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のぞみ (列車) - Wikipedia

のぞみ (列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

のぞみは、東海道山陽新幹線で運行されている特急列車愛称の一つである。同線内の最速列車で、東京 - 博多間の通し運行は2003年10月1日以降、この列車のみが行っている。

種別を表す色黄色である。ただし西日本旅客鉄道(JR西日本)が所有し、3色LED方式の行先表示器を使用している500系700系B編成)はオレンジ色で表示される。

目次

[編集] 所要時間

東京 - 新大阪間を約2時間35分、東京 - 博多間を約5時間10分(いずれも平均)で結ぶ。最高速度は当初、300系の270km/hだったが、2008年現在では、山陽新幹線内における700系の285km/hと500系・N700系の300km/hである。

その他の区間は以下の通り。ただし列車によって多少の差がある。

  • 東京 - 名古屋 : 約1時間40分
  • 東京 - 岡山 : 約3時間20分
  • 東京 - 広島 : 約4時間
  • 東京 - 博多 : 約5時間
  • 名古屋 - 岡山 : 約1時間40分
  • 名古屋 - 広島 : 約2時間20分
  • 名古屋 - 博多 : 約3時間20分
  • 新大阪 - 広島 : 約1時間30分
  • 新大阪 - 博多 : 約2時間25分
  • 岡山 - 博多 : 約1時間45分

[編集] 停車駅など

2008年3月15日現在の定期列車について述べる。

日中に山陽新幹線へ直通する列車は、東京駅で博多行きが毎時10・30分発、広島行きが50分発に統一されており、10分発がN700系で運行される。博多駅では毎時0分・30分に東京行きが設定され、30分発にN700系が充当される。なお13:00発の「のぞみ30号」と14:00発の「のぞみ34号」は運用の都合でN700系が充当される。

列車名\駅 東京駅 品川駅 新横浜駅 名古屋駅 京都駅 新大阪駅 新神戸駅 西明石駅 姫路駅 岡山駅 福山駅 広島駅 徳山駅 新山口駅 小倉駅 博多駅 備考
1 - 54号
99号  
61 - 85・68 - 98号        
91・93・64・66号            
87・62号              
60号                
100 - 161号                     一部は不定期列車
56 - 59号      
500号          
  • ● - 全列車停車
  • ▲ - ほとんどの列車が停車(ごく一部の列車は通過)
  • ○ - 約半数の列車が停車
    • 福山・新山口については原則として、いずれかの駅に停車
    • 福山停車(新山口通過)は57・3・9・13・17・21・25・29・33・37・41・45・49・2・6・10・14・18・22・26・38・42・46・50・58号
    • 新山口停車(福山通過)は59・7・11・15・19・27・31・35・39・43・47・51・4・8・12・16・20・24・30・34・40・44・48・52・56号
    • 両駅ともに通過するのは99・1・5・23・53・28・32・36・54・500号
  • △ - ごく一部の列車が停車(ほとんどの列車は通過)
    • 姫路停車は5・52号のみ(52号は新山口停車)
    • 徳山停車は9・49・6・50号のみ(すべて福山停車)
  • ⇔ - 全列車通過
  • →/← - 通過

[編集] 特急料金について

特急料金の扱いは基本的に従来と同じである。しかし1992年平成4年)の運転開始当初は全車座席指定席で、特急料金は新型車両開発の名目で「ひかり」や「こだま」より高く設定された。

また「のぞみ」が停車しない駅については「のぞみ」利用区間に対する「ひかり」・「こだま」の特急料金の差額を合計したものとした。

その後2003年(平成15年)10月1日に特急料金が改定され、「ひかり」や「こだま」との料金格差が縮小した(この時期に「のぞみ」も利用可能な割引きっぷ類も増えた)。同時に自由席が設置され、自由席を利用する際の特急料金は特定特急料金として「ひかり」や「こだま」の自由席と同額となった。

「のぞみ」の大増発と「ひかり」の大幅減便により自由席の乗車機会を確保する必要性が生じたことと、品川駅開業と同駅停車の影響で早朝と夜間を除く「のぞみ」の運転時間が若干延び(東京-新大阪間で平均2時間37分)、全区間270km/h運転となる「ひかり」との格差縮小の影響も踏まえて「のぞみ」料金値下げの措置が取られた。

「のぞみ」と「ひかり」・「こだま」との料金格差(円 左下:2003年10月から 右上:2003年9月まで)
東京 310 760 970 970 1180 1330 1630 1840 1840
200 品川
200 200 新横浜 760 870 970 1180 1330 1630 1840 1840
200 200 200 名古屋 460 460 670 820 1120 1330 1330
300 300 300 200 京都 310 520 670 970 1180 1180
300 300 300 200 200 新大阪 310 460 760 970 970
400 400 400 300 300 200 新神戸 460 760 970 970
500 500 500 400 300 200 200 西明石(※)
500 500 500 400 300 200 200 姫路
500 500 500 400 300 200 200 200 岡山 460 760 870
500 500 500 400 300 200 200 200 200 福山
500 500 500 400 300 200 200 200 200 200 広島 610 610
600 600 600 500 400 300 200 200 200 200 200 徳山
600 600 600 500 400 300 300 200 200 200 200 200 新山口
600 600 600 500 400 300 300 300 200 200 200 200 200 小倉 310
600 600 600 500 400 300 300 300 300 200 200 200 200 200 博多

※:西明石駅は2008年3月15日以降、のぞみ60号のみ停車。


なお、フルムーン夫婦グリーンパスナイスミディパスジャパンレールパスなどJR全線乗り放題の乗車券では「のぞみ」は一切利用できず(自由席の立席利用も、別途特急券だけを買い足しての利用もできない)、「ジパング倶楽部」や「レール&レンタカーきっぷ」などのような運賃や特急料金が割り引かれる制度では、「のぞみ」の特急料金は割引の対象外となっている。

[編集] 「ひかり」・「こだま」と乗り継ぐ場合

「のぞみ」と「ひかり」・「こだま」を乗り継いで利用する場合の特急料金は、新幹線の改札を出ない場合に限り、以下の要領により算出する。

「のぞみ」で指定席を利用しない(=自由席のみ利用する)場合
「ひかり」・「こだま」の利用設備に基づく。
「のぞみ」で指定席を利用する場合
全乗車区間に対する「ひかり」・「こだま」の特急料金と、「のぞみ」利用区間に対する「ひかり」・「こだま」の特急料金の差額とを合計したものとなる。
なお、「ひかり」・「こだま」を挟んで「のぞみ」を利用する場合、この原則に従って計算した場合と「ひかり」・「こだま」の区間を通じて「のぞみ」を利用したと見なして計算した場合との、いずれか安い方の金額となる。

例:

  1. 静岡駅 - (ひかり) - 名古屋駅 - (のぞみ) - 新神戸駅
    • パターン1:「ひかり」自由席+「のぞみ」自由席
      • 静岡-新神戸間の乗車券・自由席特急券 6,620円-510円=6,110円
    • パターン2:「ひかり」指定席+「のぞみ」指定席
      • 静岡-新神戸間の乗車券・特急券+名古屋-新神戸間ののぞみ利用差額 6,620円+300円=6,920円
  2. 三河安城駅 - (こだま) - 名古屋駅 - (のぞみ) - 岡山駅 - (こだま) - 新倉敷駅
    • パターン1:「こだま」自由席+「のぞみ」自由席+「こだま」自由席
      • 三河安城-新倉敷間の乗車券・自由席特急券 11,750円-510円=11,240円
    • パターン2:「こだま」指定席+「のぞみ」指定席+「こだま」指定席
      • (「ひかり」・「こだま」特急料金+名古屋-岡山間の「のぞみ」利用差額)11,750円+400円=12,150円
    • (「ひかり」・「こだま」の区間を通じて「のぞみ」を利用したと見なして計算した場合)12,040円
      • この場合、安い方の料金が適用されるため、12,040円となる。

[編集] 主な割引乗車券類

一般的な回数券類や周遊きっぷなどは省略。

JR東海エリア
エクスプレス予約」やジェイアール東海ツアーズの「1dayプラン」が代表的な存在。後述の中部国際空港発着の航空機との競争が激しい<浜松名古屋市内>-<北九州福岡市内>間の往復割引きっぷも設定されている。
JR西日本エリア
山陽新幹線は東海道新幹線エリア以上に航空機との競争が激しいため、「エクスプレス予約」に加え大阪神戸各市内-北九州・福岡市内間でさまざまな割引きっぷ類が発売されている(山陽新幹線沿線外のエリアや、四国旅客鉄道(JR四国)および九州旅客鉄道(JR九州)エリア発の設定もある)。同様の理由で、岡山駅以西の区間から東京都区内への往復割引きっぷもある。新大阪・新神戸-小倉・博多間では多客期の割引乗車券利用制限(年末年始・お盆・GW)はかからない。詳細は後述。

[編集] のぞみ早特往復きっぷ

発売期間・席数限定の特別企画乗車券(トクトクきっぷ)の一つである。

航空機と競合する区間に設定されており、設定区間は、

  • 岡山 - 博多の主な新幹線駅とその周辺・四国・山陰→東京(都区内)・新横浜(横浜市内)(※東京・新横浜発の設定はない)
  • 浜松・豊橋 - 豊川・二川 - 三河安城・名古屋市内の各駅⇔北九州・福岡市内

の2種類があり、割引率は小倉・博多発着のものが高い。

本商品は「のぞみ朝割きっぷ」の廃止と同時に2003年10月から使用開始(発売開始は9月)になった。2006年12月からは伊予三島・川之江・壬生川→東京都区内・横浜市内、2007年4月からは浜松⇔北九州・福岡市内も追加設定された。広島市内→東京都区内・横浜市内ではグリーン車用も発売されることがある。

  • きっぷのルール
    • 発売期間は出発日の3週間前から1週間前まで。
    • 有効期間は7日間。
    • こども用はない。
    • 購入時に往復とも指定席の予約ができる場合のみ発売される。
    • 指定列車や乗車区間の変更・途中下車・乗継割引の適用はできない。
    • ピーク期(ゴールデンウィーク・旧盆・年末年始)も利用できる。
    • 指定した列車に乗り遅れた場合、往路は乗車券のみ有効で、後続列車に乗車する場合は再度特急券を購入しなければならない。復路の場合は利用当日中の後続列車の自由席に乗車できる。
  • 主な設定区間と価格(通常期に普通車指定席を利用した場合の価格…往復割引乗車券・乗継割引適用・割引率)
    • 岡山→東京・新横浜 26,000円(東京発着31,680円 17.9%)
    • 広島→東京・新横浜 30,000円(東京発着34,820円 13.8%) グリーン車用 40,000円(東京発着48,680円 17.8%)
    • 小倉・博多→東京・新横浜 32,000円(東京発着41,940円 23.7%)
    • 小倉・博多⇔名古屋 25,000円(博多発着33,880円 26.2%)
    • 出雲市・松江・米子→東京・新横浜 30,000円(松江・東京発着37,520円 20.0%※やくも指定席使用)
    • 高松→東京・新横浜 28,000円(東京発着33,540円 16.5%※マリンライナー自由席使用)
    • 松山→東京・新横浜 33,000円(東京発着38,180円 13.6%※しおかぜ指定席使用)

また、出雲市・松江・米子→神戸市内・大阪市内には「のぞみ早特往復きっぷ」と同様の商品として「阪神早特往復きっぷ」があり、きっぷのルールも有効期間が3日間である以外は「のぞみ早特往復きっぷ」と同様である。

[編集] のぞみ朝割きっぷ(廃止)

2002年7月から2003年9月まで発売されていたトクトクきっぷである。

往路は岡山と広島をそれぞれ朝一番に出発する「のぞみ2号」と「のぞみ4号」、復路は同日中の全列車が利用できた。利用当日限り有効(日帰り)、発売枚数限定でこども用の設定はなかった。2003年夏頃からは往路に「のぞみ6号」も利用可能になった。

このきっぷは利用の少なかった早朝時間帯列車の乗車率アップに貢献し、2003年10月から利用範囲と有効期限を広げた「のぞみ早特往復きっぷ」の発売に伴い、2003年9月で廃止された。

  • 設定区間と価格(カッコ内は通常期に普通車指定席で往復した場合の価格(当時 往復割引乗車券使用) 割引率)
    • 岡山→東京都区内・横浜市内 - 25,000円(33,340円 25.0%)
    • 広島市内→東京都区内・横浜市内 - 30,000円(37,080円 19.1%)

[編集] 使用車両

増備中のN700系
増備中のN700系
2008年には格下げされる500系
2008年には格下げされる500系
N700系
JR東海Z編成・JR西日本N編成。2007年7月1日にデビュー、順次増備が進められている。車内はPCが利用しやすいようにコンセントが取り付けてある。(普通車は車端部席全てと窓際席のみ、グリーン車は全席に)
700系
JR東海C編成・JR西日本B編成。2008年現在、「のぞみ」に最も多く充当されている。
500系
JR西日本W編成。2008年3月15日現在、定期列車としては東京-博多間の「のぞみ」2往復のみに使用される(臨時列車として「ひかり」・「こだま」にも使用)。2008年度より5編成を8両編成化した上で山陽区間の定期「こだま」に転用される。
300系
JR東海J編成・JR西日本F編成。2008年現在、定期列車の「のぞみ」では使用されておらず、主に東海道区間の「ひかり」・「こだま」に使われているが、臨時列車の「のぞみ」に充当されることがある。初代のぞみとしてデビューした。

[編集] 列車編成

[編集] N700系

全席禁煙席(3・7・10・15号車デッキに喫煙ルームあり)

博多← →東京
1
×
2
×
3
×
4
×
5
×
6
×
7
×
8
×
9
×
10
×
11
×
12
×
13
×
14
×
15
×
16
×

[編集] 700系500系300系

博多← →東京
1
×
2
×
3
4
×
5
×
6
×
7
×
8
×
9
×
10
指○
11
×
12
×
13
×
14
×
15
指○
16
指○

[編集] 静岡県と「のぞみ」

1992年の運行開始から現在まで、災害などの非常時を除いて「のぞみ」は静岡県内の駅には一切停車していない。

静岡県側はこれに不快感を示しており、同県知事石川嘉延2002年12月9日の同県議会・本会議で「県内素通りの『のぞみ号』に対して通過料を取る」と発言した[1]

この発言を受けて2002年12月27日に同県交通政策室の幹部が「臨時列車を除いた東海道新幹線の停車本数は静岡駅で101本、浜松駅で81本であり、東北新幹線は宇都宮駅で106本、郡山駅で94本、山陽新幹線は岡山駅で229本、広島駅で199本、姫路駅で127本であり、人口60万人(2002年当時)の浜松市なのに、34万人の郡山市より本数が少ない」と発言したのに対し、JR東海は「東海道・東北・山陽の各新幹線は列車1本の乗車人員が違うし、路線の性格も異なる。それらの事情をまったく無視した乱暴な議論だ」と反論した。

2001年10月のダイヤ改正では、東京-新大阪間の「ひかり」を1時間に1本「のぞみ」へ格上げしたのに伴い、繁忙期に運転されていた東京-新大阪・博多間の臨時「ひかり」が静岡駅に停車し、当該「のぞみ」を退避することになった。2003年10月のダイヤ改正では、三島・浜松駅の「ひかり」の停車本数は増えたものの、静岡駅の定期列車の停車本数は現状維持のままで、繁忙期に運転されていた前述の臨時「ひかり」は「のぞみ」への格上げで再び静岡駅を通過することとなり、2001年9月以前の水準に戻った。

また同改正では山陽新幹線に直通する「ひかり」を「のぞみ」へ格上げしたため、山陽新幹線沿線の姫路市(姫路駅)・福山市(福山駅)・周南市(徳山駅)・山口市(新山口駅)にも一部の「のぞみ」が停車するようになった。ただし、従来の東京 - 博多間「ひかり」全廃による救済措置であることや、東海道・山陽の各路線の性格上、状況が違う部分もあるので単純に比較できない。

その後も静岡県は「ひかり」の増停車や早朝便の増発、初電の繰り上げ・終電の繰り下げを要望しているものの、JR東海は「現状では厳しい」と否定的な見解を示している。

一方で2003年10月のダイヤ改正では、従来運転されていた東京発名古屋行き最終の「のぞみ73号」(途中ノンストップ、平日のみ運転)を品川・浜松・豊橋の各駅に停車する「ひかり433号」(毎日運転)に格下げすることで、浜松・豊橋駅への最終列車繰り下げも兼ねた措置を行った。さらに2008年3月のダイヤ改正では「ひかり433号」を新横浜駅・静岡駅にも停車させることとしたほか、朝6時台に静岡駅に停車し、N700系車両を使用することで東海道区間を日中の「のぞみ」と同等のスピードで走破する広島行きの早朝「ひかり」(393号)を新設、途中駅での「ひかり」・「こだま」と「のぞみ」の乗り継ぎ時間を短縮するなど、輸送改善の動きが見られる。

なおJR東海社長の松本正之2008年1月23日共同通信社のインタビューに対し、『将来的には中央リニア新幹線開業後、現在の「のぞみ」に相当する列車をほぼ全てリニア列車に移行し、東海道新幹線は「ひかり」主体のダイヤにする』と答えている。

[編集] 沿革

[編集] 運転開始

初代「のぞみ」用車両の300系
初代「のぞみ」用車両の300系

1992年(平成4年)3月14日、当時運賃の値下げなどにより利用を延ばしていた航空機に対抗するため、新しく開発した300系車両で「のぞみ」の運転を開始。東京 - 新大阪を2時間30分で結んだ。

列車愛称は一般公募としばしば誤解されるが、JR東海社内で仮称の「スーパーひかり」を本採用することを回避すべく別愛称を用意したもので、かつての修学旅行列車の愛称だった「きぼう」をアレンジする形での命名ともいわれている。

そもそも「こだま」は音速、ひかりは「光速」としてペアを旨く組ませていたが、光速よりも速い物質は立証されておらず、必然的に抽象的な名称になった[要出典]と言われる。つまり人の希望(望み)は光よりも早い[要出典]という事である。

その後阿川佐和子が父(阿川弘之)より「日本の特急の愛称はすべて大和言葉を使っている」とのアドバイスを受け、名前の候補のうち当時最有力となっていた漢語の「希望(きぼう)」を大和言葉である「のぞみ」と読み変えてはどうか、とJRの名称決定会議に提案したものが採用されたとのことである。偶然だが、すでに同区間を走っていた「ひかり」とは朝鮮総督府鉄道南満州鉄道で姉妹列車の間柄であった時以来、48年ぶりにペアを組むこととなった。

運転開始当初は東京 - 新大阪間で早朝・深夜各1往復の1日2往復だった。また、朝・下りの「のぞみ301号」は新横浜駅を停車、逆に名古屋・京都駅を通過とした。特にJR東海の本社がある名古屋駅を通過としたため名古屋圏の住民から名古屋飛ばし・本社飛ばしと呼ばれた(詳細は「名古屋飛ばし」の項を参照)。

  • 運転開始時の「のぞみ」
    • 301号 東京6:00→新横浜6:16発→新大阪8:30
    • 303号 東京21:18→名古屋22:55発→京都23:33発→新大阪23:48
    • 302号 新大阪6:12→京都6:27発→名古屋7:05発→東京8:42 
    • 304号 新大阪21:18→京都21:34発→名古屋22:11発→東京23:48 

[編集] その後

  • 1993年(平成5年)3月18日 - 山陽新幹線への直通を開始。1時間1本の運転で、所要時間は新大阪 - 博多間 2時間32分、東京 - 博多間 5時間4分。
    • 例:のぞみ1号 東京6:07→名古屋7:45発→京都8:22発→新大阪8:37着/8:39発→岡山9:23発→広島10:03発→小倉10:53着→博多11:11
  • 1996年(平成8年)3月16日 - 1時間あたりの最大本数を2本に増加。
  • 1997年(平成9年)
    • 3月22日 - 新大阪 - 博多間の「のぞみ」1往復で、JR西日本が開発した500系車両の運転を開始。同区間は300系より15分短縮し2時間17分に。
      • 503号 新大阪7:53→岡山8:33発→広島9:08発→小倉9:52着→博多10:10
      • 500号 博多19:21→小倉19:38発→広島20:23発→岡山20:58発→新大阪21:38
    • 11月29日 - 500系車両による「のぞみ」、東海道新幹線にも乗り入れを開始。当初3往復の「のぞみ」に使用、東京 - 博多間を4時間49分で結んだ。従来の「のぞみ301号」は、続行運転する「のぞみ1号」の停車駅に新横浜を加えたことで統合される形となり廃止。
      • のぞみ1号 東京6:00→新横浜6:16発→名古屋7:39発→京都8:16発→新大阪8:30着/8:32発→岡山9:13発→広島9:48発→小倉10:32着→博多10:49
      • のぞみ73号 東京22:00→名古屋23:34着(平日のみ運転、途中停車なし)
  • 1998年(平成10年)
    • 3月14日 - 500系車両による東京 - 博多間の「のぞみ」を1日5往復に増発、秋頃には7往復に増発。
  • 1999年(平成11年)
    • 3月13日 - 700系車両による「のぞみ」の運転を開始。当初3往復の東京 - 博多間「のぞみ」に使用。これにより500系による東京-博多間「のぞみ」はおおむね2時間に1本の運転となる。
      • 所要時間は東京-新大阪 2時間30分、新大阪 - 博多 2時間25分(300系より7分短縮)、東京 - 博多 4時間57分(例…のぞみ3号 東京6:56→名古屋8:34発→京都9:12発→新大阪9:26着/9:28発→岡山10:11発→広島10:48発→小倉11:35着→博多11:53)
    • 10月2日 - 東京-博多間の300系「のぞみ」が700系に置き換え完了。500系と700系が1時間おきに交互に運転される。
  • 2001年(平成13年)10月1日 - 1時間あたりの最大本数を3本に増加。これにより新横浜駅では1時間に4往復、新神戸駅では1時間に2往復の停車となる。
  • 2003年(平成15年)10月1日 この日の新幹線品川駅開業に合わせたダイヤ改正により「のぞみ」は大幅に増発され、1時間あたりの最大運転本数は7本になった。代わりに「ひかり」が大幅に削減された。従来の東京発名古屋行の最終「ひかり」(73号)は700系で運転されていたが、毎日運転とした上で品川・浜松・豊橋の各駅に停車する「ひかり」(433号)に格下げされた。
    • 停車駅にこの日新設された品川駅に加えて、姫路・福山・徳山・新山口(旧小郡駅)を追加。またすべての「のぞみ」が新神戸駅に停車、山陽新幹線直通のすべての「のぞみ」が新横浜駅に停車するようになった。これは航空機や高速バスとの競合を意識したものである。
    • 同時に自由席が設置され、自由席を利用する際の特急料金は特定特急料金として「ひかり」や「こだま」の自由席特急料金と同額となった。しかし、同額でも「特定」と「自由席」は別の解釈であるため、「ジャパンレールパス」や「ジパング倶楽部」では「のぞみ」の指定席だけでなく、自由席にも乗車できない。
    • 500系で運転される列車を徳山または新山口駅に停車させ(新大阪 - 博多間を2時間26分)、700系列車(同2時間28分)との所要時間差を縮めた。
  • 2005年(平成17年)3月1日 - 愛知県で開催された2005年日本国際博覧会(愛・地球博)輸送に際して、1時間あたりの最大運転本数を8本とした。山陽新幹線への直通本数も増発した。
  • 2006年(平成18年)3月18日 - 山陽新幹線への直通本数をさらに増加。東京 - 博多間は毎時2本体制となるほか(これは全区間通し利用よりも、首都圏 - 岡山・広島および名古屋・京阪神 - 北九州・福岡の各区間利用客の増大を狙ったものである)、新たに東京 - 姫路間の列車を1往復設定。
    • 新大阪-東京間の最終「のぞみ」が博多始発となった(博多18:45→東京23:48)。
    • 早朝の名古屋発博多行「のぞみ」の発車時刻を変更、博多20時台の新大阪行「のぞみ」が名古屋まで延長され、名古屋 - 山陽 - 九州地区の滞在時間が拡大。
    • 2月16日神戸空港3月16日新北九州空港開港を強く意識した改正となっている。
    • 岡山・広島始発の朝の列車に接続させるため、津山線芸備線呉線では始発列車の繰り上げが行われた。
    • 大半の500系列車が徳山・新山口駅通過に戻され、再び700系との所要時間差が広がったが、2003年10月以前よりその差は小さくなった。これはJR福知山線脱線事故の影響を受け、500系車両での運転列車にもゆとりを持たせるため、2分の余裕時分が追加されたからである(新大阪 - 博多…500系:2時間23分 700系:2時間28分)。
  • 2007年(平成19年)7月1日 - N700系車両による「のぞみ」の運転を開始(通常ダイヤで1日4往復、うち下り1本は品川始発、1往復は東京-新大阪間)。また東京駅6時始発の1号がビジネス客の利用で混雑していることに配慮し、500系から車両変更。東海道新幹線区間で5分スピードアップし、さらに同車両による品川駅6時始発の博多行き「のぞみ」99号を設定。品川駅始発の列車が設定されるのは「ひかり」・「こだま」も含めてこれが初めて。早朝の上りを1本増発(104号 新大阪6:25→東京9:00※休日運休)。これにより新大阪駅を6時台に発車する上りの「のぞみ」は最大9本の運転となる。また、夜の下りも1本増発(161号 東京21:00→新大阪23:33)。
    • 可部線で早朝の始発列車が繰り上がり、広島始発の列車に接続する。
  • 2008年(平成20年)3月15日 - ダイヤ改正。
    • すべての「のぞみ」・「ひかり」が品川・新横浜に停車し、東海道新幹線内では「のぞみ」の停車パターンが完全に統一された。
    • 日中毎時2本の東京 - 博多間「のぞみ」のうち1本をN700系で運転。これに伴い、同系列で運転される「のぞみ」は、日中 - 夜間における東京 - 新大阪間の所要時間は4駅停車ながら現行の700系「のぞみ」(同一停車パターン)より約4分短縮され、3駅停車の一部「のぞみ」と同等の2時間33分となった。
    • 日中の東京 - 岡山間「のぞみ」を広島に延長、東京-広島間は「のぞみ」が毎時3往復になった。
    • 東京発毎時10分発と30分発が博多行きに、50分発が広島行きになった(一部例外あり)。
    • 東京-広島、博多間の「のぞみ」の停車駅変更
    • 西明石駅6時始発の東京行き「のぞみ60号」という、他の「のぞみ」が停車しない駅からの始発「のぞみ」が設定された。
  • 2009年度(平成21年度)- 東海道・山陽新幹線直通「のぞみ」が全てN700系になる予定。

[編集] 脚注

  1. ^ 2002年12月9日新聞各紙記事より。

[編集] 関連項目


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