竹中工務店
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場
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本社所在地 | 〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 |
電話番号 | 06-6252-1201(代表) |
設立 | 1909年(明治42年)5月16日 |
業種 | 建設業 |
事業内容 | 建築 |
代表者 | 代表取締役社長 竹中統一 |
資本金 | 500億円 |
売上高 | 単独: 1兆0,394億3,900万円 連結: 1兆3,085億9,000万円 |
総資産 | 単独: 1兆1,738億9,000万円 連結: 1兆4,137億5,400万円 |
従業員数 | 単独: 7,455人 連結: 12,322人 |
主要株主 | (株)TAKプロパティ(42.91%) (株)アサヒプロパティズ(22.91%) 竹中工務店持株会(10.34%) 竹中育英会(4.20%) 三菱東京UFJ銀行(3.06%) 第一生命保険(1.76%) 竹中統一(1.50%) 竹中大工道具館(1.10%) 東京海上日動火災保険(0.90%) 松坂屋(0.90%) |
関係する人物 | 竹中錬一 |
外部リンク | http://www.takenaka.co.jp/ |
特記事項:東京本店は東京都江東区新砂一丁目1番1号に所在。 |
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株式会社 竹中工務店(たけなかこうむてん)は、大阪府大阪市中央区本町に本社を置く大手総合建設会社(ゼネコン)である。
清水建設、大林組、鹿島建設、大成建設とともにスーパーゼネコン5社の一つであり、また同じ大阪に本社を置く奥村組・大林組・錢高組・鴻池組と並ぶ在阪ゼネコンの一社でもある。
コーポレート・メッセージは「想いをかたちに」
目次 |
[編集] 概要
江戸時代前期の1610年に、織田信長の元家臣であった初代竹中藤兵衛正高が尾張国名古屋にて創業。寺社仏閣の造営に携わる。やがて明治時代の到来により、ヨーロッパ型の建築技術を導入すると、当時開港し、都市化し始めた神戸へ進出。数々の建築物を施工し、その名を知られるようになる。
これまでに施工した建築物は5大ドーム球場(札幌・東京・ナゴヤ・大阪・福岡)を始め、全国有名美術館や商業施設、さらには病院、オフィスビルなど多岐にわたり、施工実績の多さでは国内随一を誇る。
完成工事高で比較しても、国内トップクラス。売上高(2004年度)の内訳は、97.9%が建築であり、土木は0.8%に過ぎない。大手ゼネコン5社のうち竹中工務店のみ非上場会社。サントリーとともに二大非上場会社と呼ばれることもある。「工務店」の名前をはじめて使ったのも同社だが工務店とは名ばかりのスーパーゼネコン(総合建設請負業)で、全国の建築の主な物件を施工している。
自社の施工した物件を「作品」と呼ぶことでも知られている。スーパーゼネコンの中でもBCS賞(建築業協会賞)を最多受賞しており、設計や品質に対する評価が高く、特命受注の比率も高い。
発祥の地が神戸ということ、現社長の竹中統一(祖父は元内閣総理大臣で海軍大将の米内光政)が同じ神戸の甲南大学出身ということもあり近畿の学校法人(公立・私立を問わず)の新築や増改築工事の大半が同社による設計施工である。歴代の社長はすべて「竹中」姓。設計に定評があり、アトリエ系建築家の出江寛、早川邦彦、菊竹清訓、柳澤孝彦、鈴木了二等、同社設計部から多くの建築家を輩出している。
また、東証1部や大証1部の上場企業と誤解されるが、サントリーと同じく二大非上場大手企業としても、その名を知られている。
[編集] 沿革
- 1610年(慶長15年) - 織田信長の元家臣、初代竹中藤兵衛正高が名古屋で創業。神社仏閣の造営を業とする。
- 1899年(明治32年) - 14代竹中藤右衛門神戸に進出、創立第1年とする。三井銀行神戸小野浜倉庫を施工する。
- 1909年(明治42年) - 合名会社竹中工務店設立。神戸を本店に名古屋を支店とする。資本金10万円。
- 1923年(大正12年) - 本店を大阪市に移転し、神戸本店を支店とする。
- 1937年(昭和12年) - 株式会社竹中工務店を設立。資本金150万円。 取締役社長竹中藤右衛門。
- 1945年(昭和20年) - 竹中藤右衛門が会長に、竹中錬一が社長に就任。
- 1958年(昭和33年) - 東京タワー施工。
- 1980年(昭和55年) - 竹中錬一が会長に、竹中統一が社長に就任。
- 1988年(昭和63年) - 日本初の空気膜構造による多目的スタジアムである東京ドーム竣工。
- 1993年(平成5年) - 日本初の屋根開閉式多目的スタジアムである福岡ドーム竣工。
- 1997年(平成9年) - 大阪ドーム、ナゴヤドーム、横浜国際総合競技場竣工。
- 1999年(平成11年) - 創立100周年。
- 2004年(平成16年) - 東京本店を東京都江東区に新築移転。
- 2006年(平成18年) - ミッドランドスクエア竣工。
- 2007年(平成19年) - 東京ミッドタウン、新丸の内ビルディング竣工。
[編集] 企業博物館
[編集] 主な施工実績
[編集] 不祥事
[編集] マンション建設途中で鉄筋不足の階解体やり直し
- 2007年(平成19年)11月19日、東京都港区に建設中の27階建て超高層マンション(高さ約94メートル)の8階部分で、強度の劣る鉄筋が使用されていたとして、8から9階を部分を一旦解体して工事をやり直すことが判った。建設途中の上層階を丸ごと取り除くのは異例。[1][2][3]
[編集] 労災隠し問題
- 2007年12月28日付の報道によると、同社が大阪市福島区内の高層マンション建設現場で、同社の下請け建設会社『エアーテック』社員が、落下してきたコンクリートホースの直撃を受け、重傷を負った労働災害事故について、同社の52歳の作業所長が、自分が受け持つ別の解体工事現場で労災が起こったと虚偽の報告をさせ、労災を隠していたとして、エアーテックとその社長とともに、大阪地検から11月29日に、労働安全衛生法違反容疑で略式起訴されていたことが判明した。[4][5]
- 同社が愛知県刈谷市で建設中の、トヨタ車体の新工場の建設現場で、労災事故があったにもかかわらず、届けていなかったと2007年12月19日に同社が発表。刈谷労働基準監督署が、労働安全衛生法違反の疑いで調査中。[6][7]
[編集] 関連会社
- 竹中土木
- 竹中道路
- TAKリアルティ
- 日本ホームズ:2009年3月解散予定
など
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 超高層マンション、鉄筋強度不足で部分解体 竹中工務店、産経ニュース
- ^ 竹中工務店建設の超高層マンションで劣悪鉄筋を使用、日本バイヤーズエージェント協議会
- ^ 竹中工務店、痛恨の配筋ミス-「鉄筋不足」報道後に通知
- ^ 竹中工務店に関する指名停止措置について、近畿地方整備局、平成19年12月12日PDFファイル
- ^ http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071201i106.htm
- ^ 竹中工務店が労災隠し、トヨタ車体の工場建設で- 07/12/19 | 共同通信配信NEWS
- ^ http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071220k0000m040194000c.html]