)8月20日 - 万代駅までの信越本線貨物支線が廃止。
- 1982年(昭和57年) 4月1日 - 専用線発着の車扱貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本が継承。
- 1989年(平成元年)3月30日 - 西側自由通路が開通、歩行者・自転車の駅の南北往来が24時間可能となる。
- 1990年代前半 - 新潟運転所が新津駅構内に移転。
- 1999年(平成11年)12月17日 - ISO9001認証取得。
- 2001年(平成13年)10月1日 - 万代口待合室が改装、「メディアステーションbanana」開設。
- 2004年(平成16年)10月1日 - 駅ビルの愛称を「CoCoLo」に統一。
- 11月27日 - 自動改札機設置。
- 2006年(平成18年)1月21日 - ICカード「Suica」サービス開始(同月28日より首都圏・仙台都市圏と併せてモバイルSuicaの運用も開始)。
- 2008年(平成20年)3月15日 - モバイル「Suica」特急券のサービス開始
[編集] 専用線
1982年頃まで、白山~新潟間に架かる信濃川橋梁(右岸側、新潟方)から日本軽金属新潟工場(現在の新潟県庁)付近まで専用線が引かれていた。工場が新潟東港に移転し、跡地に新潟県庁が移転・新築されることになったため(現県庁舎は1985年完成)、線路は撤去され、現在は道路(新潟市道)となっている。
[編集] 今後の予定
- 2010年以降 - 新潟駅周辺の連続立体交差化、駅舎建替が完了する予定。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- JR東日本 新潟駅
- JR東日本新潟支社
- メディアステーションbanana(万代口待合室)
- CoCoLo本館(駅パラ)
- CoCoLo東(駅パラ)
- CoCoLo万代(駅パラ)
- 新潟駅周辺整備
- 新潟市中心部バスのりば案内図
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