金沢 - 新潟線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金沢 - 新潟線(かなざわ - にいがたせん)は、石川県金沢市と新潟県新潟市を結ぶ高速バス路線である。
全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。
目次 |
[編集] 沿革
- 1991年8月7日 - 運行開始。
- 2001年9月 - 金沢駅バスターミナルの改修工事に伴い東口暫定バスターミナル発着に変更
- 2007年7月 - 新潟県中越沖地震の影響で北陸自動車道が通行止めのため一時期一般道を迂回運行。
[編集] 運行会社
それぞれ1往復ずつ担当。
[編集] 停車停留所
- ▼…金沢発は乗車のみ、新潟発は降車のみ扱い
- ▲…新潟発は乗車のみ、金沢発は降車のみ扱い
- ▽…万代シテイバスセンター前:金沢発のみ停車、降車のみ扱い
- ♯…休憩停車を行うサービスエリア
停車停留所 休憩箇所 |
所在地 | 乗降区分 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
兼六園下 | 石川県 | 金沢市 | ▼ | |||
広坂 | ▼ | |||||
香林坊 | ▼ | 金沢発は日本銀行金沢支店前発 新潟発は香林坊アトリオ前着 |
||||
武蔵ヶ辻 | ▼ | |||||
金沢駅東口 | ▼ | 金沢発は東口バスターミナル2番のりば発 新潟発は金沢都ホテル前着 |
||||
北陸道 | 三条燕 | 新潟県 | 燕市 | ▲ | ||
巻潟東 | 新潟市 | 西蒲区 | ▲ | |||
鳥原 | 西区 | ▲ | ||||
県庁東 | 中央区 | ▲ | 新潟発はセーブオン県庁前店前発 金沢発はセコム上信越前着 (小須戸線沿い。県内線高速バスの降車停留所とは異なるので注意) |
|||
市役所前 | ▲ | |||||
古町 | ▲ | 新潟発は新潟三越前発 金沢発はNEXT21前着 |
||||
万代シテイバスセンター前 | ▽ | 新潟発は通過 金沢発はテレコムビル前着 |
||||
新潟駅前(万代口) | ▲ | 新潟発は万代口・東大通14番バスのりば発 金沢発は帝石ビル前着 |
||||
万代シテイバスセンター | ▲ | 新潟発は7番線(構内ロータリー)発 金沢発は11~13番線(東港線沿いバスベイ)着 |
[編集] 運行経路
(金沢東インターチェンジ) - 北陸自動車道 - (新潟西インターチェンジ) - 国道116号新潟西バイパス・国道8号新潟バイパス - (女池インターチェンジ) - 新潟県道16号新潟亀田内野線 - 新潟県道1号新潟小須戸三条線
[編集] 使用車両
原則として日産ディーゼル スペースアローや三菱ふそう エアロクィーンIなどのスーパーハイデッカー、化粧室付き4列シート定員34名車両で運行。池袋・新潟線と共通運用。
[編集] 特記事項
1991年当時、JR線の金沢 - 新潟間には北陸本線・信越本線を経由する特急列車「白鳥」「雷鳥」「北越」などが運行されていた。当高速バス路線は低価格の運賃設定を強みに、これら特急列車に対抗するため開設されたものである。
その一方でJR線の特急列車は、元々北陸地方3県と上越新幹線の乗継需要に特化したダイヤを編成しているという背景がある。そうしたことから1997年の北越急行ほくほく線開業を機に特急列車の運行系統が整理され、大阪駅から直通していた「白鳥」「雷鳥」は金沢駅及び富山駅で運行系統を分割され、金沢駅 - 長岡駅間を結んでいた「かがやき」はほくほく線経由となり「はくたか」に改称。これによって金沢 - 新潟間の特急列車は大幅に減少した。また存続した「北越」も前掲の理由から、全区間を通して乗車する利用客は元々あまり多くない。
当路線は現在に至るまで「北越」と競合関係を保ちながら、共に金沢と新潟を結ぶ都市間輸送の役目を果たしている。以前、新潟発最終の「北越10号」は17時台の発車だったが、東日本旅客鉄道新潟支社は当路線の運行時間帯を見越して発車時刻を18時台に繰り下げるなど、高速バスに対抗し且つ利便性の確保を図っている。