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山梨交通 - Wikipedia

山梨交通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山梨交通株式会社
yamanashi kotsu Limited
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 山交
本社所在地 〒400-0035
山梨県甲府市飯田三丁目2番34号
電話番号 055-223-0821(路線バス案内)
設立 1945年5月1日
業種 陸運業
事業内容 乗合バス事業、貸切バス事業、飲食業、自動車教習事業、不動産業 他
代表者 小澤 建雄(代表取締役社長)
資本金 9,600万円
主要株主 国際興業
主要子会社 山梨交通観光バス
山交タウンコーチ
山梨貸切自動車
関係する人物 小佐野賢治金丸信
外部リンク [http://yamanashikotsu.co.jp/
  
山梨交通の高速バス
山梨交通の高速バス
山梨交通の路線バス
山梨交通の路線バス
運賃表は10円単位の表示
運賃表は10円単位の表示

山梨交通(やまなしこうつう)は、山梨県甲府盆地内を中心とした路線バス網と首都圏・名古屋・関西圏への高速バスを運営するバス会社であり、国際興業の傘下にある。地元では「山交(やまこう)」の愛称で呼ばれている。

目次

[編集] 沿革

山梨交通は戦時中の企業統制により、山梨開発協会を中心に県内のバス会社数社と甲府駅前~甲斐青柳間の鉄道を運営していた峡西電気鉄道を統合して1945年(昭和20年)5月1日に誕生した。

その後、伊勢湾台風等により線路流出等の甚大な被害を受けて赤字に転落した電車線の廃止を1961年(昭和36年)1月の株主総会で表明し、1962年(昭和37年)6月30日をもって鉄道廃止、バス切り替えを行った。

なお、この過程で経営危機に陥った同社に対し、山梨県東山梨郡勝沼町出身で国際興業社主だった小佐野賢治が県内有力者数名に請われて株式を買い集めた。これに防戦する経営陣は西武鉄道会長の堤康次郎を担ぎ出して対応し、いわゆる経営争奪戦が行われ、この最中に開かれた株主総会では滅多に感情を表さない小佐野が会社側株主に取り囲まれる中怒声で「異議あり」を連発した。結局この争奪戦に勝利した小佐野が1961年(昭和36年)会長に就任。会社は国際興業グループの一員となった。

その後の経営は良好で一時は甲府~静岡間を直通する急行バスを静岡鉄道と共同で1時間おきに運転し、県中西部のほぼ全域をくまなく網羅していたがモータリゼーションと度重なる運賃の値上げ・減便で利用者が減少、1990年代には大規模な不採算路線の廃止・山交タウンコーチをはじめとする子会社への委譲も行われ、一部路線は増穂町や中富町(現身延町)などの町営バスに移管された。
現在では甲府市内と一部の郊外路線を除いては朝夕でも利用者が少なく、収益率の悪い路線バス事業から収益率の良い高速バス事業へとシフトしている。
また近年では、利用者底上げの為に学生定期券の大幅値下げと通学用1年定期券の発売や600円以上の区間の通学定期券は600円とみなして計算する等、主に学生を対象とした戦略に動いている。

2000年2月28日より、高速路線以外の路線バスを対象に、独自のバスICカードの導入が開始された。現在では山梨交通本体とともに、山交タウンコーチ(静岡県内の路線を含む)でも利用可能になっている。2002年4月からは、世界で初めて国際ブランドのクレジットカードマスターカード)と乗車用カードが一体となった「山梨交通OMCカード」の発行も開始された。一方、高速路線の甲府~新宿線では、2008年3月19日からPASMOが導入されている。(車輌運用の都合上、一部高速車にはPASMO精算端末が搭載されていないので要注意→甲府駅・新宿西口以外の途中停留所でその車輌に当たったら現金精算となる。)

運賃表示は旧来の運賃表示幕時代からの流れで、10円を1ポイントとして表示する独自の方式(ポイント方式)を採用しており(例:100円→「10」、1750円→「175」など)、路線バス車内には「運賃は10円単位です」という掲示が至るところに見られる。これについての覚え方は、何でも運賃表示に表示されている金額の1の位に0を加えるという覚え方がある。

[編集] 年表

  • 1917年大正6年)6月 山梨自動車運輸株式会社を設立し、甲府駅 - 小笠原間のバス運行を開始する。
  • 1924年大正13年) 山梨自動車運輸は鰍沢乗合自動車を合併する。
  • 1925年大正14年)2月1日 甲府電車軌道株式会社を設立する。
  • 1926年大正15年)7月 山梨公衆自動車株式会社設立する。
  • 1927年昭和2年)6月 山梨自動車運輸と山梨公衆自動車、御岳開発組合が合併し、株式会社山梨開発協会を設立する。
  • 1929年昭和4年)4月 甲府電車軌道が山梨電気鉄道に改称する。
  • 1938年昭和13年)5月 峡西電気鉄道が設立される。
  • 1938年(昭和13年)6月 峡西電気鉄道が山梨電気鉄道を買収する。
  • 1945年昭和20年)5月 山梨開発協会、峡西電気鉄道、身延自動車を合併し、百観音自動車、中央自動車商会、クラブ自動車、小澤照雄(小澤自動車商業(現,合同タクシー))、下部温泉自動車、若月荘を統合した山梨交通として事業を開始する。なお、契約自体は1943年11月に行われている。

[編集] 営業所

所在地:甲斐市島上条914
  • 伊勢町営業所
所在地:甲府市住吉1-13-16
  • 塩山営業所
所在地:甲州市塩山下於曽596
山梨貸切自動車と共有
  • 鰍沢営業所
所在地:南巨摩郡鰍沢町1519
山交タウンコーチと共有

[編集] 定期路線バス

[編集] 甲府駅発着循環系統

甲府駅の乗り場については甲府駅バスターミナルを参照。

  • 01「羽黒経由山宮循環線」
伊勢町営業所→遊亀公園→甲府駅一高前湯村温泉入口→羽黒町→山宮上町→千塚→湯村温泉入口→一高前→甲府駅→遊亀公園→伊勢町営業所
  • 02「千塚経由山宮循環線」
伊勢町営業所→遊亀公園→甲府駅→一高前→湯村温泉入口→千塚→山宮上町→羽黒町→湯村温泉入口→一高前→甲府駅→遊亀公園→伊勢町営業所
  • 22「池田経由中村循環線(遊亀公園経由)」
伊勢町営業所→遊亀公園→甲府駅→飯田三丁目→東海高校→中村町→山梨県立美術館→貢川→甲府駅→遊亀公園→伊勢町営業所
  • 23「池田経由中村循環線(南甲府駅経由)」
伊勢町営業所→南甲府駅→青沼三丁目→甲府駅→飯田三丁目→東海高校→中村町→山梨県立美術館→貢川→甲府駅→青沼三丁目→南甲府駅→伊勢町営業所
  • 26「羽黒経由山宮循環線(中央病院経由)」
伊勢町営業所→遊亀公園→甲府駅→県立中央病院→湯村温泉入口→羽黒町→山宮上町→千塚→湯村温泉入口→一高前→甲府駅→遊亀公園→伊勢町営業所
  • 27「千塚経由山宮循環線(中央病院経由)」
伊勢町営業所→遊亀公園→甲府駅→一高前→湯村温泉入口→千塚→山宮上町→羽黒町→湯村温泉入口→県立中央病院→甲府駅→遊亀公園→伊勢町営業所
  • 32「県立美術館経由中村循環線(遊亀公園経由)」
伊勢町営業所→遊亀公園→甲府駅→貢川→山梨県立美術館→中村町→東海高校→飯田三丁目→甲府駅→遊亀公園→伊勢町営業所
  • 33「県立美術館経由中村循環線(南甲府駅経由)」
伊勢町営業所→南甲府駅→青沼三丁目→甲府駅→貢川→山梨県立美術館→中村町→東海高校→飯田三丁目→甲府駅→青沼三丁目→南甲府駅→伊勢町営業所
  • 76→90「中道橋経由御所循環線」→「石和経由御所循環線」(御所近辺にて方向幕と系統番号が変更)
敷島営業所→敷島仲町→長塚→東海高校→飯田三丁目→甲府駅→遊亀公園→伊勢町営業所→住吉5丁目→山城小学校→中道橋→御所→八代四ツ角→石和温泉駅入口→山梨学院大学酒折駅入口→善光寺入口→甲府駅→飯田三丁目→東海高校→長塚→敷島仲町→敷島営業所
  • 90→76「石和経由御所循環線」→「中道橋経由御所循環線」(御所近辺にて方向幕と系統番号が変更)
敷島営業所→敷島仲町→長塚→東海高校→飯田三丁目→甲府駅→善光寺入口→酒折駅入口→山梨学院大学→石和温泉駅入口→八代四ツ角→御所→中道橋→山城小学校→住吉5丁目→伊勢町営業所→遊亀公園→甲府駅→飯田三丁目→東海高校→長塚→敷島仲町→敷島営業所

[編集] 甲府駅発着一般系統

甲府駅の乗り場については甲府駅バスターミナルを参照。

昇仙峡方面

  • 03:敷島営業所竜王駅~山梨県立美術館~甲府駅~一高前~湯村温泉入口~山宮上町~昇仙峡口
  • 04:敷島営業所~竜王駅~山梨県立美術館~甲府駅~一高前~湯村温泉入口~山宮上町~昇仙峡口~グリーンライン昇仙峡~昇仙峡滝上
  • 05:甲府駅~一高前~湯村温泉入口~敷島仲町~清川~昇仙峡滝上

甲斐・韮崎方面

  • 06:甲府駅~一高前~湯村温泉入口~敷島仲町~敷島営業所
  • 08:甲府駅~一高前~湯村温泉入口~敷島仲町~韮崎駅
  • 25:甲府駅~飯田三丁目~東海高校~長塚入口~さつきの団地~双葉ニュータウン
  • 77:市立甲府病院~日吉神社~伊勢町営業所~遊亀公園~甲府駅~飯田三丁目~県立中央病院~長塚~竜王駅

武田神社方面

  • 10:伊勢町営業所~南甲府駅~遊亀公園~甲府駅北口~山梨大学武田神社
  • 11:甲府駅北口~山梨大学~武田神社
  • 12:伊勢町営業所~南甲府駅~遊亀公園~甲府駅北口~山梨大学~武田神社~積翠寺
  • 13:甲府駅北口~山梨大学~武田神社~積翠寺

国立病院方面

  • 14:伊勢町営業所~遊亀公園~甲府駅北口~国立病院~花園病院
  • 15:伊勢町営業所~遊亀公園~甲府駅北口~国立病院~花園病院~千代田湖~上帯那
  • 16:伊勢町営業所~遊亀公園~(←甲府駅←)甲府駅北口~国立病院~塚原
  • 17:伊勢町営業所~南甲府駅~青沼三丁目(~山梨県厚生年金会館)~(←甲府駅←)甲府駅北口~国立病院~塚原
    • 厚生年金会館は一部便のみ経由。
    • 方向幕には城東経由と記載され、厚生年金会館経由の場合は前面窓上部に案内板を掲出する。
  • 18:アイメッセ→城南中学校→南甲府警察署→伊勢町営業所→遊亀公園→甲府駅北口→国立病院→塚原

貢川(くがわ)・南アルプス方面

「廃軌道」を通る路線バス
「廃軌道」を通る路線バス
  • 30:甲府駅~貢川~山梨県立美術館~貢川団地
  • 31:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~一高前~甲府駅~貢川~山梨県立美術館~総合交通センター
  • 34:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~県立中央病院~飯田三丁目~甲府駅~貢川~山梨県立美術館~竜王新町~野牛島(やごしま)~六科(むじな)~旭入口~芦安
  • 35:甲府駅~貢川~山梨県立美術館~竜王新町~野牛島~六科~大草~韮崎駅
  • 39:甲府駅~貢川~山梨県立美術館~竜王新町~野牛島~六科~旭入口~社会福祉村
  • 40:県立中央病院~飯田三丁目~甲府駅~貢川~農林高校~中条入口~南アルプス市役所若草支所
  • 42:県立中央病院~飯田三丁目~甲府駅~貢川~農林高校~西野~小笠原橋~平岡あやめが丘団地
  • 44:甲府駅~貢川~農林高校~中条入口~十五所~小笠原橋~追分~鰍沢営業所
  • 47:県立中央病院~飯田三丁目~甲府駅~貢川~農林高校~西野~小笠原橋~追分~鰍沢営業所
  • 48:甲府駅←貢川←農林高校
    • 40・42・44・48系統の、甲府駅着7:44~9:03の便は、徳行南~荒川橋間で、「廃軌道」を経由する。

伊勢・昭和方面

  • 53:県立中央病院~飯田三丁目~甲府駅~伊勢一丁目~千秋橋~国母駅入口~上河東四ツ角~小井川駅入口~花輪~浅原~南湖下宿~追分~鰍沢営業所
  • 56:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~県立中央病院~飯田三丁目~甲府駅~伊勢一丁目~千秋橋~国母駅入口~上河東四ツ角~常永駅山梨大学医学部付属病院
  • 57:敷島営業所~敷島仲町~長塚~東海高校~飯田三丁目~甲府駅~伊勢三丁目~後屋団地~古市場~山梨大学医学部付属病院
  • 58:敷島団地~敷島仲町~湯村温泉入口~一高前~甲府駅~飯豊橋北~清水新居~昭和町役場入口~上河東四ツ角~常永駅~山梨大学医学部付属病院
  • 59:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~一高前~甲府駅~飯豊橋北~清水新居~昭和町役場入口~上河東四ツ角~常永駅~山梨大学医学部付属病院~常永駅~上河東四ツ角~小井川駅入口~花輪~浅原~小笠原橋~小笠原車庫
    • 58・59系統の方向幕には昭和バイパス経由と記載されている。
  • 60:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~県立中央病院入口~飯田三丁目~甲府駅~伊勢一丁目~伊勢三丁目~南甲府警察署~駿台今井キャンパス
  • 61:駿台今井キャンパス→甲府駅(快速)
    • 駿台今井キャンパスを16:45に出発するバスのみであり、63系統と同じく山梨交通では珍しい1日1本のみの系統。ただし63系統と違う点は途中の停留場には止まらないことだ。新々平和通りを通る。
  • 63:甲府駅→伊勢一丁目→伊勢三丁目→南甲府警察署→古市場→山梨大学医学部付属病院
    • 61系統と同じく山梨交通では珍しい、一日一本のみの系統。こちらは61系統とは違って各停留所に止まる。
    • 60・63系統の方向幕には新々平和通り経由と記載されている。
  • 64:甲府駅~遊亀公園~伊勢町営業所
  • 65:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~県立中央病院入口~飯田三丁目~甲府駅~遊亀公園~伊勢町営業所~南甲府警察署~城南中学校~アイメッセ
  • 66:塚原→国立病院→甲府駅北口→甲府駅→遊亀公園→伊勢町営業所→南甲府警察署→城南中学校→アイメッセ
  • 70:敷島団地~敷島仲町~湯村温泉入口~県立中央病院入口~飯田三丁目~甲府駅~遊亀公園~伊勢町営業所~南甲府警察署~甲府商業高校~山城小学校~小瀬スポーツ公園
    • 小瀬スポーツ公園でJリーグヴァンフォーレ甲府のホームゲームがあるときには甲府駅~小瀬スポーツ公園間でシャトルバスを運行する。シャトルバスの場合新々平和通りを通り、途中の停留所には止まらない。(ただし南甲府警察署の甲府駅方面のバス停には小瀬へ行くシャトルバスの案内の看板がある)
  • 72:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~県立中央病院入口~飯田三丁目~甲府駅~遊亀公園~伊勢町営業所~南甲府警察署~古市場~山梨大学医学部付属病院

笛吹方面

  • 75:県立中央病院~飯田三丁目~甲府駅~遊亀公園~伊勢町営業所~住吉5丁目~山城小学校~中道橋~豊富
  • 82:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~一高前~甲府駅~甲府市総合市民会館~青沼三丁目~里吉三丁目~玉諸小学校~車検場
  • 83:長塚~東海高校~飯田三丁目~甲府駅~甲府市総合市民会館~青沼三丁目~蓬沢一丁目~中央道八代停留所~八代四ツ角~奈良原
  • 91:敷島営業所~長塚~甲府駅~善光寺入口~酒折駅入口~山梨学院大学~山梨英和大学
  • 98:敷島営業所~長塚~甲府駅~善光寺入口~酒折駅入口~山梨学院大学~山梨英和大学~石和温泉駅入口~石和温泉駅
  • 94:勝沼~田中~笛吹橋東詰~鵜飼山~石和温泉駅入口~山梨学院大学~酒折駅入口~善光寺入口~甲府駅
  • 95:勝沼~一宮神社~七五三石(しめいし)~笛吹橋東詰~鵜飼山~石和温泉駅入口~山梨学院大学~酒折駅入口~善光寺入口~甲府駅~飯豊橋北~南西団地
    • 子会社である山梨貸切自動車にて運行
    • この系統の区間便、甲府駅~飯豊橋北~南西団地線は系統番号が無い。
  • 99:敷島営業所~敷島仲町~湯村温泉入口~甲府工業高校~甲府駅北口~愛宕トンネル~かいてらす(山梨県地場産業センター)~山梨英和大学~石和温泉駅~山梨県立博物館
    • 敷島営業所管轄路線の中で、唯一甲府駅南口バスターミナルを経由しないため、利用の際は注意が必要である。
  • 94・95・98系統の鵜飼山~甲府駅間には富士急山梨バスの甲府駅~富士吉田駅線が、82系統の甲府駅~玉諸小学校間には富士急山梨バスの便も運行されている。回数券の共通使用も認められており、山梨交通発行の、現在のICカード回数券バスICカード)に置き換わる前の紙式回数券であれば、各社のバスで利用できる。(富士急行グループ発行の紙の回数券が、山梨交通グループのバスで使えるかどうかは不明。定期券は共通利用不可なのを確認済み)

臨時バス

  • 甲府駅北口~かいてらす(山梨県地場産業センター)~山梨県立科学館

※土休日運転、ただし科学館閉館日は運休。

季節快速

快速37系統・広河原ロッジ発甲府駅行き
快速37系統・広河原ロッジ発甲府駅行き
  • 09:甲府駅~湯村温泉入口~昇仙峡口~天神森~グリーンライン昇仙峡~昇仙峡滝上
  • 甲府駅~千代田湖~昇仙峡口~天神森~グリーンライン昇仙峡~昇仙峡滝上

※9月第三土曜日~11月までの土曜休日のみ運転、快速のため上記停留所以外は通過。

  • 36:甲府駅~貢川~竜王新町~六科~芦安~夜叉神(やしゃじん)峠登山口
  • 37:甲府駅~貢川~竜王新町~六科~芦安~夜叉神峠登山口~広河原
  • 38:市営芦安駐車場~広河原
これらの3路線ではバスICカードは使用できない。
またこれらの路線には車掌が乗務しており、乗車の際に乗車券を車掌から購入するシステムになっている。

※7月1日から11月上旬まで運行(平日と土休日夏季で運行ダイヤが異なる)

[編集] その他発着

鰍沢口駅発着

※鰍沢口駅発の便は鰍沢営業所から十五所または西野経由甲府駅・中央病院行きになる。

塩山駅発着

韮崎駅発着

日野春駅発着

身延駅発着

[編集] 長距離高速バス

[編集] 中央高速バス

中央高速バスの歴史は古く、1959年に臨時急行バスとして新宿~甲府・昇仙峡間が開設。その後中央自動車道経由に変更されたうえで現在に至る。なお中央高速バスは京王の登録商標であるため、必ず京王との共同運行との形をとっている。特筆すべきなのは諏訪岡谷線や伊那線といった山梨県内を通過する路線にも参入している(特に伊那線は山梨県内に停車地が存在しない)ことである。

愛称/路線名 運行区間 共同運行会社
新宿線※1 新宿高速BT新宿駅)⇔甲府駅湯村温泉※2 富士急平和観光京王バス東
身延線 新宿高速BT⇔南アルプス市役所身延山身延駅 京王バス東
諏訪岡谷線 新宿高速BT⇔上諏訪駅岡谷駅 京王バス東・フジエクスプレス諏訪バス
ジェイアールバス関東
伊那線 新宿高速BT⇔伊那市・駒ヶ根市 京王バス東・フジエクスプレス伊那バス
  • ※1:石和駅経由と甲府南経由がある。
  • ※2:湯村温泉へは1日3往復のみ。他は甲府駅発着。

◎甲府線トクワリきっぷが使用できない土休日は、諏訪岡谷線の双葉東・昭和⇔中央道八王子~新宿西口間の往復乗車券を甲府駅窓口・岡島百貨店オギノ店内の山交トラベル・コンビニ決済・ネット&クレジット決済等で‘事前購入’して節約→自宅から双葉東・昭和までは自家用車等でアクセス、するユーザーも多い。

[編集] その他高速バス

中央高速バス以外の路線については1990年代まで開設されていなかったが、2000年に夜行高速バスとしてクリスタルライナーが開設され、それが成功すると次々と路線が開設されていった。現在は定期5路線、季節1路線が存在している(クリスタルライナーのみ昼夜便、他は昼便のみ)。また圏央道の続伸開通に伴い、2007年11月1日から川越駅・大宮駅方面への路線も運行を開始した。

愛称/路線名 運行区間 共同運行会社
クリスタルライナー 甲府駅⇔京都駅大阪梅田なんばあべの橋USJ※1 近鉄バス
名古屋ライナー甲府号※2 竜王駅・甲府駅⇔桃花台名古屋BT名古屋駅 ジェイアール東海バス
竜王・甲府 - 川越・さいたま線 竜王駅・甲府駅⇔川越駅大宮駅さいたま新都心駅 -※3
竜王・甲府 - 羽田空港線 竜王駅・甲府駅⇔羽田空港 京浜急行バス
竜王・甲府 - 成田空港線 竜王駅・甲府駅⇔成田空港 千葉交通
東京駅~清里・八ヶ岳高原線※4 東京駅八重洲口⇔清里駅野辺山駅・八ヶ岳高原ロッジ -
  • ※1:USJへは甲府駅発夜行便のみ。他はあべの橋発着。
  • ※2:山梨交通サイトでは「竜王・甲府 - 名古屋線」とアナウンス。
  • ※3:埼玉県側の予約・発券業務は、西武バスが担当している。
  • ※4:季節運転(夏季のみ)

[編集] かつて運行していた高速バス

愛称/路線名 運行区間 共同運行会社
清里・甲府‐横浜線 清里・甲府駅⇔横浜駅 京浜急行バス
長野 - 甲府線 竜王駅・甲府駅⇔長野駅善光寺大門 川中島バス
  • ※:現在運休中。

[編集] 車両

本項では、山梨交通およびグループ各社(山梨交通観光バス山梨貸切自動車山交タウンコーチ)についての車両概要を記述する。

[編集] 特徴

国際興業グループのため、純正車体のいすゞ車が中心である。山梨県が独自の補助金制度を導入していることもあり、天然ガスバス(CNGバス)の所属台数は2006年4月現在で27台に達し、1社単独では最大のユーザーとなっていた(地域子会社を含めた場合は富士急行グループが最大)が、路線の移管と同時にCNGバスが移籍するケースも見られるようになっている。リフト付路線車両も1993年に民営バスとして初めて導入した。またノンステップバスも積極的に導入されており、2000年以降に新車で導入された路線バス車両はは静岡県内に導入される車両を除いて全てCNGノンステップバス(大型・中型とも)となっている。

以前は新車導入のみであったが、近年は主に移籍車を導入している。路線バスでは主に親会社の国際興業から大型バスが移籍してくることが多いが(2007年には大型ノンステップバスも移籍してきた)、川崎市交通局からの移籍車も少数ある。高速車・貸切車にはJRバス関東淡路交通などから譲受した車両もあり、特にイースタン観光からの転籍車は富士重工製車体である。また、夜行高速バスの運行開始にあたっては、近鉄バスから日野・グランデッカが転入した。一般路線の自社購入車で大型方向幕を採用した車両では、前面だけでなく後面も大型化した車両がある。

この他、コミュニティバスや循環バスの車両で、日産・シビリアン三菱ふそう・エアロミディクセニッツ車が在籍している。また、近年まで山梨観光自動車がいすゞ車以外を導入していた関係で、貸切車に三菱ふそう・エアロミディMMが1台だけ残存している。

なお、現在国際興業グループでは、子会社のバスを国際興業カラーに統一しつつあり、その先駆けとなったのが山梨交通だった。

[編集] 路線バス

車両の色は一部の路線バスは独自のカラーになっているがその他は国際興業グループのカラーになっている。当初は国際興業からの転籍車については薄いグリーンが草色となっている国際興業時代そのままのカラーリングであったが、CNGバス導入を機に黄緑色(国際興業ノンステップバスの色)に変更された。自社オリジナル車では曲線的なデザイン、転籍車は直線的なデザインとなっているが、2007年に転入したノンステップバスは国際興業在籍当時から黄緑色で曲線的なデザインである。

[編集] 高速バス

以前から国際興業標準色(ブルーリボンカラー)であるが、スーパークルーザーおよびガーラ導入後は、フロントガラス下部から側面にかけてをブロンズ色としている(SUPER CRUISERやGALAのロゴが入る)他、側面のロゴの書体も異なり、ぶどうのステッカー(クリスタルライナー専用車のみ甲府市の鳥であるカワセミ)を貼付しているため、国際興業グループ他社とは若干印象が異なる。一部の高速バスに武田信玄(風林火山)や身延山のシールが貼っている。

[編集] 観光バス

基本デザインは高速バス用車両と変わらないが、YBS T&L用(ガーラ)とヴァンフォーレ甲府用(スーパークルーザー)のみデザインが異なる。YBS T&L用は白地に山日YBSグループの赤いロゴが貼り付けされており、専らYBS T&Lのツアーのみに使用されている(YBS T&L社が車両を保有しており、山梨交通が運行・整備を委託する形をとっているため)。ヴァンフォーレ甲府用は車両自体は山梨交通所有のため基本デザインこそ国際興業標準色であるが、側面のブドウの部分がヴァンフォーレ甲府のエンブレム、前面フロントガラス下部および側面後方部にはヴァンフォーレ甲府のロゴが貼付されている。さらに選手を乗せているときは前面フロントガラス上部に大型フラッグを掲出し、運転席部分にはヴァンくん人形が置かれている。なお、ヴァンフォーレ甲府が使用しないときは他の車両と共通して使用されている。

[編集] その他

60周年を記念して復元された旧塗色車両は、サントリーの製品「南アルプスの天然水」のテレビコマーシャルでも使用されている。また、TBSのテレビドラマ「だいすき!!」第6話でも登場している。

[編集] 関連会社

[編集] 参考文献

  • 「山梨交通60年史~甲府盆地の暮らしとともに」監修:山梨交通・発行:BJエディターズ

[編集] 外部リンク

マルチメディア
山梨交通に関連するマルチメディアがあります。
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