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大阪ドーム - Wikipedia

大阪ドーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大阪ドーム
(京セラドーム大阪)
Osaka Dome
(Kyocera Dome Osaka)
大阪ドーム
施設データ
所在地 大阪府大阪市西区千代崎三丁目中2番1号
起工 1994年7月
開場 1997年3月1日
所有者 大阪シティドーム
グラウンド 人工芝(フィールドターフ)
照明 照明灯 - 天井全周型・596灯
照度 - バッテリー間:3000ルクス
     内野:2600ルクス
     外野:1800ルクス
建設費 約498億円
設計者 日建設計(協力:竹中工務店
大林組電通
建設者 大阪ドーム建設共同企業体連合
使用チーム • 開催試合
大阪近鉄バファローズ(開場 - 2004年) 、オリックス・バファローズ(本拠地:2005年 - 現在 但し2006年は準本拠地扱い)、阪神タイガース(準本拠地:2005年 - 2007年 但し開場時から現在まで使用)
社会人野球日本選手権大会(開場・第24回大会 - 現在)
収容能力
36,477人(内野:-席、外野:-席)
グラウンドデータ
球場規模 両翼 - 100 m (約328.1 ft)
中堅 - 122 m (約400.3 ft)
屋根の高さ - 72 m(約236.2 ft)
グラウンド面積 - 13,200m²
フェンス 4.2 m (約13.8 ft)
大阪ドーム(2007年5月2日撮影)
大阪ドーム(2007年5月2日撮影)

大阪ドーム(おおさかドーム)は、日本大阪府大阪市西区にある多目的ドーム球場兼複合レジャー施設。東京ドーム福岡ドームに次いで日本で3番目に建設された(ナゴヤドームとほぼ同じ時期に完成したが、大阪ドームの方が着工が早い)。日本プロ野球パシフィック・リーグオリックス・バファローズが本拠地として使用している他、同・セントラル・リーグ阪神タイガースも主催公式戦の一部を開催している。施設の運営管理はオリックス不動産などの出資による運営会社・株式会社大阪シティドームが行っている(後述)。

施設命名権(ネーミングライツ)の売却により、2006年7月1日から呼称を京セラドーム大阪としている(後述)。

目次

[編集] 歴史

1997年2月20日大阪ガスの工場跡地に完成。3月1日に開場した。開場以来2004年まではパシフィック・リーグ大阪近鉄バファローズの本拠地だったが、球団合併・消滅により2005年からはオリックス・バファローズの本拠地(専用球場)となった。

2005年からオリックスの球団統合に伴って、オリックスと阪神は2007年までの3シーズンの間、大阪府兵庫県の2府県を保護地域とする暫定措置が執られた(ダブルフランチャイズ制)。オリックスは旧近鉄の本拠地である大阪ドームと旧オリックスの本拠地であるスカイマークスタジアムの2球場を本拠地とし、2005年は大阪ドームを専用球場として登録。最終的には神戸での試合数を削減した上で大阪ドームに本拠地を一本化する方針であった(大阪ドームでの主催公式戦、当初案は2006年:42試合→2007年:54試合→2008年:60試合)。

ところが2006年、大阪ドームを運営する第三セクター「大阪シティドーム」が経営破綻し、その後のドームの運営体制が不確定な事態となった影響から、オリックスは同年、専用球場の登録をスカイマークスタジアムに変更する措置を執った。同年4月、オリックスが大阪ドームの施設買収に乗り出し、同年6月にシティドーム社を100%減資した上でオリックス子会社のオリックス・リアルエステート(現オリックス不動産)が買収した(詳細は下記参照)。これを受けてオリックスは2007年、再び大阪ドームを専用球場として登録。同年はオリックス主催公式戦のうち48試合が大阪で開催されることが決まった。前述の暫定措置が期限切れとなる2008年からオリックスは大阪府、阪神は再び兵庫県のみを保護地域とすることが既に決まっており、オリックスは大阪ドームに本拠地を一本化する方針を既に固めてはいるが、両球団は同年以降も双方の保護地域での主催公式戦開催数を確保できるよう協力し合う方針を打ち出している。

なお、先の阪神タイガースは親会社の阪神電気鉄道が旧第三セクターに出資した経緯があり、また保護地域の兵庫県に近接していることなどから1997年の開場以来、本拠地の阪神甲子園球場高校野球の大会で使われる期間などを中心に年間2~3カード、10試合程度の主催公式戦を開催している。読売ジャイアンツも関西地区での読売新聞の拡販を目的に年間1~2試合開催している。


この他、社会人野球日本選手権大会が行われたり全国高等学校野球選手権大阪大会の開会式と、その直後の数試合がこの大阪ドームで行われている。また、音楽のライブなども行っている。柿落とし公演を行ったのはglobe。このようにアリーナではプロ野球やコンサート、展示会などのイベントが開催される他、草野球利用目的の一般貸し出しも行われている。

[編集] 大阪シティドーム(運営会社)

開場当初、大阪ドームの運営管理は大阪市筆頭株主関西電力大阪ガス近畿日本鉄道松下電器産業阪神電気鉄道ダイキン工業NTT西日本などが出資する第三セクター大阪シティドームが行っていた。しかし、建設費の償還費用を運営の黒字で賄うことができず、年間経常赤字が毎年15億円前後と経営状態は年々悪化。2004年11月1日、シティドーム社は債権放棄を求める特定調停大阪地裁に申請したが不調に終わり、2005年10月7日会社更生法の適用を申請した。そして2006年2月16日管財人の浦田和栄弁護士は大阪ドームの施設と営業権を売却するため入札を実施。最低入札価格は100億円に設定された。応札した企業はMKグループ大阪エムケイ1社のみで、入札価格は100億円であった。MKグループ創業者の青木定雄は2005年、大阪ドームを本拠地とする市民球団構想を提唱しており、共同出資者を募って大阪ドームを買い取り、数年後に構想を実現させる計画であった。 しかし2006年2月22日、管財人は「大阪エムケイの応札内容は不確実性が高い」とし、落札は不適格と判断した。管財人はドーム施設の公共性の高さなどから大阪市に対して買い取りを要請。大阪市が拒否すれば、最低入札価格を引き下げて再度入札を行うことにした。大阪市から関西経済界に出された支援要請については命名権売却(後述)を先行させたことを理由に関西経済連合会が難色を示した一方、大阪商工会議所は再建支援に前向きな姿勢を示した。

その後、大阪市とオリックス、管財人が協議を進めた結果、オリックスがドームの施設を買収し、5年後に大阪市に無償譲渡を行うことで合意した。オリックスへの譲渡方法は、まずシティドーム社を100%全額減資した上で、オリックス子会社のオリックス・リアルエステート(現オリックス不動産)がシティドーム社の全株式5億円分を取得し、在阪の企業などから出資を募り、シティドーム社を新会社として発足させるというものだった。この更生計画案は7月に大阪地方裁判所が認可し、大阪シティドームは同年9月1日に再発足した。出資企業は関西電力大阪ガス近畿日本鉄道ダイキン工業NTT西日本の5社で、各社とも2%ずつ合計10%の株式を保有し、出資金は各社1,000万円ずつ合計5,000万円となっている。

[編集] 京セラの命名権取得

2003年4月から京セラミタは大阪ドームに広告看板を掲げている。このことから2006年1月中旬頃に大阪シティドームが京セラに命名権取引を打診し、京セラ側もこれに応じた。2006年3月2日、京セラが5年契約で大阪ドームの命名権を取得したため、同年4月1日付で「京セラドーム大阪」に名称が変更される予定となった。しかし会社更生法の手続きの絡みなどもあって両者の契約締結が遅れたため、名称変更も7月1日までずれ込んだ。京セラは当初、名称を「京セラドーム」とする予定であったが、地元商店街などの請願により『大阪』の名を残し「京セラドーム大阪」となった[1]

期間は2011年3月31日までで、契約金額は公開されていないが、年間数億円と推定されている。京セラは再建支援問題とは一切関わっておらず、球場運営はオリックス関係が行う。

しかし、現状では「京セラドーム大阪」という名称はあまり定着していない。改称当時はテレビ中継などでも「大阪ド」と表記しているケースが見られた。一方、日刊スポーツなどのスポーツ新聞の日程表・勝敗表では、略号として「京」の1文字だけに省略することもあり、西京極球場に代わる京都市あるいは京都府の球場と見間違えること(京セラの“京”は都の略称でもあるため)がごく一部で指摘された。もっとも、京都府下で唯一かつて一軍公式戦が開催された京都市西京極総合運動公園野球場の略号には“”が使われる事が多く、この指摘はさほどの問題ではない(蛇足だが、かつてロッテオリオンズの本拠地だった東京スタジアムも、略号に「京」の1文字を使用するケースがあった)。

[編集] 施設概要

  • 所在地: 大阪府大阪市西区千代崎三丁目中2番1号
  • 構造: 地下1階(駐車場)、地上9階
  • 総工費: 696億円[2]
  • 高さ: 83 m
  • 建築面積: 33,800 m²
  • 延床面積: 156,409 m²
  • 天井高: 72 m
  • 面積: 13,200 m²
  • コンコース一周距離: 約600 m
  • 収用人員: 36,477人(野球開催時)
  • 全面人工芝
  • 両翼100 m、中堅122 m
  • スコアボード
    大型映像装置(松下電器製・アストロビジョン)、バックネット裏にも電光掲示板がある。
    野球のスコアボードとして使う場合の表示方法は以下の通り。
    • 2007年まで
      上段は9イニングスまでのスコア(10回以降は一旦表示をクリアした上で1回のところから書き直す)と打席に立っている選手の個人成績(打率・ホームラン)を表示。得点が入ると、その部分が回転する。イニングス表示は上部にあった。スコア表示の下段・縦書き・横スクロールで出場選手・審判団の表示。右端に試合映像を挿入される場合があった。
    • 2008年以降
      時計とボールカウンターを含めた全体を大型ビジョンにした。スコアは右端に移し(従来どおり9回まで表示。イニングス表示は明治神宮野球場と同じようにスコアの中央部に書かれている。試合映像はボード左端。中間に選手名表示を横書き・縦スクロールで表記。
    2008年にはメインビジョン・バックネット裏の電光掲示板がリニューアルされ、さらに1塁・3塁側内野席上層部に、新たにサブビジョンが設置された。
  • メインビジョン:縦8.7m×横34.0m
    ハイビジョン映像(16:9の画面)2画面同時表現可能。
  • サイドビジョン:映像部縦4.0×横14.4文字部縦0.9m×横20m
    一塁側、三塁側それぞれ内野上層部に設置。ライト側、レフト側応援団からは真正面に見える位置。
    7階部分の映像部はハイビジョン映像(16:9の画面)2画面同時表現可能。8階部分の文字表示部は、固定文字、流し文字などの表現や図形の組み合えせ表示が可能。(リボンビジョンとほぼ同じ)
  • サブスコアボード:縦2.6m×横14.9m
    バックネット後方(内野9階部分)に設置。従来と設置場所は変わらず、従来の文字表示だけではなく、映像表現も可能。
  • スタンド:内野2層式、外野3層式

バックネット裏には回転広告板が設けられている。スポンサーはケイ・オプティコム京セラミタわかさ生活南海部品など。イニングによって異なる。

野球だけでなく、アメリカンフットボールなどのスポーツやコンサート、展示会などにも利用できるように設計されている。そのため、座席は全体的にグラウンド中心方向(二塁)を向いており、ホームの方向を向いていない。これはコンサート開催時にステージが外野グラウンドに作られることが多く、そのための配慮だと考えられる。

現在の1試合あたりの球場使用料は不明であるが、大阪近鉄バファローズは年間使用料として管理費込みで11億円を支払っていた[2]。この高額な年間使用料が大阪近鉄バファローズの経営に致命傷を負わせたとも言われる[3]

野球場として使用する場合、スコアボード付近(センター)の座席はバックスクリーンの役割とするため立ち入り禁止となるが、開設当初はその部分を黒のシートで覆っていた。現在は他の座席(水色)とは区分けするため座席を濃い青色に塗りなおしている。またイベントによっては上段席(内野2階席、外野5階席)が使えない場合がある。

[編集] 各階概要

地下1階
駐車場、多目的ヤード、荷捌場などがある。
1階
アリーナ、グラウンド。
2階(グリンドムモール)
入場無料のショッピングモールとなっているが、イベントが無い日はほとんど来場者が無く、相当数のテナントが撤退し、閑散としている。主にファーストフードなどの飲食店を中心に残っている店舗もあるが、ランチタイムのみの営業やイベント開催日のみの営業となっているものが多い。飲食店以外で残る店舗は野球グッズ店と双眼鏡屋のみ。
3階
観客席入場ゲート、9F直通エレベーター、観客席内向けの飲食売店がある。当階には施設の外周を一周する歩行者専用のデッキが設けられている。観客席への入場ゲートは1 - 14があり、開催内容により使用ゲートが異なる。入場ゲートには大小があり、5ゲートの様に使用頻度の低い小さなゲートもある。大多数の来場者が使用する東口から来場すると4、6ゲートが最寄である。4ゲートは隣接する3ゲートと、6ゲートは隣接する7ゲートと一体として使用されることも多い。
4階
かつては、観客席内向けの飲食売店やグリンドムモールの施設としてアリーナビューレストランがあった。アリーナビューレストランは閉鎖されている。
5階
上段観客席向けの飲食売店がある。
6階・7階・8階
ビスタルームと呼ばれるVIP観覧席。6階には報道関係者・記者席と実況ブースもある。8階にはテナントとして大阪市体育協会およびその加盟団体が入居している。
9階
かつては「フェスタモール」と呼ばれ、アミューズメントパーク「シムランドQ」やビアレストランがテナントとして出店していたが、全て撤退。現在は多目的スペース「スカイホール」として展示会などに利用されている。
天井
7層からなるリング状の天井(スーパーリング)を上下させることにより天井高を72mから36mの範囲で変えることができるシステムを取り入れ、イベントに応じて天井の高さを変えていた。とくにコンサート時には、屋根の高さを調節することにより反響と音質を制御することが可能で、アーティストに好評であった。
しかし、このシステムの制御装置の部品が製造中止となり、万が一故障した場合修理に多大な時間と費用がかかることになること、また天井が低い位置で停止した場合には野球開催に支障が出るために、2004年8月頃から高さ60mの位置で固定し、このシステムは使用していない。

[編集] 場内でのAMラジオ再送信

場内で在阪のAMラジオ放送がFM電波を使用して再送信されており、FM放送を受信できる機器の周波数を下記に合わせることで聴取可能。近鉄バファローズが本拠地としていた時には、ファンを対象とした冊子に掲載されていたが、オリックス・バファローズが本拠地としている現在は、冊子に掲載されていない。

  1. NHK大阪 77.5MHz
  2. ABCラジオ 81.5MHz
  3. MBSラジオ 84.5MHz
  4. ラジオ大阪 89.0MHz

[編集] 大阪ドームにまつわる諸問題

[編集] 周辺地域の振動

近年、観客が演奏中に終始小刻みにジャンプする、いわゆる“タテ乗り”を行なうロック系アーティスト(GLAYなど)には原則として貸し出しを行っていない。ただし、2008年6月現在、観客が“タテ乗り”を行なわないサザンオールスターズB'zボン・ジョヴィジャニーズ系アイドルグループ等のコンサートには貸し出しを行っている。この“タテ乗り”問題が大きく取り上げられるようになったのは、2004年頃からである。大阪ドームは住宅地に近い上、かつ軟弱な地盤に位置しており、かつてGLAYなどの“タテ乗り”が行なわれるコンサートを開催した際、ドーム近隣の住宅において、震度3~1程度の揺れを感じることがあったため、この様な観客が“タテ乗り”を行なうコンサートには、使用を規制している。“タテ乗り”を行なわないコンサートでも、ジャンプ等は行なわないよう、公演前に必ず観客に向けて念入りに注意を呼びかけており、観客席への通路にはその他の禁止行為を示す絵と文章が書かれている。

地元大阪在住の歌手である矢井田瞳が、2001年2002年にカウントダウンライブを、2004年12月にもライブを開催したが、この2004年のライブ直前に自身のホームページ上において「今回をもってドーム公演を卒業する」と明言した。これは、ドーム球場のような大会場ではなく、ホールなど客席とステージの距離を近づけて、よりダイレクトな空間でライブをしたいという意思で、スタッフ側も“タテ乗り”とは関係無いと弁明したが、以前から彼女がこの“タテ乗り”に非常に敏感であったことから、実際には大阪ドームの“タテ乗り”に配慮した苦渋の決断だったのではないかという見方がある。何故ならば、実際に2004年の大阪ドーム公演では“タテ乗り”を起こしやすい曲調の楽曲は極力控えていた傾向があることや、カウントダウンライブの開催を行わなかったこと(この年は名古屋レインボーホールで開催)、観客と距離が近い場所でライブをやりたいと宣言したはずだったが、翌2005年には比較的大会場である大阪城ホール日本武道館でライブを開催していることから、この説が有力視されている。 また、2001年のライブでカウントダウンをする際に「ジャンプして揺らそうやー」と言い、本当に揺らしてしまったことがある。その後「ライブ終わってから楽屋に戻ったら“ジャンプ禁止”って書かれてました。すんまへん。本当に揺らしちゃいました。」と彼女の公式ホームページ上にある日記「サイキンノヤイコ」で記した。翌2002年のカウントダウンライブにおいても、近隣住民が揺れを感じた模様である。近隣住民は、「これらの“タテ乗り”による驚きで外に飛び出した」あるいは「食事中に鍋の中身が溢れてきた」とする証言がある。

プロ野球における千葉ロッテマリーンズ北海道日本ハムファイターズ稲葉篤紀応援時)の独特なジャンプ応援は行われている。これは、人数が外野スタンドの一部だけで行われるため、それほど影響は無いと考えられているのではないかとされる。ただ、通路にある注意書きには「ジャンプ禁止」と明記されている。

[編集] 構造的欠陥

  • プロ使用の野球場としてはスタンドが非常に高く危険であることと、その高さ故に
  1. 自分の席に近い塀際のプレーは見えないか見えづらい。
  2. バックネットに近い内野席ではホームベースが見えない座席がある。
  3. 一塁(三塁)側内野席では一塁(三塁)が見えにくい座席がある。

[編集] 逸話

  • 完成当時の大阪府知事・横山ノック(故人)の頭と外観が似ており、東京ドームの「ビッグエッグ」に対抗して、「ビッグノック」と一部で呼ばれていた。
  • 大阪ドームの建設は大林組竹中工務店が行ったが、これは建築設計競技で競合していた両者の案の長所を取り入れたからである。
  • 1997年3月に開かれた大阪ドーム開設記念「コナミプロ野球トーナメント大会」において、読売ジャイアンツ清原和博(現オリックス)がスーパーリングの屋根の中にボールを飛ばすファウルを打ち込んだ。公式戦では2006年9月10日のオリックス対北海道日本ハム戦で北海道日本ハムファイターズの小笠原道大(現読売ジャイアンツ)が打ち込んでいる。
  • 1997年8月24日、大阪近鉄バファローズは千葉ロッテマリーンズにプロ野球史上初めて10点差を逆転、11対10で延長12回サヨナラ勝ちを収めている。
  • 2001年9月26日大阪近鉄バファローズ北川博敏(現オリックス)が優勝決定試合では史上初めてとなる代打逆転満塁サヨナラ本塁打を放つ。
  • 地下駐車場は立体式となっているが、利用の低迷と維持管理費がかかりすぎるため、建設当時の台数の半分近くが解体の上、埋められてしまった。部品調達が不可能になったため、上下動が出来なくなったドーム天井とともに、大阪市のドーム建設計画の甘さが露呈、大阪市の税金の無駄遣いの典型と批判された。
三塁側より撮影。(大阪近鉄バファローズ球団最終公式戦)
三塁側より撮影。(大阪近鉄バファローズ球団最終公式戦)

[編集] その他

  • 大阪市営地下鉄中央線九条駅から大阪ドームへ至る商店街、ナインモール九条は「バファロード」の愛称で親しまれている。
  • 阪神なんば線の開業する2009年春に合わせてドーム前駅地上部分が再開発されており、大型商業施設の工事が行なわれている。核テナントとしてイオンを誘致することが決定された。[4]
  • 草野球など、軟式野球ではストロングリーグ によって、全国軟式野球統一王座決定戦・ジャパンカップの決勝会場として、また京セラドーム大阪杯が年に数回開催されるなど、頻繁に使用される。
  • 大阪ドームのテーマソングが開場時に作られ、コンコース内で微量なボリュームで流されていた。

[編集] 過去に開催したその他のイベント

[編集] 野球

[編集] コンサート

[編集] 展示会

[編集] 格闘技

[編集] その他

[編集] 交通機関

他に2009年春に阪神なんば線ドーム前駅が徒歩3分の位置に開業予定

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ
以下、「大阪シティドーム」に関するカテゴリ。

[編集] 脚注

  1. ^ 大阪の名、残った「京セラドーム大阪」 『大阪日日新聞』2006年3月11日
  2. ^ a b 『日経ビジネス』2004年9月20日号 34ページ
  3. ^ 旧本拠地である藤井寺球場は近鉄関連会社の持ち物であり、年間6000万円ほどであった。
  4. ^ 京セラドーム隣にイオン誘致――阪神新線と相乗、09年春開業目指す。『日経ネット関西版』2007年10月4日

[編集] 外部リンク

前本拠地:
藤井寺球場
1984 - 1996
大阪近鉄バファローズの本拠地
1997 - 2004
次本拠地:
(球団消滅)
2005 -
前本拠地:
神戸総合運動公園野球場
1991 - 2004
オリックス・バファローズの本拠地
2005 - (1シーズンのみ、メイン本拠地)
次本拠地:
神戸総合運動公園野球場
2006 - (1シーズンのみ、メイン本拠地)
前本拠地:
神戸総合運動公園野球場
2006 - (1シーズンのみ、メイン本拠地)
オリックス・バファローズの本拠地
2007 - 現在
次本拠地:
n/a
-


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