See also ebooksgratis.com: no banners, no cookies, totally FREE.

CLASSICISTRANIERI HOME PAGE - YOUTUBE CHANNEL
Privacy Policy Cookie Policy Terms and Conditions
西東京バス - Wikipedia

西東京バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

西東京バス株式会社
Nishi Tokyo Bus Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 192-0046
東京都八王子市明神町3丁目1番7号
設立 1928年10月30日
業種 陸運業
事業内容 乗合バス事業,貸切バス事業,特定バス事業他
資本金 1億5,000万円
従業員数 580名
外部リンク http://www.nisitokyobus.co.jp/
  
西東京バスの車両(いすゞ・エルガ 社番A10701)(2007年4月14日、JR八王子駅にて撮影)
西東京バスの車両(いすゞ・エルガ 社番A10701)(2007年4月14日、JR八王子駅にて撮影)
2006年頃まで、主に郊外で見られた逆台形の停留所表示板。現在でも一部停留所で見られ(カラーで表記などリフォーム済みも含め)近年ではカラーで表記で一般的な円型や縦長が多くみられる(小津町にて2004年10月16日撮影)。
2006年頃まで、主に郊外で見られた逆台形の停留所表示板。現在でも一部停留所で見られ(カラーで表記などリフォーム済みも含め)近年ではカラーで表記で一般的な円型や縦長が多くみられる(小津町にて2004年10月16日撮影)。

西東京バス株式会社(にしとうきょうバス 英称:Nishi Tokyo Bus Co.,Ltd. )は、東京都八王子市あきる野市を中心とした、多摩北西部と山梨県の一部で路線バスを運営する中堅の路線バス事業者である。

京王グループであるが、元々は青梅電気鉄道(現在のJR青梅線)のバス部門であった。なお、一部路線(主に青梅地区及び八王子西部地区の陣馬街道・高尾街道系統、新宿駅・京王八王子駅発着の夜行高速バス)は子会社の多摩バスへの移管が行われている他、八王子市上川町で霊園の販売も行っている。また、当社主催のバスツアー「西東京旅の会」(京王グループ共通ポイントサービスポイント付加対象)も実施していたが、2006年6月に終了している。

目次

[編集] 沿革

西東京バスは、1963年に高尾自動車、奥多摩振興、五王自動車が合併して発足した会社である。ここでは、前身の3社の歴史も含めて記述する。

[編集] 高尾自動車

1916年八王子駅前で旅館業・ハイヤー業を営んでいた豊泉信太郎率いる高尾自動車が八王子駅~高尾山下でバスの運行を開始した。これは1913年に京王電気軌道(現・京王電鉄)が東京府で初めて(鉄道開通まで一時的に)バスを運行してからわずか3年後のことであり、継続的運行ではこれが東京府初となる。この路線は1923年に運行開始した八王子市街自動車(現・京王電鉄バス八王子営業所)の路線と競合することとなり、翌1924年に八王子駅~恩方村(現・八王子市)川原宿間の新路線(恩方線)を開設、1932年までに上案下(陣馬高原下)まで延伸し、高尾自動車の主力路線となった。

1940年にハイヤー事業を八王子交通事業(株)へ譲渡してバス専業となった高尾自動車は、1945年の戦災で本社社屋は焼失したものの、車両への被害は殆どなかったためいち早く運行再開し、1948年11月に八王子駅~加住村(現・八王子市)戸吹間(戸吹線)、1953年11月に中野循環線、1954年11月に西八循環線を次々と開設していった。

1955年に京王帝都電鉄(現・京王電鉄)の傘下に入ると、以後5年もの間に八王子駅~四谷~宮の前間(城山線)、台町~富士森公園間(富士森線)、八王子駅~小田野~美山町間(美山線)と、相次いで新路線を開業させている。

観光バス事業も、1957年に八王子観光(株)を吸収合併し、事業区域も相模原市及び津久井郡(現在は郡下の町村は全て相模原市に編入されている)にまで拡張していった。

[編集] 奥多摩振興

奥多摩振興は、青梅電気鉄道が同社沿線の開発を主な目的として、1928年に設立した会社である(1946年に青梅電気鉄道からバス事業を譲渡されるまでの歴史はここでは割愛する)。

青梅奥多摩地区における最初のバス路線は、1922年に奥多摩自動車により運行開始された二俣尾(当時の青梅鉄道の終着駅)~鳩の巣間である。1930年に青梅電気鉄道はその奥多摩自動車を買収、同年8月には氷川まで延伸した。他に「砂川乗合」の西砂川~国分寺駅間、拝島駅東秋留駅間の路線も編入した。

1944年4月、青梅電気鉄道の鉄道部門は国有化(現・JR青梅線)され、バス部門は引き続き青梅電気鉄道により運行されていたが、1946年4月に、青梅電気鉄道の全てのバス事業を子会社の奥多摩振興へ譲渡した。また、戦後の経営難から、1947年に拝島駅~砂川~国分寺駅間、松島公園~福生間、拝島駅~小荷田間他1路線を立川バスへ譲渡した。これは後に奥多摩振興が青梅線福生以東への路線拡大が阻まれる結果となった。

1944年に青梅線が氷川駅(現・奥多摩駅)まで全通すると、1949年に氷川~川野~丹波山間、1952年に川野~小菅間及び沢倉~東日原間が開通している。小河内ダムの建設で脚光を浴びつつある奥多摩地区に独占的な路線を持つ奥多摩振興を巡り、立川バスを傘下に収め更なる事業区域拡大をめざす小田急電鉄、ダム建設当事者である東京都、そして京王帝都電鉄の3者による買収合戦が繰り広げられたが、結局1956年に京王帝都電鉄の傘下に入っている。

1961年には東京都交通局と共同で、新宿駅西口~奥多摩湖間の急行バスの運行を開始している。

[編集] 五王自動車

1920年、石川自動車は、これまで川口村(現・八王子市)今熊~八王子(平岡町)間で運行していた乗合馬車に代えて、五日市~八王子間でトラック改造の乗合自動車の運行を開始した。1924年には八王子駅まで延伸し、商号も五王自動車商会(1947年に法人化し、五王自動車へ再変更)に改めた。1925年、五日市鉄道(現・JR五日市線)が開業すると、五日市の中心部に営業所を構え、五日市から福生町戸倉村(現・あきる野市)西戸倉(後に十里木まで延伸)、青梅へと路線を拡充していった。

1960年代になると、立川~五日市間の路線を共同で運行していた立川バス小田急グループ)が合併を持ち出してきたが、1961年、既に南側の八王子の高尾自動車・北側の奥多摩の奥多摩振興を傘下に収めていた京王帝都電鉄の資本に入った。

[編集] 合併~現在まで

京王帝都電鉄の傘下となった高尾自動車・奥多摩振興・五王自動車の3社は、バス運行の合理化を目的とした合併準備のため、1963年4月に京王線東八王子駅(現・京王八王子駅)隣の合同本社に移り、同年10月1日、奥多摩振興が他の2社を吸収合併し、ここに西東京バスが発足した。社章は円の中にNishi Tokyoの頭文字NTを図案化したもので、Tはスピード感と鳥の羽をイメージしたものとなっており、現在に至るまで、一般路線車(五日市営業所の瀬音の湯線専用車両を含み、コミュニティバスや多摩バスへ譲渡された車両を除く)全車両の前面に掲げられている。

発足とともに、八王子・五日市・青梅の各営業所及び氷川支所が設置され、翌1964年に八王子営業所が現在のNTB八王子ビル(本社)の場所へ、1967年に青梅営業所が現在地へ移転しており、路線も京王八王子駅~サマーランド線、河辺・羽村循環線や 氷川~塩山間急行バス(山梨交通と共同運行、1972年廃止)などが新設された。

路線バスのみならず、観光バス事業の強化も進めていた西東京バスは、1965年3月、八王子市元本郷町に観光営業所を開設、各営業所に分散していた観光バスを本営業所に集約した。

1970年代以降、八王子のベッドタウン化や大学等の教育機関の進出によって路線数が急増、既存の営業所では対応しきれなくなったため、1971年に楢原営業所が、1992年に恩方営業所(これにより八王子営業所が廃止)が新設されている。1994年、八王子営業所跡地に地上4階建てのテナントビル「NTB八王子ビル」を建設し、同ビルの3階に本社を移転、他のフロアは他社への賃貸を行っている。

1999年、全額出資により多摩バスが分社され、不採算路線の運行の移管及び委託が開始された。これにより、青梅営業所は1999年から2000年にかけて、恩方営業所は2000年から2005年にかけて、高速・貸切バス事業が2003年に移管されていった。

[編集] 年表

  • 1916年 - 高尾自動車が八王子駅~高尾山下でバスの運行を開始
  • 1920年 - 石川自動車(後の五王自動車)が五日市~八王子間で乗合自動車の運行を開始
  • 1922年 - 奥多摩自動車が二俣尾~鳩の巣間でバスの運行を開始
  • 1928年10月30日 - 青梅鉄道(翌年、青梅電気鉄道に改称)の関連会社として奥多摩振興を設立
  • 1930年4月1日 - 青梅電気鉄道が奥多摩自動車を買収
  • 1946年4月1日 - 奥多摩振興が青梅電気鉄道のバス事業を譲受
  • 1956年2月29日 - 奥多摩振興が京王帝都電鉄の傘下に入る
  • 1963年10月1日 - 奥多摩振興が高尾自動車・五王自動車を吸収合併、西東京バスが発足。八王子・五日市・青梅の各営業所及び氷川支所を設置
  • 1971年5月31日 - 楢原営業所を設置
  • 1972年10月21日 - 上川霊園開設
  • 1982年9月26日 - ボンネットバスの運行を開始
  • 1990年3月22日 - 高速バスの運行を開始(八王子~京都間「京都号」)
  • 1992年4月6日 - 恩方営業所を設置
  • 1999年4月1日 - 多摩バスを設立・同年10月1日より運行を開始

[編集] 運行路線

[編集] 八王子エリア

[編集] 八王子市北西部・滝山街道方面

西東京バスは、「学園都市」と言われる八王子市内に24ある高等教育機関のうち、同市北西部にある4つの大学(杏林大学、東京純心女子学園東京純心女子大学(西東京バスでは、「純心学園」という停留所名となっている。〉、創価大学工学院大学)とJR八王子駅北口・京王八王子駅を結ぶ路線を運行している。JR八王子駅北口では平日・土曜の通学時間帯(朝8時前~10時頃)はバス待ちで数百~千人程度の集中混雑が日常的に発生するため、10:29発まで上記の4大学方面の急行・直行バスのうち、3大学(杏林大学・創価大学・工学院大学)方面行きバス乗り場が、バスロータリー内のバス停(工学院大学は6番、杏林大学・創価大学は12番乗り場)から八王子ツインタワー前の臨時バス停(工学院大学は15番乗り場、杏林大学・創価大学は14番乗り場)に移動、純心学園は12番乗り場をそのまま使用し、各大学行バスが運行(混雑状況によっては臨時増発)されている。但し、休校日はこの扱いをしない。

以前は、上記4大学方面の急行・準急(2008年4月で廃止)バスは、各停と同じく国道16号等を通行していたが、渋滞が激しく、急行料金はないものの、各停と所要時間はさほど変わらなかった。 ひよどり山トンネルが完成し、急行・準急のみこのトンネルを通行するようになった。ひよどり山トンネルが無料開放になった現在では、JR八王子駅北口発着(一部京王八王子駅発着)でノンストップ直行と途中幾つかの停留所を停車する急行の他、杏林大学、純心学園方面の各停バスもメインルートとしてトンネルを利用することとなった。それに伴い、一部路線では2008年4月のダイヤ改正と同時に運賃も改定されている。

[編集] 八王子市北東部・秋川街道方面

京王・JR八王子駅より、ケンウッド(実際に「ケンウッド前」という停留所が存在する)やオリンパスなどといった国内一流製造業が拠点を構える北八王子工業団地(石川工業団地)方面や、北隣のあきる野市にある東京サマーランド、秋川駅、武蔵五日市駅、上川霊園方面のバスを運行している。

また、市の郊外部は鉄道がなく公共交通機関がバスに限られることから、朝夕はおろか、日中でも立客が珍しくない程の混雑ぶりである。特に京王八王子駅~川口町(秋川街道)方面の路線は、郊外路線でありながら日中は上下共10分間隔、朝ラッシュ時は上り便が2~4分間隔、帰宅ラッシュ時は下り便が6分間隔程度でバスが走っており、いずれも始発バス停ではほとんどの発車時刻においてパターン化されている。そして、平日・土曜朝の上り便には「専用レーン内急行(甲州街道内のバス停は通過)」といった種別があり、また平日の深夜バスは下り便1時過ぎ、上り便も0時半すぎまで運行している。さらにこの深夜バスは土・日曜日・休日でも下り便に限り運行している。

一方、秋川街道は、道路容量があまり大きくないこともあり、主として楢原町以南にてラッシュ時や休日などに渋滞の影響を受けやすい面も見られる。最近では、中野上町交差点等の改良や工学院大学発着の直行バスの経路変更により、以前に比べて渋滞が緩和している。

八王子市の委託により、コミュニティバスはちバス」を運行している。詳細ははちバスの項目を参照のこと。

[編集] 陣馬街道方面

八王子市西部地区(高尾・陣馬地区)は2000年より100%子会社の多摩バス恩方営業所)への移管及び委託が始められ、2005年までに完全に同社に移管された。また、ボンネットバス夕やけ小やけ号(2007年5月6日運行終了〈終了告知〉)を保有し、春と秋の日曜・祝日にはそれを用いて陣馬高原下行き(2007年春は「夕焼小焼」バス停止まり)のバスを運行していたが、こちらは従来通り西東京バスの運行で、2006年9月1日の多摩バスによる八王子市西部地区路線再編成以降もJR・京王八王子駅発着であった(一般路線車は高尾駅北口発着に変更された)。

[編集] 八王子エリアのバスの便利さ

ここ10年間で大幅に変更された点は、運行ダイヤのパターン化と深夜バスの増強である。特に深夜バスは、子会社の多摩バスを含めると、平日は1時過ぎまで、土・日曜日・休日も23時台後半まで運行している路線が約10本もあり、それぞれの路線で利用者の多い事が伺える。また、一部路線では大晦日に、京王線・JR線に接続して終夜運転を行っている。

[編集] 五日市・奥多摩エリア

武蔵五日市駅より秋川渓谷方面、奥多摩駅より奥多摩湖方面へ運行しており、沿線住民の生活の足となっていると共に、休日は観光客で賑わう。なお、奥多摩駅発着路線には多摩源流で知られる山梨県の小菅村丹波山村へ行く路線もある。また、ハイキング客など大きな荷物を持っての利用客が多いため、一定基準以上の大きさの手荷物には乗車される本人の運賃とは別に手荷物料金を支払う必要がある。さらに、運行区間のうち閑散部などでは自由乗降制度を設けているが、行楽シーズンなどの時季では自由乗降を行っていないので、注意が必要である。

[編集] 営業所

本社(NTB八王子ビル)
本社(NTB八王子ビル)

[編集] かつて存在した営業所

  • 八王子営業所 - 東京都八王子市明神町。1992年、恩方営業所開設により廃止。跡地には、本社が入居するNTB八王子ビルが建設された。
  • 日野営業所(観光バスセンター) - 東京都日野市旭が丘。2003年観光バス事業の多摩バスへの移管とともに廃止、同社恩方営業所へ統合。
  • 京王八王子高速バスターミナル - 東京都八王子市明神町。2007年、多摩バスが運行する夜行高速バス事業縮小により廃止。高速バス発券業務は八王子駅北口案内所へ移管。八王子発着のリムジンバスは本社向かい側にある明神車庫で停泊。
  • 以下の営業所は子会社の多摩バスに移管された。詳細は各営業所記事を参照のこと。
    • 青梅営業所(営業所記号:B) - 東京都青梅市末広。2000年に移管完了。
    • 恩方営業所(営業所記号:D) - 東京都八王子市下恩方。2005年に移管完了。

[編集] 営業所記号の移り変わり

  • (営業所記号:A)八王子営業所 → 楢原営業所
  • (営業所記号:B)青梅営業所(現・多摩バス青梅営業所) → 五日市営業所氷川車庫
  • (営業所記号:C)五日市営業所
  • (営業所記号:D)楢原営業所 → 恩方営業所 → 多摩バス恩方営業所

[編集] 車両

[編集] 一般路線車

一般路線車は、いすゞ・日野・日産ディーゼルの3社の車両を導入している。1995年までは主に八王子地区はいすゞ、五日市地区は日野を導入していたが、同年に京王帝都電鉄(現・京王電鉄バス)が導入したものと同形式の中型長尺の低床ワンステップバスU-JP211NTNを導入、その影響で以後しばらく日産ディーゼル車のみの導入となったが、最近は再びいすゞ・日野も導入する様になった。 カラーリングは、京王帝都電鉄が戦後~昭和40年代まで使用していたもの[1]から下部の白い線を取り除いたものである。

現在、三菱ふそう製一般路線車は在籍していない。
楢原営業所にのみ、キュービック(U-LV324L、富士重工業7E)、エルガノンステップtype-A(KL-LV280L1改/PJ-LV234L1、いすゞバス製造ジェイ・バス)が導入されている、また、中型路線車は2006年にエルガミオ(PA-LR234J1、ジェイ・バス)が楢原営業所・氷川車庫に2両ずつ配置されたが、翌2007年に氷川車庫所属車が2両とも楢原営業所に転じている。なお、2007年5月に運行を終了したボンネットバス(BXD50)については夕やけ小やけ号を参照のこと。
五日市営業所にレインボーHR10.5m(KL-HR1JNEE、日野車体工業)及びリエッセステップリフト車(KK-RX4JFEA、ジェイ・バス)、楢原営業所にレインボーHR9m(PB-HR7JHAE、ジェイ・バス)及び、当時エルガのOEMであったブルーリボンII(KL-KV280L1改、いすゞバス製造)、氷川車庫にレインボーRJ(U-RJ3HJAA)が在籍している。なお、かつては五日市を中心に富士5E/7Eを架装した日野車が多く在籍していた。また、コミュニティバスはちバスるのバスひのでユートピア号)用の車両は全て日野車である。
前述の通り、JPワンステップ(U-JP211NTN/KC-JP250NTN、富士重工8E)が1995年より導入された。U-車は、京王帝都が逆T字窓なのに対し、西東京バスはサッシ窓仕様で納入された。2007年現在、U-車は氷川車庫(及び多摩バス恩方営業所)にのみ在籍する。以降、2000年のJPノンステップ(KL-JP252NAN改、西工96MC)まで増備が続いたが、朝夕の学生の輸送量が多いことから、以降、より定員の多いUAノンステップ(KL-UA452KAN改、富士重工新7E及び西工96MC)に切り替えられ、さらに2006年より尿素SCRシステムを搭載したスペースランナーRAノンステップ(ADG-RA273KAN、西工96MC)が導入された。他に中型車RMノンステップ(KC-RM211GAN改、西工・日デオリジナル)、小型車RNワンステップ(KC-RN210CSN、富士重工8E)、フルノンステップ車・UA-Fタイプ(KC-UA460KAM、富士重工7E)が在籍する。RMは五日市・氷川の閑散路線に用いられていたが、八王子市内で小型車で運行されている路線の輸送量拡大のため、2005年~2006年にかけて、そのほとんどが楢原へ転じている。

[編集] 特定輸送車

明治大学付属中野八王子中学校・高等学校(明大中野八王子)の特定輸送車については、西東京バス楢原営業所#楢原営業所中野学園車庫 を参照のこと。 他に、学校送迎用として、三菱ふそう・エアロミディいすゞ・ガーラミオなどが在籍するが、これらは自社発注ではなく、移籍車である場合が多い。

[編集] 社番

西東京バスにおける車両管理番号(社番)は、最初に営業所を示すアルファベット1文字(営業所記号:営業所の節を参照。貸切車はK)、その後に3桁(小型車、2005年まで)、4桁(大・中型車、2005年まで)、5桁(2006年以降)の数字が続く。

(2005年以前) A 1 161
(2006年以降) A 5 06 01
営業所 メーカー 年式 固有番号
  • 数字部の桁数に関わらず、営業所記号のすぐ後の1桁の数字はメーカーを示す。
  • 1:いすゞ自動車(但しBXD50夕やけ小やけ号にはB001が付与されている。)
  • 2:日野自動車(但しブルーリボンII<KL-KV280L1改>はいすゞ車扱いで1となる)
  • 3:三菱ふそうトラック・バス
  • 5:日産ディーゼル工業(大型・小型車)
  • 6:日産ディーゼル工業(中型車RM)
  • 数字部の桁数が3桁または4桁の場合、メーカーを示す数字以降は固有番号である
  • 日産ディーゼルの場合、連番部は楢原営業所・氷川車庫所属車は700番台(2005年以降異動の中型車RMは900番台)、五日市営業所所属車は800番台、多摩バス恩方営業所所属車(西東京バス塗色車)は600番台となる。
  • 2005年導入の日野中型車(レインボーHR9m)の連番部は950番台となる。
  • 数字部の桁数が5桁の場合、メーカーを示す数字の後の2桁の数字は導入年(西暦下2桁)を示し、その後の2桁は導入年毎の固有番号(西東京バス・多摩バス共通。中型車は51から付番、小型車は81から付番)であり、これは京王電鉄バスグループに似た付番法則となっている。

上記の附番法則より、A1161は楢原営業所所属(A)のいすゞ車(1)の161号車、A50601は楢原営業所所属(A)の日産ディーゼル車(5)で、2006年(06)に1番目(01)に導入された車両となる。

[編集] その他

2008年4月より使用されている方向幕
2008年4月より使用されている方向幕
  • 運賃箱及び整理券発行機は小田原機器製、運賃表示器レシップ製、LED行先表示器はオージ製(2005年以降の車両)、自動音声合成装置はレゾナント・システムズ(旧ネプチューン)製を採用している(多摩バスも同様)。ごく一部の車両を除き、行先表示器の幕式からLED式への変更改造は行われていない。なお、最近になって行先表示器がLED式のものについては車内放送のスイッチを押すと急行になるバス停から方向幕の表示が「専用レーン内急行」となるようになった。
  • 八王子地区の車両の幕式の行先表示器は、一部系統を除き方面別に色分けされていたが、2008年4月1日より全て白地の幕に変更され、系統番号も消去されている。八王子駅発着路線については八王子駅#バスを参照。なお英語表記は幕式で回送の場合のみ「Out of Service」と表示される。
  • 全路線に系統番号を付与している(急行・準急を除く。深夜バスにも系統番号表示がない)が、一部路線については系統番号を表記しない行先(京王八王子駅行き等)で運転される事がある。
  • 東京都と神奈川・埼玉・千葉県の一部で使用できる「バス共通カード」が使用できる。また「PASMO」は八王子地区で2007年9月30日に利用開始された(相互利用できるSuicaも同様)。履歴には「西東京B」と表示、印字される。PASMO導入伴い8月13日より運賃機を順次取替え、9月下旬までに完了した。なお、IC定期券の導入の可否については、発表されていない。
  • ノンステップバスの導入に非常に積極的である。国土交通省の発表するノンステップバス導入率が高い事業者ベスト30によると、総台数の70%以上がノンステップバスであり、全国第3位にランクインしている(2007年3月31日現在)。

[編集] バス以外の事業

バス以外の主な付帯事業として、霊園事業が挙げられる。他、不動産業を手がけている。また、過去には八王子市でボウリング場を運営していた時期があった。

[編集] 八王子上川霊園

八王子市上川町にある八王子上川霊園の管理運営を行っている。中でも、眺望が素晴らしい「みはらしの丘」と呼ばれる区画が好評である。なお、同園墓地の購入により京王グループ共通ポイントサービスポイントが付加される。

概要(同園チラシより抜粋)
  • 所在地:東京都八王子市上川町1520
  • 開園:1972年(昭和47年)
  • 面積:約210,000m2
  • 総区画数:15,000区画
  • 宗教自由
  • 施設:管理事務所、休憩ロビー、法要室、会食堂、売店他

[編集] 西東京ボウル

1960年代後半になると、モータリゼーションの進化によりバス利用者の減少が見られ、バス以外の事業への進出等、事業の多角化を迫られていた。そこで、当時ブームを起こしていたボウリングに着目し、1973年、京王八王子駅前に西東京ビルを完成させ、60レーンのボウリング場「西東京ボウル」をオープンし、本社事務所も同ビル内に移転している。しかし、その後のレジャー多様化によりボウリング場の運営は行き詰まり、1992年3月に閉鎖した。現在、その跡地には京王電鉄が「京王八王子明神町ビル」を建設し、日本ヒューレットパッカードに、屋上に設置された看板ごと賃貸している。

[編集] 脚注

  1. ^ 京王グループ公式サイト内・バス図鑑(1960年~1965年) また、トミカリミテッドヴィンテージでも、同様のカラーリングの日野RB10商品化されている

[編集] 参考文献

  • 『西東京バス株式会社30年史』 西東京バス株式会社、1993年10月20日
  • 『バスジャパンニューハンドブックスNo.27 京王電鉄 京王バス 西東京バス』 BJエディターズ/星雲社、1999年4月1日、ISBN 4-7952-7783-4
  • 『BJハンドブックシリーズR62 京王電鉄バス・西東京バス』 BJエディターズ/星雲社、2007年9月1日、ISBN 978-4-434-10234-9 ※上記書籍の改訂版

[編集] 外部リンク

マルチメディア
西東京バスに関連するマルチメディアがあります。
ウィキメディア・コモンズ
他の言語


aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - en - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -