海遊館
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情報 | ||||
正式名称 | ||||
愛称 | ||||
前身 | ||||
専門分野 | 総合 | |||
事業主体 | 大阪府大阪市 | |||
管理運営 | 大阪ウォーターフロント開発株式会社 | |||
開館 | 1990年 | |||
所在地 | 〒552-0022 大阪府大阪市港区海岸通1丁目1番10号 |
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海遊館(かいゆうかん、Osaka Aquarium KAIYUKAN)は、大阪府大阪市港区天保山にある水族館。1990年に開館した。「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」と「リング・オブ・ライフ(環太平洋生命帯)」をコンセプトにしている。巨大水槽で環太平洋の海を再現し、従来の水族館の印象を劇的に変えた施設である。
目次 |
[編集] 概要
天保山のウォーターフロント再開発プロジェクト「天保山ハーバービレッジ」の中心的施設として開業した。
日プラ株式会社が新開発したアクリルガラスを使用することで、これまでにない巨大水槽を実現した施設として知られる。ジンベエザメが遊泳する「太平洋水槽」を含む14の大水槽を造るため、年間世界生産量の1.5倍(当時)にあたるアクリルガラスが使用された。海遊館以降に造られた水族館の大型水槽はほぼ全てがアクリルガラス製になっている。
建物外観の特徴になっている三色の色分けは、地と水と火の結合を模したとされる。外壁に描かれた魚の絵はアメリカ人著名デザイナー・アイヴァン・チャマイエフの作品である。
また、2008年2月26日に、開業以来の入館者数が5000万人に達した。6317日(約18年)での達成は、国内では最速。入館者の約6割がリピーターである。
施設の保有・運営は大阪市の第三セクターの大阪ウォーターフロント開発が隣接する商業施設「天保山マーケットプレース」や「ホテルシーガル」とともに行っており、大阪築港再開発事業としては成功をおさめている。
2007年9月に大阪市が財政再建の一環として運営会社の所有株式25%のうち22%を近畿日本鉄道に売却する合意に至ったが、最終的に大阪市議会の反対により断念させられた。異例の市議会による売却議案への反対の主な理由は大阪市の説明不足とされているが、何が説明不足だったのかについては明らかにされておらず、当時の大阪市政の混乱ぶりを象徴する一件とされる。
[編集] ネーミングの由来
「海遊館」の名称を決定したのはタレントの上沼恵美子である。
海遊館の開業前に大型水族館の誕生ということで、水族館の名前を一般募集した。そのほとんどが、いわゆる全国にある水族館の「マリンなんとか」のような類だったが、「海遊館」は1票だけであった。しかし、「マリンなんとか」が多かったのでそれに決まりかけた時、海遊館名称選定委員会の一員であった上沼恵美子が反対し、その理由として、当時インテックス大阪で行われていた夢工場というイベントが異常な盛況であったが、内容は大したことないのに大人気となったのはなぜか、それは「夢工場」と聞くと頭に漢字が3つ印象に残るからである、水族館の名称として全国にありすぎる「マリンなんとか」はアカン、「海遊館」が当たりますよと述べ、「海遊館」のネーミングが決定した。
[編集] 主な施設
[編集] 水槽
入館者はまず8階までエスカレーターで上がり、回廊型の通路を4階まで下りながら、以下のような順序で鑑賞する事になる。そのため、水上と水中など、複数回鑑賞することが出来る水槽もある。
- 魚のとおりぬけ・アクアゲート(トンネル型水槽)
- ウシバナトビエイ、ヒフキアイゴ、スズメダイ類など
- 日本の森
- コツメカワウソ、アマゴ、オオサンショウウオなど
- アリューシャン列島
- ラッコ、ニジマス、クロソイなど
- モンタレー湾
- ゴマフアザラシ、カリフォルニアアシカ
- パナマ湾
- フタユビナマケモノ、ハリセンボンなど
- エクアドル熱帯雨林
- ピラルク、リスザル、グリーンイグアナなど
- 南極大陸
- オウサマペンギン、ジェンツーペンギン、アデリーペンギン
- タスマン海
- カマイルカ
- グレート・バリアリーフ
- チョウチョウウオの仲間、スズメダイの仲間など
- 太平洋
- ジンベエザメ、オニイトマキエイ(マンタ)、クロマグロ、ネムリブカ、マサバ、ギンガメアジ、マルコバンなど
- 瀬戸内海
- イシダイ、マダコ、マダイ、イセエビなど
- ケルプの森
- マンボウ、ガリバルディ、オパールアイ、カリフォルニアモーレイなど
- チリの岩礁地帯
- マイワシ、カタクチイワシなど
- クック海峡
- アオウミガメ、アカウミガメ、ピンクマオマオ、ブルーマオマオなど
- 日本海溝
- タカアシガニ、スポッテッドラットフィッシュ、イズカサゴなど
- ふあふあクラゲ館
- ミズクラゲ、アカクラゲ、ギヤマンクラゲなど
[編集] その他
- 企画展示室
- 海遊館ホール― 320名(固定席268席)、面積346.36m²
- VIPルーム
- 喫茶マーメイド
- ミュージアムショップ
- ボトルシップミュージアム
- レストランハーバービュー
- ジュースバー
[編集] 建築概要
- 竣工 - 1990年
- 設計 - ケンブリッジ・セブン・アソシエイツ環境開発研究所
- 規模 - 地上8階(本館)、地上4階(エントランスビル)
- 構造 - S造、RC造
- 延床面積 - 27,200m²
- 展示水量 - 11,000t (屋内水槽のみ)
- 所在地 - 〒552-0022 大阪府大阪市港区海岸通1丁目1番10号
[編集] 交通アクセス
- 鉄道
- バス
- 船
- キャプテンライン ユニバーサルシティポートから海遊館西はとばまで約10分
- 大阪市営渡船 天保山渡船場(桜島側)から天保山渡船場(天保山側)まで約5分
- 道路