秋田総合車両センター
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秋田総合車両センター(あきたそうごうしゃりょうセンター)は、秋田県秋田市土崎港三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)秋田支社の車両工場。奥羽本線の秋田貨物駅 - 土崎駅間、土崎駅南方に位置している。
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[編集] 概要
旧称は土崎工場で、2004年に秋田総合車両センターに改称された。秋田車両センター(旧・南秋田運転所)と名称が似ているが、別の組織である。
旧・日本国有鉄道時代から各種車両の製造、改造、整備を行っている。JR東日本管内の気動車用ディーゼルエンジンはすべて当センターで整備を実施する(郡山総合車両センターではエンジン整備を実施しない)。JR東日本所有の電気機関車も当センターで検査を実施する。以前は日本貨物鉄道(JR貨物)所属のED75形の検査を受託し、JR東日本の直流電気機関車の検査を大宮車両所に委託していたが、それぞれの所属会社で検査を受ける形に変更されている。
JR東日本管内の駅に配備されているステンレス製ごみ入れの製作や、日本国外からの研修生の受け入れもしている。
毎年一回(例年10月)にセンター内を一般公開している。
[編集] 歴史
- 1908年(明治41年)5月 - 土崎鉄工場業務開始。
- 1942年(昭和17年) - 鉄道省土崎工機部に名称を変更。
- 1952年(昭和25年) - 日本国有鉄道土崎工場に名称を変更。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 東日本旅客鉄道に移管。
- 2000年(平成12年)12月22日 - ISO 9001認証取得。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 東日本旅客鉄道秋田総合車両センターに名称を変更。