GS美神 極楽大作戦!!の登場人物
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GS美神 極楽大作戦!!の登場人物（ゴーストスイーパーみかみ ごくらくだいさくせんのとうじょうじんぶつ）は椎名高志の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『GS美神』に登場する架空の人物の一覧である。
目次 |
[編集] 人間
[編集] GS関連
[編集] 美神令子除霊事務所
メンバーは以下の3名。
[編集] 美神 令子
- （みかみ れいこ）
- 声：鶴ひろみ
- 主人公。20歳。身長164cm。1972年11月11日生まれ。スリーサイズは上から90(Dカップ)-58-90[1]。血液型AB型[1]。美神令子除霊事務所所長で、日本トップクラスのGS。
- 優れた美貌とナイスバディを持ち、ボディコンを着ていることが多い。依頼料は非常に高いがGSとしての能力は折り紙つきで、彼女を見込んで依頼する人間も多い。最終エピソードの舞台となる200年後の未来では「20世紀末日本最強のGS」と称されていた。知識・機転・判断力にも優れていて、作中ではしばしば裏技（反則、外道）と評される知略を発揮する。愛車はシェルビー・コブラ。
- 性格：ワガママで身勝手、その上お金に対する執着は人一倍。脱税は当たり前のことで、横島を奴隷同然の待遇（時給250円→255円→明示されていないがアップ）で酷使する。キャラクター名の由来は金星を司り、泡から誕生したことで「泡の女神」とも呼ばれるローマ神話の美の女神ヴィーナスから（つまりバブル時代が生みだしたカネを支配する美女、という意味が込められている）。幽霊だったとはいえ一時はおキヌを日給30円で働かせたり（人間に戻ってからは給料をアップ）お金のためなら手段を選ばない。ただし横島のこうした待遇は、それでも構わないから雇ってほしいと言った本人にも責任が無いとは言えなくもない。またおキヌの場合も、幽霊時代に明らかに日給以上の買い物をしている為、何らかの処置は行っていたものと思われる（500円貸しというセリフもある）。一時期事務所を空け、西条と共にオカルトGメンで働いていたが、お金の事が頭から離れず、ついには発狂しかけた事もある。そうした一方で大金を気前よく使う事もあり、精霊石や破魔札などのようにコストに見合う効果があれば投資は惜しまない面もあるなど、必ずしもお金が全てという訳でもなく、どちらかというと「稼ぐのが好き」なタイプ。いわゆる天才肌で、料理、二輪・四輪の運転、スキー、格闘ゲーム、など、多岐に渡りかなりのハイレベルでこなし、新しい物事にも即座にコツを把握して習得してしまう。ただし、掃除は苦手な模様である。
- GSとしての誇りからか、鎌田勘九郎から魔族と手を組まないか、と持ちかけられたときは、いくら出すかと聞きはした一方、結局頭から突っぱねたが、感情・欲望などを自分で抑えたり、自分の言動を自ら反省したりといったことはあまりしない。基本的に自分の欲望、感情を優先して行動する。己的・自己中心的で、物事は自分に都合の良いようにしか考えないところがある。自らが好意を持っている人間なら兎も角、それ以外の見知らぬ他人なら、自分のために犠牲にすることを厭わない所も持ち合わせている。そうした一方でまったく良心が無いわけでも無く、雪女より心が冷たい等と言われたときは、それを払拭する目的も多分に含まれてはいるとは思うが、師匠である唐巣神父を気遣う一面も持ち合わせている。
- こうした歪んだ性格は、思春期に母親である美智恵を亡くし（後に偽装と判明）父は強力な精神感応能力者（テレパス）であった為に一緒に暮らせず、親の愛情を別のものに求めたことが一因と思われる。また中学生の年頃の頃はグレていたようだ。
- また、このような複雑な家庭環境で育ったためか、本質はわりと寂しがり屋で家族思い。大の子供嫌いではあるものの、妹のひのめに対しては育児に慣れたのもあってヤンママ的な一面を見せており、可愛がるのは満更でもない様子。得意の料理の腕を披露して家庭的な性格を見せる。また、横島のことをネタにされると感情をあらわにする。横島に信頼感ともいえる感情も抱いているし、小鳩からは夫婦並に分かり合っていると評された。未来で横島と結婚していたことに憤慨し、未来を変えようとしたが結局は未来を忘れることで結婚の可能性を残している。ふと横島のことを考えている様子もある。実際横島が作中に登場する何人かの女の子にも好かれているのは面白くないようだ。ツンデレ気味で、横島のセクハラ行為に対して、美神が過激な暴力でツッこみをいれるのがお決まりパターン。
- 西条を「お兄ちゃん」と慕っている。また西条は初恋の相手。
- 信条は「現世利益 最優先」。
- 武器：悪霊と戦う際には、神通棍や精霊石、お札等の様々な霊的アイテムを使いこなす。また母から受け継いだ時間移動能力をもち、強力な電気エネルギーによって発動するが、コントロールはできないため普段は小竜姫によって封印されている。
- 前世：アシュタロスによってつくられた悪魔メフィストフェレス。
- 補足：「GS美神'78!!」で美神令子は昭和54年に生まれたものと思われる。しかし、横島は昭和55年生まれ（ストレンジャー・ザン・パラダイス!!）で美神と横島が3歳違い（ザ・ライト・スタッフ!!）にならない 。これは現在の登場人物は平成何年でも年齢が変わらないことから起こる。
- 連載開始当時の作者の「イイ女」像をキャラクター化したもので、何事も超一流、仕事もバリバリ、金儲けの仕方も強烈で散財の仕方も破天荒、顔も超美人、体型も出る所が出て引き締まる所が引き締まり、男を振り回し、バイタリティが豊富、精神力も強烈という人物像が出来上がった（いわゆる格が違いすぎて男が近寄りがたいというタイプ）。その後の経験や考え方の変移から作者は「イイ女像（理想的な？）もちょっと変わった」と言っている。
[編集] 横島 忠夫
- （よこしま ただお）
- 声：堀川りょう
- 内容的にもう一人の主人公といってもよい。
- 17歳の高校2年生。身長175cm。血液型O型[1]。美神の色香に迷い、助手をしている。「ストレンジャー・ザン・パラダイス!!」で昭和55年6月24日生まれとわかる（ただし作品内では現在の横島は平成何年でも17歳）。いつも頭に巻いているバンダナがトレードマーク。海外赴任中の両親と離れ、アパートに下宿中。
- 当初は肉体労働専門のアシスタントだったが、メドーサ打倒作戦の一環としてGS試験に参加、合格してからは見習いGSとしての活躍も見せ、いつの間にか正式なGSとなっていた。時給250円（後に255円に昇給）という労働基準法違反レベルの薄給でこき使われていたが、文珠を使えるようになってからは、若干昇給した（それでも法律に抵触するレベルである可能性は高い）。
- 戦闘能力はまだ未熟だが、潜在能力は美神を上回ったらしい。実際に、銃弾を見切って「栄光の手」で全弾受け止めるほどの動体視力と反射神経を持つ。またアシュタロス編でトレーニングルーム内で美神と対決した際、勝利した（実際には引き分けだが、横島が霊波刀を寸止めしたため事実上勝利と美神も美神の母も言っている）
- 性格：優柔不断でドスケベ（良い意味に受け取ると、自分に正直であけすけ）。女癖が異常に悪く、美女と見ると見境無く飛び掛ってアタックし、その度に（時には凶器を使って）ぶん殴られている。よく美神の着替えや入浴を覗いては半殺しの目にあっているが、一向に懲りる気配はない（本人いわく「未知への探求心」）。また、アニメではチョコのお化けから逃げるためにあわてていたとはいえ路上で美神の胸を触り「キャー、お巡りさん痴漢よ」と叫ばれ東映警察署で取り調べを受けたことがあった。そもそも彼の名前には「邪（よこしま）な事に忠実な男」という意味がある。
- 人間の女性にはなかなかモテない（と本人は思っている）が、何故か幽霊や妖怪の類（性別が関係ないときもある）には好かれやすい。また本人は全く知らないが、小学生当時は影で女子に人気があったらしい（かなりぞんざいに扱われていた為、気付かないのも無理ないが）。小学生の頃は浪速に在住していたようで、ときおり関西弁が出てくる事もある。父母の血ゆえか、商才はある。また遊びに関しては天才的な才覚を持ち、子供をあやしたり、クレーンゲームを何回も連続して成功したり、小学生時にはミニ四駆の大会で3年連続優勝の記録から「浪速のペガサス」の異名をとっていた。身体能力も悪いほうではないようで、さらに、日頃から美神にシバかれているためか、物理攻撃にも霊波攻撃にも相当な耐性がある。物語初期～中期にかけては強者に媚びる小男っぷりを発揮するキャラだったが、後期になると美神以上ともいわれる潜在的な霊力（その源は、人並みはずれた煩悩）が覚醒する。また”見えない何か”（何らかの形による擬態や、小さな変化）を見抜く特技を持っている。
- 武器：初期は、武器どころかお札も満足に扱えない単なる荷物持ち扱いだった。GS国家試験の際に小竜姫によって力を与えられたバンダナに導かれて覚醒。初期の段階では、霊気を手に集中し六角板状に安定させて盾や投擲武器となる「サイキック・ソーサー」を使用。ただし、この武器は全身の霊気を一旦手に集中させてしまうために霊的防御力が常人以下になるなど、大きなリスクも伴う。
- 後に、剣状に変化させたり伸縮自在の武器となる「栄光の手（ハンズオブグローリー）」を主に使用。サイキック・ソーサーよりも遥かに安定しており、この頃から横島は「戦力」として扱われるようになる。
- 中盤で習得した「文珠」は霊力を凝縮した玉に漢字一文字の念を込めて様々な効果を起こす（例：「爆」「防」等。また2個以上を同時に使う事で効果が飛躍的に増大する。例：「飛翔」「復活」）能力で、人界では彼のみが使える。ヒャクメは「力の方向を完全にコントロールする能力」と称していた。これにより師の美神譲りの知略ぶり（セコさとも言える）もあいまって、戦闘への貢献は飛躍的に進化したが、貴重ゆえ、連続使用をするとストックがすぐなくなってしまう。また、アシュタロス戦の終盤にルシオラの魂が組み込まれた結果、文殊の進化形とも言える「2文字を入力して使用する文殊（例：「粉・砕」「奥・手」等」を生成、しかもこの文殊は一回使用しても消えず複数回使用が可能なもの。普通の文殊とは段違いの力を発揮することが可能なようであり、最強状態であったアシュタロスに傷を負わせることが出来た（もっとも力の差が大きすぎてかすり傷のようなものですらなかったが）。しかしこの文殊はアシュタロス戦以降作中では姿を現すことはなかった。
- 力の源が煩悩のため、シリアスモードになってしまうとカッコよくはなるが、GSとしてはやっていけないほど霊力が低下するという、ある意味悲しい才能の持ち主でもある。
- 過去：赤ん坊の頃に美神と会ったことがあったり、陰陽師だった前世で美神の前世と愛し合うなど、妙に因縁が深い。
- 前世：前述の通り、平安時代の陰陽師・高島。かなり優秀であったが横島の前世だけあって女好きで、都中の女性、更には藤原氏ゆかりの娘にまで手を出し、打ち首を待つ身であった。
- いわゆる平凡さを前面に出した高校生男子を、かなり大げさに強調した（性的な好奇心を中心とするが）キャラクター作りであったが、共感を呼んだのか読者人気が異常に高くなり、後半へ進むに従って実質的な主人公としてその成長物語という形で作品の主幹人物となる。さらにシリアスシーンでの優しさや自己犠牲的な側面が描写されるに従って他のキャラクターの人気を寄せ付けない圧倒的な人気を得るようになり、物語も彼の決断や考え方がストーリーの中心に据えられるような状態に変化していった。連載終了直前では序盤とは逆に美神のミスやトラブルによる事件を解決したこともある。アニメでCVを担当した堀川りょうは自分が演じた数ある登場人物でも「彼が一番お気に入り」と述べている。
[編集] 氷室 キヌ
- （ひむろ きぬ）
- 声：國府田マリ子
- 氷室 キヌはアニメ未登場。
- 連載やアニメの第1話の自己紹介では「キヌ」と名乗っているが、他の登場人物及び文献からは「おキヌ（ちゃん）」と呼ばれている。
- スタート時は15歳（スリーピング・ビューティー!!）の娘の幽霊。身長156cm。スリーサイズは上から78(Aカップ)-56-80[1]。血液型O型[1]。
- 幽霊・おキヌ：300年前に強力な地霊（妖怪）による山の噴火を鎮めるための人柱に捧げられ、地縛霊となった15歳の娘。ひょんなことから美神達と知り合い、美神に地脈から解放されて日給30円で助手として雇われることになる。現代文明に毒されていないこともあってか、純粋で温厚な性格であり、少し天然ボケしている所もある。横島に好意を寄せている。そのため横島が他の女性にセクハラするたびやきもちをやいている。普段着は巫女装束。
- 氷室 キヌ：「スリーピング・ビューティー!!」のラストで生き返り、自分を祀っていた神社の神主である氷室家の養子となった。その際幽霊時代の記憶を失い、一度は美神達の元を離れるが、記憶を取り戻してからはネクロマンサー（死霊使い）としての能力を発現。再び美神の助手として事務所に住み込み（給料も上がる）、冥子の母親が理事を務めるGS養成学校「六道女学院」の霊能科に編入学する。また300年も幽霊をしていたため、霊魂と肉体の接続が不完全で、幽体離脱も容易にできる。幽霊だった頃と比べると、普通の人間として生き返られたという喜びからか、横島に自ら寄り添ったり、セクハラ行動（主に自分以外への）を非難するなど、やや性格に変化が見られた。
- 補足：作品の母体となった読み切り漫画「極楽亡者」には登場していなかった。
- 作品のスターター（又はワトスン役、メイン役達と出会うことで作品のスタートを切る役）は横島ではなく彼女である。
[編集] 小笠原エミ除霊事務所
- 小笠原 エミ（おがさわら エミ）
- 声：富沢美智恵
- 美神のライバルで、小笠原エミ除霊事務所所長。美神とは犬猿の仲（※）。呪術を得意としている。美男子好きで、ピートに言い寄っている（アニメでは2回ピートに結婚を迫っている）。語尾に「～なワケ」とつけて話すことが多い。
- 10歳の時に両親を亡くし、叔母に引き取られるが、そりが合わずに家出。呪いを用いた殺し屋稼業をしていたが、ある事がきっかけでGSを志すようになる（エミを主人公とした短編漫画「外伝GSエミ魔法無宿!! 」にその模様が描かれている）。
- 必殺技は周囲の悪霊を一掃する霊体撃滅波。ただし、その前に3分間の呪的な踊りを行い、精神を集中する必要がある（修行を重ね、後に30秒に短縮される）。また、武器としてブーメランも使用する。
- ヘンリー（アニメ版 アーノルド）
- 声：池水通洋
- ボビー（アニメ版 シュワルツ）
- 声：平野正人
- ジョー（アニメ版 ネッガー）
- 声：梅津秀行
- 小笠原エミの助手で、彼女が霊体撃滅破を使う際には周囲を囲い肉の壁となる。原作では美神とエミの呪い合戦に敗れて再起不能となり（タイガー寅吉と入れ違いに）退場したが、アニメ版では何度か登場した。アニメ版の名前はアーノルド・シュワルツェネッガーになる。
- タイガー 寅吉（タイガー とらきち）
- アニメ未登場。
- エミのアシスタントの一人で横島のクラスメート。広島弁を喋る巨漢だが、女性には全く免疫がない。強力な精神感応能力者であり、自らを虎と化す事で力を発動するが、強力過ぎる為にエミの奏でる呪笛の音による制御下でしか実力を発揮できない。能力の使用には限界があり、それを過ぎると理性が消え「秘められた野生」が暴走し、生殖本能に従い俊敏な動きで女性を襲う。そのため故郷では「セクハラの虎」の異名を取ってしまっていた。そのため基本的に後方支援が主であり、出番は多くない。自分でもその出番の少なさを時折ネタにしている。
[編集] 六道家
- 六道 冥子（ろくどう めいこ）
- 声：西原久美子
- GSの名門である六道家の箱入り娘で、天然ボケ。自分を怖れて避けなかった美神のことを慕っている。
- 十二支に対応（ネーミングは十二神将から）する12匹の式神と呼ばれる強力な鬼神を影の中に宿しているが、そのコントロールは非常に不安定。その上、ちょっとした事でもすぐ動揺してしまう性格の為、時折、式神が暴走してしまう。式神が暴走した場合は周りの全てを破壊しつくす為、周囲の者は冥子がプッツンしないか怯えることもしばしば。普段は行き過ぎなほど天然ボケだが一方で時折プロらしい意見も言える。
- 容姿・性格のため幼く見えるが、実は美神より先に生まれていると思われる（「GS美神'78!!」より）。
- 式神については後述。
- 六道 初代
- 式神を封じたとされる六道家の初代。死の試練にて、被験者の力を試すために登場するが、冥子と同じく、すぐにパニックになってしまうほどの弱い精神力の持ち主。
[編集] 六道女学院 霊能科1年B組
- 氷室 キヌ（ひむろ きぬ）
- 詳しくは上記。
- 一文字 魔理（いちもんじ まり）
- アニメ未登場。
- おキヌが編入した【六道女学院】霊能科1年B組のクラスメイトで、六道でのおキヌの友人一号。ケンカ三昧のいわゆる不良だったが、同じ中学出身で優秀な弓かおりに密かな憧れも抱いていた。霊能に目覚めたことで六道に入るが、やはり荒っぽい戦い方をする。
- クリスマスイブに参加した合コンで知り合ったタイガーと、いい雰囲気になる。
- 弓 かおり（ゆみ かおり）
- アニメ未登場。
- おキヌが編入した【六道女学院】霊能科1年B組のクラス委員長。昔の少女漫画のキャラのようなつぶらな目をしている。仏教系の霊能力を使うエリートの家系に生まれたため、非常にプライドが高く、同じ中学出身の一文字魔理を嫌悪していたが、おキヌを通じて和解する。美神令子を「おねーさま」と呼び、激しく尊敬し慕っている。
- クリスマスイブに参加した合コンで知り合った雪之丞と、最初は反発しあっていたがいい雰囲気になる（その後もたびたび、デートの模様が描かれる）。
[編集] 六道女学院 OG&教師
【六道女学院】では、OGが臨時の教師となることが多く、その他にも、OGではないが、六道家関係者（鬼道など）が教師にあたることもある。
- 美神 美智恵（みかみ みちえ）
- 詳しくは下記。
- 美神 令子（みかみ れいこ）
- 詳しくは上記。
- 小笠原 エミ（おがさわら エミ）
- 詳しくは上記。
- 鬼道政樹
- 平安時代から続く陰陽師の家系であり、夜叉丸という式神をつれている。式神を賭け冥子と勝負をするが、その敗退の後、六道家の学校の教員となり、冥子や六道家を補佐する。父親からは星飛雄馬のような特訓を受けていた。
[編集] ドクター・カオス
- ドクター・カオス
- 声：千葉繁
- 初登場の「ドクター・カオスの挑戦!!」や「愛に時間を!!」 では美神の敵だったが、その次の登場作品「極楽愚連隊、西へ!! 」以降では共通の依頼を受けたり、利害の一致などから基本的に味方になっている。
- 通称「ヨーロッパの魔王」。年齢は1051歳。古代の秘術により不死の体になっているが、老化は続いている為かなりボケている。
- 錬金術が得意で、若いころは天才的な頭脳を発揮し、（マリアなどの）数々の優れた発明や発見をしていたが、今はその頃の記憶も曖昧で、金もないためか、ロクでもない発明品しか作れない。現在、ボロアパートにマリアと住んでいるが、家賃を払うのにも四苦八苦しており、支払いを滞らせては家主の婆さん（声：鈴木れい子）にナギナタで殴られている。最終回の200年後の世界においてお金持ちになったような描写がされている。
- 胸に描かれた紋章から怪光線を発射することができるが、本格的な実戦で使用された例はなく、ほとんどマリアに任せきっている。若いころは、吸血鬼ブラドーやセイレーンを圧倒するほどの力を持っていた。
- 技術面では地味ながらそれなりに活躍しており戦闘中のマリアの活躍を含め、原始風水盤の解析逆操作や、某国と協力しての月へのロケット打ち上げなどを行っている。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第1話ではマリアを使ってホームズの身体を奪おうとしたが失敗し、またその16年後には自分が呼び出した妖怪に取り込まれていた所を彼に救われた事がある。
[編集] 唐巣神父の教会
- 唐巣神父
- 声：曽我部和恭
- 本作でフルネームの表記はない。（10年後の横島が持っていたGS免許に「日本GS協会会長唐巣和宏」と書いているが、これが唐巣神父と同一人物かはわからない。）
- 年齢は45歳（21年前は24歳から）。頭は薄く近眼だが、優秀なGSであり、美神の師匠でもある。ピートからは「唐巣先生」とも呼ばれている。
- 昔はキリスト教の神父であったが、キリスト教では悪魔祓いは認められないため教会からは破門されてしまい、そのために、一時期やさぐれており、神への信仰心も揺らいでいた。そのとき美神美智恵と吾妻公彦に出会った。美智恵に憑依した悪魔・チューブラー・ベルを倒した事をきっかけに信仰心を取り戻し、更生する事が出来た。また、美智恵に惹かれたが、彼女は公彦に惹かれていたためもありその思いを伏せて、その後、イギリスへ渡り、ヘルシング教授（吸血鬼ドラキュラを退治したエイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授の子供）の下で修行し、日本で自分で教会を作って神父となった。
- 美神令子の金への執着心を苦々しく思いながらも、師匠として温かく見守っている。美神とは違い、貧しい人の依頼も進んで引き受け、報酬を受け取らないことも多い。そのため生活は清貧そのもので、空腹で倒れた事もある。(横島曰く「美神さんとは正反対で生活能力ゼロ」。しかし後に対空ミサイルを盗んだりコブラで暴走するなどしたため「最近弟子の美神さんに影響されている」とも)
- その名前は映画『エクソシスト』に登場したダミアン・カラス神父に由来する。
- 容姿は、同時期にサンデーで連載されていた「うしおととら」の作者藤田和日郎がモデルとされている。
- ピエトロ・ド・ブラドー
- 声：森川智之
- 愛称はピート。見た目は10代後半だが、実年齢は700歳を越えている。
- その昔ヨーロッパを荒らしまわった吸血鬼ブラドー伯爵の息子であり、人間の母との間に生まれたヴァンパイア・ハーフ。
- ニンニクは駄目だが、太陽は平気。また吸血による相手を支配する魔力は弱く、数週間しか持たない。飛行能力も持つ。
- 得意技は、両腕から閃光を放つ「ダンピール・フラッシュ」と体を霧状にする「ヴァンパイア・ミスト」、天に向け拳を放ち滝をも割る「ヴァンパイア昇龍拳」。
- 父・ブラドーを倒した縁で、唐巣の下で修行中。
- 基本的に優しい性格なのだが、正義感が強く、曲がったことが許せないため、邪悪な吸血鬼（それ以前に色々と恥ずかしい父親）であるブラドーの息子である自分にコンプレックスを抱いていたため、実力を出し切れずにいた。だがGS試験で雪之丞と戦う中でミカ・レイ（変装した美神）の言葉を思い出し、自分が吸血鬼でも唐巣神父の弟子であっても、両方が自分自身である事を悟り、神聖な力と吸血鬼の能力を同時に操り、本来の実力を発揮する事ができた（ヴァンパイア・ミストと飛行能力もその時から使えるようになったようだ）。
- 美男子で女にモテるが、実は凄まじい音痴（ピアノの音で学校中のガラスを割ったことがある）。
- ICPOの超常犯罪課（通称オカルトGメン）に入るのが夢で、必要事項である高卒資格を得る為、横島の高校に編入した。それまで学校に通った事がない。最終回の200年後の世界においてICPOに入ったような描写がされている。
- GS試験で戦った伊達雪之丞とはライバル関係。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第2話ではホームズと共にモリアーティ教授と対決した事がある。
[編集] 厄珍堂
- 厄珍（やくちん）
- 声：茶風林
- 精霊石やお札などのオカルトグッズ全般を扱う専門店「厄珍堂」の主人。美神もここから道具を仕入れているが、テストと称してろくでもない品物を掴ませては、美神たちを大混乱に陥れることもしばしばの危険人物。美神と同等、若しくはそれ以上の因業オヤジである。その関係で美神の裏についても詳しく、それをネタに自分の失敗の後始末を依頼することも。横島に劣らぬスケベオヤジでもあり、妙に気が合うらしい。語尾に「～アル」と付ける。偶然マリアの設計図を再発見したカオスと共にテレサを製作して金儲けを企んだ事も。
[編集] オカルトGメン関係
- 西条 輝彦（さいじょう てるひこ）
- アニメ未登場。
- 28歳。ピートが憧れる、ICPOの超常犯罪課（通称オカルトGメン）に所属しており、銃や剣等の優れた装備を使って戦う。戦闘も強いが指揮能力も優れ、良き指揮官として戦う。作中のエピソードでは単独での目立った戦果は持ち得ていないが個性派で実力者揃いのGSを集めて指揮できるというところを見るあたり、GS達の信頼は厚いようだ。
- プレイボーイで、魔鈴めぐみに「毎回連れている女性が違った時期があった」と暴露されたこともあるが、美神に関しては実質、横島と同レベルで争っている。イギリスに留学するまでは美神の母に師事しており、今でも尊敬している。彼もまた前世で美神、横島との関係を持っている。彼の前世は、横島の前世の高島とは同期のライバルであり、自分も優秀な陰陽師“西郷”。彼は美神の前世のメフィストに惚れていて、メフィストと相思相愛だったが死んでしまった高島と来世で決着をつけるために、妹としてメフィストを育てることにした（西条は美神の「お兄ちゃん」的存在である）。
- 美神 美智恵（みかみ みちえ）
- アニメ未登場。
- 令子とひのめの母親で、強大な能力を持つGS。年齢は39歳（21年前は18歳から）。
- 両親や美智恵自身は、アシュタロスとは、別の魔族の一派に狙われている。
- 見習いGSとして唐巣神父のもとに来た際、精神感応能力者の吾妻公彦と知り合い結婚、令子を産む。
- 令子が15歳の頃に死んだことになっていたが、実は生きていて、時間移動を何度も重ねた事による時空の混乱を避けるために、南米に滞在している公彦の所に身を寄せ、対アシュタロス戦が終わるまで関係者との交流を断ち切っていたに過ぎなかった。
- 対アシュタロス戦では、過去から時間跳躍により現代に出現。ICPOと民間のGSからなる臨時の部隊の隊長として指揮を執った。世界を救うためなら娘である令子を犠牲にしても、という冷徹さを見せる。
- アシュタロス戦終結後、過去の自分が元の時代に戻るのを見計らうようにして、妊婦姿で令子の元へ帰郷。
- その後、ひのめを出産し、オカルトGメンの隊長になっている。アシュタロス戦における冷徹さは無くなっているが、令子が金に目がくらんで問題行為を行った際には、厳しくしかりつけている。
[編集] 白竜会
魔装術を覚えたメドーサの弟子たち。白竜会の会長は、メドーサに記憶を消され、石にされていた。
- 伊達 雪之丞（だて ゆきのじょう）
- アニメ未登場。
- 小柄だが「魔装術」による肉弾戦を得意とする男。「一匹狼」を自称し、基本的に熱く、男っぽい性格。やや戦闘狂じみた面もある。元々はメドーサの手下だったが、GS試験におけるピートとの真剣勝負に横槍を入れられたことに怒り決別する。それ以降は香港でモグリのGSを行っていたものの、香港編で免罪となる。以降は修行の旅を続けている模様。さらに妙神山における猿神との修行によって、それまで未完成だった魔装術を完成の域に到達させる。
- 作内での初登場はコミックス9巻（「誰が為に鐘は鳴る!!」）。実は、小学生時代の横島とミニ四駆の大会で戦った事がある（両者がその事実を知るのはコミックス26巻に収録されている「遊びの時間は終わらない!!」）。同大会の決勝では「ダテ・ザ・キラー」こと雪之丞VS「浪速のペガサス」こと横島の対戦となり、激闘を繰り広げた結果、前大会優勝者である横島を苦戦に追い込んだものの惜しくも準優勝だったらしい。限定生産で高ポテンシャル、しかし設定の難しさゆえに誰も使いこなせなかったといわれる伝説のマシン「プテラノドンX」を操る。
- 幼いころに亡くなったらしい母親を「ママ」と呼ぶ、重度のマザコン。登場初期には、女性を見てはよく「ママに似ている」と頬を赤らめて呟き、美神に対しても同発言を行っている。
- GS試験時に互角の戦いを繰り広げたピート、横島の実力を認めており、自身の良きライバルとしてみているが、横島に関しては、勘違いから相当な過大評価をしている面があった。
- 陰念
- 名前のとおり、横島に因縁をつけてきた不良。試合前にからむも、勘九郎に制止され、第3試合にて横島と闘うが、魔装術の影響で体が化け物に変わってしまい暴走する。暴走後は、勘九郎によってダメージを受け倒された。
[編集] 魔女
- 魔鈴 めぐみ（まりん めぐみ）
- 初登場はコミックス26巻「魔法の鉄人 !!」。アニメ未登場。
- 西条輝彦のイギリスの後輩で、中世魔法技術の研究の専門家。失われた魔法の発見に情熱を燃やす魔女であり（この世界では、中世の強力な魔法は、現代ではほとんど失われている）、使い魔として黒猫を従えている。また料理が得意で、彼女が開いた魔法料理店「魔鈴」はいつも賑わっている。バレンタインなど、季節に応じて物を売る事もある。東京は地価が高い、という理由で異界に自宅を置いている。
- 当初は非常に安い料金で除霊を請け負い、それを当然の事と主張していた為、美神とは反りが合わず対立した。除霊のやり方も美神のような力押しではなく、建物の霊的な清潔さを確保・保持する事で霊傷を取り除くという手法を旨としていた。が、その潔癖な方法論がかえって不自然な心霊的空白地帯を生む結果となる事が判明した後は、不浄や不健全にも世の中のバランスを保つ働きがある事を認めるようになる。
[編集] その他
- ウォン
- 風水師。元始風水盤のために殺されてしまう。
- 枚方亮
- GS協会記録部広報課。平成5年のGS試験では、ドクター・カオスにインタビューや厄珍とともに解説していた。
- 晴野
- 平成5年のGS試験の審判長。サイコロ(ラプラスのダイス)をふる。
- 蛮玄人
- パワー志向の選手。GS試験第2試合でミカ・レイ(変装した美神令子)に敗れて敗退する。
- ヘルシング
- ヴァン・ヘルシングの孫。美神親子や唐巣も講義を受けたことのある吸血鬼退治のプロ。
- アン・ヘルシング
- ヴァン・ヘルシングのひ孫。ヴァン・ヘルシングの残留思念にとり憑かれ、イージススーツであるダビデとゴリアテを持ち出し、ピートを狙う。
- 高島
- 横島の前世。
- 西郷
- 西条の前世。
[編集] 民間人
- 恐山
- 江戸時代の伝説的な横綱。
- ジェームズ伝次郎
- 生前は、ロックシンガーであり、死んでからでも歌手でありたいと思っていた。物を触れる生きている人間と話すことのできる幽霊であるおキヌを見て、美神に修行してもらい、演歌歌手として返り咲く。その後もたびたび登場している。
- ヴァン・ヘルシング
- 作中に登場したのは、ひ孫のアンにとり憑いた残留思念。ドラキュラなどの吸血鬼を殺すための思考しか残っていない。
- ヴィスコンティ
- 世界最速の男。事故で死亡した後も霊となってサーキットを走り続けていた。モデルはアイルトン・セナ。
- 花戸 小鳩（はなと こばと）
- アニメ未登場。
- 横島の住むアパートの隣の住人。曽祖父の悪行が原因で貧乏神にとり憑かれており、貧困生活を強いられていた。自分が貧乏神にとり憑かれていることを知っても、態度を変えなかった横島に想いを寄せている。苦難に耐える自分に浸りがちな面もあり、「ひまわりさんに笑われちゃう」、「どんなときでも『よかった』を探さなきゃ」等、時折どこかで聞いたような台詞を口にする。
- スドーやすひろ
- パイパーに子供にされてしまう。
- ビックカジノ
- 本名不明のギャンブラー。幸運の妖精「フォーチュン」を呪術で捕らえ連戦連勝していた。
- 村枝 賢七
- アニメ未登場。
- 村枝商事社長。横島の母には「ケンちゃん」と呼ばれる。
- 名前の元ネタは作者と親交のある漫画家の村枝賢一と思われる。
- クロサキ
- 横島大樹の上司の部下であるが力のある横島大樹についたり、横島大樹についているかと思いきやそれ以上に力のある横島百合子についたりしているくわせもの。
- モデルは機動警察パトレイバーの黒崎と思われる。
- 近畿 剛一
- アニメ未登場。
- 横島の幼馴染でアイドル俳優。マジメな性格で役者志望。映画「踊るゴーストスイーパー THE MOVIE」（元ネタは踊る大捜査線）の役づくりのために美神除霊事務所を見学に訪れ、小学生の時に転校して別れた横島と再会。除霊の現場の見学の帰りの飛行機で彼に幽霊のストーカーがいたことから事件が起こる。横島は彼が当時から女子にモテモテで自分はいつもみじめな思いしていたと言っているが彼自身は「身近にいてよう見たらオマエの値打ちはよく分かる」と横島を評している。実際小学生当時彼が好きだった「夏子」は実は横島のことが好きだったことや、作中様々な人物が横島に強い信頼や好意を寄せていることからもこの評価は間違いではないだろう。
名前の元ネタはKinKi Kidsと思われる。
- 高橋 留美子
- アニメ未登場。
- 本人役で登場。若い時の美神美智恵が悪霊（令子の父）と闘う姿を見て、『うる星やつら』のアイデアを思いつく(『勝手なやつら』まではすでに発表していた)。
- 白井
- 病院の院長。学生時代はプロレスをやっていた。ナイトメアや病魔に苦しめられる患者を助けるために美神に依頼する。
- 山村
- 獣医。シロに予防接種をする。
- 松井
- 美神公彦教授の助手。
- ユリ子
- おキヌに似た顔の女性。死神に憑かれている。
- 白麗
- 香港の有名女優。
[編集] 美神家関係者
GSの家系。
- 美神 ひのめ（みかみ ひのめ）
- アニメ未登場。
- 対アシュタロス戦後に誕生した令子の妹。美智恵が令子の前から姿を消し、公彦とアマゾンに隠棲していた間に妊娠したらしい。生まれながらの発火能力者（パイロキネシスト）であるが、赤ん坊であるため能力のコントロールができず、お札で能力を封じている。その能力は凄まじく、誕生前の状態でも美智恵を通して横島に火傷を負わせ、令子の事務所の結界でさえ抑えきるのが困難だったほどであり、それが原因でバックドラフトまで発生した。美智恵が仕事で忙しい時は、交代で令子達が面倒を見ている。
- 美神 公彦（みかみ きみひこ）
- アニメ未登場。
- 令子とひのめの父親で強力な精神感応能力者（テレパス）。他者の心を読み取り、頭上から霊波の触手を出現させて、相手に強力な暗示をかける事が出来る。
- 旧姓は吾妻。東都大学生物学の教授で現在は南米の奥地に滞在している。
- 普段は唐巣特製の仮面で精神感応能力を抑えているが、完全ではないため、家族と距離をとって生活せざるを得なかった。だが令子にその事を理解されず、たまに帰国した時も避けられてきたが、唐巣から両親の馴れ初めを聞いた事で、彼女の蟠りが溶けて和解する事ができた。
[編集] 横島家関係者
- 横島 大樹（よこしま たいじゅ）
- アニメ未登場。
- 横島忠夫の父でモテ、令子を簡単に口説き落とす程のプレイボーイ。力も強くその精神力は素手で悪霊を倒すほどで、息子の忠夫がGSとして高い潜在能力を秘めているのは、父の遺伝である可能性が高い。身体能力も、レアメタルの発掘現場や会社を襲撃してきたテロリストを返り討ちにし、ナイフを巻き上げたり、生け捕りにしたりと凄まじいレベルである。
- 村枝商事に勤め、専務とは犬猿の仲で裏工作により僻地のナルニアに飛ばされたが、それでも日本に復帰する事が出来るぐらいの有能な人物。だが妻には頭が上がらない。クロサキという元部下がおり、現在でも慕われている。
- このクロサキとともに、同時期にサンデーで連載されていた『機動警察パトレイバー』のシャフトの面々がモデルと思われる。専務もすだれハゲ。
- 横島 百合子（よこしま ゆりこ）
- 横島忠夫の母。夫と同じ会社に勤めていたが、17年前に出産とともに職場を辞めるまでは「村枝の紅ユリ」として名を馳せたスーパーOLだった。何をしても会社の利益に繋がるため、「彼女無しには今の村枝商事は無かった」と語る人物も。
- 旧姓・紅井。夫・大樹は彼女の元部下であり、何度払い除けても諦めず熱心に迫ってくるのに折れて結婚。このことは、美神に激しい不安を覚えさせた。
- 夫と同じく精神力が強く、戦闘能力も高い（旅客機をハイジャックしようとしていたテロリストの計画書をすり、一撃で倒した）。
- アニメでは、横島が時を遡る中で、若い頃のみ登場（声：緒方恵美）。
[編集] 氷室家関係者
女華と道士の子孫たち。死津喪比女を封じておくために、建てられた家系。
人骨温泉近くの神社を営んでおり、死津喪比女に関することも代々引き継がれていたが、先代(早苗の祖父)が引き継ぎの前に死んでしまったため、早苗の父はその対処の仕方を知らないでいた。
- 氷室早苗（ひむろ さなえ）
- アニメ未登場。
- 人骨温泉郷近くに在す、おキヌを祀った神社の神主一族「氷室家」の一人娘。地元の高校に通っており、「山田君」という彼氏がいる。「スリーピング・ビューティー!!」で初登場。口調に田舎訛りが目立つ。霊媒能力に長けており、口寄せやテレパシー感受を得意とする。蘇生後のキヌにとっては義姉となる。
- 早とちりに過ぎるきらいがあり、初めて美神たちに出会ったのがキヌの遺体の冷凍保存現場であったため、思わず美神と横島を殺人犯と勘違いして混乱。さらに口走った台詞から横島に接吻を迫られるという災難にあう。美神の説得で誤解は解けたものの、出会いが最悪であったためか横島に対して異様に嫌悪感を持っている。「スリーピング・ビューティー!!」時にキヌに乗り移られていた時においても、キヌの意志を無視して横島に鉄拳を振るう場面があった。
- 氷室家はキヌを人柱にした道師と、その当時に土地を治めていた大名家の姫が結ばれて出来た家柄で、まさしく「キヌを護り祀る」ために創られた血統と言える。氷室家初代の巫女となる姫君はキヌと身分を越えた親友であった。
- 女華
- 300年前の藩主の娘。詳しくは、女華 (椎名高志)を参照。
- 山田
- 早苗の先輩にして、彼氏。以前、体育館裏でキスをせまり、拒まれたという経験を持つ。ベスという犬を飼っている。（同じく少年サンデーに連載されていた『らんま1/2』コミックス第2巻に「山田さんちのベス」という犬が登場している）
[編集] 南武グループ関係者
西武グループのパロディ。
魔族と契約して、妖怪や魔族を人工的に生み出す実験をしていた。
完成した妖怪たちの性能テストのために、美神令子除霊事務所を使う。
[編集] 心霊兵器
南武グループの開発や強化をした妖怪や魔族。
なお、グーラーについては、開発したわけでも強化したわけでもないので、ジンを参照。
この妖怪たちがいる塔は、『死亡遊戯』と『死亡の塔』のパロディとなっている。
- ゴーレム
- 妙神山のゴーレムとは、別タイプのゴーレムであり、EMETHの古典的な方法で作られている。
- 河童
- 南武グループによって、肉体を強化されているが、美神によって皿を割られる。胸に「008」と刻まれていることから、『サイボーグ009』の008のパロディとわかる。
- ガルーダ
- 中級魔族。南武グループがコントロールしようとしていたが、そのコントロールが完全となる前に、美神たちに向けて使ってしまう。その容姿や着衣などからブルース・リーのパロディとわかる。
[編集] 極道
[編集] 地獄組
極悪会と抗争中の組織。エミによって呪いをかけられ、美神令子に依頼をする。極悪会の手打ちの際、横島が乱入。その後、美神とビッグカジノとの賭博勝負に巻き込まれる。
[編集] 極悪会
地獄組と抗争中の組織。組長の葬式に横島とマコラが乱入。地獄組との手打ちのとき、再び横島が乱入。
[編集] その他
- 卑弥呼
- 声：三田ゆう子
- 生前の行いについては、卑弥呼を参照。
- その霊格は、神や悪魔に匹敵するほど。約1000年ごとにある行為を行い、その度に、多くのゴーストスイーパーが争いあう。令子とエミと冥子によって、召還されたこともある。
[編集] 人工霊魂
霊魂(幽霊)については、時間移動などで、現代では死んでいる人間なども登場しており、定義が曖昧なので、人間の節を参照。
ロボットは、人工霊魂を用いたマリアやテレサのほかに、ドグラマグラなどもまがいなりながら定義が曖昧となるため、ここでは、人工霊魂でくくっておく。
- 渋鯖 人工幽霊壱号（しぶさば じんこうゆうれいいちごう）
- アニメ未登場。
- 「いちごう」の表記は、話によって「壱号」と「一号」が混在している。
- 戦前のオカルト研究家・渋鯖博士によって作り出された人工霊魂。強力な霊能力者のエネルギーを受けていないと消耗してしまう。メドーサとの戦いでビルごと除霊事務所を破壊されて行き場を失くした美神の前に現れ、屋敷を事務所として提供した。実体は無く普段は屋敷に宿っているが、仕事に出る際には自動車に憑依して同行し、美神達をサポートする。
- 人工霊魂の実験に成功したのは、この人工幽霊壱号と、カオスのマリアとテレサのみ（ただし、テレサは完全に成功しているとは言えない）。
- 作者に忘れられたのか、「暗殺のソロ!!」でおキヌに侵入者を教えない等、後期では出番が少ない。
- マリア
- 声：山崎和佳奈
- 約700年前に絶頂期のカオスが作り出した女性型ロボット。製造番号はD1676。当時カオスと親交の深かった女性がモデルになっている。
- ロケットアーム・右腕のマシンガンなど、多くの実弾系の武器を装備。特殊合金製の体で耐久性も非常に高く（ミサイルや対戦車砲の直撃、大気圏突入にも耐える）、戦いの時は仲間達を強力にサポートする。外見の変化は少ないが、カオスによりこつこつ改良されているらしい。セリフを「中黒」で一々区切って喋るのが特徴的。ロボットであるため感情的に話すことは少ないが、喜びや思いやり等の心や感情を持っている。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第1話では若き頃のホームズと一時期恋仲になった事があり、またその16年後、行方不明となったカオスの調査を彼に依頼した事がある。なお、この事件をきっかけにマリアは微笑みを封印している。
- その名は映画『メトロポリス』に登場したロボット・マリアに由来する。
- テレサ
- 声：川村万梨阿
- 偶然マリアの設計図を再発見したカオスと厄珍によって製作されたマリア2号機。感情表現はマリアよりも豊かで、人間と変わらない。だが金儲け等の邪な感情によって人工霊魂を作り出された為か、姉であるマリアを抹殺しようとする等、かなり捻くれた性格になった。ロボット3原則が入力されておらず、人を傷付ける攻撃も平気で行う。基本的な武装はマリアと同じらしいが、右腕部マシンガンのモデルが異なる・片目が強力なレーザー砲になっている等の違いがある。防水処理はされていない。量産を前提として造られた為か、マリアよりは防御力が低いが、それでもかなりの頑丈さを誇る。マリアと激闘の末、海に落ちて行方不明になる。
- その後、アシュタロスの宇宙処理装置によって、他の倒された魔物達と共に復活するも、マリアに対して放ったミサイルをアシュタロスに当ててしまい彼の怒りを買って胴体を破壊され、更に宇宙処理装置を守っていた埴輪達の自爆によって残った頭部も吹っ飛ばされる。
[編集] 動物
- 青カブト
- 『銀牙』の赤カブトのパロディ。サーカスから脱走するが、シロによって倒される。
- マーロウ
- 世界最高のGS犬。美神の死霊使いの捜索を手伝う。かつては、美神美智恵の助っ人をしており、美神との関係もそのころから。
- ナイト
- ネズミの死霊使い。霊波を使って、生きた人間まで支配できる。横島やおキヌを操り、戦争時の防空壕の中の戦車まで使う強敵。死んで霊となっても抵抗を続けた。
- 恐竜
- 幽霊となって登場。灯台を仲間と思い、近寄ってくる。
[編集] 妖怪
- メゾピアノ
- 学校妖怪。夜中の学校に入り込んでピアノを弾くだけの妖怪。
- スライム
- 最高級ホテルのプールに出現したアメーバー状の妖怪。
- ゾンビ
- 一見すると死体。横島の栄光の手の最初の被害者たちとなる。
- アディデス
- キョンシーの技術を利用したゾンビ。通常のゾンビと異なり、キョンシーの技術によって体が腐敗していない。
- アセトアルデヒト
- 人を酒で溺れさせる妖怪。
- モンタージュ
- 絵や写真に込められた魂を食い荒らす妖怪。
- ビッグイーター
- メドーサの使い魔。メドーサの髪から何匹も飛び出し、攻撃の当たった者を石にする。
- セイレーン
- 600年前に地中海でカオスに敗れ、日本近海に流れ着いた。カオスと再戦し、(カオスが歌詞を忘れていたことにより)勝利し、他のGSも倒していくものの、美神の卑怯な手に敗れる。
- 雪女
- エネルギーを吸い取る妖怪。敗れた人間は、魂まで凍ってしまう。GSを次々と倒すも、美神の冷酷さに敗れてしまう。
- 餓鬼
- Maijiのお菓子工場に住み着く。
- 超ゴキブリ
- 厄珍堂のジェノサイドZの副作用で人間以上の力と人間並みの知性と体格を持ったゴキブリ。美神にしばき倒され、一族郎党事務所から退散するも、次の寄生先として横島の部屋に住み着いた。
- ポガード
- デジャヴーランドに侵入する。
- 死津喪比女
- 植物の妖怪。おキヌちゃんが人柱となって、数百年間封印されていた。
- 愛子（あいこ）
- 声：伊藤美紀
- 横島の通う学校に出現した、机が変化した付喪神。学生生活に憧れ、学生達を取り込んでホームルームを続けていたが、美神に張り倒され「本当は叱って欲しかった」と改心。その後「我々は皆、こーゆー（学業熱心な）生徒を夢見て教師になったんだ――!!」と感涙した教師達によって、横島のクラスメイトとして受け入れられることに。
- 外見はロングヘアにセーラー服の美少女だが、もとが机の変化であるため本体である机とは離れられない。実年齢は推定32歳。70～80年代の熱血学園ドラマを思い起こさせるようなノリが大好きで、「青春」が口癖。学校では横島、ピート、タイガーらと共に除霊委員とされている。横島にほのかな想いを寄せており、バレンタインデーに彼の下駄箱にチョコをしのばせ、騒ぎを起こした事もある。
- アニメではレギュラー化せず、あまり活躍を見せない。
- 鈴女（すずめ）
- アニメ未登場。
- 作中で絶滅危惧種とされるいたずら好きのピクシー。繁殖のために世界中を旅してきたが、ずっと1匹だけでいたためか性的な価値観がずれており、レズっ気の濃い性格となってしまった。美神達で常識を教えるため、屋根裏に住み着くこととなった。はずだったが、のちに屋根裏部屋にシロとタマモが住むようになってもその姿を現さず、いつの間にか忘れ去られていたかわいそうな妖精（巣のみ、たびたび描かれる）。漫画の最終回で「全員集合！」のような場面ですら登場しなかった。
- ブラドー伯爵
- ピートの父親。長い間眠っていたこともあり、中世でものの考えがストップしている。最も古く強力な吸血鬼。
- 少なくとも2回は、ペストの流行の原因となっており、中世での人間の逆襲(カオスの攻撃)によって、自分の領地で力が戻るまで眠っていた。
[編集] 山猫
美神が退治を依頼された山猫の親子。かつては人間を襲っていたが、現在では母子二人の平穏な生活だけを望んでいる。その親子愛に、さすがの美神も情に流されて見逃した。名前は、ピンク・レディーからであり、エピソードは某西部劇がモデル。
- 美衣
- ケイの母親。美神とはぐれた横島を助け、その恩返しとして彼に庇われる。ゴルフ場予定地の山林に住み着いていたため、美神の元に駆除の依頼が持ち込まれた。横島を助けた理由は、自分が飼い猫だった頃の飼い主に似ていたからだという。
- ケイ
- 美衣の子供。横島を慕っており、彼に竹トンボを作ってもらう。
[編集] 人狼
人狼。人里離れた山奥で集落を作って暮らしている。
人狼の村は、結界で入り口を塞ぎ、通行証のあるものだけが通れる作りとなっている。
北欧神話のフェンリルの子孫であり、フェンリルの存在は「狼王」とされ今でも伝説として残されている。
村の者の多くが霊波刀(横島の使う栄光の手のようなもの)や妖刀・霊刀を使用できる。
- 犬飼ポチ
- シロの父親の仇。先祖返りを行い、新たなる「狼王」になろうと、妖刀・八房で人間を斬り霊力を蓄えていく。
- 犬塚 シロ（いぬづか シロ）
- アニメ未登場。
- 強力な霊波刀「栄光の手」を使うようになった頃の横島と出会ったことがきっかけで自身も霊波刀を使うため彼を師匠と慕う人狼族の少女。剣術に長け、サムライ言葉でしゃべる。最初は子どもの姿であったため、男と間違えられていたが、その後急成長し、女らしい姿になる。犬神ならではの超感覚を生かして、後にタマモとともに美神除霊事務所の屋根裏部屋に助手として住み込むことになる。タマモとは一見犬猿 (?) の仲のようであるが、同じ犬神どうしの連帯感のようなものも芽生えているようである。
- 趣味は散歩で、横島をつき合わせ毎日朝晩数十キロ引きずり回している（本人に悪意はない）。
- 横島のことを異性と認識はしている。（横島に抱きつかれたときに心の準備が…と言っている）また、横島曰く「俺はロリコンじゃない」とのこと。
[編集] 妖狐
- タマモ
- アニメ未登場。
- 800年前に退治された大妖怪九尾の狐の転生した姿で、普段は中学生くらいの姿に化身している。国を滅ぼす悪しき存在として自衛隊に追い回され、退治に赴いてきた横島とおキヌに匿われるが、すっかり人間不信になっており逃走。以後、好物のきつねうどんの無銭飲食を繰り返していたが、契約違反（タマモを退治しなかったこと）の発覚を恐れた美神に助手として雇われ、美神除霊事務所の屋根裏部屋にシロと同居することになる。
- 前世は、玉藻前。
[編集] 植物
[編集] 石像
- ケルベロスの石像
- 霊的攻撃が効かない石像。
- ガーゴイル
- 動く石像。作中では、ヌルが制作したモンスターのうちの1体。
[編集] ゴーレム
心霊兵器のゴーレムと妙神山のゴーレムと厄珍が作り出したチョコレートの3体が登場している。
最初の2体は、それぞれの節を参照。
EMETHを刻むことで魂を込められたタイプとその他の呪術的な方法で魂を込められたタイプが存在する(詳しくは、ゴーレムを参照)。
[編集] 妖刀・霊刀
- シメサバ丸
- 美神との勝負の後、おキヌの包丁になる。
- ヒトキリマル
- 氷雅の使用する霊刀。
- ジャスティス
- 西条の使用する霊刀。
- 八房
- 犬飼ポチの使用する妖刀。一度に八回斬れる能力を持つ。
[編集] 精霊
- フォーチュン
- 幸運の精霊。
[編集] ジン
ジン。
- おキヌが発見した壷の精霊
- 曲解によって、なかなか思い通りの願いをしてもらえないが、キレた美神によってさんざんな目にあわされる。
- グーラー
- 南武グループが手に入れた壷の中にいた食人鬼女。横島に襲い掛かるも、「恋」の文殊を飲み込んでしまい、横島に惚れてしまう。
[編集] 式神
下記のように、代々受け継ぐものの他に、学校などで使用する簡易的なものもある。
- 夜叉丸
- 鬼道政樹の式神。鬼道政樹が他の式神を吸収すれば、その式神の能力と合体することができる。
[編集] 六道家式神
冥子の式神は、六道家初代が封じた妖怪を式神としたもの。
- クビラ（子）
- ネズミの式神。霊視能力を持つ。
- バサラ（丑）
- 牛の式神。霊を吸引する能力を持つ。
- メキラ（寅）
- トラの式神。短距離の瞬間移動能力を持つ。
- アンチラ（卯）
- ウサギの式神。鋭い耳で相手を切り裂くことが出来る。
- アジラ（辰）
- 龍の式神。口から火を吹き、相手を石化させることが出来る。何故か活躍の場面が少ない。
- サンチラ（巳）
- ヘビの式神。電撃攻撃を行う。
- インダラ（午）
- ウマの式神。最高で時速300キロでの走行が可能。普段は冥子を乗せている事が多い。
- ハイラ（未）
- ヒツジの式神。毛針を使用した攻撃を行い、また自分と周囲の人間を夢に入り込ませるサイコダイブの能力を持つ。
- マコラ（申）
- サルの式神。変身能力を持つ。長時間放置していると、周囲の人間に同化する習性がある。脱走騒動を起こし、美神たちを振り回したこともある。
- シンダラ（酉）
- トリの式神。亜音速での飛行が可能。
- ショウトラ（戌）
- 犬の式神。怪我や病気を治癒させる能力を持つ。
- ビカラ（亥）
- イノシシの式神。戦車並みの怪力を持つ。
[編集] 神族
- エンゲージ
- 契約の神。エミが横島に契約させる。
- 天龍童子（てんりゅうどうじ）
- 声：浦和めぐみ
- 竜神族の王・竜神王の息子（小竜姫の従兄弟）であり、王の世継ぎ。幼い容姿だが、身分のせいか態度は横暴。その立場から、メドーサらに命を狙われていた。竜神王が地上の竜族との会議のため、人間界に光臨した際についてきて、小竜姫に預けられていたが、明神山を抜け出し、東京をさまよっていた時に偶然知り合った横島を小判で釣り、部下にして人間界を案内させた。後にメドーサに裏切られたイームとヤームも部下にした。戦いの終盤で角が生え変わった（大人になった）事で、メドーサを撃退するほどの神通力を目覚めさせた。一度は自身を危険に晒したイームたちの話をきちんと聞いて赦したり、自らも危険な状態であろうと「家来」となった横島やヤームを守ろうとするなど王の世継ぎとしての資質をきちんと備えている。
- イーム、ヤーム
- 声：田中和実、飛田展男
- 小鬼のような風貌のヤームと、その弟分で竜のような風貌のイームの二人組。元々竜神王のもとで働く下っ端役人であったが、職務怠慢を理由に神界を追放された。その逆恨みとメドーサにそそのかされたため天龍童子の誘拐を試みるが、メドーサに見捨てられる。その後改心し、天龍童子達の口添えで神界に復帰できたようである。イームは、天龍童子に復職を保証され大願が叶った直後にメドーサの眷属の攻撃のせいで石になったり、その後妙神山で土具羅魔具羅一派を迎撃する際に、最近神界で生まれた子供の事を思い浮かべたりと、死亡フラグが立つことが多い。
- 貧乏神（びんぼうがみ）
- アニメ未登場。
- 悪徳高利貸しだった小鳩の祖父の因果応報で花戸家（小鳩）にとり憑き、小鳩からは「貧ちゃん」と呼ばれている。『清く貧しく美しく!!』の終盤で福の神になったが、相変わらず「貧乏神」と呼ばれている。
- 伝承などの貧乏神とは異なり、ソンブレロをかぶったメキシカンのような格好をしている。（福の神となってその姿も変わったはずだが、再登場した時には元に戻っている）
- ヒャクメ
- アニメ未登場。
- 小竜姫と同じ神族で小竜姫の親友。人界の監視をしていて基本的に千里眼で何処でも見る事ができ、人の心を見る事もできる。その名の通り全身に100の感覚器官があり、それによって敵の霊的な弱点を見る事も出来る。しかし怖がりで、想定外の出来事に弱い。
- 百目（また、それに近い妖怪とされる百々目鬼や目目連）の伝承と異なり、人にその感覚器官を渡すことが可能。
- 死神
- 人間には嫌われることが多いが慈悲深い性格で、ユリ子や横島を見逃している。
- 戌年の年神
- 1年ごとの12年周期で交代している。
- 戌
- 年神の連れ。狛犬のような容姿をしている。酔っていたために、獅子舞をしていた横島を仲間と思ってしまう。
- 石神
- 女子プロレスラーのような容姿をしており、おキヌと勝負をする。
[編集] 妙神山関係者
- 小竜姫（しょうりゅうき）
- 声：山崎和佳奈
- 人界と神界の接点である【妙神山修行場】の管理人。神剣の使い手で一時的に時間を遅らせる「超加速」を使う。普段はGS達の能力を引き上げるための修行を行っている。横島の潜在霊力の高さを最初に見抜いた人物で、それを引き出そうと指南したり助力したりしている。竜神なので、背中にある逆鱗（げきりん）に触れられると変身して暴れてしまう。
- 人界との交流が少ないためか現代の常識に欠けている。東京を「江戸」と呼び、文字を右から読み、最近までカラーテレビの存在を知らなかった。斉天大聖の直弟子で神格もそれなりに高く、人間界における神族の代表的立場にあった。
- 剛練武(ゴーレム)
- 硬い甲羅で覆われている。
- 禍刀羅守(カトラス)
- 美神に不意うちを喰らわせる。
- 斉天大聖
- 小竜姫の師であり、GSたちの霊力を上げるのにも一役買った。モデルは、斉天大聖こと孫悟空であり、おそらく、それ同様の過去を持つのであろうが、作中では語られなかった。
- 普段は自らつくった空間に引きこもっており、TVゲームに没頭している。
[編集] 鬼門
妙神山の門番。「鬼門」と呼ばれている。妙神山の門を守る2体の鬼の像。それぞれを「右の」「左の」と呼び合うが、部外者には判別不能。普段は門扉に顔を貼り付け、首なしの胴体が両脇に立っている。小竜姫が美神らの元を訪れる際には人間に化けて同行するが、身長が3m近くもあるため、変装の意味はあまりない。小竜姫と同じく、人界の常識には疎い。
[編集] 悪魔
- パイパー（子）
- 声：若本規夫
- ラッパの音色で、人を子供にする。魔力の源でパイパーを倒すことのできる唯一の武器が、金の針。
- ネズミの化身であるため、猫が苦手。また、使い魔の小型パイパー達は親父ギャグに弱い。
- 賞金がかけられており、復活したという噂を聞きつけて金の針を取り寄せた美神の不意をつき襲うが予想外の反撃に会い、横島とおキヌに本体の場所を見つけられてしまい、最後は金の針を武器にした令子によって倒された。
- ナイトメア（馬）
- 声：掛川裕彦
- 人に寄生し、その人間に悪夢を見せることで、その人間の生気を奪い殺していく（ただし、夢を奪われた状態では低級霊並みの霊力しか出ない）。
- 一時は美神令子を昏睡状態に追い込むが、冥子の能力により夢の中に乗り込んでの直接対決の後、最後は令子から夢を奪われ、あっけなく倒された。
- ハーピー（酉）
- アニメ未登場。
- 時間移動能力を持つ美智恵と幼い令子を抹殺するために送り込まれた魔族の殺し屋。
- 一度は美智恵の退魔護符によって魔界へ送り返されたが、数年の時を経て再び令子の前に姿を現した。
- 自分の翼から発射する羽根の弾丸（フェザーブレッド）は令子のボディアーマーの強度を上回るほどの威力を持つ。
- 過去の世界から来た美智恵によって、再び魔界に送り返された。
- ラプラス（申）
- 前知魔。絶対に当たる予言をする。パンドラの函に最後に残ったものであり、現在はヴァチカンに幽閉されている。見ても聞いても言ってもいけない存在。ラプラスのダイスとは、この能力を模したサイコロのこと。
[編集] 魔族
- ワルキューレ
- アニメ未登場。
- 魔界第2軍所属の特殊部隊の大尉で射撃が得意。ジークの姉で、おそらく血は紫。
- 人界との交流があるせいか、小竜姫よりは人界に詳しい。最初は横島の事を役立たずだと思っていたが、文珠の開花により認識を改める。
- ジークフリート
- アニメ未登場。
- 姉のワルキューレと同じく軍に所属する。愛称はジーク。情報部所属で階級は少尉。
- 神魔交流と和平の一環として妙神山に出向している。悪魔だが元々は神だったため、魔族の闘争本能が余り無く基本的に冷静で温厚。ただし、帽子をかぶると軍人に豹変する。元々の能力は高いため戦えば強いが、情報部のため余り戦う事が無いので際立つ能力を見せた事は無い。
- ヌル
- タコの魔物。ドクター・カオスによって倒されてしまう。
[編集] アシュタロスとその配下
- アシュタロス
- アニメ未登場。
- 魔界トップクラスの実力をもつ超上級魔族、力は推定10億マイト（ヒャクメを100マイトとした場合、美神は90マイト前後）。
- 他の悪魔と異なり本能を抑え、長期にわたって計画的に行動する事が出来る。宇宙処理装置（コスモプロセッサ）や究極の魔体などを5000年がかりで完成させ、魔族のための（アシュタロスは魔族＝悪という運命に耐えられなかった）宇宙創生を企む。三姉妹や、彼女らが乗る兵鬼「逆天号」も彼が作り出した。
- ほぼ全編に渡って部下を使い、黒幕として敵であり続けたが、過去において宇宙処理装置に必要な「エネルギー結晶」を、自身の作り出した魔族であり美神の前世でもあるメフィストに盗まれている。そのエネルギー結晶はメフィストの後世である美神の魂と癒着しているため、美神の魂を狙うことになる。また、横島の前世を殺害した張本人でもある。
- モデルは、アスタロト。ただし、モデルとは、容姿の違いの他、ベルゼブブなどを部下としているなどの違いもある。
- ベルゼブル
- 蝿の王。多くのクローンを持ち、美神抹殺に何度か乗り出すも、月の決戦でその多くが死んでしまう。
- デミアン
- 様々な形に姿を変える不定形生物。その実体は、小さなカプセルの中にあり、それが弱点となっている。その他の肉体は、それがカプセルの中で操っている肉の塊。
- メドーサ
- 声：川浪葉子
- アニメでは「メドゥーサ」と表記。
- 神界の黒便覧（ブラックリスト）に名を連ねる竜神で、上級魔族に位置する。人間を「クズ」と呼んで見下している。魔族に通じており、実はアシュタロスの元で動いていた。「超加速」や優れた剣術能力を持ち小竜姫と互角の力がある（このため、中盤までは最強クラスの強敵であった）。また、髪から眷族（ヘビ）を呼び出すことも可能で、これに噛み付かれた者は石化してしまう。
- 美神からは「ヒスもちヘビ女」、横島からは「ちちのでかい年増」などと呼ばれ、特に美神の言動については根に持っている。美神達とは幾度も死闘を繰り広げ、月面の戦いにおいては若返り（美神はこのメドーサを「コギャル」と呼び、逆にメドーサは美神を「おばさん」と呼んでいる）美神をあと一押しというところまで追い詰めるものの、横島の実力に反した奇跡的妨害により失敗し、倒れる。
- 後にアシュタロスにより復活するが、所詮は再生怪人レベルで、横島に一蹴されてしまった。ただし、宇宙処理装置はGS美神 極楽大作戦!!#アイテムに書かれているように設定されているため、本物は月面の闘いで死んだものと見られる。
- モデルは、メドゥーサ。ただし、メドゥーサとは、石化の方法などが異なる。
- 鎌田勘九郎
- 初登場は”誰がために鐘が鳴る”で、メドーサにより送り込まれた、人間。雪之丞すらも力の底の見えない魔装術の卓越した使い手。しかし、魔装術を極めすぎたために魔族になってしまった。また、香港編では高度な結界術を用い、美神や唐巣神父を封じ込めたり、さらに高度になった魔装術（つまりさらに魔族化）を用いてピート、雪之丞を苦しめるが、メドーサ脱出の時間稼ぎのために死亡。
- 後にアシュタロスにより宇宙処理装置で蘇るが、皆に忘れられただけでなくさらに幾多の戦いを経た雪之丞には敵わず、1コマで倒されてしまった。なお、この時「少年漫画はインフレが激しくてキライ」という少年漫画の構造的な急所を突く名言を残している。
- 性別は男性だが、雪之丞が好みだったり、語尾に「～わよ」など付く。名字の由来もそこから。
- 土偶羅魔具羅（どぐらまぐら）
- アニメ未登場。
- アシュタロスの部下で、戦闘には向かないが演算能力に優れた遮光器土偶型ロボット。エネルギー源（主食）はプルトニウム（ルシオラがスーパーで購入した「チェルノブイリのおいしい水」を飲みながら酔っ払い、横島に絡んでいるところをみると、人間にとってのアルコール又は酒と似た効果もあるようである）。アシュタロスに5000年近く仕えている。アシュタロスによって作られた三姉妹の寿命を1年という短期間に設定（そのぶんパワーは大きくなる）し、能力を付与したのも彼であり、三姉妹にとっては職場の上司（中間管理職）の立場にある。三姉妹や彼は優しい部分も持っており、横島は拉致されたにもかかわらず「味方より温かい」と感じた。
- アシュタロスの消滅後は、その演算能力を見込まれ、魔界の情報部（ジーク）に引き取られた。
- 『長いお別れ』では別の設定で登場。
- ルシオラ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の長姉。蛍の化身。食べ物は水と砂糖。眷族は連れていないが、光を操って幻覚を見せ、麻酔攻撃やサイコダイブ等、幻惑系の術に長けている。機械や生物関係にも強く、術によって生物兵鬼（強さにして5000,3200マイトなど）を生み出すことができる。
- 三姉妹の中では最も落ち着いた雰囲気の容姿・性格であるが、一方で情熱的で一途。横島に命を救われた際の会話をきっかけとして恋仲になり、結果としてアシュタロスを裏切る。その後ベスパとの戦いで自分を護って瀕死になった横島を助けて（自分の魂の大部分を与えて）、死んでしまう。その際、意識だけが横島の中に残り、ルシオラと世界を天秤にかけて苦悩する横島にアシュタロスを倒すと約束した事を思い出させ、世界の為に自分を生き返らせるチャンスを捨てる事を促した。この事により、横島は心に深い傷を負う。結果、転生すらも出来ない状態になってしまったルシオラを横島は何とか復活させたいと願い、横島の子として転生する可能性に唯一の望みを託す事になる。
- ベスパ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の次女で蜂の化身。食べ物はたんぱく質。面倒見がよく、いわゆる姉御肌で男勝りの性格だが、短気。戦闘では一対一での勝負や肉弾戦を好む。パワーは三姉妹でトップだが、特殊能力は持たない。眷属として大量の妖蜂（スズメバチ）の軍団を従える。
- アシュタロスを裏切ったルシオラと戦い、その消滅の原因となるが、それでもルシオラを救おうとする。横島、ルシオラに恨みがあるわけではなく、唯アシュタロスへの愛と忠誠のための行動による。
- アシュタロスの消滅後は魔界の軍に入った。
- パピリオ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の末妹で蝶の化身。食べ物ははちみつ。姉2人と違い、体格は明らかに子供。思考も子供そのもので単純な行動に走りやすい。語尾に「～でちゅ」とつけて話す。力はルシオラより弱く（とはいっても自身のペット（5000マイト）より強いことは確か）、特殊能力は持たないが強力な眷属を従える。
- ペットを飼うのが好きで、横島を『ポチ』・ヒャクメを『ペス』と名付けて無理やりペットにしたこともある（他にもケルベロス等多数の怪物を飼育）。自分が1年しか生きられないことを知っているため、そのぶんペットに思い出を残したい気持ちがある（ルシオラ談）のかもしれない。パピリオ本人も『ポチ』である横島に手作りの服をプレゼントし「私のこと、ずっと覚えててね」などと発言している。
- 姉妹の状態を感じられるらしく、2人の姉が両方とも死んだと感じたときには動けなくなるほどのショックを受けた。
- アシュタロスの消滅後は小竜姫に引き取られて弟子となり、妙神山で暮らしている。
- 自らの名前をナチュラルに「パピオラ」と言い間違えた事がある。
- 逆天号
- アニメ未登場。
- 本格的に活動を開始したルシオラ達が使用した兵鬼。巨大な空中戦艦のようなもので、亜空間を移動する能力と、神界の魔法兵鬼に傷ひとつ付かない装甲、更に「断末魔砲」という名のとおりの不気味な発射音（ルシオラ曰く「趣味悪い音」）を伴う強力な光線によって、妙神山を含む世界中の霊的拠点を破壊して回った。
- ヘラクレスオオカブトのような姿をしており、普通の昆虫サイズに変化することも可能。艦内には艦橋の他、三姉妹や土具羅が生活するのに十分なスペースがあり、シャワー室やパピリオのペットの檻の部屋もある。
- 「アシュタロスが造った」というパピリオの言葉から、おそらくルシオラが作った生物兵鬼と同様に、アシュタロスが術でカブトムシを変化させたものかと思われる。
[編集] 架空のキャラクター
劇中劇のキャラクターなど。
- 自衛ジョー
- GIジョーのパロディ。茂流田によって生き人形にされる。
- 自衛ジョーは、『(有) 椎名百貨店』の『Dr.椎名の教育的指導!!』に収録された『呪いの人形』でも生き人形になっている。
- メットマン
- 宇宙刑事シリーズのパロディなのだが、歌などは『鳥人戦隊ジェットマン』のパロディ。魂を持った能面がこのお面に恋をしてしまう。
[編集] デジャヴーランドのキャラクター
デジャヴーランドは、どこかの遊園地をパロディにしたような外見をしており、妖怪がでやすいという霊的に呪われている場所。
キャラクターの操作には、ロボットを使用しており、プログラム通りに園内を巡回している。
入園料にプラスしてアトラクションの代金も別料金という金にシビアな夢の国。
妖怪が出現しても、閉鎖しないというように、夢を壊さない努力は怠らないが、その結果、客に迷惑をかけている。
デジャヴーランドは、『絶対可憐チルドレン』の1周年記念にも登場している。
- マッキーキャット
- ミッキーマウスのパロディ。4号がポガードによって操られる。
- マニーキャット
- ミニーマウスのパロディ。ポガードを止めるため、美神がその中に入る。
- ロナルドドック
- ドナルドダックのパロディ。ポガードを止めるため、西条が中に入る。
[編集] 劇場版オリジナル
- 織田信長（ノスフェラトゥ）
- かつて天下の覇権を狙った戦国武将。正体はバチカンから追放された吸血鬼で本物の織田を殺害後、彼に成り代わって日本を征服しようとするが、明智光秀の手によって弱点である心臓を潰され倒されるも、美神の血を吸収して復活する。
- 森蘭丸
- 信長の側近の蜘蛛妖怪。
- 明智光秀
- 信長に仕えていた武将。彼の正体に気付き本能寺で対決し、打ち倒すもいずれ復活することを予期し美神たちに精霊石で作られた槍（美神曰く「時価450億」）を託す。序盤と終盤で幽霊として美神の手助けをする。
[編集] 参考文献
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