野球殿堂
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野球殿堂
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野球殿堂(やきゅうでんどう)は、日本のプロ野球などで顕著な活躍をした選手や監督・コーチ、また野球の発展に大きく寄与した人物に対して、その功績を称えるために創設された殿堂である。殿堂ホールは東京都文京区の東京ドームに併設されている野球体育博物館内にあり、肖像のレリーフが展示してある。
目次 |
[編集] 殿堂入り条件
[編集] 競技者表彰
[編集] プレーヤー部門
- 対象者
- 現役を引退した選手で引退後5年以上経過し、かつ引退後15年以内の者。ただし満65歳以上の者や故人は5年経過していなくてもよい。
- 選出委員
- 野球報道に関して15年以上の経験を持つ者(約300人)。
- 選出方法
- 選出委員1名につき10名以内の候補者が記入でき、有効投票の75%以上の得票を獲得した者が選出される。
[編集] エキスパート部門
- 対象者
- 引退した監督、コーチ、審判で引退後6ヶ月以上経過している者。
- 選出委員
- 野球殿堂入りしている者。
- 選出方法
- 有効投票の75%以上の得票を獲得した者が選出される。
[編集] 特別表彰
- 対象者
- 競技者(選手、監督、コーチ、審判員)を引退して17年以上経過している者。組織または管理に関して野球の発展に顕著な貢献をした者、あるいはしている者。なお、2002年度と2003年度は、新世紀特別表彰として、20世紀の日本野球界の基礎作りに大きく貢献した野球に縁のある著名人に対する表彰も行われた。
- 選出委員
- プロ野球役員および元役員、アマチュア野球役員、野球関係学識経験者、計14名
- 選出方法
- 選出委員1名につき3名以内の候補者が記入でき、有効投票の75%以上の得票を獲得した者が選出される。
[編集] 表彰者特典
- 表彰者は、毎年オールスターゲーム(2試合開催だが、そのうちの1試合=主に関東圏で行われる試合)に招待され、試合を中断して表彰式を開催する。なお物故者など、やむを得ない事情により出演できない場合は家族(遺族)ら代理人が参列する。
- 表彰者には賞金100万円と、野球体育博物館に掲げられるレリーフのレプリカが贈呈される。
[編集] 殿堂入り選手
[編集] 競技者表彰
(選出年と選出者)
- 1960年 ヴィクトル・スタルヒン
- 1962年 池田豊
- 1963年 中島治康
- 1964年 若林忠志
- 1965年 川上哲治、鶴岡一人
- 1969年 苅田久徳
- 1970年 天知俊一、二出川延明
- 1972年 石本秀一
- 1974年 藤本定義、藤村富美男
- 1976年 中上英雄(藤本英雄)
- 1977年 水原茂、西沢道夫
- 1978年 松木謙治郎、浜崎真二
- 1979年 別所毅彦
- 1980年 大下弘、小鶴誠
- 1981年 飯田徳治、岩本義行
- 1983年 三原脩
- 1985年 杉下茂、白石勝巳、荒巻淳
- 1988年 長嶋茂雄、別当薫、西本幸雄、金田正一
- 1989年 島秀之助、野村克也、野口二郎
- 1990年 真田重蔵、張本勲
- 1991年 牧野茂、筒井修、島岡吉郎
- 1992年 広岡達朗、坪内道則、吉田義男
- 1993年 稲尾和久、村山実
- 1994年 王貞治、与那嶺要
- 1995年 杉浦忠、石井藤吉郎
- 1996年 藤田元司、衣笠祥雄
- 1997年 大杉勝男
- 1999年 中西太、広瀬叔功、古葉竹識、近藤貞雄
- 2000年 米田哲也
- 2001年 根本陸夫、小山正明
- 2002年 山内一弘、鈴木啓示、福本豊、田宮謙次郎
- 2003年 上田利治、関根潤三
- 2004年 仰木彬
- 2005年 村田兆治、森祗晶
- 2006年 門田博光、高木守道、山田久志
- 2007年 梶本隆夫
- 2008年 山本浩二、堀内恒夫
[編集] 特別表彰
- 1959年 正力松太郎、平岡凞、青井鉞男、安部磯雄、橋戸信、押川清、久慈次郎、澤村榮治、小野三千麿
- 1960年 飛田忠順、河野安通志、櫻井彌一郎
- 1962年 市岡忠男
- 1964年 宮原清
- 1965年 井上登、宮武三郎、景浦將
- 1966年 守山恒太郎
- 1967年 腰本寿
- 1968年 鈴木惣太郎、田辺宗英、小林一三
- 1969年 三宅大輔、田部武雄、森岡二朗、島田善介、有馬頼寧
- 1970年 田村駒治郎、直木松太郎、中馬庚
- 1971年 小西得郎、水野利八
- 1972年 中野武二、太田茂
- 1973年 内海弘蔵、天野貞祐、広瀬謙三
- 1974年 野田誠三
- 1976年 小泉信三
- 1977年 森茂雄、西村幸生
- 1978年 伊丹安広、吉原正喜、岡田源三郎
- 1979年 平沼亮三、谷口五郎
- 1980年 千葉茂
- 1981年 佐伯達夫、小川正太郎
- 1982年 鈴木龍二、外岡茂十郎
- 1983年 内村祐之
- 1984年 桐原眞二
- 1985年 田中勝雄、山内以九士
- 1986年 中河美芳、松方正雄
- 1987年 藤田信男、山下実
- 1988年 横沢三郎、芥田武夫、永田雅一
- 1989年 池田恒雄、伊達正男
- 1990年 佐伯勇
- 1991年 中澤良夫
- 1992年 吉田正男
- 1994年 広岡知男
- 1995年 呉昌征、村上實
- 1996年 牧野直隆、保坂誠
- 1997年 山本英一郎
- 1998年 中尾碩志、井口新次郎
- 1999年 吉國一郎
- 2000年 福島慎太郎
- 2001年 武田孟、長谷川良平
- 2002年 中澤不二雄、生原昭宏
- 2003年 松田耕平
- 2004年 秋山登
- 2005年 志村正順
- 2006年 豊田泰光、川島廣守
- 2007年 松永怜一
- 2008年 嶋清一
(新世紀特別表彰)
- 2002年 フランク・オドール、正岡子規
- 2003年 ホーレス・ウィルソン、鈴鹿栄