ロッテ浦和球場
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ロッテ浦和球場 Lotte Urawa Baseball Ground |
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施設データ | |
所在地 | 埼玉県さいたま市南区沼影3-8-5(ロッテ浦和工場内) |
開場 | 1989年 |
所有者 | ロッテ |
管理・運用者 | 千葉ロッテマリーンズ |
グラウンド | 内野:クレー舗装、外野:天然芝 |
照明 | なし |
設計者 | |
使用チーム • 開催試合 | |
千葉ロッテマリーンズ(二軍、イースタン・リーグ公式戦、練習等で使用) | |
収容能力 | |
300人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 | グラウンド面積:-m² 両翼 - 96 m 中堅 - 122 m |
フェンス |
ロッテ浦和球場(ロッテうらわきゅうじょう)は、埼玉県さいたま市南区にある野球場。製菓メーカー・ロッテ浦和工場の敷地内にあり、千葉ロッテマリーンズが二軍の本拠地として使用しており、同球団が運営管理を行っている。
目次 |
[編集] 歴史
ロッテオリオンズ(当時)はかつて二軍の自前のグラウンドを持っておらず、1988年までは東京都青梅市にあった音響機器メーカーティアックが所有する青梅球場を間借りして、二軍の練習やイースタン・リーグ公式戦を開催していた。しかし、本拠地であった川崎球場や合宿所からは遠く、著しく不便を託っていた。このためロッテは、同社浦和工場の敷地をオリオンズのファーム育成施設として整備する事を決定。1989年に浦和球場、室内練習場、合宿所を完成させた。なお、青梅球場は1995年にティアックから市に譲渡され、青梅スタジアムとなった。
ロッテ浦和球場では選手らが練習する姿が間近で見られる上、イースタン公式戦も観戦無料。但し観覧設備は脆弱で、内野一、三塁側の土盛りスタンドにベンチが置かれているだけで、観客収容能力は200~300人程度である。また、この球場は三塁側が本拠地側となっており、三塁側ブルペンでは目と鼻の先の距離でプロのピッチングを見ることができる。そして何よりも選手との距離が近いのが魅力。すぐ後ろを選手が歩いていたり、トイレで選手と鉢合わせたりすることもままある。
上述の通りロッテ浦和工場の敷地内にあるため、場所によってはチョコレートの甘い匂いが漂うことも特徴。また左翼側場外をJR東北新幹線(同線を共用する上越新幹線、長野新幹線を含む)と埼京線の高架橋が通っており、走り行く新幹線の車窓からもフィールドを見ることができる。なお、夏休みなどは球場近くにある沼影市民プールの来場者が多くなるため、混雑することがある。
また、さいたま市内ではこの他、浦和区のさいたま市営浦和球場でもイースタン・リーグ公式戦等が開催される。公式戦の開催スケジュールに於いては「ロッテ浦和」、「市営浦和」(もしくは「市浦和」)と表示して区別しているので観戦の際は注意が必要。なおロッテは現在、ファームの育成施設を将来的には一軍と同じ千葉県内に移転することを検討している。一部報道では千葉市や成田市が候補地に挙がっているとされるが、あくまで構想段階であり具体化はしていない。
[編集] 施設概要
- 両翼:96m、中堅:122m
- 内野:クレー、外野:天然芝
- 照明設備:なし
- スコアボード:パネル式(得点のみ)
常設の売店などは存在せず、自動販売機のみ。まれに屋台が出る場合もあるが確実ではないため、食事や飲み物については、あらかじめ駅前や近くのコンビニなどで調達して行くのが望ましい。
[編集] 交通
- JR埼京線・武蔵野線 武蔵浦和駅から徒歩10分。なおロッテの一軍の本拠地千葉マリンスタジアムの最寄駅の海浜幕張駅からは武蔵野線で乗り換えなしで1時間ほどである。
- 試合のある日は球場の隣にある空き地が駐車場として開放される。利用は無料。但し市民プールの駐車場としても使われるので、夏は混雑する可能性が高い。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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セ・リーグ | 東京ドーム - 明治神宮野球場 - 横浜スタジアム - ナゴヤドーム - 阪神甲子園球場 - 広島市民球場 |
パ・リーグ | 札幌ドーム - クリネックススタジアム宮城 - 西武ドーム - 千葉マリンスタジアム - 京セラドーム大阪 - スカイマークスタジアム(準本拠地) - 福岡Yahoo! JAPANドーム |
イ・リーグ | ファイターズスタジアム - 山形蔵王タカミヤホテルズスタジアム - ロッテ浦和球場 - 西武第二球場 - 読売ジャイアンツ球場 - ヤクルト戸田球場 - 横須賀スタジアム |
ウ・リーグ | ナゴヤ球場 - 阪神鳴尾浜球場 - あじさいスタジアム北神戸 - 由宇球場 - 雁の巣球場 |