菊地原毅
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菊地原毅 オリックス・バファローズ No.43 |
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基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県相模原市 |
生年月日 | 1975年3月7日(33歳) |
身長 体重 |
185cm 94kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1992年 2位 |
初出場 | 1997年5月30日 |
年俸 | 4,200万円(2008年) |
経歴 | |
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菊地原 毅(きくちはら つよし、1975年3月7日 - )は、神奈川県相模原市出身のオリックス・バファローズ所属のプロ野球選手(投手)。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] プロ入り前
相武台高時代から関東屈指の左腕として名を馳せ、無名校ながら甲子園の出場が期待されたが、高橋由伸を擁する桐蔭学園に県予選準々決勝でコールド負けを喫し、甲子園の出場は成らなかった。その年の秋、ヤクルトと競合の末、1992年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。
[編集] プロ入り後
プロ入り後、しばらくは高卒選手ということもあり一軍登板もなかった。1995年には広島東洋カープと業務提携していた時報イーグルス(時報鷹)の選手として中華職業棒球聯盟(台湾のプロ野球リーグ)に1年間プレーしていた。同年は時報にプレーした広島出身選手は他に鈴木健投手、池田郁夫投手、川島堅投手と千代丸亮彦選手もいた。
1997年にプロ初登板を果たしたものの、一軍に定着することはなく、1998年のシーズン初登板で延長15回に8失点するなど2000年までは長い二軍生活が続いた。
2001年は貴重な左の中継ぎとして78試合に登板。稲尾和久に並ぶ当時のシーズン最多登板記録を作った。(現在の記録は2007年の久保田智之で、90試合)
しかし、翌2002年は前年の勤続疲労もあり、低迷してしまった。しかし、2003年及び2004年は左のワンポイントとして30試合前後に登板し、復帰を果たすと2004年のシーズン終了後に山崎浩司・上村和裕とのトレードでオリックスへ移籍した。
オリックス1年目となった2005年、加藤大輔、大久保勝信とともに「KKO」と称されたリリーフ陣を形成し、パリーグ最多の71試合に登板した。この年は防御率1.38と極めて優秀な成績を残し、最優秀中継ぎ賞を獲得した。
2006年は、前年の疲労からかやや安定感を欠く投球が多くなり、防御率は前年に比べて大幅に悪化したが、それでも45試合に登板し、オリックスのブルペンを支えた。また、プロ入り後初めてオールスターに出場した。
2007年は開幕前に左肘の故障を故障し出遅れたものの、復帰後は安定した投球を見せて防御率2.86と左の中継ぎとして活躍した。
[編集] 所属球団
[編集] 背番号
[編集] 経歴・タイトル
- 初出場:1997年5月30日、対横浜ベイスターズ7回戦(広島市民球場)
- 初勝利:1999年4月8日、対阪神タイガース3回戦(広島市民球場)
- 初奪三振:1998年8月9日、対横浜ベイスターズ22回戦(福山市民球場)、14回表に鈴木尚典から
- 初セーブ:2005年4月10日、対東北楽天ゴールデンイーグルス3回戦(大阪ドーム)
- 初ホールド:2005年4月1日、対北海道日本ハムファイターズ1回戦(札幌ドーム)
[編集] 年度別成績(一軍)
年度 | チーム | 登板 | 勝利 | 敗北 | セーブ | ホールド | 完投 | 完封 | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
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1993 | 広 島 | 一軍登板なし | ||||||||||
1994 | ||||||||||||
1995 | 時報イーグルス | 5 | 0 | 2 | 0 | - | 0 | 0 | 29 2/3 | 16 | 19 | 5.46 |
1996 | 広 島 | 一軍登板なし | ||||||||||
1997 | 1 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 2 1/3 | 0 | 3 | 11.57 | |
1998 | 7 | 0 | 1 | 0 | - | 0 | 0 | 10 | 13 | 6 | 5.40 | |
1999 | 21 | 3 | 5 | 0 | - | 0 | 0 | 36 | 22 | 31 | 7.75 | |
2000 | 9 | 0 | 2 | 0 | - | 0 | 0 | 15 | 12 | 18 | 10.80 | |
2001 | 78 | 2 | 2 | 0 | - | 0 | 0 | 51 1/3 | 51 | 28 | 4.91 | |
2002 | 4 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 27.00 | |
2003 | 30 | 2 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 18 1/3 | 16 | 7 | 3.44 | |
2004 | 29 | 0 | 1 | 0 | - | 0 | 0 | 25 1/3 | 30 | 13 | 4.62 | |
2005 | オリックス | 71 | 3 | 1 | 1 | 33 | 0 | 0 | 58 2/3 | 59 | 9 | 1.38 |
2006 | 45 | 1 | 3 | 2 | 22 | 0 | 0 | 34 | 30 | 13 | 3.44 | |
2007 | 28 | 3 | 2 | 0 | 13 | 0 | 0 | 28 1/3 | 19 | 9 | 2.86 | |
(日本プロ野球)通算(15年) | 323 | 14 | 17 | 3 | 68 | 0 | 0 | 280 1/3 | 252 | 140 | 4.49 |
[編集] 関連項目
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監督代行 |
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81大石大二郎 |
コーチ |
96住友平(チーフ)|70清川栄治(投手)|87赤堀元之(投手)|90水口栄二(打撃)|73小川博文(内野守備走塁) 74松山秀明(外野守備走塁)|85別府修作(バッテリー)|78米村理(トレーニング)|80赤川貴弘(コンディショニング) |
サーパス |
71古屋英夫(監督兼打撃)|75酒井勉(投手)|77弓岡敬二郎(チーフ兼守備走塁) 82三輪隆(バッテリー)|76大島公一(内野守備走塁)|72吉原孝介(ブルペン兼育成) 88安田昌玄(トレーニング)|84本屋敷俊介(コンディショニング) |
投手 |
6デイビー|11川越英隆|13清水章夫|14岸田護|15加藤大輔|16平野佳寿|17香月良太|18山口和男|19金子千尋|20山本省吾 21ユウキ|26康介|28小松聖|29小林賢司|33高木康成|34本柳和也|35大久保勝信|39鴨志田貴司|40宮本大輔|43菊地原毅 45光原逸裕|47延江大輔|48吉野誠|49中山慎也|50オルティズ|59梅村学人|62山崎正貴|65近藤一樹|68仁藤拓馬 91ヤング|94梶本達哉|99吉川勝成 |
捕手 |
22前田大輔|27日高剛|37辻俊哉|44鈴木郁洋|61伊藤光|67横山徹也|69土井健大 |
内野手 |
0森山周|2木元邦之|4阿部真宏|5清原和博|10大引啓次|23北川博敏|24後藤光尊|30ラロッカ 31塩崎真|42カブレラ|54一輝|56柴田亮輔|57裕次郎|58長田昌浩|60牧田勝吾|64田中彰 |
外野手 |
3村松有人|7濱中治|8ローズ|25迎祐一郎|32丹羽将弥|36下山真二|38平下晃司 41小瀬浩之|46古木克明|52坂口智隆|53相川良太|55岡田貴弘|63吉良俊則|66由田慎太郎 |
広島東洋カープ 1992年ドラフト指名選手 |
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1位:佐藤剛 / 2位:菊地原毅 / 3位:鈴木健 / 4位:吉本亮 / 5位:井上浩司 / 6位:多田昌弘 / 7位:池田郁夫 / 8位:高橋顕法 |