秋田車両センター
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秋田車両センター(あきたしゃりょうセンター)は、秋田県秋田市楢山城南新町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地である。同社秋田支社の管轄。
旧称「南秋田運転所」。「秋田総合訓練センター」が併設されており、運転士・車掌の訓練などに利用されている。
目次 |
[編集] 歴史
- 1968年10月 - 秋田機関区発足。
- 1971年3月5日 - 秋田運転区発足。
- 1987年 - 秋田機関区が秋田運転区秋田支所に改称。
- 1992年 - 秋田運転区が南秋田運転所に改称。同時に秋田運転区秋田支所を南秋田運転所秋田支所に改称。
- 1993年12月1日 - 南秋田運転所秋田支所廃止。
- 2004年4月1日 - 秋田車両センターに改称。
- 2005年7月1日 - ISO 9001認証取得。
[編集] 所属車両の車体に記される略号
- 旅客車:「秋アキ」・・・秋田支社を意味する「秋」と、電略で秋田を意味する「アキ」から構成される。
- 機関車:「秋」・・・秋田を意味する「秋」から構成される。
[編集] 所属車両
主に秋田新幹線をはじめ、奥羽本線(新庄~青森)・羽越本線(鶴岡~秋田)・田沢湖線などで運行される車両が配置される。
以下は2007年6月現在の所属車両。
[編集] 新幹線直行特急用電車
[編集] 在来線用電車
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- 6両編成1本が配置されている。臨時列車で運用されている。
- 701系電車
- 0番台3両編成13本、2両編成25本、100番台3両編成1本、2両編成1本、5000番台2両編成10本が配置されている。
- 0番台・100番台は奥羽本線(新庄~秋田~青森)・羽越本線(鶴岡~秋田)で運用されている。
- 5000番台は標準軌専用で、田沢湖線で運用されている。出入庫時は大曲駅~(回送列車)~秋田駅~(入換)~当センターの経路で運転されるので、毎日秋田駅でも目にすることはできる。また、まれに臨時列車に使用され秋田駅で客扱いをすることがある。
- 盛岡側には留置線はあるものの、整備するための場所がないため、当センターですべてを行っている。当初は仙台総合車両所(現新幹線総合車両センター)で全般検査等を実施する予定であったが、当センターでの実施に変更となった。そのため現在まで仙台に入場した実績は無い。
[編集] 在来線用気動車
- キヤE193系気動車
- 3両編成1本が配置されている。総合軌道試験車両「East I-D」。
[編集] 在来線用客車
[編集] 在来線用機関車
- ED75形電気機関車
- 3両が配置されている。主に貨物列車を牽引している。
- 2007年5月末に鉄道博物館の展示車両として同車両センターに配置されてた775号機が大宮総合車両センターに配給列車として送られた。
- DD14形ディーゼル機関車
- 1両が配置されている。ロータリー式除雪車。
- DE10形ディーゼル機関車
- 4両が配置されている。主に貨物列車を牽引する。
- DE15形ディーゼル機関車
- 6両が配置されている。主に貨物列車を牽引する。
[編集] 在来線用貨車
- ホキ800形貨車
- 30両が配置されている。バラスト輸送用ホッパ車。
[編集] かつて所属していた車両
- ジョイフルトレイン「おばこ」の3両編成1本が所属していた。2005年ごろから休車状態であったが、2006年3月に廃車になった。
[編集] その他
秋田総合車両センター(旧土崎工場)と名称が似ているため、混同しやすい。
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現行路線 |
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整備新幹線 | 北海道新幹線・東北新幹線・北陸新幹線・九州新幹線 | ||||
基本計画線 | 北海道新幹線・北海道南回り新幹線・羽越新幹線・奥羽新幹線・中央新幹線・北陸・中京新幹線・山陰新幹線・中国横断新幹線・四国新幹線・四国横断新幹線・東九州新幹線・九州横断新幹線 | ||||
未成線 | 成田新幹線 | ||||
現行列車 | はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ・あさま のぞみ・ひかり(ひかりレールスター)・こだま・つばめ 新幹線直行特急:つばさ・こまち |
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廃止列車 | あさひ・あおば | ||||
営業用車両 | 0系・100系・200系・300系・400系・500系・700系・N700系・800系・E1系・E2系・E3系・E4系 | ||||
試験用車両 | 1000形・951形・961形・962形・STAR21・WIN350・300X・FASTECH 360 S・FASTECH 360 Z・軌間可変電車 | ||||
事業用車両 | 911形・912形・ドクターイエロー・East i | ||||
車両形式・記号 | 車両形式・編成記号 | ||||
車両基地・車両工場 |
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元となる計画 | 日本の改軌論争・東海道新線・弾丸列車 |