小松聖
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小松 聖 オリックス・バファローズ No.28 |
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基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 福島県いわき市 |
生年月日 | 1981年10月29日(26歳) |
身長 体重 |
180cm 80kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2006年 大学生・社会人ドラフト希望入団枠 |
初出場 | 2007年7月16日 |
年俸 | 1,400万円(2008年) |
経歴 | |
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小松 聖(こまつ さとし、1981年10月29日 - )は、オリックス・バファローズに所属するプロ野球選手(投手)。
目次 |
[編集] 人物
最速146km/hの速球に、切れ味鋭いスライダー、その投球に緩急をつけるカーブ、まだ安定こそしないものの時にかなり鋭い落差を見せるフォークなどの変化球を抜群の制球力で投げ分ける右腕である。また、マウンドで頻繁に雄叫びを上げる熱投派投手でもある。
[編集] 来歴
[編集] プロ入り前
福島県立勿来工業高等学校から国士舘大学を経て、2004年にJR九州硬式野球部に入部。2004年当時のJR九州は樋口龍美がエースで、注目の若手として町豪将も在籍していた。
樋口、町がプロ入りしたのち、小松は140km/h前後の速球と2種類のスライダーを自在に操り、安定した投球で台頭した。JABA四国大会では敢闘賞を獲得、都市対抗野球大会九州予選では第一代表獲得に貢献する好投でMVPに選ばれ、エースの座を受け継いだ。速球派サイドスローの藤岡好明をリリーバーとし、さらに川崎雄介・草野大輔(いずれもHonda熊本)らを補強したJR九州は本選でも勝ち進み、チームとして69年ぶりの4強入りを果たす。
直後に行われた社会人野球日本選手権大会九州予選でも、JR九州は本選出場を決めた。ドラフト会議で藤岡、川崎、草野が指名された後の日本選手権では、2回戦で都市対抗覇者・三菱ふそう川崎と対戦したが、先発した小松は効果的な打線の援護もあり、川崎打線から9奪三振・散発5安打に抑え、5-0の完封勝利を挙げた。取材で観戦していた梨田昌孝も、小松の投球を高く評価した。
オープン戦にほとんど登板しなくなったが、これはJR九州監督の吉田博之が「手の内を見せることはない」と、小松の登板をここ一番の試合に限定したことによる。そして小松もその信頼に応え、再び都市対抗の代表権を獲得した。
日本選手権九州予選では三連投しながらも、打線の援護に恵まれず代表権獲得はならなかった。しかし安定感抜群の投球が評価され、希望枠でオリックス・バファローズへの入団が決定した。
[編集] プロ時代
7月16日、中継ぎとしてプロ初登板を果たした。9月9日のホークス戦では、リードされた場面で登板し1回を0点に抑えるとその後チームが逆転し初勝利を手にした。
先発投手陣に離脱が相次いだため、同じく中継ぎを務めていた山本省吾と共に先発転向。4月9日のホークス戦でプロ初先発、5回1失点の好投で先発初勝利を果たした。
[編集] 年度別投手成績
年度 | 球団 | 登 板 |
勝 利 |
敗 北 |
セ 丨 ブ |
完 投 |
完 封 勝 |
無 四 球 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007年 | オリックス | 8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 10.2 | 7 | 2 | 3 | 0 | 13 | 1 | 0 | 3 | 3 | 2.53 |
2008年 | ||||||||||||||||||||
通算成績 | 8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 10.2 | 7 | 2 | 3 | 0 | 13 | 1 | 0 | 3 | 3 | 2.53 |
[編集] 記録
- 初登板:2007年7月16日、対千葉ロッテマリーンズ戦(千葉マリンスタジアム)。7回裏2死満塁で救援、初対戦打者はTSUYOSHI
- 初勝利:2007年9月9日、対福岡ソフトバンクホークス21回戦(福岡Yahoo!Japanドーム)。6回裏に救援登板
- 初先発・初先発勝利:2008年4月9日、対福岡ソフトバンクホークス戦(福岡Yahoo!Japanドーム)。5回1失点
- 初奪三振:2007年9月1日、対千葉ロッテマリーンズ戦(千葉マリンスタジアム)。7回裏にサブローから
[編集] 関連項目
監督代行 |
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81大石大二郎 |
コーチ |
96住友平(チーフ)|70清川栄治(投手)|87赤堀元之(投手)|90水口栄二(打撃)|73小川博文(内野守備走塁) 74松山秀明(外野守備走塁)|85別府修作(バッテリー)|78米村理(トレーニング)|80赤川貴弘(コンディショニング) |
サーパス |
71古屋英夫(監督兼打撃)|75酒井勉(投手)|77弓岡敬二郎(チーフ兼守備走塁) 82三輪隆(バッテリー)|76大島公一(内野守備走塁)|72吉原孝介(ブルペン兼育成) 88安田昌玄(トレーニング)|84本屋敷俊介(コンディショニング) |
投手 |
6デイビー|11川越英隆|13清水章夫|14岸田護|15加藤大輔|16平野佳寿|17香月良太|18山口和男|19金子千尋|20山本省吾 21ユウキ|26康介|28小松聖|29小林賢司|33高木康成|34本柳和也|35大久保勝信|39鴨志田貴司|40宮本大輔|43菊地原毅 45光原逸裕|47延江大輔|48吉野誠|49中山慎也|50オルティズ|59梅村学人|62山崎正貴|65近藤一樹|68仁藤拓馬 91ヤング|94梶本達哉|99吉川勝成 |
捕手 |
22前田大輔|27日高剛|37辻俊哉|44鈴木郁洋|61伊藤光|67横山徹也|69土井健大 |
内野手 |
0森山周|2木元邦之|4阿部真宏|5清原和博|10大引啓次|23北川博敏|24後藤光尊|30ラロッカ 31塩崎真|42カブレラ|54一輝|56柴田亮輔|57裕次郎|58長田昌浩|60牧田勝吾|64田中彰 |
外野手 |
3村松有人|7濱中治|8ローズ|25迎祐一郎|32丹羽将弥|36下山真二|38平下晃司 41小瀬浩之|46古木克明|52坂口智隆|53相川良太|55岡田貴弘|63吉良俊則|66由田慎太郎 |
オリックス・バファローズ 2006年ドラフト指名選手 |
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大学生・社会人 − 希望入団枠:小松聖 / 3巡目:大引啓次 |
高校生 − 1巡目:延江大輔 / 3巡目:梅村学人 / 4巡目:仁藤拓馬 / 5巡目:土井健大 |