国立劇場
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日本の国立劇場(こくりつげきじょう)(National Theatre of Japan)は東京都千代田区隼町にある劇場。独立行政法人日本芸術文化振興会が運営する。主に日本の伝統芸能を上演。
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[編集] 概要
歌舞伎や日本舞踊、他に演劇が行われる大劇場、文楽・邦楽・日本舞踊(小規模公演)・雅楽・声明・民俗芸能が行われる小劇場、落語・漫才が行われる演芸場の3つで構成されている。また、伝統芸能の公演の他これに携わる人材育成も行っている(歌舞伎俳優や囃子方など。文楽関係は国立文楽劇場で行う) 2003年、国立劇場裏に伝統芸能情報館が開館した。
また、毎年4月に行われる日本国際賞の授賞式には日本の天皇・皇后や首相、衆参両議院議長らが出席している。
[編集] 録音複製問題
国立劇場の内部規約として、国立劇場での録音テープを複製する場合、たとえ委嘱新作の作曲家本人であろうとも、1秒につき220円(30分とすると396000円)を音源の複製料として支払う規定がある。この金額には著作権および隣接権に伴う料金は含まれていない。また演奏に関わった人物全員の捺印が必要であり、CDなど販売に用いる際は印税5%を収める必要がある。この規約は国立劇場が独立行政法人日本芸術文化振興会となった際に改定された。
作曲家の吉松隆は、国の伝統芸能を守るべき立場の国立劇場がその伝統芸能を発展させるために委嘱した作曲家本人に対して当然還元されるべき録音の権利を独占し事実上非公開ものだとしてウェブサイト上で問題を提起し経緯を公開した。作曲家のファンを中心に反響が見られた。
[編集] 交通
※帰りには、「劇場バス」が運行される。詳細はこちらを参照。
[編集] このほかの国立劇場
[編集] 外部リンク
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